イエス「繋いで」それだけを頼りに意気込んだ彼らの 屍 掻き集めるなら新しい何かを イエス 今なら ほら だって後ならないぜ 誰だって例外じゃないのに 亡霊が彷徨い出す時代になって泣いたって遅いだろう? イエス 今を そう君も 「繋いで」いるような素振りに掴まって浮かんでも 死ぬまで細胞は個の壁を乗り越えないだろう イエス それも知っているんだ 後悔はないさ 誰にだってなれはしないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルが僕らを覆う そんな冗談を結構飲み込んだ奴らの手で 凍るリング コーリング音だけ響く夜に何がある? 神の降臨まで待てるほど猶予はないさ そう イエス 今 もう何もかも捨てる イエス 今は そう君も イエス 今なら ほら だって後なら無いぜ 誰だって例外じゃないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルに僕らはもう用がない それでは さようなら また会う日を | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | 「繋いで」それだけを頼りに意気込んだ彼らの 屍 掻き集めるなら新しい何かを イエス 今なら ほら だって後ならないぜ 誰だって例外じゃないのに 亡霊が彷徨い出す時代になって泣いたって遅いだろう? イエス 今を そう君も 「繋いで」いるような素振りに掴まって浮かんでも 死ぬまで細胞は個の壁を乗り越えないだろう イエス それも知っているんだ 後悔はないさ 誰にだってなれはしないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルが僕らを覆う そんな冗談を結構飲み込んだ奴らの手で 凍るリング コーリング音だけ響く夜に何がある? 神の降臨まで待てるほど猶予はないさ そう イエス 今 もう何もかも捨てる イエス 今は そう君も イエス 今なら ほら だって後なら無いぜ 誰だって例外じゃないのに 安直な共感を望んでアンドロイドのようになってしまう 本当はそうではない 「孤独」なんてバイブルに僕らはもう用がない それでは さようなら また会う日を |
橙街灯の相槌 沈む夕日のマーマレード 渡り鳥のお別れの鳴き声 欠けた瓶の縁 蓋は開いたままで 満たすように苦いドロドロの毎日 黒塗りのナイトホーク 少女が失くした両目 消えない青痣のような砂漠の悪い夢 白壁のハイスクール あの娘が隠した両手 誰にも悟られぬように願いを抱えたまま 涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想っているよ 混ざり合って仕舞えよ 密林の骸骨 少年が目指した「永遠」 消えない青痣のような半世紀の長い夢 眠らないコンビニエンス 現代が手にした「永遠」 何処かに忘れられたような願いは 置き去りのまま並んでいたんだ 涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想って どうか君よ 笑って 混ざり合って 笑い合って 混ざり合って行くよ | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | 街灯の相槌 沈む夕日のマーマレード 渡り鳥のお別れの鳴き声 欠けた瓶の縁 蓋は開いたままで 満たすように苦いドロドロの毎日 黒塗りのナイトホーク 少女が失くした両目 消えない青痣のような砂漠の悪い夢 白壁のハイスクール あの娘が隠した両手 誰にも悟られぬように願いを抱えたまま 涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想っているよ 混ざり合って仕舞えよ 密林の骸骨 少年が目指した「永遠」 消えない青痣のような半世紀の長い夢 眠らないコンビニエンス 現代が手にした「永遠」 何処かに忘れられたような願いは 置き去りのまま並んでいたんだ 涙が落ちて 海に注いで 何時しか空まで戻るような 何一つ残らなくたって 君が笑えば それで雨が上がって 頬が乾いて その跡に虹が架かるような そんな時を想って どうか君よ 笑って 混ざり合って 笑い合って 混ざり合って行くよ |
迷子犬と雨のビート日溜まりを避けて影が歩くように 止めどのない日差しが路地を怒鳴りつけている 風のない午後を恨むような そんな土曜日の模様 人々は厚い雲で顔を隠して 行き場のない想いをずっと持って研いでいる 何もない街に埋もれても それでも 今でも 連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 それとも倉庫に隠れて塞いでいたって 埃だけ被って見つからない 誰の手にだって触れられない 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 曖昧な雨のビートの合図 寂しさが夜を満たす匂い 吸い込んだ雨が肺で泳いで 深く 深く潜るシーラカンス 曖昧な雨のビートの合図 捨てられた子犬の呼ぶ声 雑踏を分けて僕に届く ほら「誰か気付いて」と 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっと はにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 生きて行こう | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | Koh-ichi Fujimoto | 日溜まりを避けて影が歩くように 止めどのない日差しが路地を怒鳴りつけている 風のない午後を恨むような そんな土曜日の模様 人々は厚い雲で顔を隠して 行き場のない想いをずっと持って研いでいる 何もない街に埋もれても それでも 今でも 連なるウィンドウに並び立つ人形の悪い夢 それとも倉庫に隠れて塞いでいたって 埃だけ被って見つからない 誰の手にだって触れられない 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 曖昧な雨のビートの合図 寂しさが夜を満たす匂い 吸い込んだ雨が肺で泳いで 深く 深く潜るシーラカンス 曖昧な雨のビートの合図 捨てられた子犬の呼ぶ声 雑踏を分けて僕に届く ほら「誰か気付いて」と 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 夜の街角の 土砂降りになって震える迷子犬も きっと はにかんで笑う そんな日を思って 日々を行こう 僕たちの現在を 繰り返すことだらけでも そう いつか君と出会おう そんな日を思って 日々を行こう 生きて行こう |
