返事はいらない一十三十一 | 一十三十一 | 荒井由実 | 荒井由実 | | この手紙が届くころには ここにいないかもしれない ひとところにじっとしてると よけいなことも心配で 会いたくなるから 昔にかりた本の中の いちばん気に入った言葉を おわりのところに書いておいた あなたも好きになるように 遠く離れたこの街で あなたのことは知りたいけど 思い出すと涙が出るから 返事はいらない この手紙が届くころには ここにいないかもしれない ひとりぼっちじっとしてると きのうのことがよく見える 遠く離れたこの街で あなたのことは知りたいけど 思い出すと涙が出るから 返事はいらない 返事はいらない |
風立ちぬ一十三十一 | 一十三十一 | 松本隆 | 大瀧詠一 | | 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 涙顔見せたくなくて すみれ・ひまわり・フリージア 高原のテラスで手紙 風のインクでしたためています SAYONORA SAYONARA SAYONARA 振り向けば 色づく草原 一人で生きてゆけそうね 首に巻く赤いバンダナ もう泣くなよと あなたがくれた SAYONORA SAYONARA SAYONARA 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 性格は明るいはずよ すみれ・ひまわり・フリージア 心配はしないでほしい 別れはひとつの旅立ちだから SAYONORA SAYONARA SAYONARA 草の葉に口づけて 忘れたい 忘れない あなたの笑顔 想い出に眼を伏せて 夏から秋への不思議な旅です 風立ちぬ 今は秋 帰りたい 帰れない あなたの胸に 風立ちぬ 今は秋 今日から私は心の旅人 |
ラブレター一十三十一 | 一十三十一 | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | 本当ならば今頃 ボクのベットには あなたが あなたが あなたが居て欲しい 今度 生まれた時には 約束しよう 誰にも じゃまさせない 二人の事を 読んでもらえるだろうか 手紙を書こう あなたに あなたに あなたに ラブレター 新しいステレオを 注文したよ ボクの所へ あそびにおいで ああ…ラブ・レター 百分の一でも ああ…ラブ・レター 信じて欲しい ほかの誰にも言えない 本当の事 あなたよ あなたよ しあわせになれ あなたよ あなたよ しあわせになれ |
青春はいちどだけ一十三十一 | 一十三十一 | DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION | DOUBLE KNOCKOUT CORPORATION | | 僕らは古い墓を暴く夜の闇に 手に触れてすぐ崩れて消えてゆく ただいつまでもつづく 遠くまで見える 寒い冬に唾吐く時に 鳴り出した鐘 いらだちさえ僕は 抱きしめたいと思った 週末に間に合うように 手紙を書くつもり 午後には雪が 照れくさいくらいにほら降るだろう 名前をつけて 冷たすぎるように シールで閉じて隠して 名前をつけて 残酷なくらいに さあ目を閉じて答えて |
左手で書いたラブレター一十三十一 | 一十三十一 | 春嵐 | 浜田省吾 | | 尽きせぬ 心 天まで 登りつめ 重なる言葉達は 青空を見上げた 右手で この想い 記したら 饒舌に この気持ち 綴るけれど 永遠に 終わらない あなたへ届け あなたに届け 左でしたためた 手紙 二文字の とめどない この想い あなたへと 届いて 「好き」という つたない文字が 便箋に広がる 許されぬ ラブレター 炎に 包む それでも その心 自由 空を飛ぶ 許されぬ この体 火柱で くるんだら 燃え尽きて 灰となるよ 切ないこの想い 魂にまたがって 愛しい処へ |
