行かないでくれ -SLOW TRAIN COMING-出てゆくなんて言うなよ俺が悪かったよ 放ったらかしたわけじゃないさ 生き急いでただけさ SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 俺も少し疲れた 人生ってやつを かんがえてもいい頃さ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい 口から出まかせじゃないよ 信じてくれよ お前との人生を大切にするつもり SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 酒もほどほどに 今頃気づいた 大切なものに SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくその胸で眠らせておくれ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくもう一度 笑っておくれ 遅すぎたなんて言うなよ 思い出してくれ 俺たちが とてもうまく やってたあの頃 SLOW TRAIN COMING WOO... やり直せるはずさ SLOW TRAIN COMING WOO... 荷物を置いて SLOW TRAIN COMING WOO... ドアを閉めてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 旅はいつか終わるけれど SLOW TRAIN COMING WOO... 一緒に生きてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 夜の山の向こうから SLOW TRAIN COMING WOO... 朝日が昇る SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | 出てゆくなんて言うなよ俺が悪かったよ 放ったらかしたわけじゃないさ 生き急いでただけさ SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 俺も少し疲れた 人生ってやつを かんがえてもいい頃さ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい 口から出まかせじゃないよ 信じてくれよ お前との人生を大切にするつもり SLOW TRAIN COMING ゆっくりやるさ 酒もほどほどに 今頃気づいた 大切なものに SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくその胸で眠らせておくれ SLOW TRAIN COMING WOO... さよならかい SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ お前が愛しいあの頃よりもね やさしくもう一度 笑っておくれ 遅すぎたなんて言うなよ 思い出してくれ 俺たちが とてもうまく やってたあの頃 SLOW TRAIN COMING WOO... やり直せるはずさ SLOW TRAIN COMING WOO... 荷物を置いて SLOW TRAIN COMING WOO... ドアを閉めてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 旅はいつか終わるけれど SLOW TRAIN COMING WOO... 一緒に生きてくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 夜の山の向こうから SLOW TRAIN COMING WOO... 朝日が昇る SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... 行かないでくれ SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... SLOW TRAIN COMING WOO... |
旅のわすれものもみあっているうちに頬に傷つけた 同じ所に傷をつけて 顔を見合わせて 二人笑った いさかいのつまらなさを恥じるように ブロック塀にもたれて 肩の力をぬいたら また泣けた 雨の夜 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ 旅立つお前を引き止めはしない 二人離れた方がいいさ だけど お前の事を忘れない かけがえのない時を共に過した 憎み合えたら もっと楽だったね ふりそそぐ 雨の夜 青春は違う傷の痛み 本当はそっとして欲しかった 分かり合って 分かち合って 傷口を 深めてしまう 苦いやさしささ 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | もみあっているうちに頬に傷つけた 同じ所に傷をつけて 顔を見合わせて 二人笑った いさかいのつまらなさを恥じるように ブロック塀にもたれて 肩の力をぬいたら また泣けた 雨の夜 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ 旅立つお前を引き止めはしない 二人離れた方がいいさ だけど お前の事を忘れない かけがえのない時を共に過した 憎み合えたら もっと楽だったね ふりそそぐ 雨の夜 青春は違う傷の痛み 本当はそっとして欲しかった 分かり合って 分かち合って 傷口を 深めてしまう 苦いやさしささ 青春は 同じ傷の痛み 本当はそっとして欲しかった さらけだして さらけ合って傷口を 拡げてしまう 若い暴力さ |
ごめんお前の悲しみに 俺は気付かなくて 冷たい雨に打たれてる お前をただ見つめてた 鞄に詰め込んだ 二人の想い出を 夜空に投げ捨てて 俺は 夜の街に駆け出した 逃げ出すように しみったれた夜の風が 心をかきみだすよ 愛しているよ たとえ離れても でも もう もどれない ごめん これからどこへ行こう 俺にもわからない まぶしい男に生まれ変わり いつかお前のまえに立つ 女から生まれて 女に惚れるのさ 男ってやつは いつだって ぬくもりにつつまれていたい それじゃだめなのさ 都会のふきだまりに 押しもどされそうになる 泣いたり 笑ったり した街さ でも もう もどれない 今は しみったれた夜の風が 心をかきみだすよ 愛しているよ たとえ離れても でも もう もどれない ごめん | 河島英五 | 伊原剛志・補作詞:河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | お前の悲しみに 俺は気付かなくて 冷たい雨に打たれてる お前をただ見つめてた 鞄に詰め込んだ 二人の想い出を 夜空に投げ捨てて 俺は 夜の街に駆け出した 逃げ出すように しみったれた夜の風が 心をかきみだすよ 愛しているよ たとえ離れても でも もう もどれない ごめん これからどこへ行こう 俺にもわからない まぶしい男に生まれ変わり いつかお前のまえに立つ 女から生まれて 女に惚れるのさ 男ってやつは いつだって ぬくもりにつつまれていたい それじゃだめなのさ 都会のふきだまりに 押しもどされそうになる 泣いたり 笑ったり した街さ でも もう もどれない 今は しみったれた夜の風が 心をかきみだすよ 愛しているよ たとえ離れても でも もう もどれない ごめん |
