水のせいだったんですNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 君のKissがなんだか昨日と違う 水の味も変だったんです 擦りむいた心の傷 治りにくい 虹が消えたせいだったんです 冷たくなった小犬を抱きしめてる 君を今すぐ迎えに行こう 錆びたブランコで泣きながら揺れている あの日の君をここへ 連れ戻そう 連れ戻そう 送電線の向こうから景色が霞む 風の匂いも変だったんです ピカピカだった自転車も盗まれていた 月が隠れたせいだったんです 明日の朝世界が滅びようとも 今夜も草木に水をあげよう 説明できな悔しさに震えている あの日の君をここへ 連れ戻そう 水のせいだったんです 冷たくなった小犬を抱きしめてる 君を今すぐ迎えに行こう 錆びたブランコで泣きながら揺れている あの日の君をここへ 連れ戻そう 連れ戻そう |
リズムもよろしくNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 街吹く風 ほころぶ雲の下 散歩のつもり ブラブラリ 空をあおいで 大きくあおいで 粋な上着 ほこりを はらい リズムも よろしく ステップふんで 紙飛行機 力まかせ 空から地面に ストンとおち 空をあおいで 大きくあおいで 子どものころより うまく ならない 顔をゆがめて ためいき一つ 路次裏 たたずむ あの娘だれ どこかで 見た娘 頭をひねって 空をあおいで 大きくあおいで 子どものころ よく 遊んだ娘 なのに声一つ かけずじまい 流れる人並 さけて通り それでもごつんと ぶつかりながら 空をあおいで 大きくあおいで なんにも いいこと なかった けれど 今日はなんだか 気分がいい |
弥生つめたい風NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 船山基紀 | 桜ふぶき舞い落ちる 古い並木のすみっこで 待っている君のこと 知っていたけど 帰る時は 口づけそっとしてねといった君を おかしいよと おかしいよと 笑った僕でした 弥生の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで こんなに早く散る花を 前に一度おぼえてる 君と僕が 別れた年のこと 花びら髪にかざして だまったままで君は くしゃくしゃに くしゃくしゃに 顔をゆがめたね 卯月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで さようならっていったのは 君の方だったし 後ろ姿に手をふったのは 僕だったし 桜ふぶき舞い落ちる 長い並木を最後まで とても小さく とても小さく 点になるまで 五月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで 五月の空 風が強くても 桜の花 風に散らないで |
八十八夜NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 福井峻 | ひきだしの中からあの人の写真 みんな棄ててしまったはずなのに それはもう黄ばんでしまっていて 泣き顔か笑い顔かわからない あの人の思い出にピリオドを打って 明日 嫁ぎます もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる こんな夜にあの人の電話 遠くでなつかしさが話し掛ける 本当はあの人に手を引かれ いっしょの人生を歩きたかった 昨日までのあの人を忘れられないのは 私の弱さでしょう もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる 写真が黄ばむように あの人との事も 色あせてゆくかしら もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる |
君と歩いてみたくてNSP | NSP | 天野滋 | 中村貴之 | | ひさしぶりだネ こんないいお天気は ずっと前から待っていた こんな日を 君と歩こうよ 歩調をあわせてさ お日様に しかられるから 出てこない ザラザラ砂まじりの風さんにあいさつを ねぇ そんな日でしょう今日は ふしぎなもんだネ こうやっているのは ずっと前から待っていたはずなのに 君と歩こうと 楽しみにしてたんだよ 10人もまごのいるような おばあさんに 通りすがりのおばあさんにあいさつを ねぇ そんな日でしょう今日は 10人もまごのいるような おばあさんに 通りすがりのおばあさんにあいさつを ねぇ そんな日でしょう今日は 今日は… |
