こころの海峡声を殺して 哭く海鳥よ おまえもひとり 私もひとり 拗ねてはぐれた わけじゃない 夜の暗さが 恐かった あなた恋しい 港宿 灯りを下さい おんなの夢を こころの海峡 浅い眠りに 寝返り打てば 海鳴りさえも 泣くなと叱る 涙添い寝の ひとり宿 窓を開ければ 日本海 揺れる波間の 島灯り 優しさ下さい あの日のように こころの海峡 凍えそうです 私の胸は 吹雪の中を 流離う小舟 未練飛沫が 渦を巻く 添えぬ運命の 海峡を 渡りきれない 渡れない 教えて下さい 明日の行方 こころの海峡 | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | 声を殺して 哭く海鳥よ おまえもひとり 私もひとり 拗ねてはぐれた わけじゃない 夜の暗さが 恐かった あなた恋しい 港宿 灯りを下さい おんなの夢を こころの海峡 浅い眠りに 寝返り打てば 海鳴りさえも 泣くなと叱る 涙添い寝の ひとり宿 窓を開ければ 日本海 揺れる波間の 島灯り 優しさ下さい あの日のように こころの海峡 凍えそうです 私の胸は 吹雪の中を 流離う小舟 未練飛沫が 渦を巻く 添えぬ運命の 海峡を 渡りきれない 渡れない 教えて下さい 明日の行方 こころの海峡 |
おんな夢街道上を見たなら きりがない 下を見たなら 夢がない こゝで負けたら 明日は来ない ぐっと我慢の しどころと つらい思いは 飲みこんで 苦労七坂 ヨイショと越える おんな人生 夢街道 たとえ路傍の 花でいゝ 花と咲きたい いつの日か 雨や嵐に 晒されたって 紅の一刷毛 忘れずに 咲いてみせます おんな花 涙ふりすて ヨイショと越える おんな人生 夢街道 おんなだてらと 言われても 意地もあります 夢もある 忍の一文字 こゝろに抱いて 向い風さえ 追い風に 変えてみせます 心意気 笑顔千両で ヨイショと越える おんな人生 夢街道 | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | 池多孝春 | 上を見たなら きりがない 下を見たなら 夢がない こゝで負けたら 明日は来ない ぐっと我慢の しどころと つらい思いは 飲みこんで 苦労七坂 ヨイショと越える おんな人生 夢街道 たとえ路傍の 花でいゝ 花と咲きたい いつの日か 雨や嵐に 晒されたって 紅の一刷毛 忘れずに 咲いてみせます おんな花 涙ふりすて ヨイショと越える おんな人生 夢街道 おんなだてらと 言われても 意地もあります 夢もある 忍の一文字 こゝろに抱いて 向い風さえ 追い風に 変えてみせます 心意気 笑顔千両で ヨイショと越える おんな人生 夢街道 |
夢見草やっと見つけた 小さな暮らし 何があっても 守りたい 春の日向に 咲く花よりも そっと生きてる 草が好き 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 上り下りも 石ころ道も つらくないのよ 一緒なら 繋ぐ手と手を 離さずあなた 越えて行きましょ ふたり坂 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 今日は雨でも 明日は晴れる そうと信じて 歩きたい 雨に打たれて 根を張る草も 空を見上げて 晴れを待つ 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | やっと見つけた 小さな暮らし 何があっても 守りたい 春の日向に 咲く花よりも そっと生きてる 草が好き 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 上り下りも 石ころ道も つらくないのよ 一緒なら 繋ぐ手と手を 離さずあなた 越えて行きましょ ふたり坂 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 今日は雨でも 明日は晴れる そうと信じて 歩きたい 雨に打たれて 根を張る草も 空を見上げて 晴れを待つ 早く来い 早く来い 幸せ日和 そうよふたりは 幸せ夢見草 |
恋夜酒せめて一夜の夢でもいいの 酔ってあなたに 甘えたい 甘えたい つくしてもああ つくしても つくし足りないわ 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ わたしひとりよ ねえ あなた 恋夜酒 心づくしの 手料理ならべ 待てばせつない 雨の音 雨の音 あの人は ああ あの人は どこで雨やどり 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ ついでつがれる人もない 恋夜酒 肌の寒さは あなたのせいよ すがるお酒の ほろにがさ ほろにがさ 酔えないわ ああ 酔えないわ ひとりまよい酒 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ 抱いて下さいもう一度 恋夜酒 | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | 前田俊明 | せめて一夜の夢でもいいの 酔ってあなたに 甘えたい 甘えたい つくしてもああ つくしても つくし足りないわ 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ わたしひとりよ ねえ あなた 恋夜酒 心づくしの 手料理ならべ 待てばせつない 雨の音 雨の音 あの人は ああ あの人は どこで雨やどり 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ ついでつがれる人もない 恋夜酒 肌の寒さは あなたのせいよ すがるお酒の ほろにがさ ほろにがさ 酔えないわ ああ 酔えないわ ひとりまよい酒 恋は瑠璃いろ 心は涙いろ 抱いて下さいもう一度 恋夜酒 |
ゆうすげ宵に密かに 想いを寄せて 誰のためだけ 咲くのでしょうか 今宵ひと夜に 命火を 萌やす花… ゆうすげは ゆうすげは 朝に散りゆく なみだ花 風の音にも 身を震わせて 朝が来ないで 欲しいと願う 愛を重ねた この恋を 散らす花… ゆうすげは ゆうすげは 明日に咲けない なみだ花 同じ夢みて 暮してみたい それもはかない おんなの夢よ なぜにそうまで 散り急ぐ 恋の花… ゆうすげは ゆうすげは 朝に消えゆく なみだ花 | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 伊戸のりお | 宵に密かに 想いを寄せて 誰のためだけ 咲くのでしょうか 今宵ひと夜に 命火を 萌やす花… ゆうすげは ゆうすげは 朝に散りゆく なみだ花 風の音にも 身を震わせて 朝が来ないで 欲しいと願う 愛を重ねた この恋を 散らす花… ゆうすげは ゆうすげは 明日に咲けない なみだ花 同じ夢みて 暮してみたい それもはかない おんなの夢よ なぜにそうまで 散り急ぐ 恋の花… ゆうすげは ゆうすげは 朝に消えゆく なみだ花 |
