ゴーゴー幽霊船米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ちょっと病弱なセブンティーン 枯れたインクとペンで絵を描いて 継いで接いでまたマザーグース 夜は何度も泣いてまた明日 回る発条のアンドロイド 僕の声と頭はがらんどう いつも最低な気分さ 君に愛されたいと願っていたい ずっと病欠のセブンティーン 曇らないまま今日を空き缶に 空の雷管とペーパーバッグ 馬鹿みたいに呼吸を詰め入れた あいも変わらずにアンドロイド 君を本当の嘘で騙すんだ 僕は幽霊だ 本当さ 君の目には見えないだろうけど そんなこんなで歌っては 行進する幽霊船だ 善いも悪いもいよいよ無い 閑静な街を行く 電光板の言葉になれ それゆけ幽かな言葉捜せ 沿線上の扉壊せ 見えない僕を信じてくれ 少年兵は声を紡げ そこのけ粒子の出口隠せ 遠い昔のおまじないが あんまり急に笑うので ちょっと病弱なセブンティーン 今日も映画みたいな夢うつつ 愛も絶え絶えの景色だ そこでどんな夢見てもしょうがない 回る発条のアンドロイド 汚物 ヤンキー 公害 メランコリー 知ってほしいんだ全部 そう君の手を引き連れて戻すのさ そんなこんなで歌っては 目を剥く幽霊船だ 前も後ろもいよいよ無い なら全部忘れて ワアワアワアワア 太陽系の奥へ進め 飛び込め一二の三で跨がれ 沿線上の扉壊せ まんまの言葉信じてくれ 扁桃体の奥を使え ほれ見ろそんなにせぐりあげて 遠い昔のおまじないが たちまちのうちにはびこれば 三千年の恨み放て 飛べ飛べ皆で拡声器持て 沿線上の扉壊せ 本当のことさ信じてくれ 幽霊船は怒り散らせ みてろよ今度は修羅に堕ちて 遠い昔のおまじないが あんまりな嘘と知るのさ |
再上映米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ここは劇場街 いくつもの映画を 只ひたすら映しだす 退屈な街 光ばかり目立つ 壁一面の広告の中で 僕はそのひとつを 選びきれず 突っ立ったままいる 繰り返し思い耽けて やっと何か見つけて 辿り着いたところで それは子供のころに観たものの 只の再上映 「そんな歌でも僕は歌うさ 何度でも繰り返し その答えを たとえ世界が変わらなくとも いつまでも叫ぶよ その答えを」 ここは劇場街 観客もまばら それでも狂いなく 演者は歌う 光の向こうで 懐かしいような つまらないような 只ひたすらそれを 薄ぼんやりと観て 時は過ぎていく ここで生きてる僕は 彼とどう違うのだろう? 何もできないままで やる気も無くただ口を開いて 日々を潰す僕と 「こんな僕でも風に押されて 何度となく未来へ運ばれてきた きっといつしか僕に続いて 歌う人へ言葉を引き継ぐため」 やっと映画は終わって 席を立ってなお僕は 彼の台詞がずっと 頭で響く 明日は多分こんな 今日に似ている毎日 悲しくなるくらいに 忘れていく日々で そうだ僕は生きているんだ 手垢にまみれていようと 「そんな歌でも僕は歌うさ 何度でも繰り返し その答えを たとえ世界が変わらなくとも いつまでも叫ぶよ その答えを」 |
さよーならまたいつか! 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・トオミヨウ | どこから春が巡り来るのか 知らず知らず大人になった 見上げた先には燕が飛んでいた 気のない顔で もしもわたしに翼があれば 願う度に悲しみに暮れた さよなら100年先でまた会いましょう 心配しないで いつの間にか 花が落ちた 誰かがわたしに嘘をついた 土砂降りでも構わず飛んでいく その力が欲しかった 誰かと恋に落ちて また砕けて やがて離れ離れ 口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く 瞬け羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ 100年先も憶えてるかな 知らねえけれど さよーならまたいつか! しぐるるやしぐるる町へ歩み入る そこかしこで袖触れる 見上げた先には何も居なかった ああ居なかった したり顔で 触らないで 背中を殴りつける的外れ 人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る 誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰 繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる 貫け狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ 100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか! 今恋に落ちて また砕けて 離れ離れ 口の中はたと血が滲んで 空に唾を吐く 今羽を広げ 気儘に飛べ どこまでもゆけ 生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ さよーならまたいつか! |
懺悔の街米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | いつの日か気がついたら 作り笑いが上手くなりました 街の角を曲がりくねって 繰り返してここまで来ました どの角でどの往来で間違えたんだ ずっと前の落とし物を探しまわって いつの日か気がついたら 泣くことも少なくなりました 生まれてこのかた僕は この街のなか歩き回りました あの路地もあの公園も小さくなって 袖の足りない服をまだ着つづけている 聖者の行進が 賛美歌と祈りが この街を包帯でくるんで 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている いつの日か気がついたら 遠くまでが見えなくなりました 街頭のあかりが弾けて 花火みたいなふうに見えました 今誰かの心の中見たいくせに ちょっと先の看板の文字すら見えない とある日の待合室で 女の人と一緒になりました 美しく笑う人で どんな言葉も尽くせませんが 同じようにこの街で生きてるのに そう思うと恥ずかしくて たまらなくて 天使の遊戯が 女神の息が この街に水をもたらして 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている 聖者の行進が 賛美歌と祈りが この街を包帯でくるんで 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている 天使の遊戯が 女神の息が この街に水をもたらして 癒えるのを待っている 僕は悔やみ続けている それでも明日は来る |
春雷米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 現れたそれは春の真っ最中 えも言えぬまま輝いていた どんな言葉もどんな手振りも足りやしないみたいだ その日から僕の胸には嵐が 住み着いたまま離れないんだ 人の声を借りた 蒼い眼の落雷だ 揺れながら踊るその髪の黒が 他のどれより嫋やかでした すっと消えそうな 真っ白い肌によく似合ってました あなたにはこの世界の彩りが どう見えるのか知りたくて今 頬に手を伸ばした 壊れそうでただ怖かった 全てはあなたの思い通り 悲しくって散らばった思いも全て あなたがくれたプレゼント ゆらゆら吹かれて深い惑い 痛み 憂い 恋しい 言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ 嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって 刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ 深い惑い痛み憂い繰り返し いつの間にか春になった 甘い香り残し陰り恋焦がし 深く深く迷い込んだ 花びらが散ればあなたとおさらば それなら僕と踊りませんか 宙を舞う花がどうもあなたみたいで参りました やがてまた巡りくる春の最中 そこは豊かなひだまりでした 身をやつしてやまない あんな嵐はどこへやら まだまだ心は帰れない その細い声でどうか騙しておくれ カラカラに枯れ果てるまで ふらふら揺られて甘い香り 残し 陰り 幻 聞きたい言葉も 言いたい想いも 笑うくらい山ほどあって それでもあなたを前にすると 何にも出てはこないなんて 焦げ付く痛みも 刺し込む痺れも 口をつぐんだ恋とわかって あなたの心に 橋をかける大事な雷雨だと知ったんだ どうか騙しておくれ 「愛」と笑っておくれ いつか消える日まで そのままでいて 言葉にするのも 形にするのも そのどれもが覚束なくって ただ目を見つめた するとあなたはふっと優しく笑ったんだ 嗄れた心も さざめく秘密も 気がつけば粉々になって 刹那の間に 痛みに似た恋が体を走ったんだ |
抄本米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | この街は この街は 生まれてきたままで 意味もなく 愛されたい 愛されたい そこらじゅうに散らばった夢のように 細やかな日常だけが残る この街は この街は 生まれてきたままで 意味もなく 愛していたい 愛していたい そこらじゅうに散らばった夢のように 細やかな日常だけが残る |
心像放映米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 心像放映 私に心を見せてくれ 心像放映 火星の果てから声がする 心像放映 映像を夢に注いでくれ 心像放映 太陽も青く塗りつぶした きっとまたあなたは優しくなって 私に花を贈るのだろう それでも私はさびしくて また涙を裂いて笑うのだ 凛と澄む心が一人になって あなたと違う私を知る がらくたみたいな心でも 何かプレゼントできるかな 心像証明 ぼやけた魚が映るのは 心像証明 私の心の一部だろう きっとまた揺れる街路樹のそばで 私の影に気付くのだろう それでも私は嬉しくて 全てを捨て去って泣いたのだ 睫毛の下から絵の具のような 心の一部が落ちていく きっとまだあなたは優しいんだ それじゃ 私はどうだろうな きっとまたあなたは優しくなって 私に花を贈るのだろう それでも私はさびしくて また涙を裂いて笑うのだ 凛と澄む心が一人になって あなたと違う私を知る がらくたみたいな心でも 何かプレゼントできるかな あなたと私を繋ぐように 心を映せ 古いテレビよ |
