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  • Ran
    mihoro*さんへ
    mihoro*さんへ

    Ran

    mihoro*さんへ

     2024年6月14日に“Ran”が新曲「 ドリアン feat.mihoro* 」を配信リリースしました。恋人とは呼びづらい曖昧な関係に見切りと淡い期待を持ち、揺れ動く心情を、歪んだギターと哀愁漂うメロディに乗せた1曲。瑞々しくも憂いを帯びた歌声のRanと、脱力系かつ確かな意志を感じさせる歌声を持つmihoro*の息の合った歌声に注目です!    さて、今日のうたではそんな最新作を放った“Ran”と“mihoro*”による文通的エッセイをお届け!【前編】はRanからmihoro*へのお手紙です。今回は音声版もございます。ぜひ本人の朗読もお楽しみください。 ミホロさんこれを読んでる今日は元気? ちゃんとご飯食べた? そういえばセルフマツパできるやつ買ったんだけど、1人じゃ怖いからやるとき一緒に居てほしいんだけどいつ暇してる?   ミホロさんとの出会いは、2019年みきなつみさん&吉祥寺シャッフル企画ライブ。 一方的に私はミホロさんのこと知っていて、まさかここまで仲良くなれるとは思ってなかったです。 そして、2022年の私のツアーにダメ元でオファーしたらOKくれたんだよね。 あれ本当になんで出てくれたの? 本当にありがとう。   なんやかんやでコロナ禍っていうのもあり、その後少し時間空いてからよく遊ぶようになりましたが、その頃遊んだ時に私が撮った写真をミホロさんがSNSにあげてくれたり、私に向けてのお言葉付き投稿をしてくれたり、なんて愛に溢れた人なんだろうとひたひたに感銘を受けてました。   ひとつ絶対ここで言いたいことがあって、 今回こうやって一緒に曲つくりたい・やりたいって思ったのは、ただ仲良しだからってことじゃないってことです。 mihoro*さんのつくる楽曲が好きで、mihoro*さんの綴る言葉が好きで、いちリスナーでファンっていうことです。 mihoro*さんと一緒に曲をつくりたいしうたいたいって心から思ったからだよ。   今回ドリアンという曲ができて、私の中でまた一歩成長できたなと身に沁みてます。 ひとりだったら、こんなに掴まれる頭のメロも歌詞も、赤裸々なBメロもうたえなかった。自分から出てくるサビのメロに自信も持てなかったし、こんなに素敵なDメロも浮かばなかった。 本当に本当にありがとう。       一旦またあなたとさわやか食べに行きたいな。 24歳のうちにあなたと旅行にも行きたいな。 リスケになった制作合宿もしたいな。 もう少しでんしゃんとも仲良くなりたい!   次はどんな楽しいことする?   <Ran> ◆紹介曲 Digital シングル配信中! Ran「 ドリアン feat.mihoro* 」 作詞:Ran・mihoro* 作曲:Ran・mihoro* 編曲:坂本夏樹  各配信サイトにて配信中! https://ran.lnk.to/dorian                                                         Ran Official Web site https://ran-official.com   mihoro* Official Web site https://mihoro.net ◆5周年ワンマンライブ決定! 2024.9.28(土)@Spotify O-Crest  チケットはこちら https://tiget.net/events/320072  

    2024/07/02

  • ORCALAND
    一番大事なもんは、ワクワクするかどうか。
    一番大事なもんは、ワクワクするかどうか。

    ORCALAND

    一番大事なもんは、ワクワクするかどうか。

     2024年6月26日に“ORCALAND”がDigital Single「バニサマ」をリリースしました。彼らは、東京・下北沢発の4人組ロックバンド。“頭を空っぽにして楽しめる音楽とライブ”を掲げるORCALANDがこの夏をアツく燃え上がらせる渾身の1曲は、サウンド・バンド×デジタルサウンドの融合を追求した疾走感のあるアップナンバーです。ライブハウスでの楽しみ方をそのままメッセージとして熱く歌い上げる歌詞にもご注目を!    さて、今日のうたではそんな“ORCALAND”の大塚祥輝による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 バニサマ 」にまつわるお話。サウンド面での挑戦、自身にとっての歌詞という存在、そしてこの歌に詰め込んだ思いについて、明かしてくださいました。ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 ORCALANDというバンドを始めてから約5年。 デジタルシングルも出しつつ4枚のEP、2枚のミニアルバムを作って計35曲を世に出しました。 このバンドを始める前から世に出す訳でもなく一人で曲を作っていた自分が、メンバーや支えてくれる周りの方々の力を借りてこんな数の楽曲を生み出せていること、歌えていること、本当にありがたいと思って日々生きています。   そして2024/6/26 27歳になる日 36曲目、デジタルシングル「バニサマ」をリリースしました。   サウンド面の話。 2nd Mini Album『HERO'S HIGH』を生み出したことで 自分の頭の中で鳴っている音の大半を表現することができる様になったと思っていて。 今回は“脳内の初期構想の再現”からさらにアップデートして、新しいサウンドやアイデア、リズムを取り入れて“作品としての完成”に挑戦しました。 正直、過去一番制作に頭を悩ませた曲で、当初のデモからは想像できないアレンジになったり、紆余曲折を経て今のデジタルサウンド×バンドサウンドの形になりました。   歌詞の話。 俺の書く歌詞は聴いてくれる人々へのメッセージでもあるのですが、特に未来の自分へのお前こんなこと思ってたぞー!って備忘録でもあると感じていて。「言え」とか特にそうかな。 今抱えている悩みとか、想いとか、時が経つにつれて熱が冷めて変わっていったり、忘れてしまったりしてしまうから、歌にして、楽曲にして残している節があります。 今年に入ってから逆燃え尽き症候群というか何というか、やりたいこと、できることの選択肢が広がって、逆に曲書けなくて悩んでいる時期がありまして。もうその気持ちと今伝えたいこと全部ひっくるめて歌詞にしちまえ!みたいな感じで、夏と音楽と愛をテーマにこの曲を書きました。 一番大事なもんは ワクワクするかどうか です。   自分の文章力に自信なくて曲とか歌詞の説明しすぎると歪曲した形で伝わってしまうのでは…? って考えがあって文字にするの避けていましたが、折角頂いた機会なので自分なりに自分を解釈して言葉を並べてみました! これもまたいい経験ですね。 ORCALANDの新しいサウンドへの挑戦であり、今の俺のテーマソングである「バニサマ」 沢山の耳と心に届いたら嬉しいなと思います!   <ORCALAND・大塚祥輝> ◆紹介曲「 バニサマ 」 作詞:大塚祥輝 作曲:大塚祥輝 ◆イベント情報 ORCALAND presests "ギャルズ 2024" 2024.8.24(土) @Shibuya Milkyway OPEN 15:30 / START 16:00 w/ Gum-9 / ヨイズ / NELKE / Daisycall / 輪廻 / and more…   チケット発売中! https://w.pia.jp/t/orcaland-gals24/

    2024/07/01

  • ルサンチマン
    ホームという曖昧で僅かに感じているもの
    ホームという曖昧で僅かに感じているもの

    ルサンチマン

    ホームという曖昧で僅かに感じているもの

     2024年6月5日に“ルサンチマン”が5th Maxi Single「Our Tour, Your Home」をリリースしました。今作は、メンバー自身の駆け巡る日々を綴り、焦燥の中での仕事・学校と生活するうえで毎日帰る家の温かさが身にしみる内容のポップな2曲「ホーム」「アワーツアー」、音だけで“静かな心の激しさ”を伝えるインスト曲「tennmichi」「uya」の2曲の全4曲入り。ポップとオルタナの融合を意識しライブと音源では違った表情を魅せるマキシシングルとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ルサンチマン”の北による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 ホーム 」にまつわるお話です。自身にとってのホームとは一体どんなものなのか、なぜこの歌はホームにこだわって書いたのか…。ぜひ、歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 ライブハウスのことを「ホームだ」と感じたことは僕にはまだない。 もちろんライブハウスに苦手意識があったり嫌いというわけでは決して無くて、寧ろ音楽をやる上で物理的にも精神的にも限りなく適した環境だと思う。   ただ、自分にとってホームと言って遜色ないものっていうのは 例えば 実家の朝食や エントランスの匂いであったり、バンドの遠征帰りに 家までの始発を待つ荻窪のスタジオであったり、サンダルと寝巻きで赴けるような地元の居酒屋で親友から なんか 積立ニーサの話やら 最近オススメのユーチューバーとかの話とかを半ば聞き流しながら教えてもらったりする時間だったり。 個人的には ホームってこれくらい気の抜けたものでいいし ドラマチックじゃない事柄が見合ってるように感じる。   だからルサンチマンのライブに チケットを買って来てくれる方々にとってのホームになりたい とも今はあまり考えていない。 もちろんそう思ってくれても有難い! ただ自分にとっての音楽は一娯楽であって、だからこそ気高いというか。 ホームよりも遠くから律していたい、もっと絶対的でいたいんだろうな。ややこしいことに。   辛いのはみんな同じ、それはそうなのかもしれないが 人には人の問題が 苦労が 大なり小なりあって、ただ それを解決したい させたいとかそんなズカズカ介入するような歌じゃないつもり。そう聴こえてたら嬉しい。 僕らのような演者や、あなたのことを知らない人が放つ表現にできることは ざっくり言えば感動させることだけだ。   無意識にぼーっと なんとなく好きな何かや 誰かを見つめる時間や、「何気ない」とも思わないような何気ない機微などを言い得て共有することは難しい、うーん、例えすらこんなにもぼんやりとしてしまうほど 人には人のホームがあるとしか言いようがない。 (大体それは取り立てて人に見せるような大したものでもないので、なんならこれを読みながらも 思いあたらないくらいのものが丁度いいのかもしれない。)   これだけホームについて定義づけしようとはしたものの、実際それがいざという時に己を救ってくれるものとは保証できない。絶望の種類にもよるし 分かりやすく救ってくれるのは案外 素性もそこまで知らない表現者かもしれんし。   じゃあなんで僕がホームという曖昧で僅かに感じているものにこだわってこの曲を書いたのか。 感情の起伏が小さいものにこそ目を向けてみてほしい、いや目すら向けなくていい、背中でふわっと気配を感じる程度でも。 それらのホームにどれほど彩られていたか 気づくまで生きてみるってのも素敵では!   <ルサンチマン・北> ◆紹介曲「 ホーム 」 作詞:北 作曲:北   ◆5th Maxi Single「Our Tour, Your Home」 2024年6月5日発売  

