わたしのうた由紀さおり | 由紀さおり | 松井五郎 | 都志見隆 | 若草恵 | 季節めぐるごとに 生まれ変わる花 同じようでも ひとつひとつ違う ふりかえれば道は どこもまわり道 迷いながらも いつも空を見てた どこへ行くのも私なら 笑って生きていたいから なにをするのも私です たった一度の私です 思うよりも時は 早く過ぎてゆく 手に残るのは どんな夢のかけら たどり着ける場所は いつかわかるもの 歩き続けて 人は人になれる どこへ行くのも私なら 笑って生きていたいから なにをするのも私です たったひとりの私です 信じていたい心なら 涙も許してあげましょう どこへ行くのも私なら 笑って生きていたいから なにをするのも私です たった一度の私です |
愛だとか由紀さおり | 由紀さおり | 松尾潔 | 松尾潔・豊島吉宏 | 川口大輔・豊島吉宏 | ひとつのパンを分けあえれば それだけで幸せでした ひとつのベッドで肌寄せて 迎えた朝日のまぶしさ あぁ 何もいらない あぁ ふたりでいれば あなただけ信じて ここまで来たけど 飾らない気持ち 変わらないやさしさ 今までありがとう 愛だとか 恋だとか そんな言葉じゃたりない あなたへのこの想いに 名前を与えてください 雨に濡れて過ごした夜も こごえる冬の日もあった 私を守ってくれたひと 守り抜いてくれたひとよ あぁ 今まで生きて いちばんの幸せは あなたに 逢えたこと そう思っています かぎりある命 かぎりある出逢いも 今ならいとしい 愛だとか 恋だとか そんな言葉はいらない ただ好きで ずっと好きで あなたのとりこでいたいだけ 愛だとか 恋だとか そんな言葉じゃたりない あなたへのこの想いに 名前を与えてください あぁ あなたのとなりにいるから |
季節の足音由紀さおり&ピンク・マルティーニ | 由紀さおり&ピンク・マルティーニ | 秋元康 | 羽場仁志 | | 柔らかな陽が差して コートを脱ぐように 桃色の蕾たちが 春を連れて来る 気の早い蝉が鳴き カレンダーをめくり 海開き そのニュースが 夏を知らせる 季節の足音が 聞こえて来る度に 誰も 生きるという喜びに 満たされている 穏やかに 時は過ぎ 今日も輝いて 一日が終わることを 感謝してます あの山の裾野から 色づき始めて 秋になり 雪が舞って 冬がまた来る 季節の足音は 脈打つこの鼓動 人は 何度 春 夏 秋 冬 巡るのでしょう 穏やかに 時は過ぎ 今日も輝いて 一日が終わることを 感謝してます この場所で 見ていたい 巡るその季節 いつだって聞こえるでしょう 季節の足音 |
生きがい由紀さおり | 由紀さおり | 山上路夫 | 渋谷毅 | | 今あなたは目ざめ 煙草をくわえてる 早く起きてね バスが来るでしょう お茶さえ飲まないで とび出してゆくのね 体に毒よ いつもそうなの アア あなたと別れた今でも アア 私はあなたと生きているの いつの日も 生きてるの もう別れてしまった 二人なのに 遠くはなれてしまった 二人なのに 私はあなたとしか 生きられない それだけが 私のよろこび それだけが 私の幸せなの 今たそがれの街 あなたは歩いてる どこへ急ぐの 人波の中 もしも私のこと 想い出したならば すぐに電話で 声を聞かせて アア あなたと別れた今でも アア 私はあなたと生きているの いつの日も 生きてるの いつの日も 生きてるの |
ストレート由紀さおり | 由紀さおり | 佐々木好 | 佐々木好 | | 出会った人の数 別れた人の数引いて 後ろ向けた人の方が 沢山いるなどと 一人の部屋にいると 余計な事ばかり感じ ふるえるほどの恋は 数の中にはないなんて 人には人の愛し方があって それぞれ違う笑みを浮かばせて 優しそうにみえるけど 言葉だけですあの人も 気が弱そうにみえるけど みえるだけですあの人も 海をひやかした時期も 終ろうとしてる 葉の色も変わると 人の心も変わるの? 幾度の紅葉 すべてが急に 黄色 オレンジ 何色に染まる? 今日は雨でも 明日はわからない季節だから 人のずるさも 天気も同じようなものだから 嘘で愛したねと言われても おこれない いろんな人に恋して 思い出すのはこの頃 知らない人ばかりなので 街を歩きたい 通りすぎる人は 涼しいのでおこれない 誰も本気で人を愛さない 愛せないといえばいいでしょか 淋しそうにみえるけど みえるだけですあの人も 楽しそうにみえるのは その場だけですあの人も 何とかここに慣れると やって行ける気がします 平気でここに慣れると 強くなるよな気がします |
