影を慕いてまぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ 我が思い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦れつつ 忍び泣く わびしさよ せめて傷心(いたみ)の なぐさめに ギターを取りて 爪弾(つまび)けば どこまで時雨(しぐれ) ゆく秋ぞ 振音(トレモノ)寂し 身は悲し 君故に永(なが)き人生(ひとよ)を 霜枯れて 永遠(とわ)に春見ぬ 我が運命(さだめ) ながろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚(はかな)き影よ 我が恋よ | 村下孝蔵 | 古賀政男 | 古賀政男 | 経田康 | まぼろしの 影を慕いて 雨に日に 月にやるせぬ 我が思い つつめば燃ゆる 胸の火に 身は焦れつつ 忍び泣く わびしさよ せめて傷心(いたみ)の なぐさめに ギターを取りて 爪弾(つまび)けば どこまで時雨(しぐれ) ゆく秋ぞ 振音(トレモノ)寂し 身は悲し 君故に永(なが)き人生(ひとよ)を 霜枯れて 永遠(とわ)に春見ぬ 我が運命(さだめ) ながろうべきか 空蝉(うつせみ)の 儚(はかな)き影よ 我が恋よ |
教訓煩わしさにくじけず 壁があったら乗り越え ここより遠い場所へ 人は頑張るだけ 勝ち負けより どんな汗を流してきたのか 人に勝つことよりも 自分に克て 休まないで走り続け 働き続けて 少しでも目標に近づくこと 繰り返し何回も教えられた 立派な男になれと 誉められたくて張り切り 誉められなくてしょげてる 誰のためにでもなく 人は頑張るだけ 百になって どんな道を歩いてきたのか 自由とは何なのか考えても 見も心もすべて尽くし 今立ち向かって わずかでも悔いること残さぬよう 後戻り出来ないと教えられた 男らしく生きてみろ 失敗恐れひるまず 目を開けたまま進んで より高い場所目指し 人は頑張るだけ 煩わしさにくじけず 壁があったら乗り越え ここより遠い場所へ 人は頑張るだけ 人は頑張るだけ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 煩わしさにくじけず 壁があったら乗り越え ここより遠い場所へ 人は頑張るだけ 勝ち負けより どんな汗を流してきたのか 人に勝つことよりも 自分に克て 休まないで走り続け 働き続けて 少しでも目標に近づくこと 繰り返し何回も教えられた 立派な男になれと 誉められたくて張り切り 誉められなくてしょげてる 誰のためにでもなく 人は頑張るだけ 百になって どんな道を歩いてきたのか 自由とは何なのか考えても 見も心もすべて尽くし 今立ち向かって わずかでも悔いること残さぬよう 後戻り出来ないと教えられた 男らしく生きてみろ 失敗恐れひるまず 目を開けたまま進んで より高い場所目指し 人は頑張るだけ 煩わしさにくじけず 壁があったら乗り越え ここより遠い場所へ 人は頑張るだけ 人は頑張るだけ |
幸せの時間差し込む赤い夕陽に 影絵のような君 灯りを消した部屋から 僕は外を見ている 小さく響く風鈴 寝息のような風の音 おだやかな眠りをさましてゆく いつか見つけられると信じてきた 幸せの時間を見た気がした 長い髪 束ねただけ 無造作なかたちは 暮らしの汚れた意味を やさしくつつんでいる 時が思い出をつくり 時がそれだけ重くなって ささえきれなくなるまで 歩くのか いつか見つけられると信じていた 幸せの時間を見た気がした いつか見つけられると信じてきた 幸せの時間を見た気がした | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 差し込む赤い夕陽に 影絵のような君 灯りを消した部屋から 僕は外を見ている 小さく響く風鈴 寝息のような風の音 おだやかな眠りをさましてゆく いつか見つけられると信じてきた 幸せの時間を見た気がした 長い髪 束ねただけ 無造作なかたちは 暮らしの汚れた意味を やさしくつつんでいる 時が思い出をつくり 時がそれだけ重くなって ささえきれなくなるまで 歩くのか いつか見つけられると信じていた 幸せの時間を見た気がした いつか見つけられると信じてきた 幸せの時間を見た気がした |
終わらない君の夏雨上り アスファルトに ゆらめく 幻 遥かなる 祭り囃子 六月 盛りに 水溜まり 虹が 青空と 歪み 消えた ああ陽炎 追うように 君は去り 翳りゆく 路地裏に 格子戸の 薄い影 終わらない真夏 北国の真夏 蝉の声 汗の匂い 乾いた 静けさ 右足を かばうように 歩いた 父親 またいつか 逢える 幼子が 強く 歌う ああ太陽 限りなく 高くなり これきりと 教えてる 動かない 竹簾 終わりなき真夏 氷りつく真夏 ああ陽炎 追うように 君は去り 翳りゆく 路地裏に 格子戸の 薄い影 終わらない真夏 北国の真夏 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 雨上り アスファルトに ゆらめく 幻 遥かなる 祭り囃子 六月 盛りに 水溜まり 虹が 青空と 歪み 消えた ああ陽炎 追うように 君は去り 翳りゆく 路地裏に 格子戸の 薄い影 終わらない真夏 北国の真夏 蝉の声 汗の匂い 乾いた 静けさ 右足を かばうように 歩いた 父親 またいつか 逢える 幼子が 強く 歌う ああ太陽 限りなく 高くなり これきりと 教えてる 動かない 竹簾 終わりなき真夏 氷りつく真夏 ああ陽炎 追うように 君は去り 翳りゆく 路地裏に 格子戸の 薄い影 終わらない真夏 北国の真夏 |
挽歌いつまでも 海を見ている 後姿の影ひとつ 流されて 波にきらわれ 打ち上げられた 舟のようだね まわれまわれ 沈むことなく 風は必ずやむものと信じて まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて この道にゆくあてはない 寂しくてまた酔いしれる 引き返し やり直したい やがて寒さに 倒れる前に 歌え歌え 愛した人よ この影を ふりむかせておくれ 歌え歌え 涙流して 遠くで挽歌がきこえる まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | いつまでも 海を見ている 後姿の影ひとつ 流されて 波にきらわれ 打ち上げられた 舟のようだね まわれまわれ 沈むことなく 風は必ずやむものと信じて まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて この道にゆくあてはない 寂しくてまた酔いしれる 引き返し やり直したい やがて寒さに 倒れる前に 歌え歌え 愛した人よ この影を ふりむかせておくれ 歌え歌え 涙流して 遠くで挽歌がきこえる まわれまわれ とまることなく 疲れた翼をふるわせて |
しゃぼん玉鮮やかな赤い色の トマトをひとつ買いました 窓際にそっと置いて一日中眺めてる 何も話さず そばにいるだけで トマトの気持ち わかります しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくて とりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 愛してると言われたら 愛されてると思うから ―度きりの言葉でも何よりも強い言葉 本当にほしいものは どうして 手を伸ばしても 届かない しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくてとりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 父さん母さん 命よりずっと 大切なもの 見つけたよ しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくて とりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 割れるまで虹の色 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 鮮やかな赤い色の トマトをひとつ買いました 窓際にそっと置いて一日中眺めてる 何も話さず そばにいるだけで トマトの気持ち わかります しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくて とりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 愛してると言われたら 愛されてると思うから ―度きりの言葉でも何よりも強い言葉 本当にほしいものは どうして 手を伸ばしても 届かない しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくてとりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 父さん母さん 命よりずっと 大切なもの 見つけたよ しゃぼん玉 空を映して飛ぶ 愛しくて涙が出る たとえはかなく消えても きれいに飛ぶ しゃぼん玉 だんだん薄くなる さみしくて とりたくなる 風に吹かれてさまよい 最後まで虹の色 割れるまで虹の色 |