雨上がりの希望降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望 雨降りに誰かのささやかな涙を辿り 晴れの日の道路で干涸びた小さな雨蛙 灰色を向こうまで追い出した青色が見える はじまりの合図が僕を今照らす 街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って ひび割れた底で いつかの踞る君が乾かないように 土に包まって芽吹きを待った 雨のない間も うす染めの藍 響くような空の 旅立ちのチャイムが鳴り出して 僕を呼んでいた 泣いたって怒って塞いだって 進まないだけ 街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って 降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 今は此処で芽を出すことを誓う 降り続く長い雨の最後に 静かに種が顔を出すように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Takahiro Yamada・Masafumi Gotoh | | 降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望 雨降りに誰かのささやかな涙を辿り 晴れの日の道路で干涸びた小さな雨蛙 灰色を向こうまで追い出した青色が見える はじまりの合図が僕を今照らす 街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って ひび割れた底で いつかの踞る君が乾かないように 土に包まって芽吹きを待った 雨のない間も うす染めの藍 響くような空の 旅立ちのチャイムが鳴り出して 僕を呼んでいた 泣いたって怒って塞いだって 進まないだけ 街路を飾るタイルを避けて 顔を出す小さな生命が眩しく光って 降り出した雨が いつかの悲しみを日々に流さないように 今は此処で芽を出すことを誓う 降り続く長い雨の最後に 静かに種が顔を出すように 土に包まって芽吹きを待った 雨上がりの希望 |
ソラニン思い違いは空のかなた さよならだけの人生か ほんの少しの未来は見えたのに さよならなんだ 昔 住んでた小さな部屋は 今は他人が住んでんだ 君に言われた ひどい言葉も 無駄な気がした毎日も あの時こうしてれば あの日に戻れれば あの頃の僕にはもう 戻れないよ たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ 寒い冬の冷えた缶コーヒー 虹色の長いマフラー 小走りで路地裏を抜けて 思い出してみる たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ さよなら それもいいさ どこかで元気でやれよ 僕もどーにかやるさ そうするよ | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Inio Asano | Masafumi Gotoh | | 思い違いは空のかなた さよならだけの人生か ほんの少しの未来は見えたのに さよならなんだ 昔 住んでた小さな部屋は 今は他人が住んでんだ 君に言われた ひどい言葉も 無駄な気がした毎日も あの時こうしてれば あの日に戻れれば あの頃の僕にはもう 戻れないよ たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ 寒い冬の冷えた缶コーヒー 虹色の長いマフラー 小走りで路地裏を抜けて 思い出してみる たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする きっと悪い種が芽を出して もう さよならなんだ さよなら それもいいさ どこかで元気でやれよ 僕もどーにかやるさ そうするよ |
白に染めろ嫌になって放り出して 無駄になったことだって 手で拾って積み上げた それだけが 此処に在ったのです 悲しくて泣き出した その目はまるで少女 手で拭っても 涙がほろりとこぼれ落ちたのです 戸惑って 焦った顔になって彼は固まって それだって この世界の要素のひとつ 彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い 誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろうか それを調べてみよう 片道のバス 雨降りの匂い 子供達は小さな寝息を立てて それを君が眺める顔も世界の要素のひとつ 彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い 誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろう そうだ 白く 白く塗ろう | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh・Takahiro Yamada | 山田貴洋 | 嫌になって放り出して 無駄になったことだって 手で拾って積み上げた それだけが 此処に在ったのです 悲しくて泣き出した その目はまるで少女 手で拭っても 涙がほろりとこぼれ落ちたのです 戸惑って 焦った顔になって彼は固まって それだって この世界の要素のひとつ 彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い 誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろうか それを調べてみよう 片道のバス 雨降りの匂い 子供達は小さな寝息を立てて それを君が眺める顔も世界の要素のひとつ 彼女が泣いた理由にだって 日々の濁った怠惰にだって 僕の奥と奥で繋がったような匂い 誰かが持った悪意にだって 名も知らない街の夜にだって ひどく塞ぎ込んだ君とだって 繋がって続いているのだろう そうだ 白く 白く塗ろう |
新世紀のラブソングあの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして それで今も抱えている後悔はなくなるのかな 十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて 生活は続く 生活は続く 夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって 涙ぐむキャスター それでまた明日 そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 あの日 君が心の奥底を静かに飲み込んでいれば 誰も傷つかずに丸く収まったかな ボロボロになっても僕らは懲りずに恋をして 生活は続く 生活は続く 朝方のニュースでビルに飛行機が突っ込んで 目を伏せるキャスター そんな日もあった 愛と正義を武器に僕らは奪い合って 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 覚めない夢とガラクタ商品 背負い込む僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 変わりない日々をひたすら消費 縫い繋ぐ僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 確かな言葉が見当たらない 言い当てる言葉も見当たらない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだ 本当のことは誰も知らない あなたのすべてを僕は知らない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだんだ 息を吸って 生命を食べて 