意識椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 頭が有れば要は簡単に片付いて 子供と呼べば汚されないで済むのさ 僕に少しの光合成 君に似合ふ遺伝子を ヒトは仕様の無いことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたら何だつて此の白い手に入りさうで 答へなら純粋だ 惹かれ合つてゐる こんな風に君を愛する 多分 幾つに成れば淋しさや恐怖は消へ得る 子供を持てば軈(やが)て苦痛も失せるのか 君が慕ふ思春期と 僕が用ゐる反抗期 最早語呂を合はすことが好きなのだらう 「嘘ヲ吐クナヨ」 泣いたらどんな法も覆して願望通り 答へなら残忍だ 騙し合つてゐる こんな風に君は愛する 多分 「嘘ヲ吐クナヨ」 もう是以上知つて 眠らない夜と心中未遂 思ひ出に酸化した此の含嗽薬(うがいやく) 迷彩(カムフラーヂュ) 無い物 頂戴なんて憤(むずか)つてゐる幼児同様 お母様 混紡の僕を恥ぢてゐらつしやいますか 君が愛した 僕 |
茎(STEM)~大名遊ビ編~椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | There’s a door here, but it will not break There’s a stone there, but it won’t remain Up there a heaven now, but it will not wait And the lies there, the scent of it , just too much So should you, Sow it once and make it grow, the sweet clematis Let it flower, and paint it all of the colors bold Instantly things fall and fade, return to silence Why oh why, why does it all feel so sorrowful? Dreams of what is real There’s breath here, but it will not break There’s a face there, but it won’t remain Up there a heaven now, but it knows no name and the stain is the color of red through red And thus, You cannot cry, confuse the lies,try to remember When you rise, you take you steps with a strong desire Time goes by, a breath it comes,like something given Why oh why, why have these nightmares not long expired the real is but a dream From now on, should it grow and open full,the sweet clematis Flower bold, but there’s no need for rejoicing more Precious life, this life just once,it comes just one time Keep it close, keep it from ever just leaving you Crying tears confusing fears they are no longer When I stand I know I’ll never be down again Nothing that I need now,once it comes just one time Somehow, somehow, someone, ah Entry Number One |
迷彩椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | | 「ねえ一層遠く知らない街に隠居して沈黙しませぬこと? こんな日々には厭きたのさ ねえだうぞ攫(さら)つて行つて」 逃げ延びて水密桃(すいみつとう)に未練 砂みたいな意識と云ふ次元で 逃げ延びた暑さよ何邊(いずこ)へ 揺れが生じ 其の儘 怠惰に委ねた 最後の青さ まう還らないと知つた温度も超へられぬ夜の恐怖色 境界に澱むでゐた決心の甘さ たうに喪(うしな)つた岸壁打つは 引いてくれぬ後悔と濤(なみ)の色 待ち侘びて凍る馨(か)は混凝土(コンクリイト) 砂みたいな意識と云ふ器官で 待ち侘びた寒さよ何邊へ 揺れに動じ 此の儘 愛情に模した 修正ペンの白さ 現状を必死で繕つては 剥いだ素肌に恐怖色 傍観に徹してゐた感慨の淡さ たうに喪つた雷雨仰ぐは泣いてくれぬ残忍な雲の色 最後の青さ もう還らないと知つた温度も 超へられぬ夜の恐怖色 境界に澱むでゐた決心の甘さ たうに喪(うしな)つた岸壁打つは 引いてくれぬ後悔と濤(なみ)の色 |