酒しずく恋が男の 芝居なら 女泣かせて 幕になる 死ぬにゃ死なれず 忘れも出来ず あなた 恋しい 雨の居酒屋 未練しとしと 酒しずく 口にふくんだ 酒だけが 泣ける心を なぐさめる 酒よ今夜は 酔わせて欲しい あなた 恋しい 愚痴の捨て場所 おちょこ相手に ひとり言 いつも女の 身の上は 男次第で 変わるもの 二度と逢えない 運命でしょうか あなた恋しい 肌の寒さよ 涙まじりの 酒しずく | 夏木綾子 | 石本美由起 | 岸本健介 | | 恋が男の 芝居なら 女泣かせて 幕になる 死ぬにゃ死なれず 忘れも出来ず あなた 恋しい 雨の居酒屋 未練しとしと 酒しずく 口にふくんだ 酒だけが 泣ける心を なぐさめる 酒よ今夜は 酔わせて欲しい あなた 恋しい 愚痴の捨て場所 おちょこ相手に ひとり言 いつも女の 身の上は 男次第で 変わるもの 二度と逢えない 運命でしょうか あなた恋しい 肌の寒さよ 涙まじりの 酒しずく |
涙ひとすじ傘のしずくを 振り切るように みれん捨てたい 駅裏酒場 雨が想い出 連れてくる 泣かせないでね もうこれ以上 憎さ一分で 恋しさ九分 涙ひとすじ おんなの未練 夢の止まり木 いつでもわたし 探しつづけて いたのねきっと 言って心を なぐさめる 泣かせないでね もうこれ以上 風の噂に 今夜も泣いて 涙ひとすじ おんなの未練 店に流れる 流行歌(はやり)の有線(うた)は 振られ上手な 恋歌ばかり そうよ私も 振られ癖 泣かせないでね もうこれ以上 あなたやさしい 想い出ばかり 涙ひとすじ おんなの未練 | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | 南郷達也 | 傘のしずくを 振り切るように みれん捨てたい 駅裏酒場 雨が想い出 連れてくる 泣かせないでね もうこれ以上 憎さ一分で 恋しさ九分 涙ひとすじ おんなの未練 夢の止まり木 いつでもわたし 探しつづけて いたのねきっと 言って心を なぐさめる 泣かせないでね もうこれ以上 風の噂に 今夜も泣いて 涙ひとすじ おんなの未練 店に流れる 流行歌(はやり)の有線(うた)は 振られ上手な 恋歌ばかり そうよ私も 振られ癖 泣かせないでね もうこれ以上 あなたやさしい 想い出ばかり 涙ひとすじ おんなの未練 |
残月 大利根ごころ風が身にしむ こころが寒い 情け借り着の 大利根ぐらし 夢にはぐれた 男の胸を 筑波おろしよ なぜ叩く どこでどこで どこで散るやら 徳利ゆすって 酒に聞く 「憂き世しがらみ 大利根川に 捨てていつしか 若さも錆びた 江戸は西空 お玉が池も 今じゃ遥かな 夢の夢 月に吠えても 男五尺の 影が哭く」 破れ雲間に のぞいた月よ 思いださすな 故郷の空を 渡る雁がね 二声 三声 圃(な)けば妹の 声になる 泣いちゃ泣いちゃ 泣いちゃいないか 声をかけたや なみだ月 義理の懸け橋 笹川堤 伸びた月代(さかやき) ざんざら真菰(まこも) 酔ってよろけた 男の意気地 せめて支える 落し差し 胸に胸に 胸にたたんだ 男ごころを 誰が知ろ | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | | 風が身にしむ こころが寒い 情け借り着の 大利根ぐらし 夢にはぐれた 男の胸を 筑波おろしよ なぜ叩く どこでどこで どこで散るやら 徳利ゆすって 酒に聞く 「憂き世しがらみ 大利根川に 捨てていつしか 若さも錆びた 江戸は西空 お玉が池も 今じゃ遥かな 夢の夢 月に吠えても 男五尺の 影が哭く」 破れ雲間に のぞいた月よ 思いださすな 故郷の空を 渡る雁がね 二声 三声 圃(な)けば妹の 声になる 泣いちゃ泣いちゃ 泣いちゃいないか 声をかけたや なみだ月 義理の懸け橋 笹川堤 伸びた月代(さかやき) ざんざら真菰(まこも) 酔ってよろけた 男の意気地 せめて支える 落し差し 胸に胸に 胸にたたんだ 男ごころを 誰が知ろ |
大阪夢情雨にけむった 道頓堀は 赤い灯青い灯 映す女の涙川 あほや… あほやね 女のみれん 待って 待って 待って甲斐ない人やのに 雨よ泣かすな 大阪夢情 お初天神 相合傘で 寄り添いあんたと 引いたおみくじ枝で泣く あほや… あほやね 女のみれん 泣いて 泣いて 泣いてすがれる胸もない 消えてはかない 大阪夢情 空を見上げりゃ 通天閣が 泣いたらアカンと うちの心に灯をともす あほや… あほやね 女のみれん 夢で 夢で 夢でいいからもう一度 あんた逢いたい 大阪夢情 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | | 雨にけむった 道頓堀は 赤い灯青い灯 映す女の涙川 あほや… あほやね 女のみれん 待って 待って 待って甲斐ない人やのに 雨よ泣かすな 大阪夢情 お初天神 相合傘で 寄り添いあんたと 引いたおみくじ枝で泣く あほや… あほやね 女のみれん 泣いて 泣いて 泣いてすがれる胸もない 消えてはかない 大阪夢情 空を見上げりゃ 通天閣が 泣いたらアカンと うちの心に灯をともす あほや… あほやね 女のみれん 夢で 夢で 夢でいいからもう一度 あんた逢いたい 大阪夢情 |
おんな夢太鼓天にとどろけ 大地にひびけ 祇園太鼓の 幕が開く 男まさりの バチさばき 見せてやろうか みだれ打ち これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 巻いた晒は 伊達ではないよ 咲いて今宵は 華になる ここがおんなの 見せどころ ヤッサヤレヤレ 晴れ舞台 これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 憂き世 嵐を 踏み越えながら 生きるおんなの こころ意気 小倉生れの 純情は 叩く太鼓の 音に出る これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | | 天にとどろけ 大地にひびけ 祇園太鼓の 幕が開く 男まさりの バチさばき 見せてやろうか みだれ打ち これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 巻いた晒は 伊達ではないよ 咲いて今宵は 華になる ここがおんなの 見せどころ ヤッサヤレヤレ 晴れ舞台 これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 憂き世 嵐を 踏み越えながら 生きるおんなの こころ意気 小倉生れの 純情は 叩く太鼓の 音に出る これがおんなの これがおんなの 夢太鼓 |