排泄するだけの猿じゃないと言えるかい? ほら 君の涙 さようなら旧石器 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 ほら 君の涙 さようなら旧世紀 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったとして それで今も抱えている後悔はなくなるのかな 十五年経ってもまだ捨てられない僕がいて 生活は続く 生活は続く 夕方のニュースで何処かの誰かが亡くなって 涙ぐむキャスター それでまた明日 そんなふうには取り上げられずに僕らは死ぬとして 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 あの日 君が心の奥底を静かに飲み込んでいれば 誰も傷つかずに丸く収まったかな ボロボロになっても僕らは懲りずに恋をして 生活は続く 生活は続く 朝方のニュースでビルに飛行機が突っ込んで 目を伏せるキャスター そんな日もあった 愛と正義を武器に僕らは奪い合って 世界は続く 何もなかったように ほら 君の涙 始まれ21st 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 覚めない夢とガラクタ商品 背負い込む僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 変わりない日々をひたすら消費 縫い繋ぐ僕らのアイデア 冴えない詩の如何様ストーリー それを鳴らす それを鳴らす 確かな言葉が見当たらない 言い当てる言葉も見当たらない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだ 本当のことは誰も知らない あなたのすべてを僕は知らない それでも僕らは愛と呼んで 不確かな想いを愛と呼んだんだ 息を吸って 生命を食べて 排泄するだけの猿じゃないと言えるかい? ほら 君の涙 さようなら旧石器 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 ほら 君の涙 さようなら旧世紀 恵みの雨だ 僕たちの新世紀 |
夜のコールかざす手を隠す 目を閉ざすことの根ざす場所 ほら 君のガラス窓を叩く音 それでも知らん顔 そういつも 夜更けに雨が降って 朝方に雪になって そんな日は心だってジリジリジリと凍る フロイトの被験者と科学者の理論武装 悲しみのカラス鳩 鳴らす喉 ミドリ色 見せかけシュルレアリスムもいつかは灰になって 代わりに位牌を持って そんな気配があって このままで僕らは良いの? 言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから 全ての想いを言葉にするのは無理でしょう それでも僕らは言葉から逃げられないだろう 全てが行き詰まって そんな時代になった 音楽は既に在って 僕たちは何を歌うの? 言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから その先は君のもの | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Takahiro Yamada・Masafumi Gotoh | | かざす手を隠す 目を閉ざすことの根ざす場所 ほら 君のガラス窓を叩く音 それでも知らん顔 そういつも 夜更けに雨が降って 朝方に雪になって そんな日は心だってジリジリジリと凍る フロイトの被験者と科学者の理論武装 悲しみのカラス鳩 鳴らす喉 ミドリ色 見せかけシュルレアリスムもいつかは灰になって 代わりに位牌を持って そんな気配があって このままで僕らは良いの? 言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから 全ての想いを言葉にするのは無理でしょう それでも僕らは言葉から逃げられないだろう 全てが行き詰まって そんな時代になった 音楽は既に在って 僕たちは何を歌うの? 言葉にすれば遠く いつからか臆病になった 想うだけではきっと 僕は何処へも行けないの 言葉だけでは遠く それでも また詩を詠んで 凍えきった君を乗せて ベッドルームから一歩 別世界に連れ出したいから その先は君のもの |
鎌倉グッドバイ繰り出すひとが溢れる通りから 外れた路地が手招くようだったな 泣き出す君は台風のようだったな 走り出すときはいつでも急だったな 雨の日には傘になろう 君がひとり濡れないように 晴れた午後は海へ行こう 風が運ぶ夢 こんな日々が続くような日和 通り雨が降り出しても それでも君が笑うように 午後が来たよ さようなら 旅のひと 風の日には旗になろう 君が見失わないように 晴れた夜は星を見よう 風がそよぐ夕べ こんな日々が続くような日和 でもさ 今日は終わるんだよ それでも君が笑うように 夜が来たよ さようなら 旅の人 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 繰り出すひとが溢れる通りから 外れた路地が手招くようだったな 泣き出す君は台風のようだったな 走り出すときはいつでも急だったな 雨の日には傘になろう 君がひとり濡れないように 晴れた午後は海へ行こう 風が運ぶ夢 こんな日々が続くような日和 通り雨が降り出しても それでも君が笑うように 午後が来たよ さようなら 旅のひと 風の日には旗になろう 君が見失わないように 晴れた夜は星を見よう 風がそよぐ夕べ こんな日々が続くような日和 でもさ 今日は終わるんだよ それでも君が笑うように 夜が来たよ さようなら 旅の人 |
長谷サンズ単純な言葉で上手く届けば良いが 曖昧な話を綴るペーパーバック・ライター 西日 夜の青に溶け出すような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 遂に夜の青に溶け出すような 消えないで遠く何処かへ 敬虔な祈りが空に届けばいいな 本当の願いを綴るペーパーバック・ライター 西日 夜の青に溶け出すような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 遂に夜の青に溶け出すような 行かないで 闇に消えないで 置いて行かないで 遠く何処かへ 急に何かがよぎるような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 君 夜の便り 馳せ参ず 嗚呼... | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 単純な言葉で上手く届けば良いが 曖昧な話を綴るペーパーバック・ライター 西日 夜の青に溶け出すような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 遂に夜の青に溶け出すような 消えないで遠く何処かへ 敬虔な祈りが空に届けばいいな 本当の願いを綴るペーパーバック・ライター 西日 夜の青に溶け出すような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 遂に夜の青に溶け出すような 行かないで 闇に消えないで 置いて行かないで 遠く何処かへ 急に何かがよぎるような 不意に思い出して駆け出す 馳せ参ず 君 夜の便り 馳せ参ず 嗚呼... |