子守唄椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | お空は忙しく明日(あした)の仕度をします 貴方は此の夜に静かなさよならして 瞳を閉じお休み遊ばせ |
真夜中は純潔椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 東京スカパラダイスオーケストラ | 洗い立ての黒い髪が馨(カヲ)って 今にも飛んで行きそう カシス色に染まった爪 潤んだ二人の粘膜みたい 悪いけれど葡萄酒(ワイン)ならば 自分の口唇ダイレクトで グラスよりも其の御口に 注いで載きたいのだもの 「始めませふ安易な位置づけ 属隷(ゾクレイ)の興行(ショウ) 簡単な選択(セレクション) わたしは今夜 唯 攻められたひ」 類稀(タグイマレ)に理由もなく 平伏(ヒレフ)すだけの場合が有るの 近い様でも他人で在る それ以外何も無い寂しさ 「辱(ハズカシ)めて小粋な言葉で匂はす首 強引な仕草で捩ぢ伏せて 増歪(ディストーション)懸けたら 揺蕩(タユタ)ふ布 簡単な選択(セレクション) わたしは只現在あなたが依々」 蜷色(ニナイロ)に埋もれども 雑(マ)じり気なき身 「辱(ハズカシ)めて小粋な言葉で匂はす首 強引な仕草で捩ぢ伏せて 増歪(ディストーション)懸けたら 揺蕩(タユタ)ふ布 簡単な選択(セレクション) わたしは只現在あなたが依々」 あなたが依々 あなたが依々 |
膨らんできちゃった椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 発育ステータス | 赤飯を炊いて御祝いをせんで 寧(むし)ろ汚(よご)して遠のいて行って 肯定派呼んで毎回騒いで 仲介企業と接待の祭典 「いいえ わたしは秀麗ばい そりゃ ちかっぱ端麗たい 真剣に尋いてくれんかいな だって走ると痛いっちゃもん」 |
ギャンブル椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 虐待グリコゲン | あなたはそっと微笑(わら)ってくれるから 明くる朝とうに泣き止んで居るのさ 此の小さな轍(わだち)に「アナタ呼吸(イキ)ヲシテ居(イ)ル」 蝉が喚いて夏の到来を知る 其の都度何故か羨んで居るのさ 此の戦地で尽きたら「何(ナニ)カシラヘノ服従(フクジュー)」 帰る場所など何処に在りましょう 動じ過ぎた もう疲れた 愛すべき人は何処に居ましょう 都合の良い答えは知っているけど 中目黒駅のホームに立って居たら 誰かが急に背を押したんだ 本当さ 此の勝負に負けたら「生(イ)キテユク資格(シカク)モ無(ナ)イ」 飼い馴らされた猫の眼(まなこ)で 鳴いてみようか やってみようか 愛すべき人は何処に居ましょう 予定の調和なんて容易だけど 声を出せばどなたかみえましょう 真実がない もう歩けない 灰になれば皆喜びましょう 愛していたよ 軽率だね |
やっつけ仕事椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 虐待グリコゲン | 毎日 襲来する強敵 電話の電鈴(ベル) 追つては平穏なる感度を慾するのさ 高速 渋滞とは云つても低速だらう 真理と 相反する條理に従服姿勢 何も善いと思へない 余り憤慨もしない 今日は何曜日だつた? 然(さ)して問題ぢやないか …嗚呼 痛い思ひをしたいのに 興味や関心を奪ふ程 合ふ辻褄 或いは交(まぐは)ひを以て営むで…なんて目論むでゐないか 統御(コントロール)して頂戴 退屈が忌々ましい 銀座線終電何時? 然(さ)して問題ぢや無いか …嗚呼 機械になつちやひたいのに ねえ好きつて何だつけ 思ひ出せないよ |
メロウ椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎・戸谷誠 | 天才プレパラート | 橙色は止まらない 黄色を探して乗り込め お前はきっとナイフを 使う僕に恐怖を覚える 蔑んでくれ 僕は何処迄も真摯なのだ“至って普通さ” いま群れ為す背中 お前が僕よりイッちゃっているのだ 狂っているーそうだろう? 意識は希望に素直じゃあない 回避するなんて止めておけ お前の弁護をしているマシンをぶっ壊してあげるよ 引き攣ってくれ 僕は此処でお前に云うのだ“愛しているさ” いま赤く染めた お前が僕よりイッちゃっているのだ 狂っているーそうだろう? 嗚呼… 美しい予感・眼に映る全て・儚き事象 要らぬ もう 要らぬ 嗚呼… 蔑んでくれ 僕は何処迄も真摯なのだ“至って普通さ” いま群れ為す背中 お前が僕よりイッちゃっているのだ 狂っているーそうだろう? 嗚呼… 引き攣ってくれ 僕は此処でお前に云うのだ”愛しているさ” いま赤く染めた お前が僕よりイッちゃっているのだ 狂っているーそうだろう? 嗚呼… 嗚呼… |