忘れへんあんたのことは 忘れんからね 何処で生きても 忘れへん うちもいろいろ 理由ありやから ついて行かれん 行かれへん 旅立ちの 身支度だけは うちのこの手で してあげる うしろなんか 振り向かず 歩き続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい あんたの声が あんたの歌が 深夜ラジオに 流れたら うちは泣かへん おんなやけど やっぱうちかて 泣くやろね やさしさが 胸にあふれ来る そんなあんたの ラブソング 夢が叶う その日まで 唄い続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい やさしさが 胸にあふれ来る そんなあんたの ラブソング 夢が叶う その日まで 唄い続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | あんたのことは 忘れんからね 何処で生きても 忘れへん うちもいろいろ 理由ありやから ついて行かれん 行かれへん 旅立ちの 身支度だけは うちのこの手で してあげる うしろなんか 振り向かず 歩き続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい あんたの声が あんたの歌が 深夜ラジオに 流れたら うちは泣かへん おんなやけど やっぱうちかて 泣くやろね やさしさが 胸にあふれ来る そんなあんたの ラブソング 夢が叶う その日まで 唄い続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい やさしさが 胸にあふれ来る そんなあんたの ラブソング 夢が叶う その日まで 唄い続けて 欲しいから 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい 淋しいけど つらいけど あんた東京へ 行けばいい |
愛は蜃気楼遠い…遠い想い出 紡いでも それは…それはむなしい 蜃気楼 ひとり芝居 もうやめて 恋にピリオド 打ちましょう 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も また泣きぬれて 泣いて 泣いて 泣いて 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛は陽炎 恋は嘘つき 涙に滲む 蜃気楼 ふたり…ふたり暮らした この部屋は 今も…今もあの日の そのまま そうよ何も 変わらない あなたの心の 他には 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も 寒い唇 酔って 酔って 酔って 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛のせつなさ 恋の儚さ 涙に滲む 蜃気楼 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も また泣きぬれて 泣いて 泣いて 泣いて 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛は陽炎 恋は嘘つき 涙に滲む 蜃気楼 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 山口正美 | 前田俊明 | 遠い…遠い想い出 紡いでも それは…それはむなしい 蜃気楼 ひとり芝居 もうやめて 恋にピリオド 打ちましょう 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も また泣きぬれて 泣いて 泣いて 泣いて 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛は陽炎 恋は嘘つき 涙に滲む 蜃気楼 ふたり…ふたり暮らした この部屋は 今も…今もあの日の そのまま そうよ何も 変わらない あなたの心の 他には 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も 寒い唇 酔って 酔って 酔って 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛のせつなさ 恋の儚さ 涙に滲む 蜃気楼 馬鹿ですね 馬鹿ですね ああ今夜も また泣きぬれて 泣いて 泣いて 泣いて 待って 待って 待って 夢のつづきを 見ている 愛は陽炎 恋は嘘つき 涙に滲む 蜃気楼 |
最北かもめ沖に向って 小石を投げりゃ 憎さ恋しさ 寄せくる波よ 遠い島影 消えゆく船を 追って行けない もどかしさ 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ 鉛色した さいはて港 海に沈める 添えない恋よ 別れ桟橋 冷たい雨が 雨がいつしか 雪になる 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ 泣いてみたって 帰らぬ恋を 思い出させる 波また波よ 春は名ばかり 私の胸は 冬を越せない 冬どまり 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | 沖に向って 小石を投げりゃ 憎さ恋しさ 寄せくる波よ 遠い島影 消えゆく船を 追って行けない もどかしさ 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ 鉛色した さいはて港 海に沈める 添えない恋よ 別れ桟橋 冷たい雨が 雨がいつしか 雪になる 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ 泣いてみたって 帰らぬ恋を 思い出させる 波また波よ 春は名ばかり 私の胸は 冬を越せない 冬どまり 帰ってよ 帰ってよ 最北かもめ |