    2024/06/28

  • シナリオアート
    自慢できる点がひとつある。
    自慢できる点がひとつある。

    シナリオアート

    自慢できる点がひとつある。

     2024年6月19日に“シナリオアート”が7th Mini Album『sensitive sketch』をリリース! 今作には、未発表曲として「イマジナリーサマー」、「ハイティーン」、「ネムレヌイヌ」、「リンドン」以上4曲が収録。メンバー全員がそれぞれ作詞作曲を行なっており、まさに15年間で培った各々の力を総動員した“全員野球”のような1枚です。    さて、今日のうたではそんな“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。執筆はハヤシコウスケが担当。綴っていただいたのは、収録曲「ネムレヌイヌ」にまつわるお話。眠れないし、いつも体はだるい。けれど、それ以外はずっと幸せであるその理由とは…。 今日は眠れなかった。昨日も眠れなかったし、明日もきっと眠れないのだろう。そんな具合に眠れない日々が続く。その理由は体質的なものか、精神的なものか、中学生の頃から続いているので、もはや私はプロの不眠症患者だ。朝方までただ天井を見つめたり、人生のわからなさについて考えたり、変わりゆく空の色をじっと眺めたり、星新一の本で時間を潰したりした。   先日、久しぶりに実家に帰った。そこで初めて、父親と自分が似ていることを感じた。仕草や話し方、趣味嗜好まで似ていて、改めて私たちは親子であることを実感した。今までこんなことを考えたことはなかった。 歳を重ねるにつれて、身につけた鎧がポロポロ取れて、最後に残るのは遺伝子由来の人格なのかもしれない。 父親もやはり眠れないらしい。神経質なところもそっくりだ。   これまで環境や出会いによって人間は変わっていくと思っていたが、私はこの年になって、結局は体質が全てを導いているのかもしれないと感じるようになった。 日中はぼんやりと過ごすことが多い。夢の中にいるようだ。「ゆっくりで穏やかで優しいね」とよく言われるが、私はただ頭がボーッとしているだけかもしれない。 そんな感じだから、いつも体はだるく、現代の人間としての負い目を感じながら生きている。   特に才能のない自分だが、自慢できる点がひとつある。それは「運の良さ」だ。 ただただラッキーボーイなのだ。いつもダウナーな人間が、運が良いと言っているのは滑稽だろう。しかし本当に良いんだ。 初詣で賽銭をいっぱい入れたり、徳を積んでいるわけでもないのに。 出会う人が優しくって、いつも導いてくれる。高校進学、大学進学、デビューも現在も、それは華麗に優しくて優秀な人が人生を進めてくれた。 好きなことで生きているし、欲しいものも手にしている。それに音楽だけで10年も生きれていることが奇跡だ。 人との巡り合わせや運命のおかげで、日々が成り立っている。まさかこれが努力の結果や実力というわけではない。超ラッキー。ほんと何もない男なはずなのにめっちゃツイテル。   眠れないし、毎分毎秒だるいけど、それ以外ずっと幸せだとおもう。そんなことを考えながら、新しいアルバムの楽曲「ネムレヌイヌ」を書いた。   何も考えてなさそうな、おうちのワンちゃんが実は哲学家で不眠症っていう感じの曲。ほら!気になるね!! 眠れない夜のお供として、ぜひ聴いて頂きたいと思います。   <シナリオアート Gt/Voハヤシコウスケ>   ◆7th Mini Album『sensitive sketch』 2024年6月19日発売   <収録曲> M1 アカネイロフィフティーン M2 イマジナリーサマー M3 ハイティーン M4 ネムレヌイヌ M5 メトロノームタワー M6 センシティブガール M7 リンドン  

    2024/06/27

  • とた
    その靴底を認められますように。
    その靴底を認められますように。

    とた

    その靴底を認められますように。

     2024年6月19日に“とた”が新曲「日めくり」をリリースしました。アシックスジャパンのWEB CM『三年間じゃない、一生だ。』のタイアップソングとして書き下ろされたこの曲。当たり前に繰り返す毎日が呆気なく終わったような気がしても、ふとした時確かに全てが今につながっている。ゴールテープを切るのが自分でなかったとしても、走った距離の分強くなれると、背中を押してくれる楽曲が完成!  さて、今日のうたではそんな“とた”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、収録曲「 日めくり 」にまつわるお話です。ゴールテープを切れなかったとき、喪失感や不安を抱いてしまうとき、痩せた靴底を覗いてみて気づくこととは…。 「日めくり」という曲をリリースしました。目標に向かって走ってもゴールテープを切れなかった時に聴いてほしい曲です。   この曲を制作しながら、私は学生時代の部活を思い出していました。大会が近づき日めくりカレンダーが薄くなるほど、楽しみも焦りも大きくなって気持ちは熱くなっていました。結果として人から讃えられる評価を得られなかった時、ついさっきまであった当たり前の練習生活を失った喪失感と、意味はあったのかなんて不安が残りました。 でも日が沈んでも、校舎の戸締りをしても続けていた練習。きっと意味がないなんてことはなくて。意味がないなんて思いたくないのかもしれません。   昼のチャイムがなる頃、お弁当箱の中にはいつも栄養と期待が詰まっていました。収まりきらないご飯とかひとりだったら作ることもないうさぎのリンゴ。期待は嬉しい時もあれば、重荷になったり悲しくもなりますね。でもひとりで戦うときを思い出しても、足跡がひとつじゃなかったことは、今になって安心させてくれています。支えられていると感じるのは、いつだって支えられている時を思い返すようになってからですね。   結果だけを見ることは簡単ですが、辿ってきた道は、誰かのことでも自分のことでも見るのは難しいように思います。だからこそ靴底を覗いて自分を確かめたいのです。過去を見ては、自分は走ることが出来るのだと未来に期待したいのです。   これまで制作してきた曲に比べて、私はより私のことを歌っている曲だと感じています。整ってなんかいないし、期待が悲しいとか矛盾しながらも言えちゃうし、もしかしたらまだ当時のままなのかもしれません。この歌詞は言い聞かせるみたいに書きました。そうしなければ痩せた靴底も、今の自分のことも、覗けないから生まれたと思います。いつのまに、って気づくものにこそ、いつも目を向けて覚えておきたいです。   アートワークは垂水佳菜さん。初めてジャケ写に自分の姿を写してもらいました。垂水さんには春フェスに同行してもらって、ミュージックビデオでは泣いたり笑ったりしている私がいます。今まで見せてこなかった私を見せたい、今も変化しながら走っている途中です。 あなたがこの曲を聴く時、ゴールテープが切れていなくてもその靴底を認められますように。私の歌がそんな存在になることを、私は期待したいのです。   <とた> ◆紹介曲「 日めくり 」 作詞:とた 作曲:とた  ◆とた Live Tour 2024 “bloomin’ page 2” 9月15日(日)大阪・梅田シャングリラ(17時半開場 / 18時開演) 10月4日(金)東京・渋谷WWW X(18時開場 / 19時開演) チケット受付URL: https://eplus.jp/tota/

    2024/06/26

  • cherie
    誰よりも幸せになれ、報われろアタシ
    誰よりも幸せになれ、報われろアタシ

    cherie

    誰よりも幸せになれ、報われろアタシ

     2024年6月12日に“cherie”が1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』をリリースしました。彼らは、平均年齢20歳の4人組バンド。初となる全国流通盤は6曲入りEP。作詞作曲を手掛けるおざき れん (Vo/Gt) の等身大で紡ぎ出す恋や愛の歌は唯一無二。 雰囲気のある世界観と耳馴染みのいい中性的なハイトーンヴォイスを引っ提げて全国デビュー!    さて、今日のうたではそんな“cherie”のおざき れんによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回です。綴っていただいたのは、収録曲「 幸せ空間 」「 貴方依存症 」「 幸せと災難 」それぞれにまつわるエピソードと曲に込めた想いです。歌詞と併せてエッセイをお楽しみください。 前回は1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』前半の1曲目~3曲目にどんなエピソードがあり、どんな曲になっているのかお話させていただいたので、今回は後半の4曲目~6曲目のお話をさせていただきます。     4曲目「 幸せ空間 」 この曲は凄く特殊な作り始めかたでした。ある日、空の写真を撮ろうと思いカメラを向けた時、飛行機雲が写り、それが隕石のようでその時に「隕石墜落」のワードが降ってきました。恋した時って心に隕石が墜落したような感覚になるな、と思ってそこから曲を広げていきました。 倦怠期を迎えている人、必ずその相手と乗り越えてくださいね。     5曲目「 貴方依存症 」 この曲は、最近ネットで「スマホ依存症」っていうワードをよく目にして、それってもしかしてスマホに依存してるんじゃなくて、誰かと連絡したり、誰かからの連絡を待ったり、その誰かとの時間そのものに依存してるんじゃないかと考え<スマホより貴方依存症>っていう自分の中のキャッチフレーズを元に作っていきました。 その事もあって0%だったり100%だったりとスマホを連想させるような歌詞も入れました。 この曲の主人公は自分が散々弄ばれたと曲の中間で知ります。でもそこで落ちることはなく曲の後半になるにつれて強い人間になっていく、とても逞しい主人公なんです。   誰よりも幸せになれ 報われろアタシ   この歌詞に自分自身もよく助けられています。     6曲目「 幸せと災難 」 この曲は1曲目の「変わらないで」の歌詞と通ずるものがあります。ずっと容姿、口調、目に見えて変わっていくところだけに執着していたけど、一番変わってほしくなかったのは好きという目に見えない感情だった。それに気づき、今思ってることを正直に書いて、この人に向けて書くのは終わりにしようと思って作った曲です。 十代の頃にした恋愛をそのままノンフィクションで歌詞にしているので   きみとぼく 幸せと災難 半分ずつ分け合って 傍にいられるって思ってた   ここの歌詞もすごく初心で絶対にその時にしか書けない歌詞だなと思います。   EPに対する思い、各楽曲のエピソード、これで全てになります。どうでしたか? 楽しんでいただけましたか? 僕個人としてはEP、各楽曲の歌詞、自分の心境を今一度見直すいい機会になりました。 初めての事だらけでお話をいただいた時は三部も書けるか不安でしたが、最後まで楽しんで書かせていただきました。 ありがとうございました。 ではまたどこかで。   <cherie・おざき れん> ◆紹介曲 「 幸せ空間 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん 「 貴方依存症 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん 「 幸せと災難 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん ◆1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』 2024年6月12日発売   <収録曲> 01. 変わらないで 02. 恋はジレンマ 03. 繰言 04. 幸せ空間 05. 貴方依存症 06. 幸せと災難

