失恋ソングを書き続ける意味。

 デジタル時代の恋愛ソングのカリスマとして、女性から圧倒的な支持を得るシンガーソングライター“CHIHIRO”が『失恋セラピー三部作』としたデジタルシングルを3ヶ月連続でリリース!2021年9月15日に第1弾「もうByeBye」、10月20日に第2弾「後悔のまえに」、そして11月17日に第3弾「恋人ごっこ」をリリースしました。いずれも恋愛迷子になってしまった女性に向けた、恋愛処方箋となるような楽曲となっております。
 
 さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“CHIHIRO”による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回です。これまでの多くの失恋ソングや切ないラブソングを描き続けてきた彼女。どんな想いで歌詞を書いているのか、失恋ソングを書き続ける意味とは何なのか、明かしてくださいました。是非、歌詞と併せてお楽しみください。



シンガーソングライターのCHIHIROです。
今まで書いてきた曲は260曲以上。
その中でも私の代表作は失恋ソングだったり
切なく恋の終わりを描いた曲が多く
たくさんの恋の終わりを描いてきました。
 
私はどの曲もただ悲しい苦しいだけの想いだけの歌にしないようにしてます。悩んでいる恋からどう立ち上がるか、新しい自分にどう向き合えるか、そのもがきと前に進もうとする姿をちゃんと描いてます。
 
恋の中で失恋が一番辛くて痛い。ちゃんと向き合わないと次に進めないってわかってても向き合い方が分からなかったり、未練が残っていたり...。
 
光が見えない真っ暗なトンネルにいて
ゴールすら見えない。
 
そんな女の子たちに音楽で歌詞で
光を照らしてあげれたらと思い
いつも書いています。
 
今日は今までの曲も振り返りながら
歌詞を紹介していきます。
 
ー「RESET」ー
好きすぎて
想いすぎて
私ばっかり疲れちゃったよ
愛してくれる
それだけで報われるのに
君がいないとか
今までの私には選べなかったの
でもねもう心がもたない
私リセットしたい
 
大好きでも大好きでも叶わない恋がある
追いかけても追いかけても届かない恋がある
こんな恋選んだのは私で
終わりを決めるのも私
 
ー「もうおしまい」ー
私だけが本気だった
私だけが恋してた
こんな涙もうおしまいにしよう
過去にする 君の事を
さよなら 愛してた
 
ー「恋人ごっこ」ー
恋人がいるのに
好きになってごめん
肩書きが欲しかったわけじゃないの私
さよならできない心が弱い
でも戻るね 元の場所に
幸せになって
幸せになる
 
この4曲は
どうしても叶わない恋、
ダメだってわかっててはまった恋、
負のスパイラルから抜け出せない恋を描きました。
 
私自身もすごく経験があるけど、頭でわかってても自分にとって辛い決断をすることは勇気がいるし難しいもの。
 
でも幸せがここじゃないって思ったら、自分のために決断する勇気が必要で。そんな想いで書きました。
 
どんな出会いでも意味がないものなんてひとつもなくて。うまくいかなかったとしてもその恋に何かを学べるし、それをこの先の自分に生かせたらいいと思うんです。生かして自分が強く成長できた先に私は運命に出会えると私は思っています。
 
最近リリースしたばかりの新曲「恋人ごっこ」の歌詞には、シンデレラのように王子様が探してくれる待つんじゃなくて、自分の靴で歩いて幸せを見つけるんだよっていうメッセージを込めました。
 
今生きてる世界はおとぎ話じゃない。
ハッピーエンドが絶対あるとも限らない。
人生も恋も行き先は誰も探してくれないし
誰も決めてくれない。
 
決断は全て自分なんです。
 
何が起こってもいい決断ができるように
自分を幸せにしてあげるというパワーで
前を向いて歩いてくしかないんです。
 
私が失恋ソングを書き続ける意味は、私の書いた言葉やメロディーの1小節でも一言でもいいから、聞いてくれた人の前を向く力になれたらいいなと思うから。
 
正解も不正解もない恋愛に
自分なりの答えが出せるように。
そのお手伝いが少しでも
できたらいいなと思ってます。
 
私は音楽で歌詞でこれからも届けたいし、
聴いてくれる人の心の奥に届いて浄化できるような
ラブソングになれば嬉しいです。
 
<CHIHIRO>



◆紹介曲「RESET
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

好きだけどサヨナラ
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

もうおしまい
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO

恋人ごっこ
作詞:CHIHIRO
作曲:CHIHIRO