虚言症椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | しかし何故にこんなにも眼が乾く気がするのかしらね 黄色の手一杯に広げられた地図には 何も無い そして何故に雨や人波にも傷付くのかしらね 魚の目をしているクラスメイトが 敵では 決して無い 線路上に寝転んでみたりしないで大丈夫 いま君の為に歌うことだって出来る あたしは何時も何時もボロボロで生きる 例えば少女があたしを憎む様な事があっても 摩れた瞳(め)の行く先を探り当てる気など 丸で無い 徒(いたずら)に疑ってみたりしないで大丈夫 いま君が独りで生きているなんて云えるの 君は常に常にギリギリで生きる あたしは何時も君を想っているのに 髪の毛を誘う風を何ともすんなりと受け入れる 眩しい日に身を委せることこそ悪いこととは云わない 無理矢理に繕ってみたりしないで大丈夫 いま君の為に歌うことだって出来る あたしは何時も何時もボロボロで生きる |
依存症椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 急に只 寝息が欲しくなって 冷凍庫にキーを隠したのです 夢の隙に現を殺し 戦う不条理なレッグカフ …今朝の二時 シヤーベッツのロゴが溶けている 黄色い車の名は「 」 明け立ての夜を強請(ねだ)る品川埠頭に似合うのです …今朝の五時 あたしが此のまヽ海に沈んでも何一つ汚されることはありませぬ 其れすら知りながらあなたの相鎚だけ 望んでいるあたしは病気なのでしょう 甲州街道からの渋滞が激化して日本の朝を見ました 覚醒を要する今日と云う厳しい矛盾に惑うのです …つい先(さっき)も どれ程 若さの上に丸で雲切れの笑顔を並べど変わりませぬ 孤独を知る毎に あなたの相鎚だけ望んでいるあたしはあたしは あなたの其の瞳が頷く瞬間に初めて生命の音を聴くのです 天鵞絨(ビロード)の海にも 仕方のないことしか無かったら あたしはどう致しましょう 翻弄されているということは状態として 美しいでしょうか いいえ 綺麗な花は枯れ醜い過程が嘲笑(わら)うのです …何時の日も |
病床パブリック椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | ドイツ色のタクシーなら 新橋目指す 外苑東 レスポールは 絶対 黒 対向車線 快感ジャガー 巧妙 自制 白血球 片や妄想に生命を揺らし 消化した筈の汚物まで 戻して失う 噛んだ爪を吐いて捨てた 四丁目は呑気過ぎる 感情共 燃焼さす Y染色 減少気味 頽廃 裸体 安全圏 既にもう女として生まれた才能は発揮しているのだけど 脱がせて欲しい 倦怠 虚勢 優等生 もしも愛なんて呼んでいなくて信号と云う解答であなたを誘い出しても 変わらないかな |
サカナ椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | ちっぽけで汚らしい動物 雌 一体生まれてから二十年弱 生きて来たのだろうか 其の上 只 易々と 泳いで行くのかしら たった今頂戴した言葉 其れ 一体どういう意味を持つのですか 「愛している」と云う腕の中で 只 易々と 泳いで行くのかしら あたしが足の指五本 踵一個 不思議も無く此処にへばりつける 此のことを詳しく説明して下さいな 唇ばかりをそう見つめる前に はっきりしないあたしの生態 雌 一体 生まれる迄歴史などが 少しでも動いたと 云えるの 只 安々と 泳ぐだけなら あたしが届かない雲の彼方に不思議も無く厳かに構える 日のことを詳しく説明して下さいな 手を取り優しくそう捕える前に |
月に負け犬椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ 虚勢を張る気は無いのだけれど取分け怖いこと等ない 此の河は絶えず流れゆき 一つでも浮かべてはならない花などが在るだろうか 無い筈だ 僕を認めてよ 明日 くたばるかも知れない だから今すぐ振り絞る 只 伝わるものならば 僕に後悔はない 何時も身体を冷やし続けて無言の季節に立ち竦む 浴びせる罵倒に耳を澄まし 数字ばかりの世に埋まる 上手いこと橋を渡れども 行く先の似た様な途(みち)を 未だ走り続けている 其れだけの 僕を許してよ 逢いたい人に逢うこともない だから手の中の全てを 選べない 日の出よりも先に 僕が空に投げよう 吐く息が熱くなってゆく |
ストイシズム椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | あなた きれい すてき きらい つよい よわい |