    2024/06/25

  • 澤田空海理
    幼馴染
    幼馴染

    澤田空海理

    幼馴染

     2024年6月12日に“澤田 空海理”が新曲「お寝み」(読み:おやすみ)をリリースしました。澤田 空海理の20年来の親友の結婚を祝して制作されたウエディングソング。大切な親友とその親友の大切な人へ贈る今作は、「お寝み」を言い合いながら、お互いの人生を見届けるであろう2人を想いながら澤田が紡ぎ出した、暖かさに満ちた作品となっております。楽曲には、親友へのサプライズとして新婦が参加!    さて、今日のうたではそんな“澤田 空海理”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 お寝み 」にまつわるお話です。大切な幼馴染・しまちゃん。彼はどんなひとなのか、どんな時間を過ごしてきたのか。そして今作「 お寝み 」が完成し、彼に届くまでの軌跡は…。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 私が明確に曲を宛てた人、というのは三人います。曲の一部に聞いたエピソードを脚色して入れる、など細かいものを除けばその限りではありませんが、宛先が決まっていると断言できるのは三人です。いずれも私にとって大事な人間です。そのうちの一人が幼馴染である“しまちゃん”です。今回はそんな彼の話をしようと思います。   拙作、「昼日中」にはじまり、「29」、そして今回の「お寝み」は彼に向けての曲。更に詳らかにすると出所は違えど、どれも彼へ向いた感情の歌でした。「遊ぶならバレないでね」という、冷めているようでこれ以上ない熱を持つ言葉から制作していった「昼日中」、彼のサプライズプロポーズの成功を見越して出来た「29」、そして彼の結婚式に向けて書いた「お寝み」。普段、人の経験を借りて曲を作るということはあまりしませんが、やはり距離が近いせいでしょうか。他人事と割り切れなかったのだと思います。   しまちゃんとは幼稚園、中学校、大学と同じ学び舎で時を過ごしました。実家は徒歩45秒、まさに竹馬の友と言って差し支えない間柄です。つい先日行われた彼と、彼の奥さまの結婚式では友人代表としてスピーチを任せてくれました。式当日の高揚感、こっちまで緊張してしまうような荘厳な教会、人前式がはじまりチャペルのドアが開いた時、誰よりも見知った幼馴染が真顔なのか笑顔なのかわからない神妙な面持ちで立っているあの光景を忘れることはないでしょう。誇らしく、愛らしい姿でした。   彼は普段から“言葉にする”を徹底します。幼馴染グループではいの一番に「みんなに会いたい」と声をかけ、率先して場所や予定の段取りを立て、解散の際は最後まで別れを惜しみ、節目にはプレゼントを用意して、何でもない日にもサプライズを用意して、それでも足りないかのように「会えてよかった」と口にする彼の姿に学ぶことは決して少なくはありませんでした。気遣いの豊富さ、マメさには感心を通り越して恐怖すら覚えることがあります。冗談です。   ある日、車で一緒に移動していた時、当日は横降りの大雨だったのですが目的地に着くや否や傘を差したまま助手席側までドアを開けに来てくれました。(え!? 恋人にだけやるやつじゃないのそれ!?)と驚愕したのをよく覚えています。他にも、運転中に仕方なくブレーキが急になってしまった時にはすぐに助手席の前に手を差し出す、LINEの文頭には「忙しい中ありがとう!」が必ずといっていいほどつく、何かをする時に「あなたが嫌でなければ」と必ず一言添える、どれも古くからの友人にとる行動としては丁寧すぎます。   彼はそれを「意識せずともモテムーブが出来るようになってしまった」と笑いに変えますが、そうじゃないのはこちらも解ります。長い付き合いです。私は決して愛情深い人間とはいえませんし、人の気持ちをうまく理解できない節があります。愛情を向ける対象の範囲が極端に狭いのです。それでも、こうして言葉や感性を届ける職業に就ける程度にはなりました。ひとえに彼から学んだもののおかげです。   サプライズにはサプライズで返そうと思ったのです。彼の奥さまに早々にお声かけして、「しまちゃんに対する想いの丈を書けるだけ書いて送ってくれないか」と提案したところ、ご快諾いただくと共にこちらまで嬉しくなってしまうような熱量の文章が返ってきました。二人だけのエピソードや彼女から彼に対する清貧な欲、慎ましやかなお願い、感謝。私も、曲がりなりにも20年と少し彼の近くで過ごしてきました。そして未だに朧気ながらも彼の輪郭みたいなものがゆっくりと視えてきました。そして、彼女からいただいた文言の中にはそれらが余すことなく内包されていて、それは二人の間柄が恙なく進んでいることの証左で、きっとお互いを尊重しあって会話をしているのだろうと確信がもてました。それこそ「言葉にする」を体現したような文章。それを元手に「お寝み」という曲を制作していきました。    更にサプライズを一つ。この歌は作詞作曲編曲が澤田 空海理であっても、曲の根幹は奥さまから彼への想いの丈です。「おやすみ」と語り掛ける時、「じゃあ私からもひとつ」と仕掛ける時、それが奥さまご本人の声だったら。それが音楽という、少なくとも向こう50年は残るであろう形だったら、それはどんなに素敵なことだろうと思案し実際に歌って頂く運びとなりました。   プレゼントというのは物品の価値ではなく、その人を思い浮かべて選んだ時間に価値があると私は信じます。それならば彼を想う歌に、彼を想った人の声が入るのが在るべき姿ではないかという考えに至りました。幼馴染にバレないように名古屋に帰る口実を無理やり作り、奥さまにも同様に口実を作っていただき、歌のレコーディングに参加いただきました。コンタクトレンズを買いに行くというテイだったようです。幼馴染からすれば奥さんがコンタクトレンズを買いに行ったと思ったら、実はレコーディングという大仕事を済ませていたのです。「お寝み」は結婚式当日も披露宴会場で流れたのですが、当該箇所で幼馴染が「えー!あなた歌ってるじゃん!!」と横を向く。その瞬間にサプライズを仕掛ける側の楽しさを知りました。これはいいものだね。   奥さまときちんと会話をするのはその日が初めてでしたが、言葉の選び方、その慎重さと、たまに出る愛情が隠し切れていない表現の数々に何よりも先に安心が勝ちました。(あぁ、この人がしまちゃんと一緒に居てくれるんだ)という安堵。目の幅を目一杯使う素敵な笑顔はきっと二人の生活をこれ以上ないほどに彩るだろうと確信しました。この場を借りて、改めて感謝いたします。エッセイという形式上、どうしても言葉尻が堅くなってしまいましたが最後はお二人の仲睦まじい日々を願ってこの言葉で締めさせていただければと思います。   本当に、本当におめでとう!   <澤田 空海理> ◆紹介曲「 お寝み 」 作詞:澤田 空海理 作曲:澤田 空海理  「お寝み」各配信サイト: https://sorisawada.lnk.to/oyasumi

    2024/06/24

  • ルサンチマン
    あくまでも歌詞は独り言であってスピーチじゃない
    あくまでも歌詞は独り言であってスピーチじゃない

    ルサンチマン

    あくまでも歌詞は独り言であってスピーチじゃない

     2024年6月5日に“ルサンチマン”が5th Maxi Single「Our Tour, Your Home」をリリースしました。今作は、メンバー自身の駆け巡る日々を綴り、焦燥の中での仕事・学校と生活するうえで毎日帰る家の温かさが身にしみる内容のポップな2曲「ホーム」「アワーツアー」、音だけで“静かな心の激しさ”を伝えるインスト曲「tennmichi」「uya」の2曲の全4曲入り。ポップとオルタナの融合を意識しライブと音源では違った表情を魅せるマキシシングルとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ルサンチマン”の北による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「 アワーツアー 」にまつわるお話です。新たに生まれた泥臭い楽曲の基盤となっているもの。そして歌詞に対する自身の思いは…。今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 また泥臭いというか最早泥水の様な曲が書けた。 ここ暫くライブのPAと運転手を担当してもらってるガミさんはハイエースの運転の際車間が詰まりそうになるとセカンドギアで減速をするのだが、そのときの「ぐあぁぁ」というエンジン音が嘆きの様に聞こえたところから着想を得た記憶がある。あとは、ライブで物販が全然売れない日があって悲しかった とか お客さんがYEAH YEAH YEAH~~という感じのノリで悪くなかった とか、動機づけはそれくらいのもので…   正直、この曲の様な「売れないバンドマンの苦悩」的な歌詞エッセイは書くのも読むのも今はあまり得意じゃない。メロディやアレンジの効かない それは暗い上になんだかがめつさを感じてしまう。あくまでも歌詞は独り言であってスピーチじゃないという思想が根底にあるからかも。だから今までライブやSNS上でも旋律に乗せない言葉を避けてきたのかもしれない。   今回この記事のお話をいただき、とうとう逃げられなくなったので 泥臭い軌跡 を一から説明するかあと思いメモを開いたものの やはり今は苦労話や身の上話を書き認める気は起こらずシフトチェンジをして今の内容に至るという具合。   結局「アワーツアー」という曲自体もこういった固まりきらない思考とそれに呼応する様な不確かな現状が基盤となっているのだろう。 僕は今もありとあらゆる事象について戸惑いまくり考え続けている。同志がいたらルサンチマンの曲を聴いてみてほしいという、それだけ。徐々に伝導してくる熱があるはず。それをわたしたちでたしかめたい。   <ルサンチマン・北> ◆紹介曲「 アワーツアー 」 作詞:北 作曲:北 ◆5th Maxi Single「Our Tour, Your Home」 2024年6月5日発売  