常緑樹霧雨の舗道行く 恋人達 遥れるパラソル 混ざる色 橋のたもと行き交う 人混みに 昔のままの 君がいた 久しぶりに歩いてみよう 懐しいはやり歌 涙でそう 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない 夕陽が泣いている ビルの中 遠く公園 溶ける色 人待ち顔が騒ぐ 街角に 昔のままの僕がいた 校舎染めた 夕暮れにうたう 新しい生活さえ 胸に熱い 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない 久しぶりに歩いてみよう 懐しいはやり歌 涙でそう 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 霧雨の舗道行く 恋人達 遥れるパラソル 混ざる色 橋のたもと行き交う 人混みに 昔のままの 君がいた 久しぶりに歩いてみよう 懐しいはやり歌 涙でそう 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない 夕陽が泣いている ビルの中 遠く公園 溶ける色 人待ち顔が騒ぐ 街角に 昔のままの僕がいた 校舎染めた 夕暮れにうたう 新しい生活さえ 胸に熱い 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない 久しぶりに歩いてみよう 懐しいはやり歌 涙でそう 時がたち 僕らの青春は 色褪せそうで 変わらない |
珊瑚礁深い海の底 眠る夢は 欠けて満たされぬ珊瑚礁 幾つもの星と 空の下で 捨てられた あはれ恋心 ひたむきな美しさと もろい美しさと 何ひとつ 失うものがない 君をなくしてしまったら 取りかえすことさえ 叶わない 命枯れるような想い 濡れた髪のまま 浴衣姿 雨上がり古い境内 十五夜の月の中に見てた ウサギなら はかない幻 ねじれてる細い糸と ガラス窓のひびと 見失い言葉でつくろえば 君をなくすことを恐れ 強く抱きしめれば それだけで 二人別々と知らされた 何ひとつ 失うものがない 君をなくしてしまったら 取りかえすことさえ 叶わない 命枯れるような想い | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 深い海の底 眠る夢は 欠けて満たされぬ珊瑚礁 幾つもの星と 空の下で 捨てられた あはれ恋心 ひたむきな美しさと もろい美しさと 何ひとつ 失うものがない 君をなくしてしまったら 取りかえすことさえ 叶わない 命枯れるような想い 濡れた髪のまま 浴衣姿 雨上がり古い境内 十五夜の月の中に見てた ウサギなら はかない幻 ねじれてる細い糸と ガラス窓のひびと 見失い言葉でつくろえば 君をなくすことを恐れ 強く抱きしめれば それだけで 二人別々と知らされた 何ひとつ 失うものがない 君をなくしてしまったら 取りかえすことさえ 叶わない 命枯れるような想い |
アンバランス私が一番好きなあなた とても素敵なあなた どんな時でも何もかもが 光り輝いてる あなたが好きな私の仕草 自然な私じゃない 見られていると思った時 どこか作っている 二人釣り合わない それでも 愛があればすべてのことが うまくいくと信じていたのに 愛があれば小さな傷も すぐに消えると あなたならいつも私のこと 守ってくれるはずと 安心して寄りかかってた 腕に絡みついて あなたが誰かに目を奪われ よそ見をしていたのに 詰まらない冗談を言って はしゃいでいた私 似合わない二人と 言われて 愛があればほかのことなど 見えなくなると信じていたら 一人置いてきぼりにされて 自分を見失った 愛があればすべてのことが うまくいくと信じていたのに 愛があれば小さな傷も すぐに消えると 信じていた | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 私が一番好きなあなた とても素敵なあなた どんな時でも何もかもが 光り輝いてる あなたが好きな私の仕草 自然な私じゃない 見られていると思った時 どこか作っている 二人釣り合わない それでも 愛があればすべてのことが うまくいくと信じていたのに 愛があれば小さな傷も すぐに消えると あなたならいつも私のこと 守ってくれるはずと 安心して寄りかかってた 腕に絡みついて あなたが誰かに目を奪われ よそ見をしていたのに 詰まらない冗談を言って はしゃいでいた私 似合わない二人と 言われて 愛があればほかのことなど 見えなくなると信じていたら 一人置いてきぼりにされて 自分を見失った 愛があればすべてのことが うまくいくと信じていたのに 愛があれば小さな傷も すぐに消えると 信じていた |
女優もしも君が恋にやぶれ みぞれ降る街にたって 去った人を待ち続けて 凍りついていたら あの人は来ないよと 教えたい 本当に愛したらわかるはず 髪を切り 可愛い女になり シャツのボタンが はじけとぶように 突然 ドラマは終わりゆく 音をたてて ドアがしまる 苺の実を洗ったあと ひとつずつ つぶしながら 星占い めぐりあわせ 気にしていた君は 木枯しの吹き荒れるアスファルト 投げ捨てた煙草には 口紅が 踏みつけて 男達 通りすぎ 白い衣装が 少し汚れて 鏡の中で 黒に染まる 手のグラス 投げつける 土曜日に脱ぎ捨てた 赤い靴 火曜日に 片方のかかとがおれる 髪を切り 可愛い女になり シャツのボタンが はじけとぶように 突然 ドラマは終わりゆく 本当に愛したらわかるはず 君は女優 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | もしも君が恋にやぶれ みぞれ降る街にたって 去った人を待ち続けて 凍りついていたら あの人は来ないよと 教えたい 本当に愛したらわかるはず 髪を切り 可愛い女になり シャツのボタンが はじけとぶように 突然 ドラマは終わりゆく 音をたてて ドアがしまる 苺の実を洗ったあと ひとつずつ つぶしながら 星占い めぐりあわせ 気にしていた君は 木枯しの吹き荒れるアスファルト 投げ捨てた煙草には 口紅が 踏みつけて 男達 通りすぎ 白い衣装が 少し汚れて 鏡の中で 黒に染まる 手のグラス 投げつける 土曜日に脱ぎ捨てた 赤い靴 火曜日に 片方のかかとがおれる 髪を切り 可愛い女になり シャツのボタンが はじけとぶように 突然 ドラマは終わりゆく 本当に愛したらわかるはず 君は女優 |
西陽のあたる部屋西陽のあたる部屋で 二人愛しあっていた 夏はいつも汗かいて 眠れなかったよね おまえは好きな歌を 鼻歌でうたったよね 夜はいつか 闇に溶けて 朝日におこされていたよね 正直さだけ ただ守ってきたね 貧しさにまけそうな 暮らしのなか おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 上を見ればきりない 下へは落ちてゆける 坂の途中 疲れきって足が動かないよ 人にたよれば終わる 自分にたよれもしない 街のひかり ぼんやりみえ 夜が沈みきっているようさ 日毎たまった 新聞のように 積み上げられてく 昨日 捨てられずに おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 西陽のあたる部屋で 二人愛しあっていた 夏はいつも汗かいて 眠れなかったよね おまえは好きな歌を 鼻歌でうたったよね 夜はいつか 闇に溶けて 朝日におこされていたよね 正直さだけ ただ守ってきたね 貧しさにまけそうな 暮らしのなか おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 上を見ればきりない 下へは落ちてゆける 坂の途中 疲れきって足が動かないよ 人にたよれば終わる 自分にたよれもしない 街のひかり ぼんやりみえ 夜が沈みきっているようさ 日毎たまった 新聞のように 積み上げられてく 昨日 捨てられずに おまえ抱いてた日々の終わりに 始まった愛に 郵便箱に届いた 秋は薄い便箋 |
だめですか?明日より遠くまで星を連れ去り 空隠すように雨がやまない 両手でも持てぬほど愛をねだって まだ足りないとすねた 私を好きですか? 今でもずっと 私はだめですか? 待ち続けても 出会うまで歩いてた道も忘れた もう どこへも行けない 頼らずにやれた時ほめられたから ただ強く見せたのに 私を好きですか? 今でもずっと 私はだめですか? 待ち続けても この世には結ばれる人はひとりで もう この人と決めていたのに 両手でも持てぬほど愛をねだって まだ足りないとすねた まだ足りないとすねた | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 明日より遠くまで星を連れ去り 空隠すように雨がやまない 両手でも持てぬほど愛をねだって まだ足りないとすねた 私を好きですか? 今でもずっと 私はだめですか? 待ち続けても 出会うまで歩いてた道も忘れた もう どこへも行けない 頼らずにやれた時ほめられたから ただ強く見せたのに 私を好きですか? 今でもずっと 私はだめですか? 待ち続けても この世には結ばれる人はひとりで もう この人と決めていたのに 両手でも持てぬほど愛をねだって まだ足りないとすねた まだ足りないとすねた |
明日あればこそたとえ今がとてもつらく悲しくても いつか必ずくる それだけの喜びが 河は海へ流れ 雲になり大地へ めぐる季節の中に咲かせた花のように ありがとう あなたの愛にめざめた人生 さようなら 昨日までの日々に背中むけて 形あるものみな いつか崩れてゆく 愛は永遠に消えず 語りつがれるだろう つくり笑いに似た 今の生き方にも 時は確かな倖せ 誰にもわけるものだと 明日は明日のページ 朝陽の中に 輝け この生命もやしつきるまでは ありがとう あなたの愛にめざめた人生 さようなら 昨日までの日々に背中むけて | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | たとえ今がとてもつらく悲しくても いつか必ずくる それだけの喜びが 河は海へ流れ 雲になり大地へ めぐる季節の中に咲かせた花のように ありがとう あなたの愛にめざめた人生 さようなら 昨日までの日々に背中むけて 形あるものみな いつか崩れてゆく 愛は永遠に消えず 語りつがれるだろう つくり笑いに似た 今の生き方にも 時は確かな倖せ 誰にもわけるものだと 明日は明日のページ 朝陽の中に 輝け この生命もやしつきるまでは ありがとう あなたの愛にめざめた人生 さようなら 昨日までの日々に背中むけて |