シンデレラグレイ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ねえどうして、そうやってあたしのこと馬鹿にして 優しさとか慰めとか与えようとするの? その度々に惨めな思いが湧いてきて どうしようもない気持ちになるってわかってないの? 色んな色で満ち溢れた街を歩いたって 色づかないあたしは灰色 どこへ行けばいいの? 自分の好きなように生きていけばいいって 知っている筈なのにさ 忘れちゃうんだいつもいつもいつも 思い出したくもないようなことがいつまでも消えないな ぐしゃぐしゃの頭の中 一つも整理がつかずに また思い出した 怖かったのに 辛かったのに 誰も信じてくれなかったのに あなただけが その声だけが いつでも笑いかけてくれたのに カボチャの馬車もガラスの靴も似合わなくて ただひたすら何事もない日々のあり合わせ この世界はどうも鮮やかすぎて目が眩む 色づけやしないあたしへのあてつけみたいで もういいよ、どうなろうと何もかも知らないし あなたのこと あたしのこと これからの全ても 「ねえ王子様、あたしの為に生きて」って言いたくて 言えなかった あの日の自分が嫌い嫌い嫌い 何処へだって行けるような自由なんてほしくはないな あなたという不自由だけが あたしを自由にしていたんだって 気づいてしまったんだ 痛む心 癒えないのは 無様なほどに期待してるから あなただけに その声だけに 優しくされたかっただけだったのに 「愛は永遠」って 誰かの誰かの誰かが言った それがもし本当なら いつまで苦しめばいいの? 12時を越えて ずっと消えないものがあるなんて お願いよ もう消して 消して 消して 消して 怖かったのに 辛かったのに 誰も信じてくれなかったのに あなただけが その声だけが いつでも笑いかけてくれたのに 痛む心 癒えないのは 無様なほどに期待してるから あなただけに その声だけに 優しくされたかっただけだったのに |
旅人電燈米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ぼくは古い電燈 砂漠の真ん中でひとり 空に穴が開いて 灯りが漏れる夜 凍えた砂の上 墓標の立ち並ぶ場所で 息を吸い込んだ 肺いっぱい吸い込んだ 「誰か 誰か ぼくを 探して おくれ 寂しい 夜を ひとつ 切り取って おくれ 遠く 遠く 地の果て まで 届く ように ぼくは 照らして いるから いつでも」 ぼくは古い電燈 埃に塗れてはひとり 枯れた井戸の縁に 見知らぬ首飾り いつのまにかここは 都市から砂漠へと変わり あんなに賑わった 遠い過去も幻 「誰か 誰か ぼくを 見つけて おくれ 青い 青い 海へ 連れてって おくれ 甘い 匂いを 振り払い 続ける ため ぼくは 灯って いるから いつでも」 見つめてるよ ぼくは今も 地球の上で光る星だ 誰も ぼくを 知らなくとも まだ見ぬあなたのために光る 見つめてるよ ぼくは今も 闇の中生きる電燈だ 消せない 傷も 消えないまま 灯りは旅立ち歌を歌う 見つめてるよ ぼくは今も 地球の上で光る星だ 誰も ぼくを 知らなくとも まだ見ぬあなたのために光る あなたに会いたいな |
駄菓子屋商売米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | さあさ始まる新時代までの 声もなくなった幾千年 とうに廃れた知識なんてほら 全部全部全部置いて行け 顔も知らんようなそん所そこらの もう腐って死ぬ古キャンディ いつの間にやら朽ちてガタガタ 遂に落っこちたエレベーター イエイ もう三千年間このまんま! 這う這うで逃げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 進めショッピングカート僕を乗せ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム 大昔に賞味の期限は過ぎたけど ブーイングコール 嫌になるほど御得な商品さ さあさ始まる新時代までの 声もなくなった幾万年 とうに廃れた知識なんてほら 全部全部全部置いて行け 病んだ心と宙を舞うばかり もう腐って死ぬチョコレート 枯れてカラカラ朽ちてガタガタ 遂に落っこちたアドバルーン イエイ もう三万年間このまんま! 「いらね」って投げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 飛ばせショッピングカート声荒げ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム ああ、街ではおばけの呼吸が沸き散れば ブーイングコール 蒸気みたいに揺らめいてなくなった イエイ もう三億年間このまんま! 這う這うで逃げ出して 愛なんかとっくに売れちまって イエイ 進めショッピングカート僕を乗せ 今ならばお安いぜ 丁重にラッピング施して チューイングガム 大昔に賞味の期限は過ぎたけど ブーイングコール 嫌になるほど御得な商品さ |
地球儀米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・坂東祐大 | 僕が生まれた日の空は 高く遠く晴れ渡っていた 行っておいでと背中を撫でる 声を聞いたあの日 季節の中ですれ違い 時に人を傷つけながら 光に触れて影を伸ばして 更に空は遠く 風を受け走り出す 瓦礫を越えていく この道の行く先に 誰かが待っている 光さす夢を見る いつの日も 扉を今開け放つ 秘密を暴くように 飽き足らず思い馳せる 地球儀を回すように 僕が愛したあの人は 誰も知らないところへ行った あの日のままの優しい顔で 今もどこか遠く 雨を受け歌い出す 人目も構わず この道が続くのは 続けと願ったから また出会う夢を見る いつまでも 一欠片握り込んだ 秘密を忘れぬように 最後まで思い馳せる 地球儀を回すように 小さな自分の 正しい願いから始まるもの ひとつ寂しさを抱え 僕は道を曲がる 風を受け走り出す 瓦礫を越えていく この道の行く先に 誰かが待っている 光さす夢を見る いつの日も 扉を今開け放つ 秘密を暴くように 手が触れ合う喜びも 手放した悲しみも 飽き足らず描いていく 地球儀を回すように |
月を見ていた米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・坂東祐大 | 月明かり柳が揺れる わたしは路傍の礫 思い馳せるあなたの姿 羊を数えるように 別れゆく意味があるなら せめて悲しまないで 沈黙から離れた空へ 一筋の愛を込めて どんな夜だって 失い続けたって 共に生きてきたろう 瞬くように 何かを求めて月を見ていた 嵐に怯えるわたしの前に 現れたのがあなたでよかった まるで何もかもがなかったかのように この火は消えたりしない きっと その窓を風が叩けば 僅かに開け放して ただひとつ そうただひとつ 語り得ぬ声で叫ぶ 生まれ変わったとして 思い出せなくたって 見つけてみせるだろう あなたの姿 全てを燃やして月を見ていた 誰かがそれを憐れむとしても あなたがいれば幸せだったんだ およそ正しくなどなかったとしても 消えたりしない 名前を呼んで もう一度だけ 優しく包むその柔い声で 月を頼りに掴んだ枝が あなただった 何かを求めて月を見ていた 嵐に怯えるわたしの前に 現れたのがあなたでよかった まるで何もかもがなかったかのように この火は消えたりしない きっと |
TEENAGE RIOT米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 潮溜まりで野垂れ死ぬんだ 勇ましい背伸びの果てのメンソール ワゴンで二足半額のコンバース トワイライト匂い出すメロディー 今サイコロ振るように日々を生きて ニタニタ笑う意味はあるか 誰も興味がないそのGコードを 君はひどく愛していたんだ 煩わしい心すら いつかは全て灰になるのなら その花びらを瓶に詰め込んで火を放て 今ここで 誰より強く願えば そのまま遠く雷鳴に飛び込んで 歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング しみったれたツラが似合うダークホース 不貞腐れて開けた壁の穴 あの時言えなかった三文字 ブラスバンド鳴らし出すメロディー 真面目でもないのに賢しい顔で ニヒリスト気取ってグルーミー 誰も聴いちゃいないそのDコードを それでもただ信じていたんだ よーいどんで鳴る銃の音を いつの間にか聞き逃していた 地獄の奥底にタッチして走り出せ 今すぐに 誰より独りでいるなら 誰より誰かに届く歌を 歌えるさ 間の抜けた だけど確かな バースデイソング 持て余して放り出した叫び声は 取るに足らない言葉ばかりが並ぶ蚤の市にまた並んで行く 茶化されて汚されて恥辱の果て辿り着いた場所はどこだ 何度だって歌ってしまうよ どこにも行けないんだと だからこそあなたに会いたいんだと 今 煩わしい心すら いつかは全て灰になるのなら その花びらを瓶に詰め込んで火を放て 今ここで 誰より強く願えば そのまま遠く雷鳴に飛び込んで 歌えるさ カスみたいな だけど確かな バースデイソング |
ディスコバルーン米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 嫌いだ嫌いだ あなたが嫌いだ 何処かへ消えてしまえばいい 嫌いなあなたは 風船みたいだ どうせどこへまでも空っぽなのだろう あなたのコインの 表裏は どちらも同じであるようだ アンテナが折れた ダンスフロアには 安価なつくりのビニール風船ばかりいる かたっぽの靴脱げて何処かへ消えた 光って回る地球儀から振り下ろされて 声を揃えて慄いで ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 嫌いだ嫌いだ あなたが嫌いだ 何処かへ消えてしまえばいい 嫌いなあなたは 風船みたいだ どうせどこへまでも空っぽだ あなたのコインの 表裏は どちらも同じであるようだ アンテナが折れた ダンスフロアには 安価なつくりのビニール風船ばかりいる 美徳などありはしない 受け取る心もない 光って回る地球儀が落ちた 肥える産廃火を持って ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 声が西へと抜けていく ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ 声を揃えて慄いで ちょっと遊んで行こうぜ 何も知らない夢のまま 死んでいけたら幸せだ |
Decollete米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | あなたは間違えた 選んだのは見事ヘタレたハズレくじ 祭りはおしまいさ 今更水を差さないで 荒れ果てていくユーモア あなたのパパとママは何をしていたの 兎角疲れました 数えるから直ぐに消えて 今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく 名のついた昨日は くれてやるから静かな明日をよこせ 卑劣な隣人を お許しくださいエイメン 泣き出すのはノーモア あなたのパパとママはどこへ消えたの 易々と述べんな 他をあたっておくれダーリン 今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく はたと冷めたアールグレイ マイファニーバレンタイン 健やかなる人生の ひび割れをしゃなりと歩く ばら撒かれた愛情を 噛む裸のトルソー 芳しいほどに煙る春を探している 今は らんらんらん 深く眠りにつきたい 月が らんらんらん デコルテを撫でていく 今は らんらんらん 混じりっけのないやつが欲しい 風が らんらんらん デコルテに溶けていく |