    2024/06/21

  • シユイ
    この曲は私の伴侶だ。
    この曲は私の伴侶だ。

    シユイ

    この曲は私の伴侶だ。

     2024年5月22日に“シユイ”が1stアルバム『be noble(読み:ビー ノーブル)』をリリースしました。今作には、TVアニメ『アンデッドアンラック』第2クールOPテーマを始めとした数々のタイアップソングに加え、栗山夕璃、Chinozo、Teary Planet、ハイノミ、MIMI、40mPなど著名アーティストから提供された新曲を6つ収録。さらに、完全盤には2022-23年にリリースされたデジタルEP「思惟」「思惟2」を円盤化して収録。    さて、今日のうたではそんな“シユイ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、自身のメジャーデビュー曲でもある収録曲「 君よ 気高くあれ 」にまつわるお話です。思い出したくないくらい、最低な日。いまだかつてないプレッシャー。それでも食らいついて歌ったこの歌への想い…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 シユイです。これまでファーストアルバム『be noble』から2曲の新曲についてエッセイを書かせていただきましたが、これで最後となりました。収録曲「君よ 気高くあれ」は私シユイのメジャーデビュー曲です。   これまで数え切れないほど歌った曲です。練習も本番も。そしてきっとこれからも一番歌っていく曲です。今回は、この曲に対する感情を言葉にしようと思います。   シユイの活動においても、私自身の人生においても、この楽曲がもたらしたエネルギーはとてつもなく大きい。それはまるで、宇宙のように。   およそ2年前、「君よ 気高くあれ」のデモをいただいたとき、毎日スタジオにこもって壁に向かって繰り返し歌い叫び、何をしようとも全然歌えませんでした。   私が中学生の時からずっと大好きで、誰にも知られたくないから友達にも好きって言わなかったくらい好きな、supercellのryoさんが書いてくださった楽曲。しかもガンダムのエンディング。絶対に上手く歌わなければいけない。絶対に、この曲だけはなんとしても完璧に歌わなければならない。そう思えば思うほどやる気は増すのに、喉がいうことを聞きませんでした。感情的になればなるほど、精度が落ちていく。   レコーディングの日まで必要以上に練習したのに、その必要以上の練習がどうやら逆効果になってしまったようで、当日は本当に歌えませんでした。特にサビ、何回やってもいいテイクが出ない。   正直、あの日のことは思い出したくないくらい、最低な日でした。自分の力不足が招いた結果がずっとこちらを見ていて、でも動き始めたシユイのメジャーデビューへのレールはずっと先まで続いている。その時は「プレッシャー」なんて言葉は浮かびませんでしたが、今になってみるとあんなに大きなプレッシャーは、後にも先にもあの時だけだったと思います。   状況に押しつぶされそうなだけだと思っていましたが、実際は、楽曲の持つ力の大きさに押されていたんじゃないか。かなりスピリチュアルな表現ですが、この曲には特別な力がある、そう思わざるを得ません。歌った当事者だからこそ感じる部分が大半だとは思いますが、言葉の一つ一つが確かにそこに在る。輪郭だけじゃなく、稜線さえも感じる形をもっている。デッサンをする時のモチーフみたいに、ただそこに存在する言葉が、楽曲の中では弾丸や隕石のように、方向性をもつエネルギーに変わる。それに生命力を与えているのがシユイのボーカルだと感じます。   この曲の持つエネルギーを最大限に引き出すことができたのは、シユイがシユイだからです。この曲に完全に負けていて、それでも食らいついた最低なあの日の私が歌ったからこそ、この曲は「君よ 気高くあれ」と叫ぶ。   あれからたくさんの場所でこの曲を歌って、バンドも演奏し慣れてきて、その度に変容する余地を持ち合わせたこの曲に、馴染んできています。アルバムの中でも、核となってシユイを表現しています。   そうしてやはり、この曲は私の伴侶だと思うのでした。ずっと隣で歩いてくれる存在だと。一生わたしと居てくれるのでしょう。きっと、よろしく。   <シユイ> ◆紹介曲「 君よ 気高くあれ 」 作詞:ryo 作曲:ryo ◆1st アルバム『be noble』 2024年5月22日CD発売   <収録曲> DISC1 M1. ハピネス オブ ザ デッド / Music by jon-YAKITORY M2. ひとちがい / Music by 40mP M3. 麗春花 / Music by 栗山夕璃 M4. GLOW / Music by ツミキ M5. BOOOM!! / Music by Teary Planet M6. バームクーヘン / Music by Chinozo M7. RE RE REPLAY / Music by jon-YAKITORY M8. ラブコール / Music by DECO*27  M9. べらべら / Music by ?ハイノミ M10. in / Music by MIMI  M11. 君よ 気高くあれ / Music by ryo (supercell)   DISC2 「思惟」 ※完全盤にのみ収録 M1. カトレア / Music by RSound Design M2. ハイスクールオブ・ザ・クレイジー / Music by jon-YAKITORY M3. ドーベルマン / Music by 一二三 M4. ONI / Music by jon-YAKITORY M5. レイン / Music by 柊マグネタイト   DISC3 「思惟2」 ※完全盤にのみ収録 M1. あんたがたどこさ / Music by 栗山夕璃 M2. 君君舞 / Music by 獅子志司 M3. ゾンビ / Music by エイハブ M4. 時計のエスコート / Music by 雪乃イト M5. 不毛劇 / Music by seeeeecun

    2024/06/20

  • シナリオアート
    なんて恐ろしいのだバンドってやつは。
    なんて恐ろしいのだバンドってやつは。

    シナリオアート

    なんて恐ろしいのだバンドってやつは。

     2024年6月19日に“シナリオアート”が7th Mini Album『sensitive sketch』をリリース! 今作には、未発表曲として「イマジナリーサマー」、「ハイティーン」、「ネムレヌイヌ」、「リンドン」以上4曲が収録。メンバー全員がそれぞれ作詞作曲を行なっており、まさに15年間で培った各々の力を総動員した“全員野球”のような1枚です。    さて、今日のうたではそんな“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。執筆はメンバーのヤマシタタカヒサ(Ba/Cho)が担当。綴っていただいたのは、今作に収録されている全7曲のセルフライナーノーツです。曲ができあがるまでの軌跡や、メンバーのやり取り、想いを思い浮かべながらエッセイをお楽しみください。 ハヤシコウスケからの「作った曲を!全曲!褒められたい!俺は褒められたい!」(一部脚色有り)という願いに応え、今回は僕が担当して全曲セルフライナーノーツを書いてみる。   もしかしたら自分の言葉が各楽曲の本質を捉えてはいないかもしれないけど、制作していた頃の記憶を辿りながら、シナリオアートに、ハヤシコウスケに、ハットリクミコに想いを馳せながら書いていきたい。曲が出来る過程や僕たちの姿を思い浮かべながら読んでもらえたら。7曲分息切れせずに保つかな。頑張って。     M-1「アカネイロフィフティーン」 作詞:ハヤシコウスケ  作曲:ハヤシコウスケ/ハットリクミコ/ヤマシタタカヒサ   まだ歌詞もメロディもついていない、リハーサルスタジオで録ったデータが残っていたので聴いてみる。 なんとなく楽曲構成は完成したものに近いが、荒い演奏で手探りな感じが伝わってくる。だがそれが良い。 バンドが持っている衝動や荒さは、若さを含めて良いものとして語られることが多く、若ければ若い方が目立つしウケる。 結成15周年の僕たちにそんな若さはもうないけれど、15歳の頃の衝動とか、いつか偶然見た美しい夕日の景色とか、永遠に留めておけない時間を必死に掴もうとする、コウスケさんの足掻きみたいものが込められている気がして好きだ。     M-2「イマジナリーサマー」 作詞:ハヤシコウスケ 作曲:ハヤシコウスケ   2年ほど前からワンコーラスのデモがあったけど、中々完成に至らなかったこの曲。 コウスケさんの持つキャッチーなメロディセンスが詰まっていて、ポップで可愛らしい中に儚さも感じる。 夏の曲だけど強い真っ青な色じゃなくて、使い古した水性インクみたいに消えそうな青。 アレンジは基本全てコウスケさんがPC上で完結させてレコーディングに臨んだ。ベースとドラムのフレーズに派手さはないのだけど、その中でいかに心地良いノリを作れるかという部分にレコーディングではとても苦労した。音を伸ばして弾くか、短く切って弾くか。スネアの残響の長さはどうするか。ああだこうだ言いながら、限られた時間の中で音を録音していく。大変だけど楽しいけど大変な時間。     M-3「ハイティーン」 作詞:ハットリクミコ 作曲:ヤマシタタカヒサ   アルバムの曲を自分が制作するにあたってよく聴いていたのが2000年代のエモやポップパンク系のバンドで、その中でも“Fall Out Boy”の作品毎の音の変化は意識しながら聴いて、バンドの音にシンセの音をどれくらいのバランスで足していくか悩みながら作っていった。 この辺りの年代とジャンルのバンドは、高校生の時にコウスケさんから教えてもらったり、Fall Out Boyはクミコさんも当時大好きだったということもあり、メンバー3人が共通して影響を受けてきた楽曲の雰囲気を出したいというのが自分の中でテーマだったりする。 歌詞とメロはクミコさんが担当。クミコさんが書いた歌詞は基本コウスケさんが確認して2人で手直しのやり取りをしているのだけど、この曲が最も直しが少なかったと言っていたのが印象的。人は成長するっぽい。 サビのパワフルなリズムの上に、抜けの良い歌がハマってとても良い曲になった。     M-4「ネムレヌイヌ」 作詞:ハヤシコウスケ 作曲:ハヤシコウスケ   FACGCE この謎なアルファベットの並び、この楽曲のギターのチューニングである。ギターを弾いている人は分かるかもしれないが、変則チューニングと呼ばれるチューニングを使って作られた曲。 コウスケさんがベッドの上でポロポロとアコギを弾きながら作ってる姿が浮かんできて、コウスケさんらしい曲だなと思う(実際にはPCの前でボロボロになりながら作っていたみたいだけど)。 ペットの犬が実は眠れない夜は哲学的なことを考えている、みたいな曲でコウスケさん本人も昔から不眠に悩まされているので自分を投影したイヌなのかなと思ったり。 送られてきたデモにベースが入ってなかったので、どう弾けばいいのかとても悩んだ。 そもそも変則チューニングなのでコードも分からないな…と思いつつ、親指で弾いたり、ミュートして弾いてみたり、細かいフレーズを使ってみたりと試行錯誤しながら弾いたので、今作の中では1番自分らしいベースフレーズになったんじゃないかと思ってる。 眠れない人への子守唄になればいいな。そんな優しい楽曲。     M-5「メトロノームタワー」 作詞:ハットリクミコ 作曲:ハヤシコウスケ/ハットリクミコ/ヤマシタタカヒサ   楽曲制作用のスタジオ当日にコウスケさんが体調不良で来れなくなり、クミコさんと僕の2人で作り始めた曲。 クミコさんがピアノでコードや流れを作って、それを僕が持ち帰って打ち込みでワンコーラスバンドの曲にしたところまでは割とスムーズに進んでよかったが、そこからバンドで共有してスタジオで演奏しても中々先の展開が出てこず、スタジオ後にコウスケさんの家に集まってPC上で作業して、またスタジオに入って演奏して…という感じで苦労した記憶。 ただ、Cメロの<マーマレイド~>からのメロが良い。というか他の曲でもそうだけど、クミコさんの作るCメロのセンスはどの曲もすごいなと思う。J-POPからの影響が強いのかなって気はするけれど、そこも含めてCメロマスターって心の中では呼んでる。 アレンジというか楽曲の持つ雰囲気は、3人とも大好きで特にクミコさんが大好きな“People In The Box”を意識しながら制作。意識して聴けば聴くほどPeople In The Boxの凄さにやられた。 まだまだ僕らは未熟者。成長途中。     M-6「センシティブガール」 作詞:ハヤシコウスケ 作曲:ハヤシコウスケ/ハットリクミコ/ヤマシタタカヒサ   ゼロの状態から曲を作り始めてみようとリハーサルスタジオで少しずつ作っていった曲。 なんだけど、何からどうなって出来ていったのか全然覚えてない。ギターフレーズからできたのか、サビからできたのか、コード進行からできたのか。謎だ。 それもあってバンドの曲っていう印象がとても強い。その場で出てきたリズムにコードを付けて、フレーズを乗せて、そうやって何となく曲っぽくなっていく。 それは何とも不思議な作業で、手応えがあるような無いような、ゴールがありそうで無さそうな道を手探りで進んでる感じ。 サビがくるまで2分以上とすごく長い曲だけど、その分サビでの開放感が大きいね。カタルシス。     M-7「リンドン」 作詞:ハットリクミコ 作曲:ヤマシタタカヒサ   この曲こんな風に仕上がるのか、というのが出来上がった時の印象。 ポップパンク的な楽曲の雰囲気はデモを作った時からあったのだけど、あまりにもその感じが強すぎて正直自分でもデモのまま終わるかな?と思っていた。 メロディと声が持つ力というか、このバンドをシナリオアートたらしめるのが歌なんだなというのを改めて感じる曲になった。 あまり細かいアレンジはしてなくて、曲頭から100%がくる強いタイプの曲をアルバムの最後に持ってくることが無かったので、今作は聞き終わりの感覚がなんとも新鮮だ。       無理だ~出来ない~と言い合いながらまたこうして曲を作ってアルバムを出せた。 苦しくて尊くて、そんな日々の中でバンドって何だっけと考える。 音を鳴らし合う行為の事を指すのか。気持ちを寄せ合う集合体をそう呼ぶのか。   バンドを辞めた友人が、辞めて最初はとても楽になる、でもだんだん無くて苦しくなってくる。 って言っていた。なんて恐ろしいのだバンドってやつは。   <シナリオアート・ヤマシタタカヒサ(Ba/Cho)>   ◆7th Mini Album『sensitive sketch』 2024年6月19日発売   <収録曲> M1 アカネイロフィフティーン M2 イマジナリーサマー M3 ハイティーン M4 ネムレヌイヌ M5 メトロノームタワー M6 センシティブガール M7 リンドン  