女優'90もしも風に秋の気配 焼けた膚醒める頃に 拾うように巡り合った 出会い振り返れば 荒波に揉まれてる黒い影 行方などわからない難破船 飲み込まれ熱い日が通りすぎ 白い水着が砂にまみれて 夕日の中で赤に染まる 氷の欠けら噛み砕く なおも君が夜の谷間 夏の海向かい合って 去った人を呼び続けて 渦巻かれていたら あの人は来ないよと教えたい 心から愛したらわかるはず 髪を切り可愛い女になり 古いピアノが歌を奏でて シナリオのまま台詞交わし 約束どおり恋が終る 七月に覚えてた恋歌が 九月にはうたたねの夢の中へ 髪を切り可愛い女になり 白い水着が砂にまみれて 夕日の中で赤に染まる 氷の欠けら噛み砕く 約束どおり君は女優 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | もしも風に秋の気配 焼けた膚醒める頃に 拾うように巡り合った 出会い振り返れば 荒波に揉まれてる黒い影 行方などわからない難破船 飲み込まれ熱い日が通りすぎ 白い水着が砂にまみれて 夕日の中で赤に染まる 氷の欠けら噛み砕く なおも君が夜の谷間 夏の海向かい合って 去った人を呼び続けて 渦巻かれていたら あの人は来ないよと教えたい 心から愛したらわかるはず 髪を切り可愛い女になり 古いピアノが歌を奏でて シナリオのまま台詞交わし 約束どおり恋が終る 七月に覚えてた恋歌が 九月にはうたたねの夢の中へ 髪を切り可愛い女になり 白い水着が砂にまみれて 夕日の中で赤に染まる 氷の欠けら噛み砕く 約束どおり君は女優 |
りんごでもいっしょに夕焼け本当にきれい りんごでもむいてあげる 何だか疲れてるみたい 笑ってよいつもみたいに 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る 電話で喧嘩はよそうよ 海にでも連れていって 気持と逆ばかりしてる 聞かせてよあなたの夢を 新しい景色なら探しに出かけよう 二人で写真をもっと撮ろうよ いろんな顔つなぎ合わせて 二人でのんびり生きていこうよ あなたには私が似合う 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る りんごでもいっしょに食べようよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 夕焼け本当にきれい りんごでもむいてあげる 何だか疲れてるみたい 笑ってよいつもみたいに 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る 電話で喧嘩はよそうよ 海にでも連れていって 気持と逆ばかりしてる 聞かせてよあなたの夢を 新しい景色なら探しに出かけよう 二人で写真をもっと撮ろうよ いろんな顔つなぎ合わせて 二人でのんびり生きていこうよ あなたには私が似合う 幸せというものは落ちてるはずないよ 雨なら晴れるまで待とうよ 二人の肩 濡れないように 雨ならここに座っていようよ 虹の空が必ず来る りんごでもいっしょに食べようよ |
酔いしれて鏡に写る私は 作った夜に似合う女 心はあの日 あなたに愛されたまま 変わりはしない 知らず知らずに この街で夜の街へと足を運ぶ そんな暮らしに すっかり慣れて作り笑いも ほらこんなに 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写る私を 今夜も口に運べば 少しは心も 少しは体も いやせるかしら こんなはずではなかった 作った夜に似あう女 心はあの日 あなたを愛したまま 変わりはしない 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写るネオンを 今夜も口に運べば 今日もこのまま 今日もこのまま 死ねたならなんて 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて…… | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 鏡に写る私は 作った夜に似合う女 心はあの日 あなたに愛されたまま 変わりはしない 知らず知らずに この街で夜の街へと足を運ぶ そんな暮らしに すっかり慣れて作り笑いも ほらこんなに 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写る私を 今夜も口に運べば 少しは心も 少しは体も いやせるかしら こんなはずではなかった 作った夜に似あう女 心はあの日 あなたを愛したまま 変わりはしない 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて グラスに写るネオンを 今夜も口に運べば 今日もこのまま 今日もこのまま 死ねたならなんて 酔いしれて 酔いしれて 今日もまた 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて 酔いしれて…… |
落葉すみれの花咲いた頃もそばにいて つばき咲く頃にもずっとそばにいる 落葉が舞うように決められたこと あなたの後ろから歩いて行くわ シャボン玉が飛んでどこかで割れる そんなふうにいられたら それでいいよと あなた好きなように生きてほしい 私 好きなように後から行く 入道雲どこかあなたに似てる そう言うと横向き“ばか”と呟く 回る独楽もいつか止まるけれども ひとときは音をたて回りたいなら あなた好きなように生きてほしい 私 好きなように後から行く 落葉が舞うように決められたこと あなたの後ろから歩いて行くわ 歩いて行く | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | すみれの花咲いた頃もそばにいて つばき咲く頃にもずっとそばにいる 落葉が舞うように決められたこと あなたの後ろから歩いて行くわ シャボン玉が飛んでどこかで割れる そんなふうにいられたら それでいいよと あなた好きなように生きてほしい 私 好きなように後から行く 入道雲どこかあなたに似てる そう言うと横向き“ばか”と呟く 回る独楽もいつか止まるけれども ひとときは音をたて回りたいなら あなた好きなように生きてほしい 私 好きなように後から行く 落葉が舞うように決められたこと あなたの後ろから歩いて行くわ 歩いて行く |
風のたより久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 幸せに暮らして 生活(くらし)を守り 時をなぞっているね 雨が降れば傘の中で幼い子を抱いて 濡れぬように身体ごと 抱き締めているのか 晴れた日にはベランダから 眠る子揺らしながら 過ぎ去った陽炎を 眺めているのですか 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 繰り返す日々に 何か見つけ 僕を想い続けてる 人は一人 生きてゆくと つぶやいていた君は 夕凪の海に向かい 叫んでいて欲しいよ 東から西へ 南から北へ 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 繰り返す日々に 何か見つけ 僕を想い続けてる 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 潮の香りがしたよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 幸せに暮らして 生活(くらし)を守り 時をなぞっているね 雨が降れば傘の中で幼い子を抱いて 濡れぬように身体ごと 抱き締めているのか 晴れた日にはベランダから 眠る子揺らしながら 過ぎ去った陽炎を 眺めているのですか 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 繰り返す日々に 何か見つけ 僕を想い続けてる 人は一人 生きてゆくと つぶやいていた君は 夕凪の海に向かい 叫んでいて欲しいよ 東から西へ 南から北へ 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 繰り返す日々に 何か見つけ 僕を想い続けてる 久しぶり君から届いた手紙 潮の香りがしたよ 潮の香りがしたよ |
恋路海岸愛しくて愛しくて 寄せては引く波を見てた 忘れたくて二人のことすべてを 恋路は霧雨の中 遙かなる冬の浜辺 幻とたたずむ駅 潮風 赤錆びた鉄格子 無人の待合室 むきだしの樹々の肌と カタカタと黒い電車 古都を出て北へのぼる 想い出だけ重ね着して しだれ柳なぐさめるように 能登路は雨にかすむ 夕暮れに追われながら この場所へたどり着いた 湯煙り ストーブの向こう側 震える海岸線 愛しくて 愛おしくて 寒流に空も凍る せつなくて せつなくて 捨てられた紙人形 恋路海岸 めぐりあいの悲しさ うつろな夢のかたち | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 愛しくて愛しくて 寄せては引く波を見てた 忘れたくて二人のことすべてを 恋路は霧雨の中 遙かなる冬の浜辺 幻とたたずむ駅 潮風 赤錆びた鉄格子 無人の待合室 むきだしの樹々の肌と カタカタと黒い電車 古都を出て北へのぼる 想い出だけ重ね着して しだれ柳なぐさめるように 能登路は雨にかすむ 夕暮れに追われながら この場所へたどり着いた 湯煙り ストーブの向こう側 震える海岸線 愛しくて 愛おしくて 寒流に空も凍る せつなくて せつなくて 捨てられた紙人形 恋路海岸 めぐりあいの悲しさ うつろな夢のかたち |
