LIVE REPORT

ASIAN KUNG-FU GENERATION ライブレポート

ASIAN KUNG-FU GENERATION

『デビュー10周年記念ライブ「オールスター感謝祭」』

2013年09月15日@横浜スタジアム

撮影:TEPPEI,RIEI NAKAGAWARA/取材:榑林史章

2013.09.20

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのデビュー10周年を記念したライヴが、9月14日と15日に横浜スタジアムで開催された。“ファン感謝祭”と題して、ファンからのリクエストを元に構成したセットリストを演奏した1日目。打って変わって2日目は“オールスター感謝祭”と題し、アジカンと縁のある音楽仲間が次々と登場し、2部構成でさまざまなコラボを繰り広げた。

1部では、アジカンと共にNANO-MUGEN FESを支えてきた盟友が続々登場した。ホリエアツシ(ストレイテナー)は、出てくるなり“俺が出てくるのは、一番予想できたでしょ! 暇だもん”と。“やめてよ、そういう自虐。雨雲が来ちゃうから”と後藤正文(Vo&Gu)。幼なじみのような、仲良しトークに会場もほっこり。マット・シャープ (ザ・レンタルズ)とは、ザ・レンタルズのナンバー「Getting By」と、マットが在籍したウィーザーの「only in dreams」を演奏。10代の頃からの憧れの存在=マットとの共演に、感動しきりの後藤だった。そして細美武士 (the HIATUS)とは、the HIATUSの「インソムニア」などを演奏。バンドシーンを支えてきたふたりが声を合わせる様子は、ファンにとっても実に印象深いものになった。

2部では、“聴きたいという人が多かったので”と前置きして、後藤の弾き語りで「ひかり」を聴かせたほか、シークレットゲストとして急遽出演が決まったナカヤマシンペイ(ストレイテナー)とふたりで「転がる岩、君に朝が降る」をアコースティックで演奏。また、アジカンのツアーにサポートで参加経験があるフジファブリックの金澤ダイスケを加えた5人で、「迷子犬と雨のビート」などを演奏。少し懐かしいナンバーにファンも実に嬉しそうだった。

1部ではコラボのほかに、サポートメンバー3人を交えた7人での演奏も聴かせていたが、2部の後半ではアジカンの4人だけでのステージを披露した。MCでは、出会った当時の思い出話で10年を振り返り“デビュー10年、結成18年。人生の半分くらいをこの人たちと一緒にいると思うと、ちょっと複雑な気持”と、おどけて笑った後藤。また“僕らを見つけてくれてありがとう”と、10年分の想いを込めてファンに感謝を述べる場面も。この日は、「アフターダーク」や「リライト」など人気曲のほか、新曲「スローダウン」を含めた全32曲を披露した。アジカンにとってのデビューからの10年は、音楽仲間やファンと一緒に積み重ねて来た10年である。そんなことを実感する4時間だった。
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