| EXEC_HARMONIUS/.志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ・土屋暁 | 志方あきこ | 志方あきこ | (小鳥は 啼く 世界を想い) Faura yerwe murfan anw sol ciel. (小鳥は 謳う 人々を想い) Faura sonwe murfan anw sol ciel ee. (掛け替えの無い世界 貴き生命達) Ridalnae sol ciel yanyaue manaf. (慈しみの光 溢れる日を 願い) Presia yasra lusye enclone anw omnis. (小鳥は 奏でる“冀望の詩”(きぼうのうた)を) Faura selena anw Metafalica. (“冀望の詩”紡いだレーヴァテイル ミュールよ) Was ki ra revatail whou Metafalica crushue, mule, (希わくは 此の詩を 御身の耳に受け留めて) presia kiafa sarla mea. (希わくは 此の詩を 御身の心に受け留めて) Presia firle sarla mea. (喩え 数多の刃に うたれる時も) Van fandel viega heighte mea, (数多の恐怖に 慄く時も) van fandel wis lurrea, (数多の苦難に 喘ぐ時も) van fandel crudea ousye, (数多の禍に 追われる時も) van fandel deleir ousye, (数多の嘆きが 絶望へと歪む時も) van fandel gauzewiga der lamenza, (決して 途絶えぬ詩を 御身へと捧げん) was ki ra tasyue eterne sarla yor. (今が 贖罪の刻) Alroetsue kierre iem, (憎悪の連鎖 嘆きの歴史を 今 断たん) fandel zadius, hierle melifan, iem endia. (“冀望の詩”(きぼうのうた)紡いだ レーヴァテイル ミュールよ) Was ki ra revatail whou Metafalica crushue, mule, (希わくは 此の詩を 其の耳に留め) presia kiafa sarla mea. (希わくは 御身を誡める 憎しみの炎より解き放たれ) Presia yehar zadius rum ferda yor der sarla mea. (希わくは 其の心に“冀望の詩”(きぼうのうた)甦らんことを) Presia metafalica rifaien tou yor sphilar. (小鳥は 啼く 世界を想い) Faura yerwe murfan anw sol ciel. (小鳥は 謳う 人々を想い) Faura sonwe murfan anw sol ciel ee. (小鳥は 啼く 母の胸に抱かれ) Faura yerwe wis enclone tou marta. (小鳥は 謳う 父を想い) Faura sonwe murfan anw fatele. (掛け替えの無い絆 信じ愛し合える生命達) Ridalnae ture inferiare manaf. (歓びの声 充ちる大地を 願い) Presia briyante enclone anw sol ciel. (小鳥は 奏でる“冀望の詩”(きぼうのうた)を) Faura selena anw Metafalica. |
| 刻限のロンド志方あきこ | 志方あきこ | 磯谷佳江 | 志方あきこ | 志方あきこ | 零れ落ちる 硝子の砂音 指をすべる 時の光片(かけら) 蒼を帯びて ささめく予兆は 響き積もる 詩歌のよう 街は 世界樹の御胸(みむね) 人が 時告げの鐘がたたうは 運命(さだめ)の枷の音(ね) 廻れ 廻れ 刻限の輪廻(ロンド) 砂時計の最期の その一粒 その一瞬が 永遠になって… 想い合えた奇跡が今 誓いになる 淡い香り 幽かに揺らいだ 白く白い 時の透き間 花は 儚さをはらむ されど 尊き結晶のように 祈望(きぼう)を繋いで 遥か 遥か 悠遠の果てで 天を仰ぎ 捧げよう 無垢な愛は 滅びの影を 還すと信じて… 時が止まる 光放つ 君が笑う |
| 蒼碧の森志方あきこ | 志方あきこ | leonn | 志方あきこ | | 木漏れ日に照らされて 森は霞深く 行くあてさえ知らずに 梢のそよぎにさまよう 苔むした せせらぎに 蜻蛉は舞い踊る きらめく碧い翅は 儚い命の色 想い出 色褪せても 今も胸に映るのは 懐かしい人の 温かな微笑みだけ 翔けぬける風に心を例えて 遠いあの空で 巡り逢える様に祈った 蛍火に誘われて 闇は帳を降ろし 枝葉の天蓋に 星空は輝き出す 透きとおる月の光を集めて 遠く甘やかな日々を夢見れば 時の移ろいに想いはあふれて 雨露の雫が そっと頬をなでる 滲んだ蒼い月は 果てない涙の色 |
| レプリカーレ志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | | Ma gli uomini non si accorsero di nulla けれど 人々は 何一つ 気付くことなく 黒い空を裂いた 三日月は白く そっと枝を飾り 暗い森照らした 赤い 果実齧(かじ)り 見渡した街は 誰も訪れない 朽ち果てた王国 目を閉じて心深く 聴こえだす痛みたち ざわめく ――――――共鳴シテ 環ヲ描イテ 想イ アフレ ハジケル 哀しみに囚われ 苦しみに縛られ 永久(とわ)の 夜を 彷徨(さまよ)うの 砕け散った世界 静寂(しじま)に零れ落ち 蒼い 炎 咲かせ 誘うよ 滅びの 記憶が 私に 木霊する Gli avvertimenti per gli uomini si susseguirono: 警告は次々と 扉を叩いた Gli uccelli caddero dal cielo 鳥は 空から落ちてゆき Gli alberi seccarono uno dopo l'altro 木々は 次々に枯れて Gli animali scomparvero dalla foresta 獣は 森から消えていった Ma gli uomini non si accorsero di mulla けれど 人々は 何一つ 気付くことなく 