冬のミルクTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | | 夜を抜け出す海沿いを走って あらゆる感情が浮かび消えた 心を焦がす素敵な歌はきっと 世界を救うためのものさ 僕の形はきっと意味の無い抜け殻さ さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで 本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ 冬のミルクは純粋すぎるから 狂いそうなほどの恋をした 一面に咲いた雲の花の影に 月はあるのかと心配だった 風が夏の雨 降らしたら花が咲く さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで 本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ 僕の形はきっと意味の無い抜け殻さ さよなら もう会わない気がするよ ああ おやすみのキスはしないで 本当の声で僕ら歌ってんのかな ああ 聞こえないふりなんかすんなよ |
幾千光年の孤独THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 天国に空席はない 鳥獣戯画の宴は続く 人類が平等だとか 愛してるとか やらせろよ あばずれ 凍てつく真夏日に 襟を立て歩いてく 背中に焼けついた十字架 幾千光年の憂鬱が 降りそそぐ ビルの底 顔のないキリストが泣いてる オルゴール 雨に唄えば最終のベル 羽根のない道化師 ガラスの子供達 星空も飛べた事 忘れてしまうだろう いつしか幾千光年の孤独さえ 届かない 宇宙の果て 太陽のたてがみが揺れてる モノクロームの世界に 朝日はもう昇らない 絵画に閉じ込めた向日葵 幾千光年の憂鬱が 降りそそぐ ビルの底 顔のない人々が泣いた 思いさえ届かぬ 宇宙の果て 太陽のたてがみが揺れてる |
空、星、海の夜THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 目覚めると俺は 夜の底まで 落ちていたよ 真っ暗な部屋の中 にじむ明かりは 浮世の夢 いつの間にか 眠ってしまっていた 街の灯が咲いた 帰り道には 迷子達の影法師 焼けついて 寄りそうように 俺も座って 今日をこえて行けるよう歌うんだ 気の触れた風が 泣いている 変わる事に慣れた ビルの影 「強くなれ」なんて 吐き捨てた 濁る心 感じてる 夜空に届きそうで 手を伸ばしてしまうような 気持ちがいつしか 消えて果てる時… 歌は死ぬだろう 笑った顔が切なくて こんな日々がいつまでも続けばと 思ってたのは 夏の心 透明な雨に打たれ 消えてった もし慣れることがやさしさで 許すことのできる強さなら 忘れぬようにとつないだ手 ほどいた時 飛べるのか 空、星、海の夜 行き急ぐように 身を焦がして このまま生くのさ 強く望むなら 歌が導くだろう 気の触れた風が 泣いている 変わる事に慣れた ビルの影 「強くなれ」なんて 吐き捨てた 濁る心 感じてる 夜空に届きそうで 手を伸ばしてしまうような 気持ちがいつしか 消えて果てる時… 空、星、海の夜 行き急ぐように 身を焦がして このまま生くのさ 強く望むなら 歌が導くだろう |
生命線THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 「どうにでもなればいい こんな世界は」 最終の列車が近づく 軋む車輪の音 誰かの悲鳴 嵐は更に勢いを増す 時代はメリーゴーランド 振り落とされそうなスピードの中 泣いている暇はない 線路の冷たさに触れて初めて 自分の「体温」を感じた 必死で燃えている赤い命が 「生きていたい」と確かに告げた 素晴らしい明日が広がってゆく夜明け 最悪の日常を愛せるのなら この空も暗闇も心映す鏡なら 変えてゆける いつだって その心が世界だろう 理由も確信も吹き飛ばす風 訳もわからぬまま死んでく それでもたぎる血よ 共に生きよう 関係するのさ 命かけて 時代はメリーゴーランド 振り落とされそうなスピードの中 閉じたその目を開け 素晴らしい明日が広がってゆく夜明け 最悪の日常を愛せるのなら |
サニーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 黒い大きな壁を歩こう 夜明けとともに 見ろよ流線形は 人を殺す時の気持ちさ 僕ら有刺鉄線を越え 何も知らないままで 夢見るように笑ってた ここから見下ろす景色が 世界の全てと思っていた コーヒー色した闇が 空をつまらなくしてる 汚い社会 苦い味さえ 飲み込めるようになってしまうの? あの日 土砂降りの夜の事 大人達に連れられ 泣きながら僕を呼んでる 震えたままで動けなかった 今もあの時の気持ちのまま 大きな手 僕たちの心奪って 消えてった 雨上がり この空 虹が見えたら闇と光の尾を引いて 明日へと 行こう もう二度と戻らない 僕ら有刺鉄線を越え 何も知らないままで 夢見るように笑ってた ここから見下ろす景色が 世界の全てと思っていた 震えたままで動けなかった 今もあの時の気持ちのまま |
レクイエムTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | ああ 鋼鉄の雨が降る 血の海で ずっともがいてた 黒蟻が沈んでく ああ 灼熱の爆風が 吹き抜けて 遂に 正しさも翻り 牙を剥く 俺達は 咲く場所を選べはしない 華奢なヒーロー 誰だって守るべきものがある 闘いの中でしか 救われぬ魂よ ああ 傷付いた戦友を抱き 立ち尽くす ふいに 耳元で死神の笑い声 こめかみに 鈍色の十字架触れた 華奢な心臓 軋ませて 儚げな息をする 土砂降りの 戦場に 鳴り響く鎮魂歌 幼き日 憧れた強く優しき背中 目を伏せたその闇に浮かんだ姿 華奢なヒーロー 誰だって守るべきものがある 闘いの中でしか救われぬ魂よ 華奢な心臓 軋ませて 儚げな息をする 土砂降りの戦場に 鳴り響く鎮魂歌 降り止まぬ 鎮魂歌 |
夏草の揺れる丘THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 釈迦堂を通り抜け 宵待ちの坂を行く 懐かしき顔の待つ 夏草の揺れる丘 世界中の悲しみを 憂うなんてできねぇさ せめて大事な人が 幸せであるように 影踏み帰る 子供の声や 夕焼けに世界が まだ少しだけ 続くと思えたよ 明日は分からぬのに 人は約束をする いつかまた会う日まで 生きる意志なのだろう みんなが笑う 俺も笑えば 嬉しさがあふれる 酔いしれ歩く 祭囃子の中 ずっと 今夜 夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする 現実の空 日々の憂いが 雨になって落ちる 諦めばかり 巡る夜もあったけれど 今 雷鳴が 胸を叩く もがきながらまっすぐに立てと 思い出は今を生きる 祭囃子が遠く聞こえる 夢じゃない ここにいるよ こんなにまっすぐに笑えるよ 何度でも歩き出せる 何処までも行ける気がする |
光の結晶THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 雨上がり 夕陽色の飛沫上げ 自転車で商店街を走る 希望なんて言葉だけじゃ感じない だから深呼吸 歌い出す口笛 下手だってかまわない ただ 遣り切れぬ日々 振りほどくように 乱反射するキラメキの中へ 空だって 今 飛べる気がする 入道雲 疲れ顔で見上げてる お前いつまでも 傘差したまんまで 声にさえならなくて きっと 約束だけが繋ぎ止めてる 海を見に行く 背中に触れている 消えそうな熱 確かめながら 気付かないふりして 強くペダルを漕いだ お前の涙 風がさらって 乱反射するキラメキの中へ そしてここから始まってゆけ 躓きながら 光の結晶に 何度でも手を伸ばす俺達 |
未来THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 失くした歌が 心にあった いつかは僕ら 消えてしまうけれど 粉雪白く 想いが積もる 小さな革命だった 君が肩に触れた 抱きしめて 恋をした それが全てだった 国境さえ今 消えそうな 雪の花が咲く しゃぼんが飛んだ 壊れて消えた それでもしゃぼんを飛ばそ 空に届くように 千の夜 飛び越えて 僕ら息をしてる 世界は今 果てなく 鮮やかな未来 さよなら今は また逢う日まで ここから向こうは 何も無い真っ白な空白 抱きしめて 恋をした それが全てだった 国境さえ今 消えそうな 雪の花が咲いた 何処まで何処まで 信じてゆける 震えるこの手に 想いがあるさ 心に心に 歌が響いて 僕ら歩き出す 鮮やかな未来 |
ひょうひょうとTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 光の中行くのなら 心には三日月を さらされし道こそ 静かに見据える 闇の荒野行くのなら 心には太陽を 力まかせ信じて 強く踏み出せ 所詮この命 意味などない 守るべきは何なのだ 正義でも他人でもなく 体刻んだ夜の痛みかもしれぬ 時が来たのなら 命などくれてやる ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに 果て無きことは知っている 俺に時間がないことも 生きることに飢えている だから生くのだろう やがては体朽ち果て 生まれ変わるとしても 俺がここに生きた事 忘れはしないだろう ひょうひょうと青空を漂う雲は魂か 無情を切り裂いて駆け出す俺は風の中 赤子のように お前を呼ぶ 赤き血のもとに そして続くのだ 今日が又そう 赤き陽の下で |