でしょましょ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねえどうでしょ? それなりでしょ? 一人きり 見よう見まねで憶えたよ 凄いでしょ? 異常な世界で凡に生きるのがとても難しい 令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ るるらったったったった 獣道 ボロ車でゴーゴーゴー ねえどうしよ? ここどこでしょ? ハンドルを手放してもういっちょ アクセルを踏み込もう 非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな 今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ るるらったった 異常な世界で凡に生きるのがとても難しい 令月にして風和らぎ まあまあ踊りましょ 非常にやるせないことばかりで全部嫌になっちゃうな 今日はいい日だ死んじゃう前に なあなあで行きましょ るるらったったったった |
トイパトリオット米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 僕は君の友達 君の愛を守るパトリオット ずっと遠くの斜陽から 君の姿を見つけたよ もしも君の心を 傷つけるものがあるなら 僕の灼けた体で それをすぐ殺してしまおう 遊びに行こうよ 急いで行こう 君が大人になるそれまでに この落書きみたいな毎日が 年老いたその時も変わらずに 褪せた色に続いていけばいい 僕は君の友達 君と声を繋ぐパトリオット 息を吹いて陰るパチオから 君の寂しい声を聞く ずっと傷つけてきた それしか出来ないパトリオット 溺れそうに伸びるポプラと 君の哀しい歌が鳴る ラララ 日向に見るよ 青い経路 冷たい思い出に変わるまでに あの疾んだ芥子みたいな毎日を 永劫君は知らずにいて欲しい 褪せた色に続いていけばいい 知っているのさ いつか君が 僕のことを忘れることを それでいいさ 僕は君を守るため 傷をつけるパトリオットさ 遊びに行こうよ 急いで行こう 君が大人になるそれまでに この落書きみたいな毎日が 年老いたその時も変わらずに 褪せた色に続いていけばいい 恐ろしい夜も下らない朝も すべて粉々に砕け散れば あの羊水が涸れた砂漠の中 君はほら 誰かと歩いていく 鮮やかな色で満ち足りた道 僕がいなくなるとき 君の心に傷がつくよう そう願ってしまう脆弱を ひとつだけ許して欲しい 僕はパトリオットさ |
Nighthawks米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | あの日 眠れずに眺めてた螺旋のフィラメント 退屈な映画のワンカット 半開きのドア もしも このまんま明日が来ないならどうしようか? 朝が来て全部終わってたら 僕はどこへ行こう 完璧だと思える夜を探していたんだ 今はとにかく星が見たい 君の隣で 何もないこの手で掴めるのが残りあと一つだけなら それが伸ばされた君の手であってほしいと思う あまりに綺麗だと恐ろしいから汚れているくらいがいい ああ それくらいでいい 僕らの願う未来 あの日 夢の中暮らしてた架空のストリート 本当にあるんだと信じ込み 探した地図の上 上手く伝わらない想いだけが胸に残った 寂しさが喉にこみ上げて 言葉を探している 遠く離れたものは美しくみえてしまうから 思い出になってしまう前に 全て伝えたい 当てのない未来ならいらないんだと目を閉じて叫んだ奥に 転げ回ってまで望む君との未来があった くだらない世界でも「愛おしいよ」と君が言うこの世界がいい ああ それくらいでいい だから届いて欲しい 懐かしい音楽が頭のなかを駆け巡る お前は大丈夫だってそう聴こえたんだ 終わらないよ僕たちは 歪なまま生きていける あのカーブの向こうへ 手の鳴る方へ 何もないこの手で掴めるのが残りあと一つだけなら それが伸ばされた君の手であってほしいと思う あまりに綺麗だと恐ろしいから汚れているくらいがいい ああ それくらいでいい 僕らの願う未来 あの日 眠れずに眺めてた螺旋のフィラメント 退屈な映画のワンカット 半開きのドア もしも このまんま明日が来ないならどうしようか? それなら笑って過ごしたい 君に会いに行こう |
ナンバーナイン米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | mabanua・米津玄師 | 歩いていたのは 砂漠の中 遠くに見えた 東京タワー 君の抱いていた ボロいテディベア 笑ってみえた どこへ行こうか 海みたいに 砂は燃えた かつてはここで 人が生きた 先を急いだ 英智の群れが 壊したものに 僕らは続いた 惑いも憂いも化石になるほど 嘘みたいな未来を想う 切なくなるのも馬鹿らしいほど 優しい未来 恥ずかしいくらい生きていた僕らの声が 遠く遠くまで届いたらいいな 誰もいない未来で起きた呼吸が 僕らを覚えていますように 眩しくてさ 目を閉じたんだ 枯れた川を 辿りながら ほんの向こうで 君の声が 呼んでいたんだ 確かに僕を 未来と過去が 引っ張り合うんだ か弱い僕らの 両手を掴んで 痛むことが 命ならば 愛してみたいんだ 痛みも全て いまだに心は不揃いなままで 息苦しくなる夜もある 言い訳みたいな美意識すら 消えちゃう未来 砂に落ちた思い出が息をしていた 遠く遠くから届いていたんだ 誰もいない未来の僕らの声が 美しくあれるように 何千と言葉選んだ末に 何万と立った墓標の上に 僕らは歩んでいくんだきっと 笑わないでね 恥ずかしいくらい生きていた僕らの声が 遠く遠くまで届いたらいいな 誰もいない未来で起きた呼吸が 僕らを覚えていますように 砂に落ちた思い出が息をしていた 遠く遠くから届いていたんだ 誰もいない未来の僕らの声が 美しくあれるように 何千と言葉選んだ末に 何万と立った墓標の上に 僕らは歩んでいくんだきっと 笑わないでね |
Neighbourhood米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景 煙草の煙で満ちた 白い食卓だ 腐りかけの幸せ 一日一切れずつ 続く絶え間ないヒステリー あとは怠惰だけ 平和も平和で反吐が出た 遠く聞こえるバーバラアレン どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい? お前が許せるくらいの 大人になれたかな もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな 肩を寄せ合って生きていく 小さな日陰の虫 新聞の文字は小さく テレビは煩い 右曲がりのトラックに 巻き込まれたらしいよ あの子がくれたガンダム まだ残ってるかな 有り余ってる時間を 悪戯に溶かしていく どうすればいいのかわからない それもわからない この頃ひどい夢を見る 子供の頃の風景 煙草の煙で満ちた 白い食卓だ 平和も平和で泣けてきた 耳に残るバーバラアレン どうしたんだいなあ兄弟 どこで泣いてんだい? それはお前には似合わない すぐに脱ぎ捨てとけ もういいかいなあ兄弟 それでもやめらんない にやけ笑いかまして午前四時 それはそれで楽しい 生きられないなって トイレの鏡の前で泣いてた 逃げ出せその街を 飛ばせ飛ばせ飛ばせ 笑え笑え笑え 定期を買うくらいの まとまった金すらなくて 毎日切符で済まして むしろ金かかる きっと夢は叶うなんて嘘を 初めから信じちゃいなかった それでもなおここまでこれた お前はどうしたい? どうしたんだいなあ兄弟 俺がわかるかい? お前が許せるくらいの 大人になれたかな もういいかいなあ兄弟 ここらでおしまいで なんて甘えてちゃお前にも 嫌われちゃうのかな |
Neon Sign米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 探し求めた感情が どこにも見つからず 途方に暮れた正午に 変わっちゃった二人が 分かち合うことなどあり得ないと気づいた 遠いあの日の思い出じゃ 僕らは友達 笑い合って過ごしていた どうしてそれがこんなにも 違う言葉で歌い 傷つけあってしまうのか 確かめ合って 誓い合って 作り上げたのに 崩れに崩れたバベルの塔 僕らはどうか これ以上は 悲しまないように 別々に歩き出した バイバイいつの日かまた出会おうぜ いつになるのかは知らないけど どうでもいいことを取り決めて今 別れのそばで笑いあった このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう 数えきれない感情が 止めどなく湧いて途方に暮れた夕間に 理由が欲しくなったんだ 「誰かが悪い」って言い放ってしまえるような 手をとり合って 想い合って 指切りしたのに 振り返ってしまい塩の柱 僕らはどうか これ以上は 疑わないように もう一度指切りした バイバイこんな日もこれで最後だ どうかこれ以上何も言うな あんな指切りはしたくなかったよ それは僕だけかもしらんが このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう バイバイいつの日かまた出会おうぜ いつになるのかは知らないけど どうでもいいことを取り決めて今 別れのそばで笑いあった このまま行こう あの日の思いを 引きずりながらそれでも行こう 来世の向こう 生まれ変わって 出会えるときはよろしく願う |
灰色と青 ( + 菅田将暉)米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | 袖丈が覚束ない夏の終わり 明け方の電車に揺られて思い出した 懐かしいあの風景 たくさんの遠回りを繰り返して 同じような街並みがただ通り過ぎた 窓に僕が映ってる 君は今もあの頃みたいにいるのだろうか ひしゃげて曲がったあの自転車で走り回った 馬鹿ばかしい綱渡り 膝に滲んだ血 今はなんだかひどく虚しい どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように くだらない面影に励まされ 今も歌う今も歌う今も歌う 忙しなく街を走るタクシーに ぼんやりと背負われたままくしゃみをした 窓の外を眺める 心から震えたあの瞬間に もう一度出会えたらいいと強く思う 忘れることはないんだ 君は今もあの頃みたいにいるのだろうか 靴を片方茂みに落として探し回った 「何があろうと僕らはきっと上手くいく」と 無邪気に笑えた 日々を憶えている どれだけ無様に傷つこうとも 終わらない毎日に花束を くだらない面影を追いかけて 今も歌う今も歌う今も歌う 朝日が昇る前の欠けた月を 君もどこかで見ているかな 何故か訳もないのに胸が痛くて 滲む顔 霞む色 今更悲しいと叫ぶには あまりに全てが遅すぎたかな もう一度初めから歩けるなら すれ違うように君に会いたい どれだけ背丈が変わろうとも 変わらない何かがありますように くだらない面影に励まされ 今も歌う今も歌う今も歌う 朝日が昇る前の欠けた月を 君もどこかで見ているかな 何もないと笑える朝日がきて 始まりは青い色 |