瑠璃に染まる 蔦草は長く 欠けた天窓へと 絡み合い伸びてゆく 降り注ぐ 嘆きたちを 何一つ 掬う事できず 立ちすくむ 砕け散った世界 静寂に零れ落ち 蒼い 炎 押し寄せて 逃れられぬ悪夢 闇夜を埋め尽くし 惑う 心 歪み 乱される 明日を 無くして 何時まで 夢見るの Il cielo fu avvolto da nubi oscure 空は 暗い雲に包まれ La terra gemette in silenzio 大地は 静かに唸(うな)りだした Ma gli uomini non si accorsero di nulla けれど 人々は 何一つ 気付くことなく Fu cosi che scoppio la catastrofe やがて 大いなる炎いは 解き放たれ Gli uomini, senza neppure il tempo per pregare 祈る時間さえも 与えられずに Le citta, coperte dal velo della morte 都は 死の帳に 包まれた Replicare どうして 苦しみの輪廻は 続くの Replicare どうして 哀しみの連鎖は 止まらない 滅びの 記憶が 私に 木霊する 逃げる事も 出来ず 今 哀しみに囚われ 苦しみに縛られ 永久の 夜を 彷徨い続けてる 砕け散った世界 静寂に零れ落ち 蒼い 炎 押し寄せて 逃れられぬ悪夢 闇夜を埋め尽くし 惑う 心 歪み 乱される 狂える 時間が 私を 呪縛し 壊れて 繋がり 彼の日は 繰り返す |
| Sorriso志方あきこ | 志方あきこ | 篠田朋子 | 志方あきこ | 志方あきこ | Se di noi due uno solo potesse ricever l'amor del'mondo, io sarei felice di donarlo a te. 私達二人の中で只一人だけ 世界から寵愛を受けることができるのならば 私はその座を喜んで貴方へ捧げましょう Accettalo senza esitazione, te ne prego. Io ti stringo dolcemente nell'abbraccio del mio amore pi? sincero どうぞ躊躇(ためら)わずに受け取って下さい 私は心からの愛情をもって 貴方を優しく抱きしめます Te ne prego, va avanti per la strada che tu credi. Prego perche tu non perda mai la tua anima pura e sincera. どうか貴方の信じた道を 歩んで下さい 清浄で真摯(しんし)な魂が 僅かでも損なわれない様に祈ります Se uno di noi due fosse scelto per il regno della morte, io sarei felice di offrirmi. 私達二人のいずれかが 死の国へ赴く者に選ばれるのだとしたら 私は此の身を喜んで差し出しましょう Ti prego, non essere triste, perche io gia ricevo da te tanta felicita da non meritarla. どうか悲しまないで下さい 私は既に貴方から 過分な迄の幸福を与えられているのですから Il mio cuor ti sara per sempre vicino. 此の心は何時までも 貴方の傍に在ります Prego perche quel tuo sorriso gentile non si oscuri mai. 優しいその微笑みが 僅かでも曇りを帯びない様に祈ります |
| カルナヴァル志方あきこ | 志方あきこ | 工藤順子 | 志方あきこ | 志方あきこ | 君が帰って行くのは 深い森 後ろ姿が路(みち)の 向こうに滲むよ 町は賑わう靴音 笑い声 窓に灯り掲げ 長い祝祭が始まる 命の罪と 歓び 君の失くした笑顔は 深い森 僕は流れる 人波を遡(さかのぼ)るよ 耳を塞いで 一緒に もう此処から 逃げよう 思い出のあの樹の 幹の天辺に 輝く星一つ 飾りに行こう 思い出のあの樹の 足下に二度と 悲しみの炎が 近づかぬように 君の閉ざした心は 深い森 細い三日月 闇空に爪立てるよ 高い枯れ草 くぐって さあ扉を 開けよう 僕達のあの樹の 芽吹いた緑を 綿のような雪で 包みに行こう 僕達のあの樹の 傷跡に二度と 鉛色の雨が かからないように 僕達のあの樹の 暖かな森に すべてを許されて 一緒に眠ろう 一緒に帰ろう 誰も知らない 僕達の祝祭 誰も知らない 約束の祝祭 |
| 歪志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | Qre Die=rA Medy E=yA 崩れて (危うい均衡は) Dya=Fa dii EiR 歪に (狂いだす未来は) 栄え衰え セカイは罅割れてゆく gArra Di=yE kllu FeieA 穢され (儚い願いは) Vall aAyrE=dEyy 癒えない (永劫の孤独に) 傷口がまた 絶望の熱に爛れてゆく Gran=Die rAr 痛みさえ (我ハ断罪ス) Gran=Die rAr 嘆きさえ (我ハ断罪ス) Gran=Die rAr 叫びさえ (我ハ断罪ス) 消せない衝動 もう誰も赦さずに もう何も信じずに 狂おしく誓うだけ 全てを焦がして Viga Dia=LaSa n TiE 捻れて (危うい絆は) SedY Re=An Dyy 軋んで (仕組んだ歯車は) 耳鳴りの中 雑音(ノイズ)が溢れだしてく Cal=mA Di eX SseLA 運命(サダメ)に (狂気に満ちた) IYa N j=Era Far 尽くして (枯れ果てるまで) 歪(ユガ)んだ毒が 唇を裂いて零れてゆく ――『世界』は裏切る 何度でも Tran=Di giDAr 願うたび (光射ス明日ヲ) End=iY jA LAr 探すたび (安息ノ地ヲ) God=iY vi DAr 足掻くたび (故無キ悲劇ニ) 夢は朽ち果てて もう祈る事も無く もう誰の名も呼ばず この誓い果たすだけ 神をも毀して やがて 静寂で埋め尽される迄 そして 君の残響が聴こえなくなる迄 |