真綿のように由紀さおり | 由紀さおり | 由紀さおり・Nao | YUKIYOSHI | | 一途に生きた幼い日々は もう戻らないけど あの頃に見た夢を みつめて 今も、ひたむきに… 真綿のようにやさしい言葉 素直な心 縦糸横糸を 大切に織り続けていたい 生きることは 愛すること 愛することは 歌うこと 歌うことが真実 生きてゆく道程(みち) また今日がはじまりのとき ひたむきゆえに傷つけた過去 まだ忘れない あの頃のわたしに恋をした あなた、ありがとう… 真綿のようにたゆまぬ強さ 変わらぬ音色 縦糸横糸を 大切に織り続けていたい 生きることは 愛すること 愛することは 歌うこと 歌うことが真実 生きてきた道程(みち) またわたしがはじまる‘今' 生きることは 愛すること 愛することは 歌うこと 歌うことが真実 生きてゆく道程(みち) また今日からはじまる夢 |
つかの間の雨由紀さおり | 由紀さおり | 伊勢正三 | 伊勢正三 | | あなたがそっと右手を出して 雨に濡れた私の髪をうまく左にとかしてくれた ほんの私の髪のくせまで あなたは憶えてくれたのですか あなたはとても気がつく人だったけど 気づいて欲しいものは他にあった 突然雨が降り出した町を あの頃いつもそうしたように 二人肩を寄せて歩いた ほんのひと降りの雨と たったひとつの傘が 最後のドラマを作ってくれたのに 肩にまわしたあなたの手には あの頃のぬくもりはもうなかった 空があかね色に燃えつきて そして つかの間の雨もあがってしまった ビルの谷間に沈む夕陽を見て 悲しいと思うのは私だけでしょうか |
恋祭由紀さおり | 由紀さおり | 市川睦月 | 玉置浩二 | | 目をつむると 浮かんでくるわ ぼんやりと 夕暮れの 哀しい景色が そこで誰を 探しているの あれは 幼い迷い子の 私 恋は夏の日の 蛍火のきらめき 指をすり抜けて 茉莉花(まつりか)の向うに 消えてゆく 恋はいつも よく似ているわ 梔子(くちなし)の 花影の 赤い蛍に 明日なんか こなくていいと 泣いて ふるえて燃えつきた 私 恋は揺らめいて 蛍火の囁き 心ときめかせ 秋風の向うに 消えてゆく 恋は蛍飛ぶ 遠い日のお祭り 私ひとりだけ 置き去りにしたまま 消えてゆく 消えてゆく |
スイートワルツの流れる川に由紀さおり | 由紀さおり | 阿久悠 | 井上大輔 | | 時は過ぎて はるかに 夢は 消えて 遠く 愛は 既に 想い出 人は さすらう 川のほとりに たたずみ ひとりワルツを歌う どこにいるの パートナー かえらぬ あなた スイートワルツの流れる川に 女ひとりが 呼びかける スイートワルツの流れる川に 風が哀しく 吹きぬける 季節だけが あざやか 街は知らぬ人の 心なしか つめたい 笑顔ばかりで 昔 知る人 いなくて 水の流れに語る 何を思う さざ波 いとしい あなた スイートワルツの流れる川に 時を忘れて 立ちつくす スイートワルツの流れる川に 過去が静かに よみがえる 過去が静かに よみがえる ルルル… |
春の嵐由紀さおり | 由紀さおり | 吉田旺 | 川口真 | | 雨が来そうよ 傘をもってね 港に着いたら 捨ててください 船の別れは つらすぎるから ここから見てるわ あなたの船を くちづけはゆるしてゆるして ようやくつくった 笑い顔が…… くずれてしまう どうぞ出かけて 気遣わないで 遅れてしまうわ 船の時間に 春の嵐の 名残りの風が ドアーにもたれた からだをなぶる いつか私を 想いだしたら かもめに託して 季節の花を くちづけはゆるしてゆるして ようやくつくった 笑い顔が…… くずれてしまう どうぞ歩いて いつものように 遅れてしまうわ 船の時間に 遅れてしまうわ 船の時間に |
