東京の空が、たとえ星は見えなくともキラキラと輝いている理由…。

東京は、夢を叶えるための場所じゃないよ。
東京は、夢が叶わなかったことに
気づかずにいられる場所だよ。

 現在、放送中の月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の第2話に、そんなセリフがありました。このドラマでは、“東京”という街に飲み込まれそうになりながらも必死に生きようとする人々の夢や恋が描かれているのですが、胸にザクリと刺さるセリフですね…。日本で、もっとも夢の集まる場所は東京。でもそれは同時に、もっともたくさんの夢が消えていく場所でもあるということなのかもしれません。周りで夢があまりに当たり前に消えていくから、自分の夢が叶わなかったことにも気づかずにいられる。あまりにヒトやモノが溢れた街だから、他の“何か”で夢をごまかせる。そんな意味が込められた言葉だと感じました。しかし、このセリフを聞いたとき、ふと思い浮かんだ曲があったので、本日のニュースでご紹介いたします。

“東京の窓に流れてゆく光と影はせわしい
ダンボール山積みのなかであたらしい朝にハロウ

ゆくえ知れず 心配してないでしょう
夜汽車の匂い 遠くなって

東京はうつくしい 
泡沫のプラネタリウム
星なんて一つも見えないけれど 
夢をみているのよ”
「東京絶景」/吉澤嘉代子

 シンガーソングライター“吉澤嘉代子”が2月17日にリリースする2ndフルアルバム『東京絶景』のタイトル曲です。上京してきた方はよく「東京の空は星が全然見えない」と言いますよね。けれど彼女は、そうではなくて、「東京には夢をもつ人たちが集まっているから、たとえ目には見えなくとも、夜空はその夢でキラキラ輝いているんだ」と歌うのです。夢が叶うことで輝くのではなく、夢を持つ人たちの想いで輝いている…。もし何もかも諦めて、ただ流されてしまえば、東京の“夜闇”に溶け込んでしまうかもしれません。でも、この曲を聴くと“自分なりの夢や目標を持ち続けてさえいれば、いつまでだって輝き続けることはできるんだ”と、少し希望が持てるような気がしませんか…?
 
 ちなみに、冒頭で挙げた月9ドラマ“いつ恋”のヒロインを演じる有村架純さんもまた、大きな夢を抱えて東京に出てきた女優のひとりだそうな。ヤフーニュースに掲載されていたインタビューでは「私は遊びに東京へ来たわけではなくて、地元の(兵庫県)伊丹市には帰らないつもりで来た」から、「オーディションに落ちても落ちても挑戦をし続けた」と、ブレずに突き進んだこれまでの道のりを語っておりました。なんだか改めて、可愛いだけではない彼女の人気の理由がわかります!東京に限らず、どこにいても、いくつになっても、有村架純さんのような“負けん気”を忘れずに生きていきたいですね…!

◆2nd ALBUM「東京絶景」
2016年2月17日発売
初回限定盤(CD+DVD) CRCP-40446 ¥3,241+税
通常盤(CD) CRCP-40447 ¥2,778+税

<収録曲> ※全曲歌詞公開中!
01. movie
02. ひゅー
03. 胃
04. ガリ
05. ひょうひょう
06. ジャイアンみたい
07. 手品
08. 化粧落とし
09. 綺麗
10. 野暮
11. ユキカ
12. 東京絶景