2025年8月6日に“瀬川あやか”が来年のデビュー10周年に向けて、今までの軌跡を振り返るベストアルバム『あやかがたり~10th Anniversary Selection~』をリリースしました。デビュー曲「夢日和」から最新曲「アオ」まで、さらに新曲2曲も含む全13曲が収録されております。
さて、今日のうたではそんな“瀬川あやか”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。最終回は収録曲「Dreams Come True」にまつわるお話です。これまでいくつもの「夢があるけど…」という相談を持ちかけられてきた彼女が、この歌に“お返事”として込めた想いは…。ぜひ歌詞とあわせて、エッセイを受け取ってください。
「将来の夢は何ですか?」
子どもの頃は、事あるごとに先生や両親など大人に聞かれた気がする
入学や卒業という節目のタイミングで、自分の夢について他者に話す機会も何度かあった
歌手、看護師、助産師、保育士、手芸屋さん、セーラームーン
私がこれまで答えてきた夢である
考えや気持ちが交差することはあったが、一貫してずっと言っていたのは歌手と看護師だ
「将来の夢」
将来って、いつのことを指すのだろう
多くの人は社会に出るタイミングをイメージして話していたと思うが、将来という言葉に断定的な時期を指す意味はないはずなのに、社会に出てから将来の夢について聞かれたり語られたりする機会は圧倒的に少なくなると感じる
シンガーソングライターとして活動していると、職業柄「今後の目標は?」と聞いていただくことがしばしばある
これが私が将来について考える瞬間
「どうなりたいか」と想像を膨らませ、今後について考え発言することは自分の気持ちが整理される意味でも大変ありがたい
ただ、これはシンガーソングライターという特性上、考えるきっかけをいただいているだけ
幼い子どもたちに「将来の夢は何ですか?」と何度も聞いていたのに、大人になると同じ質問をあまりされないし、しない
何歳になってもみんなに将来はあるのに
デビュー10年目に突入するまでにファンレターなどで「夢があるけど…」と相談を持ちかけてくれる方が何人かいらっしゃった
皆「今更」「できるか不安」「どうしたらいいかわからない」と、あと一歩踏み出せずにいる様子だった
子どもの頃はまだ知識も立ち向かう不安も失敗する怖さも知らず、ただ自分の興味・関心に素直でいたが、大人になると発言ひとつひとつへの責任がいっそう重くのしかかってくる分、なかなか将来の夢を語るのにも追いかけるのにも抵抗を感じる
しかし、少し大袈裟でも大胆でもいいから、大人だって自分らしい発想で自由に夢を語ってほしいと私は思う
知識、不安、怖さという経験値があるからこそ出来る大人なりの“作戦”がきっとあると思うし、そもそも夢を語る権利はみんなに与えられているから
楽曲「Dreams Come True」は私なりのお返事
これまで、相談してくれた全員に面と向かって時間をかけてお話するというのが難しい状況でもあったため、それに応えられるような曲を書きたかった
もし子どもの頃に抱いて忘れられない何かがあるなら、大人になるにつれて興味を持てるものが変化し新しいやりたいことに出会えたのなら、まずはそれを言葉にしてみてほしい
それぞれが抱えている問題や状況が軽く簡単なものばかりではないことも重々承知の上だが、一歩踏み出す力やきっかけになれたらと思っている
いつだって今が“その時”で
いつだって“今だ!”の精神を大切に
将来の夢は何ですか?
私はあなたの夢を応援します!
ずっとずっとDreams Come True!と歌い続けます!
<瀬川あやか>
<瀬川あやか>
◆ベストアルバム『あやかがたり~10th Anniversary Selection~』
2025年8月6日発売
<収録曲>
1 .アオ
2 .夢日和
3. 恋の知らせ
4 .どんなに…
5 .Have a good day !
6 .カレイドスコープ
7 .Lovin' you
8 .リュネット
9 .おおきなラメ光る爪に星
10 .純白のラブレター
11 .真っ白なジグソーパズル
12. アイデンティティ
13 .Dreams Come True