2025年11月8日に“相川七瀬”がミニアルバム『FIREWORKS』をリリースしました。今作には、久々のコラボ楽曲が多数収録。さらに、旧知の盟友GACKTが書き下ろしたバラード「いつも隣で」、今年のツアーで初披露されファンと共に育んできた織田哲郎による「明日へ」など、カラフルで力強い全8曲が収録されております。
さて、今日のうたではそんな“相川七瀬”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け。第1弾では、ミニアルバム『FIREWORKS』全収録曲のセルフライナーノーツを綴っていただきました。ぜひ今作とあわせて、それぞれの楽曲に込めた思いを受け取ってください。
2025年11月8日のデビュー30周年の記念日に『FIREWORKS』というアルバムをリリースしました。このアルバムは、親交のあるアーティストの方々とコラボレーションをした1枚です。
これから先の10年を見据えて、次の40周年へ向かっていこうとする自分の新しい側面を引き出してもらいたいと思い、皆さんに力を貸してもらって、レコーディングしたFIREWORKS!!大きな花火として打ち上がりました。どの曲も最高な曲たちです!!気に入ってもらえると嬉しいです。
「何度でも~Rebirth~feat.つるの剛士」
つるのくんとは、同じ歳の友人として長い付き合いで、20周年の際にもカバー曲を共に歌いました。今回も、たまたまご飯を食べた時にオリジナルを作ろうよ!!という話で盛り上がり、次の日から一気に詞のやり取りが始まりました。
テーマはRebirth。私たちは“何度でもやり直せるし、生まれ変われるのだ”というメッセージを込めました。ボーカルはつるのくんが私のキーで歌える!ということになり、ハイトーンの掛け合いの形になっています。
「Victory Anthem」
<火花散らすのさVictory Anthem Go>というフレーズが頭にずっとあって。
闘う人たちをモチーフにした曲を書きたいと思っていました。コンプさんと熟考を重ねて2024年当時、DeNAベイスターズの日本シリーズをかけた闘いに向け、書き下ろしたものです。ファンの人たちの熱い思いを想像し、攻めた歌詞とサウンドに仕上がっています。
「sweet revenge feat. ANNA TSUCHIYA」
この曲は数年前に、デモが出来上がりストックされてきたものです。レコーディングをした際に、女性ボーカルと掛け合いができたら最高にカッコ良い仕上がりになる!と思って一番最初に思い浮かんだのが土屋アンナちゃんでした。
アンナちゃんに連絡をしてデモを聞かせたら、「歌詞が最高。すごく感情移入できる!」とすぐに快諾してくれて、2週間後にはレコーディングという脅威のスピードで仕上がった1曲です。
「カミナリ祭feat.MicrofromDefTech」
Microくんとは「何か、一緒にやろう」と去年からずっと話してきていました。夏のフェスで久しぶりに一緒になった際に、「七瀬さんできたよ!」とMicroくんが5曲も新曲を作ってプレゼンしてくれ、感動。その中にあった祭りの歌を今回はピックアップ。今後、マツリのステージで定番曲になる予感満々の曲です。
「明日へ」
織田哲郎さんとの久しぶりのタッグです。30周年の節目であるという思いと、ここから未来を向いていくというメッセージを込めた歌詞です。自分が歩いてきた道は、誰かのつけてくれた道かもしれないし、自ら開拓した道かもしれない。そして、その道はまた誰かの道になっていくといった物語に沿って、過去を振り返るのではなく、今はその先の10年の夢を描く等身大の自分を描きました。
「So what? feat. KENJIO3 (BACK-ON)」
KENJIくんと派手なRockTuneを作ろう!ということで話していました。
歌詞は最初にKENJIくんがスケッチを書いてくれ、私がそこに自分の言葉を合わせていくスタイルで完成させました。MIXに関しても、チームを任せることで自分の世界にはないサウンドに出会え最高です!
「ワッショイ!」
何年も前から祭りの歌を作りたいと思い、デモテープとして存在していたこの曲。9月のブラジル公演に向け発表されたものです。
ブラジルのマツリダンスで「夢見る少女じゃいられない」が長く愛され、踊られていることで今年初めてのブラジル公演を行い、3万人の踊る姿は圧巻でした。「ワッショイ!」という言葉はもはや世界共通語!これからも国内外で歌い続けたい曲です。
<相川七瀬>
◆ミニアルバム『FIREWORKS』
2025年11月8日発売
<収録曲>
1.何度でも~Rebirth~ feat. つるの剛士
2.Victory Anthem
3.sweet revenge feat. ANNA TSUCHIYA
4.カミナリ祭 feat. Micro from Def Tech
5.いつも隣で
6.明日へ
7.So what? feat. KENJI03(BACK-ON)
8.ワッショイ!




