君ともう一度会うために作った歌さ。NTT東日本 企業CMソングで話題!

 4月27日にリリース、“スピッツ”通算41枚目のシングル「みなと」が、4月20日よりiTunesなどで先行配信開始!歌ネットでも歌詞の先行公開がスタートしました。表題曲は、NTT東日本 企業CMソングとして放送中。やさしいメロディーや歌詞、そしてあの二十数年変わらぬ歌声…思わずCMに聴き入ってしまいますよねぇ。Twitterで同曲に関するツイートを検索すると、ファンのみならず、やはり「CMでひと耳惚れして楽曲をチェックした」という声も多数。そんな「みなと」は現在、歌詞注目度ランキングの1位に君臨しております!

“船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる
知らない人だらけの隙間で 立ち止まる
遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて
縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて

汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース
黄昏にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す
君ともう一度会うために作った歌さ
今日も歌う 錆びた港で”
「みなと」/スピッツ

 幻想的なギターサウンドと草野マサムネのボーカルから始まる、哀愁感漂う柔らかなサウンド。そしてサビの<汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース>……なんて素敵なキラーフレーズでしょう。ところで、最近のJ-POPの歌詞やタイトルで“みなと”という言葉を目にするのはのは珍しい気がしますね。一昔前の楽曲や演歌ではよく“港”が歌の舞台になっております。
 
 また、『男は船、女は港』という言葉も聞いたことがありませんか?男は、夢を追うためであったり、恋愛であったり、ひとところに留まらず様々な冒険(?)をしますが、女性は彼が戻ってくるのをただただ港のように待つ…というような意味です。しかし、スピッツの「みなと」では、男性が<遠くに旅立った君>を待つ“港”を象徴しているのが印象的です。<君ともう一度会うために作った歌>を今日も錆びた港で歌い続ける僕。一体この“君”と“僕”にはどんな過去、どんな物語があったのでしょうか…。
 
 尚、アニメーションと演奏シーンを合成させた、全編モノクロの映像作品となっている「みなと」のミュージックビデオも注目です!是非、チェックしてみてください。4月22日には約3年ぶりの「ミュージックステーション」生出演も決定しているスピッツ。今後の動きからも目が離せませんね…!

<MVディレクター 北山大介氏コメント>
みなとのミュージックビデオのお話を頂き、初めて楽曲を聞かせていただいたときに、浮かんだイメージが、みなとに「一人立つ人の影」と「その上を旋回する大きな鳥」(間奏の口笛)でした。演奏シーンはとにかくシンプルにバンドの影を格好良く撮影するためライトは一灯で、楽器セットもシンプルにとお願いしました。一人一人のシルエットがしっかりと表現できたと思います。「その上を旋回する大きな鳥」というイメージを映像化するにあたっては、はじめは現代的にドローンを使った空撮(実写)での撮影を考えましたが、スピッツの楽曲にドローンは何か違うような気がして、空飛ぶ浮遊感をアニメーションで表現することにしました。(ミーティングでその説明をメンバーの皆さんにしたところ皆さん笑って納得していました)ジャケットの白黒写真のイメージもあり、白黒の古いフィルムの質感で製作することにしました。

◆ニューシングル『みなと』
2016年4月27日発売
UPCH-5875 ¥1,000+税
1.みなと
2.ガラクタ