晩愁海峡冬の身支度 急かせるように 晩秋のしぐれが 港桟橋駆け抜ける すがる胸さえ… 別れ言葉も ないままに あなた海峡 波の上 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく 海は荒波 群れ飛ぶ鴎 北のはずれの 一夜泊まりの風港 ここで暮らすと… 云ったあの夜の 腕まくら 夢の破片が 波に散る 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく 恋は引き潮 慕いは満ちて 遠くなるほど あなた恋しさ増すばかり はるか海峡… 追って行きたい 行かれない 私悲しい 恋小舟 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | 前田俊明 | 冬の身支度 急かせるように 晩秋のしぐれが 港桟橋駆け抜ける すがる胸さえ… 別れ言葉も ないままに あなた海峡 波の上 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく 海は荒波 群れ飛ぶ鴎 北のはずれの 一夜泊まりの風港 ここで暮らすと… 云ったあの夜の 腕まくら 夢の破片が 波に散る 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく 恋は引き潮 慕いは満ちて 遠くなるほど あなた恋しさ増すばかり はるか海峡… 追って行きたい 行かれない 私悲しい 恋小舟 汽笛が鳴けば 鴎も啼いて あの人連れてゆく |
だんじりの華秋の浜風 素肌に受けて 走るだんじり 汗が飛ぶ 男らしさが 売り物やけど 女あっての 晴れ舞台 そうやお前は そうやお前は だんじりの華 町の半被(はっぴ)は 男の勲章(ほこり) 朝の曳(ひ)きだし 血がたぎる 心意気だよ 日本一や 度胸千両の 大工方(だいくがた) 粋な姿の 粋な姿の 大屋根さばき 五穀豊穣 祈りを込めて 走る男の 勇み肌 傍でお前が 支えてくれる 命懸けての やりまわし そうやお前は そうやお前は だんじりの華 | 夏木綾子 | 坂本ひろし | 岸本健介 | 南郷達也 | 秋の浜風 素肌に受けて 走るだんじり 汗が飛ぶ 男らしさが 売り物やけど 女あっての 晴れ舞台 そうやお前は そうやお前は だんじりの華 町の半被(はっぴ)は 男の勲章(ほこり) 朝の曳(ひ)きだし 血がたぎる 心意気だよ 日本一や 度胸千両の 大工方(だいくがた) 粋な姿の 粋な姿の 大屋根さばき 五穀豊穣 祈りを込めて 走る男の 勇み肌 傍でお前が 支えてくれる 命懸けての やりまわし そうやお前は そうやお前は だんじりの華 |
越冬譜船をおりたら さい果て行きの 汽車が待ってる 港駅 風が哭く 恋が哭く はぐれ鴎の私には 返る塒も 帰る塒も 胸もない… 春はどこやら 未練がつのる こころ凍れる 雪景色 雪が舞う 闇に舞う 遠くなるほど 面影は 夢で泣くなと 夢で泣くなと 逢いにくる… うしろ髪引く 思い出荷物 どこに捨てよか 港宿 夢が散る 乱れ散る 生きて逢う日の ない恋は 北の吹雪に 北の吹雪に 埋めたい… | 夏木綾子 | 石本美由起 | 岸本健介 | 前田俊明 | 船をおりたら さい果て行きの 汽車が待ってる 港駅 風が哭く 恋が哭く はぐれ鴎の私には 返る塒も 帰る塒も 胸もない… 春はどこやら 未練がつのる こころ凍れる 雪景色 雪が舞う 闇に舞う 遠くなるほど 面影は 夢で泣くなと 夢で泣くなと 逢いにくる… うしろ髪引く 思い出荷物 どこに捨てよか 港宿 夢が散る 乱れ散る 生きて逢う日の ない恋は 北の吹雪に 北の吹雪に 埋めたい… |
夢華火ごめんなさいと 駆けだす露地に 降るは涙の 罪しぐれ ついて行きたい 行かれない 人の妻です… 許して下さい 恋は 恋は 恋は儚い 夢華火 こころだけでも あなたの妻と そっと自分に 言いきかす 紙のこよりの 指輪でも そうよ何より… 契りの証 恋は 恋は 恋は悲しい 夢華火 みんなこの世は うたかたなのと 全て忘れて 腕の中 夢の破片(かけら)を 集めても 人の妻です… 添えないさだめ 恋は 恋は 恋は一夜の 夢華火 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 前田俊明 | ごめんなさいと 駆けだす露地に 降るは涙の 罪しぐれ ついて行きたい 行かれない 人の妻です… 許して下さい 恋は 恋は 恋は儚い 夢華火 こころだけでも あなたの妻と そっと自分に 言いきかす 紙のこよりの 指輪でも そうよ何より… 契りの証 恋は 恋は 恋は悲しい 夢華火 みんなこの世は うたかたなのと 全て忘れて 腕の中 夢の破片(かけら)を 集めても 人の妻です… 添えないさだめ 恋は 恋は 恋は一夜の 夢華火 |
倖せあげるさないないづくしの この俺なのに 愚痴もこぼさず ついてくる すまないね すまないね 苦労ばかりの おまえの肩に 春よこい 春よこい いつかおまえに 倖せあげるさ 紙でこさえた 紙縒(こより)の指輪 はしゃぐおまえが いじらしい 泣かせるね 泣かせるね 明日の夢さえ 見えないけれど 春よこい 春よこい きっとおまえに 倖せあげるさ 春を待ってる 蕾(つぼみ)が好きと そっとおまえは つぶやいた うれしいね うれしいね 心優しい おまえの胸に 春よこい 春よこい 両手いっぱい 倖せあげるさ | 夏木綾子 | 久住昭吾 | 岸本健介 | 前田俊明 | ないないづくしの この俺なのに 愚痴もこぼさず ついてくる すまないね すまないね 苦労ばかりの おまえの肩に 春よこい 春よこい いつかおまえに 倖せあげるさ 紙でこさえた 紙縒(こより)の指輪 はしゃぐおまえが いじらしい 泣かせるね 泣かせるね 明日の夢さえ 見えないけれど 春よこい 春よこい きっとおまえに 倖せあげるさ 春を待ってる 蕾(つぼみ)が好きと そっとおまえは つぶやいた うれしいね うれしいね 心優しい おまえの胸に 春よこい 春よこい 両手いっぱい 倖せあげるさ |
浜千鳥あんたの船が 消えて行く 波がザンブと 飲み込むよ ここは玄海 無情の海よ 女乗せない 船が行く あんたは鴎 移り気鴎 二度と港にゃ 帰らんとよ 羽根を休めに 立ち寄って 次の港に 行くっちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 あんたの背中 見るたびに 男の嘘が 見えていた 男ごころは お見通しでも 知らぬ顔して 尽くしたよ あんたは鴎 気ままでよかね 明日の塒(ねぐら)は 風まかせ 追って行きたい 行けんとよ 沖へ向かって 飛べんちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 あんたは鴎 移り気鴎 二度と港にゃ 帰らんとよ 羽根を休めに 立ち寄って 次の港に 行くっちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 南郷達也 | あんたの船が 消えて行く 波がザンブと 飲み込むよ ここは玄海 無情の海よ 女乗せない 船が行く あんたは鴎 移り気鴎 二度と港にゃ 帰らんとよ 羽根を休めに 立ち寄って 次の港に 行くっちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 あんたの背中 見るたびに 男の嘘が 見えていた 男ごころは お見通しでも 知らぬ顔して 尽くしたよ あんたは鴎 気ままでよかね 明日の塒(ねぐら)は 風まかせ 追って行きたい 行けんとよ 沖へ向かって 飛べんちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 あんたは鴎 移り気鴎 二度と港にゃ 帰らんとよ 羽根を休めに 立ち寄って 次の港に 行くっちゃね わたしゃ涙の 浜千鳥 |