恥ずかしくってしょうがねえ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | あんたらみたいにゃなりたかねえな 熱意と嘯き誰を蹴る ことが済んだら 全て忘れて 恥ずかしくってしょうがねえ 己にだけ都合の良い 言葉を放ったって何になる 欲しかったのは何だ そんなものか 恥ずかしくってしょうがねえ サングリアワイン 口に合わねえな 今夜は誰が酒の肴 呼んでくれ救急車 サングリアワイン 洒落にならねえな もっかいちゃんと話そうぜ 引き受ける現実もなしに 語れる理想などあるものか ボロボロの毛布 見せびらかすな 恥ずかしくってしょうがねえ サングリアワイン 口に合わねえな 無謬の民による宴 帰らせてくんねえか サングリアワイン 誰もがユダなら もっかいちゃんと話そうぜ いつかそのナイフが あなたの胸にも突き刺さるだろう 血が流れていく 誰のものかわからぬまま サングリアワイン 口に合わねえな 今夜は誰が酒の肴 呼んでくれ救急車 サングリアワイン 洒落にならねえな もっかいちゃんと話そうぜ サングリアワイン 口に合わねえな 無謬の民による宴 帰らせてくんねえか サングリアワイン 誰もがユダなら もっかいちゃんと話そうぜ |
パプリカFoorin | Foorin | 米津玄師 | 米津玄師 | | 曲りくねり はしゃいだ道 青葉の森で駆け回る 遊びまわり 日差しの街 誰かが呼んでいる 夏が来る 影が立つ あなたに会いたい 見つけたのはいちばん星 明日も晴れるかな パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 雨に燻り 月は陰り 木陰で泣いてたのは誰 一人一人 慰めるように 誰かが呼んでいる 喜びを数えたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って 手にはいっぱいの 花を抱えて らるらりら パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ かかと弾ませこの指とまれ |
PaprikaFoorin team E | Foorin team E | 米津玄師 | 米津玄師 | | Twisting and turning, down this road we go Running to the forest where we can play all day The sun shines so brightly on our country town Someone's always calling out your name And when summer comes, see our shadows grow Always know I will miss you so Come on, look up, find the first star in the sky I hope tomorrow will be sunny, too Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day It's raining and pouring, the moon's hiding away I think I can hear someone crying in the shade Don't worry I promise, there's no need to be afraid Someone's always calling out your name Come and count with me all the happy things So much joy you always bring Now it's time to go, I'll see you tomorrow Memories will light the way back home Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day I will run to you Through the forest where we played Singing songs we made And I will fill both hands with flowers along the way La-di la-di-da Paprika, when our flowers start to bloom Put the seeds into your hands and throw them in the sky Paprika, we can make our dreams come alive Rain or shine, we'll find a way to play again another day Let's all come together now, point our fingers to the sky |
パプリカ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | 曲りくねり はしゃいだ道 青葉の森で駆け回る 遊びまわり 日差しの街 誰かが呼んでいる 夏が来る 影が立つ あなたに会いたい 見つけたのはいちばん星 明日も晴れるかな パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 雨に燻り 月は陰り 木陰で泣いてたのは誰 一人一人 慰めるように 誰かが呼んでいる 喜びを数えたら あなたでいっぱい 帰り道を照らしたのは 思い出のかげぼうし パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ 会いに行くよ 並木を抜けて 歌を歌って 手にはいっぱいの 花を抱えて らるらりら パプリカ 花が咲いたら 晴れた空に種を蒔こう ハレルヤ 夢を描いたなら 心遊ばせあなたにとどけ かかと弾ませこの指とまれ |
飛燕米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 翼さえあればと 灰を前に嘆いていた 鳥のように飛んでいく あの雲に憧れて 慰めも追いつかない 一人きり空の果て 傷に傷を重ねて まだ誰かが泣いている 夜の底に 朝の淵に こそ響く歌があると 呼ぶ声が聞こえたら それが羽になる ずっと 風が吹いていた あの頃から 変わらぬまま 君のためならば何処へでも行こう 空を駆けて 美しさを追い求め 友さえも罵れば 這い回る修羅の道 代わりに何を得ただろう 猛り立つ声には 切なさが隠れている 誰がその背中を 撫でてやろうとしただろう 流離うまま 嵐の中 まだ胸に夢を灯し 渦を巻いて飛ぶ鳥の 姿を倣えばいい ずっと 羽ばたいていた 未来へ向かう 旅路の中 道の正しさは風に託して ただ進んでいけ 夢を見ていたんだ風に煽られて 導いておくれあの空の果てへ 夢を見ていたんだ風に煽られて 導いておくれあの空の果てへ ずっと 風が吹いていた あの頃から 変わらぬまま 君のためならば何処へでも行こう 空を駆けて ずっと 羽ばたいていた 未来へ向かう 旅路の中 道の正しさは風に託して ただ進んでいけ |
乾涸びたバスひとつ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 小さなバスで暮らしている 少女はいつでも待っている ひとり 呆けた色に変わっている 緑の木目と蛍光灯 ひとり 愛されては 宙に浮かんだ 夢のあと 探して歌ってる ピンホールの あやふやな写真ばっか 並んで凍えてる ねえ あなたとふたりで逃げ出した あのほの灯りへと行きませんか 煉瓦の短いトンネルを 潜り抜けるのをためらって 何でもないような秘密つくって 二人は共犯者になって とても深くまで落ちたこと 口を開いてしまったこと 小さなバスで暮らしている 見つからないまま泣いている ひとり 大事に大事にしていたのに 二人を写した写真がない どこにも 太陽のような林檎が落ちた 心ばっか 探して歌ってる ピンホールの あやふやな写真ばっか 並んで凍えてる ねえ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと 霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって ありもしないと言えないこと 何処にもいけないこと 知っていた 恥ずかしくなるようなこと 心もいつか灰になること それでいい ありのままで幸せだ 小さなバスは 海へ落ちていく ねえ あなたとふたりで逃げ出した あのほの灯りへと行きませんか 錆びた金網にぶら下がり ボタン千切って笑ったこと 何でもないような秘密つくって 二人は共犯者になって ねえ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと 霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって ありもしないと言えないこと 今もわたしは揺られている 乾涸びたバスひとつ |
翡翠の狼米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 孤独の寂しさ噛み砕いて 沸き立つ思いに耳を傾けて 泥濘踏みつけ歩いていけ 嵐の中涙流しながら 翡翠の狼はまた嘆く その身に宿す美しさも知らず 高めの崖を前にほら嘆く 誰かの力借りりゃ楽なのに もうじき誰か友だちがくるさ 口笛吹きながら夢を見ていた どこまで行くのか決めてなんかないが ひたすらあなたに会いたいだけ 知らない間に遠くまで来たが 暖かい場所はまだ向こうか りんごの花咲く春の日まで 心の目印曇らせないように 吹雪に曝され歩いていけ 虚しさ抱え混沌の最中まで 翡翠の狼は絶え間なく 我が身に怒りを向けては歌を歌う 戦え誰にも知られぬまま それで自分を愛せるのならば かけがえのないものはなんだろな 踵鳴らしながら待ちぼうけだ 消せない記憶と苦しみの中で 終わりが来るのをただ待つだけ この世で誰より綺麗なあなたに 愛しているよと伝えるまで どこまで行くのか決めてなんかないが ひたすらあなたに会いたいだけ 知らない間に遠くまで来たが 暖かい場所はまだ向こうか 消せない記憶と苦しみの中で 終わりが来るのをただ待つだけ この世で誰より綺麗なあなたに 愛しているよと伝えるまで |
