ないものねだり坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 荒内佑 | 荒内佑 | 君は持ち歩いてる ポケットの中に とても珍しくて世界にふたつとないもの いつも見慣れてるからわかってないんだね ピカピカに光っていても 嬉しくないみたい ああ どんな気がするだろう 僕が君なら 雲を駆けるようかな ふわりふわりふわりふわり 僕にないもの持ってる君が嫌いだ そんな僕がもっときらいきらいきらい ねえ いらないなら もらってもいいかなあ それは僕にとって 特別なものだよ 僕は持ち歩いてる ポケットの中に とても珍しくて世界にふたつとないもの 人と違ってるから隠していたいんだ ピカピカに光ってるから 打ち捨てて行けない ああ どんな答えを出すだろう 君が僕なら 雲を掴むようだよ ふわりふわりふわりふわり 何も知らないで笑う君が嫌いだ そんな僕がもっときらいきらいきらい ねえ 欲しいなら もらってよ いいから それは僕にとって 手に負えないものだよ ねえ いらないなら もらってもいいかなあ それは僕にとって 特別なものだよ 君は持ち歩いてる ポケットの中に とても珍しくて世界にふたつとないもの いつも見慣れてるからわかってないんだね ピカピカに光っていて 眩しすぎるくらい |
discord坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 竹内アンナ | 川口大輔 | 風向き 春めいて 着飾った 人の群れ ざわめき 空めいて ふざけあう 笑い声 雑音に 飛び込んで 溶け込んで 一秒を 消費して 浪費して 抜け出したい ここから 螺旋の外側 誰か 出口教えてよ ものたりない 何か 間違ってる どこかが 決して口にはできない もう わかんない 気持ちいい音を探してる 調律された世界の 完璧な世界の 私 何が不満なの 午前0時 重なった 針と月 <今なら 変われる?> 隠していた扉が開かれる <朝がくればおんなじ> 曖昧さ 回避して 逃避して 沈黙に 同期して 同意して 突き返したいのに また 愛想ふりまいた 守るものが多すぎる もうバイバイここから 永遠にさよなら 私 別の生き方がしたいの バイバイここから 同調の渦から バイバイここから 永遠にさよなら 抜け出したいここから 螺旋の外側 誰か 出口教えてよ とりとめない 何か 止めらんない どうして 決して口にはできない もう わかってる 正しいだけの音なんて 調律された世界で 完璧な世界で 私 何を疑うの |
タイムトラベラー坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 北川勝利 | 北川勝利 | 夢を叶える前の僕に 会いに行けるすべがあったとして 何を言えば救えるだろう 傘を畳んだまま 立ち尽くしてる 望みを手にしたその時から 失う未来に怯える日々が始まるなんて 思いもしないで 僕は脆くなって 小さくなって 手に残った一握の愛さえ 震えながら 祈りながら 強く抱いて 押し潰してしまう どうすればよかった 答えがあるなら わずか100年先のことも 僕ら知るすべなく消えてくのに ほんの短い時を生きて 何を知ってると言えるのだろう 飛び方忘れた鳥はやがて 飛ぶべき理由も見失って 空を見上げることさえなくなる 僕と僕だったものの間 繋ぎ止める一筋の糸を 手繰り寄せて 研ぎ澄ませて 長い雨が終わるのを待っている 僕は脆くなって 小さくなって 震えながら 祈りながら それでもまだ 空見上げて 求めても 確かめても ありはしない 唯一の解など 疑って 問い続けて 近づくだけ 少しずつ真実に でもこれでよかった そう言える時まで 僕が飛ぶべき理由は何 僕がためらう理由は何 僕が飛びたい理由は何 |
un_mute坂本真綾 | 坂本真綾 | 岩里祐穂 | SIRA | 河野伸 | 耳澄ませば 風を揺らし夕立が駆けてくる音がする 耳閉じれば 体じゅう絶え間なく脈を打つ音がするよ 何度も何度でもくり返して 疲れたその心をらくにして 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 待てばいい 聞こえない振りをしてる君のいる隠れ家の 窓を開けてよ 半分でも 手をはなして 塞いでる右耳と左耳の 知らないうちに 春は訪れ 根雪溶かした 遠雷響く空 夏の終わりに 世界は 音や煌めきに 満ちてる 何度も何度もくり返して 疲れたその心まで 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 泣けばいい 聞こえない振りをしてる君のいる隠れ家の 窓を開けてよ 誰もが皆 聞いたこと聞きたがる 誰もが皆 語られたこと語りたがる 見たこともない海へと 運命への舵を切ろう 動きを止めることない万物の時の中 どれくらい あとどれくらい 行けばいい 聞こえない振りをしてる君のいる隠れ家の 窓が開いたよ 半分だけ 耳澄ませば 風を揺らし夕立が駆けてくる音がする |
