カナリヤ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | ありふれた毎日が 懐かしくなるほど くすぶり沈む夜に揺れる 花を見つめていた 人いきれの中を あなたと歩いたこと 振り向きざまに笑う顔を 何故か思い出した カナリヤが鳴きだす四月の末の 誰もが忘れていく白いプロムナード あなたの指先が震えていることを 覚えていたいと思う いいよ あなたとなら いいよ 二度とこの場所には帰れないとしても あなたとなら いいよ 歩いていこう 最後まで 転げ落ちて割れた グラスを拾うあなた その瞳には涙が浮かぶ 何も言わないまま カナリヤが消えていく五月の末の 木の葉が響き合う湖畔の隅っこ あなたを何より支えていたいと 強く 強く 思う いいよ あなただから いいよ 誰も二人のことを見つけないとしても あなただから いいよ はためく風の呼ぶ方へ あなたも わたしも 変わってしまうでしょう 時には諍い 傷つけ合うでしょう 見失うそのたびに恋をして 確かめ合いたい いいよ あなたとなら いいよ もしも最後に何もなくても いいよ いいよ あなただから いいよ 誰も二人のことを見つけないとしても あなただから いいよ 歩いていこう 最後まで はためく風の呼ぶ方へ |
あたしはゆうれい米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 真っ赤な林檎に小さなランプ 灯りが射し込んだソファの上で あなたはいつものように眠って あたしは鏡の中でひたすら 悪夢が遠のくように祈った あなたの瞳はいつだって綺麗で 心の奥まで見透かすようだ その水晶体が映す世界で あたしはどうにか生きてみたくて ひたすら心に檸檬を抱いた あたしはゆうれい あなたにみえない ひとひらの想いも 伝わらない それでも愛を あたしの名前を 教えてほしいの その口から ひゅるる お船のメロンにナイフとフォーク 綺麗に並んだテーブルの上で あなたは美味しそうにそいつを食べた あたしは鏡の中でひたすら あなたが生きてる姿を見ていた あたしの体は半透明で 見透かすものなど何にもないや それでもやっぱり涙がでるの おねがいよあなたのその一言で あたしの体に血を巡らせて あたしはゆうれい あなたはしらない 涙の理由も その色さえも それでもきっと 変わらずにずっと あなたが好きよ 馬鹿みたいね ひゅるる らるら らりら らったるったったるらいら あたしはゆうれい あなたにみえない ひとひらの想いも 伝わらない それでも愛を あたしの名前を 教えてほしいの その口から あたしはゆうれい あなたはしらない 涙の理由も その色さえも それでもきっと 変わらずにずっと あなたが好きよ 馬鹿みたいね ひゅるる |
Neon Sign米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 探し求めた感情が どこにも見つからず 途方に暮れた正午に 変わっちゃった二人が 分かち合うことなどあり得ないと気づいた 遠いあの日の思い出じゃ 僕らは友達 笑い合って過ごしていた どうしてそれがこんなにも 違う言葉で歌い 傷つけあってしまうのか 確かめ合って 誓い合って 作り上げたのに 崩れに崩れたバベルの塔 僕らはどうか これ以上は 悲しまないように 別々に歩き出した バイバイいつの日かまた出会おうぜ いつになるのかは知らないけど どうでもいいことを取り決めて今 別れのそばで笑いあった このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう 数えきれない感情が 止めどなく湧いて途方に暮れた夕間に 理由が欲しくなったんだ 「誰かが悪い」って言い放ってしまえるような 手をとり合って 想い合って 指切りしたのに 振り返ってしまい塩の柱 僕らはどうか これ以上は 疑わないように もう一度指切りした バイバイこんな日もこれで最後だ どうかこれ以上何も言うな あんな指切りはしたくなかったよ それは僕だけかもしらんが このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう バイバイいつの日かまた出会おうぜ いつになるのかは知らないけど どうでもいいことを取り決めて今 別れのそばで笑いあった このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう 来世の向こう 生まれ変わって 出会えるときはよろしく願う |
Pale Blue米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | ずっと 恋をしていた これでさよなら あなたのことが 何よりも大切でした 望み通りの終わりじゃなかった あなたはどうですか 友達にすら 戻れないから わたし空を見ていました 最後くらいまた春めくような 綺麗なさよならしましょう それは 水もやらず枯れたエーデルワイス 黒ずみだす耳飾り こんな つまらない映画などもうおしまい なのに エンドロールの途中で悲しくなった ねえ この思いは何 あなたが見据えた未来にわたしもいたい 鼻先が触れるくらいに あなたを見つめたい 張り裂けるほどの痛みを叫びたいのに わたしあなたに恋をした 花束と一緒に ずっと 恋をしていた 晴れた日の朝 あなたのことが どこまでも大切でした 言えないでいた言葉交わし合った 笑えるくらい穏やかに それは 酷く丈のずれたオートクチュール 解れていくボタンの穴 こんな ちぐはぐな舞台はもう締めたい なのに エピローグの台詞が言えなくなった ねえ あなたを見つめていた どれだけ生まれ変わろうとも 意味がないくらい どこか導かれるように あなたと出会いたい 今更言いたいことなんて 一つもないのに わたしあなたに恋をした 苦しさと一緒に ずっと あなたの腕 その胸の中 強く引き合う引力で 有り触れていたい 淡く青いメロディ 行かないで ここにいて 側で 何も言わないままで 忘れられないくらいに抱きしめて ずっと ずっと 恋をしている |
まちがいさがし米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | まちがいさがしの間違いの方に 生まれてきたような気でいたけど まちがいさがしの正解の方じゃ きっと出会えなかったと思う ふさわしく 笑いあえること 何故だろうか 涙がでること 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 退屈なくらいに何気なく傍にいて 間違いだらけの 些細な隙間で くだらない話を くたばるまで 正しくありたい あれない 寂しさが 何を育んだでしょう 一つずつ 探し当てていこう 起きがけの 子供みたいに 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 誰にも見せない顔を見せて 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ |
PLACEBO + 野田洋次郎米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 熱っぽい夢を見てしまって 君のその笑顔で 絆された夕暮れ この想い気の迷いだって 笑えないよ全然 袖が触れてしまった 走り出したハートを攫って 繋いでいけビートの端くれ 薫る胸に火を灯せ 踊り明かそう朝まで しなり揺れるランウェイの先へ 僕の心連れてってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い 今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく いつかの偶然 確かめたいね (いつかの偶然 確かめたいね) 解き明かしたい 未踏のミステリー (気づかないグラビティー) 元のように 戻れないね (元のように 戻れないね) どっか行こうぜ 冗談みたいに (背反のアイロニー) それは一つのコメディ または二つのトラジティ どちらでも構わない君と二人ならば それは一時のクレイジー 揺り返していくサニティ 何もかもが いつの間にか 変わり果てる魔法 気持ち前に突っ込むステップで 飛ばしていけスイートな宇宙へ 待ちに待った宵の果て 踊り明かそう朝まで きらり照らすリップで酔わせて とこしなえに誘ってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い 今だんだん愛になっていく 騒めいていく 鉢合わせの とんだピーカブー 燦々照り出していく 謎めいていく 甘い罠に やられていく 落ちていく 気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い 気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い 今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー 今どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく |
Moonlight米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | あなたこそが地獄の始まりだと 思わなければ説明がつかない 心根だけじゃ上手く鍵が刺さらない 愛し合いたい 意味になりたい どこへ行ってもアウトサイダー 夜通し読んだハンターハンター 本物なんて一つもない でも心地いい 文化祭の支度みたいに ダイナマイトを作ってみようぜ 本物なんて一つもない ムーンライト 爪が伸び放題 使う予定もない 差し出されたレーズンパイ オールライト 「自分の思うように あるがままでいなさい」 ありがとう でもお腹いっぱい イメージしよう 心から幸せなあの未来 イメージしよう イメージ 教えてよ そこまで来たら迎えに行くから 教えてよ わたしこそが地獄を望んだんだと 認めなければそろそろいけない 自分の頭今すぐ引っこ抜いて それであなたとバスケがしたい どこへ行ってもアウトサイダー 継接ぎだらけのハングライダー 本物なんて一つもない でも心地いい ビニールハウスで育ったアベリア 偽物なんだってだからどうした? 本物なんて一つもない ムーンライト 幽かに明るい部屋 なだらかなノイズ 効き目薄いボルタレン オールライト テーブルの向こうに 裏返しのアイフォン 今回は誰のスパイ? イメージしよう プールの底で眺める水面 イメージしよう イメージ 教えてよ 何もかも終わらせる言葉を 教えてよ 鳴り止まないカーテンコール そこにあなたはいない 鳴り止まないカーテンコール そこにわたしはいない |