ひまわり米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 悲しくって 蹴飛ばした 地面を強く 跳ねっ返る 光に指を立てて 愛したくて 噛み付いた 喉笛深く その様が あんまりに美しくてさあ 舌を打って 曠野の中 風に抗い 夜もすがら 嗄れた産声で歌う 遠く遠く見据えていた 凍て星の先まで 痣だらけの心 輝かせて その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度 消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で 傷ついて 静脈を不意に巡るエレキ 掻き毟って 吹き荒び 鳴る哀歌 聴こえているあの時から 少しも絶えぬまま 震えるほど全て 消えないぜ その姿がいつだって 僕を映し出していた もしも同じ街で生まれたら 君のようになれたかな 日陰に咲いたひまわりが 今も海を見つめてる 聴こえるなら強く叫んでくれ 僕の名をもう一度 鳴き声 かんかん照りの街路で 侘び戯れ 解き放て 乱反射して遠くへ 鳴り響け その姿をいつだって 僕は追いかけていたんだ 転がるように線を貫いて 突き刺していく切っ先を 日陰に咲いたひまわりが 今も夏を待っている 人いきれを裂いて笑ってくれ 僕の奥でもう一度 消し飛べ 散弾銃をぶち抜け 明日へ 吐き出せ 北極星へ舵取れ その手で |
vivi米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 悲しくて飲み込んだ言葉 ずっと後についてきた 苛立って投げ出した言葉 きっともう帰ることはない 言葉にすると嘘くさくなって 形にするとあやふやになって 丁度のものはひとつもなくて 不甲斐ないや 愛してるよ、ビビ 明日になれば バイバイしなくちゃいけない僕だ 灰になりそうな まどろむ街を あなたと共に置いていくのさ あなたへと渡す手紙のため いろいろと思い出した どれだって美しいけれども 一つも書くことなどないんだ でもどうして、言葉にしたくなって 鉛みたいな嘘に変えてまで 行方のない鳥になってまで 汚してしまうのか 愛してるよ、ビビ 明日になれば 今日の僕らは死んでしまうさ こんな話など 忘れておくれ 言いたいことは一つもないさ 溶け出した琥珀の色 落ちていく気球と飛ぶカリブー 足のないブロンズと 踊りを踊った閑古鳥 忙しなく鳴るニュース 「街から子供が消えていく」 泣いてるようにも歌を歌う 魚が静かに僕を見る どうにもならない心でも あなたと歩いてきたんだ 愛してるよ、ビビ 明日になれば バイバイしなくちゃいけない僕だ 灰になりそうな まどろむ街を あなたと共に置いていくのさ 言葉を吐いて 体に触れて それでも何も言えない僕だ 愛してるよ、ビビ 愛してるよ、ビビ さよならだけが僕らの愛だ |
ピースサイン米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | いつか僕らの上をスレスレに 通り過ぎていったあの飛行機を 不思議なくらいに憶えてる 意味もないのに なぜか 不甲斐なくて泣いた日の夜に ただ強くなりたいと願ってた そのために必要な勇気を 探し求めていた 残酷な運命が定まってるとして それがいつの日か僕の前に現れるとして ただ一瞬 この一瞬 息ができるなら どうでもいいと思えた その心を もう一度 遠くへ行け遠くへ行けと 僕の中で誰かが歌う どうしようもないほど熱烈に いつだって目を腫らした君が二度と 悲しまないように笑える そんなヒーローになるための歌 さらば掲げろピースサイン 転がっていくストーリーを 守りたいだなんて言えるほど 君が弱くはないのわかってた それ以上に僕は弱くてさ 君が大事だったんだ 「独りで生きていくんだ」なんてさ 口をついて叫んだあの日から 変わっていく僕を笑えばいい 独りが怖い僕を 蹴飛ばして噛み付いて息もできなくて 騒ぐ頭と腹の奥がぐしゃぐしゃになったって 衒いも外連も消えてしまうくらいに 今は触っていたいんだ 君の心に 僕たちは きっといつか遠く離れた 太陽にすら手が届いて 夜明け前を手に入れて笑おう そうやって青く燃える色に染まり おぼろげな街の向こうへ 手をつないで走っていけるはずだ 君と未来を盗み描く 捻りのないストーリーを カサブタだらけ荒くれた日々が 削り削られ擦り切れた今が 君の言葉で蘇る 鮮やかにも 現れていく 蛹のままで眠る魂を 食べかけのまま捨てたあの夢を もう一度取り戻せ もう一度 遠くへ行け遠くへ行けと 僕の中で誰かが歌う どうしようもないほど熱烈に いつだって目を腫らした君が二度と 悲しまないように笑える そんなヒーローになるための歌 さらば掲げろピースサイン 転がっていくストーリーを 君と未来を盗み描く 捻りのないストーリーを |
fogbound ( + 池田エライザ)米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | 「このキャンディが溶けてなくなるまではそばにいて」と言った 切れかけで点った蛍光灯の下で 現れては消える テーブルを焦がして残った跡が 嫌に目に付いて笑える どこで道を間違えたのか 見失ったポラリス 航海の途中 悪魔じゃない 天使なんかじゃない 現れては消える ようそろう 向かうのはホロウ お守り賜う セントエルモ ようそろう 目の前は最深部 ブラックアウトの向こう もう一度 悲しみで船を漕ぐ救えないビリーバー メロドラマはもうおしまいにしようね 北へ向かうハイウェイでパンクして呆然 割れたタイヤが笑える コーヒーを零して染みた跡が 嫌に目に付く 夜を誘う怠めの音楽 トレモロの響き 座礁の途中 アップアンドダウン ナイトクルージングなんていいもんじゃない もうよそう 思い出はメロウ 前頭葉切ろう なんて妄想 もうよそう 傷つけ合うのを お帰り願う もう二度と 痣だらけ頼りないサンデードライバー メロドラマはもうおしまいにしようね 明るい部屋にあなたとふたり 暗い部屋にはあなたはいない 明るい部屋にあなたとふたり 暗い部屋にはあなたはいない あてどなく彷徨う笑えないドリーマー メロドラマはもうおしまいね ようそろう 向かうのはホロウ お守り賜う セントエルモ ようそろう 目の前は最深部 ブラックアウトの向こう もう一度 もうよそう 思い出はメロウ 前頭葉切ろう なんて妄想 もうよそう 傷つけ合うのを お帰り願う もう二度と |
Flamingo米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 宵闇に 爪弾き 悲しみに雨曝し 花曇り 枯れた街 にべもなし 佗びしげに鼻垂らし へらへらり 笑えないこのチンケな泥仕合 唐紅の髪飾り あらましき恋敵 触りたいベルベットのまなじりに 薄ら寒い笑みに あなたフラミンゴ 鮮やかなフラミンゴ 踊るまま ふらふら笑ってもう帰らない 寂しさと嫉妬ばっか残して 毎度あり 次はもっと大事にして 御目通り 有難し 闇雲に舞い上がり 上滑り 虚仮威し 口遊み 狼狽に軽はずみ 阿呆晒し 愛おしいその声だけ聴いていたい 半端に稼いだ泡銭 タカリ出す昼鳶 下らないこのステージで光るのは あなただけでもいい それはフラミンゴ 恐ろしやフラミンゴ はにかんだ ふわふわ浮かんでもうさいなら そりゃないね もっとちゃんと話そうぜ 畜生め 吐いた唾も飲まないで 氷雨に打たれて鼻垂らし あたしは右手にねこじゃらし 今日日この程度じゃ騙せない 間で彷徨う常しえに 地獄の閻魔に申し入り あの子を見受けておくんなまし 酔いどれ張り子の物語 やったれ死ぬまで猿芝居 あなたフラミンゴ 鮮やかなフラミンゴ 踊るまま ふらふら笑ってもう帰らない 寂しさと嫉妬ばっか残して 毎度あり 次はもっと大事にして |
Flowerwall米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 蔦谷好位置・米津玄師 | あの日君に出会えたそのときから 透明の血が僕ら二人に通い 悲しみも優しさも 希望もまた絶望も 分け合えるようになった 知りたいことがいくつもあるというのに 僕らの時間はあまりに短く あとどれほどだろうか 君と過ごす時間は 灯りが切れるのは 君のその声が 優しく響いた こんな憂いも吹いて飛ばすように フラワーウォール 目の前に色とりどりの花でできた 壁が今立ちふさがる 僕らを拒むのか何かから守るためなのか 解らずに立ち竦んでる それを僕らは運命と呼びながら いつまでも手をつないでいた このあまりに広い世界で僕たちは 意味もなく同じ場所に立っていたのに 僕の欠けたところと 君の欠けたところを 何故かお互いに持っていた どうして僕らは 巡り会えたのか その為だけに 生まれてきた様な フラワーウォール 独りでは片付けられないものだろうと 君がいてくれたらほら 限りない絶望も答えが出せない問いも全部 ひとつずつ色づいていく 離せないんだ もしも手を離せば 二度と掴めないような気がして 誰も知らない見たことのないものならば今 僕らで名前をつけよう ここが地獄か天国か決めるのはそう 二人が選んだ道次第 フラワーウォール 目の前に色とりどりの花でできた 壁が今立ちふさがる 僕らを拒むのか何かから守るためなのか 解らずに立ち竦んでる それでも嬉しいのさ 君と道に迷えることが 沢山を分け合えるのが フラワーウォール 僕らは今二人で生きていくことを やめられず笑いあうんだ それを僕らは運命と呼びながら いつまでも手をつないでいた |
フローライト米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 君が街を発つ前の日に 僕にくれたお守り それが今も輝いたまま 君は旅に出ていった 今は何処で何をしているかな 心配なんかしていない 君のことだからな 君が思うよりも君は 僕の日々を変えたんだ 二人でいる夜の闇が あんなに心地いいなんて この世界のすべてを狭めたのは 自分自身ってことを 君に教わったから 壊そうと思えば瞬く間に 壊せてしまうものを 僕はまだ壊れそうなほど 大事に握りしめている フローライト こんなものが 世界で一番輝いて見えるのは フローライト きっと君が 大切でいる何よりの証だろう 確かめていたんだよ僕らは ずっと目には見えないものを ふいにそれは何かを通して 再び出会う 夜が明ければ陽が昇る 道は永遠に続く 素敵な魔法で溢れてる 僕らは今を生きている それと同じくらいに君のことを信じてるってことを 君は笑うだろうか 確証なんてのは一つもない でもね僕は迷わない 君が信じたことなんだから 僕にはそれで十分さ フローライト こんなものが 泣いているように見えるような気になるのは フローライト いつか君が 泣いていた顔をふっと思い出すからだろう 説明がつかない僕らの こんな心も全て通して いつだって君が笑えるような 幸せを願う フローライト こんなものが 世界で一番輝いて見えるのは フローライト きっと君が 大切でいる何よりの証だろう 確かめていたんだよ僕らは ずっと目には見えないものを ふいにそれは何かを通して 再び出会う |