モ・ザ・イ・ク初めて君の狭い部屋を訪ねた ありあわせのコーヒーカップ こんなものねとうつむき笑っていたね 熱い予感を飲んだ二人 僕の言葉を全部覚えてきては 会うとふざけていつも真似て見せたよ めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする 結んだ糸を僕が強くひいたら プツリと切れて目が覚めたよ 傾いたままずっと元に戻らぬ 悲しい恋の道標 夢の中でも君を見失っている 何もできないままにまた今日が終わる こわれるものは必ず 音をたてて崩れてゆくのに 言葉ひとつも残さず どこへ君は消えたのか めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 初めて君の狭い部屋を訪ねた ありあわせのコーヒーカップ こんなものねとうつむき笑っていたね 熱い予感を飲んだ二人 僕の言葉を全部覚えてきては 会うとふざけていつも真似て見せたよ めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする 結んだ糸を僕が強くひいたら プツリと切れて目が覚めたよ 傾いたままずっと元に戻らぬ 悲しい恋の道標 夢の中でも君を見失っている 何もできないままにまた今日が終わる こわれるものは必ず 音をたてて崩れてゆくのに 言葉ひとつも残さず どこへ君は消えたのか めぐり逢った時には 二人子供のようだったのに 愛をなくした後では 誰も大人のふりをする |
人生たとえ 君だけのためを考えて 決めたことでさえもまた もしも 他の誰かをも傷つけたならば 悲しみに包まれる 人生 それは君が切り開けよ 人生 自分でつくるんだ 道しるべもない 地図もない けれどあてのない旅じゃない 迷うことは いつでも 進むことだから たとえ どんな訳があり別れても それは別れなんだとして もしも 愛のため何か失うことさえ おそれないでほしいよ 人生 それは君が切り開けよ 人生 自分でつくるんだ 光が見えない 暗闇の前を 見つめ歩いてゆくんだ 悩むことは 必ず 進むことだから 道しるべもない 地図もない けれどあてのない旅じゃない 迷うことは いつでも 進むことだから | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | たとえ 君だけのためを考えて 決めたことでさえもまた もしも 他の誰かをも傷つけたならば 悲しみに包まれる 人生 それは君が切り開けよ 人生 自分でつくるんだ 道しるべもない 地図もない けれどあてのない旅じゃない 迷うことは いつでも 進むことだから たとえ どんな訳があり別れても それは別れなんだとして もしも 愛のため何か失うことさえ おそれないでほしいよ 人生 それは君が切り開けよ 人生 自分でつくるんだ 光が見えない 暗闇の前を 見つめ歩いてゆくんだ 悩むことは 必ず 進むことだから 道しるべもない 地図もない けれどあてのない旅じゃない 迷うことは いつでも 進むことだから |
帰郷哀しい時はひとつずつ やり直すこと教え 傷つけた私の言葉 浮かべては消して あの時はまだ人生を 決めることが恐くて ひとり歩きがしたかった 自分を笑って 転びそうになったら 手を差し伸べて下さい もう一度この都会で逢えたら 貴方の胸に飛び込みたいけれど 寂しい時は懐かしい 子供の頃の唄と 祭り囃子の遠い音が そっと蘇る 見上げれば今黄昏に 渡り鳥は南へ 翳りゆく遥か家路へ 群れなし飛び立つ 明日の朝になったら 故郷に帰ります もう二度と戻らないと書いた 駅の伝言板 白い文字を残して | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 哀しい時はひとつずつ やり直すこと教え 傷つけた私の言葉 浮かべては消して あの時はまだ人生を 決めることが恐くて ひとり歩きがしたかった 自分を笑って 転びそうになったら 手を差し伸べて下さい もう一度この都会で逢えたら 貴方の胸に飛び込みたいけれど 寂しい時は懐かしい 子供の頃の唄と 祭り囃子の遠い音が そっと蘇る 見上げれば今黄昏に 渡り鳥は南へ 翳りゆく遥か家路へ 群れなし飛び立つ 明日の朝になったら 故郷に帰ります もう二度と戻らないと書いた 駅の伝言板 白い文字を残して |
歌人早いもんだね 時が経つのは 別れて半年過ぎた 今も時々あの店の前通ればお前が居そうで おかしいもんさ 変わらぬ癖 こんな淋しい夜は お前の代わり 夜風誘って 今夜もあの日の店 いくら飲んでも酔えない心 背中に隠しては 歌えよ ほら 歌うよ お前の好きな歌 そんなお前を愛した4年 余りに長すぎたのか 子供のような心変わりは今も俺に出来はしない 人に言えない秘密のひとつ 男にはあるものさ こんな夜は 時計はずして ひとり飲む忘れ水 いくら飲んでも酔えない心 背中に隠しては 歌えよ ほら 歌うよ お前の好きな歌 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 早いもんだね 時が経つのは 別れて半年過ぎた 今も時々あの店の前通ればお前が居そうで おかしいもんさ 変わらぬ癖 こんな淋しい夜は お前の代わり 夜風誘って 今夜もあの日の店 いくら飲んでも酔えない心 背中に隠しては 歌えよ ほら 歌うよ お前の好きな歌 そんなお前を愛した4年 余りに長すぎたのか 子供のような心変わりは今も俺に出来はしない 人に言えない秘密のひとつ 男にはあるものさ こんな夜は 時計はずして ひとり飲む忘れ水 いくら飲んでも酔えない心 背中に隠しては 歌えよ ほら 歌うよ お前の好きな歌 |
きっといつかはつまずいたこともあるよ 先を急いでいたから 何処へ行こうとして 前を見たのか? 泣いたりしたこともある 思い通りにならずに 何を手に入れて 何をなくしたか 寒くて広いこの街に一人きり 今まで生きてきた しがみついて 淋しくていつもあの空を眺めてた いつかは見つけよう ひとつだけの愛 あきらめそうになったよ 力尽くしてみたけど 何が大切で どちらを選ぶか 迷ってばかり この道を歩いてる 今まで生きてきた すがりついて 悲しくていつもあの海を見つめてる いつかは見つけたい 生きてゆく答えを 本当の愛を... | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | つまずいたこともあるよ 先を急いでいたから 何処へ行こうとして 前を見たのか? 泣いたりしたこともある 思い通りにならずに 何を手に入れて 何をなくしたか 寒くて広いこの街に一人きり 今まで生きてきた しがみついて 淋しくていつもあの空を眺めてた いつかは見つけよう ひとつだけの愛 あきらめそうになったよ 力尽くしてみたけど 何が大切で どちらを選ぶか 迷ってばかり この道を歩いてる 今まで生きてきた すがりついて 悲しくていつもあの海を見つめてる いつかは見つけたい 生きてゆく答えを 本当の愛を... |
冬物語時計台の影を踏みながら歩いた 去年の秋と何も変わらない あなただけがいない この街にはいない 今年の秋を枯れ葉が埋める 小さな倖せを掴みきれないまま 迷い込んだ心 漂う街角 降り出しそうな空 震えてる小枝が 僕を映している 窓ガラスに爪を立てる それぞれの風が胸を凍らせてく 冬物語 静かに始まる やがて白い雪が 悲しみを被って 洗い流して春をむかえるよ 掴みきれないもの それが夢なんだと わかっていたならば 目かくししたまま 一人部屋の中で 生きていればいいと なだめているように 時計台が心叩く | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 時計台の影を踏みながら歩いた 去年の秋と何も変わらない あなただけがいない この街にはいない 今年の秋を枯れ葉が埋める 小さな倖せを掴みきれないまま 迷い込んだ心 漂う街角 降り出しそうな空 震えてる小枝が 僕を映している 窓ガラスに爪を立てる それぞれの風が胸を凍らせてく 冬物語 静かに始まる やがて白い雪が 悲しみを被って 洗い流して春をむかえるよ 掴みきれないもの それが夢なんだと わかっていたならば 目かくししたまま 一人部屋の中で 生きていればいいと なだめているように 時計台が心叩く |
ねがいまるで雫が葉をすべり 虹がきらめく雨上がり 君を見つめているだけで 心が洗われる レモンをかじって 眉しかめ くすくす笑った天使のような声 こわれやすい素直な気持ち 無くさないで 朝焼け浴びて ほらごらん 燕が宙を切る 洗いたての髪 風にとけ 蝶が舞うように 自由に飛んでゆけ 人の色が混ざった都会に染まらないで まるで真冬の路地裏で 炎ゆらめく窓の中 黙ってそばにいるだけで 心が熱くなる 君を見つめて 黙ってそばに | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | まるで雫が葉をすべり 虹がきらめく雨上がり 君を見つめているだけで 心が洗われる レモンをかじって 眉しかめ くすくす笑った天使のような声 こわれやすい素直な気持ち 無くさないで 朝焼け浴びて ほらごらん 燕が宙を切る 洗いたての髪 風にとけ 蝶が舞うように 自由に飛んでゆけ 人の色が混ざった都会に染まらないで まるで真冬の路地裏で 炎ゆらめく窓の中 黙ってそばにいるだけで 心が熱くなる 君を見つめて 黙ってそばに |
私一人愛する人のない冷たいこの街で 私は一人生きてゆける あなたの後を追い ここまで来てみたが もう今は逢わずにいたい 日暮れには茜雲 故郷とどこか似ている この場所で あなたの幻を追いかけ 愛されることが下手な私だけど 薄紅の朝を待っている 誰かを好きになり もし叶わなくても 私は一人生きてゆける 人ゴミ 帰り道 ドアに写る顔に ふいに悲しくなったけれど 濡れた舗道 人待ち顔で さまよい歩く寂しさ この場所で あなたの幻を追いかけ 愛する人のない 冷たいこの街で 私は一人生きてゆける 私は一人生きてゆける | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 愛する人のない冷たいこの街で 私は一人生きてゆける あなたの後を追い ここまで来てみたが もう今は逢わずにいたい 日暮れには茜雲 故郷とどこか似ている この場所で あなたの幻を追いかけ 愛されることが下手な私だけど 薄紅の朝を待っている 誰かを好きになり もし叶わなくても 私は一人生きてゆける 人ゴミ 帰り道 ドアに写る顔に ふいに悲しくなったけれど 濡れた舗道 人待ち顔で さまよい歩く寂しさ この場所で あなたの幻を追いかけ 愛する人のない 冷たいこの街で 私は一人生きてゆける 私は一人生きてゆける |