| LOST CHILDREN志方あきこ | 志方あきこ | 天野月 | 志方あきこ | 志方あきこ | 白く潰された記憶 持て余すほどの孤独 君のぬくもりが 僕の静寂を破いた 今際の果ても 君を救うよ 咲き誇れ 何ひとつリアルじゃない この海で 命焦がして 永遠(とわ)に咲かせよ 何処にも 慟哭(さけび)は届かないと 言うのなら 拾ってあげる この折れた両翼を広げて 薫り立つ木々に抱かれ 蕾は夢路を急ぐ 足が竦(すく)むたび 想いを闇夜に預けた 機械仕掛けの 僕に目醒めを 生きてゆけ 何ひとつリアルじゃない この街で 君の明日へ 愛を紡いで 乾いた 心の襞(ひだ)を叩く 鼓動ごと 拾ってあげる この折れた両翼を広げて 何ひとつリアルじゃない この街で 君の明日へ 愛を紡いで 乾いた 心の襞(ひだ)を叩く 鼓動ごと 拾ってあげる この折れた両翼を広げて |
| 睡恋志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ・LEONN | 志方あきこ | 志方あきこ | こぼれ落ちた泪(なみだ)ひと雫 水面(みなも)に弧を描き出す 今もまだ胸に響くのは もう失った幸せの歌 声もなく孤独に震えてる 麗し愛しき花よ 幾重にもまとった花びらで その傷口を隠しているのでしょう 疲れ果てた心 かたく閉ざした蕾(つぼみ) 微睡(ねむり)なさい 明日を夢見ては 夜にたゆたう睡蓮の蕾 透きとおる 淡い紅の 花ひらく時 恋が咲くのだから 砕け散った愛を集めては 欠片(かけら)にまた傷付いて くり返し痛みに耐えても まだ眩しすぎた想い出に彷徨(さまよ)う 心色褪せたら 花は枯れてしまうわ 微睡(ねむり)なさい この胸に抱かれ 私は闇を 照らす十六夜月(いざよいづき) 蒼白く優しい光で あなたをすべて 包み込む様に 夜霧の揺り籠 そっと揺らして 愛しき想い口ずさむ子守唄 心枯れぬように 恋が枯れぬように 目醒めなさい夜が明けたなら 螺旋(らせん)を描くすがた美しく 今はただ水面に消えゆく 水泡(うたかた)の様に嘆きを忘れて 目覚めなさい |
| 萼―utena―志方あきこ | 志方あきこ | 天野月 | 志方あきこ | 志方あきこ | 遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声 夢と現(うつつ)が溶け出す ─あの時両手を伸ばせたのなら─ 飲み込めずにただ 時に揺られ流される 彷徨うことさえ 赦(ゆる)されぬのなら 嵐に立ち 雨を飲んで しずく纏う花片(はなびら)になれ Messiah 透明な命を燃やして艶やかに綻(ほころ)ぶ花 壊れた心を染め上げて 誇り高く 舞い踊れ 季節に留(とど)まる固い蕾に あなたは光を教えた 閉ざした心の扉叩いて ひだまりの中で 僕の孤独を洗った 忘れてしまった 僕の色を その形を 取り戻そう 在りし日のまま Messiah 透明な命を奏でて鮮やかに乱れる花 あなたを失くした香りまで 漂わせて 咲け 遠くで聞こえる 僕を呼ぶ声 手繰り寄せてた いつでも 季節を忘れた青い蕾は あなたへと咲く Messiah 透明な命を燃やして艶やかに綻ぶ花 壊れた心を染め上げて 誇り高く 舞い踊れ |
| Amnesia志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | | やわらかな肩越しに 霧深く煙る森 隠された真実が 密やかに こだまする 瞼(まぶた)に焼きつく モノクロームの世界 くろい 影が 絡み合う 舞い降りてくる 光の雨に すべて 赦(ゆる)され 溶けてゆきたい はりつめてゆく 私の罪を 悼むように響く こもりうた かすれてく記憶を 揺り起こす優しい歌 あたたかな面影に 胸の奥 ざわめいた ノイズ交じりの現(うつつ) 眩暈(めまい)の中で あかい 花が 散っていく 零れ落ちてく 虚ろな夢を すべて 抱きしめ 愛おしみたい 取り残された 幼い痛みが 遠く 問いかける こもりうた たそがれに滲(にじ)む空 朧(おぼろ)な月影がゆれて 濡れた瞳に映った 砕けては散る 光の破片(かけら)を あつめ 夜を消してゆきたい 願いを抱いて 目覚める日まで そっと 口ずさむ こもりうた |
| Pantalea志方あきこ | 志方あきこ | 磯谷佳江 | 志方あきこ | 志方あきこ | 満月に華やぐは 生命の宴か 何を祈り 何を謳う? 古の繁栄(にぎわい)は 語り部さえ無く されど集い 刻(とき)を待つ 鳥達よ 獣よ 精霊よ 記憶の欠片を… 生きとし生ける 全ての者よ 今宵の奇跡を 讃えましょう パンタレア 花開く 青き星を 慈しむよに パンタレア 薫りたつ 想い燈し 咲き誇る 神秘の花 踊れ 潰えた世界さえ 嗚呼 歓喜で満たして… 仄白く仄青く 立ち昇る炎 一夜(ひとよ)の舞 片羽の蝶 睦み合う蛍火が 未来を宿して この営み 繋がれる 過ぎ去りし 誰かが遺すは 名も無き残影(おもかげ) 産まれ朽ちた 願いを糧に 新たな奇跡を この世に呼び起こす パンタレア 夜が明ける やがて花は 深い眠りへ パンタレア 一年(ひととせ)に たった一度 咲く希望よ パンタレア 降り注ぐ 慈雨を受けて 緑は芽吹く パンタレア 信じてる いつの日か 再び廻(めぐ)ること パンタレア そのほとり 光る風が 吹き抜けてゆく パンタレア 常しえの 想い乗せて 夢を見る 祈りの花 |
| 星詠~ホシヨミ~志方あきこ | 志方あきこ | leonn | 志方あきこ | 志方あきこ | とり残された瞳の奥に 孤独を抱いて生きる少女は はぐれた星の光を数え 夜の闇に身を震わせた 優しく髪を撫でて あなたは言った その涙を拭って さあ詩を謳ってごらん 星空に響き渡る清らかな調べ あなたの名前は旋律 心にさす光 哀しみを包み込んで 夢を紡ぎ出す 神様の贈り物 形の無い魂 人は想いを伝える為に 風に乗せて歌い続ける 優しく微笑みかけ あなたは言った 希望を忘れたなら ほら耳を澄ましてごらん どこからか聞こえて来る懐かしい調べ あなたの名前は旋律 心繋ぐ光 あなたがそっと囁いた 時間の忘れ物 ささやかな幸せはいつでも此処にある (詩は不思議だといつも思う) Wee yea ra ene foul enrer (詩は何よりも心の奥底を振るわせるものだと) Wee yea ra ene hymme syec mea (幸せの魔法紡ぐように私の琴線かき鳴らす) Was yea ra hymme mea ks maya gyen yeal (嬉しい 嬉しい) Was yea ra Was yea ra (波になれること) chs hymme (花になれること) chs frawr (貴方になれること) chs yor (世界になれること) en chs ar ciel ya |
