LIVE REPORT

TWEEDEES ライブレポート

TWEEDEES

『TWEEDEES 2ndアルバム“The Second Time Around”リリース記念ライブ「ショウほど素敵な商売はない vol.2」』

2016年08月10日@TSUTAYA O-WEST

撮影:吉田進吾/取材:田山雄士

2016.08.19

“TWEEDEESのアイコンは、清浦夏実(Vo)なんです”――インタビューなどで沖井礼二(Ba)がよく口にしているその言葉の意味を強く感じられるライヴ、もといショウだった。

出だしこそ、音のバランスが悪いところもあったけれど、「速度と力」「STRIKERS」のアップテンポに乗せてじわじわと立て直し、「PHILLIP(feat.ikkubaru)」で鮮やかに形勢を逆転させた瞬間には、会場の誰もがグッとときめいたのではないかと思う。そこで起点となったのが、まさに清浦。ikkubaruのパートをもひとりで歌いこなし、ソウルフィーリングあふれるヴォーカルで小気味良いムードを演出、さらに楽曲の弾むリズムを活かし、TWEEDEESファンお馴染みのアイテムである手旗をピョンピョン跳ねながら振って先導してみせる。その躍動を受けて、やや遠慮がちだったフロアーから次々に手旗が上がれば、今度は壮観な眺めに沖井が確信の笑みを浮かべ、高密度のビートが負けじとノッてくるという、実にロックバンドらしい相互作用! 結果、サポートを務める坂和也(Key)、原“GEN”秀樹(Dr)、末永華子(Key)、山之内俊夫(Gu)の演奏もほぐれていったことは言うまでもない。

沖井:旗が手に入らなかったという声も多かったんですが、コロムビアさんのご配慮で大増産いたしました。これでもう、みなさんの不満はないでしょう。まだ売ってるのかな? ま、今買いに行くのはアレだよね。でも、沖井が喋ってるから今買いに行けばいいか、みたいな(笑)。
清浦:あははは! 行って帰ってきてちょうどいいっていうね。
沖井:旗があると、非常に日々が楽しくなるので。お休みの日とかにね、家の前に立てるといいと思います。
清浦:ハイ、じゃあ次の曲いきますよー!
沖井:あ、ちょっと待ってくださいね。チューニングを忘れてました...。
清浦:このパターンだよねぇ、やっぱりね。
沖井:いや~、みんなと話すのが楽しくて。ほんとですって!
清浦:うふふふふ。
...といった感じで、MCではふたりの掛け合いが場内の空気を柔らかくしていく。また、「Baby, Baby」冒頭の《恥ずかしい!》をオーディエンスに言わせるためだけに、カラスは真っ白のヤギヌマカナがスペシャルゲストとして登場するなど、この日ならではのサプライズもあった。

それにしても、TWEEDEESの特異なアンサンブルには舌を巻く。沖井のベースが音の中心を縦横無尽に駆けめぐり、隙間を縫うように他のプレイヤーが手札を出し合うスリリングさ。その上に、清浦の歌が時に茶目っ気を放ちながら悠々と君臨している。間奏でソロを弾くバンドメンバーに、沖井がたびたびすり寄っていく振る舞いなんかも含め、ライヴでこそ伝わってくる妙が楽しい。

圧巻だったのは「友達の歌」。しっとりとした始まりから、清浦の伸びやかなヴォーカルに合わせて静と動のコントラストが生まれるうち、気付けば息を飲むほど美しい色彩の渦に囲まれていた。そんな錯覚を起こすくらいの心地良さ。ステージに風が集まっているようにも感じる。だとすると、演奏中に沖井のベレー帽が脱げるのもごく自然な現象かもしれない。いずれにしろ、最新のTWEEDEESが目撃できたことは間違いなく、パフォーマンス後には歓喜の拍手が長く長く続いた。

ハンドマイクでハツラツと歌う清浦の姿が印象的だった「ムーンライト・フラッパー」、熱量たっぷりなジミ・ヘンドリックスのカバー「Crosstown Traffic」、チャーミングかつ軽快に疾走する「Rock'n Roll is DEAD?」など、ラストまで開けたポップスで魅了したTWEEDEES。“新曲も作ってて、早く3rdを出したい!”(沖井)という上々ムードなので、衝動のままにどんどん突き進んでほしい。
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