よぼよぼじいさんもう今から何年くらい前になるんだろう 僕が高校二年の時だった 僕らの担任の先生は 六十歳を過ぎた よぼよぼのじいさんだった 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやな人だった ヘンコツ わからずやのクソジジイと 僕らはバカにしたものだったが 一年たってみたら 一年たってみたら いつしか僕は その先生が好きになっていたんだ 一年たってその先生が好きになった頃 僕らは突然のように 先生が僕らを最後に教壇を降りることを 知らされたんだ 古いものの中に すばらしい古さが 古いものの中に すばらしい新しさがあることを 教えてくれた先生 先生 僕はあなたが好きでした おもえば僕が勉強もせずに ギターばかり弾いていた頃 ほどほどに ほどほどに ほどほどにしなさいと みんなが説教する中で そんなに好きなら 学校をやめなさい その道に入るがよいと きみにその情熱がないのなら 勉強に打ち込むがよいと 何故あの時 僕は学校をやめないで ほどほどにギターを弾いたのだろう 何故あの時 僕はギターも捨てないで ほどほどに勉強したのだろう 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやだった人 先生 先生 よぼよぼじいさん 僕はあなたが好きでした 先生 先生 よぼよぼじいさん 今あなたはどうしているのでしょう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | もう今から何年くらい前になるんだろう 僕が高校二年の時だった 僕らの担任の先生は 六十歳を過ぎた よぼよぼのじいさんだった 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやな人だった ヘンコツ わからずやのクソジジイと 僕らはバカにしたものだったが 一年たってみたら 一年たってみたら いつしか僕は その先生が好きになっていたんだ 一年たってその先生が好きになった頃 僕らは突然のように 先生が僕らを最後に教壇を降りることを 知らされたんだ 古いものの中に すばらしい古さが 古いものの中に すばらしい新しさがあることを 教えてくれた先生 先生 僕はあなたが好きでした おもえば僕が勉強もせずに ギターばかり弾いていた頃 ほどほどに ほどほどに ほどほどにしなさいと みんなが説教する中で そんなに好きなら 学校をやめなさい その道に入るがよいと きみにその情熱がないのなら 勉強に打ち込むがよいと 何故あの時 僕は学校をやめないで ほどほどにギターを弾いたのだろう 何故あの時 僕はギターも捨てないで ほどほどに勉強したのだろう 昔かたぎのがんこ者 頭の固い わからずやだった人 先生 先生 よぼよぼじいさん 僕はあなたが好きでした 先生 先生 よぼよぼじいさん 今あなたはどうしているのでしょう |
出発わかって欲しい 大人達よ 精一杯 生きている事を 涙を流さないで わかって欲しい 時は流れてゆくもの 見守っていて欲しい 暖かい心で そんなにばかにしないで あなた方でさえも できなかった事を 俺達はやり始めよう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 何もかもすべてを 与えてくれるのは ありがたいのだけれど この手で この汗で 何かをつかむんだ 心が望んだものを トランクいっぱいの 札束でさえも 今は用のないもの そんな紙きれと俺達の魂を引き換えないでほしい 本当の幸せと本当の喜びを捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | わかって欲しい 大人達よ 精一杯 生きている事を 涙を流さないで わかって欲しい 時は流れてゆくもの 見守っていて欲しい 暖かい心で そんなにばかにしないで あなた方でさえも できなかった事を 俺達はやり始めよう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 何もかもすべてを 与えてくれるのは ありがたいのだけれど この手で この汗で 何かをつかむんだ 心が望んだものを トランクいっぱいの 札束でさえも 今は用のないもの そんな紙きれと俺達の魂を引き換えないでほしい 本当の幸せと本当の喜びを捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう 本当の幸せと本当の平和を捜し求めよう 偽りの言葉に かどわかされないで 思った道を歩こう |
カヌーにのってカヌーにのって 旅に出ようか シュラフと食糧とギターをつんで 空の深さと 水の青さに 心も染まる 河の旅だよ 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー しぶきをあびて、のんびりゆこう みどりの川面に しらさぎとんでく 腕をまくらに、河原でごろり たそがれてゆく 夕映えの空 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー かがり火たいて 星を見上げりゃ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ 夜空に浮かぶよ…… 夜空に浮かぶよ…… | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | カヌーにのって 旅に出ようか シュラフと食糧とギターをつんで 空の深さと 水の青さに 心も染まる 河の旅だよ 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー しぶきをあびて、のんびりゆこう みどりの川面に しらさぎとんでく 腕をまくらに、河原でごろり たそがれてゆく 夕映えの空 仕事を忘れ 街から離れ ひとりの時間を取りもどすのさ シューラ シューラ シュッシュッシュー かがり火たいて 星を見上げりゃ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ やさしいおもかげ 夜空に浮かぶよ 夜空に浮かぶよ…… 夜空に浮かぶよ…… |
チカロマの谷チカロマの谷に光が差す だけど巨きな雲に覆われ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷を未来(こども)が走る 暗い森から光の中へ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 サイヤ 一緒にうたおうよ声上げて サイヤ こころの垣根をふきとばそう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | チカロマの谷に光が差す だけど巨きな雲に覆われ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷を未来(こども)が走る 暗い森から光の中へ チカロマの谷の半分は影 チカロマの谷の半分は影 サイヤ 一緒にうたおうよ声上げて サイヤ こころの垣根をふきとばそう |
太陽の島おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを釣りあげるのさ おいら夜明け前に湖に出て 午(ひる)になる前に仕事を終えるんだ 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを空にほおり投げる おいらの親父もじいさんもティティカカの漁師 おいら生まれた時からティティカカの漁師 おいらの唄はおいらと お天と様のもの おいらの唄はおいらと お天と様のもの 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を うたっておくれ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン | おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを釣りあげるのさ おいら夜明け前に湖に出て 午(ひる)になる前に仕事を終えるんだ 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 陽が高くなると木かげに腰をおろし 相棒のケーナに合わせチャランゴをつまびき アイマラの古い古い唄うたう キラキラ光るティティカカのむこうに 白くそびえるのは神々の雪の山 おいら生まれた時からティティカカの漁師 ひとかかえもあるマスを空にほおり投げる おいらの親父もじいさんもティティカカの漁師 おいら生まれた時からティティカカの漁師 おいらの唄はおいらと お天と様のもの おいらの唄はおいらと お天と様のもの 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を歌っているかい 旅人さんあんたもどうだいあんたの唄を うたっておくれ |