The WIND'S SONGNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | ああ この体じゅう ああ この体じゅう ああ 風を受けて 風を受けて 風を受けながら 丘へ続く道を 風が通り抜ける 背のびしたら ふいに 空が低く落ちる 淡い光を浴びて 君が輝きだす 二人きり過ごすことが とても自然すぎる 君の影の上に 僕の影を重ね 大地の温もりを 確かめながらゆく 疲れた時君は 僕のベッドがいい ゆっくり眠ったら 少し勇気が沸く 自由に生きることに 深い意味はないし 不確かな未来よりも 裸のままの君 ああ これからずっと ああ これからずっと ああ 風を受けて 風を受けて 風を受けながら |
チケット握り締めてNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 梅垣達志 | 明日のチケット 押えたし いつも いつも いつもどおりさ 要る物これでみんな 鞄に納めた 電話掛けて 誘うから 君と 君と 君と二人で 行先不明になって 気ままに過ごそう そこは誰も 僕を知らない もちろん君を 知る人もいない 君を路上で 抱きしめた時に 景色の中に 溶け込むさ 道が分れ 右左 いつも いつも いつも同じさ 足跡少いほうを 選ぶとしようか 都会の静か 森の静か どこか どこか どこか違うよ 生まれてから今まで 気付かないでいた 束縛されない時間を食べて 時計の針を忘れてしまおう 街の人とバスに乗り込み 本当の風を感じるさ |
思い出はドラマさNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 思い出 それは あの日に君と別れてから始まった 思い出 それは ドラマさ 心がスクリーンさ すべてが同じ景色の中に 静かに息づいている すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 緑の森を四角いキャンパスに 閉じこめた君が 片目を閉じて笑った あれはクライマックス 五月も終わりかけてた 温い日差しが降り注いでた すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 思い出 それは 心に根を張り枝を広げてく 思い出 それは 傷跡悲しみしか残さない すべてが絡みあってる 長い長い長い物語 すべてが同じだけれど 君の姿がそこにない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない 君の姿がそこにない 僕の影だけ他にない |
五月雨NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 二つも年をごまかして 僕に抱かれ 行きずりの恋なんて言った君さ どうしてそんなに意地を張るの その理由は 聞かないでいたほうが良かったよ 素敵な恋を失くしたの そんなことをこの僕に 幼い頃の思い出を 笑顔で話す君でいてね 失くした恋は忘れてさ 人の幸せ恨むより やさしいだけの君がいい 終わった恋は忘れてさ いいね こんな夜に雨だなんて 憂うつだなあ せっかく君が尋ねて来ても ずぶ濡れ裸足で ドアの前に立っている どうして自分を苛めるの 悲しいことは誰にだって 一つや二つあることさ 人は黄昏年老いて 遠い想いに背を向けて 歩き疲れ泣き尽くす 誰の心を憎むより 悲しさ辛さ嘆くより 僕の愛を受け止めて いいね 失くした恋はこの五月雨に 洗い流してしまえばいい 過ぎた後はなつかしいだけ 今は僕のこの胸に 抱かれ眠れぐっすりと 何もかも忘れてさ いいね |
お休みの風景NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | NSP・福井崚 | 明日はほんとに行こうと いっていたんじゃないか お休みなんだから 遠くに出られると かわいた土の道を ズボンのすそ ひきずって 歩く姿の君 ウ………… 花の咲いてる野原で きれいなのを一本 おさげのさきっちょに 飾ってあげたかった 日よけの帽子も買っておいたのに 夢の続きをみるだけね あとに残るは ぼくをよこぎる 恋人達の笑い声 素晴らしい思い出にしようだなんて 君のくちから聞くとは思わなかった へたな別れ話はやめようと へいきなふりしていったけれど 日よけの帽子も買っておいたのに 夢の続きをみるだけね いきかう車の音にかき消され さいごの言葉も聞こえない ラララ……… |
線香花火NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | 萩田光雄 | はじっこつまむと 線香花火 ペタンと しゃがんで パチパチ燃やす このごろの花火はすぐに落ちる そうぼやいて きみは火をつける 浴衣なんか着たら 気分がでるのにね 湯上がりで うちわを片手だったらね はじっこつまむと 線香花火 僕は燃えかす拾う係りでも 風を背にうけ 線香花火 僕はきみの機嫌が 気になるけれど こうしてる二人は 絵になるわ そうつぶやき きみは火をつける きみの目の中で光っているんだ こっちの方が本物よりすてきさ 風を背にうけ 線香花火 僕たちの恋も きれいに燃やそうよ パチパチ光る 線香花火 来年も二人でできるといいのにね |
ゆうやけNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | N.S.P | やんちゃぼうずが走ってく このかいわいに夕陽がおちる 赤んぼだいた婦人がせわしなく せんたくものをとりこんで 子供は好きよといったきみの やさしさがゆれています あゝ ひさしぶりの夕やけがきれいです きみはボクのものだよと 小さい電球だけにして きめられた日課みたいに 口づけするとまた泣いた へやはせまくてくらしにくいけど お金をいっぱいためましょうネ あゝ ボクがかんだうでのきずあといたくなれ さびしそうねとボクにいったあとの きみのほうがさびしそうです あゝ ほんとにひさしぶりの夕やけが赤赤と |
八月の空へ翔べNSP | NSP | 天野滋 | 平賀和人 | | 草原の白い柵に 少女の君が寄り掛かってた 新鮮な風を集めて 深く吸い込む思い出遠く 八月の空はどこまでも 続いた青い空 自然を愛する気持ちさえ 忘れていたようだ 僕は今 あの時の 君に口づけた 一人の少年 膨らんだ夢はいつか 少女の君を大人に変えた どうしても行くと言うなら せめてたまには電話をよこせ 八月の空はいつまでも 二人の別れ道 都会が冷たくいじめたら 帰って来るがいい 僕は今 あの時の 君の泣き顔 思い出してる |
浮雲NSP | NSP | 天野滋 | 平賀和人 | 瀬尾一三 | 泣いた日よ 悔んだ日々よ それは幼くて おまえにとってはちっぽけな ただのお話か 一途だった昔の恋は やけに懐かしく 俺にとっては重大な 胸に記す年輪 これっきりだ 俺が叫ぶ あいつが 頷いた また会おう 席を立って 握手で 別れたなんて 告げたならば 笑うだろうか うぶだ若かったと 自分自身もおかしくて 笑みを浮かべてしまう いざこざもすれ違いも どれも現実か 俺の心にポッカリと 漂う浮雲だろう やさしさだとか おもいやりだとか わかったつもりでも 些細な事で 傷つけ合い あいつと別れたなんて 告げたならば 笑うだろうか うぶだ若かったと 自分自身もおかしくて 笑みを浮かべてしまう |
夕暮れ時は淋しそうNSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 田舎の堤防 夕暮れ時に ぼんやりベンチに すわるのか 散歩するのも いいけれど よりそう人が 欲しいもの あの娘がいれば 僕だって 淋しい気持ちにゃ ならないさ まわりの暗さは 僕たちのため あの娘が来るのを 待っている 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない 夕焼け雲さん 伝えて くれよ あの娘のお部屋の 窓ぎわへ 虫にさされるのは いやだけど 肩をならべて いたいよと こんな河原の 夕暮れ時に 呼びだしたりして ごめんごめん 笑ってくれよ ウフフとネ そんなにふくれちゃ いやだよ 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない おうちの人に おこられるかな 呼びだしたりして ごめんごめん もうちょっとだけ 一緒にいよう 帰りたいなんて言わないで そうか君は 笑うのが へたに なっちゃったんだね あんまり 僕を 困らせないで そろそろ笑って くれよ こんな河原の 夕暮れ時に 呼びだしたりして ごめんごめん 笑ってくれよ ウフフとネ そんなにふくれちゃ いやだよ 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない 夕暮れ時は さびしそう とっても一人じゃ いられない |
あせ('80,8,2 田園コロシアム)NSP | NSP | 天野滋 | 天野滋 | | 全く人気のない道に しらけた太陽が照って ほこりっぽい石ころだらけ 風もない雨もない 何かいいこと捜して ひたいにしわよせて歩いて こんな道 一本道を気のむくままに フラフラと つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう せっかく生きているのに 何にも出来ないなんて 石ころをけとばして 空にぶつけてみようか みっともないこんな姿を 誰にもみせたくないから 道に沿って 遠くどこかへ 行ってしまいたいのさ この世で一番大事なものは 一体何だろう 金でもない勉強でもない まして女じゃないさ もちろんそれだって 少しは大切だけど もっと大事なことが 絶対あるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう そりゃ誰だって つらいことはたくさんあるけれど この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ 生意気だけど 精一杯生きてゆくのさ そうすれば きっと何かがあるはずさ つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗を流し つぶつぶの しょっぱい汗を つぶつぶの 汗をぬぐう |