どうぞこのまま松山千春 | 松山千春 | 丸山圭子 | 丸山圭子 | 飛澤宏元 | この確かな 時間だけが 今の二人に 与えられた 唯一の あかしなのです ふれあうことの 喜びを あなたのぬくもりに 感じて そうして 生きているのです くもりガラスを伝わる 雨のしずくのように ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに それは ばかげたあこがれか 気まぐれな 恋だとしても 雨は きっと降り続く くもりガラスをたたく 雨の音かぞえながら どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで さよならは涙とうらはら さめたコーヒーのようなもの だから いつまでも このまま どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで どうぞこのまま どうぞこのまま どうぞやまないで |
さよならをするために松山千春 | 松山千春 | 石坂浩二 | 坂田晃一 | 飛澤宏元 | 過ぎた日の微笑みを みんな君にあげる ゆうべ枯れてた花が 今は咲いているよ 過ぎた日の悲しみも みんな君にあげる あの日知らない人が 今はそばに眠る 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならを するために 昇る朝陽のように 今は君と歩く 白い扉をしめて やさしい夜を招き 今のあなたにきっと 判るはずはないの 風に残した過去の さめた愛の言葉 温かな昼下がり 通りすぎる雨に 濡れることを 夢に見るよ 風に吹かれて 胸に残る想い出と さよならを するために |
セクシィ松山千春 | 松山千春 | 下田逸郎 | 下田逸郎 | 飛澤宏元 | 子供みたいに笑うあなたが 急に黙ってセクシィ 旅に出るなら夜の飛行機 つぶやくあなたセクシィ 夜の深さに ふたりとけて行くのね 愛の言葉はみつめあうこと ふたつの心セクシィ 愛の暮らしに少し疲れた あなたと私セクシィ 明日のことは誰も知らない だから今夜はセクシィ 夜の深さに ふたりとけて行くのね 愛の言葉はみつめあうこと ふたつの身体セクシィ |
別れのサンバ松山千春 | 松山千春 | 長谷川きよし | 長谷川きよし | 飛澤宏元 | 何にも 思わず 涙も 流さず あなたの 残した グラスを みつめて一人 みんなわかっていた はずなのに 心の 奥の淋しさを ああ わかって あげれば 別れも 知らずにすんだの きっと私を 強く抱く時も あなたは 一人 淋しかったのね あなたの 愛した この髪さえ 今は泣いている 今は泣いている 今は泣いている |
妹松山千春 | 松山千春 | 喜多條忠 | 南こうせつ | 飛澤宏元 | 妹よ ふすま一枚 へだてて 今 小さな寝息をたててる 妹よ お前は夜が 夜が明けると 雪のような 花嫁衣裳を着るのか 妹よ お前は器量が悪いのだから 俺はずい分心配していたんだ あいつは俺の友達だから たまには三人で酒でも飲もうや 妹よ 父が死に 母が死にお前ひとり お前ひとりだけが 心のきがかり 明朝 お前が出ていく前に あの味噌汁の 作り方を書いてゆけ 妹よ あいつは とってもいい奴だから どんなことがあっても 我慢しなさい そして どうしても どうしても どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ |
春夏秋冬松山千春 | 松山千春 | 泉谷しげる | 泉谷しげる | 飛澤宏元 | 季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人に逢う 人のために良かれと思い 西から東へかけずり回る やっと見つけた優しさは いともたやすくしなびた 春を眺める余裕もなく 夏を乗り切る力もなく 秋の枯葉に身を包み 冬に骨身をさらけ出す 今日で全てが終わるさ 今日で全てが変わる 今日で全てが報われる 今日で全てが始まるさ 季節のない街に生まれ 風のない丘に育ち 夢のない家を出て 愛のない人に逢う を横目で隣を覗き 自分の道を確かめる またひとつずるくなった 当分照れ笑いが続く 汚いところですが 暇があったら寄ってみて下さい ほんのついででいいんです 一度寄ってみて下さい 今日で全てが終わるさ 今日で全てが変わる 今日で全てが報われる 今日で全てが始まるさ |
卒業写真松山千春 | 松山千春 | 荒井由実 | 荒井由実 | 飛澤宏元 | 悲しいことがあると開く皮の表紙 卒業写真のあの人はやさしい目をしてる 町でみかけたとき何も言えなかった 卒業写真の面影がそのままだったから 人ごみに流されて変わってゆく私を あなたはときどき遠くでしかって 話しかけるようにゆれる柳の下を 通った道さえ今はもう電車から見るだけ あの頃の生き方をあなたは忘れないで あなたは私の青春そのもの 人ごみに流されて変わってゆく私を あなたはときどき遠くでしかって あなたは私の青春そのもの |
雨が空から降れば松山千春 | 松山千春 | 別役実 | 小室等 | 飛澤宏元 | 雨が空から降れば オモイデは地面にしみこむ 雨がシトシト降れば オモイデはシトシトにじむ 黒いコーモリ傘をさして街を歩けば あの街は雨の中 この街も雨の中 電信柱もポストも フルサトも雨の中 しょうがない 雨の日はしょうがない 公園のベンチでひとり おさかなをつれば おさかなもまた 雨の中 しょうがない 雨の日はしょうがない しょうがない 雨の日はしょうがない しょうがない 雨の日はしょうがない |
私たちの望むものは松山千春 | 松山千春 | 岡林信康 | 岡林信康 | 飛澤宏元 | 私たちの望むものは生きる苦しみではなく 私たちの望むものは生きる喜びなのだ 私たちの望むものは社会のための私ではなく 私たちの望むものは私達のための社会なのだ 私たちの望むものは与えられることではなく 私たちの望むものは奪い取ることなのだ 今ある不幸せにとどまってはならない まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ 私たちの望むものはくりかえすことではなく 私たちの望むものはたえず変わってゆくことなのだ 私たちの望むものは貴方を殺すことではなく 私たちの望むものは貴と生きることなのだ 今ある不幸せにとどまってはならない まだ見ぬ幸せに今飛び立つのだ 私たちの望むものは生きる喜びではなく 私たちの望むものは生きる苦しみなのだ |
伝道松山千春 | 松山千春 | 加川良 | 加川良 | 飛澤宏元 | 悲しい時にゃ悲しみなさい 気にする事じゃありません あなたの大事な命に関わることもあるまいし そうですそれが運命でしょう 気にする事じゃありません 生まれて死ぬまでつきまとうのは 悩みと云うものだけなのですよ |