恋と病熱米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 好きなことが 少なくなり 嫌いなことが 沢山増えた 窓に滲む雲を見ていた 皆の背中を見ていた 言いたいことが だんだん増えて 言えないことが 沢山増えた 空が濁る頃に見ていた 夜になろうとするばかり 「何処にも行けない私をどうする?」 眩暈に溺れて夢を見ていた 白昼夢に全てを押し込んで 愛していたいこと 愛されたいこと 空っぽになるまで 詰め込んで 覚えたことが 沢山増えて 忘れたことも 沢山増えた バスに揺られながら見ていた 君はカメラで何を撮る 「秘密にしてね、約束しよう」 それすらいつか一人になって ボタン一つふいに千切れた 夜になろうとするばかり 「似ている二人をあなたはどうする?」 些細な嘘から炎症が起きた ずっと微熱みたいに纏わりついて 愛していたいこと 愛されたいこと 棄てられないまま 赦しを請う 誰も嫌いたくないから ひたすら嫌いでいただけだ 皆のこと 自分のこと 君のこと 自分のこと 君がいないと 色んなことが 色んな風に嫌いになって 病熱を孕ませ夢を見ていた 盲いた目にみえた落ちていく陽 愛していたいこと 愛されたいこと 望んで生きることを 許してほしい |
Blue Jasmine米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 蔦谷好位置・米津玄師 | あなたの思い出話を聞く度 強く感じているんだよ 僕はその過去一つ残らず 全てと生きていると 差し出したジャスミンのお茶でさえ 泣き出しそうな顔をして 戸惑いながら口を付けた あなたを知っているよ 沢山の道を選べるほど 上手には生きられなかったけど 心も体も覚えている あなたとなら生きていられる これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう 全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ 昼間の星みたいに隠れて 今は見えないとしても 幸せなんてのはどこにでも 転がり落ちていた 眠るあなたの瞼の上 流れる睫毛を見ている 僕は気づく これからの日々が幸せだってこと 誰とでも仲良く出来るほど まともには心開けなくて でもあなたなら話せることを あなたの為に用意していた 寂しくってしかたがなくなって それさえ隠せなくなって あなたの声が聞きたかった あの夜をまだ覚えているんだ これからも同じ夜を いくつも繰り返すんだろう その度に僕は確かめる 君を愛してると 差し出したお茶を美味しそうに飲む 君のその笑顔が 明日も明後日もそのまた先も 変わらなければいい これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう 全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ いつでも僕は確かめる 君を愛してると |
M八七米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 遥か空の星が ひどく輝いて見えたから 僕は震えながら その光を追いかけた 割れた鏡の中 いつかの自分を見つめていた 強くなりたかった 何もかもに憧れていた 君は風に吹かれて 翻る帽子見上げ 長く短い旅をゆく 遠い日の面影 君が望むなら それは強く応えてくれるのだ 今は全てに恐れるな 痛みを知る ただ一人であれ いまに枯れる花が 最後に僕へと語りかけた 「姿見えなくとも 遥か先で見守っている」と そうだ 君は打ちひしがれて 削れていく心根 物語の始まりは 微かな寂しさ 君の手が触れた それは引き合う孤独の力なら 誰がどうして奪えるものか 求めあえる 命果てるまで 輝く星は言う 木の葉の向こうから 君はただ見つめる 未来を想いながら 僕らは進む 何も知らずに彼方のほうへ 君が望むなら それは強く応えてくれるのだ 今は全てに恐れるな 痛みを知る ただ一人であれ 微かに笑え あの星のように 痛みを知る ただ一人であれ |
Undercover米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | どうやってあがいたって 逃げられやしないもんだって 理解してみたってどうしようもない さあ今夜逃げ出そうぜ ありったけのお菓子もって きっと役に立つと銃も携えて ハッピーなエンドがいいんだよ 誰だって喜べるみたいなさ そんなことを思いながら僕はずっと生きていくのか いつかもし僕の心が 完全に満たされたとしたなら その瞬間に僕は引き金をひきたい どんな今も呑み込んでいけば過去に変わっていく 進む方はただひとつ いつだってさ この退屈をかみちぎり僕は 駆け抜けて会いにいくんだ あのトンネルの先へさ 簡単に思えたって 上手くはいかないんだって もう散々確かめたことだったのに もういいやなんて言って 引き返そうとしたって 一体全体どこへと帰るのですか ラッキーなヒットでいいんだよ こんな苦しみを味わうより そんなことを思いながら僕は きっと生きていくんだな いつかもし僕の心が 完全に満たされたとしたなら? その瞬間へ辿り着くにはどうすれば? どんな今も笑っているうちに錆び付いていくんだ 後戻りは無理なもんだ いつだってさ 不安の腹にナイフを突き刺して 闇雲に手を伸ばした 何を掴むや知らずに どんな今も呑み込んでいけば過去に変わっていく 進む方はただひとつ いつだってさ この退屈をかみちぎり僕は 駆け抜けて会いに行くんだ 消し去ってよ この憂いも全て木っ端微塵にしてさ 行ける方へ ただ向こうへ そんじゃ今は 何もうたわない夜に沈もうか やがて来る朝を待って |
地球儀米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・坂東祐大 | 僕が生まれた日の空は 高く遠く晴れ渡っていた 行っておいでと背中を撫でる 声を聞いたあの日 季節の中ですれ違い 時に人を傷つけながら 光に触れて影を伸ばして 更に空は遠く 風を受け走り出す 瓦礫を越えていく この道の行く先に 誰かが待っている 光さす夢を見る いつの日も 扉を今開け放つ 秘密を暴くように 飽き足らず思い馳せる 地球儀を回すように 僕が愛したあの人は 誰も知らないところへ行った あの日のままの優しい顔で 今もどこか遠く 雨を受け歌い出す 人目も構わず この道が続くのは 続けと願ったから また出会う夢を見る いつまでも 一欠片握り込んだ 秘密を忘れぬように 最後まで思い馳せる 地球儀を回すように 小さな自分の 正しい願いから始まるもの ひとつ寂しさを抱え 僕は道を曲がる 風を受け走り出す 瓦礫を越えていく この道の行く先に 誰かが待っている 光さす夢を見る いつの日も 扉を今開け放つ 秘密を暴くように 手が触れ合う喜びも 手放した悲しみも 飽き足らず描いていく 地球儀を回すように |
クランベリーとパンケーキ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 不意に見かけたブロンズの女神の お臍に煙草擦り付けて笑う 思い返せば馬鹿げている 大体そんな毎日 その日限りの甘い夜を抜け 今じゃ彷徨う惨めなストーリーライター 誰かわたしと踊りましょう なんてその気もないのに ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで クランベリーのジャムでも作ろうね パンケーキと一緒に食べようね ほら丁寧に切り分けて ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで 全部頬張って隠してしまえ やがて熱さにも耐えかねて 嗚呼きみは吐き出した 戯れ哀れハメ外すあまり 足滑らせて砂を噛むばかり 憶えちゃいない痣だらけ 大体そんな毎日 廃墟だらけのメルヘン市街じゃ マセガキ達が隠れてキスする 涙交じりの恋になりませんように ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで ランドリーまで歩いてこうね 汚れたシーツを洗おうね ほら丁寧に取り分けて ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで もう一度浮かれた祈りの方へ こんな馬鹿な歌ですいません 嗚呼毎度ありがたし 微睡んでいたい きみみたいに この宇宙が 終わるまで 微睡んでいたい きみと一緒に この世界が 終わるまで ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで クランベリーのジャムでも作ろうね パンケーキと一緒に食べようね ほら丁寧に切り分けて ヒッピヒッピシェイク ダンディダンディドンで 全部頬張って隠してしまえ やがて熱さにも耐えかねて 嗚呼きみは吐き出した こんな馬鹿な歌ですいません 嗚呼毎度ありがたし |
雨の街路に夜光蟲米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 震えていたのは君の手か僕の手の方か 街のライトが雨に照らされて弾ける夜に 僕らはただ大人になりたくて 背伸びをして チグハグな言葉を交わしあって 笑いあったんだ 二人でだったら行けるよね 地球の隅っこへ 誰も知らない約束を 交わしあって僕ら歩いて行くんだ 大げさなほどに愛を歌うよ 悲しい歌を塗りつぶすように 曖昧な作りの間違い探しみたいだった 何が間違いで何が正しいかわからない 僕らはただ「これで正しいんだ」と強がったけど 本当はわかってたよ 道の先に何があるのか 何度だって誓い合って今 地球の隅っこへ 誰も知らない約束が 重なった手と手に握られた 馬鹿にされたって愛を歌うよ 君とどこまでも行けるように さめないでって きえないでって 馬鹿みたいに願っているんだ どこにだって行けるんだって ばればれの嘘をついていた 誰も知らない約束を 交わしあって僕ら歩いて行くんだ 大げさなほどに愛を歌うよ 悲しい歌を塗りつぶすように 消えたい時も気持ちいい時も いつだってそばにいられるように 誰も知らない約束が 強まる雨に流れないように 君とどこまでも行けるように |