逢いたいナ胸にたたんだ 心の傷を 酒で温める 雨の夜 グラス揺らせば 浮かんで消える にすがった あの涙 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい もう一度 風の噂にゃ 故郷追われ ひとり海峡 越えたとか 俺と逢わなきゃ 生まれた町で 違う人生 あったろに 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい 薄い肩 なんであいつを ひとりにしたと 弱い心を 叩く雨 今度この世に 生まれて来ても きっとお前を さがすだろ 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい もう一度 | 夏木綾子 | 近藤秀彦 | 岸本健介 | 斉藤功 | 胸にたたんだ 心の傷を 酒で温める 雨の夜 グラス揺らせば 浮かんで消える にすがった あの涙 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい もう一度 風の噂にゃ 故郷追われ ひとり海峡 越えたとか 俺と逢わなきゃ 生まれた町で 違う人生 あったろに 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい 薄い肩 なんであいつを ひとりにしたと 弱い心を 叩く雨 今度この世に 生まれて来ても きっとお前を さがすだろ 逢いたいナお前に… 抱いてやりたい もう一度 |
ひとり日本海泣き濡れて ひとり桟橋 あなた私が 見えますか 凍てつく風に 羽根震わせて 朝を待てずに 鳴くかもめ あゝあなた…あなた 寒いこの胸 抱きに来て ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル おんなひとりの 日本海 悲しみの 色に染まって 北の岬は 冬篭(ごも)り 浪打ち際に 咲く水仙は まるで私の ようですね あゝ愛が…愛が 風にまかれて 散り急ぐ ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル あなた恋しい 日本海 あの人と そうよふたりで いつか旅する はずでした はぐれてひとり 訪ねた港町(まち)は 哭けとばかりに 風が吹く あゝ明日は…明日は 私どの港町(まち) 辿り着く ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル おんなひとりの 日本海 | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | | 泣き濡れて ひとり桟橋 あなた私が 見えますか 凍てつく風に 羽根震わせて 朝を待てずに 鳴くかもめ あゝあなた…あなた 寒いこの胸 抱きに来て ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル おんなひとりの 日本海 悲しみの 色に染まって 北の岬は 冬篭(ごも)り 浪打ち際に 咲く水仙は まるで私の ようですね あゝ愛が…愛が 風にまかれて 散り急ぐ ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル あなた恋しい 日本海 あの人と そうよふたりで いつか旅する はずでした はぐれてひとり 訪ねた港町(まち)は 哭けとばかりに 風が吹く あゝ明日は…明日は 私どの港町(まち) 辿り着く ヒュルル ヒュルル ヒュルルルルルル おんなひとりの 日本海 |
夢待ち酒場飲めぬお酒を 涙でうすめ ひとり飲みほす 夢ひとつ 待って待って 待ちわびて 思いきれない おんなの未練 寒いこころを あたためる お酒下さい 私にも 露地にこぼれた 酒場の明かり あなた来ぬかと 振り返る 待って待って 待ちわびて 外は時雨て 思い出濡れる みんなあなたの せいですね 胸をたたくな 夜の雨 雨に濡れてる 暖簾の染みは まるで私の こころ傷 待って待って 待ちわびて 涙 ため息 夢待ち酒場 ひとり注ぎたす おんな酒 夢を下さい 私にも | 夏木綾子 | かわい大輝 | 岸本健介 | 馬場良 | 飲めぬお酒を 涙でうすめ ひとり飲みほす 夢ひとつ 待って待って 待ちわびて 思いきれない おんなの未練 寒いこころを あたためる お酒下さい 私にも 露地にこぼれた 酒場の明かり あなた来ぬかと 振り返る 待って待って 待ちわびて 外は時雨て 思い出濡れる みんなあなたの せいですね 胸をたたくな 夜の雨 雨に濡れてる 暖簾の染みは まるで私の こころ傷 待って待って 待ちわびて 涙 ため息 夢待ち酒場 ひとり注ぎたす おんな酒 夢を下さい 私にも |
夫婦きずな熱燗一本 笑顔を添えて ほろり酔わせる… そんなおまえがいとしいよ すまないね すまないね こんなつましい世帯でも 愚痴もこぼさずついてくる 惚れたおまえにまた惚れた まわり道してつまずいたって いいじゃないのよ… それもこの世のかくし味 うれしいね うれしいね 俺のこころを引きたてる 薄いちいさな その肩に 積る苦労も あるだろに ひと間ぐらしも一輪差しの 花を飾れば… 春が来たのとはしゃぐやつ すまないね すまないね 夫婦きずなの 結びめに 点る小さな 夢灯り 待っていてくれ惚れ女房 | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | | 熱燗一本 笑顔を添えて ほろり酔わせる… そんなおまえがいとしいよ すまないね すまないね こんなつましい世帯でも 愚痴もこぼさずついてくる 惚れたおまえにまた惚れた まわり道してつまずいたって いいじゃないのよ… それもこの世のかくし味 うれしいね うれしいね 俺のこころを引きたてる 薄いちいさな その肩に 積る苦労も あるだろに ひと間ぐらしも一輪差しの 花を飾れば… 春が来たのとはしゃぐやつ すまないね すまないね 夫婦きずなの 結びめに 点る小さな 夢灯り 待っていてくれ惚れ女房 |
