LIVE REPORT

間々田優 ライブレポート

間々田優

間々田優 渋谷O-nest

2009年03月17日@渋谷O-nest

撮影:古渓一道

2009.03.20

ぼんやりとステージ脇に掛けられた、黒板風手書きのツアータイトル。これだけ凝視していると、やり場のない気持ちが彷徨いだしてくる。救ってくれるのか、突き落とすのか、もしくは逆に助けて欲しいのか...。インビテーションには、“さあ、追い詰められた私を見に来い”とある。流行事に線引きするような創造主の彼女が、流行病のインフルエンザで床に伏せてから早1ヶ月の延期公演。「自己管理がなってなくてすいません。」そう、音楽性が“今風”でなくても、彼女は普通に現代っ子なのだ。立ち上がり「狼」?「真夜中」と淡々と空気を重く引っ張り世界観を創っていく。が、間奏の雄叫びから一転、魂がはじけ飛びだす。葛藤と不信、そして奥底に眠る素直で純朴な感覚が、ブレンドの仕方で狂気に映ったり、口当たり良く混ざれば、ファンタジー感で頭を撫でてあげたくもなる。そんな、間々田優という曖昧な想いがドキドキを煽り揺さぶる。「原点に戻る感じで、今日から時間を回し始めたい」。演るはずで演れなかった曲達が、表現者の復活に新たな息吹の色を添え綴られていく。唐突にクラップを求めたり、ステージの前っツラで客に迫ったり、一人芝居のように体表現で舞ってみたり、決して上手いと言えない口笛を奏でたり、叫びに似た生歌だったり、客中を走り回ったり... あがきとも思えるその姿は“生きようとする、生きもの”として、原始のDNAを刺激し、伏せたがる現実を叩き付ける。商売とは言い難い代物“間々田優”。だからこそ、“光”として存在するのも確かだろう。いつの世も人は未完成で、本音が心を掻きむしるもんだ。ぼそっと「本音過ぎて恥ずかしいけど..」と告げ最後に披露したのは、追いつめられた前夜、眠れずに作ったという新曲だった。“歌い続ける、これから..”の意思表明。
この歌手の歌詞一覧 この歌手の動画一覧

関連ライブレポート

アクセスランキングDAILY

  1. lulu.

    Mrs. GREEN APPLE

  2. ヒロイン

    back number

  3. IRIS OUT

    米津玄師

  4. セレナーデ

    なとり

  5. ray

    BUMP OF CHICKEN

MORE

歌ネットのアクセス数を元に作成

注目度ランキングRANKING

  1. AIZO

    King Gnu

  2. Dangerous Key

    岩橋玄樹

  3. EVER

    UVERworld

  4. XTC

    中島健人

  5. 結唱

    中島健人

MORE

歌ネットのアクセス数を元に作成