さよーならまたいつか! 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・トオミヨウ | どこから春が巡り来るのか 知らず知らず大人になった 見上げた先には燕が飛んでいた 気のない顔で もしもわたしに翼があれば 願う度に悲しみに暮れた さよなら100年先でまた会いましょう 心配しないで いつの間にか 花が落ちた 誰かがわたしに嘘をついた 土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった 誰かと恋に落ちて また砕けて やがて離れ離れ 口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く 瞬け羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ 100年先も憶えてるかな 知らねえけれど さよーならまたいつか! しぐるるやしぐるる町へ歩み入る そこかしこで袖触れる 見上げた先には何も居なかった ああ居なかった したり顔で 触らないで 背中を殴りつける的外れ 人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る 誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰 繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる 貫け狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ 100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか! 今恋に落ちて また砕けて 離れ離れ 口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く 今羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ 生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか! |
優しい人米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 気の毒に生まれて 汚されるあの子を あなたは「綺麗だ」と言った 傍らで眺める私の瞳には とても醜く映った 噎せ返る温室の 無邪気な気晴らしに 付け入られる か弱い子 持て余す幸せ 使い分ける道徳 憐れみをそっと隠した 頭を撫でて ただ「いい子だ」って言って あの子へ向けるその目で見つめて あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな 周りには愛されず 笑われる姿を 窓越しに安心していた ババ抜きであぶれて 取り残されるのが 私じゃなくてよかった 強く叩いて 「悪い子だ」って叱って あの子と違う私を治して あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな 優しくなりたい 正しくなりたい 綺麗になりたい あなたみたいに |
Paper Flower米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 言葉が出ない 何をしていても 最後に残るのは グズついた 愛 祈るように眠る あなたを見ていた 車は向かう トンネルを通り ストローみたいに あなたの胃の 中へ 祈るように眠る あなたを見ていた 広告に悪意のグラフィティ ボコボコの自動販売機 知った風にはにかんでみたり 知らないふりでニヤついてみたり 陸橋の手すりに登り お月様眺めてふらり ほころんだ空洞の中で ここだけが世界の終わり 言いたいことなんてそんなない 想像より二人はくだらない 白けた日々よ泡になれ ハレルヤ 目の前の思い出が消えていく あの時あなたはなぜ泣いていたの? 花が落ちるスピードで歩いていく 止まることのないメリーゴーラウンド 寝室から出るとそこはまた寝室 部屋を出る自分の背中が見えた 祈るように眠る あなたを見ていた 清潔な空気で汚れてしまった 窓の外ブランコが揺れるお庭 祈るように眠る あなたを見ていた 遠くで湧き上がるコメディ その裏に隠したトラジティ フィキサチーフで仕上げたヒューマニティ 巧妙に謳った神様のパロディ 7号線レイトショー帰り 全てがスロウになるあまり 喧騒さえ眠る最中で ここだけが世界の終わり 言いたいことなんてそんなない 想像より二人はくだらない 白けた日々よ泡になれ ハレルヤ 積み上げた塔が崩れていく 所詮その程度の知育玩具 私は未だにあなたへと 渡すブーケを作る陰気なデザイナー 目の前の思い出が消えていく あの時あなたはなぜ泣いていたの? 花が落ちるスピードで歩いていく 止まることのないメリーゴーラウンド 積み上げた塔が崩れていく 所詮その程度の知育玩具 私は未だにあなたへと 渡すブーケを作る陰気なデザイナー |
パプリカ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | 曲りくねり はしゃいだ道 青葉の森で駆け回る 遊びまわり 日差しの街 誰かが呼んでいる 夏が来る 影が立つ あなたに会いたい 見つけたのはいちばん星 明日も晴れるかな パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 雨に燻り 月は陰り 木陰で泣いてたのは誰 一人一人 慰めるように 誰かが呼んでいる 喜びを数えたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って 手にはいっぱいの 花を抱えて らるらりら パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ かかと弾ませこの指とまれ |
amen米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 馬が走る 黒いアスファルトの上 荒んだ並木 風もなし 香りだす雨の気配 東京はフラスコの中の風景 迷い込んでは泣いていたのは遠い遠い昔 光の澱に 道草を誘う亡霊 九つの門を通り抜けてあの山の麓へと 空っぽの花瓶に活ける花を探している 恥ずかしいくらい生き急いでいた遠い遠い昔 お願い ママ パパ この世に生まれたその意味を 教えて欲しいの わたしに 悲しい思い出はいらないから ただただ美しい思い出を 祈りの言葉を 怒りが満ちる 黒い炎を纏って どうかわたしの この心を 赦してくれやしないか さもなければ その清い雷を以って わたしの身を 灰になるまで 焼いてくれないか 音を立てて燃える部屋の中ひとり 歯軋りみたいに火の粉は舞う 酸素を食べて育つ ありがとう 今 身をやつす苦渋の全てに 再会を願い 今日はおやすみ また明日 お願い ママ パパ この世に生まれたその意味を 教えて欲しいの わたしに 悲しい思い出はいらないから ただただ美しい思い出を 祈りの言葉を |
LADY米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・mabanua | 例えば僕ら二人 煌めく映画のように 出会いなおせたらどうしたい 何も謎めいてない 今日は昨日の続き 日々は続くただぼんやり 微かな足音 シーツの置く場所 それだけで全てわかってしまうよ 見え透いた嘘も隠した本当も その全て愛おしかった レディー 笑わないで聞いて ハニー 見つめ合っていたくて 君と二人 行ったり来たりしたいだけ ベイビー 子供みたいに恋がしたい 書き散らしていく僕らのストーリーライン 例えばどっちか一人 ひどい不幸が襲い 二度と会えなくなったら 考えた矢先に 泣けてしまうくらい 日々は続く一層確かに いつもの暗い顔 チープな戯言 見過ごすようにまた優しいんだろう 見え透いた嘘も隠した本当も その目から伝わってきた 引っ張ったり噛み付いたり 傷ついたふりしてみたり 明日の朝に持ち越したり 浮ついたりして 思いきり傷つきたい いつまでもそばにいたい 今すぐ行方をくらまそう レディー 何も言わないで ハニー 僕の手を取ってくれ 君以外に 考えられないだけ ベイビー あの頃みたいに恋がしたい 書き散らしていく 踊り続ける レディー 笑わないで聞いて ハニー 見つめ合っていたくて 君と二人 行ったり来たりしたいだけ ベイビー 子供みたいに恋がしたい 書き散らしていく僕らのストーリーライン |
PaprikaFoorin team E | Foorin team E | 米津玄師 | 米津玄師 | | Twisting and turning, down this road we go Running to the forest where we can play all day The sun shines so brightly on our country town Someone's always calling out your name And when summer comes, see our shadows grow Always know I will miss you so Come on, look up, find the first star in the sky I hope tomorrow will be sunny, too Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day It's raining and pouring, the moon's hiding away I think I can hear someone crying in the shade Don't worry I promise, there's no need to be afraid Someone's always calling out your name Come and count with me all the happy things So much joy you always bring Now it's time to go, I'll see you tomorrow Memories will light the way back home Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day I will run to you Through the forest where we played Singing songs we made And I will fill both hands with flowers along the way La-di la-di-da Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day Let's all come together now, point our fingers to the sky |