    2024/06/19

  • cherie
    バイト先の上司が大嫌いだった。
    バイト先の上司が大嫌いだった。

    cherie

    バイト先の上司が大嫌いだった。

     2024年6月12日に“cherie”が1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』をリリースしました。彼らは、平均年齢20歳の4人組バンド。初となる全国流通盤は6曲入りEP。作詞作曲を手掛けるおざき れん (Vo/Gt) の等身大で紡ぎ出す恋や愛の歌は唯一無二。雰囲気のある世界観と耳馴染みのいい中性的なハイトーンヴォイスを引っ提げて全国デビュー!    さて、今日のうたではそんな“cherie”のおざき れんによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 変わらないで 」「 恋はジレンマ 」「 繰言 」それぞれにまつわるエピソードと、曲に込めた想いです。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 前回は1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』がどんな作品なのかについて話したので、今回からは1曲ずつにどんなエピソードがあり、どんな曲になっているのかお話しようと思います。     1曲目「 変わらないで 」 <雨の音だけが響く>だったり、<6月の朝>だったり、具体的な描写から実体験なのではないかと思った方もいるんじゃないかなと思いますが、その通りです。紛れもない実体験です。 この曲が出来たのはもう2年以上前になるので、こと細かく全てを覚えてはいないですが、もう好きではないその人に対して“変わらないで”という想いが溢れて、そこから歌詞を描いて歌にしました。 曲頭のメロディーが降ってきて、初めて歌った時は泣きそうになったのを覚えています。     2曲目「 恋はジレンマ 」 この曲はすごく不思議な作り方をしたので鮮明に覚えています。 当時、観ていたアニメに出てきた料理名に「恋はジレンマ」というワードが入っていたんです。それを見た瞬間、絶対に歌にしようとすぐスマホのメモに残しました。 ジレンマという意味がイマイチ分かっておらず、沢山調べて「恋はジレンマ」というワードにどんどん愛着が芽生え、共感性も感じ、好きになってはいけないと分かっていながらどんどん彼に惹かれていく主人公の気持ちになり、憑依したようにスラスラと歌詞が書けました。 恋は試練のようなもの、最近はつくづくそう思います。     3曲目「 繰言 」 このEPの中で1番素すぎるというか、素っ裸で着飾ってない歌詞と感情のままのメロディー。本当に等身大の自分な気がしてとても気に入ってる曲です。 当時、バイト先で上司とそりが合わず毎日イライラしていて、この気持ちをどこかにぶつけたくて曲にしました。 大人になっていくにつれて、社会の現実やそこで生き抜いていく厳しさに気づき始めた頃でもあり。学生の頃に馬鹿やってたあの友達もそう思ってるのではないか。少なくとも同世代はそう感じてる人も多いはず。自分だって必死に生きている。助ける余裕なんてこれっぽっちもない。でも、その気持ちに一緒に共感することはできる。 なんとかしがみついて強く生きよう、と誰かに伝わるよう、サビの歌詞をいつも呪文のように唱えて歌ってます。     今回は全6曲の中から前半の3曲についてお話しました。 リラックスして好きなように正直に書いています。想っていたことを文章にすると可視化できて、別角度からも曲自体を見つめ直すことができていいですね。 ではまた次回。   <cherie・おざき れん> ◆紹介曲 「 変わらないで 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん 「 恋はジレンマ 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん 「 繰言 」 作詞:おざきれん 作曲:おざきれん ◆1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』 2024年6月12日発売   <収録曲> 01. 変わらないで 02. 恋はジレンマ 03. 繰言 04. 幸せ空間 05. 貴方依存症 06. 幸せと災難

    2024/06/18

  • SARD UNDERGROUND
    皆さん、雨は好きですか?
    皆さん、雨は好きですか?

    SARD UNDERGROUND

    皆さん、雨は好きですか?

     2024年9月18日に“SARD UNDERGROUND”がデビュー5周年を迎えます。彼女たちは、令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぐトリビュートバンド。2019年にZARDの数々の名曲が詰め込まれたトリビュートカバーアルバムでデビュー。そして現在に至るまで、数々のZARDのカバー曲と、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲の他、ボーカル神野友亜によるオリジナル曲を発表し続けております。    さて、今日のうたではそんなアニバーサリーに向けて“SARD UNDERGROUND”の神野友亜による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!今回は第10弾です。綴っていただいたのは、神野友亜が雨音を聴きながら書いた詞。梅雨の時期ならではの言葉をお楽しみください。 六月   梅雨の時期ですね。 皆さん、雨は好きですか? 私は好きです。 傘の下で聞こえる、すべての音が好きです。 雨の日に音楽を聴いたり、本を読んだり、そんな時間も大好きです。   今月は、雨音を聴きながら書いた詞をお届けします。   ・ ・ ・   ぽつぽつと雨が降りだす 広げた傘に小さな穴があいている   雨に濡れた街は光り輝き、 こんな日は誰かを想っていたい   花は麗しく、潤いに揺れる それを見つめて、今よりも少し、大人になりたいと思った   モノクロの空から溢れ出す 雫の音は唱いかけるように わたしの不甲斐ない部分を、そっと柔らかく溶かしてくれる 少し頼りないところもあるけれど 君をずっとずっと想っているから 今感じたぬくもりは どうか、このままで   雲がやけにスピードをあげた 私の心も、急いでいる 気持ちの速度を落として、詰まりかけた言葉を解いていく   いつもより街が淋しくみえるけれど そんな日も変わらず、誰かの笑顔があることに、ホッとする   グレーの空から溢れ出す 雫の音は語りかけるように 誰かの震える声を、そっとやさしく包み込んでいる 今日も風が噂を運ぶけれど 君をずっとずっと信じているから 今感じたぬくもりは どうか、このままで   顰めっ面でとぼとぼ歩く人をみて “あの人の今日はめちゃくちゃだったのだろう”と、ぼんやり思った   なのに、どうして? 身近な人の気持ちに気づけない時がある   泣いている人と、一緒に泣いたり 笑っている人の、笑顔を守り抜いたり そんなやさしい人になれたなら…   モノクロの空から溢れ出した 雫の音は唄っている “当たり前”に染まらぬよう 私の日々を飾ってくれる 訪れる瞬間を忘れてしまわないように 君をずっとずっと想っているから このぬくもりは どうか、このままで     <SARD UNDERGROUND・神野友亜> ◆ZARDの名曲カバーを厳選収録した 究極のトリビュート・ベストセレクション 『ZARD tribute Best Selection』 2024年3月20日発売   <収録曲> 1. あの微笑みを忘れないで [tribute 2024] 2. DAN DAN 心魅かれてく [tribute 2024] 3. Don't you see! [tribute 2024] 4. 負けないで [tribute 2024] 5. 心を開いて [tribute 2024] 6. 眠れない夜を抱いて 7. この愛に泳ぎ疲れても 8. 永遠 [tribute 2024]  9. 運命のルーレット廻して 10. マイ フレンド [tribute 2024] 11. 揺れる想い [tribute 2023] 12. きっと忘れない [tribute 2024] 13. Just believe in love 14. GOOD DAY

    2024/06/17

  • Cody・Lee(李)
    ただしいせいかつ
    ただしいせいかつ

    Cody・Lee(李)