金糸雀由紀さおり | 由紀さおり | さだまさし | さだまさし | 服部克久 | 一方通行の路地を抜けてあなたの部屋へゆく 道すがら朝顔の種を買いました 今日はさようならを告げる為にやって来たの お別れに朝顔を残していっていいでしょう 前に私があげた 金糸雀をみつめながら あなたはつぶやいたわ 逃がしておやりよと 自由に空を飛ばしてやれよ それが幸せだよと あなたは男の人だから きっと解らないのでしょう 金糸雀はひとりでは 生きてはゆけないのです 実は駅の近くの小さなお宮で引いた おみくじは大吉で少し嬉しかったけど お茶に柱が立ったよと無邪気にあなたは笑う そんな事 人に云うと幸せが逃げるのよ あなたと出会ってから色々と教えられたわ 最後に教わったのは 私の身勝手 自由に空を飛びたくなって だから待てなくなった あなたは男の人だから きっと解ってくれるでしょう 金糸雀はひとりでは 生きてはゆけないのです 金糸雀はひとりでは 生きてゆけないのです |
枯葉の街由紀さおり | 由紀さおり | 山上路夫 | いずみたく | | あの日からあてもなく さまようことが 私の哀しい 慰めなのよ 夜更けの海辺 風に吹かれて あなたの影を もとめてゆくの あの時に めぐり逢う ことがなければ 哀しみ知らない 女でいたの 青空が見えないの 私の心 かがやき失くした 空のようなの 人波の中 見知らぬ人に 押されて今日も 歩いてゆくの あの時に めぐり逢う ことがなければ 哀しみ知らない 女でいたの あなたの胸に 帰りたいのに 行方を知らず さまようだけよ あの時に めぐり逢う ことがなければ 哀しみ知らない 女でいたの |
愛を切り札にして由紀さおり | 由紀さおり | 阿久悠 | 三木たかし | | バスを降りたら そこは 海辺の町だった 少し早めの季節につつまれてる 今日のホテルを探し 通りを歩いたら 人の視線が私にそそがれる 愛を切り札にして しばり合ってた日々は 胸に見えない傷を 数知れず刻んだけれど 今は私はひとり この孤独とひきかえに 思うまま翼をひろげる 自由を手に入れた 窓をあけたら 海に いさり火またたいて 遠いところへ来たわと思えて来る 酒と男と夢と 過ぎ行く歳月と そして心の寒さを思い出す くわえ煙草のままで 上げる水割りグラス 遠くはなれて あなた さよならの乾杯しましょ 今は私はひとり この孤独とひきかえに 思うまま翼をひろげる 自由を手に入れた |
心の家路由紀さおり | 由紀さおり | 荒木とよひさ | 南こうせつ | | 沈む夕陽を追いかける子供たち 夏の終りをおしんでいるように 麦の草笛 風の中 響かせて 母が待ってる窓辺に急ぐのか あゝ 誰かにはぐれて 心の家路をたどれば それは幼い頃の遠き想い出 夏が過ぎて秋がきても 呼び止める人はいない 宵の明星 竹ざおを肩にして 今日はどこまで出かけて帰るのか 遠い汽笛を耳にしてたちどまる あゝ 昨日にはぐれて 心の淋しさたどれば それは幼い頃のわたしの姿 夏が過ぎて秋がきても 呼び止める人はいない 夏が過ぎて秋がきても 呼び止める人はいない |
わすれたいのに由紀さおり&ピンク・マルティーニ | 由紀さおり&ピンク・マルティーニ | ラリー・コルバー、訳詞:奥山侊伸 | バリー・マン | | わすれたいのに あなたのことは思い出しても苦しいだけね いつか恋の夢も消えてひとり残る涙の中に 想い出だけが昨日のようにわたしを呼ぶの けれど今はすべておわり ひとりぼっちのわたしがいるの わすれたいのにあなたのことは 思い出しても苦しいだけ いくら涙を流しても あなたはもどってこない 涙がむだになるだけ いつか恋の夢も消えてひとり残る涙の中に わすれたいのに わたしはなぜかあなたを呼んでいる いついつまでも心の中で わたしはなぜかあなたを呼んでいる いついつまでも心の中で わたしはなぜかあなたを呼んでいる |
僕らの太陽は沈まない由紀さおり | 由紀さおり | Timothy Nishimoto・Masumi Timson | Phil Baker | Phil Baker | 突然すべてが消えた 話したいこと 沢山あったのに 約束もいっぱいしたのに 苦しみの波が 押し寄せる あの記憶は消えないけど 僕らの心はひとつ 少しずつ癒えてゆく この悲しみ あの記憶は消えないけど もう苦しみはいらない 僕らの太陽は沈まない 朝がやってくる 花は光かがやいて みんなの顔は 誇りに満ちている あの記憶は消えないけど 僕らの心はひとつ 少しずつ癒えてゆく この悲しみ あの記憶は消えないけど もう苦しみはいらない 僕らの太陽は沈まない 川は今も流れている ゆるぎない未来に向かって 愛する君の夢のように これからも僕らの中に生き続ける あの記憶は消えないけど 僕らの心はひとつ 少しずつ癒えてゆく この悲しみ |