井上苑子

嘘をつきたくない。伝えたい。だから言葉にしなくちゃいけないのだ。

 2021年2月10日に“井上苑子”がニューミニアルバム『PANっと音がした』をリリースします。23歳になる彼女が作り上げたのは、女の子の可愛いを詰め込んだおもちゃばこのような一作。感じた音、リズム、空気感を、色の世界基準である【PANTONE】(読み: パントーン)を介して表現。そして今作では初めて、6曲通して1人の女の子の物語が描くことに挑戦しております。

 さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“井上苑子”による歌詞エッセイを3ヵ月連続でお届け!今回はその第1弾です。綴っていただいたのは、今作の物語の始まりにあたる楽曲であり、12月25日に先行配信がスタートされた新曲「おとぎ話って言わないで」のお話。みなさんは恋をしたとき、どんな自分でありたいと思いますか…?

~歌詞エッセイ第1弾:「おとぎ話って言わないで」~

私は前回のエッセイで、自分の恋への理想を語った。
恋愛というものは、少し自己中で、
エゴになってしまうこともある。
自分の幸せを求めてしまうのだ。

今回は自分の価値観の変化について
話をしていこうと思う。

私は仕事でも、恋愛でも、
できることなら誰かのことを幸せにしたい。
大人になるに連れ、出会いやきっかけを
見逃さずに大事にしていきたいと改めて感じている。

初めましての人でも気になったら
連絡先を聞き、ご飯に行ったりして
どんな風に物事を考えて生きているのかを聞きたい。
くだらないことも話して、
その人の幸せの価値観を知りたい。
自分には無かった脳内の引き出しを増やしたい。

そういうことを考えるほど
私は人間が好きだ。

今まで人に対して勝手に期待をして、
落ち込んだことが何度かあった。
勝手に、ほんとに勝手に、落ち込んだ。

期待をすることは悪いことではないと思うが、
そこで、期待通りじゃなければ悲しい、
と言う感情は
その時の相手のペースや、空気感、言動を
尊重していなかったのだ。

いろんな人に教わった。
未だに子供で、
死ぬまで変わらない部分もあると思うが、
感情のコントロールというものを
できるようになっていきたいと思う。
ただ、やはり自分主観になってしまう時もある。

曲を書くときも自分主観になってしまうから
何度も何度も言葉を打っては消したりする。

なかなか目に見える大事な人へ
本当に伝えたかったことが言葉にならない。

なりたい自分はなんだ、と考えると
素直な人、というのが一番に出てくる。

嘘をつきたくない。伝えたい。

だから言葉にしなくちゃいけないのだ。

「おとぎ話って言わないで」は
恋に落ちたときの曲で
かっこつけたり、仮面を被った人ではなく
気持ちに素直で我儘に生きてる女の子を
主人公に描きました。

2月10日にリリースされる
ミニアルバム『PANっと音がした』は
6曲、同じ主人公と好きな人との
淡い恋物語を綴っています。

なりたい女の子であり、
きっと私は、恋をするとこんな感じ。

よろしくお願いいたします。

<井上苑子>

◆紹介曲「おとぎ話って言わないで
作詞:井上苑子
作曲:御供信弘

◆ミニアルバム『PANっと音がした』
2021年2月10日発売
初回限定盤 TRAK-0171/172 ¥2,600(税込)
通常盤 TRAK-0173 ¥2,000(税込)
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