    ただしいせいかつ

     2024年6月12日に“Cody・Lee(李)”がメジャー2ndアルバム『最後の初恋』をリリースしました。今作には、「さよuなら」(ドラマ『秀吉、スタートアップ企業で働く』主題歌)、「涙を隠して(Boys Don’t Cry)」(ドラマ『恋愛のすゝめ』EDテーマ)、「イエロー(映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』主題歌)」など、この1年間で彼らが様々な映像作品とコラボレートしてきた楽曲群が並んでおります。    さて、今日のうたではそんな“Cody・Lee(李)”の高橋響による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、今作『最後の初恋』にも通ずるお話です。かつて、正しい生活を心掛けていた(正しい生活に縛られていた)自身が、そこから解放されるきっかけになったのは…。そして、Cody・Lee(李)の音楽が持つ力とは…。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 今日はとっても天気がいいよね おまけに鳥も泣きじゃくりだし そんな日には午後から そうね熱海にでも   ユニコーン「 開店休業 」の歌詞の一節である。   人間には、生活を営む上でのルールが存在している。例えば「夜、眠れなくなるから昼寝をしない」「太るから夜中にカップ麺を食べない」「皆、忙しそうだから有給を取らない」など…。自分自身、こういったルールの上に成り立つ正しい生活を心掛けていた時期があった。しかし、ユニコーン「開店休業」を聴いて「午後から熱海?! そんな事して良いの?!」と衝撃を受け、それから正しい生活に縛られずに生きる事を決めた。   夜に眠らなくても良いし(次の日の仕事は辛いかもしれないけど、居眠りしちゃえ)、太っても良い(太っても君は可愛い)、誰の事も気にせず有給を取っても良い(上司に何か言われたら僕が頭を引っ叩く)と思う。   本当に上記の事を実行するかはさておき…そんな心構えで生活していくのはすごく大事。僕はこの考えを持って以降、呼吸が楽になった。   ただしいせいかつは君自身が決める事。Cody・Lee(李)には前に進むための背中を押す力はないけれど、目的地と逆方向の電車に乗り込むための背中を押す力はあると思う。   渋谷から熱海まで、電車で約2時間かかるらしい。夕方には着けるかな。   <Cody・Lee(李) 高橋響>   ◆メジャー2ndアルバム『最後の初恋』 2024年6月12日発売   <収録曲> 1. NOT WAR, MORE SEIKATSU 2. 涙を隠して(Boys Don't Cry) 3. DANCE扁桃体 4. イエロー 5. 真夏のジャイガンティック 6. ストロベリーエンジェル ~Don't Say Goodbye~ 7. さよuなら 8. 烏托邦 9. ほんの気持ちですが! 10. 下高井戸に春が降る feat. GOMESS 11. 1096 12. 生活

    2024/06/14

  • シユイ
    私たちはオーダーメイドで、ただ一人。
    私たちはオーダーメイドで、ただ一人。

    シユイ

    私たちはオーダーメイドで、ただ一人。

     2024年5月22日に“シユイ”が1stアルバム『be noble(読み:ビー ノーブル)』をリリースしました。今作には、TVアニメ『アンデッドアンラック』第2クールOPテーマを始めとした数々のタイアップソングに加え、栗山夕璃、Chinozo、Teary Planet、ハイノミ、MIMI、40mPなど著名アーティストから提供された新曲を6つ収録。さらに、完全盤には2022-23年にリリースされたデジタルEP「思惟」「思惟2」を円盤化して収録。    さて、今日のうたではそんな“シユイ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 麗春花 」にまつわるお話です。この歌がシンプルな言葉で伝える、シンプルなテーマとは。また、レコーディングの際のこだわりについても明かしてくださいました。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 シユイです。前回の「ひとちがい」に続き、「麗春花」もエッセイを書かせていただけることになりました。   作詞作曲は栗山夕璃さん。栗山さんとご一緒するのは2回目です。「あんたがたどこさ」という楽曲を1年前に作っていただきました。どちらの曲も、一人の部屋で一人喋り。それくらい自然体です。そこには体温だけがあって、他人の温さも知識も、私の欲だって、ちっとも干渉しないのでした。   「あなたは、あの人のように圧倒的に歌が上手くはないからこそ、努力をしなければならない」と言われたことがあります。あの人みたいに完璧で満点の歌を歌えたらかっこいいけど。あの人みたいに。この言葉は今も、私の未熟さ、劣等感と、自信の脆弱性を真正面から鏡のように映す、絶えず。   私は、大好きな人のことが大好きで、きっとずっと大好きでいるけれど、違う人間だからこそ相容れないことはいくつも見える。いくつも見えるけれど、それらを私とおんなじには絶対したくないのです。あなたはどうしたって唯一、紛うことなく。   そういうことを、伝える詩なのだと思います。私たちはオーダーメイドで、ただ一人。誰かと比べる必要なんてない。シンプルなテーマをシンプルな言葉で、飾らずに「麗春花」は歌うし、擦り切れるくらいの励ましの言葉を愚直なまでに語りかける。   楽曲のデモをいただいたのはレコーディングの1~2日前で、かなり逼迫したタイム感の中での制作になりました。最近は自分で簡易的に録音しながら、どのように歌うべきかを探っていくことが多いのですが、この曲に関しては最初から纏う雰囲気が確立されており、私はそれにひらりと重なるだけでよかった。   実際に、自分のペースでゆっくりまったり録音しました。やるべきことは決まっているから、微調整を繰り返すだけ。同じ色のグラデーションの中で、どれだけ統一した別の明度を表現できるかといったところでした。本当に細かく声の中の湿度を調整しなければ、あっという間に乾燥しすぎたりカビが生えたりしかねない繊細な楽曲だと思ったので、ごく丁寧に。でも最後のサビではちょっと感情的に。   「麗春花」は、個人的にはアルバムの中でも異色の立ち位置の曲だと思います。これまでのシユイはテクニカルな、ボカロカルチャーに寄り添ったまさに「歌い手」らしいテイストの楽曲を発信してきました。   内臓なんかに左右される私たちとは一線を画した、一貫してパブリックな歌声を持つボーカロイドという技術。この技術が生み出したジェットコースターのような楽曲の在り方と、切り開いてきた音楽の文化に寄り添いながらも、その音声では表現しないでいるところを、シユイは歌い手の肩書きの中で直接的に表現を試みてきたと思います。耳朶を打つ脈の音さえも触れられるようなパーソナルな生命感。みんながじゃなくて、あなたが聞くためだけの声。   この曲は「あんたがたどこさ」の時に感じた、その空気感の底を目掛けて、もっと深くまで潜っていく作品になった気がします。   何もかもだるい毎日に鬱積していく心の濁り。それをさらりと撫でて消してあげるから。愛しい人と一緒にいたらいつの間にか思いだす、自分は特別って気持ち。そんな気持ちを私の声でずっと感じていてほしいから。   <シユイ> ◆紹介曲「 麗春花 」 作詞:栗山夕璃 作曲:栗山夕璃 ◆1st アルバム『be noble』 2024年5月22日CD発売   <収録曲> DISC1 M1. ハピネス オブ ザ デッド / Music by jon-YAKITORY M2. ひとちがい / Music by 40mP M3. 麗春花 / Music by 栗山夕璃 M4. GLOW / Music by ツミキ M5. BOOOM!! / Music by Teary Planet M6. バームクーヘン / Music by Chinozo M7. RE RE REPLAY / Music by jon-YAKITORY M8. ラブコール / Music by DECO*27  M9. べらべら / Music by ?ハイノミ M10. in / Music by MIMI  M11. 君よ 気高くあれ / Music by ryo (supercell)   DISC2 「思惟」 ※完全盤にのみ収録 M1. カトレア / Music by RSound Design M2. ハイスクールオブ・ザ・クレイジー / Music by jon-YAKITORY M3. ドーベルマン / Music by 一二三 M4. ONI / Music by jon-YAKITORY M5. レイン / Music by 柊マグネタイト   DISC3 「思惟2」 ※完全盤にのみ収録 M1. あんたがたどこさ / Music by 栗山夕璃 M2. 君君舞 / Music by 獅子志司 M3. ゾンビ / Music by エイハブ M4. 時計のエスコート / Music by 雪乃イト M5. 不毛劇 / Music by seeeeecun

    2024/06/13

  • cherie
    バンドとあなたは都合のいい関係。そんなもんでいいと思う。
    バンドとあなたは都合のいい関係。そんなもんでいいと思う。

    cherie

    バンドとあなたは都合のいい関係。そんなもんでいいと思う。

     2024年6月12日に“cherie”が1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』をリリースしました。彼らは、平均年齢20歳の4人組バンド。初となる全国流通盤は6曲入りEP。作詞作曲を手掛けるおざき れん (Vo/Gt) の等身大で紡ぎ出す恋や愛の歌は唯一無二。雰囲気のある世界観と耳馴染みのいい中性的なハイトーンヴォイスを引っ提げて全国デビュー!    さて、今日のうたではそんな“cherie”のおざき れんによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾です。初のEPはどのような作品なのか。自身の気づき、そして、今作を世に放つ今の想いを綴っていただきました。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 初めまして。cherie Vo/Gt おざき れんです。 6月12日にリリースされた1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』について、計3回連載していただけるとのことです。非常に嬉しい。ありがとうございます。   まず今回はこのEPがどのような作品なのか、お話しようと思います。   1st EP。初の全国流通盤。ついに発売されました。 大事な曲たちがひとつに纏まってCDとして形になり、それが沢山の人の手に渡ると考えると本当に嬉しい。   この作品の中には僕なりのいろんな角度からの「幸せ」がいくつも散りばめられています。しかし、これは決して意図したことではなく、レコーディングも終え、最後EPのタイトルを決める頃、歌詞を見返して、その時初めて気づきました。   誰よりも幸せになれ 報われろアタシ アタシはアンタのペットでもないし家政婦でもない 誰よりも不幸せで 報われないでいて そして、あぁ、やっぱいいや、 話す価値もない   タイトルは5曲目の「貴方依存症」の一節から抜粋しました。   今作は、「こういう1枚を作ろう」という形から入ったものではなく、何かビジョンが特別あった訳でもなく、ただ曲たちをレコーディングして、それをCDにする。そうやって作品として完成させ、形として残したかった。言ってしまえば自己中心的な考えだったのですが、いざ出来上がって聴いてみるとそこには僕自身が伝えたいメッセージ性のようなものが自然と浮き上がってきていて、EPを通して伝えたいことはこれだったのか…結局誰かに何かを伝えたい、見つけてほしいんだなと。 そんな自分自身に驚いた反面、少し安心もした。   本日、大切に育ててきた楽曲たちは世に放たれた。聞き手にはあの言葉はどのように伝わるのか、あの曲にどんなストーリーを重ね、それをどう調理するのか。あなたの解釈でどう感じとってくれても構わない。   声のトーン、言い回し、発音、ひらがな、カタカナ。 日本語というものは凄く独特で作詞家として目が回りそうになる時もあるけれど、逆にそれが日本語の素晴らしさだったりする。   好きな時間に好きなようにどんな場所にでも呼び出して、その日の気分によって取っ替え引っ替え、その日の気分によって曲をセレクト。 バンドとあなたは都合のいい関係。そんなもんでいいと思う。   <cherie Vo/Gt おざき れん> ◆1st EP『誰よりも幸せになれ、報われろアタシ』 2024年6月12日発売   <収録曲> 01. 変わらないで 02. 恋はジレンマ 03. 繰言 04. 幸せ空間 05. 貴方依存症 06. 幸せと災難

    2024/06/12

  • シナリオアート
    バンド、続けることは美しいこと?
    バンド、続けることは美しいこと?

