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TWEEDEES ライヴレポート

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【TWEEDEES ライヴレポート】 『ショウほど素敵な商売はない~ 「DELICIOUS.」TOUR 2019 追加公演』2019年3月27日 at 新代田FEVER

2019年03月27日@新代田FEVER

撮影:スエヨシリョウタ/取材:田山雄士

2019.04.07

昨年10月にリリースされ、今年3月にめでたくアナログ盤にもなった3rdアルバム『DELICIOUS.』を引っ提げたTWEEDEESの東名阪ツアー。沖井礼二(Ba)が“これはレコード発売記念のレコ発です!”と興奮気味に言い表わした、その追加公演が新代田FEVERで行なわれた。

カラフルに輝く照明と甘美なサイケデリアが噛み合った「DELICIOUS.」でライヴは勢い良くスタート。「花束と磁力」では金髪になった清浦夏実(Vo)が手旗を振って凛と歌い、沖井礼二(Ba)もスラップしたり熱く叫んだりと早くもノッてくる中、その一方で「少年の見た夢は」などTWEEDEESらしいブリテン色が薫るナンバーも上手く織り交ぜて沸かせる。削ぎ落として辿り着いた理想のポップス像、すなわちアルバム『DELICIOUS.』の世界観を大切にしながら、なおかつ果敢に正面突破していくさまは観ていて気持ちがいい。最初の挨拶こそしゃべりすぎなのを自粛するも、楽しさが抑えられずだんだんいつもの饒舌に戻る沖井。そんな混線模様をピシャリと締める清浦の辛口対応も痛快極まりない。

それにしても、バンドメンバーの入れ替わりで激変したサウンドにワクワクしっぱなし! 井上薫(Key/ブルー・ペパーズ)とqurosawa(Gu/POLLYANNA)の若きイマジネーションあふれるソリッドなプレイに、原“GEN”秀樹(Dr/NORTHERN BRIGHT)がパワフルに応え、清浦&沖井も最高の刺激を受けていた。「昼夜逆転の歌」の緩急にしろ、「美しい歌はいつも悲しい」の祈りにも似た疾走にしろ、随所でロックを感じさせ、ふたりがステージ前方にせり出してしまうのも納得。「Medley:東京は夜の七時~21世紀の子供達」もすっかり板に付いた様子で、清浦は“アルバム作った時は抜け殻みたいだったけど、こんなに楽しい日々があるとは思わなかった”と笑い、沖井は新たなファンが増えたことをしみじみ喜んだ。5年目のTWEEDEESにも期待!

撮影:スエヨシリョウタ/取材:田山雄士

TWEEDEES

トゥイーディーズ:2015年に結成され、同年3月に1stアルバム『The Sound Sounds.』を発表。16年7月には2ndアルバム『The Second Time Around』、17年6月にはミニアルバム『à la mode』をリリースした。ポップスとロックの王道を貫く高い音楽性とファッション性を持ち、等身大のフレンドリーなキャラクターで臨むライヴにも定評がある。

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