林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
いつだか国語の教科書でこの文章を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。内容をざっくりまとめますと“林檎の木の下のあなたは本当に美しくて、その白い手で私に林檎をくれた。初めて人を好きになった”といったもの。これは、島崎藤村という作家が「こひぐさ」の一遍として発表した“初恋の詩”です。その発表日が1896年の10月30日であったことから、今日は“初恋の日”と呼ばれています。毎年、初恋をテーマとした「初恋はがき大賞」などのイベントも行われているそうな。
となると、歌ネットでも“初恋”をテーマにした楽曲の歌詞をご紹介したくなってしまいます♪ 曲名ひらがな検索で“はつこい”と入力して、完全一致するものだけで79曲も(カバー楽曲も含む)ヒット!本日のニュースでは、その楽曲の中から、ゴールドリリックやプラチナリリックとして歴代人気曲に認定されている5つの名曲フレーズをピックアップ。
あなたを守ってあげたいな
あたしなりに知らなかった感情が生まれてく
喜びも涙さえも覚えたならば明日はきっと信じて言えるだろう
息を飲む想いは絶えず絶えず絶えず
とどまる事のない気持ちに心が溢れる
不器用なりにわざと指に触れた時
小さなあたしの体は熱くなる
「初恋」/aiko
あなたのことは何でも知ってると思ってた
不器用なことも 猫舌なことも 電話が苦手なことも
だけど私の知らないことがひとつだけあったの
あなたがもう私のことを好きじゃないということ
「初恋」/奥華子
ありがとう ごめんね
ありがとう サヨナラ
ずっと 君のものだよ
いつも側にいるよ
その手が凍えてしまわない様に
何度でもボクは
君の名前を
つぶやいて 歩いているよ
「初恋」/中島美嘉
五月雨は緑色 悲しくさせたよ一人の午後は
恋をして淋しくて 届かぬ想いを暖めていた
好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心
放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた
浅い夢だから 胸をはなれない
「初恋」/村下孝蔵
友達ではいられないことも
恋人には戻れないことも
わかってるよ でもこの真心を
永遠の はつ恋と呼ばせて
「はつ恋」/福山雅治
“初恋”を歌ったものは、甘酸っぱさと共に痛みを伴いますね(泣)。初恋の人と結婚する確立はたった1%と言われており。「初恋は実らないもの」と思いがちですが、先日、結婚のニュースが報道された桃井かおりさんのお相手は中学時代の同級生。お互い初恋の相手同士だったそうですよ〜♪ 初恋の人とゴールイン、ステキすぎますね…!今日はあなたも、遠きあの日の初恋の相手に、久しぶりに連絡を取ってみるのはいかがでしょうかっ。