| 彩志方あきこ | 志方あきこ | 磯谷佳江 | 志方あきこ | 志方あきこ | カラヴィンカ 悠か天空(アカシャ)を巡り 万里を翔けて 何を謳うか 珠玉の調べは 西へ東へ 千の彩(イロドリ)は 煌(キラ)らの幻想(ユメ)が如く 仙境の地を 獣の森を 人の都を 綾なす鳥よ 舞い踊れ 音ノ羽(ハ)に 言ノ葉を散りばめ 凛然と 高らかに うたえやうたえ 極彩色の夢 カラヴィンカ あれは大河のほとり 歓喜に咽び 統べるは誰ぞ 生命(イノチ)の宴は 繰り返されて 刻(トキ)が満つるまで 揺ららと燃ゆるばかり 降り注ぐ 星ノ音(ネ)は 花ノ香(カ)をまといて 繚乱のその宿命(サダメ) うれしやかなし 吉兆か 凶兆か ただただ艶(アデ)やかに 鮮やかに 弧を描く 悠久の風の中で |
| VII志方あきこ | 志方あきこ | 江幡育子 | 志方あきこ | 志方あきこ | 薄闇に光る邪な明けの星 黒髪の乙女 笑う不遜に ねじれた想い抱いて 無いものねだりの声 涙は誘う「こちらにおいで…」 Chi sei? あなたはだぁれ? 怒りのマグマは とめどもなくあふれ 罵声は孤独な 胸の奥を隠す さあ もうお休み 何もしなくていいから そう 怠惰の眠りの底 深く深く 沈めてあげるから Dormi in una bara fino alla morte! 棺の中で果てるまで眠りなさい Chi sono? わたしはだぁれ? 欲しいものは何? 金の鍵 銀の月 手に入れるだけ 手段は選ばない 冷めないうちに さあ いただきましょう すぐに お前は私 私の一部となる 待ってる 全てを兼ね備えた王子 翼は手折られ 妄想の鳥籠 さあ 恐れなさい 己の心の 闇 そう 何処へも逃げられない 怖い怖い 終わりのなき遊戯よ 踊りましょう 今夜はひとり 音楽は歪む 鏡の部屋で 踊れ 嘆きのねじ 巻いて Brindiamo alla tua risolutezza そなたの覚悟に乾杯しよう Agitati, agitati! あがけあがけ! Ormai il dado e tratto 賽(さい)はすでに投げられたのだから 煉獄の七姉妹 魔女は問う 天(あま)翔け その罪を狙う さあ 次はどの星を射落とす? 心の深淵 覗けば 闇に染まる 現実 受け止める 覚悟はあるというのか? さあ 遊びましょう 微笑んで 命賭けて そう 何処へも逃げられない 怖い怖い 終わりのなき遊戯よ 密かに 蔑(さげす)む その目に 悦覚え さあ 永遠? つかの間? 夢うつつ 彷徨(さまよ)え Continuiamo quindi il gioco それではゲームを続けよう Mostrami di piu il tuo viso spaventato dal tormento 苦しみにおびえる顔をもっと見せておくれ Agitati, agitati! あがけあがけ! Mostrami di piu il tuo viso deformato dal dolore 痛みにゆがむ顔をもっと見せておくれ Ormai il dado e tratto 賽はすでに投げられたのだから |
| 金環蝕志方あきこ | 志方あきこ | leonn・篠田朋子 | 志方あきこ | | 荒ぶれる神の地に 赤い陽が落ちてゆく 終焉に揺れ動く 大地を焦がす様に 道無き道を行こう 誇りだけをまとって 血潮の命じるまま 明日の果てを目指し 迫り来る迷いの闇 切り開く様に 想いを秘めた心の刃 空高く掲げて 駆け抜けよ大地を 駆け抜けよ時代を 瞬間に光立つ 希望を糧に 抗えよ全てに 抗えよ世界に 滅びゆく種の記憶に 砥いだ爪を立てて生き抜け 荒々しくも 懸命に 樹々の根が手を広げる 大地と空を掴む様に高く 強く この命尽き果てても それを知る者も無く 砂塵に晒されて やがて消え失すだけ 仰ぎ見た赤い月が 嘲笑おうとも 引きずる足に 血が滲んでも 立ち止まる事なく 駆け抜けよ大地を 駆け抜けよ時代を 流れゆく涙さえ 希望へと変えて 抗えよ全てに 抗えよ世界に 牙を剥く獣たちに 砥いだ爪を立てて闘え 闘え |
| 祝福のLibraryValkyrie | Valkyrie | 磯谷佳江 | 志方あきこ | 志方あきこ | God Bless! Life is Novel この世界に散らばる文字 まるで星の断片-かけら-のよう 人はそれを拾い集め 一篇の物語を綴る 移ろいゆく時の中で 記されし命の筆跡-プルーフ- 喜び 慈しみ 悲しみ 怒り… 醜くも 美しき旋律-しらべ-が 此処に かの名高き長篇-ロング・ノヴェル- 名も無き一行詩も 等しく神の書物 嗚呼 螺旋に連なる 書架に並ぶ 無数の背表紙 祝福のLibrary 音階-おと-を手繰るように 頁めくれば 吹き抜けてゆく風 どうか 永遠-とわ-に 善と悪は表裏一体 喜劇なのか 悲劇なのか 愛も罪も溶いた洋墨-インク-で 理想を込めた作品-ゆめ-を刻んで 何を願い 何を望む? 問わず語りの幻影よ 儚き 温もりと 強さと 脆さ… 比類無き 気高き音の葉に 乗せて 生き様を 魅せよう 今 天より降り差す 慈愛-アガペー-が照らすのは 成功譚のみか? 否! 未完の冒険物語-アドベンチャー- 愚直なる回顧録 それもまた尊い さあ 愛おしい人生の 詩-うた-を奏で そっと収めよう 祝福のLibrary 未来へと 捧げんと |
| 遥かなる旅路志方あきこ | 志方あきこ | 高橋麗子 | 志方あきこ | | (移り行く景色 美しき風景 出会い 別れ まだ見ぬ地へ憧れを抱き ただひたすらに進んでいく その姿は 風の如く) どこまでも果てしなき 大陸の息吹 浴びて 見渡した地平線 目指し進もう 連なる窟(いわや)の中に 刻まれた微笑み眺め 憧れを抱きしめて 西へ 風よ吹けよ 砂の海へ 大地へ 空へ 強く 雲は流れ 導かれて 新たなる世界へと 熱き鼓動 掻き鳴らして まだ見ぬ地へと向かう 願い乗せて 続いて行く足音 遥かなる旅路 立ち昇る陽炎(かげろう)は 無限の砂漠を彩り 脆弱(ぜいじゃく)な旅人を哂う 灼熱の太陽 滲(にじ)む汗ぬぐい 向かう風 逆らい 突き進む前へ (道なき道を進む日々 この先のオアシスを目指して) 辿りついた 泉の国 疲れた身体預け 雑踏へと 響き渡る 音色と美酒に酔おう (初めて聴くメロディー 陽気に歌い踊る人たち 杯を交わしながら ひとときの休息 これまでの旅路を思い出して) 乾く心 今一夜の 安らぎ浴びて眠れ 無くしかけた 希望を取り戻して (幻のような花が咲き 漂う香りが混ざり合う 妖艶な踊り子たちが 目を奪う 心を奪う 立ち止まり 迷うこともある それでも旅は続く 希望を胸に 前を向き 歩き出す) 艶やかに咲き誇る 未知なる都は手招く 喜びに この胸は躍(おど)る 風よ吹けよ 止むこと無く 大地へ 空へ 強く 人は集う 蒼き国へ 願いと夢を胸に 駱駝(らくだ)の背に 富を乗せて 果て無き道を辿る 今再び 故郷目指す足音 終わらない旅路 |