人生夢一歩ぐっと握った 拳の中で 夢をあたため 生きてきた 憂き世嵐に たたかれ踏まれ 名無し草にも 意地がある 汗と涙を 道連れに 今はがまんの 道を往く 人生夢一歩 待っていたって 歩いちゃ来ない 夢は自分で 掴むもの いつか誰かが 教えてくれた 一歩一歩の 足跡を 花にするのも しないのも 志(こころ)ひとつで 決まるのさ 人生夢一歩 遥か山坂 望みは高く 夢を心に 越えて行く 後ろ向くなよ 振り向くじゃない 一歩踏み出す その先に 夢を彩る 虹も出る 明日を信じて 道を往く 人生夢一歩 | 夏木綾子 | 近藤秀彦 | 岸本健介 | 前田俊明 | ぐっと握った 拳の中で 夢をあたため 生きてきた 憂き世嵐に たたかれ踏まれ 名無し草にも 意地がある 汗と涙を 道連れに 今はがまんの 道を往く 人生夢一歩 待っていたって 歩いちゃ来ない 夢は自分で 掴むもの いつか誰かが 教えてくれた 一歩一歩の 足跡を 花にするのも しないのも 志(こころ)ひとつで 決まるのさ 人生夢一歩 遥か山坂 望みは高く 夢を心に 越えて行く 後ろ向くなよ 振り向くじゃない 一歩踏み出す その先に 夢を彩る 虹も出る 明日を信じて 道を往く 人生夢一歩 |
夢…歌の道いちど限りの 人生だから 決めたこの道 ひとすじに やる気本気で 愚痴るな泣くな 明日を見据えて ひるまず一歩 これが私の 夢…歌の道 他人(ひと)にゃ見せない 心の中(うち)は 意地を貫きゃ 強くなる 熱い心は 真実一路 滾(たぎ)る思いを しっかと抱いて 歩き続ける 夢…歌の道 雨にしおれる 路傍の花も きらり陽が射しゃ 凛と咲く 根気負けん気 弱音を吐くな 女ひといろ 花咲かすまで 道はひとすじ 夢…歌の道 | 夏木綾子 | 山田三三十 | 泉夢人 | 前田俊明 | いちど限りの 人生だから 決めたこの道 ひとすじに やる気本気で 愚痴るな泣くな 明日を見据えて ひるまず一歩 これが私の 夢…歌の道 他人(ひと)にゃ見せない 心の中(うち)は 意地を貫きゃ 強くなる 熱い心は 真実一路 滾(たぎ)る思いを しっかと抱いて 歩き続ける 夢…歌の道 雨にしおれる 路傍の花も きらり陽が射しゃ 凛と咲く 根気負けん気 弱音を吐くな 女ひといろ 花咲かすまで 道はひとすじ 夢…歌の道 |
北旅愁北の岬の 日昏れは早く 沖にチラチラ 灯りがゆれる あれは漁火 イカ釣り船か おんなごころの 恋の炎(ひ)か あなた忘れの 旅だから 飲めぬお酒を 少しだけ あなた飲んでも いいですか おんなひとり おんなひとり 夢も凍える 北旅愁 風が身を切る 岬の町は あなた生まれた 故郷ですね ひとり訪ねる 私の胸は 鉛色した 冬の海 潮の香が 沁(し)みこんだ 障子開ければ 夜半の雨 みぞれまじりの なみだ雨 おんなひとり おんなひとり 春は名のみの 北旅愁 朝を待てずに 哭(な)く海鳥は 群れにはぐれた 迷い鳥 眠りも浅く ため息もらす 夜明けまじかの 港宿 あなた忘れの 旅なのに みれんばかりが つのります あなた迎えに きて欲しい おんなひとり おんなひとり 夢で逢いたい 北旅愁 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 前田俊明 | 北の岬の 日昏れは早く 沖にチラチラ 灯りがゆれる あれは漁火 イカ釣り船か おんなごころの 恋の炎(ひ)か あなた忘れの 旅だから 飲めぬお酒を 少しだけ あなた飲んでも いいですか おんなひとり おんなひとり 夢も凍える 北旅愁 風が身を切る 岬の町は あなた生まれた 故郷ですね ひとり訪ねる 私の胸は 鉛色した 冬の海 潮の香が 沁(し)みこんだ 障子開ければ 夜半の雨 みぞれまじりの なみだ雨 おんなひとり おんなひとり 春は名のみの 北旅愁 朝を待てずに 哭(な)く海鳥は 群れにはぐれた 迷い鳥 眠りも浅く ため息もらす 夜明けまじかの 港宿 あなた忘れの 旅なのに みれんばかりが つのります あなた迎えに きて欲しい おんなひとり おんなひとり 夢で逢いたい 北旅愁 |
高山情話萩の花咲く 山里に こぼれ散りゆく 恋の花 咲いてひらいて 散ってゆく 愛を誓った あの宿も 今は思い出 寺町通り 吐息せつない 高山情話 未練ごころに 躓いて ひとり佇む 赤い橋 あなた忘れの 旅なのに 何で心が 恋しがる 遠いあなたの 面影揺れる 揺れて儚い 高山情話 日昏れ小径の 飛騨の里 いつかはぐれて ひとり旅 愛の終りを 告げるよに 霙まじりの 雨が降る 泣かせないでよ 私の胸を 濡れて哀しい 高山情話 | 夏木綾子 | 山田三三十 | 泉夢人 | 前田俊明 | 萩の花咲く 山里に こぼれ散りゆく 恋の花 咲いてひらいて 散ってゆく 愛を誓った あの宿も 今は思い出 寺町通り 吐息せつない 高山情話 未練ごころに 躓いて ひとり佇む 赤い橋 あなた忘れの 旅なのに 何で心が 恋しがる 遠いあなたの 面影揺れる 揺れて儚い 高山情話 日昏れ小径の 飛騨の里 いつかはぐれて ひとり旅 愛の終りを 告げるよに 霙まじりの 雨が降る 泣かせないでよ 私の胸を 濡れて哀しい 高山情話 |
浪花の母 ~25周年バージョン~わずか一才乳飲み子を 抱いて夜汽車に飛び乗った あてもないまま浪花の地 声をかけられ情けに触れて ここで…も一度生きると決めた 母と娘の物語 女房子供を 泣かせるような そんな亭主は いらんとゆうて 辛い涙を 笑顔に隠し 屋台ひきひき 帰り道 通天閣見上げて 言わはった 浪花の母ごころ お母ちゃんの口ぐせやった。 「男やったら通天閣みたいに、 ドーンとかまえて天下取る気できばらなあかん。 そやけど女は違うで…好きな人に可愛いがってもろて、一生添いとげる、 これが一番幸せなんや…お母ちゃんのまねせんといてな。」 私(うち)のこの手で お母ちゃんだけは 何が何でも 守ってみせる やっと苦労が 花咲きかけて 母娘(おやこ)暖簾を 出せました 道頓堀あたりに ゆれている 浪花の夢あかり 元気だけが取り柄やゆうてた、お母ちゃんが、ほんま、 あっけのう逝(い)ってしまはった。苦しい息の中、 「あんなお父ちゃんやったけど、お父ちゃんにはお父ちゃんなりの 夢があったんや。 それをわかってあげへんかったお母ちゃんも悪かったんや。 あんたに淋しい思いさしたなぁ… 許してな。」 そうゆうてこぼさはったお母ちゃんの涙は忘れへん。 情に泣いても 貧乏に泣くな 母の教えが こころの支え 今日は泣いても 泣いてもええか 両手合わせる ご命日 お母ちゃん見ててや 私(うち)のこと 浪花で生きてゆく | 夏木綾子 | 泉俊輔・岸本健介 | 岸本健介 | 馬場良・前田俊明 | わずか一才乳飲み子を 抱いて夜汽車に飛び乗った あてもないまま浪花の地 声をかけられ情けに触れて ここで…も一度生きると決めた 母と娘の物語 女房子供を 泣かせるような そんな亭主は いらんとゆうて 辛い涙を 笑顔に隠し 屋台ひきひき 帰り道 通天閣見上げて 言わはった 浪花の母ごころ お母ちゃんの口ぐせやった。 