ひまわり米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 悲しくって 蹴飛ばした 地面を強く 跳ねっ返る 光に指を立てて 愛したくて 噛み付いた 喉笛深く その様が あんまりに美しくてさあ 舌を打って 曠野の中 風に抗い 夜もすがら 嗄れた産声で歌う 遠く遠く見据えていた 凍て星の先まで 痣だらけの心 輝かせて その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度 消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で 傷ついて 静脈を不意に巡るエレキ 掻き毟って 吹き荒び 鳴る哀歌 聴こえているあの時から 少しも絶えぬまま 震えるほど全て 消えないぜ その姿がいつだって 僕を映し出していた もしも同じ街で生まれたら 君のようになれたかな 日陰に咲いたひまわりが 今も海を見つめてる 聴こえるなら強く叫んでくれ 僕の名をもう一度 鳴き声 かんかん照りの街路で 侘び戯れ 解き放て 乱反射して遠くへ 鳴り響け その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度 消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で |
ミラージュソング米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | いつだって僕は 君の髪の毛を撫でたいと思った その声はいつか消えてしまうからさ 明日の世界がまた少し近づくたびに僕は 残された今日を感じ くしゃみをする 照りだした太陽 逃げ水で濡れた道路を歩いた 不思議なくらいの静けさに塗れて 過ぎ去ってしまった日々は二度と戻らないと知った あの日の記憶も 遠く触れないまま 何を悲しむことがある? これほど明るい陽の射し込む場所で 何を疑うことがある? 隣にいつも君がいるのに 生きていけば今 生きていくほど さわれないものが増える 何も手に入れちゃいないのに 失くしていく気がするんだ どうして いつだって僕は 君の髪の毛を撫でたいと思った その声はいつか消えてしまうからさ 「明日の世界も同じように生きていられるのかな」 蜃気楼の中で昨日の僕が言う 何を怖がることがある? 奪いも与えもできない癖に 何を求めることがある? 隣にいつも君がいるのに 近づけば今 近づくほど 知らない君が増える 何もいらないさ いらないのに 物足りない気がするんだ どうして どんだけ確かめてみたって どんだけ呼びかけてみたって いつだって君はそこにいて 微笑んでくれるのに 僕たちが生きるここは今 失望で満ちているだなんて そんなこと言いたくはないんだ それだけさ 本当さ 生きていけば今 生きていくほど さわれないものが増える 何も手に入れちゃいないのに 失くしていくとしても 生きていけば今 生きていくほど 愛おしい今も増える 何も手に入れちゃいないけど 失くせないものがあるんだ ミラージュソング |
迷える羊米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | ねえ 生まれてきた日を 思い出せるかい シナリオの 最初の台詞を 舞台は巡り 演劇は続く 楽屋には サンタマリアがいない 最初で最後の歌を 上手く歌えないのに 監督たちは 沈黙を守る 脚本の終わりは 書きあがっていない 祈る様に 僕は口を開いた 「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」 誰かが待っている 僕らの物語を 背骨をなくした 大きな機械が 美しく 都市を跨いでいく 屋台は崩れ 照明が落ちる 観客は 白い眼 列なす様に 演劇は続く 今も新たに 羊は迷う 堪うる限りに 歌を歌おう フィルムは回り続けている 「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」 「君の持つ寂しさが 遥かな時を超え 誰かを救うその日を 待っているよ ずっと」 |
ごめんね米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | バカみたいな夢を 笑わないで聞いてほしい 日が暮れる前に 話しておきたい 君みたいに優しく なりたいだけ 祈る声は激しく あと少しだけ 心の底から触れ合うまで 君と繋がっていたいだけ 泣きじゃくるだけじゃ 何もないとわかったから 傷つけたことを 謝りに行こう いつまでも近くに いてほしいだけ さよならが言えなくて 恐ろしいだけ 溢れる光に手が震えたって 君となら強くなれるだけ 君みたいに優しく なりたいだけ 祈る声は激しく あと少しだけ 心の底から触れ合うまで 君と繋がっていたいだけ 怯えてばかりで 恥ずかしくなるよ そこから見ていてね 大丈夫 ありがとう |
翡翠の狼米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 孤独の寂しさ噛み砕いて 沸き立つ思いに耳を傾けて 泥濘踏みつけ歩いていけ 嵐の中涙流しながら 翡翠の狼はまた嘆く その身に宿す美しさも知らず 高めの崖を前にほら嘆く 誰かの力借りりゃ楽なのに もうじき誰か友だちがくるさ 口笛吹きながら夢を見ていた どこまで行くのか決めてなんかないが ひたすらあなたに会いたいだけ 知らない間に遠くまで来たが 暖かい場所はまだ向こうか りんごの花咲く春の日まで 心の目印曇らせないように 吹雪に曝され歩いていけ 虚しさ抱え混沌の最中まで 翡翠の狼は絶え間なく 我が身に怒りを向けては歌を歌う 戦え誰にも知られぬまま それで自分を愛せるのならば かけがえのないものはなんだろな 踵鳴らしながら待ちぼうけだ 消せない記憶と苦しみの中で 終わりが来るのをただ待つだけ この世で誰より綺麗なあなたに 愛しているよと伝えるまで どこまで行くのか決めてなんかないが ひたすらあなたに会いたいだけ 知らない間に遠くまで来たが 暖かい場所はまだ向こうか 消せない記憶と苦しみの中で 終わりが来るのをただ待つだけ この世で誰より綺麗なあなたに 愛しているよと伝えるまで |
fogbound ( + 池田エライザ)米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | 「このキャンディが溶けてなくなるまではそばにいて」と言った 切れかけで点った蛍光灯の下で 現れては消える テーブルを焦がして残った跡が 嫌に目に付いて笑える どこで道を間違えたのか 見失ったポラリス 航海の途中 悪魔じゃない 天使なんかじゃない 現れては消える ようそろう 向かうのはホロウ お守り賜う セントエルモ ようそろう 目の前は最深部 ブラックアウトの向こう もう一度 悲しみで船を漕ぐ救えないビリーバー メロドラマはもうおしまいにしようね 北へ向かうハイウェイでパンクして呆然 割れたタイヤが笑える コーヒーを零して染みた跡が 嫌に目に付く 夜を誘う怠めの音楽 トレモロの響き 座礁の途中 アップアンドダウン ナイトクルージングなんていいもんじゃない もうよそう 思い出はメロウ 前頭葉切ろう なんて妄想 もうよそう 傷つけ合うのを お帰り願う もう二度と 痣だらけ頼りないサンデードライバー メロドラマはもうおしまいにしようね 明るい部屋にあなたとふたり 暗い部屋にはあなたはいない 明るい部屋にあなたとふたり 暗い部屋にはあなたはいない あてどなく彷徨う笑えないドリーマー メロドラマはもうおしまいね ようそろう 向かうのはホロウ お守り賜う セントエルモ ようそろう 目の前は最深部 ブラックアウトの向こう もう一度 もうよそう 思い出はメロウ 前頭葉切ろう なんて妄想 もうよそう 傷つけ合うのを お帰り願う もう二度と |
ララバイさよなら米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに 後ろ暗いものを本音と呼んで ありがたがる驢馬の耳に ささくれだらけのありのまま どうぞ美味しく召し上がれ がみがみうるせえ面倒くせえや たかが生きるか死ぬかだろ どうせ誰もが皮の下に 髑髏を飼って生きてんだ さらば遠き日の22世紀 バスケ 天使 素面の猿 誰が忘れてくれるのか ララバイ 千年後に起こして 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに 命は大事お金も大事 右脳で飯食う社会人 黄昏混じりの眼差しと くたびれたシャツの襟 うつろな心を見せびらかして 阿呆づら下げてどこへ行く 影しか見てねえあんたらを 愛してるぜ 心から メチル盲目の曽祖父に 船の絵を描いたホームレスに さらば遠き日の22世紀 ララバイ 今生のお別れ 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに |
再上映米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ここは劇場街 いくつもの映画を 只ひたすら映しだす 退屈な街 光ばかり目立つ 壁一面の広告の中で 僕はそのひとつを 選びきれず 突っ立ったままいる 繰り返し思い耽けて やっと何か見つけて 辿り着いたところで それは子供のころに観たものの 只の再上映 「そんな歌でも僕は歌うさ 何度でも繰り返し その答えを たとえ世界が変わらなくとも いつまでも叫ぶよ その答えを」 ここは劇場街 観客もまばら それでも狂いなく 演者は歌う 光の向こうで 懐かしいような つまらないような 只ひたすらそれを 薄ぼんやりと観て 時は過ぎていく ここで生きてる僕は 彼とどう違うのだろう? 何もできないままで やる気も無くただ口を開いて 日々を潰す僕と 「こんな僕でも風に押されて 何度となく未来へ運ばれてきた きっといつしか僕に続いて 歌う人へ言葉を引き継ぐため」 やっと映画は終わって 席を立ってなお僕は 彼の台詞がずっと 頭で響く 明日は多分こんな 今日に似ている毎日 悲しくなるくらいに 忘れていく日々で そうだ僕は生きているんだ 手垢にまみれていようと 「そんな歌でも僕は歌うさ 何度でも繰り返し その答えを たとえ世界が変わらなくとも いつまでも叫ぶよ その答えを」 |