Black Sheep米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 素晴らしい一日 始まる頃には夜に暮れる 過ぎ行く毎日 手を振ることすら忘れたまま いつか注いだ水が腐っていったんだ ここは濁った澱 そうだ 何にもありはしないな 受話器の向こうでは霞掛かる声が鳴るばかり 何を話しているのかはよくわからなかった いつの間にか酷く時間が経って 鏡にあなたが映った 「もういいから遊ぼうよ」 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が一匹、二匹、三匹、四匹 黒い羊が五匹、六匹、七匹、八匹 目を閉じる夜は 枕に体が沈んでいく ついには回りだす 部屋の中ベッドが彷徨えば いつか注いだ水が腐っていったんだ ここは濁った澱 そうだ 何にもありはしないな 何となく不安でさ 日に日に毎日は老いていく 騒がしい箱庭 ここは誰かのジオラマなのだ 知らなくていいし 知りたくもない また明日 全てを解った気になるんだな 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が九匹、十匹、十一匹、十二匹 黒い羊が十三匹、十四匹、十五匹、十六匹 楽しいことが待っているさ シャラララ 黒い羊が十七匹、十八匹、十九匹、二十匹 黒い羊が二十一匹、二十二匹、二十三匹、二十四匹 二十五匹、二十六匹、二十七匹、二十八匹 二十九匹、三十匹、三十一匹、三十二匹 三十三匹、三十四匹、三十五匹、三十六匹 三十七匹、三十八匹、三十九匹、四十匹 四十一匹、四十二匹、四十三匹、四十四匹、四十五匹 黒い羊が |
Blue Jasmine米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 蔦谷好位置・米津玄師 | あなたの思い出話を聞く度 強く感じているんだよ 僕はその過去一つ残らず 全てと生きていると 差し出したジャスミンのお茶でさえ 泣き出しそうな顔をして 戸惑いながら口を付けた あなたを知っているよ 沢山の道を選べるほど 上手には生きられなかったけど 心も体も覚えている あなたとなら生きていられる これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう 全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ 昼間の星みたいに隠れて 今は見えないとしても 幸せなんてのはどこにでも 転がり落ちていた 眠るあなたの瞼の上 流れる睫毛を見ている 僕は気づく これからの日々が幸せだってこと 誰とでも仲良く出来るほど まともには心開けなくて でもあなたなら話せることを あなたの為に用意していた 寂しくってしかたがなくなって それさえ隠せなくなって あなたの声が聞きたかった あの夜をまだ覚えているんだ これからも同じ夜を いくつも繰り返すんだろう その度に僕は確かめる 君を愛してると 差し出したお茶を美味しそうに飲む 君のその笑顔が 明日も明後日もそのまた先も 変わらなければいい これから僕らはどこへ行こう? ねえダーリン何処だろうときっと となりにあなたがいるなら それだけで特別なんだ キスをして笑い合って 悪戯みたいに生きていこう 全て失くしてもなくならないものを見つけたんだ いつでも僕は確かめる 君を愛してると |
PLACEBO + 野田洋次郎米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 熱っぽい夢を見てしまって 君のその笑顔で 絆された夕暮れ この想い気の迷いだって 笑えないよ全然 袖が触れてしまった 走り出したハートを攫って 繋いでいけビートの端くれ 薫る胸に火を灯せ 踊り明かそう朝まで しなり揺れるランウェイの先へ 僕の心連れてってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い 今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく いつかの偶然 確かめたいね (いつかの偶然 確かめたいね) 解き明かしたい 未踏のミステリー (気づかないグラビティー) 元のように 戻れないね (元のように 戻れないね) どっか行こうぜ 冗談みたいに (背反のアイロニー) それは一つのコメディ または二つのトラジティ どちらでも構わない君と二人ならば それは一時のクレイジー 揺り返していくサニティ 何もかもが いつの間にか 変わり果てる魔法 気持ち前に突っ込むステップで 飛ばしていけスイートな宇宙へ 待ちに待った宵の果て 踊り明かそう朝まで きらり照らすリップで酔わせて とこしなえに誘ってくれ 触れていたい 揺れていたい 君じゃないといけない この惑い 今だんだん愛になっていく 騒めいていく 鉢合わせの とんだピーカブー 燦々照り出していく 謎めいていく 甘い罠に やられていく 落ちていく 気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い 気の迷いじゃない 嘘じゃない想い 思い込みじゃない 嘘じゃない想い 今だんだん恋になっていく ときめいていく 思いがけぬ とんだランデブー 今どんどんハイになっていく 洒落込んでいく 甘い罠に やられていく 落ちていく |
ペトリコール米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | これは夢かもしれない 深く霧の立ちこめた場所で 一人歩き続けた 何処へ向かうのかわからないまま 今何の当てもなく意味も見つからず迷いだす 心は揺れる ビアンコの海 レインコートを這う水滴が弾けては落ちていく 虚しさはまだ 募っていく また僕は大事なことを忘れて彷徨う亡霊 いつまで経っても歌えない 間違いさえもわからない ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで 僕は歩いてくんだって 叫び疲れたまま これは夢かもしれない だとすればいつ目が覚めるのか もしも覚めぬ夢なら それは夢と呼べるだろうか 重たい体に噎せ返る雨が降りきっとまだ 心は揺れる 弛んだ空気 泰山木の莟は息をつき眠っている 虚しさはまだ 募っていく 怖がって躊躇してどうしようもなく彷徨う亡霊 誰かのせいにしてしまいたい それすらどうも難しい ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで ただただそう思い込んで 虚しさがのしかかる まだ僕は大事なことを忘れて彷徨う亡霊 いつまで経っても歌えない 間違いさえもわからない ここは今空虚な夢の世界とそう思い込んで 僕は歩いてくんだって 叫び疲れたまま 歩き続けたまま |
Paper Flower米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 言葉が出ない 何をしていても 最後に残るのは グズついた 愛 祈るように眠る あなたを見ていた 車は向かう トンネルを通り ストローみたいに あなたの胃の 中へ 祈るように眠る あなたを見ていた 広告に悪意のグラフィティ ボコボコの自動販売機 知った風にはにかんでみたり 知らないふりでニヤついてみたり 陸橋の手すりに登り お月様眺めてふらり ほころんだ空洞の中で ここだけが世界の終わり 言いたいことなんてそんなない 想像より二人はくだらない 白けた日々よ泡になれ ハレルヤ 目の前の思い出が消えていく あの時あなたはなぜ泣いていたの? 花が落ちるスピードで歩いていく 止まることのないメリーゴーラウンド 寝室から出るとそこはまた寝室 部屋を出る自分の背中が見えた 祈るように眠る あなたを見ていた 清潔な空気で汚れてしまった 窓の外ブランコが揺れるお庭 祈るように眠る あなたを見ていた 遠くで湧き上がるコメディ その裏に隠したトラジティ フィキサチーフで仕上げたヒューマニティ 巧妙に謳った神様のパロディ 7号線レイトショー帰り 全てがスロウになるあまり 喧騒さえ眠る最中で ここだけが世界の終わり 言いたいことなんてそんなない 想像より二人はくだらない 白けた日々よ泡になれ ハレルヤ 積み上げた塔が崩れていく 所詮その程度の知育玩具 私は未だにあなたへと 渡すブーケを作る陰気なデザイナー 目の前の思い出が消えていく あの時あなたはなぜ泣いていたの? 花が落ちるスピードで歩いていく 止まることのないメリーゴーラウンド 積み上げた塔が崩れていく 所詮その程度の知育玩具 私は未だにあなたへと 渡すブーケを作る陰気なデザイナー |
Pale Blue米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | ずっと 恋をしていた これでさよなら あなたのことが 何よりも大切でした 望み通りの終わりじゃなかった あなたはどうですか 友達にすら 戻れないから わたし空を見ていました 最後くらいまた春めくような 綺麗なさよならしましょう それは 水もやらず枯れたエーデルワイス 黒ずみだす耳飾り こんな つまらない映画などもうおしまい なのに エンドロールの途中で悲しくなった ねえ この思いは何 あなたが見据えた未来にわたしもいたい 鼻先が触れるくらいに あなたを見つめたい 張り裂けるほどの痛みを叫びたいのに わたしあなたに恋をした 花束と一緒に ずっと 恋をしていた 晴れた日の朝 あなたのことが どこまでも大切でした 言えないでいた言葉交わし合った 笑えるくらい穏やかに それは 酷く丈のずれたオートクチュール 解れていくボタンの穴 こんな ちぐはぐな舞台はもう締めたい なのに エピローグの台詞が言えなくなった ねえ あなたを見つめていた どれだけ生まれ変わろうとも 意味がないくらい どこか導かれるように あなたと出会いたい 今更言いたいことなんて 一つもないのに わたしあなたに恋をした 苦しさと一緒に ずっと あなたの腕 その胸の中 強く引き合う引力で 有り触れていたい 淡く青いメロディ 行かないで ここにいて 側で 何も言わないままで 忘れられないくらいに抱きしめて ずっと ずっと 恋をしている |
ホープランド米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 誰かが歪であることを 誰もが許せない場所で 君は今どこにも行けないで 息を殺していたんでしょう どんなに当たり前のことも 君を苦しめてしまうから ひたすら素直に生きていた それだけのことだったのに いわれのない噂や 穢れきったあの言葉に 惑わされないでおくれ それが世界の全てじゃない ソングフォーユー 聴こえている? いつでもここにおいでよね そんな歌 届いたら あとは君次第 いつだってその手に丁度いい 憎める敵を探している そうやって独りをつるし上げ 皆で笑い合うんでしょう 自分のことを愛せぬまま 何も選べないまま 逃げ出すことさえできない 君をいつも見ていた 善し悪しはみんな次第 悪い子は自由にしちゃいけない そうやって作られたものに いくつも声を奪われて ソングフォーユー 憶えている? 僕らは初めましてじゃない 同じものを持って 遠く繋がってる 海が見えるあのテラスから声が聞こえる 気怠げな日陰の中で猫が鳴いている 青空を白く切り抜いた鳥が飛んでいる この街は君の歌を歌う 君が何処にいようとも いつまでも ソングフォーユー 聴こえている? いつでもここにおいでよね そんな歌 届いたら あとは君次第 ソングフォーユー 憶えている? 僕らは初めましてじゃない 同じものを持って 遠く繋がってる |