| 白夢の繭 ~Ricordando il passato~志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | Oh anima effimera che ti celi nel profondo dell'inganno, chi hai continuato ad aspettare nel bosco deserto? Privato di un'ala, l'uccellino ha chiuso gli occhi in silenzio. La sofferenza e svanita lontano; ora l'uccellino non piange piu. Una morbida nebbia d'argento avvolge teneramente ogni cosa. Riposa, riposa in pace. Nel racconto che ho scritto, puoi volare in liberta. Ecco il mio ultimo incantesimo, affinche la tua luce non conosca ombra. Che lo splendido sogno dorato non venga infangato dalla tristezza apportata dalla verita. La foresta della colpa, che consumava l'uccellino, si e disseccata in silenzio. Petali caduti al vento avvolgono con dolcezza le guance pallide. Quel giorno, quanti misteri avrei dovuto risolvere per poterti portare via? Riposa, riposa in pace. Nell'illusione che hai creato, ho conosciuto l'amore. Non smettero di pronunciare il tuo nome, per continuare a dare vita ai tuoi desideri. Che niente e nessuno ti trascini nelle tenebre dell'oblio. Riposa, riposa in pace. Dolce amore...... in pace. |
| EXEC_CHRONICLE_KEY/.志方あきこ | 志方あきこ | 土屋暁・篠田朋子 | 志方あきこ | 志方あきこ | (尊い貴方を守護る為 クロニクルキーを奏でよう) Wee ki ra chs Chronicle Key en grandee sos dius yor. (この身の犠牲と引き換えに 今 この詩を捧げよう) Wee ki ra araus tes soare an giue mea iem. (何故 力は 無欲な人に宿るのだろう) Was au ga whai pauwel ferda enter whou na needle sor, (何故 力は 諍い望まぬ優しい人を苛むのだろう) en whai pauwel gaunji yasra whou na senjue sor tou zuieg. (神の子よ 力の子よ) Was au ga, Diasee, Pauwee, (もし貴方が争いを厭い 永久の安寧を求めるのなら) aiph yos delij zuieg, en needle eterne falfa, (力と そして肉体を 共に眠りへ就かせなさい) slepir tes pauwel an hyzik, (己が力が禍となり 貴方の身さえも蝕む前に) fatere tes pauwel chs deleir,en ousye yor. (優しい音色を奏でよう) Wee ki ra selena anw yasra wiene, (貴方の為の子守唄) en chs Chronicle Key sos yor. (この身の呪縛と引き換えに 今 この詩を捧げよう) Wee ki ra araus tes soare an giue mea iem. (貴方の心を守護る為 永い眠りを与えよう) Grandi en eterne slepial, (暗く翳した魂を 救済へと誘おう) presia aterra cremia sos viuy lonfa, (祈りの言霊 貴方へと紡ぐ 深い嘆きを解き放て) yehar lamenza der soare mea. |
| まほろば志方あきこ | 志方あきこ | leonn | 志方あきこ | | 私を呼んでる はるか遠い場所で 足跡ならべた あの日の数え唄 草の匂いせせらぎ 続く轍をぬければ 約束の丘に 午後の光が舞い降りる どこで生まれたのだろう 空に浮かぶ白い雲 どこへ行き着くのだろう あの水の流れは 輝ける大地 囁くいのちの声 めぐる季節を ただ見送りながら 今を生きる喜びを誇る様に 私に語りかける 風の調べに そっと瞳を閉じれば 聞こえてくるのは 優しき母の子守唄 夕暮れの茜色が 寂しげにゆらめくのは 誰かが旅立つ人を 見送っているから 星空をつれて 地平線に溶けゆく 儚く散る名残日につつまれて 見果てぬ夢 燃え尽きた日の様に 月が微笑みかける 未来に 走って行こう この道を裸足のまま 振り返ることなく 輝ける大地 囁くいのちの声 めぐる季節を ただ見送りながら 今を生きる喜びを誇る様に 私に語りかける 花や木々の歌を伝えるため 旅立つ一羽の鳥は 形の無い希望に身を委ねて 空の涯てへ羽ばたく |