祖父の島潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは じいちゃんの声だな 帰っておいで どんな逞しい青年になっただろうって もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは ばあちゃんの声だな 帰っておいで お前のかあさんは 元気にやっているかい もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五・スロートレイン・宗次郎 | 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは じいちゃんの声だな 帰っておいで どんな逞しい青年になっただろうって もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで 潮の匂いのする土地にやって来ると 遠くの空から 聞こえてくるんだ 神様みたいな 優しい声で あれは ばあちゃんの声だな 帰っておいで お前のかあさんは 元気にやっているかい もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで もどっておいで 何万キロも離れてる訳でもないのに 戻っておいで この海を 泳いで 泳いで |
ノウダラ峠こんもりと繁った大木の 木陰に腰をおろしている 山の方から気持ちのいい 風が吹いてくる 幾頭かの馬の列が背中に荷物を背負って 鈴を鳴らしながら通り過ぎて行く 幾つもの山を越えてきた ノウダラ ワラぶき屋根とドロ壁の家 笑い声をあげる子供たち 谷川の水を水瓶につめて 山を上がって来る娘たち 太陽に照りつけられて流れる汗と土にまみれ 生きものたちに囲まれて生きてゆく人々よ 幾つもの山を越えてきた ノウダラ 何かを求めて旅に出た 僕にとっては この村が ただの通りすがりではなく 何かを感じさせるとしても ここにもやはり暮らしがある 暮らしに満たされた人もいれば 何かを捨てて旅に出ることを 願う人もいるだろう 幾つもの山を越えて来た ノウダラ 幾つもの山を越えて来た ノウダラ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | こんもりと繁った大木の 木陰に腰をおろしている 山の方から気持ちのいい 風が吹いてくる 幾頭かの馬の列が背中に荷物を背負って 鈴を鳴らしながら通り過ぎて行く 幾つもの山を越えてきた ノウダラ ワラぶき屋根とドロ壁の家 笑い声をあげる子供たち 谷川の水を水瓶につめて 山を上がって来る娘たち 太陽に照りつけられて流れる汗と土にまみれ 生きものたちに囲まれて生きてゆく人々よ 幾つもの山を越えてきた ノウダラ 何かを求めて旅に出た 僕にとっては この村が ただの通りすがりではなく 何かを感じさせるとしても ここにもやはり暮らしがある 暮らしに満たされた人もいれば 何かを捨てて旅に出ることを 願う人もいるだろう 幾つもの山を越えて来た ノウダラ 幾つもの山を越えて来た ノウダラ |
ノウダラの女土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 私はポカラの出よ ここは嫁ぎ先なの 赤いサリーの ノウダラの女 アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 夫はね若い女と一緒に カトマンドゥーに行っちゃった さあ今頃 どうして いるのだか I don't know 知らないね アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 まだ二十三だもの やり直せるよね 爪をかむ ノウダラの女 瞳の中で揺れる炎 まぶたを閉じた ノウダラの女 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 私はポカラの出よ ここは嫁ぎ先なの 赤いサリーの ノウダラの女 アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 夫はね若い女と一緒に カトマンドゥーに行っちゃった さあ今頃 どうして いるのだか I don't know 知らないね アメリカ人も イギリス人も 日本人も 旅人はみんなお金持ちだよね 私もこの家出て行きたいよ 独りぼっちだもの 土間に腰おろし かまどの火を見つめながら 頬杖をつく ノウダラの女 まだ二十三だもの やり直せるよね 爪をかむ ノウダラの女 瞳の中で揺れる炎 まぶたを閉じた ノウダラの女 |
オオカミいごこちのいいネグラでエサを与え続けられて 男は牙を失う 挑むよりあきらめること しらずしらず選んでるね 逆巻く河を渡れよ 男はオオカミ 本当は誰も雄神 遠くの空から呼びかける声がする 男はオオカミ 生きてるかぎり雄神 一瞬の夢のため命咲かせるがいい 永遠に したたかな女たちに愛のワナをしかけられて 男は牙を失う 戦うより今の暮らし乱されまいとしているね 哀しい瞳をしたケモノ 男はオオカミ 生まれながらの雄神 遠くの空から 呼びかける声がする 男はオオカミ 生きているかぎり雄神 夜空を埋めつくす 星に抱かれて往け 燃えながら 男はオオカミ 夢から醒めれば雄神 夜明けの空の下 星に抱かれて往け 燃えながら 燃えながら 燃えながら… | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | いごこちのいいネグラでエサを与え続けられて 男は牙を失う 挑むよりあきらめること しらずしらず選んでるね 逆巻く河を渡れよ 男はオオカミ 本当は誰も雄神 遠くの空から呼びかける声がする 男はオオカミ 生きてるかぎり雄神 一瞬の夢のため命咲かせるがいい 永遠に したたかな女たちに愛のワナをしかけられて 男は牙を失う 戦うより今の暮らし乱されまいとしているね 哀しい瞳をしたケモノ 男はオオカミ 生まれながらの雄神 遠くの空から 呼びかける声がする 男はオオカミ 生きているかぎり雄神 夜空を埋めつくす 星に抱かれて往け 燃えながら 男はオオカミ 夢から醒めれば雄神 夜明けの空の下 星に抱かれて往け 燃えながら 燃えながら 燃えながら… |
てんびんばかり真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものが あるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ン坊を殺しても仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ン坊を殺したらおかしいと言われる今は 平和な時 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです 天秤計りは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものが あるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でも もしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される 男が殺される 誰も何も言わない 男が殺される 男が殺される みんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と 手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 母親が赤ン坊を殺しても仕方のなかった時代なんて 悲しいね 母親が赤ン坊を殺したらおかしいと言われる今は 平和な時 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです 天秤計りは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ |
風は旅人眠れなくて街を歩く 木の葉のざわめき 月あかりの道 生きるせつなさ 胸につのる想い そっと吹く風に打ち明ける 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よなんて やさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 木枯らし吹くと故郷のことが 気にかかって自分が情けない せめて心だけ風よ伝えてくれ 俺はこの街で生きてゆく 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ なんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 眠れなくて街を歩く 木の葉のざわめき 月あかりの道 生きるせつなさ 胸につのる想い そっと吹く風に打ち明ける 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よなんて やさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 木枯らし吹くと故郷のことが 気にかかって自分が情けない せめて心だけ風よ伝えてくれ 俺はこの街で生きてゆく 風よなんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ なんてやさしい夜だ 今夜はお前と語り明かそう 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ 風よ明日天気になるね 今夜はこんなに星ふる夜だ |
野風増お前が二十歳になったら 酒場で二人で飲みたいものだ ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ お前が二十歳になったら 想い出話で飲みたいものだ したたか飲んでダミ声上げて お前の二十歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て お前が二十歳になったら 女の話で飲みたいものだ 惚れて振られた昔のことを 思い出してはにが笑い お前が二十歳になったら 旅に出るのもいいじゃないか 旅立つ朝は冷酒干して お前の門出を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て | 河島英五 | 伊奈二朗 | 山本寛之 | | お前が二十歳になったら 酒場で二人で飲みたいものだ ぶっかき氷に焼酎入れて つまみはスルメかエイのひれ お前が二十歳になったら 想い出話で飲みたいものだ したたか飲んでダミ声上げて お前の二十歳を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て お前が二十歳になったら 女の話で飲みたいものだ 惚れて振られた昔のことを 思い出してはにが笑い お前が二十歳になったら 旅に出るのもいいじゃないか 旅立つ朝は冷酒干して お前の門出を祝うのさ いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て いいか男は 生意気ぐらいが丁度いい いいか男は 大きな夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て 野風増 野風増 男は夢を持て |
何かいいことないかな僕が若者という名で呼ばれはじめて そして 今になるまで つぶやき あるいはさけびつづけた 言葉を今 言おう 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな だれかが 僕に お前にとって 青春とは何だと たずねても 僕には答える言葉がない ただこう言えるだけさ 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 僕が若者と呼ばれなくなって 何よりくらしが大変になったら こんなのんきなことばかりは 言ってはいけなくなるのでしょうか それとも 僕が年老いて 今 この世を去ろうとするその時にも 寂しく僕は 言い続けるでしょうが 何かしとけばよかったと 何か 何か 何かいいことないか 何かいいこと 出て来い こわれそうなこの僕の目の前に 何かいいこと 残った命も そう多くはないんだから 何かいいこと 出てこい早く 何か 何か いいこと 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 僕には かけがえのない恋人が この世にただ一人だけいる それなのに やっぱり歌っている 何かいいことないかな 十三、十四、十五、六の時の僕は バスケットにすべてをかけてたつもり それだけが いきがいのつもりでいたが やっぱり何かが 足りなかったよ 僕は今歌うことが すべてのような いきがいのような つらをしているけれど やっぱり何かが 足りないよ 何かいいこと ないかな 僕の中の歯車が狂ってる ゆるんだねじが あるみたい さびついているところが あるんだよ なにか いいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 僕が若者という名で呼ばれはじめて そして 今になるまで つぶやき あるいはさけびつづけた 言葉を今 言おう 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな だれかが 僕に お前にとって 青春とは何だと たずねても 僕には答える言葉がない ただこう言えるだけさ 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 僕が若者と呼ばれなくなって 何よりくらしが大変になったら こんなのんきなことばかりは 言ってはいけなくなるのでしょうか それとも 僕が年老いて 今 この世を去ろうとするその時にも 寂しく僕は 言い続けるでしょうが 何かしとけばよかったと 何か 何か 何かいいことないか 何かいいこと 出て来い こわれそうなこの僕の目の前に 何かいいこと 残った命も そう多くはないんだから 何かいいこと 出てこい早く 何か 何か いいこと 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 僕には かけがえのない恋人が この世にただ一人だけいる それなのに やっぱり歌っている 何かいいことないかな 十三、十四、十五、六の時の僕は バスケットにすべてをかけてたつもり それだけが いきがいのつもりでいたが やっぱり何かが 足りなかったよ 僕は今歌うことが すべてのような いきがいのような つらをしているけれど やっぱり何かが 足りないよ 何かいいこと ないかな 僕の中の歯車が狂ってる ゆるんだねじが あるみたい さびついているところが あるんだよ なにか いいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな 何かいいことないかな |