ネコいつも 僕は おまえのこと “ネコ”と呼び捨てにしてた 細い目をし 寒がっては 眠そうに起きてた 真夜中 目が醒めると 隣で 横向きで まるまっていた 寝言の声 小さな音 泣いているように どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの 怒った時は 爪をたてる 僕を睨みつけるように 髪をなでる うれしそうに 笑い声 あげた 気が強そうに 見えてたけど 本当は臆病者さ そこが ぼくと同じだから ひかれあい 暮らした どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | いつも 僕は おまえのこと “ネコ”と呼び捨てにしてた 細い目をし 寒がっては 眠そうに起きてた 真夜中 目が醒めると 隣で 横向きで まるまっていた 寝言の声 小さな音 泣いているように どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの 怒った時は 爪をたてる 僕を睨みつけるように 髪をなでる うれしそうに 笑い声 あげた 気が強そうに 見えてたけど 本当は臆病者さ そこが ぼくと同じだから ひかれあい 暮らした どこへ 君は消えた 訳も伝えず 道に迷って 裏町の中を走り 雨の中を一人 震える身体 ずぶぬれになり 瞳光らせ 何を探すの |
同窓会夜汽車が走る 星を目指して 丘の上で僕は 月のウサギ見てた ハモニカ吹いて あのこ想った 気持ちをいえなくて せつなさ握りしめ 人恋しくて 一人も好きで 雨が降れば 雨に降られ 風が吹けば 風にまかれ ただひたむきに走ってた どんなときも 忘れない みんなで泣いた 青春を すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を 汗かき先生 仰げば尊し 白いチョークと黒板 笑顔としかめっつら 人に勝つより 自分に克てと 夢を見れば 夢を語り 昨日よりも あしたを見て いちばん強い太陽に 焼かれたから 忘れない 一緒に泣いた 青春を すぐまた会える あれから五年十年 忘れない 一緒に泣いた 青春を 夜空の星が ほら とてもきれいだよ 今夜も ただ やるせなく生きていた どんなときも 同じ窓から見ていた未来 すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 須藤晃 | 夜汽車が走る 星を目指して 丘の上で僕は 月のウサギ見てた ハモニカ吹いて あのこ想った 気持ちをいえなくて せつなさ握りしめ 人恋しくて 一人も好きで 雨が降れば 雨に降られ 風が吹けば 風にまかれ ただひたむきに走ってた どんなときも 忘れない みんなで泣いた 青春を すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を 汗かき先生 仰げば尊し 白いチョークと黒板 笑顔としかめっつら 人に勝つより 自分に克てと 夢を見れば 夢を語り 昨日よりも あしたを見て いちばん強い太陽に 焼かれたから 忘れない 一緒に泣いた 青春を すぐまた会える あれから五年十年 忘れない 一緒に泣いた 青春を 夜空の星が ほら とてもきれいだよ 今夜も ただ やるせなく生きていた どんなときも 同じ窓から見ていた未来 すぐまた会える それから五年十年 忘れない みんなで泣いた 青春を |
とまりぎたとえばあなた最後に 帰る場所があり さまよい疲れていたなら 知らぬふりしてた だけどもあなた最後に 帰る場所もなく 倒れそうな人だから 心の窓を開けた 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も パジャマ姿ねむそうに 新聞を読んで 紅茶二杯ゆっくりと飲みほした後 ひげを剃り それから言う 今日は寒いねと テレビからは 平和そうな声が聞こえてくる 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っていた 私ひとりの 私ひとりの 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | たとえばあなた最後に 帰る場所があり さまよい疲れていたなら 知らぬふりしてた だけどもあなた最後に 帰る場所もなく 倒れそうな人だから 心の窓を開けた 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も パジャマ姿ねむそうに 新聞を読んで 紅茶二杯ゆっくりと飲みほした後 ひげを剃り それから言う 今日は寒いねと テレビからは 平和そうな声が聞こえてくる 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っていた 私ひとりの 私ひとりの 風吹けばあなたを 雨降ればあなたを いつの日もあなたを 想っている 昨日も 今日も そして明日も |
ソネット葡萄色の街並み 寂しさがつもり 家路を急ぐ 広い道に ひとりきりが ひしめく いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら 何もいらない 冷たいドア 開けたら 鏡の自分が 孤独並べて 知った答えは ひとりきりは つらい いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら それだけでいい 未来占い 過去をなぞり ひとりきりは つらい いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら 何もいらない いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら それだけでいい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 葡萄色の街並み 寂しさがつもり 家路を急ぐ 広い道に ひとりきりが ひしめく いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら 何もいらない 冷たいドア 開けたら 鏡の自分が 孤独並べて 知った答えは ひとりきりは つらい いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら それだけでいい 未来占い 過去をなぞり ひとりきりは つらい いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら 何もいらない いちばん好きな人 あなたのために 生まれて死ねるなら それだけでいい |
午前零時一度や二度の裏切り 気にはならない俺だったよ 何時からだろう こんなに弱くなってしまった 何も言わずにいたから このまま行けると思ってた 気まぐれの恋だなんて想う程若くない 暮しなれた部屋の鍵に 君の消えかけたイニシャル 探すあてない 街の賑わいさえも 冷たい風の向き 変えられない だから暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない これで最後の恋だと心に決めた俺だったよ 知らず知らずのうちに 醒めていた君の心 変わりばえない生活(くらし)にも 夢のひとつはあるはずだよ 心すりつぶしてまでも 二人見つけたかった ガラス窓をたたく雨に 遠く揺れる街の灯り 午前零時の時を告げる ラジオの音が この部屋に響くよ だから暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない 暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 一度や二度の裏切り 気にはならない俺だったよ 何時からだろう こんなに弱くなってしまった 何も言わずにいたから このまま行けると思ってた 気まぐれの恋だなんて想う程若くない 暮しなれた部屋の鍵に 君の消えかけたイニシャル 探すあてない 街の賑わいさえも 冷たい風の向き 変えられない だから暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない これで最後の恋だと心に決めた俺だったよ 知らず知らずのうちに 醒めていた君の心 変わりばえない生活(くらし)にも 夢のひとつはあるはずだよ 心すりつぶしてまでも 二人見つけたかった ガラス窓をたたく雨に 遠く揺れる街の灯り 午前零時の時を告げる ラジオの音が この部屋に響くよ だから暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない 暗い暗い今夜は 暗い暗い闇の中で 暗い暗い一人でもうわからない |
松山行フェリーこんなにつらい別れの時が 来るのを知っていたら 君を愛さず友達のままで 僕は送りたかった 「出来る事なら戻って来るわ 今は何も言わないで。 きっと貴方はこの町で私がいなくても」 港に沈む夕陽がとても悲しく見えるのは すべてを乗せた船が遠く消えるから 君が言ってた夕べの言葉 「もっとありふれた暮し……」 そんな事など今の僕に出来はしないから いつかこの町を忘れ君の倖せ見つけたら 僕の事などすぐにでも忘れてほしい 忘れてほしい | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | こんなにつらい別れの時が 来るのを知っていたら 君を愛さず友達のままで 僕は送りたかった 「出来る事なら戻って来るわ 今は何も言わないで。 きっと貴方はこの町で私がいなくても」 港に沈む夕陽がとても悲しく見えるのは すべてを乗せた船が遠く消えるから 君が言ってた夕べの言葉 「もっとありふれた暮し……」 そんな事など今の僕に出来はしないから いつかこの町を忘れ君の倖せ見つけたら 僕の事などすぐにでも忘れてほしい 忘れてほしい |