    シナリオアート

    バンド、続けることは美しいこと?

     2024年6月19日に“シナリオアート”が7th Mini Album『sensitive sketch』をリリース! 今作には、未発表曲として「イマジナリーサマー」、「ハイティーン」、「ネムレヌイヌ」、「リンドン」以上4曲が収録。メンバー全員がそれぞれ作詞作曲を行なっており、まさに15年間で培った各々の力を総動員した“全員野球”のような1枚です。    さて、今日のうたではそんな“シナリオアート”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。執筆を担当したのはハヤシコウスケ。15周年を記念して制作された今作。めんどうだけれど、楽しくて愛おしい“バンド”という存在について、今の想いを綴っていただきました。 今年でシナリオアートは結成15年目。数字に過ぎないが、いちいち節目を祝っていきたい。 続けていられているのは奇跡だし、続けさせてもらえるのはありがたいことだ。   今回15周年を記念して『sensitive sketch』というアルバムを制作した。   3人がそれぞれ、作詞、作曲を担当し、シナリオアートとは?と問いながら制作した。   歌っている人間が同じでも、別の人間が作ると、やっぱりちょっとずつ違っていて、客観的に聞いていても、おもしろい。 3人しかいないバンドで、3人ともが作曲するのはめずらしいことじゃないか? とおもう。   曲制作なんてものは本来、1人で行なった方がスムーズでブレがない。昨今、ソロアーティストが台頭する理由の一つに、効率の良さがあると思う。一人でパソコンで作った方が早いし綺麗なんだもの。   バンドはめんどくさい。スタジオに入ったり、巨大な機材を運んだり。ケンカしたり。 人間の数だけ主義、主張があるし。 だけどそのめんどくさいの中に神が宿る瞬間があって、楽しい。 制作はリハーサルスタジオでセッションをしながらフレーズを決めていく。これは古風なバンドの楽曲制作スタイルだ。 小言を言って不機嫌になったり、上手くいって小躍りしたりを繰り返しながら作るとより一層、思い入れができて曲が愛おしくなる。そんな面倒な方法でしか出てこないアイデアもある。 あとさ、戦隊モノみたいでかっこいい。みんなが揃うとなんか強くなるかんじ、あるでしょ。 そうやって今までやってきたし、これからも出来る限り長くやりたい。   まあバンドによって美学なんて全然違うのだけれども 打ち上げ花火のように、勢いよく飛び出して、大空を彩って一瞬で燃え尽きるヤツもいれば 線香花火のように、小さく長く燃え続けるヤツもいる。   すべて尊いことだとおもう、だけど早々に燃え尽きてしまった戦友たちと まだまだ一緒に同じ時代を生きていたかったな~と思ったりする。 歴だけは長いので、いつもサヨナラと見送る側だ。時間は平等に流れていないことに気づく。 僕の1日は、君の100日かもしれない。同じ世界に生きているようで並走できるわけではない。   自分の美学は一日でも長く、やり続けることだとおもう。それを“美しいこと”にしたいのだ。   <シナリオアート・ハヤシコウスケ> ◆7th Mini Album『sensitive sketch』 2024年6月19日発売   <収録曲> M1 アカネイロフィフティーン M2 イマジナリーサマー M3 ハイティーン M4 ネムレヌイヌ M5 メトロノームタワー M6 センシティブガール M7 リンドン  

    2024/06/11

  • さとう。
    過ぎる時と共に自分を許していく
    過ぎる時と共に自分を許していく

    さとう。

    過ぎる時と共に自分を許していく

     2024年6月10日にシンガーソングライター“さとう。”が新曲「泣いているのは」を配信リリースしました。7か月連続 Digital Single 第6弾となる同曲。大切なひとと別れてしまったとき、「時間が解決してくれる」「いつか笑って話せる時がくる」とわかってはいるけれど、今はあの美しかった恋を悪いようには思えない。そんなあなたへ…。    さて、今日のうたでは“さとう。”による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 泣いているのは 」にまつわるお話です。これまであまり感情を全面に押し出さない歌い方をしてきた自身が、感情を全面に乗せたというこの歌。歌詞を書いたときの思いは…。ぜひ、楽曲と併せて、エッセイを受け取ってください。 7ヶ月連続リリースの6曲目、 「泣いているのは」が無事リリースされました。 この曲は今年3月10日、“さとう。の日”にちなんで開催された自主企画『甘く香る、アネモネ』で書き下ろした楽曲です。 限定20席で、配信もなかったあの日のイベントの曲がこうしてリリースされ、たくさんの人に届けられること、非常に嬉しく思います。 その後のライブでもやっていないので、今までの曲の中でも一番、初めて聴く方が多い曲なのではないでしょうか。   「さとう。さんの声は、感情を押し付けないから、好きなんです」 と、昔言われたことがありまして、 確かに思えばラブソングを歌う時も、 「悲しい」「苦しい」という感情を全面に押し出さない歌い方をすることの方が多く、 さとう。個人の気持ちというより その物語に出てくる当事者になりきっているのかもしれません。   今回リリースした「泣いているのは」 きっとその人がこの曲を聞いたら、「あれ、いつもと違う…私が好きなさとう。じゃない!」となってしまうのだろうな、 それくらいさとう。の感情を全面に乗せた歌になっていると思います。   私は自分の悲しい、苦しい、を人のせいにするのが得意じゃなくて 細かく言うと、人のせいにしてしまう自分が好きじゃなくて。 「私は悪くない!あの人が悪い!」 と口にして、その場はやり過ごせても 一人の時間にふと、そのことを後悔したり自己嫌悪に陥ったりします。   わかってはいるんです。 時間が解決してくれる、いつか糧になる。 でもわかっているからこそ、 いつか忘れて、幸せになる自分を 許せなかった時がありました。 そんな時に書いた曲です。   もし、あの時の私のように、 誰かのせいにもできなくて、 一人で抱え込んでいる人がいるのならば どうか、この曲のせいにして思い切り泣いてほしい。 許せない怒りや悲しみで押し潰されないように、寄り添えたらと、心から思います。   7月19日に開催されるワンマンまでの7ヶ月連続リリースも残すところあと1曲。 本当にあっという間で、 でも思い返せばちゃんと踏みしめて来られたような気がしています。 それは紛れもなく、どの曲達も大切にしてくれたあなたがいたからだなあと痛感しております。 本当にありがとうございます! ラスト1曲も、ワンマンライブも、 どうかお楽しみに。   <さとう。> ◆紹介曲「 泣いているのは 」 作詞:さとう。 作曲:さとう。 ◆7/19さとう。ONEMAN LIVE『産声みたいで、』配信チケット販売中! 2024/7/19(金) 渋谷 LOFT HEAVEN OPEN/19:00 START/19:30 URL: https://eplus.jp/satou-st/   ◆7/19アフターパーティー『楽園、醒めないで』 2024/7/21(日) 下北沢DY CUBE OPEN/18:00 START/18:30 https://t.livepocket.jp/e/rakuen-samenaide721   公式HP: https://satou-official-web-site.jimdosite.com/

    2024/06/10

  • NakamuraEmi
    意味なさそうな今が、何に変化するか。
    意味なさそうな今が、何に変化するか。

    NakamuraEmi

    意味なさそうな今が、何に変化するか。

     2024年5月29日に“NakamuraEmi”がオリジナルアルバム『KICKS』をリリース! 今作は、集英社「HAPPY PLUS」公式テーマソング「一目惚れ」、NakamuraEmiの新境地を開いた3部作「究極の休日」「白昼夢」「晴るく」、コラボレーション曲「祭(feat.Mummy-D)」、「雪模様(feat.さらさ&伊澤一葉)」、「Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY」純粋に音楽を楽しむ仲間との幸せな空気感が詰め込まれた「梅田の夜」、何気ないことが今の自分に全て繋がっていると教えてくれる「一円なり」の全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“NakamuraEmi”による歌詞エッセイを全4回に渡りお届け。今回が最終回です。綴っていただいたのは、収録曲「 一円なり 」にまつわるお話です。小学校の頃に通っていたそろばん教室。友だちのカナちゃん。大好きな岩崎先生。自身の大切な思い出と、そこから繋がっている今の想いを明かしてくださいました。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。   小学生の時にそろばん教室に通っていました。特別何か目的があったわけではないけど、一緒に通う友達と先生が好きで通っていました。   私はとにかく気分屋で、わがままで、ものすごい嫌なやつだったと思います。 でもそろばんに一緒に通っていたカナちゃんはそんな私にもすごく優しくかった。面白かった。おまけに超可愛かった。 しかも私の家に変質者が入ってきた時も、カナちゃんとカナちゃんのお母さんがすぐ助けに来てくれました。 怖かったけど本当に嬉しかったなぁ。 当時は、自分の何が悪くて相手の何が素晴らしいかもわかっていなかったけど、大人になってカナちゃんの心のデカさを改めて実感しています。カナちゃんのような優しい子になりたいと今でも思います。     そろばん教室の岩崎先生はいつも笑顔で、その笑顔がまたすっごく可愛くて、優しくて、ちょっとハスキーな声。 色々な子が通いにきてたけど、それぞれの個性をすごく大事にしていたことを子どもながらに感じていました。 先生のことが大好きで数字が苦手な私も通っていたんだと思います。   そろばんをやめて約23年後、私はメジャーデビューをして地元・神奈川県厚木市の山野楽器さんでインストアライブをしました。 地元の友達や家族も見にきてくれていましたが、そのサイン会の列に現れたのが岩崎先生でした。 変わらない笑顔とちょっとハスキーな声で、「えみちゃんメジャーデビューおめでとう」と言って、『お祝い そろばん岩崎』と書いたお祝いを包んだ封筒をくれました。先生がまだ私を覚えてくれていて、ここにかけつけてくれたことが本当に嬉しかったです。   その封筒も中身もそのまま大事にしまってあったけど、2022年の年末、物を整理してた時にこの封筒を見つけ、その直後2023年1月2日、新年1発目にブワーーっと書き上げた曲です。   私の個人的な内容すぎることはわかっていましたが、どうしてもライブでやりたいと言って、ビルボードで披露させてもらいました。歌った瞬間、これは絶対音源にしようと思いました。     今いる場所、今やっていること、全く意味ないんじゃないか。時間とお金の無駄なんじゃないか。そう思うことがあると思います。 でも小学校の数年間の記憶が、今の自分の大切な曲を生み出してくれるなんて想像もしませんでした。 意味なさそうな今が、何に変化するか。 疲れることも多い毎日だけど、そんな時々起こるサプライズに人生捨てたもんじゃないなと思います。   ちなみにこれを書く数時間前に、岩崎先生のところにCDとコーヒーどら焼きを届けに行ってきました。ちょうどお出かけ中で会えませんでしたが、ご家族に預けてきました。 先生、聴いてくれたら嬉しいなぁ。 <NakamuraEmi> ◆紹介曲「 一円なり 」 作詞:NakamuraEmi 作曲:NakamuraEmi ◆オリジナルアルバム『KICKS』 2024年5月29日発売   <収録曲> 1.火をつけろ 2.梅田の夜 3.祭(feat.Mummy-D) 4.晴るく 5.白昼夢 6.雪模様(feat. さらさ&伊澤一葉) 7.一目惚れ 8.Hello Hello(feat.XinU)-NakamuraEmi&MASSAN×BASHIRY 9.究極の休日 10.一円なり