生きてりゃいいさきみが悲しみに 心を閉ざしたとき 思い出してほしい歌がある 人を信じれず 眠れない夜にも きっと忘れないでほしい 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 手の掌を合わせようほら温りが 君の胸に届くだろう 一文なしで町をうろついた 野良犬と呼ばれた若い日にも 心の中は夢で埋まってた 火傷するくらい 熱い想いと 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 恋を無くした 一人ぼっちのきみを そっと見つめる 人がいるよ きみにありがとうとてもありがとう もう会えないあの人にありがとう まだ見ぬ人にありがとう 今日まで僕を 支えた情熱にありがとう 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ 生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 手の掌を合わせようほら温りが 君の胸に届くだろう | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | きみが悲しみに 心を閉ざしたとき 思い出してほしい歌がある 人を信じれず 眠れない夜にも きっと忘れないでほしい 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 手の掌を合わせようほら温りが 君の胸に届くだろう 一文なしで町をうろついた 野良犬と呼ばれた若い日にも 心の中は夢で埋まってた 火傷するくらい 熱い想いと 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 恋を無くした 一人ぼっちのきみを そっと見つめる 人がいるよ きみにありがとうとてもありがとう もう会えないあの人にありがとう まだ見ぬ人にありがとう 今日まで僕を 支えた情熱にありがとう 生きてりゃいいさ 生きてりゃいいさ そうさ 生きてりゃいいのさ 喜びも悲しみも 立ちどまりはしない めぐり めぐって行くのさ 手の掌を合わせようほら温りが 君の胸に届くだろう |
ほろ酔いでほろ酔いで夢見れば 想い出は美しく 時はすべてを許し やさしさに変えてゆく 傷ついた青春も 泣きぬれた恋人も みんな化石の花になる すべてのものが やがて むくわれ すべてのものが いつか 救われる 時代は変わり 陽は降り注ぐだろう 生きてゆけぬと 泪する人にも 哀しみはいつだって 幸せな日を選び 風のように あらわれて 夢のように 消えてゆく ひたすらに流れてゆけ ささやかな人生よ せめてもどせぬ運命(さだめ)なら 人も 願いも やがて去りゆき 季節は変わり いつかめぐりあう 時の流れに みえかくれしながら 波間ただよう 花びらのように すべてのものが やがて むくわれ すべてのものが いつか 救われる 時代は変わり 陽は降り注ぐだろう 波間ただよう 花びらのうえにも | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | ほろ酔いで夢見れば 想い出は美しく 時はすべてを許し やさしさに変えてゆく 傷ついた青春も 泣きぬれた恋人も みんな化石の花になる すべてのものが やがて むくわれ すべてのものが いつか 救われる 時代は変わり 陽は降り注ぐだろう 生きてゆけぬと 泪する人にも 哀しみはいつだって 幸せな日を選び 風のように あらわれて 夢のように 消えてゆく ひたすらに流れてゆけ ささやかな人生よ せめてもどせぬ運命(さだめ)なら 人も 願いも やがて去りゆき 季節は変わり いつかめぐりあう 時の流れに みえかくれしながら 波間ただよう 花びらのように すべてのものが やがて むくわれ すべてのものが いつか 救われる 時代は変わり 陽は降り注ぐだろう 波間ただよう 花びらのうえにも |
酔っぱらったよ酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 俺達が出会ったあの頃がよみがえるね 輝きと影がまじりあっていたあの頃 この唄歌ってたあいつはどうしたんだろう 最近あんまり聞かないねさみしいね 時の重さが俺たちを変えたんだ 違う生き方選んだふたり 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 時代は移り行き街角に知らない歌が お前見送ってひとりで泣こうか 新しい化粧もお前には似合うけど 変れないんだ男って奴は 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ まだ知らない唄が耳を過ぎる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔の唄はもう聞きたくない 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 俺達が出会ったあの頃がよみがえるね 輝きと影がまじりあっていたあの頃 この唄歌ってたあいつはどうしたんだろう 最近あんまり聞かないねさみしいね 時の重さが俺たちを変えたんだ 違う生き方選んだふたり 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 時代は移り行き街角に知らない歌が お前見送ってひとりで泣こうか 新しい化粧もお前には似合うけど 変れないんだ男って奴は 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ まだ知らない唄が耳を過ぎる 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔の唄はもう聞きたくない 酔っぱらったよ 酔っぱらったよ 昔流行った唄が流れてる |
無口うまく言葉にできないおもいをどうすれば、どうすればいいんだろう わかってくれていると思っていたんだ わかってくれないはずはないんだと 当たり前で言いそびれたことが 今頃になりこんな形で現れるなんて わかってくれていると思っていたんだ 友達にもそう話していたのに 感謝とかすまなさとかとても言葉じゃ足りないよ そしておまえをいとおしむ この思いどこへぶつければいいのか 誰かがとても上手な言葉で傷ついた君を理解してくれたのかい 俺たちが築いたものは言葉よりも軽いのか無責任な誰かの言葉より 言ってみるよ聞いてておくれありったけの思いを言葉で やっぱり言葉じゃだめさ 言葉なんか嫌いさ 本当のことまで みんな嘘になる 感謝とかすまなさとか とても言葉じゃ足りないよ そしてお前を失いたくないこの思いどこへぶつければいいのか 空しく言葉は空回りして 自分を弁護しようとするだけ ただ お前を失いたくない なぜ 解ってくれないのか すでに閉ざされた お前の前で やがて 俺は また 無口の人となる | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | うまく言葉にできないおもいをどうすれば、どうすればいいんだろう わかってくれていると思っていたんだ わかってくれないはずはないんだと 当たり前で言いそびれたことが 今頃になりこんな形で現れるなんて わかってくれていると思っていたんだ 友達にもそう話していたのに 感謝とかすまなさとかとても言葉じゃ足りないよ そしておまえをいとおしむ この思いどこへぶつければいいのか 誰かがとても上手な言葉で傷ついた君を理解してくれたのかい 俺たちが築いたものは言葉よりも軽いのか無責任な誰かの言葉より 言ってみるよ聞いてておくれありったけの思いを言葉で やっぱり言葉じゃだめさ 言葉なんか嫌いさ 本当のことまで みんな嘘になる 感謝とかすまなさとか とても言葉じゃ足りないよ そしてお前を失いたくないこの思いどこへぶつければいいのか 空しく言葉は空回りして 自分を弁護しようとするだけ ただ お前を失いたくない なぜ 解ってくれないのか すでに閉ざされた お前の前で やがて 俺は また 無口の人となる |