哀愁物語 ~哀愁にさようなら~ハラハラと桜吹雪 まるで この心のように 散る哀しさと美しさ いじらしさ 追わないで 泣かないで うしろ向かないで くちびる重ねた時を思えばきっと生きられる 二人で刻んだ愛の言葉は色あせない 季節が巡れば春はふたたび訪れて その時は哀愁にさようならを 結ばれぬ愛であれば なおのこと激しく思え 抱く切なさと狂おしさ いとおしさ 云わないで 責めないで 夢を捨てないで まぶたをはらした辛い涙をそっとすくい取り 悲しみばかりが愛じゃないよと励まし合い 別れはひととき 逢えば永遠結ばれる その時は哀愁にさようならを 季節が巡れば春はふたたび訪れて その時は哀愁にさようならを | 村下孝蔵 | 阿久悠 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | ハラハラと桜吹雪 まるで この心のように 散る哀しさと美しさ いじらしさ 追わないで 泣かないで うしろ向かないで くちびる重ねた時を思えばきっと生きられる 二人で刻んだ愛の言葉は色あせない 季節が巡れば春はふたたび訪れて その時は哀愁にさようならを 結ばれぬ愛であれば なおのこと激しく思え 抱く切なさと狂おしさ いとおしさ 云わないで 責めないで 夢を捨てないで まぶたをはらした辛い涙をそっとすくい取り 悲しみばかりが愛じゃないよと励まし合い 別れはひととき 逢えば永遠結ばれる その時は哀愁にさようならを 季節が巡れば春はふたたび訪れて その時は哀愁にさようならを |
アキナおまえのそばにいたい 頭なでてやりたい 耐えて忍ぶ 細い肩は 哀しからずや純情 おまえのそばにいたい 愛を貫く姿 泣きはらした 大きな目は 愛しからずや 少女 歌ってくれ むせび泣いて 一途な想いを 可憐な花 赤く 咲きな 可愛い笑顔を 見せなよ おまえのように生きたい 男らしく生きたい ただひたすら ひたむきな夢 追い掛けている純情 おまえのように生きたい 何もかも捨ててまで ガラスの恋に 打ち震える か弱き 愛の漂泊者 歌ってくれ 澄んだ声で 手おいの白鳥 オレの胸で 深く 泣きな 涙はこの手で 受けてやる 歌ってくれ むせび泣いて 一途な想いを 可憐な花 赤く 咲きな 可愛い笑顔を 見せなよ 涙はこの手で 受けてやる 笑ってアキナ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | おまえのそばにいたい 頭なでてやりたい 耐えて忍ぶ 細い肩は 哀しからずや純情 おまえのそばにいたい 愛を貫く姿 泣きはらした 大きな目は 愛しからずや 少女 歌ってくれ むせび泣いて 一途な想いを 可憐な花 赤く 咲きな 可愛い笑顔を 見せなよ おまえのように生きたい 男らしく生きたい ただひたすら ひたむきな夢 追い掛けている純情 おまえのように生きたい 何もかも捨ててまで ガラスの恋に 打ち震える か弱き 愛の漂泊者 歌ってくれ 澄んだ声で 手おいの白鳥 オレの胸で 深く 泣きな 涙はこの手で 受けてやる 歌ってくれ むせび泣いて 一途な想いを 可憐な花 赤く 咲きな 可愛い笑顔を 見せなよ 涙はこの手で 受けてやる 笑ってアキナ |
レンガ通り古いレンガ通りのなつかしいアパートの 部屋を通りすがりに背伸びして見たよ あの頃いつもあなたを迎えに行った 窓越しに見えるわ 影ふたつ 行き交う人に 気づかいながら 誰か待つふりを何度もくり返し せめて倖せなあなたの声聞けば それであきらめもつくはずと いつか新しい愛が見える日まで 少しでも悲しみ忘れたいけれど 枯葉風に吹かれて舞い落ちる速さで 想い出が眼の前を通り過ぎてく もしかしてよくない夢だったらと コートの襟立てて振り返る 唇噛んで暮らす淋しさを そんなあなたには解らないだろう 禁じられた愛の行方に今でさえ 残るあの日の別れの手紙 せめてあなたとじかに言葉つくし 飾りたかったよ 別れ話 飾りたかったよ 別れ話 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 古いレンガ通りのなつかしいアパートの 部屋を通りすがりに背伸びして見たよ あの頃いつもあなたを迎えに行った 窓越しに見えるわ 影ふたつ 行き交う人に 気づかいながら 誰か待つふりを何度もくり返し せめて倖せなあなたの声聞けば それであきらめもつくはずと いつか新しい愛が見える日まで 少しでも悲しみ忘れたいけれど 枯葉風に吹かれて舞い落ちる速さで 想い出が眼の前を通り過ぎてく もしかしてよくない夢だったらと コートの襟立てて振り返る 唇噛んで暮らす淋しさを そんなあなたには解らないだろう 禁じられた愛の行方に今でさえ 残るあの日の別れの手紙 せめてあなたとじかに言葉つくし 飾りたかったよ 別れ話 飾りたかったよ 別れ話 |
花れんもしも 花びらを集めて 青空に 心をかいて 遠くのあなたまで そのまま 伝えることが できたなら たとえば 白い花ならば 寂しくて 泣いていますと 紅い花なら 元気ですと 教えられたなら あなたのまわりを いつも飛びつづける 小鳥になりたい 誰よりも近くで 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども 大切にしまっておいた 子供の頃のたからもの ずっと探しているけれども どうしても見つからない そんな夢からさめた朝 小さなビーズの首飾り とりだしてみたら糸が切れ 床にちらばった 窓の外は雨 昨日も 明日も あなたは この場所に 戻ってこれない 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども 心が形で 送れるものならば どんなにあなたは おどろくでしょうか 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | もしも 花びらを集めて 青空に 心をかいて 遠くのあなたまで そのまま 伝えることが できたなら たとえば 白い花ならば 寂しくて 泣いていますと 紅い花なら 元気ですと 教えられたなら あなたのまわりを いつも飛びつづける 小鳥になりたい 誰よりも近くで 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども 大切にしまっておいた 子供の頃のたからもの ずっと探しているけれども どうしても見つからない そんな夢からさめた朝 小さなビーズの首飾り とりだしてみたら糸が切れ 床にちらばった 窓の外は雨 昨日も 明日も あなたは この場所に 戻ってこれない 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども 心が形で 送れるものならば どんなにあなたは おどろくでしょうか 追いかけてゆきたいけれども 何もかもすてたいけれども |
かげふみ指切りをして さよならを言った 遠い夕暮れに 綿毛の雲が 流れた夏の日 覚えていますか 靴をならして帰る友 赤いリボンが揺れていた 明日もきっと晴れるはずと みんな信じていた ポケットの中 つめこんだまま こわれそうな夢 追いかけていた 小さな影に 今も届かない 小鳥が舞った 僕の足許で 青い鳥ですか 一人であける 小さな巣箱に 窓はありますか 遅れた時計直すよに 人を傷つけた日もある はかない恋に口づさむ さくら貝の唄 ポケットの中 君の笑顔を そっとしまいこみ 一人きりでも あの日想えば 心熱くなる 追いかけていた自分の影に 今も届かない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 指切りをして さよならを言った 遠い夕暮れに 綿毛の雲が 流れた夏の日 覚えていますか 靴をならして帰る友 赤いリボンが揺れていた 明日もきっと晴れるはずと みんな信じていた ポケットの中 つめこんだまま こわれそうな夢 追いかけていた 小さな影に 今も届かない 小鳥が舞った 僕の足許で 青い鳥ですか 一人であける 小さな巣箱に 窓はありますか 遅れた時計直すよに 人を傷つけた日もある はかない恋に口づさむ さくら貝の唄 ポケットの中 君の笑顔を そっとしまいこみ 一人きりでも あの日想えば 心熱くなる 追いかけていた自分の影に 今も届かない |
22才の別れあなたにさよならって言えるのは今日だけ あしたになって またあなたの温かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして… 私には鏡に映ったあなたの姿をみつけられずに わたしの 目の前にあった幸せに すがりついてしまった… 私の誕生日に22本のろうそくを立て ひとつひとつがみんな君の人生だねって 言って 17本目からは いっしょに灯をつけたのが きのうのことのように… 今はただ5年の月日が長すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ嫁いでゆく 私にとって… ひとつだけこんな私のわがまま聞いてくれるなら あなたはあなたのままでかわらずにいてください そのままで… | 村下孝蔵 | 伊勢正三 | 伊勢正三 | 経田康 | あなたにさよならって言えるのは今日だけ あしたになって またあなたの温かい手に 触れたら きっと 言えなくなってしまう そんな気がして… 私には鏡に映ったあなたの姿をみつけられずに わたしの 目の前にあった幸せに すがりついてしまった… 私の誕生日に22本のろうそくを立て ひとつひとつがみんな君の人生だねって 言って 17本目からは いっしょに灯をつけたのが きのうのことのように… 今はただ5年の月日が長すぎた春と言えるだけです あなたの知らないところへ嫁いでゆく 私にとって… ひとつだけこんな私のわがまま聞いてくれるなら あなたはあなたのままでかわらずにいてください そのままで… |