涙がこぼれたらTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 空の向こう 遠い誰かの孤独 夜の砂漠 デスバレーの奈落 街を往けば 路上で歌う男 「兵士の歌」雑踏に消えてった 胸の奥で 張り裂けそうな 想いはきっと 真実だろう いつかみんな 大人になってゆく 夢から覚めた 迷子の様に 胸が震え 涙がこぼれたら 伝えなくちゃいけない お前の言葉で ネオンの夜 恋をしたストリッパー 蝶のタトゥー どこまでも飛んでけ 歩き出した 誰かの日々を 笑う奴等 風に消えろ 俺が俺である様に 胸は鳴る 想いを乗せて 世界は廻る 人に生まれ 人しか愛せずに 人の死を死んでいく 誰が為に? 今夜生きる意味なんて知らねぇ 命がただ 叫びだしてる 俺が俺である様に 胸は鳴る 想いを乗せて 世界は廻る いつかみんな 大人になってゆく 傷つくことに怯え 言い訳をしてる 走れ 夜が明けてしまう前に 伝えなくちゃいけない お前の言葉で |
風船THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | この心は 何故変わってゆくんだろう 悲しくて泣いた 夕闇の中 さみしさがあるから汚れていくんだ 真赤な紅 唇 鉄の味がした たそがれに降る雨 所在なき風船 からっぽに 負けぬよう血に染まってく 僕よ強くあれ いつからか 気付いてた 黒い心に 透明な水の中 にじんでる 僕の罪の跡さ 何か言ってたよ 手をふるあの人が 聞こえなかったよ 遠い思い出 戻れない 小さく息をする虫 美しき 愛で世界は灰になる 獣の夜は 眠れずに 血で遊ぶ 僕らおどけて 凶暴な衝動が 打ちよせる 全て無に変えて 神様は救わない 壊れたおもちゃなど 月の砂 降り止まぬ空 「綺麗だね」 僕ら 別れを思っていた |
世界樹の下でTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | あぁ 僕らは作られた 自由を知らずに泳いでる さぁ 帰ろう むせかえる野バラと 讃美歌の降りそそぐ街へ 生きられなかった想い 世界樹の下で若き兵士が 愛しき者を守るため 殺し合うのは 美しい 事だと 本当に言えるのか あぁ 雪達が地平の果てまで 嘘さえも隠してしまう 伝えられなかった想い 世界樹の下で人を愛する気持ちを 知った月の夜罪を犯して 触れたその場所から 悲しみが溢れてた 願い続けている想い 世界樹の下で 青く燃えゆく 世界が最後の 恋をしている 鼓動を早めて 星がいつかは命を貫き みんな幸せな 星座になれたら 本当は誰もが 本当は誰もが 想い描けるさ |
ジョーカーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 子供の頃に描いた夢、大学生と書きました。 子供の夢らしくないと、先生に叱られました。 幸せな家族の風景、無理矢理口に詰め込まれ、 「好き嫌いはいけません」と、母は笑って言いました。 もうここには居たくないし、学校にも行きたくない。 戦争に行くと言ったら、頬を強く打たれました。 父も母も強くなれと、もっと頑張れと言います。 僕の姿が見えますか? 誰か僕を見つけてくれ。 居場所なんて何処にも無い。もう笑うしかないけれど、 笑う才能が無いから、顔が醜く歪むだけ。 自分より下の奴らを、傘で強く叩きました。 少し元気になりました。そんな僕を叱りますか? 雨、雲、泥、傘、雷、独り、水たまり。 笑う才能 生きる才能 雨、雲、泥、傘、雷、独り、独り 虹、風、鳥、夢、夕暮れ、空が、見えた。 ただいま、おかえり、遠くに、家の、灯り。 |
ひとり言THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | | アバラの隙間で風の音がする 馬鹿な女がしゃべる 革命の夜は口笛が響く ただその時を待つ 粉々に砕け散る頭蓋骨の山 一人ぼっちの男 願い事を言う 「友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて」 路地裏の天井 どす黒い線が 空を切り裂いてる 夕陽赤き雲 どす黒い線が 空に 空に 垂れ込めてく 風に身を任せては泣いてばかりいる 誰か助けてと泣いてばかりいる 「友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて」 ああ又 夢か… ああ又 夢か… ああ又 夢か… ああ又 夢か… 強く 光が包み込む 目も眩むほどに 願い続ける言葉 天に昇ってく 友達よ 心を一つに 僕のそばにいて 僕のそばにいて 何を語るのか 何も語るのか 心を開いて さらば悲しみよ 僕は一人じゃない 僕は一人じゃない 僕は一人じゃない このままじゃいけない |
