明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。

the peggies
明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。
2020年8月26日に、3ピースバンド“the peggies”がニューシングル「センチメートル」をリリース!タイトル曲は、TVアニメ『彼女、お借りします』オープニングテーマに抜擢され、放送前からSNS等で話題に。7月18日からは単曲の先行配信がスタート、YouTubeでは東京・LIQUIDROOMにて無観客で撮影されたSpecial Videoも公開されております! さて、今日のうたコラムでは、そんな新作を放った“the peggies”の北澤ゆうほ(Vo&Gt)による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は 第1弾 、 第2弾 に続く最終回です。自身にとって、大きな変化の一歩となったという今作「 センチメートル 」。その理由とは…? 是非、楽曲と併せて最後までご堪能ください…! ~歌詞エッセイ最終回~ エッセイ第三弾。とりあえずここで一区切り。北澤ゆうほです。 最近の私といえば、ポップな作品を嘘なく本音で発信できるようになった気がします。今思えば、今までの私は正直ポーズとしてそういうメッセージを発信してたところもあったと思う。 例えると、全然元気じゃなさそうに「元気元気、大丈夫、、」って言う。みたいな。「絶対大丈夫じゃないじゃん!何があったの?」待ちですね。この言葉には裏がありますよ!ホラ!見て!気付いて!、そんな風に思ってる私が心の隅にいたなぁと。 でもそんな事しててもしょうもないなーと段々思って来て。だって結局誰も気付いてくれないから笑。辛い時寂しい時になるべく頑張って人に伝えるように努力してみたら、ネガティブを前よりは素直に身体の外に出せるようになって。それと同時に、自分の持つ明るい面だとかポジティブなパワーみたいなのにもやっと真正面から向き合えたんですよね。 だからといって、明るくなりました!ってわけではなく、自分の中の明るさも暗さもどちらも平等に受け入れられるようになったんです。今までちょっとネガティブな自分を贔屓してたところがあったので。 そんな風に変われてから初めての作品がこの「センチメートル」です。 すごくサウンドがポップで元気なので、多分今までの私ならわざとらしい空元気みたいな表現になったと思う。でもさっき言ったような、私の中で少しずつ変わってきたものが、この曲の魅力をより素直に表現させてくれたような気がします。 とはいえ元気なのはサウンド面の話であって、ちゃんと歌詞では人との距離に惑わされるネガティブな部分も入れ込んでるのでね。 これ、私にとって本当に本当に大きな一歩なんです。そんな喜びも含めて、この曲がたくさんの人に届くことを心から祈ってます。 <北澤ゆうほ> ◆紹介曲「 センチメートル 」 作詞:北澤ゆうほ 作曲:北澤ゆうほ ◆ニューシングル「センチメートル」 【先行配信】2020年7月18日 【CD発売】2020年8月26日 通常盤 ESCL5440 ¥1,320(税込) 期間生産限定盤(アニメ盤) ESCL5441-2 ¥1,870(税込) <収録曲> 1.センチメートル 2.花火 3.君のせい(Live Ver.) 4.センチメートル Anime Ver. ※期間生産限定盤(アニメ盤)のみ収録