夢の跡階段を登れば 街並が見える丘 霞立つ夕暮れの 古い都町 風の歌が遠くで 泣いているように響く 港からは 最後のフェリーが離れてゆく 1年振り訪ねたアパートの扉には 僕の知らない人の名前がかかっていた 何時までも 僕のこと忘れはしないからと 届いた手紙の訳に 今頃気づくなんて 悪いのはこの僕と 風は頬を叩いて いつも二人歩いた城跡に一人 破るために約束かわした訳じゃないと 待ち続けてそのまま 枯れた忘れな草よ 涙が虹のように月の光の中で 輝いて落ちていった あの日の君はどこに 失う愛の重さ 気付くまでの時間に すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に 音もなく流れてく 悲しい星のように すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 階段を登れば 街並が見える丘 霞立つ夕暮れの 古い都町 風の歌が遠くで 泣いているように響く 港からは 最後のフェリーが離れてゆく 1年振り訪ねたアパートの扉には 僕の知らない人の名前がかかっていた 何時までも 僕のこと忘れはしないからと 届いた手紙の訳に 今頃気づくなんて 悪いのはこの僕と 風は頬を叩いて いつも二人歩いた城跡に一人 破るために約束かわした訳じゃないと 待ち続けてそのまま 枯れた忘れな草よ 涙が虹のように月の光の中で 輝いて落ちていった あの日の君はどこに 失う愛の重さ 気付くまでの時間に すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に 音もなく流れてく 悲しい星のように すれ違った 心2つ 叶わぬ夢の跡に |
月あかり朧月夜に障子を開けて 注しつ注されつほろ酔い加減 小川の流れに耳を澄まし 君はほんのり頬を染めていた 君が誘った最後の旅に 何も把めず迎えた夜は 交わす言葉も空しく 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と 何故かいつもと違ってた君の言葉が優しくて 夜風吹きぬけ障子を閉めて 向かい合わせの旅の宿 夜も深まり二人の声も 川の流れに溶け込んで 傷つけ合って暮らせぬ事に 二人気付いて頬づえついた 夜のしじまに時は消えていた 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と こんな夜は寂しすぎて一人飲む程想い出す 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と 今も聞こえてくるような君のつぶやき悲しくて | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 朧月夜に障子を開けて 注しつ注されつほろ酔い加減 小川の流れに耳を澄まし 君はほんのり頬を染めていた 君が誘った最後の旅に 何も把めず迎えた夜は 交わす言葉も空しく 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と 何故かいつもと違ってた君の言葉が優しくて 夜風吹きぬけ障子を閉めて 向かい合わせの旅の宿 夜も深まり二人の声も 川の流れに溶け込んで 傷つけ合って暮らせぬ事に 二人気付いて頬づえついた 夜のしじまに時は消えていた 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と こんな夜は寂しすぎて一人飲む程想い出す 「もうこれ以上飲んだらだめよ」 「もうこれ以上飲んだらだめ」と 今も聞こえてくるような君のつぶやき悲しくて |
この国に生まれてよかった春夏秋冬 繰り返す 季節を着替えながら 花に埋もれて 月を待ち 鳥を追いかけ 睦月 如月 弥生 卯月 朝から夕べへと 雪と舞い遊び 雨に濡れ 雲をたどり この国に生まれてよかった 美しい風の国に ただひとつの故郷で君と生きよう 湯の町 門前の境内 城跡 漁り火よ 岩清水に触れ 石畳 川を眺め この国に生きててよかった 美しい風の国で 地平線の緑色 見つめていこう この国に生まれてよかった 美しい君の国に ただひとつの故郷を二人歩こう 紅葉の山並み 青い空 白いうなじに映る 遠い夢ならば この国で叶うように 遠い夢ならば この国で叶うように | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 春夏秋冬 繰り返す 季節を着替えながら 花に埋もれて 月を待ち 鳥を追いかけ 睦月 如月 弥生 卯月 朝から夕べへと 雪と舞い遊び 雨に濡れ 雲をたどり この国に生まれてよかった 美しい風の国に ただひとつの故郷で君と生きよう 湯の町 門前の境内 城跡 漁り火よ 岩清水に触れ 石畳 川を眺め この国に生きててよかった 美しい風の国で 地平線の緑色 見つめていこう この国に生まれてよかった 美しい君の国に ただひとつの故郷を二人歩こう 紅葉の山並み 青い空 白いうなじに映る 遠い夢ならば この国で叶うように 遠い夢ならば この国で叶うように |
夢のつづきあなたの夢を聞かせて そうしていると 幸せな気分になると 君は笑った ワイングラスをあふれた 僕達の時間 こぼれてしまった後で ふと気づく 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない 貯金箱につめこんだ 小さな硬貨 取り出そうと壊したよ まるで子供さ 欲しいもの手に入れても 満たされぬ心 たった一人の自分を かばってる 僕にもたれかかり 海を見ていた 牡丹色の夏の日が 暮れてく ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | あなたの夢を聞かせて そうしていると 幸せな気分になると 君は笑った ワイングラスをあふれた 僕達の時間 こぼれてしまった後で ふと気づく 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない 貯金箱につめこんだ 小さな硬貨 取り出そうと壊したよ まるで子供さ 欲しいもの手に入れても 満たされぬ心 たった一人の自分を かばってる 僕にもたれかかり 海を見ていた 牡丹色の夏の日が 暮れてく ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた 雪の中をかける 小犬のように 帰り道 確かめながら 遠くへ ひとつ上の愛を 求めたわけじゃない ひとつ上の恋を 探したわけじゃない ふたり夢のつづき 歩いていたかった ふたりこれから先 このままと信じてた |
ロマンスカー愛を貯めてた 少しずつ 君を満たしていたかった 愛を食べてた ひとつずつ 君を満たしていたかった 愛情以外は何も 僕らの未来を作れない 窓の外を光る電車が 町並み抜けて走った 夢を乗せたロマンスカーを 何度も見てた 寄り添って 夏がだんだん終わってく 何か欲しくてあせってた 冬がだんだん近づいて 何か欲しくてあせってた 抱きしめあうたび何故か 僕らは過去へと逃げてった 踏み切り越し手を振る君の 隠れる姿 探して 通り過ぎるロマンスカーに 叫んだ声は 風の中 海にも山にもいつか 並んで行こうね 手をつなぎ 君の好きなロマンスカーは 二人の日々を駆け抜け 夢がにじむ遠い夜空に 名もない星が流れた 君はいない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 愛を貯めてた 少しずつ 君を満たしていたかった 愛を食べてた ひとつずつ 君を満たしていたかった 愛情以外は何も 僕らの未来を作れない 窓の外を光る電車が 町並み抜けて走った 夢を乗せたロマンスカーを 何度も見てた 寄り添って 夏がだんだん終わってく 何か欲しくてあせってた 冬がだんだん近づいて 何か欲しくてあせってた 抱きしめあうたび何故か 僕らは過去へと逃げてった 踏み切り越し手を振る君の 隠れる姿 探して 通り過ぎるロマンスカーに 叫んだ声は 風の中 海にも山にもいつか 並んで行こうね 手をつなぎ 君の好きなロマンスカーは 二人の日々を駆け抜け 夢がにじむ遠い夜空に 名もない星が流れた 君はいない |
少女白い壁を染めて 草笛が 響く丘 菜の花と そして夕月 切れた鼻緒 帰り道の少女が一人 灯りが 恋しくて 震えてた かすりの着物 おさげ髪には 飾りなど ありません 服を きせかえても 人形は 言葉など 知りません ふり向いて 僕を見つけ うれしそうに 微笑んだ 名も知らぬ あどけない 少女よ 青いホタル 今も 甘い水を 探して 見つけられず 迷い込んだ セロハン越し のぞいて見ていた 大きな空に まだ 星は 輝いていますか 遠くへ 飛ばそうと 紙風船 たたいたら 割れました 大人になっても 夕立ちに ふられてばかりいます あはれ 恋も知らないで まつげ ぬらした 少女は 悲しき 夕焼けの まぼろしか ふり向いて 右手を振り うれしそうに 微笑んだ いつか見た 僕だけの 少女よ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 白い壁を染めて 草笛が 響く丘 菜の花と そして夕月 切れた鼻緒 帰り道の少女が一人 灯りが 恋しくて 震えてた かすりの着物 おさげ髪には 飾りなど ありません 服を きせかえても 人形は 言葉など 知りません ふり向いて 僕を見つけ うれしそうに 微笑んだ 名も知らぬ あどけない 少女よ 青いホタル 今も 甘い水を 探して 見つけられず 迷い込んだ セロハン越し のぞいて見ていた 大きな空に まだ 星は 輝いていますか 遠くへ 飛ばそうと 紙風船 たたいたら 割れました 大人になっても 夕立ちに ふられてばかりいます あはれ 恋も知らないで まつげ ぬらした 少女は 悲しき 夕焼けの まぼろしか ふり向いて 右手を振り うれしそうに 微笑んだ いつか見た 僕だけの 少女よ |