ウィルオウィスプ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 打ち捨てられた高速道路を歩き続けている みんな一列に並んでは ゲラゲラ笑いながら 犬も猫も鶏も引き連れ街を抜け出したんだ こんなに世界が広いこと 知らずにいたんだな みんなが歌った あの歌に 出てきた国に 僕らは行くよ 声を上げて 振り向かないよ ねえ笑おう 手をとってほら 悲しみをはらう為に もう二度と迷わない 約束したよね ママ パパ ママ 今もあいたいよ でもね僕は行くよ 誰もいない街から街へとゆく僕らの冒険は くだらないことを喋りあい 身を寄せ合って歌を歌う 帰る場所が無くなって随分経ち悲しみにも慣れて それでも僕らの毎日は まだ終わらないまま 忘れられないよ どんなときも あの日のことを 僕らは行くよ きっと行くよ もう泣かないから ねえ今は 何もかもが 美しくみえるんだ もう僕は待ちきれない あの光る方へ ママ パパ ママ 皆で行くんだ 寂しくないんだよ 聞こえるよ 歌声と誰かが僕らを呼ぶ声 ここにいるよ 見つけておくれ 僕らのこの足音を ねえ笑おう手をとってほら 悲しみをはらう為に もう二度と迷わない 約束したよね ママ パパ ママ 今もあいたいよ でもね僕は行くよ 今もあいたいよ いつでも想っているよ |
POP SONG米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | ちゃらけた愛を歌ってるベイビー 煌めいてシックなメロディ 誰も見当たらない 夜がまたひとつ 頭空っぽチープなハーモニー 誰だって愛されたいのに いらないことばかり 口をつく始末 どうしちゃったの皆 そんな面で見んな まともじゃないよあなた方 あー喧々諤々さんざっぱら 雨に唄えば なんて晴れやかだ さぞかし大層楽しかろ あーりんりんらんらんあっぱっぱらぱー 1 2 3 で愛を込めて もう一生遊ぼうぜ 準備してきたもの全てばら撒いて そうさどうせ何もかも 全部くだらねえ 君だけの歌歌ってくれ それもまた全部くだらねえ だらけた恋がしたいのさレイディ モラリスト呆れるセオリー 嫌なことばかり 春が過ぎていく 猫足のバスタブでフライバイ 飛んじゃってお茶の子さいさい 唱える呪文は ビビデバビビデブー 我がストーリー 愛の成す通り 生きてたい夢中に 全てが遊びの様に 異常にくだらねえよ何もかも 君だけの歌歌ってくれ どうかしてる どうかしてる あいつもそいつもみんな変だ ちょっとついていけない 楽しめない イカれてるエクスタシー どうかしてる どうかしてる 全てが全部くだらねえんだ 君だけの歌歌ってくれ 素晴らしいほど馬鹿馬鹿しい これぞ求めていた人生 君は誰だ 教えてくれよ どうせ何もないだろう? 喧しいこと甚だしい これぞ価値のある人生 誰でもいいけど君がいいんだよ 愛を歌っておくれ それもまた全部くだらねえ |
あめふり婦人米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 街がびしゃびしゃ濡れる夜までは 確かに声で溢れていた 今ではおよそ耐え難いくらいの 静けさ達がここに居た 不遜な心ばかり強くなる 私に愛をくださいな いっとう重ねて弾ける泡沫 さびしくなってどうしようもない 真赤な笛の音 はしゃぐ子供たち 遠くのほうへ行くようだ 俄かに雨が降り出すみたいに 通りすがって消えていった おどろに揺れるマッチの灯を抱え どうやらとても暖かく 何故だか嫌に静かで煩い 心満たしてよ! それはつかの間の恋心 明日になったら肥える灯を消してよ つまらないことばかり 知らずのまにまに気が触れて 適当な言葉が澱むまま 夜の底へ行く列車に乗りましょう いけないと知りながら 愛されたいのはあなただけ 街がびしゃびしゃ濡れる夜までは 確かに声で溢れていた 今ではおよそ耐え難いくらいの 静けさ達がここに居た 魚が揺れる雨に苛まれ どうやらとても暖かく 何故だか嫌に静かで煩い 心満たしてよ! それはでたらめな恋模様 明日になったら肥える灯を消してよ つまらないことばかり 知らずのまにまに気が触れて 適当な言葉が澱むまま 夜の底へ行く列車に乗りましょう いけないと知りながら 愛されたいのはあなただけ 雨降って溺れる街角で 確かなことなど何にもなくなって くだらないことばかり 知らずのまにまに積み上げて 落とせその腕の荷物をさ 夜へ沈むには邪魔になるだけだろう いけないと知りながら 愛されたいのはあなただけ |
駄菓子屋商売米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | さあさ始まる新時代までの 声もなくなった幾千年 とうに廃れた知識なんてほら 全部全部全部置いて行け 顔も知らんようなそん所そこらの もう腐って死ぬ古キャンディ いつの間にやら朽ちてガタガタ 遂に落っこちたエレベーター イエイ もう三千年間このまんま! 這う這うで逃げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 進めショッピングカート僕を乗せ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム 大昔に賞味の期限は過ぎたけど ブーイングコール 嫌になるほど御得な商品さ さあさ始まる新時代までの 声もなくなった幾万年 とうに廃れた知識なんてほら 全部全部全部置いて行け 病んだ心と宙を舞うばかり もう腐って死ぬチョコレート 枯れてカラカラ朽ちてガタガタ 遂に落っこちたアドバルーン イエイ もう三万年間このまんま! 「いらね」って投げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 飛ばせショッピングカート声荒げ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム ああ、街ではおばけの呼吸が沸き散れば ブーイングコール 蒸気みたいに揺らめいてなくなった イエイ もう三億年間このまんま! 這う這うで逃げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 進めショッピングカート僕を乗せ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム 大昔に賞味の期限は過ぎたけど ブーイングコール 嫌になるほど御得な商品さ |
Decollete米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | あなたは間違えた 選んだのは見事ヘタレたハズレくじ 祭りはおしまいさ 今更水を差さないで 荒れ果てていくユーモア あなたのパパとママは何をしていたの 兎角疲れました 数えるから直ぐに消えて 今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく 名のついた昨日は くれてやるから静かな明日をよこせ 卑劣な隣人を お許しくださいエイメン 泣き出すのはノーモア あなたのパパとママはどこへ消えたの 易々と述べんな 他をあたっておくれダーリン 今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく はたと冷めたアールグレイ マイファニーバレンタイン 健やかなる人生の ひび割れをしゃなりと歩く ばら撒かれた愛情を 噛む裸のトルソー 芳しいほどに煙る春を探している 今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく 今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく |
ホープランド米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 誰かが歪であることを 誰もが許せない場所で 君は今どこにも行けないで 息を殺していたんでしょう どんなに当たり前のことも 君を苦しめてしまうから ひたすら素直に生きていた それだけのことだったのに いわれのない噂や 穢れきったあの言葉に 惑わされないでおくれ それが世界の全てじゃない ソングフォーユー 聴こえている? いつでもここにおいでよね そんな歌 届いたら あとは君次第 いつだってその手に丁度いい 憎める敵を探している そうやって独りをつるし上げ 皆で笑い合うんでしょう 自分のことを愛せぬまま 何も選べないまま 逃げ出すことさえできない 君をいつも見ていた 善し悪しはみんな次第 悪い子は自由にしちゃいけない そうやって作られたものに いくつも声を奪われて ソングフォーユー 憶えている? 僕らは初めましてじゃない 同じものを持って 遠く繋がってる 海が見えるあのテラスから声が聞こえる 気怠げな日陰の中で猫が鳴いている 青空を白く切り抜いた鳥が飛んでいる この街は君の歌を歌う 君が何処にいようとも いつまでも ソングフォーユー 聴こえている? いつでもここにおいでよね そんな歌 届いたら あとは君次第 ソングフォーユー 憶えている? 僕らは初めましてじゃない 同じものを持って 遠く繋がってる |
Neighbourhood米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景 煙草の煙で満ちた 白い食卓だ 腐りかけの幸せ 一日一切れずつ 続く絶え間ないヒステリー あとは怠惰だけ 平和も平和で反吐が出た 遠く聞こえるバーバラアレン どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい? お前が許せるくらいの 大人になれたかな もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな 肩を寄せ合って生きていく 小さな日陰の虫 新聞の文字は小さく テレビは煩い 右曲がりのトラックに 巻き込まれたらしいよ あの子がくれたガンダム まだ残ってるかな 有り余ってる時間を 悪戯に溶かしていく どうすればいいのかわからない それもわからない この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景 煙草の煙で満ちた 白い食卓だ 平和も平和で泣けてきた 耳に残るバーバラアレン どうしたんだいなあ兄弟 どこで泣いてんだい? それはお前には似合わない すぐに脱ぎ捨てとけ もういいかいなあ兄弟 それでもやめらんない にやけ笑いかまして午前四時 それはそれで楽しい 生きられないなって トイレの鏡の前で泣いてた 逃げ出せその街を 飛ばせ飛ばせ飛ばせ 笑え笑え笑え 定期を買うくらいの まとまった金すらなくて 毎日切符で済まして むしろ金かかる きっと夢は叶うなんて嘘を 初めから信じちゃいなかった それでもなおここまでこれた お前はどうしたい? どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい? お前が許せるくらいの 大人になれたかな もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな |
