さて、今日のうたコラムでは、その4ヶ月連続配信リリースと連動して、MACOによる歌詞エッセイを4作連続でお届けいたします!今回は第1弾、第2弾に続く第3弾。綴っていただいたのは、新曲「アマオト」にまつわるお話です。今、恋に落っこちて、大きな不安のなかにいるあなた。それがいつか<ありのままを 愛して>と素直に言えるような恋へと変わってゆきますように…!是非、雨降る夜に大切なひとを想いながら、この曲を聴いてみてください。
~歌詞エッセイ:「アマオト」~
デモ時点のとき、
これは良い意味でラブソングに聴こえない。
なんだか勇気づけられるような曲。と
スタッフの一人から言われたことを忘れない。
この曲のほんの一部を公開したときに
「懐かしい」ってコメントがきたのも忘れない。
人は弱っているとき、頼りたいとき、
愛で溢れているとき、幸せなとき、そうでないとき、
感情によって、そして聴く人によって
色んな捉え方があると感じる瞬間が嬉しい。
私の生活の一部を切り取った歌詞で
みんなの心を揺さぶることができるのは
言葉では言い表せないものがある。
誰と恋をしてもいつだって初恋だと思う。
学生の頃の恋愛も大人になってからの恋愛も全部、
年齢など関係なくて恋は盲目ときに麻薬で。
好きに直面してしまったとき足がすくむ感覚や
好きな人の前で初めてメイクを落としたとき
必ず照れ臭くなるのも。
この恋がいつまで続くか不安になるのも
初恋そのものだと思う。
楽観的なところもあるけど、
私は死ぬまできっと臆病で不器用だから
それは恋にしても人生においても。
でもまぁそれが君だからそれで良いんじゃん。と
言われたとき「本当に?」と疑って
「そっかそうだよね」と言いながら
心の奥では全然「よくない」と思ってしまうのが私で。
ありのままを愛してって言えたのに、
2番では<私の全部全部知ってしまったら
嫌われるかなって少し不安>
って歌っているところも
矛盾してて自分らしいなって思ったり。
1サビ
<生きる意味をずっと探していた>
生きる意味なんてなくていい。
心臓が勝手に動いてる、
それだけで凄いことだし
好きな人の隣に居られる、
それってもっと凄いこと。
私はこの地球で生きるのが下手くそだから、
難しいことばかりだけど
ありのままでいいよと本音で言ってくれる人がいたから
この曲が書けたし、
嫌いな雨も悪くないなって思えた。
また大事な曲がひとつ増えた。
「この人といるときの自分が一番好き」
って、凄く大事なことね。
<MACO>
◆紹介曲「アマオト」
作詞:MACO
作曲:石田秀登