| うたかたの花志方あきこ | 志方あきこ | LEONN | 志方あきこ | | 穢(けが)れも知らずに 無邪気なまま 青い鳥を追いかけ 彷徨(さまよ)った 夢の宿り木を かざしながら 千の願い 叶うように めぐりめぐる時の中で 旅人は誰も皆 涙の跡をたどって 寄る辺なく明日を目指す はらはら風に 舞い散る記憶 愛しいあの人の面影は そっと触れれば 刹那(せつな)に消える 幻の影と 蜃気楼 星の輝きを忘れぬように 真昼の月をのぞいた万華鏡 夜の静寂 現(うつつ)の夢 生まれ変われるのなら 名前もない一輪の 路傍(ろぼう)の花になりたい ゆらゆら揺れて たゆたう心 過ぎしあの日々の想い出は 瞳閉じれば あわく溶けゆく その温もり抱きしめて はらはら風に 舞い散る記憶 愛しいあの人の面影は そっと触れれば 刹那に消える 幸せのかけら 蜃気楼 棚引く雲に 想いを乗せて 結んだ絆 あの約束も 時代をかけ抜く風になれ |
| 埋火志方あきこ | 志方あきこ | 天野月子 | 志方あきこ | | Fuhle ich mich besser, wenn ich alles niederbrenne? すべて焼きつくしたら楽になれますか Fuhle ich mich frei, wenn ich alles niederbrenne? すべて焼きつくしたら自由になれますか Wird es wie fruher すべてを失くしたら Wenn ich alles verliere? 元通りになりますか 君ノ描イタ 夢物語ニハ 僕ノ居場所ハ モウ無カッタ 夢ト現(うつつ) ドチカラ選ブナラ 僕ハ現実ヲ選ビタイ 気付かないのなら 君ヲ置キ去リニ僕ガ逃ゲテ行ク理由モ 思い知ってほしい 制裁ノ炎ガ意味スル先ニ或ルモノモ 誰(た)がために人は争い 空蝉(うつせみ)を護るために牙を剥くの 約束の地は枯れ落ちて 終末の叫び声が軋み蠢(うごめ)いてる 愛シタ日々ガ 残骸ニナル 僕ノ心ノ炎 Die durch den Wind flatternde Flamme weiβ nicht 風に流された炎は Wie sie sich erloschen kann その身を消す手立てを知らない Ware es besser ならばいっその事 Alles in Schutt und Asche zu legen? まっさらな焦土にしてしまおうか 君ノ描イタ 夢物語ヘト 僕ハ 砲撃ヲ差シ向ケヨウ 僕ノ愛ガ安物ニナルナラ 総(すべ)テ灰ヘト変ワレバイイ 壊れないのなら 君ガ組ミ立テタ壁モ正解ノ在処モ 壊せばいいのだと 制裁ノ炎ノ渦ニ此ノ身ヲ葬ロウ 君の声を抱(いだ)くほどに もう二度と戻れない軌跡を想う 赤く昇る陽炎(かげろう)の中 美しい響きさえも煙に成り果てる Ist diese Flamme heiβ? この炎は熱いですか? Oder kalt? それとも冷たいでしょうか? Hast Du immer noch das Feuer der Liebe fur mich? 君の心は熱いままですか? Oder ist das Feuer erloschen? それとも冷たくなりましたか? 僕ノ涙位ジャ 此ノ痛ミハ消セナイカラ 君の腕に抱かれながら 愛を紡いだ 果てのない旅路の先に 未来などないと知っても 気付かないのなら 君ノ王国ノ規律ヲ破ツタ理由ヲ 思い知ってほしい 制裁ノ炎ガ意味スル先ニ或ルモノヲ 誰がために人は争い 空蝉を護るために牙を剥くの 約束の地は枯れ落ちて 終末の叫び声が軋み蠢いてる 愛シタ日々ガ 残骸ニナル 僕ノ心ノ炎 |
| 晴れすぎた空の下で志方あきこ | 志方あきこ | 篠田朋子 | 志方あきこ | | ひび割れた大地に 赤い砂礫が舞う 不似合いな程の 青空が綺麗 私は高らかに 唄を歌って 雨の訪れを 待ち続ける 井戸はカラカラで 小石しか出ない 私が生まれた日に 植えた椰子も枯れ 天窓の花も もうすぐ萎れそう 私の涙では 水が足りない 太陽よ アポロンの灯よ あなたの接吻はいらない 風雲よ雨を連れて 手のひらへ降り注げ 太陽よ アポロンの灯よ 日暮れ前に消え去れ 風雲よ雨を連れて この体へ注げ 乾いた唇 砂の味がした 焼けつく咽の痛みには もう慣れた 何度も唄って 何度でも祈ろう 何度も絶望に 苛まれたとしても 「あの泉は枯れた もうずいぶん前に」 「だがワインだったら まだ十二分さ」 酒場の男らは 濁った目をして 天の川の下で バッカスと踊る 人々の心は いまにも萎れそう 私の唄だけでは 力が足りない? 星月よ デネブの灯よ あなたの抱擁はいらない いかづちよ雨と共に 手のひらへ降り注げ 星月よ デネブの灯よ 夜明け前に消え去れ いかづちよ雨と共に この体へと注げ |
| 祈りの彼方志方あきこ | 志方あきこ | みとせのりこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 淡き空の間(はざま) ひとひらの花は零れ 舞い立つ金色(きん)の風に ひらり揺られ 何処へ向かう 廻り出す時代(とき)の歯車 絡み合う想い 追いかけて 手をのばす 織りなされる未来と過去の 変らぬ願いよ どんな苦しみさえも超えて 彼方へ羽ばたける 碧(あお)き睛の底 一粒の雫 零れ さざめく白銀(ぎん)の泉 ゆらり揺れて 何を映す 断ち切れぬ悲しみの連鎖(わ)と 忘られぬ罪の轍(わだち)を 今 解き放つ この手の中に残る小さな希望のかけらよ どんな過ちさえも 赦し合えると信じたい 誰かのために祈る想いが胸に残るなら どんな過ちさえも 赦し合えると信じてる 綾なす虹の光 天に授かりし翼よ 想いの全て注ぎ 永久(とわ)に祈りを捧げよう |