一徹者一徹者でいい そのままでいい いまさら世間に なびいてもしょうがない いつもの居酒屋へ 下駄を鳴らせば なじみの顔ぶれ 笑顔が並んでる 一徹者は親父ゆずりだと 目頭おさえ おふくろが云う 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい ひたむきでいい まっすぐでいい 愚かに見えるくらいで ちょうどいい 新しがり屋に何が わかるか 男の仕事は はんぱなもんじゃない 一徹者は 親父以上だと 目を糸にして 女房が笑う 生きているから いきているから あしたが恋しい 一徹者でいい そのままでいい 幸せなんて 心が決めるもの 飲んでものまれず 惚れても騒がず 激しい想いを ほほえみにできればいい 一徹者は 直りゃしないネ、と 女房が云えば おふくろ うなずく 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい 生きているから いきているから あしたが恋しい | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 一徹者でいい そのままでいい いまさら世間に なびいてもしょうがない いつもの居酒屋へ 下駄を鳴らせば なじみの顔ぶれ 笑顔が並んでる 一徹者は親父ゆずりだと 目頭おさえ おふくろが云う 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい ひたむきでいい まっすぐでいい 愚かに見えるくらいで ちょうどいい 新しがり屋に何が わかるか 男の仕事は はんぱなもんじゃない 一徹者は 親父以上だと 目を糸にして 女房が笑う 生きているから いきているから あしたが恋しい 一徹者でいい そのままでいい 幸せなんて 心が決めるもの 飲んでものまれず 惚れても騒がず 激しい想いを ほほえみにできればいい 一徹者は 直りゃしないネ、と 女房が云えば おふくろ うなずく 生きているから いきているから ぬくもりが恋しい 生きているから いきているから あしたが恋しい |
欲望河この街を 流れてる河は 今日も淋しさの吹き溜まり 愚か者や罪人達 救いの酒に酔い痴れてる ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘れられぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ この街は 欲望と人の夢が 転がり続ける街 裏切り合い 傷ついても慰めなんか欲しくない ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘られぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ 行き過ぎる街の人は 悲しみさえ生きる力にして 傷ついた心抱いて 夜明けを待ちわびる 朝焼けの海に向い ひたすらに ただ流れてゆく もの云わぬ河の流れのように | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | この街を 流れてる河は 今日も淋しさの吹き溜まり 愚か者や罪人達 救いの酒に酔い痴れてる ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘れられぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ この街は 欲望と人の夢が 転がり続ける街 裏切り合い 傷ついても慰めなんか欲しくない ただ流れゆく河の流れ あの頃のように じっと見つめれば 忘られぬ愛しい面影が こみあげてくるのさ 行き過ぎる街の人は 悲しみさえ生きる力にして 傷ついた心抱いて 夜明けを待ちわびる 朝焼けの海に向い ひたすらに ただ流れてゆく もの云わぬ河の流れのように |
のんべ一緒に暮らそうと冗談でもあんたが 言ってくれたからあたしホロリときたんや のんべでアホな女といいかげんな男 うまくやれるはずないわ 試してみないでも 笑いながら笑いながら眠っていたんや 泣きながら泣きながら寝むった日もあったのに あんたの肩を時々たしかめてみたんや いつのまにかいつのまにか 消えてやしないかと そうやあたしは母さんのように ふつうになろうとしたけど なりきれなかったんや あんたが一晩中そばにいてくれたから 大人になってはじめてぐっすり眠れたんや 子供の頃によく見た夢をまた見たよ 月の浜辺で裸足で おどってる夢を 出て行ってよ出て行ってよ無理を言わないでよ たった一夜たった一夜夢見ただけなんや せめて一度私の手料理食べて欲しかったけど もうおしまいもうおしまい すぐに出て行って あんたが一晩中母さんのように 抱きしめてくれたから 幸せになれたんや 泣きながら泣きながらまたひとり寝るんや 笑いながら笑いながら眠れる日まで あ・ん・た | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 一緒に暮らそうと冗談でもあんたが 言ってくれたからあたしホロリときたんや のんべでアホな女といいかげんな男 うまくやれるはずないわ 試してみないでも 笑いながら笑いながら眠っていたんや 泣きながら泣きながら寝むった日もあったのに あんたの肩を時々たしかめてみたんや いつのまにかいつのまにか 消えてやしないかと そうやあたしは母さんのように ふつうになろうとしたけど なりきれなかったんや あんたが一晩中そばにいてくれたから 大人になってはじめてぐっすり眠れたんや 子供の頃によく見た夢をまた見たよ 月の浜辺で裸足で おどってる夢を 出て行ってよ出て行ってよ無理を言わないでよ たった一夜たった一夜夢見ただけなんや せめて一度私の手料理食べて欲しかったけど もうおしまいもうおしまい すぐに出て行って あんたが一晩中母さんのように 抱きしめてくれたから 幸せになれたんや 泣きながら泣きながらまたひとり寝るんや 笑いながら笑いながら眠れる日まで あ・ん・た |
夢の森の中で君と夜更けに急に目を覚まし 瞳濡らして震えてる 君は思い出の森の中 霧に迷って来たのかい 眠れ俺の胸で 抱いてあげる 優しく強く ひそかな寝息たてながら まだ泣き顔の白いほほ 俺も思い出の森の中 枯れ葉踏みしめ歩こうか 眠れ俺の胸で つらい 夢など見ないように 眠れ俺の胸で いつも目覚めれば そばに いるよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 服部隆之 | 夜更けに急に目を覚まし 瞳濡らして震えてる 君は思い出の森の中 霧に迷って来たのかい 眠れ俺の胸で 抱いてあげる 優しく強く ひそかな寝息たてながら まだ泣き顔の白いほほ 俺も思い出の森の中 枯れ葉踏みしめ歩こうか 眠れ俺の胸で つらい 夢など見ないように 眠れ俺の胸で いつも目覚めれば そばに いるよ |
てんびんばかり真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものがあるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でももしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される男が殺される誰も何も言わない 男が殺される男が殺されるみんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです てんびんばかりは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです てんびんばかりは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 真実は一つなのか 何処にでも転がっているのかい 一体そんなものがあるんだろうか 何も解からないで僕はいる そしてそれがあるとすれば 何処まで行けば 見えてくるんだろう そしてそれがないものねだりなら 何を頼りに 生きて行けばいいんだろう 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らない 何も解らないで僕はいる 家を出て行く息子がいる 引き止めようとする 母親がいる どちらも愛してる どちらも恨んでる どちらも泣いている 友達が殴られて仕返しをしに行った男がいる その殴った相手も友達だったので 困ってしまった男がいる 偉い人は僕を叱るけど その自信は何処からくるんだろう でももしも僕が偉くなったら やっぱり僕も誰かを叱るだろう 何人もの人を殺した男がいる 掛替えのない命を奪ってしまった 次はこの男が殺される番だ 掛替えのない命を奪ってしまう 男が殺される男が殺される誰も何も言わない 男が殺される男が殺されるみんながそれに 