wolf

作詞:大塚剛毅
作曲:流歌
編曲:流歌
発売日:2018/11/21
この曲の表示回数:8,957回

wolf
鋭い目付きと爪を光らせてる
恐ろしい見た目をしているモンスター
その実(じつ)傷付けるのが怖いだけで
誰よりもやさしい心持ってた

ある時ふいに
街の中に迷い込んだ
悲鳴が上がる
だがひとりの少女が近付き

とても優しい瞳をしていると
宝石みたいで綺麗と微笑む
何故か熱い雫が頬をつたい
とめどなく溢れては流れる
その 気高い美しさに 皆 見とれてた

それから時々彼は街に下りた
人々も彼のことを受け入れた
恐ろしい見た目に似合わないような
やさしさに 誰もが魅了されていた

でもこの爪で
誰かを傷付けたら
沈黙の後
ある男が 口を開いた

傷付けたら謝ればいいだけさ
お前のやさしさはもう分かってる
何故か熱い想いが込み上げてく
とめどなく溢れては流れる
その 純粋な愛しさに 皆 笑ってた

月日が過ぎて街の景色変わっても
いつでも彼のいる場所には 笑顔溢れてた

昔ある所で起きたお話
心やさしいモンスターの話
彼が生涯の幕を閉じたとき
多くの人に見守られながら
ただ幸せな日々だったと
そう微笑んだ

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