誰も信じれなくなったら
「おとなのうた(NAKED VER.)」/小南泰葉
このフレーズは、小南泰葉が2012年にリリースしたメジャー1stミニアルバムに収録されている楽曲です。かつて読んだ童話「星の王子さま」が教えてくれた“大切なことを忘れずに生きるヒント”をいつのまにか忘れて“大人と言われる年に達した自分”の葛藤や後悔が描かれている悲しくも美しいナンバーです。この歌で歌われているように、「星の王子さま」は大人になってからこそ読みたくなる、読むべき、作品なんですよね。
「星の王子さま」は1943年にフランス人のアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリが生み出した童話で、出版されて以来270以上の言語・方言に訳され、1億4500万部以上を売り上げてきました。そして出版から72年目の今年、そんな名作の“その後”の物語が映画になりました。『リトルプリンス 星の王子さまと私』です。今まで伝説的なアーティストたちが何度も映画化を試みたものの実現には至らなかったそうな。しかし本作は権利管理者が初めて認許して実現した奇跡…。
「どうすれば原作を損なうことなく映画化できるのか?」考えに考え抜かれた結果“原作を膨らませるのではなく、包み込む”ために【二重構造の世界を作り出すハイブリッドアニメーション」が誕生しました。おじいさんが語り、女の子が想像する「星の王子さま」は原作のままに誰もが知る挿絵のイメージを最大限に生かし、ストップモーション・アニメーションで詩情や美しさを完璧に再現。一方で、おじいさんと女の子が生きる「現実世界」は臨場感のあるCGアニメーションで構成されているのです!そして、その注目映画の日本語吹き替え版の主題歌を担当したのは、ユーミン!
いつのまにか それは私の胸に
そっと舞い降りて
ある日 小さな芽をだしていた
こわれそうな
この世界の中で たったひとつ
大切な何かが 生まれた
風にふるえる気持は
こぼれ落ちる涙は
あなたへの愛だとは 気づかぬまま
「気づかず過ぎた初恋」/松任谷由実
「星の王子さま」を長年愛読してきたユーミンは、自身のこれまでの音楽活動とこの物語を重ね合わせ、かつてない共感をおぼえたといいます。著者“サン=テグジュペリ”の生きた土地であるフランス・リヨンを訪れ、彼の創作の源を追体験して書き下ろした新曲です!すでに各サイトにて11月18日から配信がスタートしており、歌詞も公開しておりますので、是非是非チェックしてみてください!そして、本日11月21日から映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』も公開スタート!“あの王子さま”に会いに行きましょう♪