    2024/06/07

  • シユイ
    ひとちがい
    ひとちがい

    シユイ

    ひとちがい

     2024年5月22日に“シユイ”が1stアルバム『be noble(読み:ビー ノーブル)』をリリースしました。今作には、TVアニメ『アンデッドアンラック』第2クールOPテーマを始めとした数々のタイアップソングに加え、栗山夕璃、Chinozo、Teary Planet、ハイノミ、MIMI、40mPなど著名アーティストから提供された新曲を6つ収録。さらに、完全盤には2022-23年にリリースされたデジタルEP「思惟」「思惟2」を円盤化して収録。    さて、今日のうたではそんな“シユイ”による歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、40mPが作詞作曲を手掛けた収録曲「 ひとちがい 」にまつわるお話です。この曲を歌っているのは「私だけれど、私じゃない」、それは一体どういうことなのでしょうか…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 初めまして、シユイです。2024年5月22日リリースの1stアルバム『be noble』から、「ひとちがい」についてのエッセイを書かせていただくことになりました。40mPさんに書き下ろしていただいて、丁寧に作り上げていった作品です。   でも実は、この曲を歌っているのは私じゃないんです。   とは言いつつも、もちろん歌ったのはシユイで、本人です。   再生すれば直ぐに歌い出すのは、レコーディングをした日の彼女であり、それはもう私ではないということです。今となっては他人のように遠くて理解ができない存在となりました。声も一緒だし、歌い方も一緒だし、ブレスの仕方も一緒。でもやっぱりそれは私じゃない。   じゃあ過去の私は抜け殻なのか、と問われると、そうでもないのです。曲を聴けばそこには確かに、愛しいもう一人の自分が丁寧に息をしている。この詩の中にずっと生きていく彼女の歌声には、少年のような青さと、舌の裏のような蠢く熱がある。   誰がなんと言おうと、そこにいるのは私ではない私自身、やっぱり“人違い”なのです。   初めて「ひとちがい」を聴いて、日常的に覚えている感覚を思い出しました。自然体、ナチュラル、毎日。   ああ、自分の日記を読み返しているときの感覚だ。何月何日、私の見たもの、食べたもの、感じたこと、それら全てをボールペンで記した言葉の群れ。日記を捲ってなぞる、過去の自分へ抱く愛しさと一筋の驚きの色を、まさにこの楽曲は表現しようとしているのだと感じました。   この歌詞は、40mPさんが、私が自分のことについて綴った文章をもとに書いてくださいました。アンケートの回答だったのですが、前年の回答に対して私が、「そういうことを言ったかもしれないけど今は全然違います」というようなことを書いたようです。そのアンケートに答えたのはちょうど誕生日でした。一区切りの気持ちもあり、正直に全部書いてしまおうと思って、実際その通りにしました。   「ひとちがい」を通して聴くと、<生まれ変わっていく>という歌詞でパッと視界が開けて、それまでの少し内向的な主人公が前を向いたように感じます。一番と同じ部分の歌詞も歌い方で全く異なる印象を受けるのです。少年みたいだなと思った素朴な声が、最後では羽ばたいていく大人の女性の声に聴こえる、瞬間的な情熱さえ。   「ひとちがい」を再生する度に、<ああ、きっとそれはたぶん人違いです>という言葉の中に見え隠れする、そっぽを向いた表情にハッとする。こんな柔らかく冷ややかな声で、あの日のシユイは歌っていたんだね。春先、飽和したあたたかい光と、不親切で無愛想な冷たい風のギャップに驚くように。   <シユイ> ◆紹介曲「 ひとちがい 」 作詞:40mP 作曲:40mP ◆1st アルバム『be noble』 2024年5月22日CD発売   <収録曲>   DISC1   M1. ハピネス オブ ザ デッド / Music by jon-YAKITORY M2. ひとちがい / Music by 40mP M3. 麗春花 / Music by 栗山夕璃 M4. GLOW / Music by ツミキ M5. BOOOM!! / Music by Teary Planet M6. バームクーヘン / Music by Chinozo M7. RE RE REPLAY / Music by jon-YAKITORY M8. ラブコール / Music by DECO*27  M9. べらべら / Music by ?ハイノミ M10. in / Music by MIMI  M11. 君よ 気高くあれ / Music by ryo (supercell)   DISC2 「思惟」 ※完全盤にのみ収録   M1. カトレア / Music by RSound Design M2. ハイスクールオブ・ザ・クレイジー / Music by jon-YAKITORY M3. ドーベルマン / Music by 一二三 M4. ONI / Music by jon-YAKITORY M5. レイン / Music by 柊マグネタイト   DISC3 「思惟2」 ※完全盤にのみ収録   M1. あんたがたどこさ / Music by 栗山夕璃 M2. 君君舞 / Music by 獅子志司 M3. ゾンビ / Music by エイハブ M4. 時計のエスコート / Music by 雪乃イト M5. 不毛劇 / Music by seeeeecun

    2024/06/06

  • ヒトリエ
    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの
    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの

    ヒトリエ

    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの

     2024年6月5日に“ヒトリエ”が両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』をリリース! 「オン・ザ・フロントライン」は、TVアニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』第2クールのオープニングテーマ。「センスレス・ワンダー[ReREC]」は、2014年1月22日に、ヒトリエがメジャー1stシングルとしてリリースした楽曲を、現体制のシノダがボーカルを務める3人体制で再レコーディングしたものとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを2回に渡りお届け。第2弾は、自身が作詞を手掛けた収録曲「 Selfy charm 」にまつわるお話です。会ったこともないような誰かを想像しながら書いた、自撮りがモチーフのこの歌。主人公が対立している価値観とは…。今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 前回は「オン・ザ・フロントライン」についての話をさせていただきましたので、引き続きわたしが歌詞を手掛けた「 Selfy charm 」か「 さくらのいつか 」のどちらかの話をしようと思うんですが、「さくらのいつか」に関しては最早語るまでもないというか、あなたが聴いて感じたことが全てと思っていただいて結構ですので、ここはひとつ「selfy charm」について語らせていただこうかと思います。 こっちはこっちでかなり僕にとって深刻なテーマを書いたつもりなので…   selfyってことで自撮りが歌詞のモチーフになってるんですけど僕は自分の顔が全然好きじゃなく、そのくせ仕事上ステージでカッコつけなければならない局面が多い為、ライブ中はハイになっていたり自分のことが見えてなかったりするので特に気にはならないんですが記録物としての自分を見た途端にコイツこんなツラの癖に自分がカッコいいつもりでやっていたのかと愕然することが多く、それだけで半日寝込んだりする時も余裕であったりするんですね。   ルッキズムが自家中毒を起こして苦しんでいるみたいな状態。てめー何年バンドマンやってんだ、良い加減慣れなさいよって話で、これから歳を取っていくたびに嫌いな部分なんてどんどん増えていくわけで、このままでは憎悪の螺旋が自己に向けてねじ巻いていくばかりなので早々に割り切りをつけないとこっから先マジでやばそうだなと思ってますが、そんなもんなあ、つけられるんならとっくの昔につけられてたっつーのなあ。   そんな僕も自撮りをSNSに放り投げまくっていた時期とかあって、若気の至りとスマホを手にした喜びがマリアージュして発芽した過ちとでもいいますか、別に自分の顔を100%憎悪しているわけではなくて、好きなところはあるけど好きじゃない部分は抹消したい程に嫌、といった塩梅でして、これなら世に出せるかもみたいなレベルまで自分の顔を監修出来る楽しさが自撮りにはあったんですよね。ただインカメで反転させたまま撮るという行為にとても違和感を感じていて、結局鏡に映った自分の顔は普段見慣れた顔かもしれないが真実性に欠けるというか、その真実性が自分自身を苦しめている筈なんだけど、なるべく嘘を発信したくないという自分のだるい部分がそれをさせてくれなくて、そのうち色々面倒臭くなって自撮りはやらなくなったのですが…結局そういっただるい部分によってスポイルされるスピード感ってあるよな~とか思ったりします。   何か“嘘”という言葉を曲中で用いてる時点で呪いに似た衆愚的感覚が心に刻み込まれているのかもしれないと、改めて歌詞を読み返し痛感する次第です。この歌詞の主人公である彼女が対立する価値観こそがわたしの呪いのようなそれで、美しくなりたいと願い、行動し続ける彼女達に容易に浴びせられる「嘘」だとか「汚れ」といった数多の定型句が装填されたまま回る世界のある日の刹那、タイムラインに颯爽と現れ、タブレットの液晶を滑らせる指を反射的に止めさせられた一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなものを勝手に想像している時点で到底僕なんかが追いつけないスピード感で彼女達は生きているのかもしれない、という想像。会ったこともないような誰かを想像しながら歌詞を書くってマジで謎の行為だなと思うんですが、それでも書きたくなってしまったものはしょうがないじゃない。   「さくらのいつか」に関しても、曲も歌詞も含めて果たしてこれを今書いてしまっていいのかしら、と悩んだ時もありましたが、それよりも書きたくなってしまったものはしょうがないじゃない、という気持ちが余裕で勝ったので、 昨今のわたしはきっとそういうモードなのかもしれません。多分良い傾向なんだと思う。 <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲 「 Selfy charm 」 作詞:シノダ 作曲:イガラシ 「 さくらのいつか 」 作詞:シノダ 作曲:シノダ ◆両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』 2024年6月5日発売 <収録曲> M1. オン・ザ・フロントライン M2. センスレス・ワンダー[ReREC] M3. Selfy charm M4. さくらのいつか

    2024/06/05

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