体温坂本真綾 | 坂本真綾 | 岩里裕穂 | 古閑翔平 | 古閑翔平 | 油断してたのかも でも そもそも 思わせ振りな生き物でも 凍らせたはずの気配が 揺らいで 揺らいで 指紋のように 浮かび上がる悲しみがあった 疑問だらけで 埋め尽くされてるよ あれから あのとき あのままで 曖昧に封じ込めた出来事 平気なつもりでいたし 平気な振りしてた 分かり合える事なんかない 分かり合いたい訳でもない 僕は君じゃないし 君は僕じゃ、君は、僕じゃない 体内に眠る物語を 飼い慣らしながらね 上手に息を吸っては吐いてを繰り返してる 体温を持ち始めた“あの日”が 僕の熱を奪ってく 無造作に 激しい雨のように 会いたいとか、謎だよね 今さら でも 君は何を見てたのかな 何が見えていたんだろう 分かり合える筈なんてない 分かり合おうとした訳じゃない 君は僕じゃないし 僕は君じゃ、僕は、君じゃないから 唐突なその終わり方が 頑なな君のその叫びが 永久に僕を渦の只中へ誘い込むのならば 違う街で生まれ けれど同じ空を 見上げた季節があった 違う心で生き 違う体を持つ 僕らは違うけれど 赦し合いたいだけ だから体温を冷まして |
一度きりでいい坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | tricot | tricot | 半信半疑なのは 今私の善悪が 来世の偏差値に影響するとかしないとか やんわり脅されている 毎日 No,欲しくないの もういらないの ああ No,やりたくないの もうできないの これ以上 一度きりでいいわ 私が生きるのは これで最後にさせて 一度きりでいいなら 本気出して生きてみる 死ぬほど 因果応報などと言って 誰もが冷ややかに 落ちてく人影が見えても見えないふりできる 減点を免れている 上手に No,何度やったって どう変わったって それほど 一度きりでいいわ 生まれ変わるなんて これが最後だと言って 一度きりだけなら 本気で誰か愛したりできる 色は匂へど 我が世誰ぞ と 記した人の名を忘れても 言葉は 一度きりがいいわ 風光明媚なこの世という眺め 見納めと思えば 憎んでいる暇などない 生きてやる 一度きりなら 本気で やりつくしてしまうわ ああ 命を 使い切ってしまうわ |
まだ遠くにいる坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 姉田ウ夢ヤ・堀下さゆり | 姉田ウ夢ヤ | 雨音に目を覚ます 夜明けにはまだひどく遠い <遠くに> 昔聞いたことがある 世界が壊れる前の記憶 <記憶が> 獣たちの声 群れを呼ぶように高く 明日を待たずに走り出す 僕らは地上の子供たち 生まれた時代を生きるだけ 答えがあるかはわからない 転がりながら 煽られながら 心がバラバラ砕けて でもまだ瞳が叫んでいる こらえきれない 隠しきれない 涙がぼろぼろこぼれて 生きているんだ 生きてゆくんだ 命がきらきら光ってる 秒針の音がする 弛みなく刻まれる音が <聞こえる> 例外はないという 時はいつも前にだけ進む <進んで> 僕らを見下ろす 何か大きな存在(もの)たちへ 灯りを掲げて立ち上がる 僕らが最後の砦なら 歴史の続きを生きるだけ 同じ過ちは辿れない 従うことも 逆らうこともできずに じりじり近づく 振り子のように 炎のように 未来はゆらゆら揺れてる 昔聞いた詩(うた)がある 朝を待つ人々の祈り 灯りを掲げて立ち上がる 僕らが最後の砦なら 明日を待たずに走り出す 僕らは地上の子供たち 生まれた時代を生きるだけ 答えがあるかはわからない 転がりながら 煽られながら 心がバラバラ砕けて でもまだ瞳が叫んでいる 振り子のように 炎のように 未来はゆらゆら揺れてる こらえきれない 隠しきれない 涙がぼろぼろこぼれて 生きているんだ 生きてゆくんだ 命がきらきら光ってる |
言葉にできない坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | h-wonder | 瑠璃色の花並んでる窓が私の帰る場所 旅立ちのとき背中を向けたら どうか何にも言わないで 言わないで 泣いてしまったら 本当にもう会えなくなるような気がするの 後ろ姿見つめないで 私も振り返らず行くから 優しい声がしたら 駆け寄って抱きしめたくなる 私だけど 私だから できることを見つけにいきたい 離れていても ありったけの愛 風にのせて 私の名前に込められた願い あなたがかけた魔法 つまずいたときは 歩き出すまで待っててくれたね 守られて 守られて わかっていたのに ありがとうと もっと言葉にすればよかった 消えないように 消さないように この気持ち書き留めておきたい 過ぎ去ったすべて 愛しく思い出せるように ひとりだけど ひとりだから 気づけることあるかもしれない どこまで行こう 広すぎる大地 風を受けて 後ろ姿 振り返りはしない 未来がほら動く瞬間 つかまえるの 巡り会えた人の数と同じだけ別れもあるなら さよならよりもっと ふさわしい言葉があるはず 私だけど 私だから できることを見つけにいきたい 離れていても ありったけの愛 風にのせて |