アイデンティティ椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 是程多くの眼がバラバラに何かを探すとなりゃあ其れなり 様々な言葉で各々の全てを見極めなくちゃあならない 正しいとか 間違いとか 黒だとか 白だとか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 怖くて仕方が無いだけなのに… 是迄多くの眼がちやほやとひたすらあたしを肯定した 様々な合図でてきぱきと姿を見破られなくちゃあならない 優れていて 劣っていて 数だとか レヴェルとか 此処に居れば良いのですか 誰が真実なのですか お金が欲しいのですか あたしは誰なのですか 何処に行けば良いのですか 君を信じて良いのですか 愛してくれるのですか あたしは誰なのですか 此の先も現在(いま)も無いだけなのに… |
闇に降る雨椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 余りの暑さに目を醒ましさっき迄見ていた夢の中 東西線はあたしを乗せても新宿に降ろしてくれなくて 辿り着けない 此処に欲しい腕や髪や首筋 貴方の嫌う生温い雨に濡らされてゆく 貴方に降り注ぐものが譬え雨だろうが運命だろうが 許すことなど出来る訳ない 此の手で必ず守る 側に置いていて 天気予報が外れてばかりの毎日が見させた嘘の闇 高揚も時めきも溜め息も消耗しやがて失くなりそうで 招きたくない 空々しい土の香や向日葵の すぐにも迎う馨(かぐわ)しい絵画と化する日など 貴方を知り尽くすことが譬え 可能だろうが不可能だろうが 満たされる日が来る筈もない 身体が生きている限り 側に置いていて 貴方に身を委(まか)すことが譬え 危険だろうが安全だろうが 留め金などが在る筈もない 全て惜しみなく挙げる 貴方に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが 許すことなど出来る訳ない 此の手で必ず守る 側に側に置いていて |
弁解ドビュッシー椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 言いたいことを探し疲れて結果無駄口吐いてばかり どうせあたしの人生 語呂合わせなんだもん どうして価値に理由を付けてポーズを執(と)らされているのかな だって淀んだ水が薫るピアノなんだもん あんたは仕様が無いと云うし 現実にあたしも判らぬ 泣いて惑う位なら もう全部無かったことにしよう 甲斐性が無く向かい風のみ専門に出来る雄じゃなくちゃ どうせあたしの人生語呂合わせなんだもん チョーキングだけに支配されて変化する莫迦な女で宜(よろ)し 云々で誤魔化して好(い)い加減に飛んで居たい 何でも買ってあげるから 帰るだなんて巳(や)めなさい 真の慈愛等恐らく 最初から欲しくなかった 本当は全部大事である 本当は全部ラピッシュであろう 本当は全部真理である 本当は全部トリックであろう |
17椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | now I'm seventeen my school is in the country students wear trainers read the same magazines now I'm seventeen my school is gettinng tiresome teachers-they're so young singling me out only like philosophy & after school the time that's what I call my own time nice girls meet nice boys end of school day while other girls go strait home talking 'bout soaps'n' that I go home alone like it watching the nameless people surfing subways,travelling somewhere “…nowhere…” now i'm seventeen i do not have a title depend on no one else busy being king (to myself) only like philosophy & after school the time that's what I call my own time nice girls meet nice boys end of school day while other girls go strait home i go hime alone and have dinner in my sweet home praying again, again & again (“…peace…”) i see the same faces in school & they say that i am