| 空蝉志方あきこ | 志方あきこ | 天野月 | 志方あきこ | 志方あきこ | 追憶の果てに 静かに揺らめく 永遠に綴る 遥かの約束 かなしみに濡れた ウツセミ コワシテ 絶望を 摺り替えて 孤独を愛でてた ただひとり 君に出会う日まで 此処へおいで 心重ねよう 君の棘を 取り去ってあげる 崩れ落ちた 未来へ奏でる 叫び声を 拾い上げて 接吻交わそう 愛に裏切られ 囀(さえず)る小鳥は 烏籠を求め 彷徨い続けた 感情を閉じる 鍵ナド 無イノニ 柔らかな傷口を 愛撫するように ただ深く 土に埋もれていた 君の毒に その手の温度に 僕の胸は 熱を帯びてゆく 此処へおいで すべてが虚(うつろ)に 飲み込まれて 壊れる日も 君を数えたい 叫びを上げるために 今 飛び立とう 愛の詩(うた) 語らうために 僕が熱を失くして 地へ堕ちたなら この殻を 両手で 拾って 「儚キ 空蝉ヲ 脱ギ捨テタラ 君ハ 飛ベルダロウ 独リデモ」 此処へおいで 心重ねよう 君の棘を 取り去ってあげる 頬を濡らす 大粒の雨を 時の針を 止めるような 接吻交わそう |
| 永遠語り~光ノ歌~アンジュ(水樹奈々) | アンジュ(水樹奈々) | HIBIKI | 志方あきこ | | 始まりの光 Kirali…kirali 終わりの光 Lulala lila 返さんel ragna 砂時計を 時は溢れん Lulala lila 幾億数多(いくおくあまた)の 命の炎 するり堕ちては星に 流れ流れては美しく また生と死の揺りかごで 柔(やわ)く泡立つ 歌え…歌え いま二つの願いは 強く…強く 天の金色(こんじき)と煌めく 永遠(とわ)を語らん 照らせよel ragna 愁(うれ)いぜんぶ くるりくるりと Lulala lila 哀しみ喜び慟哭(どうこく)さえも 銀の河からみれば すべては一時(いっとき)の夢花火 ただ神の目の瞬(まばた)きに 消えて還らん 響け…響け いまあるべき姿へ 淡く…淡く 過去の伝承あるがまま 永遠(とわ)を祈らん 歌え…歌え いま二つの願いは 強く…強く 天の金色(こんじき)と煌めく 永遠(とわ)を語らん…永遠(とわ)へと |
| うみねこのなく頃に~煉獄~志方あきこ | 志方あきこ | 波乃渉 | 志方あきこ | | Ne regole Ne comandamenti Ne ragione In altre parole:imprevedibile 掟も 戒律も 理由さえも不在の儘(まま) 無謀な議論のみが 聳(そび)え立つ Ma succede Cose spiacevoli succedono E io ne sono la causa 不測の事態は 無粋に訪れ 醜悪な物語は生れ堕ち 我が内より 禍(わざわい)は流れ出す Ancora non capisci? 何時に為れば 解決するのだろうか? Niente di cui nutrirmi Mi fanno morire di fame Mi fanno morire credendo di poter prevedere 只の一つも糧に出来ず さあ飢え 朽ちてゆけ 真理の在り処を妄信し 渇望の果てに 倒れ朽ちてゆけ Pagliacci, impazzite in sogni dorati Sulla scena bagnata di colpe 道化師の群れよ 黄金の夢に狂え 罪に濡れた舞台の上で Caricato l'orologio rotto anche stanotte si rialza il sipario della tragedia 壊れた時計の螺子(ねじ)を巻き 今宵も再び 悲劇の幕は上がる Su, tenendoci per mano danziamo in infinita disperazione Aperto il catenaccio, verso una nuova gabbia Fino alla fine di una notta che non avra alba さあ手を取り踊ろう 終わりなき絶望の世界を さあ鍵を開き 新しき檻の中へ 二度と明けぬ夜の果てへ Beatrice! Maga crudele! Di bellezza senze pari Beatrice! Oh! Di dolcezza capricciosa Mai potro liberarmi dal tuo incantesimo Se questa pena deve durare almeno una volta abbi pieta ベアトリーチェ 残酷な魔女 頼まれなる美貌 ベアトリーチェ 気紛れな優しさ 永遠に私を縛める存在 この苦しみから逃れる事が叶わないのなら どうか今一度に慈悲を与えてくれ Piena di pianto e l'isola cupe e deserta Sul suolo si riversa inesauribile tristezza 昏迷の孤島は 嘆きに満たされ 尽きぬ悲しみは 大地へと注ぎ降る Piu volte s'attraversa il dedalo della disperazione Aperta la porta sbarrata, ride la verita 失意の迷宮を 幾度潜り抜けて 閉ざされた扉を開けば 真実が嘲笑(わら)う Miscuglio d'amore odio s'alza stanotte il sipario d'una nuova commedia 愛情と憎しみを織り成せば 今宵も新たな 喜劇の幕が上がる Notta del giudizio in cui ogni cosa e ridotta in cenere L'afflizione delle offerte sacrificali sara avvolta nelle fiamme del purgatorio 総(すべ)てを焼き尽くす 審判の夜 嘆きの供物達は 煉獄(れんごく)の炎に抱かれる Numerose le trappole gia predisposte Il segreto delle streghe rimarra tale 研ぎ澄まされた 数多の罠 魔女たちの秘密は 明かされる事はない Su, affondate le unghie! Fino a farle cadere Su, piangete e urlate! Fino a perdere la voce Su, fuggite! Fino a perdere il respiro さあ爪を立てて 剥(は)がれ落ちるまで さあ泣き叫んで 声が嗄(か)れるまで さあ逃げ出して 息絶えるまで Sull' isola arsa dalla malvagita 悪意に焦げた島の上で |
