もっと、まだ見ぬ誰かに届けたい

 2025年1月8日に“さとう。”がDigital Single「朗朗」をリリース! 同曲は、TVアニメ『花は咲く、修羅の如く』エンディング主題歌。さとう。は原作を熟読し、登場キャラクターの心情に思いを馳せ、ストーリーの鍵となる<朗読>から着想を得て「朗朗」と名づけました。アレンジャーに関口シンゴを迎え、初のバンドスタイルのアレンジとなっている点も大きな注目ポイント。
 
 さて、今日のうたではそんな“さとう。”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「朗朗」にまつわるお話です。今までの自身とは少し異なる想いが生まれてきたからこそ、書くことができたサビのワンフレーズ。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。



シンガーソングライターさとう。が1月8日リリースする「朗朗」について、コラムを書く機会をいただきました。本当にありがとうございます!
 
さとう。初のバンドアレンジ。
そして、TVアニメ『花は咲く、修羅の如く』のエンディング主題歌となっております。
さとう。初のタイアップが、Nコンを目指す放送部の物語というのは、声を生業とする者として大変光栄で、なかなか無い経験をさせてもらえました。
自分自身の声ともう一度向き合いながら、書き下ろした「朗朗」、
ぜひ、エンディングと合わせて聴いていただけると嬉しいです。
 
今回は主に、その「朗朗」の詞について
書いていきたいと思います。
 
原作を読み、作品をさとう。なりに解釈しながら曲を書き進めたのですが
サビのフレーズ
<誰かの言葉でも構わない 伝えるんだ>
は、実はさとう。自身の言葉だったのだと、
曲が出来上がった後に気づきました。
 
今までのさとう。はというと
歌うことが楽しくて、作ることが楽しくて、
“誰にも届かなくてもいい、自分の言葉で歌うんだ”という気持ちがとても強かったと思います。
でも最近、特に2024年は、
そんなさとう。の音楽に出会ってくれる人が沢山増えて…
「さとう。さんの歌が寄り添ってくれたんです」
そう言ってくれる人の顔を見ると毎回胸がいっぱいになります。
ただひたすら、がむしゃらに歌い続けたさとう。の歌を誰かが受け取ってくれた。
その事実が嬉しくて嬉しくて…
 
それと同時に、
「もっと、まだ見ぬ誰かに届けたい」
と強く思うようになりました。
このフレーズが浮かんだのは、
さとう。の音楽を側に置いてくれたみなさんがいてくれたからです。
 
これからもちゃんと届けていけるように
さとう。の大きな一歩を踏み出せた楽曲となりました。
3月からもまたツアーが始まります。
歌でもライブでも、みなさんにちゃんと
ありがとうを伝えにいきたいです!
 
<さとう。>



◆紹介曲「朗朗
作詞:さとう。
作曲:さとう。