極楽寺ハートブレイク湿気たライター 六月の雨の精 君が泣いたって 紫陽花は咲くのです 海風が路地をすり抜ける 夏はきっと其処まで来ているのに 青紫の花のような心模様 雨は止んだ 君と僕は線路で 手と手 繋いだって サヨナラは来るのです 色褪せるさ 君もいつか 僕だっていつか 赤紫の花のような心模様 仕方ないさ 六月の雨の精 君が泣いたって 紫陽花が咲くように サヨナラは来るのです | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 湿気たライター 六月の雨の精 君が泣いたって 紫陽花は咲くのです 海風が路地をすり抜ける 夏はきっと其処まで来ているのに 青紫の花のような心模様 雨は止んだ 君と僕は線路で 手と手 繋いだって サヨナラは来るのです 色褪せるさ 君もいつか 僕だっていつか 赤紫の花のような心模様 仕方ないさ 六月の雨の精 君が泣いたって 紫陽花が咲くように サヨナラは来るのです |
稲村ヶ崎ジェーンオー ノー 財布はジャリ銭ばっかりだ 時は悠々なんだが でも金ないし 急になんだか空しくなった 社会に有用なナントカ? そんなものはない オノヨーコのような そんな才女が壁に「yes.」って書いても 俺はジョンじゃないし 友人にポールとリンゴが居たっけな だけどニックネームなんだな 欧米人じゃない 今日だけ 有るだけ全部燃やしたい そうだ せめて今だけ 焦げる浜辺 ダンスタイム ホップ ステップ ジャンプで海に届くような 浮かぶローカルのサーファー ドルフィンスルーでダイブ 経年で伸びかけた四十六分のテープで 目が廻りそうになっても 聴き込んで擦り切れた十二インチの回転で 振り切れたように踊ってよ 光りも陰りも波の間 揺れろ縒れろ ハートに 君の闇も瞬く合間 消えろ失せろ 今日だけ そうだぜ 今日だけ 全部燃やして そうだ せめて今だけ 焦げる浜辺 ダンスタイム | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | オー ノー 財布はジャリ銭ばっかりだ 時は悠々なんだが でも金ないし 急になんだか空しくなった 社会に有用なナントカ? そんなものはない オノヨーコのような そんな才女が壁に「yes.」って書いても 俺はジョンじゃないし 友人にポールとリンゴが居たっけな だけどニックネームなんだな 欧米人じゃない 今日だけ 有るだけ全部燃やしたい そうだ せめて今だけ 焦げる浜辺 ダンスタイム ホップ ステップ ジャンプで海に届くような 浮かぶローカルのサーファー ドルフィンスルーでダイブ 経年で伸びかけた四十六分のテープで 目が廻りそうになっても 聴き込んで擦り切れた十二インチの回転で 振り切れたように踊ってよ 光りも陰りも波の間 揺れろ縒れろ ハートに 君の闇も瞬く合間 消えろ失せろ 今日だけ そうだぜ 今日だけ 全部燃やして そうだ せめて今だけ 焦げる浜辺 ダンスタイム |
七里ヶ浜スカイウォーク雲のない晴天に 当てもない歩行中に 気分は優雅に 青色 水平線で 魚の群れ レーダーに 見ろ その影はエイだね 海辺のファーストキッチン 絶え間ない談笑に 気分はオーガニック 青色 水平線で 戯れ 栄華に 心は平家 憂いで 砂になって降り積もって 風に舞ってロンリーロンリー 此処にずっと留まって無くしてしまうモノ 波さらって無くなって 泡になってロンリーロンリー 潮に乗って漂って流浪のよう 希望のない青年に 水着のレイディ 見る 桃色系で酩酊 渚で映画に出る その体で 気分は優雅に 青色 水平線で 戯れ 栄華に 迷いならないぜ 平家 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 雲のない晴天に 当てもない歩行中に 気分は優雅に 青色 水平線で 魚の群れ レーダーに 見ろ その影はエイだね 海辺のファーストキッチン 絶え間ない談笑に 気分はオーガニック 青色 水平線で 戯れ 栄華に 心は平家 憂いで 砂になって降り積もって 風に舞ってロンリーロンリー 此処にずっと留まって無くしてしまうモノ 波さらって無くなって 泡になってロンリーロンリー 潮に乗って漂って流浪のよう 希望のない青年に 水着のレイディ 見る 桃色系で酩酊 渚で映画に出る その体で 気分は優雅に 青色 水平線で 戯れ 栄華に 迷いならないぜ 平家 |
腰越クライベイビー夜明けまで泣いた君は 目がぼんやりして 真っ赤に 遠くまで凪いだ海の その波間に洗われた瓶 褪せた油性のインクに募る思い 詰めた手紙 栓で塞いでしまった今日の日の切れ端でも いつか未来で拾って開くのは君なんだよ 腰上まで君は波に浸かって 仰向けで浮かぶブイの遊泳 ズブ濡れで僕も泣いてしまって 涙目で滲む昧の浜 遠くまで凪いだ海の その波間に洗われた瓶 月の海に孤独が満ちる 薄明かりの大洋に浮かぶ 風にふわり 波にゆらり 栓で塞いでしまった今日の日の切れ端でも いつか未来で拾って開くのは君なんだよ 腰上まで君は波に浸かって 仰向けで浮かぶブイの遊泳 ズブ濡れで僕も泣いてしまって 涙目で滲む昧の浜 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 夜明けまで泣いた君は 目がぼんやりして 真っ赤に 遠くまで凪いだ海の その波間に洗われた瓶 褪せた油性のインクに募る思い 詰めた手紙 栓で塞いでしまった今日の日の切れ端でも いつか未来で拾って開くのは君なんだよ 腰上まで君は波に浸かって 仰向けで浮かぶブイの遊泳 ズブ濡れで僕も泣いてしまって 涙目で滲む昧の浜 遠くまで凪いだ海の その波間に洗われた瓶 月の海に孤独が満ちる 薄明かりの大洋に浮かぶ 風にふわり 波にゆらり 栓で塞いでしまった今日の日の切れ端でも いつか未来で拾って開くのは君なんだよ 腰上まで君は波に浸かって 仰向けで浮かぶブイの遊泳 ズブ濡れで僕も泣いてしまって 涙目で滲む昧の浜 |
Hello HelloHello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Where the work's not hard And the century is closing down I'm not sure what we've got We really don't need a lot Hello, hello I made a lot of mistakes that bear a heavy, heavy weight that I'm ashamed of And I need to get through to something new where I'm not alone Where everybody knows you, everybody loves you, everybody says this is your home Hello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Where the work's not hard And the century is closing down I'm not sure what we've got We really don't need a lot Hello, hello