世界中に花束をTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 何故だろう 何もないな あんなに欲しかったのに あるのは寂しさと霞がかった空だけ 生きるのは簡単なことではないけれど 辛いだけでもないだろう ひと気のない明け方の街を歩くのが好きだった 世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に 不思議だな 憧れや夢は 近づけば近づくほど遠ざかってゆくようだ 消えてしまいそうなほどに僕は今無力だ あの空ではずっと消えない悲しみが もういいよと嘆いている 軽はずみな言葉はやめて 全ての人におやすみ 世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ 何もかもみんな もともとは一つだっだのか 儚く揺れながら消えてしまうほどに 確かに僕はここにいるから 悲しみにまみれたくないんだよ まだ夢は叶えたくないんだよ 神様になりたい訳じゃないんだよ また君に会いたくなるんだよ 今 心の扉を開いてゆくのさ 眠れる孤独を連れたまま 心臓は動くのさ 世界も動いているのさ 誰にも邪魔されることなく 朝と昼と夜と光と影と僕とその間で奏でている おどけて笑ってよ 忘れはしないだろう ずっとずっと走り続けてゆく 世界中に花束を 太陽が昇るその前に 光や笑顔や喜びに隠されてしまうその前に 世界中に花束を 生まれ変われるその前に 今日だけの悲しみにさよならを告げて手を振るよ 僕ら何処へ行く 何処へ行ってもまた此処に帰るだろう |
何処へ行くTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | | 何処へ行く 青く咲き野道を遠く離れて 何も変わらねえよ 全て変わってゆく 歌いながら 薄明かり 虫の音が聴こえる 幼き夜に 孤独なふりをすんな でも孤独をかみしめろ そう歌ってた ふみよむ月日俺に言った 「生きる訳など考えずただ愛せ」振り返ることなく 夏のかほり消えるだろ 落陽の彼方に 何も分らねえ分らぬまま からから鳴きぬれる そして今 飛ぶ鳥を見上げる危うき心 何処を彷徨っている 何も見えぬまま 途方に暮れる ふみよむ月日俺に言った 「生きる訳など考えずただ愛せ」振り返ることなく ちぎれながら落ちてゆく 呼ぶ声の彼方に むせかえる息もできぬほどに 夕闇立ち籠める 心はぐれては かすむ道 ただ愛せ 振り返ることなく 夏のかほり消えるだろ 落陽の彼方に 何も分らねえ分らぬまま からから鳴きぬれる |
8月の秘密THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | こんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 黒こげ ぼうくうごう 秘密の夢見たね 青空 猫の死骸 友達の消えた夏 あくびのせいだよと いったのに笑われた 「うそつき」せみの声が えいえん 鳴り止まない 大人は やさしい顔 すべてを奪っていく きれいで 汚すぎた 悲しいあの秘密は 誰にも言えないから 君に会いたくて泣いた こんな儚いのに 離れてしまうのか 息をひそめる 君の鼓動 感じてた 「また会えるから」と 踏切の向こう側 遠く伸びる影 まばたき一つせずに 君が見つからないから かくれんぼ終わらない あの日の ぼうくうごう いないいないばぁ ここにいるよ |
赤眼の路上THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 答えはいらない そんなの嘘だろう 誰もが生きてく 理由が欲しいだろう 両手はポケットに 突っ込んだままで 寒空 くわえたタバコが燃え尽きる 絶望を口にする 伸びてゆく影 埋もれてたまるか こんな日々に 風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて消えた 理解った顔した インポの路上よ 「何かが違う」と 違和感の塊 俺という存在が 街の空気を 押し返しギラつき 突っ立っている 独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく 絶望 孤独 月明かり 死にゆく 勇気なんてない それなら 生きるしかねえだろ 息を詰めて 駆け抜けろ 風を受けて また立ち上がれ 水面に咲く 満月の「凛」よ 「俺はここだ」 叫んだ声は 夜空に溶けて 独り描く その輪を越えて 世界さえも 喰い尽くしてやれ 蒼く燃える 熱情だけが 道を照らしてゆく |