Letters一十三十一 | 一十三十一 | 宇多田ヒカル | 宇多田ヒカル | | 暖かい砂の上を歩き出すよ 悲しい知らせの届かない海辺へ 君がいなくても太陽が昇ると 新しい一日の始まり 今日選んだアミダくじの線が どこに続くかは分からない 怠け者な私が毎日働く理由 ああ 両手に空を 胸に嵐を ああ 君にお別れを ああ この海辺に残されていたのは いつも置き手紙 ああ 夢の中でも 電話越しでも ああ 声を聞きたいよ ああ 言葉交わすのが苦手な君は いつも置き手紙 忙しいと連絡たまに忘れちゃうけど 誰にだって一、二度はあること 今日話した年上の人は ひとりでも大丈夫だと言う いぶかしげな私はまだ考えてる途中 ああ 花に名前を 星に願いを ああ 私にあなたを ああ この窓辺に飾られていたのは いつも置き手紙 ああ 少しだけでも シャツの上でも ああ 君に触れたいよ ああ 憶えている最後の一行は 「必ず帰るよ」 ああ 安らぐ場所を 夢に続きを ああ 君に「おかえり」を ああ この世界のどこかから私も 送り続けるよ ああ 夢の中でも 電話越しでも ああ 声を聞きたいよ ああ 言葉交わすのが苦手なら 今度急にいなくなる時は 何もいらないよ Tell me that you'll never ever leave me Then you go ahead and leave me What the hell is going on Tell me that you really really love me Then you go ahead and leave me How the hell do I go on |
蜃気楼の街一十三十一 | 一十三十一 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | | 明日 家を出たら うつろな風に 身をまかせ 流れるまま ひとつこぼれ落ちた 心のかけらを 捜しに行こう 遠のく窓明りと 消えて行く足跡は 気だるい昨日に 置いて来た私だから あての無い街から 届いた手紙 ひとつ胸に |
STORM一十三十一 | 一十三十一 | 吉田美奈子 | 山下達郎 | | どんなに愛していたか どうしてわからなかった 心に住んだ悲しみもったまま 一人で命までも……… どんなに愛していたか どうしてわからなかった 凍える指に強く握りしめた 最後の手紙だけが……… Storm only love Storm die away どんなに愛していたか どうしてわからなかった 風 肌を刺す 真冬の真夜中 すべての愛が消える Storm only love Storm die away 悲鳴をあげて激しく吹きつける 冷たい冬の嵐 Storm only love Storm die away |
Love Letter一十三十一 | 一十三十一 | 尾崎亜美 | 尾崎亜美 | | さよならのつもりで上げた 右手がおろせなくなるわ ごめんね まだ少し胸の どこかに あのひとがいる 雪の日 渡されたまま 読めなかった 片想いは慣れっこさ と 暖かな笑顔が せつない 季節に 立ち止まっていた わたしを どうか叱って Love Letter 白い便箋が 春の色に染まり 凍えた心をとかした 雪どけの Love Letter バイクの音に顔を伏せ あの人はもういないって 心に言い聞かせては あきらめきれずにいた ほんとは 暖かな胸で 泣きたかった 優しさに逃げ込めば負けと くちびるを ぎゅっと噛んでた ごめんね 長いこと あなた 待たせてしまったけど Love Letter 君の痛みを とかしたいから そんな文字が涙でにじんでく 届いたの 胸に Love Letter きっと花びらで書くわ 風の中で 生まれ変わる日が来たのね あなたへの Love Letter 受けとって Love Letter |
春の手紙一十三十一 | 一十三十一 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | | 冬空に架る Rainbow 風は運んでくる あなたとつないだ手の 甘いぬくもり ただそばにいるだけで しあわせだったのに 「好きだ」とは最後まで 口にしなかった 時が過ぎても 本当のことを 知りたいと思う時があるの めぐる季節を 私は見てる 心に芽ばえる 新しい春を 待つように あなたの見つめていた 公園の陽だまり ひとりに帰る時の遠い眼差 笑顔を見せて うつむかないで 正直な 気持をとどけて 傷ついてても 迷っていても あなたは誰よりも素敵だった めぐる季節を 私は見てる それぞれの想い出ぬぎすて そして 春へと贈る 手紙は今も ピリオドをうてずにいるから あなたと生きてる |