手紙を書く時、最も大切なメッセージは“追伸”へ…?

 SAKANAMONが4月20日に約1年ぶりのフルアルバム『HOT ATE』をリリースしました!“聴く人の生活の肴になるような音楽を作りたい”という想いから生まれた3ピースバンドSAKANAMON。そんな彼らの4枚目のアルバムには、タワレコ限定盤として昨年12月に発売され即完売となった幻のシングル「PLAYER PRAYER」に加え、新曲11曲を合わせた全12曲を収録。重圧なビートが高揚感を煽る「UTAGE」を始め、すでにライブでも披露されている「アイデアル」など、おいしい名曲がギュッーと詰まった作品となっております。

“どうでも良いんだけど
本当にどうでも良いんだけど

明日が雨なら
当てを買い僕の家に来て
夜が明けるまで与太話をしよう

何はともあれお喋りでもしよう”
「追伸」/SAKANAMON

 ニューアルバムのラストを飾るのは<どうでも良いんだけど>というフレーズで始まるこの曲。最後に収録されていることから、まさに今作の「追伸」のような役割をしているのでしょうか。そもそも“追伸”とは手紙などの最後に付け加える形で足された文章のこと。プラスαの言葉、おまけの一言のような役割を果たしますよね。でも、人は文章の「最初」と「最後」が最も頭に残るそうなんです。<終わりよければすべて良し>という言葉もありますが、もしかしたら最後のこの“追伸”にこそ、一番伝えたいメッセージを込めるべきなのかもしれませんね…!

“追伸 
あなたと過ごしたこと
出鱈目に偽物とは言えやしないよ”
「革命アカツキ」/Goodbye holiday

“追伸
この手紙 読んでるアナタは
少しは自分を 好きになれたかい?”
「ラブレター」/吉田山田

“追伸
背負っても潰されないのは、
今日も貴方が生きていると信じていて、
疑わずにいるからなんだよ。(ほんの些細な理由) 
どうかお元気で…。”
「手紙」/東京事変

 実際に、歌詞でも<追伸>のあとに綴られている言葉は、1曲の中でもっとも胸に刺さるフレーズであることが多いですね。尚、SAKANAMONの「追伸」は<君と一緒で良かったって思うんだ 僕は唯 理由を付けて 君と何処かで繋がってたいんだ 同じ何かで繋がってたいんだ>というフレーズで幕を閉じます。<どうでも良いんだけど>という前置きで始まった歌ですが、その中に込められているのはとてもとても大切なメッセージですね。みなさんも、手紙を書くときには是非この“追伸”を大切にしてみてください!

◆4th Album 「HOT ATE」
2016年4月20日発売
完全生産限定盤(CD+DVD) VIZL-958 ¥3,600+tax
通常盤(CD) VICL-64566 ¥2,800+tax

<収録曲>
1. UTAGE
2. ばかたれ
3. お祭りランドスケープ
4. UMA
5. アイデアル
6. アステリズム
7. A
8. HOT AGE
9. ラストボス
10. スティッキーフィンガー
11. PLAYER PRAYER
12. 追伸