西片梨帆

変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。

 2021年6月23日に“西片梨帆”が新曲「そのままでいてね」を配信リリースしました。恋人として、ずっと一緒にいて、互いを理解していたはずの二人。でも、仕事や生活で移りゆく時間の中、愛情や絆といった価値観が少しずつ違っていって…。そんな恋愛模様を描いた作品。二人の結末はどうなるのでしょうか。是非、歌詞をご堪能ください。

 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、新曲「そのままでいてね」に込めた想い。変わることを求められているようで息苦しいあなたへ。変わらなきゃいけないと、不安で焦燥感のあるあなたへ。このエッセイと歌詞が届きますように…!

~歌詞エッセイ:「そのままでいてね」~

こんにちは。西片梨帆です。
歌詞エッセイを書かせて頂けるとのことで、
夜な夜な書いています。

前作のミニアルバム
『彼女がいなければ孤独だった』をリリースした際も
書かせて頂き、ありがとうございます。

今回は、一人で話している内容を
文字に起こすような形でエッセイを書いてみます。

西片と内緒話をしているような、
そんな気持ちになってくれたらと思います。

約半年ぶりに新曲「そのままでいてね」を
リリースすることができて、とても嬉しいです。
“そのままでいてね”という言葉は
実はファンの人や、周りの大切な人へ
長い間送っていた言葉でした。

例えば、
グッズを買ってくださった方にサインをする時に、
“そのままでいてね”ってよく書いていたんです。

生きていると、
変わることを常に求められる気がしていて、
せめて私はそのままでいいよって伝える人でいたくて。

知っている人には伝わる言葉。
知らない人にだって救いになるかもしれない言葉。
久々のリリースだったので、
私は変わらずにここにいることを
「そのままでいてね」という言葉を通して、
内緒話みたいに伝わればいいなと思っています。

新曲をリリースするたびに、
曲の意味についてよく考えます。
聞かれることも、多くて…。考える。考える。

なんで作ったんだっけ?記憶を掘り起こす。

ほとんどが感覚だったり、
自分でも説明できないような感情を
残すために書いていて。

だから、正直自分でもよく分からないのです。笑

意味ってすごく難しい。
だけど、たくさん考えた結果一つだけ分かったのは、
意味ってあるようでないということ。
「あなたはなんで生きてるの?」って聞かれるのと
近い質問なのかもしれません。

説明するための言葉は探せばきっと、
私の中から持って行けるけれど、
それをしたくない自分もいます。
わからないままで十分に事足りていると思うのです。

だから、好きなように大切にしてもらえたらいいなあ。
この曲を持ち歩いては、時々お守りにしてもらって。
わからないけど、自分もその感情を知っているなって。

そうやって気付いたら、涙が出たり、
心が動いてしまうような音楽を
ずっと作っていたいです。

あなたが変わることを
望む人たちがたくさんいたとしても
私は変わらないでいいよと歌います。

大丈夫、もう十分だよ。
だからどうか、そのままでいてね。

<西片梨帆>

◆紹介曲「そのままでいてね
作詞:西片梨帆
作曲:西片梨帆
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