花帰葬 志方あきこ | 志方あきこ | LEONN | 志方あきこ | 志方あきこ | あてどなく ただ君は 彷徨(さまよ)いながら 冷えた心を震わせ 天を仰いだ 終焉の鳥が 高い空から刻(とき)を告げ 閉ざされた世界で 僕らはまた巡り会う 君を奪い去るその全てを 凍てつく街に捨て 永い哀しみの終わる場所へ 堅く手をつなぎ駈けてゆこう 白く 散り急ぐ花のように 朱く流れるいのちの上に 雪は止め処なく降りつもる 果てしなく続く この白銀の路(みち) 淡く儚い希望に 明日を夢見た 春告げの鳥は 泪(なみだ)の雫数えつつ 永久(とわ)に繰り返される 流転を嘆いて謳(うた)う 君を慈しむその想いが 闇を導いても 罪に 汚れなき魂(こころ)だけに 今 身を委ね生きる 創造主(かみ)に 見放されたこの世界 風花の舞いに解き放たれ 雪解けに目覚め光さす 滅びゆく 生まれいづる 全てのいのちは 雪原に咲く花 箱庭の 小さな花 まるで白い幻のように 風に揺られる まま 喜びに 哀しみに 輝いて 包まれ 時は流れる |
暁 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ | 戻らない日々に 涙零して 見上げた空は あかく あかく 燃える 自分の強さ弱さ 気づけたのなら 今 君よ恐れるな 心 赴くまま 風を切り進む その旅路を 暁が照らす 集え 猛き腕(カイナ) 千里の瞳 天(ソラ)を翔け行く脚 久遠の盾 古の誓い いま果たして 夜よ明けてゆけ 水面 落ちる 花一つ どこへ どこへ 流れ 誰が知るか 君王の 心はまだ雲の中 よぎる迷いを 貫くように 弓に矢つがえ とおく とおく 放つ 朱(アカ)の髪を なびかせて 生きる事を決めたなら 割れた爪も 傷跡も 明日への糧にして 君よ忘れるな 燃ゆる空の果てに いつか視た夢の その欠片が 目覚め 待つだろう 君よ恐れるな 心 赴くまま 眼差しの炎 絶やさぬよう 君らしく進め 白き絆を交わし 青の夜に祈り捧げ 緑の種を蒔きて 黄金の実りを抱け |
片翼の鳥 志方あきこ | 志方あきこ | 波乃渉 | 志方あきこ | 志方あきこ | Il giudizio finale sta per essere emesso Nessuno puo emendarsi dal peccato che scorre nelle vene 海鳴りの調べに 黒雲は空へ集う 嵐を呼ぶ風は 高らかに 謎めく言ノ葉に 魔女達は含み笑う 歪な夜の宴は 繰り返す Sperare e peccato? 奈落へと堕ちた 金色の蝶は 幾つの罪に 翅(はね)を濡らしてゆくの? なかないで 囚われた 幻想を壊し 一度きりの 終焉をあげよう 果たせない約束は 胸の奥 焦げ付いて 赤く赤く 爆(は)ぜてくよ ねぇ Tu sei senza peccato? Quanto sara pesante il mio castigo? Ti accorgi delle voci senza voce? Ti accorgi dei tuoi peccati? 癒えない疵口(きずぐち)は 紅の薔薇のように 憎しみ宿る心に 花開く Serbare il segreto e peccato? 翼奪われた 片羽の鳥は 最期(さいご)の瞬間(とき)に 誰の名前を呼ぶの? にげないで 過ちも 真実も 嘘も 全て赦す 魔法へと変えよう 遅すぎた答えさえ 愛しくて 哀しくて 強く強く 抱きしめれば ほら ――――眩い光溢れ 楽園の扉は開かれる 頑なな運命に 奇跡が降り注ぎ 絡み合う世界は 崩れ落ちてゆく いわないで 永遠の呪縛の言葉を きかないで 本当の願いを なかないで 囚われた 幻想を壊し 一度きりの 終焉をあげよう 果たせない約束は 胸の奥焦げ付いて 赤く赤く 爆ぜてくよ ねぇ Impossibile arrivare al vero segreto se non ci si accorge di tutto l' amore |
朱隠し 志方あきこ | 志方あきこ | 志方あきこ・波乃渉 | 志方あきこ | 志方あきこ | まほらの戸に立つ 産土(ウブスナ)へ 手向けるは 椿花 夢路の社の 其の奥に よもすがら 咲き匂う 捻れの街角 夕暮れに 影法師 誰を想う からから廻るは 風車 誘われ 君を想う ないしょ ないしょ きこえくるのは よいの さかいの かぐらうた うたえ あかやあかしやあやかしの 鳥居 越えたその向こう 歪み歪んだこの心 すべてあいして 喰らいましょう あかやあかしやあやかしの ゆれる狐火 あざやかに 歪み歪んだこの絆 すべてあいして 喰らいましょう ひふみよいむなや こともちろらね しきるゆゐつわぬそをたはくめか うおゑにさりへて のますあせえほれけ 不知花(シラズカズラ)の茜森(アカネモリ) 手招くは まぼろしか 選び選ばれ 行く末は いとしかなしの 朱隠(アカカク)し 逆しまの街はツギハギに 捩れの因果が 蔓延(ハビコ)りて 悼(イタ)みの連鎖はツギツギに 次はどの児(コ)と 追いかける あかやあかしやあやかしの 願い飢(カツ)えた その果てに 繋ぎ繋げた この想い すべてあいして 赦しましょう かみのますとりいにいれば このみよりひつぎのみやとやすらげくす |
誰ガ為ノ世界 志方あきこ | 志方あきこ | 磯谷佳江 | 志方あきこ | 志方あきこ | 森の海を 漂うのは 憂いたたえ 揺れる小舟 彷徨える魂と 澄みわたる 刹那の静寂(しじま) 枝葉つたう 時の滴(しずく) 震え落ちる 無垢な祈り 水鏡(みかがみ)に映るのが 潰えぬ哀しみの輪だとしても 誰もが傷つき 痛みを背負って 誰かを傷つけ ひた走る 酷く残酷な風が 吹き荒れてもなお 譲れない想い その胸に秘めたまま 闇の砂丘 流れ着けば 瑠璃を帯びた 琥珀の蝶 過ぎし日の言霊(ことだま)を 翅(はね)に乗せ たゆたうばかり 錆びて朽ちた 鍵束でも 希望 一縷(いちる)抱(いだ)けるなら 守るべき宝物 愛しさが罪過に変わる前に 嘆きの扉を こじ開けて進め 誰ガ為ノ世界だとしても 強く儚く優しい 真実と嘘と 裏切りと罪と その全て受け止めて 哀しき運命(さだめ)を 生きる者よ 滅びの振り子に あらがう者よ いつかいつの日か 仰ぐ天(そら)に 安らぎの音(ね)が 響くように― 矛盾の涙は 銀の波飛沫 誰ガ為ノ世界だとしても 遥か遠き日の夢の輪郭が今も 鮮やかなままで ただ 此処にあるから 誰もが傷つき 痛みを背負って 誰かを傷つけ ひた走る 酷く残酷な風が 吹き荒れてもなお 譲れない想い その胸に秘めたまま |