POP SONG米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | | ちゃらけた愛を歌ってるベイビー 煌めいてシックなメロディ 誰も見当たらない 夜がまたひとつ 頭空っぽチープなハーモニー 誰だって愛されたいのに いらないことばかり 口をつく始末 どうしちゃったの皆 そんな面で見んな まともじゃないよあなた方 あー喧々諤々さんざっぱら 雨に唄えば なんて晴れやかだ さぞかし大層楽しかろ あーりんりんらんらんあっぱっぱらぱー 1 2 3 で愛を込めて もう一生遊ぼうぜ 準備してきたもの全てばら撒いて そうさどうせ何もかも 全部くだらねえ 君だけの歌歌ってくれ それもまた全部くだらねえ だらけた恋がしたいのさレイディ モラリスト呆れるセオリー 嫌なことばかり 春が過ぎていく 猫足のバスタブでフライバイ 飛んじゃってお茶の子さいさい 唱える呪文は ビビデバビビデブー 我がストーリー 愛の成す通り 生きてたい夢中に 全てが遊びの様に 異常にくだらねえよ何もかも 君だけの歌歌ってくれ どうかしてる どうかしてる あいつもそいつもみんな変だ ちょっとついていけない 楽しめない イカれてるエクスタシー どうかしてる どうかしてる 全てが全部くだらねえんだ 君だけの歌歌ってくれ 素晴らしいほど馬鹿馬鹿しい これぞ求めていた人生 君は誰だ 教えてくれよ どうせ何もないだろう? 喧しいこと甚だしい これぞ価値のある人生 誰でもいいけど君がいいんだよ 愛を歌っておくれ それもまた全部くだらねえ |
街米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 街の真ん中で 息を吸った 魚が泣いた 全て変わってしまった 砂が落ちた 生活が落ちた 透明な朝に心像と 何でもないような情操を 愛を食べて動けない君へと 大きすぎる灯りに 逃げ出さない憔悴に 抗わない日常を返したい その献身の先へ 心は行く 強く その諦観の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君の疑うものすべて いつの間にか 君から抜け出した君だ 街の真ん中で 息を吐いた 魚が泣いた 喉を締めあげて 歌を歌った 星の様に降った 曖昧な夜の喧騒も 耐え切れない日の慟哭も 愛を食べて動けない君へと 小さくなった言葉も ぼんやり飛んだ電波も 知りたくないことを押し付けてさ その勾配の先へ 心は行く 強く その幽閉の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君は一つずつ治しながら生きているよ 今 懐かしい朝の為 その献身の先へ 心は行く 強く その諦観の奥へ 言葉は行く 深く ほら 君の疑うものすべて いつの間にか 君から抜け出した君だ 意味なんてない 退屈で美しいんだ 今 変わらない朝の為 |
まちがいさがし菅田将暉 | 菅田将暉 | 米津玄師 | 米津玄師 | | まちがいさがしの間違いの方に 生まれてきたような気でいたけど まちがいさがしの正解の方じゃ きっと出会えなかったと思う ふさわしく 笑いあえること 何故だろうか 涙がでること 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 退屈なくらいに何気なく傍にいて 間違いだらけの 些細な隙間で くだらない話を くたばるまで 正しくありたい あれない 寂しさが 何を育んだでしょう 一つずつ 探し当てていこう 起きがけの 子供みたいに 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 誰にも見せない顔を見せて 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ |
まちがいさがし米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | まちがいさがしの間違いの方に 生まれてきたような気でいたけど まちがいさがしの正解の方じゃ きっと出会えなかったと思う ふさわしく 笑いあえること 何故だろうか 涙がでること 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 退屈なくらいに何気なく傍にいて 間違いだらけの 些細な隙間で くだらない話を くたばるまで 正しくありたい あれない 寂しさが 何を育んだでしょう 一つずつ 探し当てていこう 起きがけの 子供みたいに 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ 君の目が貫いた 僕の胸を真っ直ぐ その日から何もかも 変わり果てた気がした 風に飛ばされそうな 深い春の隅で 誰にも見せない顔を見せて 君の手が触れていた 指を重ね合わせ 間違いか正解かだなんてどうでもよかった 瞬く間に落っこちた 淡い靄の中で 君じゃなきゃいけないと ただ強く思うだけ |
迷える羊米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | ねえ 生まれてきた日を 思い出せるかい シナリオの 最初の台詞を 舞台は巡り 演劇は続く 楽屋には サンタマリアがいない 最初で最後の歌を 上手く歌えないのに 監督たちは 沈黙を守る 脚本の終わりは 書きあがっていない 祈る様に 僕は口を開いた 「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」 誰かが待っている 僕らの物語を 背骨をなくした 大きな機械が 美しく 都市を跨いでいく 屋台は崩れ 照明が落ちる 観客は 白い眼 列なす様に 演劇は続く 今も新たに 羊は迷う 堪うる限りに 歌を歌おう フィルムは回り続けている 「千年後の未来には 僕らは生きていない 友達よいつの日も 愛してるよ きっと」 「君の持つ寂しさが 遥かな時を超え 誰かを救うその日を 待っているよ ずっと」 |
ミラージュソング米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | いつだって僕は 君の髪の毛を撫でたいと思った その声はいつか消えてしまうからさ 明日の世界がまた少し近づくたびに僕は 残された今日を感じ くしゃみをする 照りだした太陽 逃げ水で濡れた道路を歩いた 不思議なくらいの静けさに塗れて 過ぎ去ってしまった日々は二度と戻らないと知った あの日の記憶も 遠く触れないまま 何を悲しむことがある? これほど明るい陽の射し込む場所で 何を疑うことがある? 隣にいつも君がいるのに 生きていけば今 生きていくほど さわれないものが増える 何も手に入れちゃいないのに 失くしていく気がするんだ どうして いつだって僕は 君の髪の毛を撫でたいと思った その声はいつか消えてしまうからさ 「明日の世界も同じように生きていられるのかな」 蜃気楼の中で昨日の僕が言う 何を怖がることがある? 奪いも与えもできない癖に 何を求めることがある? 隣にいつも君がいるのに 近づけば今 近づくほど 知らない君が増える 何もいらないさ いらないのに 物足りない気がするんだ どうして どんだけ確かめてみたって どんだけ呼びかけてみたって いつだって君はそこにいて 微笑んでくれるのに 僕たちが生きるここは今 失望で満ちているだなんて そんなこと言いたくはないんだ それだけさ 本当さ 生きていけば今 生きていくほど さわれないものが増える 何も手に入れちゃいないのに 失くしていくとしても 生きていけば今 生きていくほど 愛おしい今も増える 何も手に入れちゃいないけど 失くせないものがあるんだ ミラージュソング |
Moonlight米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | あなたこそが地獄の始まりだと 思わなければ説明がつかない 心根だけじゃ上手く鍵が刺さらない 愛し合いたい 意味になりたい どこへ行ってもアウトサイダー 夜通し読んだハンターハンター 本物なんて一つもない でも心地いい 文化祭の支度みたいに ダイナマイトを作ってみようぜ 本物なんて一つもない ムーンライト 爪が伸び放題 使う予定もない 差し出されたレーズンパイ オールライト 「自分の思うように あるがままでいなさい」 ありがとう でもお腹いっぱい イメージしよう 心から幸せなあの未来 イメージしよう イメージ 教えてよ そこまで来たら迎えに行くから 教えてよ わたしこそが地獄を望んだんだと 認めなければそろそろいけない 自分の頭今すぐ引っこ抜いて それであなたとバスケがしたい どこへ行ってもアウトサイダー 継接ぎだらけのハングライダー 本物なんて一つもない でも心地いい ビニールハウスで育ったアベリア 偽物なんだってだからどうした? 本物なんて一つもない ムーンライト 幽かに明るい部屋 なだらかなノイズ 効き目薄いボルタレン オールライト テーブルの向こうに 裏返しのアイフォン 今回は誰のスパイ? イメージしよう プールの底で眺める水面 イメージしよう イメージ 教えてよ 何もかも終わらせる言葉を 教えてよ 鳴り止まないカーテンコール そこにあなたはいない 鳴り止まないカーテンコール そこにわたしはいない |
メトロノーム米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 蔦谷好位置・米津玄師 | 初めから僕ら出会うと決まってたならば どうだろうな そしたらこんな日がくることも 同じように決まっていたのかな ずっと叶わない思いばかりを募らせていては 互いに傷つけ合って 責め立て合った ただ想ってただなんて 言い訳もできずに 去り行く裾さえ掴めないでいた 弱かった僕だ 今日がどんな日でも 何をしていようとも 僕はあなたを探してしまうだろう 伝えたい思いが募っていくまま 一つも減らない僕を 笑い飛ばしてほしいんだ 味気ない風景だ あなたがいないのならどんな場所だろうと 出会う前に戻っただけなのに どうしてだろうか何か違うんだ きっと僕らはふたつ並んだメトロノームみたいに 刻んでいた互いのテンポは 同じでいたのに いつしか少しずつ ズレ始めていた 時間が経つほど離れていくのを 止められなくて これから僕たちは どこへ行くのかな 全て忘れて生きていけるのかな あなたが今どんなに 幸せでも 忘れないで欲しいんだ 僕の中にはいつも すれ違って背中合わせに歩いていく 次第に見えなくなっていく これからも同じテンポで生き続けたら 地球の裏側でいつか また出会えるかな 今日がどんな日でも 何をしていようとも 僕はあなたを愛してしまうだろう 伝えたい思いが 募っていくまま 一つも減らない僕を 笑い飛ばしてほしいんだ あなたがいてほしいんだ |