賛成したのです 男はいつでも威張っているけど どんな目で 女を見つめているんだろう 女はいつでも威張らせておくけど どんな目で男を見つめているんだろう 僕が何気なく呟いた言葉が 君をとっても悲しませてしまった 慰めようと 言葉を掛けたら君は泣き出してしまった 長い間君はとっても辛い思いをしてきたのでしょう やっと君を幸せにできると思ったのに 君はもういない 毎朝決まった時間に起きる人の喜びは 何処にあるんだろう 電信柱に小便ひっかけた野良犬の悲しみは 何処にあるんだろう うちの仔犬はとても臆病で一人では街を歩けない 首輪をつけると とても自由だ 僕を神様だと思っているんだろう 拳を挙げる人々と手を合わす人々が 言い争いを続ける間に ホラ ごらんなさい野良犬の母さんが かわいい仔犬を生みました 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです てんびんばかりは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ 誤魔化さないで そんな言葉では 僕は満足出来ないのです てんびんばかりは重たい方に傾くに 決まっているじゃないか どちらも もう一方より重たいくせに どちらへも傾かないなんておかしいよ |
忘れもの働らくこともいい お金を手にすることも 豊かさ求めることも ぜいたくも悪くない 無いより あるがいい 貧しく 苦しむよりは 勝負が必要ならば 勝ちたいが あたりまえ なのに いま この不機嫌は何だろう 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 笑えることはいい ジョークで済ませることも 深刻ぶらないことが 美徳でも罪じゃない 身のほど知らずでも 希望と思えればいい リッチなふりすることも 責められることじゃない なのに 何故 この苛立ちは何だろう 学び過ぎて 変り過ぎて あくせく行き過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる | 河島英五 | 阿久悠 | 網倉一也 | | 働らくこともいい お金を手にすることも 豊かさ求めることも ぜいたくも悪くない 無いより あるがいい 貧しく 苦しむよりは 勝負が必要ならば 勝ちたいが あたりまえ なのに いま この不機嫌は何だろう 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 笑えることはいい ジョークで済ませることも 深刻ぶらないことが 美徳でも罪じゃない 身のほど知らずでも 希望と思えればいい リッチなふりすることも 責められることじゃない なのに 何故 この苛立ちは何だろう 学び過ぎて 変り過ぎて あくせく行き過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる 急ぎ過ぎて 走り過ぎて 身軽になり過ぎて 捨ててはいけないものまでも 忘れた気がしてる |
季節季節を語る時に 人はみな春から始める 春 夏 秋 冬 また春になる 秋から始める不都合や 冬から数える理不尽が どこに どこにあるのだろう 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 流れるままにまかせ うつろいも終って気がつき 春 夏 秋 冬 もう何年か どこから始めてどこへ行き 何から見つめて何に見え それは それはこころ次第 秋は夏の後で悲しく 夏は春の予告で燃えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか | 河島英五 | 阿久悠 | 水谷公生 | | 季節を語る時に 人はみな春から始める 春 夏 秋 冬 また春になる 秋から始める不都合や 冬から数える理不尽が どこに どこにあるのだろう 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 流れるままにまかせ うつろいも終って気がつき 春 夏 秋 冬 もう何年か どこから始めてどこへ行き 何から見つめて何に見え それは それはこころ次第 秋は夏の後で悲しく 夏は春の予告で燃えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか 春は冬があってきわ立ち 冬は秋をくぐって耐えられる さて ぼくは 人生の いまどの季節で 躍っているのか |
主役赤い酒には ときめきが 白い酒には よろこびが ともに あわせて 飲みほして 今宵の主役を称(たた)えよう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 人は誰でも いくたびか 晴れの主役に なれるもの たとえ わずかの人の輪の 小さな拍手の中だって あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 赤いくちびる ふるわせて 白いてのひら 打ち鳴らし 花の吹雪を浴びながら 歓喜を伝える歌うたう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと | 河島英五 | 阿久悠 | 井上大輔 | | 赤い酒には ときめきが 白い酒には よろこびが ともに あわせて 飲みほして 今宵の主役を称(たた)えよう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 人は誰でも いくたびか 晴れの主役に なれるもの たとえ わずかの人の輪の 小さな拍手の中だって あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと 赤いくちびる ふるわせて 白いてのひら 打ち鳴らし 花の吹雪を浴びながら 歓喜を伝える歌うたう あゝ生きて 愛して よかったと あゝ生きて 愛して よかったと |
Bye Bye メランコリー愛したら 愛されたい たずねたら 答えてほしい 抱(いだ)いたら それより強く 力をこめて 抱きつかれたい 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持が多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー さそったら さそわれたい 沈んだら 黙ってほしい 歩いたら 小走りになり おんなじ道を 進んでほしい 男と女には 悲しい習性で すべてを信じる愚かしさを 何度もくり返す とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持ちが多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー | 河島英五 | 阿久悠 | 網倉一也 | | 愛したら 愛されたい たずねたら 答えてほしい 抱(いだ)いたら それより強く 力をこめて 抱きつかれたい 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持が多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー さそったら さそわれたい 沈んだら 黙ってほしい 歩いたら 小走りになり おんなじ道を 進んでほしい 男と女には 悲しい習性で すべてを信じる愚かしさを 何度もくり返す とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー 男と女には いつでも少しだけ 相手の気持ちが多いことを 心であてにする とどかぬ想い はずれた願い 重たいメランコリー Bye Bye メランコリー |