ゆめうつつ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 夢の続きを いつまでも探してた あまねく町の側で 揺蕩う路地裏 広告を携えて 飛び立つ紙飛行機 何処まで飛んで行くんだろう 虚しさばっかり 見つめ続けるのは 誰かの痛みに気づきたかった ひたすら 何かを得れば何かが 目の前を通り過ぎる さよならまた会えるかな 背中合わせの旅は まだ続いてく 誰も知り得ない傷が 癒えずに増える どうせいつかは 風に溶け消える ならば今夜くらいは 羽が生えるような身軽さが 君に宿り続けますように むくれ顔の蛇も気づきはしない 日々の隙間でおやすみ 君が安らかな夢の中 眠り続けられますように あんな姿じゃいられない 子供みたいなまま遊び疲れてそれじゃ また明日 間抜けな惑星に 住み着いた羊の群れ 風と花と鳥に開かれた 瀟洒な宇宙船 何かを探し何かを 見捨てるアドバルーン わたしは何処にいるんだろう 眩い光に絶えず 誘われている 零れ落ちた羊は まだ夢をみる どうせわたしも 風になり消える ならば今夜くらいは 声が出せるような喜びが 君に宿り続けますように 革命家の野次も届きはしない 夜の淵で踊りましょう 君が望むならその歌は 誰かの夢に繋がるだろう あんな人には解らない 物語の裏 隠れたままそれじゃ また明日 ゆめうつつで生きていく 一つずつ愛し合う 躊躇わず渡っていく 君の元へ やるせなくて嫌んなる 面影は遠くなる 疲れたら言ってよ 話をしよう |
ゆめくいしょうじょ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ブーゲンビリアの花が咲いた 給水塔の上で 迷い星を探している 皺枯れの空まで 居場所が無い 絵本も無い コウノトリは 赤ん坊を連れ去り消えた 君の悪い夢も 私が全部食べてあげる 痛いの痛いの飛んでいけ 安らかな歌声を ブーゲンビリアの花が咲いた 給水塔の上で 夜明けは紫陽花の様 眠る水脈は透明に 震えては 聞こえないふりを まどろみが 君を傷付けて止まないんだ 思い出の話を 語っておくれよ曖昧な格好で 洒がれた闇さえ飲干して 息を吐く 淡い声 ああ 輪郭を失ってしまった 君だけに子守歌を! 君の悪い夢も 私が全部食べてあげる その涙で胸が痛いの 余りに残酷で 溺れた夜も 側にいておくれ この朝に二人 夢を見た 飲み込むのが 怖い程 光を呑んだ 淡い夢 |
街米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 街の真ん中で 息を吸った 魚が泣いた 全て変わってしまった 砂が落ちた 生活が落ちた 透明な朝に心像と 何でもないような情操を 愛を食べて動けない君へと 大きすぎる灯りに 逃げ出さない憔悴に 抗わない日常を返したい その献身の先へ 心は行く 強く その諦観の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君の疑うものすべて いつの間にか 君から抜け出した君だ 街の真ん中で 息を吐いた 魚が泣いた 喉を締めあげて 歌を歌った 星の様に降った 曖昧な夜の喧騒も 耐え切れない日の慟哭も 愛を食べて動けない君へと 小さくなった言葉も ぼんやり飛んだ電波も 知りたくないことを押し付けてさ その勾配の先へ 心は行く 強く その幽閉の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君は一つずつ治しながら生きているよ 今 懐かしい朝の為 その献身の先へ 心は行く 強く その諦観の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君の疑うものすべて いつの間にか 君から抜け出した君だ 意味なんてない 退屈で美しいんだ 今 変わらない朝の為 |
首なし閑古鳥米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | さあさあさあ 踊りましょうか とり急いでは 脚が絡んだ 騒々しい音を晒して 赤い瑪瑙と積み木の家 欄干の傍に立つ虚 青い光が抜けていくようだ 誰だって心が重い 忘れられないことばかり やい、やい、お前の頭はどこだい? 頭はどこだい?目玉とくちばしは? やい、やい、お前の感情はどこだい 泣いて見せてみろ 笑ってみせてみろよ 愛されたいのは 悲しくなるから 見つめていたくはないけれど あなたによく似た 言葉探しては 灯りを焚いて話がしたい なんとも歪な 形で生まれて 成す術なんてなかったけど あなたによく似た 心があるのさ それさえ確かであればいい 曖昧な歌ばかり積んで 声が震えて仕方がないが そんなのもうどうでもよくて 黒い涙で雨曝し ああ ああ 口を開けば灰になっちゃった 冷たい灰になっちゃった 言葉にならないな ああ ああ いつか頭は呆けて落ちてった 小さいまんまで落ちてった 恥ずかしくなるような 愛されてるのは 確かでないから 形になって欲しいけれど どうにもこうにも あんまりな嘘だ 一つになんてなれないまま きっとわかってる 汚れた酸素が 二つの間にあることを どうにもこうにも 心があるのさ 優しい梅雨が降ればいい 愛されたいのは 悲しくなるから 見つめていたくはないけれど あなたによく似た 言葉探しては 灯りを焚いて話がしたい なんとも歪な 形で生まれて 成す術なんてなかったけど あなたによく似た 心があるのさ それさえ確かであればいい |
でしょましょ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねえどうでしょ? それなりでしょ? 一人きり 見よう見まねで憶えたよ 凄いでしょ? 異常な世界で凡に生きるのがとても難しい 令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ るるらったったったった 獣道 ボロ車でゴーゴーゴー ねえどうしよ? ここどこでしょ? ハンドルを手放してもういっちょ アクセルを踏み込もう 非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな 今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ るるらったった 異常な世界で凡に生きるのがとても難しい 令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ 非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな 今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ るるらったったったった |
心像放映米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 心像放映 私に心を見せてくれ 心像放映 火星の果てから声がする 心像放映 映像を夢に注いでくれ 心像放映 太陽も青く塗りつぶした きっとまたあなたは優しくなって 私に花を贈るのだろう それでも私はさびしくて また涙を裂いて笑うのだ 凛と澄む心が一人になって あなたと違う私を知る がらくたみたいな心でも 何かプレゼントできるかな 心像証明 ぼやけた魚が映るのは 心像証明 私の心の一部だろう きっとまた揺れる街路樹のそばで 私の影に気付くのだろう それでも私は嬉しくて 全てを捨て去って泣いたのだ 睫毛の下から絵の具のような 心の一部が落ちていく きっとまだあなたは優しいんだ それじゃ 私はどうだろうな きっとまたあなたは優しくなって 私に花を贈るのだろう それでも私はさびしくて また涙を裂いて笑うのだ 凛と澄む心が一人になって あなたと違う私を知る がらくたみたいな心でも 何かプレゼントできるかな あなたと私を繋ぐように 心を映せ 古いテレビよ |
ディスコバルーン米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 嫌いだ嫌いだ あなたが嫌いだ 何処かへ消えてしまえばいい 嫌いなあなたは 風船みたいだ どうせどこへまでも空っぽなのだろう あなたのコインの 表裏は どちらも同じであるようだ アンテナが折れた ダンスフロアには 安価なつくりのビニール風船ばかりいる かたっぽの靴脱げて何処かへ消えた 光って回る地球儀から振り下ろされて 声を揃えて慄いで ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 嫌いだ嫌いだ あなたが嫌いだ 何処かへ消えてしまえばいい 嫌いなあなたは 風船みたいだ どうせどこへまでも空っぽだ あなたのコインの 表裏は どちらも同じであるようだ アンテナが折れた ダンスフロアには 安価なつくりのビニール風船ばかりいる 美徳などありはしない 受け取る心もない 光って回る地球儀が落ちた 肥える産廃火を持って ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 声が西へと抜けていく ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 声を揃えて慄いで ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ |
乾涸びたバスひとつ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 小さなバスで暮らしている 少女はいつでも待っている ひとり 呆けた色に変わっている 緑の木目と蛍光灯 ひとり 愛されては 宙に浮かんだ 夢のあと 探して歌ってる ピンホールの あやふやな写真ばっか 並んで凍えてる ねえ あなたとふたりで逃げ出した あのほの灯りへと行きませんか 煉瓦の短いトンネルを 潜り抜けるのをためらって 何でもないような秘密つくって 二人は共犯者になって とても深くまで落ちたこと 口を開いてしまったこと 小さなバスで暮らしている 見つからないまま泣いている ひとり 大事に大事にしていたのに 二人を写した写真がない どこにも 太陽のような林檎が落ちた 心ばっか 探して歌ってる ピンホールの あやふやな写真ばっか 並んで凍えてる ねえ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと 霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって ありもしないと言えないこと 何処にもいけないこと 知っていた 恥ずかしくなるようなこと 心もいつか灰になること それでいい ありのままで幸せだ 小さなバスは 海へ落ちていく ねえ あなたとふたりで逃げ出した あのほの灯りへと行きませんか 錆びた金網にぶら下がり ボタン千切って笑ったこと 何でもないような秘密つくって 二人は共犯者になって ねえ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと 霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって ありもしないと言えないこと 今もわたしは揺られている 乾涸びたバスひとつ |