Anything you wanna be坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 比喩根 | 堂島孝平 | 溶けだしたアイスが 手首をつたって滑り落ちていく 急いで追いかけなきゃ ぜんぶ味わいたいの 終わらせたくないの やりたいこと やりたくないこと やるべきこと やらされてること 上手に分類できない いつだって 何をするにも みんなより時間がかかって だからベイビー ベイビー ベイビーお願い 私だけベイビー ベイビー ベイビー置いてって 準備ができてないの 自由の意味もわかってないのに 乗りかけたバスを見送って 私は何を待つの 向こうで少女たちの声が 終わる真夏を呼び止めるように でもベイビー ベイビー ベイビー 知ってる いられない ベイビー ベイビー ベイビー ここには 涙が出てこないのよ 悲しくてたまらない She's gone Already gone She's gone さよならも She's gone Already gone 言わせてくれないの She's gone Already gone She's gone 昨日の私 She's gone Already gone まるで虹みたい You can be anything you wanna be だって 本当? ねえ本当? 夢見るこどもに思わせぶりだよ あなたの歌は だからベイビー ベイビー ベイビー お願い 私だけ ベイビー ベイビー ベイビー 置いてって 準備ができてないのよ 怖くてたまらない She's gone Already gone She's gone さよならも She's gone Already gone 言わせてくれないの She's gone Already gone She's gone 昨日の私 She's gone Already gone まるで虹みたいに |
空中庭園坂本真綾 | 坂本真綾 | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 堂島孝平 | 蔦の絡んだ扉を開けて 連れられるがまま 覗き込んだら 木の実の赤が こっちを見てた 優しい水の音が流れ出す 異世界かしら 疑いたくなるほどに 眩しすぎる あの日の空に今 今 色がついてく 思い出せる 駆け回ったんだ 風と あれは空中庭園 記憶浮かぶ 追いかけた光 その先はいずこ 地上ではなく 天空でもなくて どこでもない場所 懐かしいけど 実在したか不確かなのは確か 思いたくもなる どうしてかしら 今頃思い出すのは とても神秘 忘れたんじゃなくて 見失っていたんだ 思い出ごと 大きな手を握って見てた 空中庭園 忘れるなんて 出たら戻れない 呪文でもあったの? 名前を呼ぶ声 帰りたくなかった あの日の空が今 今 色めいている 思い出せる 駆け回ったんだ 風と これは空中庭園 記憶浮かぶ 追いかけた光 舞い上がる息吹 よみがえる あの時 嬉しかったんだ 私 空中庭園 空中庭園 |
鏡の中で坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本慎太郎 | 冨田恵一 | 冨田恵一 | 私は もともと 喋らない 鏡の 中で あなたが 私を 覗く時 私も 見てる あなたは 私の 目を見て 夢や 悩み 語る 楽しみなこと 友達のこと 気になる人がいること 褒められたこと 怒られたこと 私はただ聞いている 鏡の中で 私は いつでも そこにいる 時計と ともに あなたに これから 起きること 私も 見てる あなたは 着替えて 出て行く 今日は 何を するの? 表は広い 風は冷たい このあと何が起きるの? どこでも行ける 心はゆれる やりたいことすればいい 楽しみなこと 諦めたこと あなたに何が起きるの? どこでも行ける 心はゆれる 私はただ見つづける 鏡の中で |
菫坂本真綾 | 坂本真綾 | 坂本真綾 | 岸田繁 | 扇谷研人・岸田繁 | ひとり、またひとり 通り過ぎてく 右へ左へと ひとり、ひとりずつ 今何を考えてるんだろう 夢を抱(いだ)いたり 砕いたり 恋したり 眠れなくなったり 普通の人生なんてどこにもない そんなふうに見えるだけ 僕たちは寂しい生き物だから増えすぎてしまったのかな ひとりがふたり並んだ影 君を抱きしめていいかな 出会わなければ失う心配もしなくてよかった 出会わずにいたら 与えるだけの愛 そんな喜びがあること知らずに生きて 僕たちは繋ぐ生き物だから誰かの夢の続きを あきらめきれず紡いでいく なんでもないような顔して ひとりがふたり並んだ影 君を抱きしめていいかな |