街のジプシー色んな男と歩いていたね まるで街のジプシーさお前は 男に傾く身体の重さが悲しみやさびしさなんだろう 一度だけ素顔のお前見たね 思いがけなくも少女みたいでさ 窓から差し込む朝日を浴びて はにかみながら立っていたね 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら 奪ってみせるぜお前の魂 その日が来るのを待っていろよ 少女みたいにウブにふるえながら 俺の前でハダカになるのさ 重たい化粧落としなよ 朝が来るまでおどりあかそう 素顔のお前を見せてくれ もういちど見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら お前のココロのサバクにとどくなら 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度 見せてくれ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | 水谷公生 | 色んな男と歩いていたね まるで街のジプシーさお前は 男に傾く身体の重さが悲しみやさびしさなんだろう 一度だけ素顔のお前見たね 思いがけなくも少女みたいでさ 窓から差し込む朝日を浴びて はにかみながら立っていたね 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら 奪ってみせるぜお前の魂 その日が来るのを待っていろよ 少女みたいにウブにふるえながら 俺の前でハダカになるのさ 重たい化粧落としなよ 朝が来るまでおどりあかそう 素顔のお前を見せてくれ もういちど見せてくれ 墜ちてもいいぜお前が望むなら お前がのぞいた地獄って処まで 戦さに病れた兵士のような お前のココロのサバクにとどくなら お前のココロのサバクにとどくなら 重たい化粧落としなよ こわがらないでさらけだしてごらん 素顔のお前を見せてくれもう一度 見せてくれ |
バイ・バイ・バイ君は素適な人だから 僕をとってもくるしめる もうこれ以上二人の愛を 傷つけないようにさよならしよう バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 逢って間もない二人なのに きっと出逢うのが 遅すぎたんだね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 君の仕草の一つ一つを 僕は決して忘れないよ 君も何時か大人になっても 僕の事を想い出してね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 君は素適な人だから 僕をとってもくるしめる もうこれ以上二人の愛を 傷つけないようにさよならしよう バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 逢って間もない二人なのに きっと出逢うのが 遅すぎたんだね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ 君の仕草の一つ一つを 僕は決して忘れないよ 君も何時か大人になっても 僕の事を想い出してね バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ バイ・バイ |
かけがえのない人かけがえのない人がいた 心許し合える人だった だけどいつからだろう 傷つけあうようになったのは 自分を認め様とする言葉はなんて 相手を非難する言葉と似ているんだろう そして僕らは別れてしまったのさ とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに ただ離れたくないと思いすぎていたんだろう 離れてゆくことがとても当り前だと 知っていれば良かった そしてなぜ別れなければいけないのかと 考えてみれば良かった そのことがうまくやってゆく為の 努力だったにちがいない だけどあの時 二人別れてしまったのさ とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | かけがえのない人がいた 心許し合える人だった だけどいつからだろう 傷つけあうようになったのは 自分を認め様とする言葉はなんて 相手を非難する言葉と似ているんだろう そして僕らは別れてしまったのさ とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに ただ離れたくないと思いすぎていたんだろう 離れてゆくことがとても当り前だと 知っていれば良かった そしてなぜ別れなければいけないのかと 考えてみれば良かった そのことがうまくやってゆく為の 努力だったにちがいない だけどあの時 二人別れてしまったのさ とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに とてもかけがえのない とてもかけがえのない 人だったのに |
運命病院の一室で去りゆく友に 別れを告げた静かな夜にも 僕はひとりで つぶやいていた 「さらば、友よ……運命」 病院の一室で迎えた朝は まぶしい光が輝いていた 白い建物を出る時に 生まれたばかりの赤ん坊の泣き声が…… 運命 運命 運命 運命 ふと初恋の日のことを想い出した 街のはずれの公園で いつも君と語り合ったね 夢と希望とあこがれと この情熱が死んでしまったら 僕の命は失くしてもいいと 久しぶりに君に手紙を書いた 「僕は死んでしまったんだ……」 運命 運命 運命 運命 あの頃ふたり 目と目があうだけで 心の高鳴りをおさえられなかった あの素晴らしい愛はいったい 何処へ逝ってしまったんだ あの日病院の一室で 去って逝った友よ 君はどこをさまよってるんだろう…… 僕は今も夜汽車にゆられ 移り変わる景色をただ見つめている…… 運命 運命 運命 運命 運命 運命 運命 運命 | 河島英五 | 河島英五 | 河島英五 | | 病院の一室で去りゆく友に 別れを告げた静かな夜にも 僕はひとりで つぶやいていた 「さらば、友よ……運命」 病院の一室で迎えた朝は まぶしい光が輝いていた 白い建物を出る時に 生まれたばかりの赤ん坊の泣き声が…… 運命 運命 運命 運命 ふと初恋の日のことを想い出した 街のはずれの公園で いつも君と語り合ったね 夢と希望とあこがれと この情熱が死んでしまったら 僕の命は失くしてもいいと 久しぶりに君に手紙を書いた 「僕は死んでしまったんだ……」 運命 運命 運命 運命 あの頃ふたり 目と目があうだけで 心の高鳴りをおさえられなかった あの素晴らしい愛はいったい 何処へ逝ってしまったんだ あの日病院の一室で 去って逝った友よ 君はどこをさまよってるんだろう…… 僕は今も夜汽車にゆられ 移り変わる景色をただ見つめている…… 運命 運命 運命 運命 運命 運命 運命 運命 |
ありったけのRHAPSODY別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を 忘れないで流さないで あなたを愛でうめつくす手立てが欲しいだけ 値打ちのない男じゃない 情のない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 夜明けまでの笑い話 そんな風には思わずに 風に揺られながら踊り出した悲しみよ 捜さないで誘わないで あなたと夢で通い合う時間が欲しいだけ 勇気のない男じゃない 定めのない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を | 河島英五 | 大津あきら | 河島英五 | | 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を 忘れないで流さないで あなたを愛でうめつくす手立てが欲しいだけ 値打ちのない男じゃない 情のない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 夜明けまでの笑い話 そんな風には思わずに 風に揺られながら踊り出した悲しみよ 捜さないで誘わないで あなたと夢で通い合う時間が欲しいだけ 勇気のない男じゃない 定めのない女じゃない 悲しすぎて寂しすぎて ただ狂おしく ありったけのラプソディー 別れないで眠らないで あなたを求めるやるせなさ 夜が終るように 泣き疲れた心を |