caribou米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ねぇ、あなたの言うことは思慮深すぎて惚れ惚れとするわ 教えてよその言葉その哲学の帰る場所について 脆弱だ脆弱だ脆弱だそうやってなんだって情操と節操がないな いつだって言ってるじゃない 素敵な言葉 また唱えて見せて! そうやってまた吐き散らしてさ 堂々巡りもやめにしよう 言葉を杭に打ち付けて見せびらかすのは悪い趣味だ 傲慢だ傲慢だ傲慢だそうやってなんだって証明と論法がないな ああ、つまり君はもう少し必要なことを知るべきなのさ 大変だ大変だ険悪だ 甲乙言葉の銃を撃つ 両方が両方を見下すもんだから 二人はいよいよ宙に浮く 言葉の弾丸が落ちていく ラララ ねえ、それじゃあなたには言わずにおいた事教えてあげるわ その子供みたいな角、もう情けが無いったら仕方ないのよ 貧弱だ貧弱だ貧弱だそうやってなんだって情操と節操がないな 笑えてくる!どうしようもないのね アルコールにでも漬けてみたらどう? ああ、都合が悪くなるなら直ぐに話しを逸らすのだから 劣悪な頭の中にこびり付く苔どうにかしなよ 強情だ強情だ強情だそうやってなんだって証明と論法がないな くだらないな、自分のことだけ処理しきれたならそれでいいんだろう? 打算だ打算だ険悪だ 甲乙齟齬するアドバルーン 要因の相乗で重みに耐えきれず 二人はいよいよ落ちていく 言葉の弾丸が宙に浮く ラララ ああ、カリブー! どこへ行く?どこにある? そこから何が見える? 見えるのはお互いの 醜いまでの銃口だけ ああ、カリブー! お化けは言う 「メメント・モリ」 楔外して歩きだせ そんな口論 馬鹿みたい 不思議な銃痕が残っていく ねぇ、あなたの言うことは思慮深すぎて惚れ惚れとするわ そうやってまた同じことをばかり 堂々巡りもうんざりだね |
トイパトリオット米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 僕は君の友達 君の愛を守るパトリオット ずっと遠くの斜陽から 君の姿を見つけたよ もしも君の心を 傷つけるものがあるなら 僕の灼けた体で それをすぐ殺してしまおう 遊びに行こうよ 急いで行こう 君が大人になるそれまでに この落書きみたいな毎日が 年老いたその時も変わらずに 褪せた色に続いていけばいい 僕は君の友達 君と声を繋ぐパトリオット 息を吹いて陰るパチオから 君の寂しい声を聞く ずっと傷つけてきた それしか出来ないパトリオット 溺れそうに伸びるポプラと 君の哀しい歌が鳴る ラララ 日向に見るよ 青い経路 冷たい思い出に変わるまでに あの疾んだ芥子みたいな毎日を 永劫君は知らずにいて欲しい 褪せた色に続いていけばいい 知っているのさ いつか君が 僕のことを忘れることを それでいいさ 僕は君を守るため 傷をつけるパトリオットさ 遊びに行こうよ 急いで行こう 君が大人になるそれまでに この落書きみたいな毎日が 年老いたその時も変わらずに 褪せた色に続いていけばいい 恐ろしい夜も下らない朝も すべて粉々に砕け散れば あの羊水が涸れた砂漠の中 君はほら 誰かと歩いていく 鮮やかな色で満ち足りた道 僕がいなくなるとき 君の心に傷がつくよう そう願ってしまう脆弱を ひとつだけ許して欲しい 僕はパトリオットさ |
Black Sheep米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 素晴らしい一日 始まる頃には夜に暮れる 過ぎ行く毎日 手を振ることすら忘れたまま いつか注いだ水が腐っていったんだ ここは濁った澱 そうだ 何にもありはしないな 受話器の向こうでは霞掛かる声が鳴るばかり 何を話しているのかはよくわからなかった いつの間にか酷く時間が経って 鏡にあなたが映った 「もういいから遊ぼうよ」 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が一匹、二匹、三匹、四匹 黒い羊が五匹、六匹、七匹、八匹 目を閉じる夜は 枕に体が沈んでいく ついには回りだす 部屋の中ベッドが彷徨えば いつか注いだ水が腐っていったんだ ここは濁った澱 そうだ 何にもありはしないな 何となく不安でさ 日に日に毎日は老いていく 騒がしい箱庭 ここは誰かのジオラマなのだ 知らなくていいし 知りたくもない また明日 全てを解った気になるんだな 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が九匹、十匹、十一匹、十二匹 黒い羊が十三匹、十四匹、十五匹、十六匹 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が十七匹、十八匹、十九匹、二十匹 黒い羊が二十一匹、二十二匹、二十三匹、二十四匹 二十五匹、二十六匹、二十七匹、二十八匹 二十九匹、三十匹、三十一匹、三十二匹 三十三匹、三十四匹、三十五匹、三十六匹 三十七匹、三十八匹、三十九匹、四十匹 四十一匹、四十二匹、四十三匹、四十四匹、四十五匹 黒い羊が |
月を見ていた米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・坂東祐大 | 月明かり柳が揺れる わたしは路傍の礫 思い馳せるあなたの姿 羊を数えるように 別れゆく意味があるなら せめて悲しまないで 沈黙から離れた空へ 一筋の愛を込めて どんな夜だって 失い続けたって 共に生きてきたろう 瞬くように 何かを求めて月を見ていた 嵐に怯えるわたしの前に 現れたのがあなたでよかった まるで何もかもがなかったかのように この火は消えたりしない きっと その窓を風が叩けば 僅かに開け放して ただひとつ そうただひとつ 語り得ぬ声で叫ぶ 生まれ変わったとして 思い出せなくたって 見つけてみせるだろう あなたの姿 全てを燃やして月を見ていた 誰かがそれを憐れむとしても あなたがいれば幸せだったんだ およそ正しくなどなかったとしても 消えたりしない 名前を呼んで もう一度だけ 優しく包むその柔い声で 月を頼りに掴んだ枝が あなただった 何かを求めて月を見ていた 嵐に怯えるわたしの前に 現れたのがあなたでよかった まるで何もかもがなかったかのように この火は消えたりしない きっと |
懺悔の街米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | いつの日か気がついたら 作り笑いが上手くなりました 街の角を曲がりくねって 繰り返してここまで来ました どの角でどの往来で間違えたんだ ずっと前の落とし物を探しまわって いつの日か気がついたら 泣くことも少なくなりました 生まれてこのかた僕は この街のなか歩き回りました あの路地もあの公園も小さくなって 袖の足りない服をまだ着つづけている 聖者の行進が 賛美歌と祈りが この街を包帯でくるんで 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている いつの日か気がついたら 遠くまでが見えなくなりました 街頭のあかりが弾けて 花火みたいなふうに見えました 今誰かの心の中見たいくせに ちょっと先の看板の文字すら見えない とある日の待合室で 女の人と一緒になりました 美しく笑う人で どんな言葉も尽くせませんが 同じようにこの街で生きてるのに そう思うと恥ずかしくて たまらなくて 天使の遊戯が 女神の息が この街に水をもたらして 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている 聖者の行進が 賛美歌と祈りが この街を包帯でくるんで 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている 天使の遊戯が 女神の息が この街に水をもたらして 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている それでも明日は来る |
こころにくだもの米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 泣きたいときは歌うのさ 美味しいくだもの言葉に乗せて そしたら不思議なくらいにさ 気持ちが安らぐんだ ピアノの音がしていたよ 今では全然聞こえないけど あの子は聞くとこの間 遠くへ引っ越したって 胸の奥 心の中にある くだものが涙を吸い込み 少しずつ大きくなるんだ その度に 僕もまた 大人になっていく りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ 泣きたいときは歌うのさ 美味しいくだもの言葉に乗せて 誰にも知られないように 木陰に隠れながら 同じとこで何回も 間違う下手なピアノの音でも 僕には特別だったよ 胸の奥 よりどりみどりの くだものが悲しみを食べる いま君は 何をしてるかな 君もまた 僕もまた 大人になっていく りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ りんご レモン ぶどう メロン いちご バナナ みかん キウイ |