優しい人米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 気の毒に生まれて 汚されるあの子を あなたは「綺麗だ」と言った 傍らで眺める私の瞳には とても醜く映った 噎せ返る温室の 無邪気な気晴らしに 付け入られる か弱い子 持て余す幸せ 使い分ける道徳 憐れみをそっと隠した 頭を撫でて ただ「いい子だ」って言って あの子へ向けるその目で見つめて あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな 周りには愛されず 笑われる姿を 窓越しに安心していた ババ抜きであぶれて 取り残されるのが 私じゃなくてよかった 強く叩いて 「悪い子だ」って叱って あの子と違う私を治して あなたみたいに優しく 生きられたならよかったな 優しくなりたい 正しくなりたい 綺麗になりたい あなたみたいに |
ゆめうつつ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 坂東祐大・米津玄師 | 夢の続きを いつまでも探してた あまねく町の側で 揺蕩う路地裏 広告を携えて 飛び立つ紙飛行機 何処まで飛んで行くんだろう 虚しさばっかり 見つめ続けるのは 誰かの痛みに気づきたかった ひたすら 何かを得れば何かが 目の前を通り過ぎる さよならまた会えるかな 背中合わせの旅は まだ続いてく 誰も知り得ない傷が 癒えずに増える どうせいつかは 風に溶け消える ならば今夜くらいは 羽が生えるような身軽さが 君に宿り続けますように むくれ顔の蛇も気づきはしない 日々の隙間でおやすみ 君が安らかな夢の中 眠り続けられますように あんな姿じゃいられない 子供みたいなまま遊び疲れてそれじゃ また明日 間抜けな惑星に 住み着いた羊の群れ 風と花と鳥に開かれた 瀟洒な宇宙船 何かを探し何かを 見捨てるアドバルーン わたしは何処にいるんだろう 眩い光に絶えず 誘われている 零れ落ちた羊は まだ夢をみる どうせわたしも 風になり消える ならば今夜くらいは 声が出せるような喜びが 君に宿り続けますように 革命家の野次も届きはしない 夜の淵で踊りましょう 君が望むならその歌は 誰かの夢に繋がるだろう あんな人には解らない 物語の裏 隠れたままそれじゃ また明日 ゆめうつつで生きていく 一つずつ愛し合う 躊躇わず渡っていく 君の元へ やるせなくて嫌んなる 面影は遠くなる 疲れたら言ってよ 話をしよう |
ゆめくいしょうじょ米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | ブーゲンビリアの花が咲いた 給水塔の上で 迷い星を探している 皺枯れの空まで 居場所が無い 絵本も無い コウノトリは 赤ん坊を連れ去り消えた 君の悪い夢も 私が全部食べてあげる 痛いの痛いの飛んでいけ 安らかな歌声を ブーゲンビリアの花が咲いた 給水塔の上で 夜明けは紫陽花の様 眠る水脈は透明に 震えては 聞こえないふりを まどろみが 君を傷付けて止まないんだ 思い出の話を 語っておくれよ曖昧な格好で 洒がれた闇さえ飲干して 息を吐く 淡い声 ああ 輪郭を失ってしまった 君だけに子守歌を! 君の悪い夢も 私が全部食べてあげる その涙で胸が痛いの 余りに残酷で 溺れた夜も 側にいておくれ この朝に二人 夢を見た 飲み込むのが 怖い程 光を呑んだ 淡い夢 |
ララバイさよなら米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに 後ろ暗いものを本音と呼んで ありがたがる驢馬の耳に ささくれだらけのありのまま どうぞ美味しく召し上がれ がみがみうるせえ面倒くせえや たかが生きるか死ぬかだろ どうせ誰もが皮の下に 髑髏を飼って生きてんだ さらば遠き日の22世紀 バスケ 天使 素面の猿 誰が忘れてくれるのか ララバイ 千年後に起こして 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに 命は大事お金も大事 右脳で飯食う社会人 黄昏混じりの眼差しと くたびれたシャツの襟 うつろな心を見せびらかして 阿呆づら下げてどこへ行く 影しか見てねえあんたらを 愛してるぜ 心から メチル盲目の曽祖父に 船の絵を描いたホームレスに さらば遠き日の22世紀 ララバイ 今生のお別れ 痛みも孤独も全て お前になんかやるもんか もったいなくて笑けた帰り道 学芸会でもあるまいに |
LOSER米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 蔦谷好位置・mabanua・米津玄師 | いつもどおりの通り独り こんな日々もはや懲り懲り もうどこにも行けやしないのに 夢見ておやすみ いつでも僕らはこんな風に ぼんくらな夜に飽き飽き また踊り踊り出す明日に 出会うためにさよなら 歩き回ってやっとついた ここはどうだ楽園か? 今となっちゃもうわからない 四半世紀の結果出来た 青い顔のスーパースターがお腹すかしては待ってる アイムアルーザー どうせだったら遠吠えだっていいだろう もう一回もう一回行こうぜ 僕らの声 アイムアルーザー ずっと前から聞こえてた いつかポケットに隠した声が ああだのこうだの知ったもんか 幸先の空は悪天候 ほら窓から覗いた摩天楼 からすりゃ塵のよう イアンもカートも昔の人よ 中指立ててもしょうがないの 今勝ち上がるためのお勉強 朗らかな表情 踊る阿呆に見る阿呆 我らそれを端から笑う阿呆 デカイ自意識抱え込んではもう 磨耗 すり減って残る酸っぱい葡萄 膝抱えてもなんもねえ ほら長い前髪で前が見えねえ 笑っちまうねパッと沸き立って フワッと消えちゃえるこんな輪廻 愛されたいならそう言おうぜ 思ってるだけじゃ伝わらないね 永遠の淑女もそっぽ向いて 天国は遠く向こうのほうへ ああわかってるって 深く転がる 俺は負け犬 ただどこでもいいから遠くへ行きたいんだ それだけなんだ 耳をすませ遠くで今 響きだした音を逃すな 呼吸を整えて いつかは出会えるはずの 黄金の色したアイオライトを きっと掴んで離すな アイムアルーザー なんもないならどうなったっていいだろう うだうだしてフラフラしていちゃ今に 灰 左様なら アイムアルーザー きっといつかって願うまま 進め ロスタイムのそのまた奥へ行け 愛されたいならそう言おうぜ 思ってるだけじゃ伝わらないね 永遠の淑女もそっぽ向いて 天国は遠く向こうのほうへ ここいらでひとつ踊ってみようぜ 夜が明けるまで転がっていこうぜ 聞こえてんなら声出していこうぜ アイムアルーザー どうせだったら遠吠えだっていいだろう もう一回もう一回行こうぜ 僕らの声 アイムアルーザー ずっと前から聞こえてた いつかポケットに隠した声が ここいらでひとつ踊ってみようぜ 夜が明けるまで転がっていこうぜ 聞こえてんなら声出していこうぜ |
LADY米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・mabanua | 例えば僕ら二人 煌めく映画のように 出会いなおせたらどうしたい 何も謎めいてない 今日は昨日の続き 日々は続くただぼんやり 微かな足音 シーツの置く場所 それだけで全てわかってしまうよ 見え透いた嘘も隠した本当も その全て愛おしかった レディー 笑わないで聞いて ハニー 見つめ合っていたくて 君と二人 行ったり来たりしたいだけ ベイビー 子供みたいに恋がしたい 書き散らしていく僕らのストーリーライン 例えばどっちか一人 ひどい不幸が襲い 二度と会えなくなったら 考えた矢先に 泣けてしまうくらい 日々は続く一層確かに いつもの暗い顔 チープな戯言 見過ごすようにまた優しいんだろう 見え透いた嘘も隠した本当も その目から伝わってきた 引っ張ったり噛み付いたり 傷ついたふりしてみたり 明日の朝に持ち越したり 浮ついたりして 思いきり傷つきたい いつまでもそばにいたい 今すぐ行方をくらまそう レディー 何も言わないで ハニー 僕の手を取ってくれ 君以外に 考えられないだけ ベイビー あの頃みたいに恋がしたい 書き散らしていく 踊り続ける レディー 笑わないで聞いて ハニー 見つめ合っていたくて 君と二人 行ったり来たりしたいだけ ベイビー 子供みたいに恋がしたい 書き散らしていく僕らのストーリーライン |
Lemon島津亜矢 | 島津亜矢 | 米津玄師 | 米津玄師 | 田代修二 | 夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる 忘れた物を取りに帰るように 古びた思い出の埃を払う 戻らない幸せがあることを 最後にあなたが教えてくれた 言えずに隠してた昏い過去も あなたがいなきゃ永遠に昏いまま きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかっている あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 今でもあなたはわたしの光 暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている 受け止めきれないものと出会うたび 溢れてやまないのは涙だけ 何をしていたの 何を見ていたの わたしの知らない横顔で どこかであなたが今 わたしと同じ様な 涙にくれ 淋しさの中にいるなら わたしのことなどどうか 忘れてください そんなことを心から願うほどに 今でもあなたはわたしの光 自分が思うより 恋をしていたあなたに あれから思うように 息ができない あんなに側にいたのに まるで嘘みたい とても忘れられない それだけが確か あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 切り分けた果実の片方の様に 今でもあなたはわたしの光 |
Lemon米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師 | 米津玄師・室屋光一郎 | 夢ならばどれほどよかったでしょう 未だにあなたのことを夢にみる 忘れた物を取りに帰るように 古びた思い出の埃を払う 戻らない幸せがあることを 最後にあなたが教えてくれた 言えずに隠してた昏い過去も あなたがいなきゃ永遠に昏いまま きっともうこれ以上 傷つくことなど ありはしないとわかっている あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 今でもあなたはわたしの光 暗闇であなたの背をなぞった その輪郭を鮮明に覚えている 受け止めきれないものと出会うたび 溢れてやまないのは涙だけ 何をしていたの 何を見ていたの わたしの知らない横顔で どこかであなたが今 わたしと同じ様な 涙にくれ 淋しさの中にいるなら わたしのことなどどうか 忘れてください そんなことを心から願うほどに 今でもあなたはわたしの光 自分が思うより 恋をしていたあなたに あれから思うように 息ができない あんなに側にいたのに まるで嘘みたい とても忘れられない それだけが確か あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに 胸に残り離れない 苦いレモンの匂い 雨が降り止むまでは帰れない 切り分けた果実の片方の様に 今でもあなたはわたしの光 |