幸福な亡骸THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 夏の終わりの朝 喪服の行列が 蝉達の死骸を踏みつけ歩いてく 途方もなく青い空 死は優しく穏やかで 火葬場までの坂 擦れ違った少年 万華鏡を覗く 未来はどんな色? その小さな手の平で世界をぎゅっと掴むんだ 花よ 花よ 夢を見ては精一杯 色を灯せ ただ其処に在る生と死に抱かれ歌えよ 幸福な亡骸 そんな死もあるだろう 少なくとも俺には人生は長過ぎた 途方もなく青い空 死は優しく穏やかで 燃え尽きてくこの身体 幸福なる亡骸よ 花よ 花よ 運命を知り故郷の土へ還ってゆけ ただ其処に在る生と死に抱かれ眠れよ 全て忘れて…永遠に |
無限の荒野THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | | 屍 踏み散らして尚も又斬る 鎖は今放たれた 無双の刃 広い荒野の果て 何を思っている? 黒い塊が身体の中蠢いている 青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の行方を知っていた 骨まで噛み散らして明日を夢見る 魂が乾いてゆく血は乾かぬのに 深い傷を負った 無情な雨が降る ここが死に場所なのか? 「否、まだだ、ここでは死ねない」 青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の行方を知っていた 屍踏み散らして尚も又斬る 鎖は今放たれた 無双の刃 青く光る流星が俺の空を這いずり 青く光る月だけが俺の運命を知っていた 我 生きる故 我在り 我 生きる故 我在り |
夕暮れTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 純粋になりたかった あの日見た粉雪の様に でも 俺は嘘でほっとして 寂しさの中 息をしてる 見上げれば飛行機雲 お前の好きだった冬の匂いがした 電車に乗る真昼頃 橙と青が交わって 天国を作る時間がある 俺達だけの秘密だった 交差点や駅のホーム お前がいる様なそんな気がした 誰かの為に生きてくなんて 分からなかったあの頃 何も言えずに少し笑った 寂しそな顔が浮かぶ 夕暮れ やわらかなその肌や優しさも 忘れてしまうよ いつかはきっと 星に願いをかけた夢さえ 信じることも出来ずに 綺麗になんか生きれねぇさと 唾を吐いて道に転げた 会いたくなって切なくなって 情けなくて泣けてきた 夕暮れ |
アカイヤミTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 暴力に口づけを 理不尽な死と共に 誰もが美しい 平等に意味もなく 母親はまきちらす 部屋中がミルクまみれ 子供は泣いてる 母親は笑ってる さぁ 3つ数えたら 安らかに眠れ 春の雨のにおい 銃声 ネズミのめりこんだ アスファルトふみつけて イカれた女を 殺し屋は抱きよせる あぁ でも 頬にふれた 手は冷たすぎて 涙がこぼれた せつない 戦争を知らない 僕達は毎晩 暴力に口づける 流れ出る赤い血が 優しくて許されぬ 流れ出る赤い闇が 優しくて許されぬ 優しくて許されぬ あぁ 僕ら何一つ わかっちゃいないよ 救われたいだけ せつない 胸が苦しいよ 撃ちぬいておくれ こんな夜は いつも |
ワタボウシTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 夜の雪は 無音の中で 歌うコーラス隊 しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ 夜の太陽 孤独の指揮者 世界は僕のもの 白い景色 記憶のライティング 目にあまるステージ 朝はいらない しんしんと ただ 僕を震わせて 人は何故に 夢を見るの あなたに会うために しんしんと ただ 時を忘れて 踊るワタボウシ 光射すあなたが照らす道標 窓辺から見ている鮮やかなエンターテインメント 僕には聞こえてる 明日への鼓動 悲しみが連れてきた25時の奇跡 |
