恋は光も吸い込んでしまうのかもしれない。

 2022年12月21日に“ウソツキ”がDigital Single「好きのブラックホール」をリリースしました。あなたを好きだと思えば、思うほど、失ってしまう怖さを感じる。失ってしまう怖さを思えば、思うほど、あなたを思う強さも感じる。tour2022『USOTSUKA NIGHT LONELY PLANET』のツアーファイナルも控える、ウソツキらしい、宇宙を感じさせる愛の歌となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った、ウソツキ・竹田昌和による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「好きのブラックホール」にまつわるお話。当たり前のように使われる「恋に落ちる」という表現。この言葉を改めて紐解いていくと…? 今、恋をしているひとも、恋をしていひとも、ぜひ歌詞とあわせて、エッセイをお楽しみください!



「恋に落ちる」
今日はこの言葉を考えていきたいと思う。
 
「落ちる」ということは重力があるということ
 
だとすると
 
恋というのはきっと
でかい星のようにそこにあって
ある時その近くを通ってしまうと
その重力に引かれて
人間は落ちていく
 
落ちていっても墜落はしない
何故なら
我々だって仕事もあれば生きなくてはいけない
進んで行かなきゃいけないわけだし
進んでいる
即ち速度を持っている
生活とはそういうことだ
 
となると、
「恋」を中心に回る衛星のように
地球の周りを回る月のように
恋と生活の周回軌道上
いいバランスで安定する
それが理想の
いい恋愛というやつなんじゃないかと思う
 
さて、恋を天体とすると
その姿を見た人はいただろうか
恋に光を当てたらその姿は見えるだろうか
「恋は盲目」そんな言葉がある
ということは、きっと見えないんだと思う
2022年未だに試験管の中で恋を
提示できた人間を聞いたことない
 
見えないとすると
恋は光も吸い込んでしまうのかもしれない
 
となると、
アインシュタインの光速度不変の原理
そして、一般相対性理論によって予言された
俗に言うブラックホールに
気持ちの特異点を超えて
変化してしまっているかもしれない
即ち「好きのブラックホール」だ
 
それは全てを飲み込む
想いが強すぎて、もはや好きかもわからなくなる
相手の愛情や、優しさも見えなくなって
不安でしょうがなくなる
まさに
恋そのものですね。
 
ほい!!ということで!!
そんな曲書きました!
「好きのブラックホール」
 
今まさに恋をしてる人
恋したい人
恋を思い出したい人
そんな方におすすめです!
2022年12月21日から!
各ストリーミングサービスにて配信されています!
聴いてね◎

<ウソツキ・竹田昌和>



◆紹介曲「好きのブラックホール
作詞:竹田昌和
作曲:竹田昌和