かざぐるま叶わぬ恋と決めつけても あきらめきれないよ どうにもならぬと はじめから 知っていたのに かざぐるまが音をたててる カラカラ響いても 風がやんで止まったあとは 色がわかれる 夏の海に抱かれるように 何故に飛び込んでくれない ああ すべてを捨てて あなた奪えるなら もう何もいらない 思いのままになれば 実らぬ恋とわかってても 離れていられない 涙をこらえて暮らしていても あなたはそこに 線香花火 闇の中でも キラキラ輝いて だけど燃えつきてしまったら 落ちてゆくだけ 夏の夜に魅せられても 何故に星にとどかないの ああ あなたをつつむ 風になれるのなら 今 二人の心 くるくるまわしたいよ ああ すべてを捨てて あなた奪えるなら もう何もいらない 思いのままになれば | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 叶わぬ恋と決めつけても あきらめきれないよ どうにもならぬと はじめから 知っていたのに かざぐるまが音をたててる カラカラ響いても 風がやんで止まったあとは 色がわかれる 夏の海に抱かれるように 何故に飛び込んでくれない ああ すべてを捨てて あなた奪えるなら もう何もいらない 思いのままになれば 実らぬ恋とわかってても 離れていられない 涙をこらえて暮らしていても あなたはそこに 線香花火 闇の中でも キラキラ輝いて だけど燃えつきてしまったら 落ちてゆくだけ 夏の夜に魅せられても 何故に星にとどかないの ああ あなたをつつむ 風になれるのなら 今 二人の心 くるくるまわしたいよ ああ すべてを捨てて あなた奪えるなら もう何もいらない 思いのままになれば |
陽だまり蝉時雨 遥か すだれごしに 水を打つ夏の夕暮れ 石が川面を跳ねるように ときめいた君を想って 陽炎がゆらめく街 この場所から遠く空を見て ああ君に会いたい 今すぐに声を聴きたい きらきら 夕焼けの中 微笑みなげて 望みを祈りにかえたら 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ 早く会いたい たった一言 心から叫びたいよ きっといつかはめぐり逢い 結ばれると信じていたと 歩きだせばこの背中を 追いかけてついてきて欲しい ああ僕は君一人のためだけのひとりぼっちさ ひらひら 花びらの舞う 春の午後には 祈りを誓いにかえるよ 二人で陽だまりの中 光あつめ やさしさを わかちあえるさ 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | | 蝉時雨 遥か すだれごしに 水を打つ夏の夕暮れ 石が川面を跳ねるように ときめいた君を想って 陽炎がゆらめく街 この場所から遠く空を見て ああ君に会いたい 今すぐに声を聴きたい きらきら 夕焼けの中 微笑みなげて 望みを祈りにかえたら 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ 早く会いたい たった一言 心から叫びたいよ きっといつかはめぐり逢い 結ばれると信じていたと 歩きだせばこの背中を 追いかけてついてきて欲しい ああ僕は君一人のためだけのひとりぼっちさ ひらひら 花びらの舞う 春の午後には 祈りを誓いにかえるよ 二人で陽だまりの中 光あつめ やさしさを わかちあえるさ 一番大事な事忘れずに 輝いていて欲しいよ |
ゆうこ記憶の陰にぽつりと座(すわ)り 淋しげに 白い指先 ピアノを弾く女(ひと) 「ショパンが好きよ 悲しい調べ奏でれば 恋のできない私に似合い」と言った女(ひと) どんな過去が君を変えてしまったの 瞳の翳りが せつなすぎるよ 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶え間なく寄せ胸を強く揺さぶる ピアノの音はどこか冷たく あの女(ひと)は 壁に掛かったモナリザのように 子供のような僕のことなど見もせずに 真珠のように かたく心を閉ざしてる かけがえのないもの 失くしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶えまなく寄せ胸を強く揺さぶる | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 記憶の陰にぽつりと座(すわ)り 淋しげに 白い指先 ピアノを弾く女(ひと) 「ショパンが好きよ 悲しい調べ奏でれば 恋のできない私に似合い」と言った女(ひと) どんな過去が君を変えてしまったの 瞳の翳りが せつなすぎるよ 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶え間なく寄せ胸を強く揺さぶる ピアノの音はどこか冷たく あの女(ひと)は 壁に掛かったモナリザのように 子供のような僕のことなど見もせずに 真珠のように かたく心を閉ざしてる かけがえのないもの 失くしたあとは どんなに似たものも かわれはしない 窓越しに見ていた黒髪にまかれて 目覚める夢を見たよ 君に届けこの歌 言い出せない愛は 海鳴りに似ている 遠くから 絶えまなく寄せ胸を強く揺さぶる |
春雨心を編んだセーター 渡す事もできず 一人 部屋で 解(ほど)く糸に想い出を辿りながら あの人が好きだった 悲しい恋の歌 いつも 一人 聞いた 古いレコードに傷をつけた くり返す声が 今も谺のように 心の中で 廻り続ける 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ あの人を変えた都会(まち) すべて憎みたいわ 灯り消して 壁にもたれ 木枯しは愛を枯らす せめて もう少しだけ 知らずにいたかった 春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから 遠く離れた事が いけなかったの それとも 夢が 私を捨てたの もう誰も 私 見ないでほしい 二度と会わないわ いつかこの街に帰って来ても 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 心を編んだセーター 渡す事もできず 一人 部屋で 解(ほど)く糸に想い出を辿りながら あの人が好きだった 悲しい恋の歌 いつも 一人 聞いた 古いレコードに傷をつけた くり返す声が 今も谺のように 心の中で 廻り続ける 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ あの人を変えた都会(まち) すべて憎みたいわ 灯り消して 壁にもたれ 木枯しは愛を枯らす せめて もう少しだけ 知らずにいたかった 春の雨に 頬を濡らし 涙を隠したいから 遠く離れた事が いけなかったの それとも 夢が 私を捨てたの もう誰も 私 見ないでほしい 二度と会わないわ いつかこの街に帰って来ても 電話の度に サヨナラ 言ったのに どうして最後は黙っていたの 悲しすぎるわ |
踊り子答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから 何処かに行きたい 林檎の花が咲いてる 暖かい所なら 何処へでも行く つまさきで立ったまま 君を愛してきた 南向きの窓から 見ていた空が 踊り出す くるくると 軽いめまいの後 写真をばらまいたように 心が乱れる 表紙のとれてる愛だから かくしあい ボロボロの台詞だけ 語り合う日々が続き 坂道を駆ける子供たちのようだった 倒れそうなまま二人 走っていたね つまさきで立ったまま 僕を愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 愛してる 愛せない 言葉をかえながら かけひきだけの愛は 見えなくなってゆく つまさきで立ったまま 二人愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 若すぎたそれだけが すべての答えだと 涙をこらえたまま つまさき立ちの恋 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 答えを出さずにいつまでも暮らせない バス通り裏の路地 行き止まりの恋だから 何処かに行きたい 林檎の花が咲いてる 暖かい所なら 何処へでも行く つまさきで立ったまま 君を愛してきた 南向きの窓から 見ていた空が 踊り出す くるくると 軽いめまいの後 写真をばらまいたように 心が乱れる 表紙のとれてる愛だから かくしあい ボロボロの台詞だけ 語り合う日々が続き 坂道を駆ける子供たちのようだった 倒れそうなまま二人 走っていたね つまさきで立ったまま 僕を愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 愛してる 愛せない 言葉をかえながら かけひきだけの愛は 見えなくなってゆく つまさきで立ったまま 二人愛してきた 狭い舞台の上で ふらつく踊り子 若すぎたそれだけが すべての答えだと 涙をこらえたまま つまさき立ちの恋 |
初恋五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない 夕映えはあんず色 帰り道一人口笛吹いて 名前さえ呼べなくて とらわれた心見つめていたよ 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては ふるえてた あの頃 浅い夢だから 胸をはなれない 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 村下孝蔵 | 水谷公生 | 五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は 恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない 夕映えはあんず色 帰り道一人口笛吹いて 名前さえ呼べなくて とらわれた心見つめていたよ 好きだよと言えずに 初恋は ふりこ細工の心 風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては ふるえてた あの頃 浅い夢だから 胸をはなれない 放課後の校庭を走る君がいた 遠くで僕はいつでも君を探してた 浅い夢だから 胸をはなれない |