Trying to shake all responsibility Repeating that it don't mean much to me Staying out of my head all day Don't want to go back Don't want to have to face it all All those disappointments that I've made Hello Where everybody knows you, everybody loves you, everybody says this is your home Hello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Don't let me go, hello, hello, hello You know I wanna stay here with my friends Stay here 'til the end, don't let me go Don't let me go, hello, hello Don't let me go, hello The century is closing down, The century is closing down The century is closing down, The century is closing down Hello | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Matthew Kelly Sharp | Matthew Kelly Sharp | | Hello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Where the work's not hard And the century is closing down I'm not sure what we've got We really don't need a lot Hello, hello I made a lot of mistakes that bear a heavy, heavy weight that I'm ashamed of And I need to get through to something new where I'm not alone Where everybody knows you, everybody loves you, everybody says this is your home Hello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Where the work's not hard And the century is closing down I'm not sure what we've got We really don't need a lot Hello, hello Trying to shake all responsibility Repeating that it don't mean much to me Staying out of my head all day Don't want to go back Don't want to have to face it all All those disappointments that I've made Hello Where everybody knows you, everybody loves you, everybody says this is your home Hello, hello, hello, hello You know it's good to see you here again To be back with my friends Don't let me go, hello, hello, hello You know I wanna stay here with my friends Stay here 'til the end, don't let me go Don't let me go, hello, hello Don't let me go, hello The century is closing down, The century is closing down The century is closing down, The century is closing down Hello |
藤沢ルーザー割と良くある日々のすれ違いを 他人のせいにして拗ねる 心揺れる 独り善がりの僕は筋違いを 抱えたままで抜けて折れる一号線 高いビル 愛は? 僕はほら 何にもないや 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ もう真昼の太陽が正午過ぎの猥談 ビルはシラけないように笑った 人混み分けて這うように 逃げ腰ぎみの回覧 君が遠くで僕を呼んだんだ そうだ 高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh | | 割と良くある日々のすれ違いを 他人のせいにして拗ねる 心揺れる 独り善がりの僕は筋違いを 抱えたままで抜けて折れる一号線 高いビル 愛は? 僕はほら 何にもないや 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ もう真昼の太陽が正午過ぎの猥談 ビルはシラけないように笑った 人混み分けて這うように 逃げ腰ぎみの回覧 君が遠くで僕を呼んだんだ そうだ 高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから 社会人 ライナー 三番線のホームから 今 手を振るよ |
夏蝉雲の影まで焼け付くような 白い太陽だった それも午後には見失ったな 愛車 ワイパー 雷難 叩くような雨粒が 窓辺を濡らす傘の上 迷い込んだ蝉の音が 染み入るような夕べ 夕べ 秋が微かに忍び寄るような そんな匂いがした それが僕には寂しかったな 時間がないな ないな 溶かすような朱の空が 心を急かす夕暮れ 迷い込んだヒグラシが 終わりを告げる夢 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 何もないな 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 誰もいないな | ASIAN KUNG-FU GENERATION | Masafumi Gotoh | Masafumi Gotoh・Takahiro Yamada | | 雲の影まで焼け付くような 白い太陽だった それも午後には見失ったな 愛車 ワイパー 雷難 叩くような雨粒が 窓辺を濡らす傘の上 迷い込んだ蝉の音が 染み入るような夕べ 夕べ 秋が微かに忍び寄るような そんな匂いがした それが僕には寂しかったな 時間がないな ないな 溶かすような朱の空が 心を急かす夕暮れ 迷い込んだヒグラシが 終わりを告げる夢 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 何もないな 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 夏蝉は鳴いた 夏蝉 夏蝉 誰もいないな |