孤独な戦場THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | シブヤはまるで肉の海だ 公衆便所の落書きだ 狂いそうなノイズの洪水にヘッドフォンが外せない ぬるいフォークソング撒き散らしてる奴ら 金を募金しろとうるさくせがむババア 吐き気がする程に人間だらけ ああ どうせイナカモンとクダを巻いて ションベンぶっかける駅ビルの壁 ああ だけど十二月がひどく優しい 馬鹿が馬鹿騒ぎして死んでる 顔面性器が笑ってる キリストのうなじを舐める女 ザラついた金の味 一人 二人 三人 死人だらけさ 今日も 俺は生き延びてやる 心の闇の中で 神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場 肉と肉の間で窒息してく理性 俺が怖いのは ただお前らが人間だってことさ! 神様 俺達は悲しい歌が 気が触れる程好きです そして今夜 ギラつく摩天楼 隠したナイフ 意味も無く答えも無い孤独な戦場 暗闇の中ドアを叩き続けろ |
サイレンTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 世界に牙を突き立てるような 狼に憧れてる 退屈な街 抜け出した夜 何か変わると信じた 野良犬の様な俺達の日々は 死にたくなるほど自由さ 今夜心臓のオーケストラさ 滅茶苦茶にタクトを振って 駆け抜けてゆけ 何にも媚びるな 世界さえ変える笑顔で 退屈な街 抜け出した夜 行く場所なんて無かった 野良犬の様な俺達の日々は 死にたくなるほど自由さ 駆け抜けてゆけ 何にも媚びるな 世界さえ変える笑顔で 夜明け前 手をかざしたら 真実が透けて見えた |
ガーデンTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 永遠の愛なんて欲しくない 悲しみに咲く花がいい 命は皆 愛という知恵の輪 ここで眠れ 永遠に 争いなど季節に咲き誇る バラの赤さえ奪えない 平和な夢の中で 誰もが等しく 抱き合い口づけを交わしてる 永遠の愛が降り注ぐ場所 死んだように微笑んでいる 平和は夢の墓場 幸せな廃墟 汚れたあの世界へ帰ろう 永遠の愛なんて欲しくない 美しくなくてもいい 愛されたくて傷つけてしまうような 悲しみに咲く花がいい |
マテリアTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | シャンデリアの雨 頬を濡らす バラ色の部屋で シルクのドレス 絡みついた あなたの指先 テーブルに咲いた ワインの花 誘惑の香り さぁ 踊りましょう 時を忘れ 今夜だけは 終わらない 夜の果てまで 導かれた二人の 宴が始まる あぁ 出会いという 運命の美しい鍵は そう 愛の消えた心までも こじ開けてしまう ガラスのオブジェ 壊れそうな 二人を見つめる さぁ 踊りましょう 全て忘れ 今夜だけは 燃え上がる 夜の底まで ロウソクが映し出した 死神の笑顔 あぁ 幸せなど そう永くは続くはずないわ あぁ 口に出せば 何もかもが消えてしまいそう ねぇ 狂おしくて 愛おしくて 抱きしめて欲しい もう夢でもいい 嘘でもいい 今夜だけは 鳴り響く 時の鐘の音 鏡が映し出した 真実の素顔 走り出す 後ろ姿を ガラスのオブジェだけが 遠く見つめてる 止まらない もう戻れない 心臓の温もりを 体に残して |
花びらTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 花びらが落ちて季節が過ぎて 行く宛てもないまま旅に出たよ 途中下車のホーム 錆びたベンチ 重い身体 深く腰を下ろす 午後の光が眩しくて 見上げた空に溜め息一つ 人生という名の長いレール ゴールなんて何処にあるのだろう 立ち止まる事がとても恐くて いつも走り続けてきたけれど 黄昏色に染まる雲 世界はゆっくり動いてるんだな ああ 僕等 ただ通り過ぎてた 夢中な時には気付かないものがある 夕闇に包まれ電車を見送る ゆっくりでもいい歩いて行こう 自分の旅路を ああ 僕等 遠回りしたって 時には立ち止まればいいさ こんなにも世界を感じてる 新しい季節がすぐそこに来ていた |
惑星メランコリーTHE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | THE BACK HORN | 人類の誕生は終わりまでの始まりだったから 地上に人間が溢れ返った頃 方舟は地球を去った 方舟に乗った選ばれし者は傲慢な権力者 まるでゴミを片付けるような仕草で爆弾を投下した 地上は業火に焼かれて地獄のよう 肥えた人間の脂肪はよく燃えた 宇宙空間に点在する星 その中のどれだけが 自分の産み落とした子供の手で消滅したのだろう 愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ! 愛が地球を救うなんて誰が言う 笑っちまうような絶望の底で アダムとイブが口にした禁断の果実 許されぬもの程 愛しくなるのは何故 最後のラブソング 人類に捧ぐ 俺達は害虫 燃え尽きて死んじまえ さあ! |