花の中三トリオとは、オーディション番組「スター誕生!」から歌謡界にデビューした同世代の中学三年生の山口百恵、桜田淳子、森昌子の3人を指す。デビューは森昌子が1期早い。1974年三人揃って紅白歌合戦に出場。
3人が進級するごとに、花の高一トリオ(1974年4月〜翌年3月)・高二トリオ・高三トリオと呼び名を変えた。

山口百恵(1959年1月17日)東京都渋谷区恵比寿出身
桜田淳子(
1958年4月14日)秋田県秋田市出身
森 昌子(1958年10月13日)栃木県宇都宮市出身


1972年12月「スター誕生」で準優勝。1973年の映画「としごろ」に出演し、同名の主題歌で歌手デビュー。1974年『ひと夏の経験』がヒット。少女が性行為を連想させる際どい内容を歌うという、いわゆる性典ソング路線が話題になり絶大な人気を獲得する。「伊豆の踊子」など多数の映画やテレビドラマに出演し、トップアイドルとなった。

 

としごろ
青い果実
禁じられた遊び
(1973年発売)

ひと夏の経験
ちっぽけな感傷
冬の色
(1974年発売)

夏ひらく青春
白い約束
愛に走って
ささやかな欲望
(1975年発売)

横須賀ストーリー
パールカラーにゆれて
赤い衝撃
(1976年発売)

夢先案内人
赤い絆
イミテイション・ゴールド
秋桜
(1977年発売)

美・サイレント
愛の嵐
しなやかに歌って
(1979年発売)

愛染橋
ロックンロール・ウィドゥ
さよならの向う側
(1980年発売)


1972年9月「スター誕生」で優勝し、1973年2月25日「天使も夢見る」で歌手デビュー。『わたしの青い鳥』のヒットで、日本レコード大賞最優秀新人賞、日本歌謡大賞放送音楽新人賞を受賞。『はじめての出来事』がオリコン・ヒットチャート第1位に輝き、その後も『十七の夏』、『夏にご用心』などのヒットを飛ばした。
 

天使も夢みる
わたしの青い鳥
天使の初恋
(1973年発売)
三色すみれ
花占い
(1974年発売)
天使のくちびる
はじめての出来事
(1975年発売)
夏にご用心
ねぇ!気がついてよ
(1976年発売)
気まぐれヴィーナス
しあわせ芝居
(1977年発売)
冬色の街
追いかけてヨコハマ
二十才になれば
(1978年発売)
サンタモニカの風
サマータイム・ブルース
(1979年発売)
美しい夏
夕暮れはラブ・ソング
(1980年発売)


1971年「スター誕生」に出場。初代グランドチャンピオンになる。1972年7月1日「せんせい」で歌手デビュー。中三トリオで最初にNHK紅白歌合戦に初出場を果たしたのも彼女であり、15歳最年少での出場であった(1973年)。1977年の「なみだの桟橋」以降、本格的な演歌歌手への道を歩み始め、実力派の歌手として成長。
 




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