未だ見ぬ明日に風薫る真夏の藍染め 溶かすように涙を数滴 タイダイに成り代わって 滲んだ僕らさ 入道雲 空に挨拶 見上げれば涙が数滴 マイマイに成り代わって 殻から這い出だそう 淡い夢 喪失の地平 広い世界 置いてきぼりさ いつでも 大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう そうさ 公転の合間に散り散りになる 現在 此処に在る僕らを そうだ 未だ見ぬ明日を どんな悲しい最期が待ち受けていようとも それを「希望」と呼ぼう 西日差す部屋の隅っこに クシャクシャに丸めたダイアリー 橙色に染まって 寂しくなったら 真っ白なページの最後を 破いて作った飛行機を 再会を誓い合って 大空へ飛ばそう 淡い夢 喪失の地平 広い世界 置いてきぼりさ いつでも 大袈裟に言うなら 天の壮大な銀河も 膨張 収縮の合間に塵のようになる 心 切り売りの対価や 君の汚れたプライドで どんな大きな成果を積み重ねようとも それが何になろう タイダイに成り代わって滲んだ僕らは マイマイに成り代わって殻から這い出そう 大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう そうさ 公転の合間に散り散りになる 現在 此処に在る僕らを そうだ 未だ見ぬ明日を どんな悲しい最期が待ち受けていようとも それを「希望」と呼ぼう | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 風薫る真夏の藍染め 溶かすように涙を数滴 タイダイに成り代わって 滲んだ僕らさ 入道雲 空に挨拶 見上げれば涙が数滴 マイマイに成り代わって 殻から這い出だそう 淡い夢 喪失の地平 広い世界 置いてきぼりさ いつでも 大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう そうさ 公転の合間に散り散りになる 現在 此処に在る僕らを そうだ 未だ見ぬ明日を どんな悲しい最期が待ち受けていようとも それを「希望」と呼ぼう 西日差す部屋の隅っこに クシャクシャに丸めたダイアリー 橙色に染まって 寂しくなったら 真っ白なページの最後を 破いて作った飛行機を 再会を誓い合って 大空へ飛ばそう 淡い夢 喪失の地平 広い世界 置いてきぼりさ いつでも 大袈裟に言うなら 天の壮大な銀河も 膨張 収縮の合間に塵のようになる 心 切り売りの対価や 君の汚れたプライドで どんな大きな成果を積み重ねようとも それが何になろう タイダイに成り代わって滲んだ僕らは マイマイに成り代わって殻から這い出そう 大袈裟なニュースもいつか消えてしまうだろう そうさ 公転の合間に散り散りになる 現在 此処に在る僕らを そうだ 未だ見ぬ明日を どんな悲しい最期が待ち受けていようとも それを「希望」と呼ぼう |
融雪心凍てつく日にも 夜明けの遠い夜でも 震える両の手 それでも朝陽を待つ 溜め息混じる絵にも 涙に暮れるひとにも 吹き込むようにして 訪れる春を待つ 雪が今日 降り止んだ 白い地面に もう這い出して良いかな だけど遠くのほうで誰かの声 「まだダメ」だって聞こえるよ 僕は何て言って返そう 雪解けは間近だ 君にも 吹き込むようにして 差し伸べるようにして 雪が今日 溶け出して緩む地面に もう這い出して良いかな だけど遠くのほうで誰かの声 「まだダメ」だって聞こえるよ 僕は何て言って どんな声で返そう 君にも | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 心凍てつく日にも 夜明けの遠い夜でも 震える両の手 それでも朝陽を待つ 溜め息混じる絵にも 涙に暮れるひとにも 吹き込むようにして 訪れる春を待つ 雪が今日 降り止んだ 白い地面に もう這い出して良いかな だけど遠くのほうで誰かの声 「まだダメ」だって聞こえるよ 僕は何て言って返そう 雪解けは間近だ 君にも 吹き込むようにして 差し伸べるようにして 雪が今日 溶け出して緩む地面に もう這い出して良いかな だけど遠くのほうで誰かの声 「まだダメ」だって聞こえるよ 僕は何て言って どんな声で返そう 君にも |
深呼吸響く雷鳴 インドア 二秒前の静かな光 「どんな運命?」 「本当は…」 そんな他人任せの台詞 いつか無くなってしまうのが怖いな 逃れられはしないのか 一瞬さ 僕らの命など 終演のベルが鳴って幕は閉じるのだろう 一瞬の 僕らの美しさを 此処に刻むように 誰よりも深い呼吸を いつか無くなってしまうのが怖いな 逃れられはしないのか 一瞬さ 僕らの命など 出発のベルが鳴ってドアは閉じるのだろう 消えぬ僕らの醜さも 此処に刻むように 誰よりも深い呼吸を | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 響く雷鳴 インドア 二秒前の静かな光 「どんな運命?」 「本当は…」 そんな他人任せの台詞 いつか無くなってしまうのが怖いな 逃れられはしないのか 一瞬さ 僕らの命など 終演のベルが鳴って幕は閉じるのだろう 一瞬の 僕らの美しさを 此処に刻むように 誰よりも深い呼吸を いつか無くなってしまうのが怖いな 逃れられはしないのか 一瞬さ 僕らの命など 出発のベルが鳴ってドアは閉じるのだろう 消えぬ僕らの醜さも 此処に刻むように 誰よりも深い呼吸を |
ムスタング偽りはない 虚飾などない もともとはそんな風景画 絵筆を使い書き足す未来 僕らが世界を汚す 彩りのない あまりに淡い 意識にはそんな情景が 忘れられない いつかの誓い それすら途絶えて消える 頬を撫でるような霧雨も強かに日々を流す 君は誰だい ガリレオ・ガリレイ? 誰も描けない風景画 何が正しい 何が悲しい 僕らが世界を汚す 偽りはない 虚飾などない そんな冗談は言うまいが 誰にも言えない いつかの誓い それだけが僕の誇り 鮮やかな君の面影も僕は見失うかな 窓を叩くような泣き虫の梅雨空が日々を流す 嗚呼…なくす何かを ほら 喪失は今にも口を開けて僕を飲み込んで 浜辺で波がさらった貝殻 海の底には想いが降り積もっているんだ 偽りはない 虚飾などない もともとはそんな風景画 忘れられない 君との誓い それだけが僕の誇り 心映すような五月雨もいつかは泣き止むかな 頬を撫でるような霧雨が強かに日々を流す | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・山田貴洋 | | 偽りはない 虚飾などない もともとはそんな風景画 絵筆を使い書き足す未来 僕らが世界を汚す 彩りのない あまりに淡い 意識にはそんな情景が 忘れられない いつかの誓い それすら途絶えて消える 頬を撫でるような霧雨も強かに日々を流す 君は誰だい ガリレオ・ガリレイ? 誰も描けない風景画 何が正しい 何が悲しい 僕らが世界を汚す 偽りはない 虚飾などない そんな冗談は言うまいが 誰にも言えない いつかの誓い それだけが僕の誇り 鮮やかな君の面影も僕は見失うかな 窓を叩くような泣き虫の梅雨空が日々を流す 嗚呼…なくす何かを ほら 喪失は今にも口を開けて僕を飲み込んで 浜辺で波がさらった貝殻 海の底には想いが降り積もっているんだ 偽りはない 虚飾などない もともとはそんな風景画 忘れられない 君との誓い それだけが僕の誇り 心映すような五月雨もいつかは泣き止むかな 頬を撫でるような霧雨が強かに日々を流す |
