SAKANAMON

僕を救ってくれたのはいつも「言葉」と「音楽」でした。

 2021年4月14日に“SAKANAMON”がConcept Mini Album『ことばとおんがく』をリリースしました。今作には、ネクライトーキー・もっさ(Vo&Gt.)が藤森元生との掛け合いで歌唱参加した「かっぽじれーしょん」やNHK みんなのうたに書き下ろした「丘シカ地下イカ坂」など、全8曲が収録。コンセプトである“言葉遊び”と“音楽”を堪能できる1枚となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその最終回。綴っていただいたのは、今作『ことばとおんがく』に通ずるお話です。第1弾では、幼少時代から中学時代までを。第2弾ではバンドを始めた、高校3年間を。そして最終回では、高校を卒業し、SAKANAMONを続けている今に至るまでの軌跡を明かしてくださいました。是非、楽曲と併せて受け取ってください。

~歌詞エッセイ最終回:『ことばとおんがく』(後編)~

高校を無事卒業。東京へ行きます。

完全なる他人が蠢く密集地帯、東京。
人見知りの僕には怖すぎる街です。

音響の専門学校に入るのですが
相変わらずクラスの同級生とは
ほぼ会話をしませんでした。

自分からは絶対に話しかけない。
もし話しかけられても頭の中で言葉を噛み砕き、
掻い摘んで喋る事を心掛けました。

自分という人間を理解されるのが怖くて。
いかにボロを出さないかが大事だったんです。


何がしたくて東京来たんだよって話ですよね。

本当は東京でバンドをやりたかったんです。
もっと沢山の人達と音楽の交流がしたかった。
なのに僕はバンドメンバーとの人間関係が嫌になって
上京を目の前にバンドを解散してしまったんです。

バンドメンバーと
「音を楽しむ」事が出来てない奴等が
人に音楽を届けようしてるのは根本的に駄目。
絶望的な矛盾だと思ったんです。

「これからは一人でこっそり音楽しよう。」

そう思った僕は
専門学校卒業したらさっさと地元に帰って
ニートぶちかましてやろうと思ってました。

ところが、そんな僕に勇敢にも話しかけてくる
好奇心旺盛な同級生がいたんです。

一人は僕を遊びのバンドに誘ってくれて、
もう一度バンドの楽しさを
思い出させてくれた「Tくん」。

もう一人は森野さんをベースに誘う際に仲介、
通訳をしてくれた「Sさん」。

僕は彼等のおかげで
一番苦手としていた「会話による人間関係」を確立!
バンド活動再始動。東京に残る事を決意。
こうしてSAKANAMONを続けている今があるのでした。


僕を救ってくれたのは
いつも「言葉」と「音楽」でした。

その互いにある特性を
融合させる事でしか生まれない芸術表現が
「歌」にはあると思っています。

僕はこれからも歌を作り続けます。
歌による伝達手段の可能性を
紡ぎ、突き詰めていきたいです。

今回の『ことばとおんがく』という作品は
その大きな足掛かりになったと思っています。
興味を持ってくれた方は是非聴いてみて下さい!

<SAKANAMON・藤森元生>

◆Concept Mini Album『ことばとおんがく』
2021年4月14日発売
初回限定盤(CD+DLカード) TLTO-30 ¥2,700(税込)
通常盤(CDのみ) TLTO-31 ¥1,800(税込)

<収録曲>
1.ことばとおんがく
2.かっぽじれーしょん feat.もっさ(ネクライトーキー)
3.鬼(Album ver.)
4.レ点 feat.仁井 聡子(FM802 DJ)
5.丘シカ地下イカ坂
6.いろはうた
7.OTOTOTOTONOO
8.PACE
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