ペトリコール米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | これは夢かもしれない 深く霧の立ちこめた場所で 一人歩き続けた 何処へ向かうのかわからないまま 今何の当てもなく意味も見つからず迷いだす 心は揺れる ビアンコの海 レインコートを這う水滴が弾けては落ちていく 虚しさはまだ 募っていく また僕は大事なことを忘れて彷徨う亡霊 いつまで経っても歌えない 間違いさえもわからない ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで 僕は歩いてくんだって 叫び疲れたまま これは夢かもしれない だとすればいつ目が覚めるのか もしも覚めぬ夢なら それは夢と呼べるだろうか 重たい体に噎せ返る雨が降りきっとまだ 心は揺れる 弛んだ空気 泰山木の莟は息をつき眠っている 虚しさはまだ 募っていく 怖がって躊躇してどうしようもなく彷徨う亡霊 誰かのせいにしてしまいたい それすらどうも難しい ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで ただただそう思い込んで 虚しさがのしかかる まだ僕は大事なことを忘れて彷徨う亡霊 いつまで経っても歌えない 間違いさえもわからない ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで 僕は歩いてくんだって 叫び疲れたまま 歩き続けたまま |
抄本米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | この街は この街は 生まれてきたままで 意味もなく 愛されたい 愛されたい そこらじゅうに散らばった夢のように 細やかな日常だけが残る この街は この街は 生まれてきたままで 意味もなく 愛していたい 愛していたい そこらじゅうに散らばった夢のように 細やかな日常だけが残る |
旅人電燈米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ぼくは古い電燈 砂漠の真ん中でひとり 空に穴が開いて 灯りが漏れる夜 凍えた砂の上 墓標の立ち並ぶ場所で 息を吸い込んだ 肺いっぱい吸い込んだ 「誰か 誰か ぼくを 探して おくれ 寂しい 夜を ひとつ 切り取って おくれ 遠く 遠く 地の果て まで 届く ように ぼくは 照らして いるから いつでも」 ぼくは古い電燈 埃に塗れてはひとり 枯れた井戸の縁に 見知らぬ首飾り いつのまにかここは 都市から砂漠へと変わり あんなに賑わった 遠い過去も幻 「誰か 誰か ぼくを 見つけて おくれ 青い 青い 海へ 連れてって おくれ 甘い 匂いを 振り払い 続ける ため ぼくは 灯って いるから いつでも」 見つめてるよ ぼくは今も 地球の上で光る星だ 誰も ぼくを 知らなくとも まだ見ぬあなたのために光る 見つめてるよ ぼくは今も 闇の中生きる電燈だ 消せない 傷も 消えないまま 灯りは旅立ち歌を歌う 見つめてるよ ぼくは今も 地球の上で光る星だ 誰も ぼくを 知らなくとも まだ見ぬあなたのために光る あなたに会いたいな |
ETA米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 人のいない空港 鳥は歌うように呟いた いつまでもいつまでも道は続いていくと ささやかな想いが 光を反射して輝いた あの日々にいつの日か戻れますようにと 木漏れ日が射していく 鮮やかに運ぶレスキュー 誰にも似てないモンタージュ この先で待っている あなたへと会いにいく 会いにいく さあ起きて 子供たち 今日は この庭を綺麗な花で飾りましょう もうおやすみ 古い友達 どうか安らかな夢で眠れますように るるる 行きも帰りもいない それでも飛び交うETA いつまでもいつまでも道は続いていくよ 夢の中みたいだ 夢の中みたいだ 夢の中 泥濘に落ちていく 味のしないビーフシチュー 手紙の返事は延滞中 この先で待っている あなたへと会いにいく 会いにいく さあ起きて 子供たち 今日は この庭を綺麗な花で飾りましょう もうおやすみ 古い友達 どうか安らかな夢で眠れますように るるる |
恥ずかしくってしょうがねえ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | あんたらみたいにゃなりたかねえな 熱意と嘯き誰を蹴る ことが済んだら 全て忘れて 恥ずかしくってしょうがねえ 己にだけ都合の良い 言葉を放ったって何になる 欲しかったのは何だ そんなものか 恥ずかしくってしょうがねえ サングリアワイン 口に合わねえな 今夜は誰が酒の肴 呼んでくれ救急車 サングリアワイン 洒落にならねえな もっかいちゃんと話そうぜ 引き受ける現実もなしに 語れる理想などあるものか ボロボロの毛布 見せびらかすな 恥ずかしくってしょうがねえ サングリアワイン 口に合わねえな 無謬の民による宴 帰らせてくんねえか サングリアワイン 誰もがユダなら もっかいちゃんと話そうぜ いつかそのナイフが あなたの胸にも突き刺さるだろう 血が流れていく 誰のものかわからぬまま サングリアワイン 口に合わねえな 今夜は誰が酒の肴 呼んでくれ救急車 サングリアワイン 洒落にならねえな もっかいちゃんと話そうぜ サングリアワイン 口に合わねえな 無謬の民による宴 帰らせてくんねえか サングリアワイン 誰もがユダなら もっかいちゃんと話そうぜ |
アイネクライネ吉岡聖恵 | 吉岡聖恵 | 米津玄師 | 米津玄師 | 島田昌典 | あたしあなたに会えて本当に嬉しいのに 当たり前のようにそれらすべてが悲しいんだ 今 痛いくらい幸せな思い出が いつか来るお別れを育てて歩く 誰かの居場所を奪い生きるくらいならばもう あたしは石ころにでもなれたならいいな だとしたら勘違いも戸惑いもない そうやってあなたまでも知らないままで あなたにあたしの思いが全部伝わってほしいのに 誰にも言えない秘密があって嘘をついてしまうのだ あなたが思えば思うよりいくつもあたしは意気地ないのに どうして 消えない悲しみも綻びもあなたといれば それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか 目の前の全てがぼやけては溶けてゆくような 奇跡であふれて足りないや あたしの名前を呼んでくれた あなたが居場所を失くし彷徨うくらいならばもう 誰かが身代わりになればなんて思うんだ 今 細やかで確かな見ないふり きっと繰り返しながら笑い合うんだ 何度誓っても何度祈っても惨憺たる夢を見る 小さな歪みがいつかあなたを呑んでなくしてしまうような あなたが思えば思うより大げさにあたしは不甲斐ないのに どうして お願い いつまでもいつまでも超えられない夜を 超えようと手をつなぐこの日々が続きますように 閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために そのために何ができるかな あなたの名前を呼んでいいかな 生まれてきたその瞬間にあたし 「消えてしまいたい」って泣き喚いたんだ それからずっと探していたんだ いつか出会える あなたのことを 消えない悲しみも綻びもあなたといれば それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか 目の前の全てがぼやけては溶けてゆくような 奇跡であふれて足りないや あたしの名前を呼んでくれた あなたの名前を呼んでいいかな |
打上花火 (DAOKO SOLO ver.)Daoko | Daoko | 米津玄師 | 米津玄師 | | あの日見渡した渚を 今も思い出すんだ 砂の上に刻んだ言葉 君の後ろ姿 寄り返す波が 足元をよぎり何かを攫う 夕凪の中 日暮れだけが通り過ぎて行く パッと光って咲いた 花火を見ていた きっとまだ 終わらない夏が 曖昧な心を 解かして繋いだ この夜が 続いて欲しかった 「あと何度君と同じ花火を見られるかな」って 笑う顔に何ができるだろうか 傷つくこと 喜ぶこと 繰り返す波と情動 焦燥 最終列車の音 何度でも 言葉にして君を呼ぶよ 波間を選び もう一度 もう二度と悲しまずに済むように はっと息を飲めば 消えちゃいそうな光が きっとまだ 胸に住んでいた 手を伸ばせば触れた あったかい未来は ひそかに二人を見ていた パッと花火が 夜に咲いた 夜に咲いて 静かに消えた 離さないで もう少しだけ もう少しだけ このままで あの日見渡した渚を 今も思い出すんだ 砂の上に刻んだ言葉 君の後ろ姿 パッと光って咲いた 花火を見ていた きっとまだ 終わらない夏が 曖昧な心を 解かして繋いだ この夜が 続いて欲しかった |
Lemon島津亜矢 | 島津亜矢 | 米津玄師 | 米津玄師 | 田代修二 | 夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる 忘れた物を取りに帰るように 古びた思い出の埃を払う 戻らない幸せがあることを 最後にあなたが教えてくれた 言えずに隠してた昏い過去も あなたがいなきゃ永遠に昏いまま きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかっている あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 今でもあなたはわたしの光 暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている 受け止めきれないものと出会うたび 溢れてやまないのは涙だけ 何をしていたの 何を見ていたの わたしの知らない横顔で どこかであなたが今 わたしと同じ様な 涙にくれ 淋しさの中にいるなら わたしのことなどどうか 忘れてください そんなことを心から願うほどに 今でもあなたはわたしの光 自分が思うより 恋をしていたあなたに あれから思うように 息ができない あんなに側にいたのに まるで嘘みたい とても忘れられない それだけが確か あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 切り分けた果実の片方の様に 今でもあなたはわたしの光 |
打上花火ジェイ(川平慈英)、ブルブル(えなりかずき)、キーウィ(吉木りさ)、間田ナイ(阿澄佳奈) | ジェイ(川平慈英)、ブルブル(えなりかずき)、キーウィ(吉木りさ)、間田ナイ(阿澄佳奈) | 米津玄師 | 米津玄師 | 塩谷哲 | パッとひかってさいた はなびをみていた きっとまだ おわらないなつが あいまいなこころを とかしてつないだ このよるが つづいてほしかった パッとはなびが パッとはなびが よるにさいた (よるにさいた) よるにさいて (よるにさいて) しずかにきえた (しずかにきえた) はなさないで (はなれないで) もうすこしだけ (もうすこしだけ) もうすこしだけ このままで あのひ みわたしたなぎさを いまもおもいだすんだ すなのうえにきざんだことば きみのうしろすがた パッとひかってさいた はなびをみていた きっとまだ おわらないなつが あいまいなこころを ほどかしてつないだ このよるが つづいてほしかった パッとひかってさいた はなびをみていた きっとまだ おわらないなつが あいまいなこころを とかしてつないだ このよるが つづいてほしかった |