サイエンスフィクション深夜のテレビ映画では ハリボテだけのサイエンス・フィクション 評論家先生の評価では「取るに足りないゴミ屑」 イビツなスピードで解ける世界 僕らを何処かへ連れ出すためのメッセージ 合間のテレビCMでは ハリボテ以下のサイエンス・フィクション 現実と非現実の隙間を縫い飛ぶような 想像を その愛情を それだけが打ち抜く 僕を イビツなスピードで解ける世界 僕らを何処かへ連れ出すためのメッセージ 現代を映す映像には ハリボテのようなサイエンス・フィクション | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・山田貴洋 | | 深夜のテレビ映画では ハリボテだけのサイエンス・フィクション 評論家先生の評価では「取るに足りないゴミ屑」 イビツなスピードで解ける世界 僕らを何処かへ連れ出すためのメッセージ 合間のテレビCMでは ハリボテ以下のサイエンス・フィクション 現実と非現実の隙間を縫い飛ぶような 想像を その愛情を それだけが打ち抜く 僕を イビツなスピードで解ける世界 僕らを何処かへ連れ出すためのメッセージ 現代を映す映像には ハリボテのようなサイエンス・フィクション |
脈打つ生命時代を貫いて響くもの 潜むインサイド 放つ一切 君はなくす いつかなくす 泡のような そんな夜に咲く花 自分消して ステンレス製膜のような 傷ひとつ拒むように 欲望 爪先灯す今日の火 天道 開くのをただ待っている たかが物質 されど物質 僕もいつか夢のように散るなら 今を生きて 血を流して涙枯れようが またひとつ刻むように脈打つ生命のビート 刺立つ心に響く鼓動 君のインサイド 浮かぶ正体 夜を溶かしてしまう程の鈍い痛み 消えるまで無限に生を刻む ただ雲を掴むような 絶望 否 まだ折れてないだろう 何を紡いで行くのだろう 朽ちて果てるなら ただそれまで 時代を貫いて響くもの 潜むインサイド 放つ一切 全てを包んでしまう程の白い光 探しては永遠に宙を舞う | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 時代を貫いて響くもの 潜むインサイド 放つ一切 君はなくす いつかなくす 泡のような そんな夜に咲く花 自分消して ステンレス製膜のような 傷ひとつ拒むように 欲望 爪先灯す今日の火 天道 開くのをただ待っている たかが物質 されど物質 僕もいつか夢のように散るなら 今を生きて 血を流して涙枯れようが またひとつ刻むように脈打つ生命のビート 刺立つ心に響く鼓動 君のインサイド 浮かぶ正体 夜を溶かしてしまう程の鈍い痛み 消えるまで無限に生を刻む ただ雲を掴むような 絶望 否 まだ折れてないだろう 何を紡いで行くのだろう 朽ちて果てるなら ただそれまで 時代を貫いて響くもの 潜むインサイド 放つ一切 全てを包んでしまう程の白い光 探しては永遠に宙を舞う |
新しい世界大声で叫べばロックンロールなんだろう? そんなクソみたいな話ならもう沢山だよ それが何なのかなんてどうだって良いから 目の前の景色を全部塗り替えるのさ 退屈な夜はAのコードを 三角形で掻きむしれば 指先 開放ニ弦の刹那と想像力で世界が変わる 変わりない日々の 逃げ入るその地下室の片隅から さぁ始めよう 胸躍るような新しい世界 批評的なスタンスやアンチテーゼだとか 能書きに満たされた世界にはウンザリだよ 自分の立ち位置なんて何処だって良いから 目の前の景色を全部塗り替えるのさ 憂鬱な君はEのコードを 流線型で弾き千切れば 踏み込め 電源 増幅の回路と想像力で世界が変わる 何もない君が 逃げ入るその自意識の片隅から さぁ飛び出そう 胸躍るような新しい世界 世界! 世界! 世界! | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 大声で叫べばロックンロールなんだろう? そんなクソみたいな話ならもう沢山だよ それが何なのかなんてどうだって良いから 目の前の景色を全部塗り替えるのさ 退屈な夜はAのコードを 三角形で掻きむしれば 指先 開放ニ弦の刹那と想像力で世界が変わる 変わりない日々の 逃げ入るその地下室の片隅から さぁ始めよう 胸躍るような新しい世界 批評的なスタンスやアンチテーゼだとか 能書きに満たされた世界にはウンザリだよ 自分の立ち位置なんて何処だって良いから 目の前の景色を全部塗り替えるのさ 憂鬱な君はEのコードを 流線型で弾き千切れば 踏み込め 電源 増幅の回路と想像力で世界が変わる 何もない君が 逃げ入るその自意識の片隅から さぁ飛び出そう 胸躍るような新しい世界 世界! 世界! 世界! |
惑星空に一瞬の夕闇 天気は予報の言う通り 明星は西に舞い降り 薄雲抜けて夜を照らす 誰だってあんなふうに 夜空に強く輝きたいなら 高い志が君を照らし出す どんなに辛く折れそうな夜でも 光射す朝までは 揺らめく旗の星に 数えて五十二番目に 本当は誰の言いなり 気付かれぬように空を奪う 連れ立って並ぶように見えるのはまやかし 現在に夢や希望がなくても 強い眼差しが闇を照らし出す 何処かに独り消えそうな夜でも 光射す朝までは 火星の戦場を見 土星の円盤を見 金星でヴィーナスを見 彗星のほうきに乗る 青い星 此処で僕は何をしようか 夜空に強く輝きたいなら 高い志が君を照らし出す どんなに辛く折れそうな夜でも 光り射す朝までは 空に一瞬の夕闇 誰より綺麗に夜を照らす | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 空に一瞬の夕闇 天気は予報の言う通り 明星は西に舞い降り 薄雲抜けて夜を照らす 誰だってあんなふうに 夜空に強く輝きたいなら 高い志が君を照らし出す どんなに辛く折れそうな夜でも 光射す朝までは 揺らめく旗の星に 数えて五十二番目に 本当は誰の言いなり 気付かれぬように空を奪う 連れ立って並ぶように見えるのはまやかし 現在に夢や希望がなくても 強い眼差しが闇を照らし出す 何処かに独り消えそうな夜でも 光射す朝までは 火星の戦場を見 土星の円盤を見 金星でヴィーナスを見 彗星のほうきに乗る 青い星 此処で僕は何をしようか 夜空に強く輝きたいなら 高い志が君を照らし出す どんなに辛く折れそうな夜でも 光り射す朝までは 空に一瞬の夕闇 誰より綺麗に夜を照らす |
