矛盾してる人間が好きなんです。

 2022年11月9日に“ウソツキ”が新曲「ロンリープラネット」を配信リリースしました。さらに竹田のソロ・プロジェクトとして今年活動を再開した新生・ウソツキのTour2022『USOTSUKA NIGHT LONELY PLANET』も開催中。「まだ約束を果たせてないから」と、終わりを選ばずに続行する道を選んだウソツキ。新たな一歩が、ここから始まります…!
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った、ウソツキ・竹田昌和による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「ロンリープラネット」にまつわるお話です。矛盾している人間が好きだからこそ、美しいと思うからこそ、生まれたこの歌。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。



こんにちわ
ウソツキ 竹田です。
 
突然ですが
僕には癖(へき)があります
それは、
矛盾してる人間が好きなんです
何故なら
それがとても人間らしく感じるからです
 
好きなのに嫌い
嫌いなのに好き
ひとりで居たいのに寂しい
幸せになりたいけど、幸せが怖い
 
こういう人を見ると美しいなと思う
もはや、矛盾こそ人間を人間と呼ぶ基準なのかも知れないとも思い始めてきました
だって神と動物は矛盾しないから
もしこの世に
ご飯を食べたらなくなってしまうから
僕は食べない! っていう犬がいたら
紹介してほしい
 
 
かわいい
 
 
話を戻すと
矛盾こそが人間で
僕の好きな歌は矛盾してることが多いし
僕の歌も矛盾してることが多い
 
今回の
「ロンリープラネット」
孤独の惑星に閉じこもった星の王子さまが
ほぼ100%気持ちと逆のことを言ってます
 
痛いも辛いもないなら喜びだっていらない
 
そんなことないってわかってるのに
そういうしかなくなった人なんです
 
 
かわいいですね
 
 
ぼくはそういう人が好きです
でも、誰しも共感する部分はあるんじゃないかと
思ってます
だって人間は矛盾するものだから
 
 
最後にこの曲は
君がいなければよかったのにと思うほど
人を愛した自分に気づいて終わります
それくらい人を好きになれてよかったと
思ってもらえたら嬉しいです。
 
<ウソツキ・竹田昌和>


◆紹介曲「ロンリープラネット
作詞:竹田昌和
作曲:竹田昌和