「男やったら通天閣みたいに、 ドーンとかまえて天下取る気できばらなあかん。 そやけど女は違うで…好きな人に可愛いがってもろて、一生添いとげる、 これが一番幸せなんや…お母ちゃんのまねせんといてな。」 私(うち)のこの手で お母ちゃんだけは 何が何でも 守ってみせる やっと苦労が 花咲きかけて 母娘(おやこ)暖簾を 出せました 道頓堀あたりに ゆれている 浪花の夢あかり 元気だけが取り柄やゆうてた、お母ちゃんが、ほんま、 あっけのう逝(い)ってしまはった。苦しい息の中、 「あんなお父ちゃんやったけど、お父ちゃんにはお父ちゃんなりの 夢があったんや。 それをわかってあげへんかったお母ちゃんも悪かったんや。 あんたに淋しい思いさしたなぁ… 許してな。」 そうゆうてこぼさはったお母ちゃんの涙は忘れへん。 情に泣いても 貧乏に泣くな 母の教えが こころの支え 今日は泣いても 泣いてもええか 両手合わせる ご命日 お母ちゃん見ててや 私(うち)のこと 浪花で生きてゆく |
夢は果てなく夢は果てなく 山河を駆けて 明日という日を ひたすらめざす 人は生まれて 傷つき泣いて 生きてく事の 喜びを知る 人生愛があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 流れ彷徨(さすらう) 旅人たちも 長い旅路に 疲れた時は 遠い故郷 偲んで歌う 歌はやさしい 母の子守歌 人生歌があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 人生愛があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 泣いて涙枯れて 明日をめざせ | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 南郷達也 | 夢は果てなく 山河を駆けて 明日という日を ひたすらめざす 人は生まれて 傷つき泣いて 生きてく事の 喜びを知る 人生愛があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 流れ彷徨(さすらう) 旅人たちも 長い旅路に 疲れた時は 遠い故郷 偲んで歌う 歌はやさしい 母の子守歌 人生歌があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 人生愛があれば 生きてゆけるわ あゝ泣くがいい あゝ泣くがいい 泣いて涙枯れて 明日をめざせ 泣いて涙枯れて 明日をめざせ |
この手はなさずあなたのあとから はぐれぬように ついてゆこうと 決めた恋 夢を見るのも ふたりです 涙こぼすも ふたりです 長い人生 道程(みちのり)を この手はなさず この手はなさず ついてゆく 明日(あした)の倖せ どこかにあるさ 探し続けて 行こうよと 言ったあなたの その言葉 何も言えずに 頷(うなづ)いた つらい昨日は 振り向かず この手はなさず この手はなさず ついてゆく たとえば小さな この花だって そうよひたすら 生きている 明日(あす)はいいこと ありそうと 肩を抱かれて 泣いた夜 長い人生 道程(みちのり)を この手はなさず この手はなさず ついてゆく | 夏木綾子 | 瀬戸内かおる | 岸本健介 | | あなたのあとから はぐれぬように ついてゆこうと 決めた恋 夢を見るのも ふたりです 涙こぼすも ふたりです 長い人生 道程(みちのり)を この手はなさず この手はなさず ついてゆく 明日(あした)の倖せ どこかにあるさ 探し続けて 行こうよと 言ったあなたの その言葉 何も言えずに 頷(うなづ)いた つらい昨日は 振り向かず この手はなさず この手はなさず ついてゆく たとえば小さな この花だって そうよひたすら 生きている 明日(あす)はいいこと ありそうと 肩を抱かれて 泣いた夜 長い人生 道程(みちのり)を この手はなさず この手はなさず ついてゆく |
海鳴り情歌やけに海鳴り 咆える夜は あんたが 恋しかね 沖で今ごろ ひと仕事 終えてゴロ寝か おとこ酒 東シナ海 あばれ海 船を呑む様な 波じゃろね ひとり待つ身も つらいとよ さみしかね さみしかね 男のあんたにゃ わからんやね 時化の晴れ間に 星ひとつ 見えたら呼んでよね 指を数えて 指を噛む 女ごころの 涙だよ 東シナ海 おとこ海 たまにゃ女子(おなご)の 胸になれ 肌の寒さを 抱きしめて 恋しかね 恋しかね 男のあんたにゃ わからんやね 東シナ海 あばれ海 船を呑む様な 波じゃろね ひとり待つ身も つらいとよ さみしかね さみしかね 男のあんたにゃ わからんやね | 夏木綾子 | 田村和男 | 岸本健介 | 池多孝春 | やけに海鳴り 咆える夜は あんたが 恋しかね 沖で今ごろ ひと仕事 終えてゴロ寝か おとこ酒 東シナ海 あばれ海 船を呑む様な 波じゃろね ひとり待つ身も つらいとよ さみしかね さみしかね 男のあんたにゃ わからんやね 時化の晴れ間に 星ひとつ 見えたら呼んでよね 指を数えて 指を噛む 女ごころの 涙だよ 東シナ海 おとこ海 たまにゃ女子(おなご)の 胸になれ 肌の寒さを 抱きしめて 恋しかね 恋しかね 男のあんたにゃ わからんやね 東シナ海 あばれ海 船を呑む様な 波じゃろね ひとり待つ身も つらいとよ さみしかね さみしかね 男のあんたにゃ わからんやね |
綾子ONDO~夢を着飾る蝶になれ右手左手 パっと手を出せば 花が咲きます この舞台 夢を着飾る 蝶になれ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 今日の出逢いに 感謝を込めて 天に響けと 唄います 綾子演歌の イキのよさ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 雨や嵐を エンヤコラ越えて 演歌人生 まっしぐら 宇宙(そら)に煌く 星になれ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 笑顔千両で お届けします 夢と希望の 綾子節 声の限りに 唄いましょ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 前田俊明 | 右手左手 パっと手を出せば 花が咲きます この舞台 夢を着飾る 蝶になれ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 今日の出逢いに 感謝を込めて 天に響けと 唄います 綾子演歌の イキのよさ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 雨や嵐を エンヤコラ越えて 演歌人生 まっしぐら 宇宙(そら)に煌く 星になれ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を 笑顔千両で お届けします 夢と希望の 綾子節 声の限りに 唄いましょ さあさ皆さん ご一緒に ソレ 綾子ONDOに のせまして ア、チョイと 心ひとつに ソレ シャンとシャシャンと 手拍子を |