ライカ迷い犬 デッドエンド 知恵の輪 螺旋の上 這いつくばって 息を切らして しゃがれた鳴き声 結ばれぬ点と線 切実な遠吠え 涙流して「誰か応えて」 何処からも返事はないよ ボロボロこぼれる悲しみを縫い付けたような黒い模様 それでもまだ 深い闇に 足りないなら絞り出して 迷い犬 デッドエンド 首の輪外せ 幻影 何を求め 何を探して 此処にはもう答えはないけど それでもまだ 深い闇に 足りないなら 奥底から絞り出すように 結ばれぬ点と線 切実な遠吠え 涙流して「誰か応えて」 何処からも返事はないよ ボロボロこぼれる悲しみで締め付けるように痛むけど ボロボロこぼれる悲しみに浮き上がるような白い模様 それでもまだ 深い闇に 足りないなら 絞り出すように吠えろ 迷い犬 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 迷い犬 デッドエンド 知恵の輪 螺旋の上 這いつくばって 息を切らして しゃがれた鳴き声 結ばれぬ点と線 切実な遠吠え 涙流して「誰か応えて」 何処からも返事はないよ ボロボロこぼれる悲しみを縫い付けたような黒い模様 それでもまだ 深い闇に 足りないなら絞り出して 迷い犬 デッドエンド 首の輪外せ 幻影 何を求め 何を探して 此処にはもう答えはないけど それでもまだ 深い闇に 足りないなら 奥底から絞り出すように 結ばれぬ点と線 切実な遠吠え 涙流して「誰か応えて」 何処からも返事はないよ ボロボロこぼれる悲しみで締め付けるように痛むけど ボロボロこぼれる悲しみに浮き上がるような白い模様 それでもまだ 深い闇に 足りないなら 絞り出すように吠えろ 迷い犬 |
ナイトダイビング今日も環状線の先を巡って 毎夜 孤独が行く ナイトダイバー 夜の街を彷徨う亡霊 僕は行く 白いライン 途切れ途切れて 未来は見えないふり 冬の時代に降り出して 積もる悲哀に心溺れたんだ 右手 感情線の先を辿って感傷に浸れば 揺らいだ感情 その起伏を下って再浮上 僕は行く 赤いライト 綺麗 見とれた水面に映る光 花火みたいな観覧車 偽者たちを彩って 空廻って 遠くの空が白むまで走り抜けても 消えない それは消えないよ 風に景色が溶けるまで踏み続けても 消えない それは消えないよ かわす暗礁 その軌跡を辿って回遊 僕は行く 波打つ感情 その起伏を下って再浮上 僕は行く 赤いライト 綺麗 見とれた水面に映る光 淡い期待に息吸い込んで 深い海で心溺れたんだ | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 今日も環状線の先を巡って 毎夜 孤独が行く ナイトダイバー 夜の街を彷徨う亡霊 僕は行く 白いライン 途切れ途切れて 未来は見えないふり 冬の時代に降り出して 積もる悲哀に心溺れたんだ 右手 感情線の先を辿って感傷に浸れば 揺らいだ感情 その起伏を下って再浮上 僕は行く 赤いライト 綺麗 見とれた水面に映る光 花火みたいな観覧車 偽者たちを彩って 空廻って 遠くの空が白むまで走り抜けても 消えない それは消えないよ 風に景色が溶けるまで踏み続けても 消えない それは消えないよ かわす暗礁 その軌跡を辿って回遊 僕は行く 波打つ感情 その起伏を下って再浮上 僕は行く 赤いライト 綺麗 見とれた水面に映る光 淡い期待に息吸い込んで 深い海で心溺れたんだ |
No.9波打つ 目に沁みる青さが 心の奥に焼きついて 深いバケツ 満たす君の涙をブチまけたみたいな海だ ミスター・パトリオット もう誰も泣かせないで 錆び付いた手で もう何も壊さないで 炸裂 目も眩む熱さで何もかもみんな吹き飛んだ 深いバケツ 満たす僕の青さをブチまけたみたいな空だ ミスター・パトリオット もう何も落とさないで 同じことで もう誰も泣かないでくれ 繰り返さないで ミスター・パトリオット もう誰も泣かせないで 滲むこの目は もう何も見えないな ミスター・パトリオット もう何も壊さないで 同じことで もう誰も泣かないでくれ 繰り返さないでよ | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 波打つ 目に沁みる青さが 心の奥に焼きついて 深いバケツ 満たす君の涙をブチまけたみたいな海だ ミスター・パトリオット もう誰も泣かせないで 錆び付いた手で もう何も壊さないで 炸裂 目も眩む熱さで何もかもみんな吹き飛んだ 深いバケツ 満たす僕の青さをブチまけたみたいな空だ ミスター・パトリオット もう何も落とさないで 同じことで もう誰も泣かないでくれ 繰り返さないで ミスター・パトリオット もう誰も泣かせないで 滲むこの目は もう何も見えないな ミスター・パトリオット もう何も壊さないで 同じことで もう誰も泣かないでくれ 繰り返さないでよ |
トラベログ虚構の街を遠く眺めて 画面をさすらう ふらふら 眼孔の奥に飛び散るのは余計な字面 熟々 想うよ 嗚呼… 手触りのない そんな言葉の飽和 埋もれるよ いつも 線路脇に路地を見つけて 余白をさすらう ふらふら 角膜の奥で像を結ぶのは世界の隙間 滑滑 巡るよ 嗚呼 此処に在ること 此処で見ること そのすべては誰のもの 塞ぎ込むより まだ見たこともないような景色があるよ 君の想像を超える情熱を 一瞬の邂逅を 告げるサヨナラを 永遠の漂流を 夢と現実を 旅の果てに僕は探すよ 路面 湿った雨の匂い 嗅覚で そう 未来を知る 電線の共鳴 風の道 聴覚で そう 現在に出会うよ 揺れる世界を越える情熱を 一瞬の邂逅を 告げるサヨナラを 永遠の漂流を 夢と現実を 旅の果てに僕は探すよ いつも | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文 | | 虚構の街を遠く眺めて 画面をさすらう ふらふら 眼孔の奥に飛び散るのは余計な字面 熟々 想うよ 嗚呼… 手触りのない そんな言葉の飽和 埋もれるよ いつも 線路脇に路地を見つけて 余白をさすらう ふらふら 角膜の奥で像を結ぶのは世界の隙間 滑滑 巡るよ 嗚呼 此処に在ること 此処で見ること そのすべては誰のもの 塞ぎ込むより まだ見たこともないような景色があるよ 君の想像を超える情熱を 一瞬の邂逅を 告げるサヨナラを 永遠の漂流を 夢と現実を 旅の果てに僕は探すよ 路面 湿った雨の匂い 嗅覚で そう 未来を知る 電線の共鳴 風の道 聴覚で そう 現在に出会うよ 揺れる世界を越える情熱を 一瞬の邂逅を 告げるサヨナラを 永遠の漂流を 夢と現実を 旅の果てに僕は探すよ いつも |
ネオテニー待ちわびた土曜日に 日めくりの数字たち 軽やかに脈打つハーモニー 古着屋 USアーミー 内ボタンの縫い目に ささやかに芽生えるアイロニー ゆらゆらと木漏れ日 ざわついた並木道 軽やかに脈打つハーモニー 見とれるくらいの空に轟音で鳴くジェット機 ささやかに芽生えるアイロニー それは本当に必要? 時が経っても忘れないでよ 川沿いに揺れる風景 届かぬ想いだけ束ねる水辺の幼生 殻の中で願い続けて 水面を揺らす風 広がる波紋の様に 君の胸に優しく響いた音色 今日も何かを探すよ 本当に 本当に必要? 叶わぬ願いだけ束ねる水辺の幼生 殻が脱げて飛び立つ日まで 透き通る薄い羽 想いを運ぶ夜虫 君の胸で消えそうな心を優しく包んだ音色 | ASIAN KUNG-FU GENERATION | 後藤正文 | 後藤正文・喜多建介 | | 待ちわびた土曜日に 日めくりの数字たち 軽やかに脈打つハーモニー 古着屋 USアーミー 内ボタンの縫い目に ささやかに芽生えるアイロニー ゆらゆらと木漏れ日 ざわついた並木道 軽やかに脈打つハーモニー 見とれるくらいの空に轟音で鳴くジェット機 ささやかに芽生えるアイロニー それは本当に必要? 時が経っても忘れないでよ 川沿いに揺れる風景 届かぬ想いだけ束ねる水辺の幼生 殻の中で願い続けて 水面を揺らす風 広がる波紋の様に 君の胸に優しく響いた音色 今日も何かを探すよ 本当に 本当に必要? 叶わぬ願いだけ束ねる水辺の幼生 殻が脱げて飛び立つ日まで 透き通る薄い羽 想いを運ぶ夜虫 君の胸で消えそうな心を優しく包んだ音色 |