泣かさんといて夜にはぐれた 堂島すずめ 雨にうたれて 泣いてます あほやねん あほやねん あんな男に 惚れたがあほや 泣かさんといて 泣かさんといて 雨の大阪 通り雨 二人通った 馴染みの店も 今日を限りに 店じまい あほやねん あほやねん 私ひとりが とり残されて 泣かさんといて 泣かさんといて こころ濡らすな 露路しぐれ 待って甲斐ない あの人やのに はなれられない 北新地 あほやねん あほやねん 私飛べない 止まり木すずめ 泣かさんといて 泣かさんといて いつか飛びたい 春の空 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 南郷達也 | 夜にはぐれた 堂島すずめ 雨にうたれて 泣いてます あほやねん あほやねん あんな男に 惚れたがあほや 泣かさんといて 泣かさんといて 雨の大阪 通り雨 二人通った 馴染みの店も 今日を限りに 店じまい あほやねん あほやねん 私ひとりが とり残されて 泣かさんといて 泣かさんといて こころ濡らすな 露路しぐれ 待って甲斐ない あの人やのに はなれられない 北新地 あほやねん あほやねん 私飛べない 止まり木すずめ 泣かさんといて 泣かさんといて いつか飛びたい 春の空 |
TONBORIとんぼひとり待つ身の 淋しさなんて あんた縁ない 話やね そうやゆうべも 誰かの膝で 羽目を外して 朝帰り あんた…あんた… 浮かれとんぼの昼の月 あんた…あんた… 何処でかくれんぼ 憎みきれへん 男(ひと)やから 今もあんた よう捨てん 街は日暮れて 灯りが点りゃ 気もそぞろに 浮かれ足 やっぱ今夜も ミナミの空へ 羽根を広げて ひとっ飛び あんた…あんた… 浮かれとんぼのあかんたれ あんた…あんた… TONBORIとんぼ そんな男(ひと)でも 好きやから うちはこの街 よう捨てん あんた…あんた… 浮かれとんぼのあかんたれ あんた…あんた… TONBORIとんぼ 憎みきれへん 男(ひと)やから 今もあんた よう捨てん | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 伊戸のりお | ひとり待つ身の 淋しさなんて あんた縁ない 話やね そうやゆうべも 誰かの膝で 羽目を外して 朝帰り あんた…あんた… 浮かれとんぼの昼の月 あんた…あんた… 何処でかくれんぼ 憎みきれへん 男(ひと)やから 今もあんた よう捨てん 街は日暮れて 灯りが点りゃ 気もそぞろに 浮かれ足 やっぱ今夜も ミナミの空へ 羽根を広げて ひとっ飛び あんた…あんた… 浮かれとんぼのあかんたれ あんた…あんた… TONBORIとんぼ そんな男(ひと)でも 好きやから うちはこの街 よう捨てん あんた…あんた… 浮かれとんぼのあかんたれ あんた…あんた… TONBORIとんぼ 憎みきれへん 男(ひと)やから 今もあんた よう捨てん |
情炎川炎渦巻く 情炎川(ひのかわ)は 倫(みち)にはずれた 恋地獄 死ぬも生きるも ふたりなら いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 明日が見えない 一途な恋に 命果てても 悔いはない おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 闇を貫き 火柱が 翔(か)けて夜空を 焼き尽くす あとへ戻れぬ ふたりなら いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 命燃やして 心焦して 恋の情炎川(ひのかわ) 渡ります おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 たどり着けない 岸だって いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 恋の成就(じょうじゅ)が 叶わぬならば 身も世も捨てて 悔いはない おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 | 夏木綾子 | 岸本健介 | 岸本健介 | 川端マモル | 炎渦巻く 情炎川(ひのかわ)は 倫(みち)にはずれた 恋地獄 死ぬも生きるも ふたりなら いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 明日が見えない 一途な恋に 命果てても 悔いはない おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 闇を貫き 火柱が 翔(か)けて夜空を 焼き尽くす あとへ戻れぬ ふたりなら いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 命燃やして 心焦して 恋の情炎川(ひのかわ) 渡ります おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 たどり着けない 岸だって いいのよこのまま 連れて 連れて逃げてよ 恋の成就(じょうじゅ)が 叶わぬならば 身も世も捨てて 悔いはない おんな織りなす おんな綾なす 命彩(いろど)る恋模様 |
男だんじり男だんじり 岸和田育ち 響く太鼓に 身が躍る 試験曳きから 命を張って 唸(うな)るだんじり 一気に走る これが男の ソーリャ 祭りだぜ 男だんじり 後(あと)へはひかぬ 朝の曳(ひ)き出し 血がたぎる ここが一番 前梃子(はなてこ)持って 燃えろだんじり 大屋根(おおやね)さばき これが男の ソーリャ 祭り唄 男だんじり 男の祭り 今日の宮入り 晴れ姿 ここが最後だ 命を懸けて 走れだんじり 小半坂(こなからざか)を これが男の ソーリャ 夢祭り | 夏木綾子 | 坂本ひろし | 岸本健介 | 南郷達也 | 男だんじり 岸和田育ち 響く太鼓に 身が躍る 試験曳きから 命を張って 唸(うな)るだんじり 一気に走る これが男の ソーリャ 祭りだぜ 男だんじり 後(あと)へはひかぬ 朝の曳(ひ)き出し 血がたぎる ここが一番 前梃子(はなてこ)持って 燃えろだんじり 大屋根(おおやね)さばき これが男の ソーリャ 祭り唄 男だんじり 男の祭り 今日の宮入り 晴れ姿 ここが最後だ 命を懸けて 走れだんじり 小半坂(こなからざか)を これが男の ソーリャ 夢祭り |