different i think it's an honour i say it's an honour to B different i can't go their way surfing subways,travelling somewhere “…nowhere…” i see the same faces in school & they say that i am different i think it's an honour i say it's an honour to B different i can't go their way now i'm seventeen now i'm “…seventeen…” |
Σ椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | you say I betray you that I'm always changing when all I really do is not stay true to your illusions you phone&talk marriage cover up the mouthpiece cursing at your mother grumbling 'bout your dinner I am not your possition not another toy for the boy weary of your direction tired of your desire to control honey,I've got tell you it's like walkin'tightrope I'm leaving your island built a ship of my own I just want simple peace so I say good bye,tarry bye sure I cook lunch for you if you are pure&spotless I'm leaving your island built a ship of my own I just want simple peace so I say good bye,tarry bye |
罪と罰椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | 頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる 今日もまた足の踏み場は無い 小部屋が孤独を甘やかす 「不穏な悲鳴を愛さないで 未来等 見ないで 確信出来る 現在(いま)だけ 重ねて あたしの名前をちゃんと 呼んで身体を触って 必要なのは 是だけ 認めて」 愛している−独り泣き喚いて 夜道を弄れど虚しい 改札の安蛍光燈は 貴方の影すら落さない 歪んだ無常の遠き日も セヴンスターの香り 味わう如く季節を呼び起こす あたしが望んだこと自体 矛盾を優に超えて 一番愛しいあなたの声迄 掠れさせて居たのだろう 静寂を破るドイツ車とパトカー サイレン 爆音 現実界 或る浮遊 「不穏な悲鳴を愛さないで 未来等 見ないで 確信出来る現在だけ重ねて あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って必要なのは是だけ認めて」 「不穏な悲鳴を愛さないで 確信出来る 現在だけ 重ねて あたしの名前をちゃんと呼んで 身体を触って必要なのは是だけ認めて」 頬を刺す朝の山手通り 煙草の空き箱を捨てる 今日もまた足の踏み場は無い 小部屋が孤独を甘やかす |
ギブス椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治・椎名林檎 | あなたはすぐに写真を撮りたがる あたしは何時も其れを厭がるの だって写真になっちゃえば あたしが古くなるじゃない あなたはすぐに絶対などと云う あたしは何時も其れを厭がるの だって冷めてしまっちゃえば 其れすら嘘になるじゃない don’t U θink? i 罠 B wiθ U 此処に居て ずっとずっとずっと 明日のことは判らない だからぎゅっとしていてね ダーリン あなたはすぐに いじけて見せたがる あたしは何時も 其れを喜ぶの だってカートみたいだから あたしがコートニーじゃない don’t U θink? i 罠 B wiθ U 傍に来て もっと 昨日のことは忘れちゃおう そしてぎゅっとしていてね ダーリン また四月が 来たよ 同じ日のことを思い出して |
輪廻ハイライト椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 愛に罵倒 夕日で皺 ツアー位逢わず 没頭左派 「吾ハ駝鳥捕ヘツ…」 そう云う敵がデトロイト2ラヴァー 油捨てライター誘惑 そっくり編む女子多忙 鬼よ無心 さあ 耐えざる理に十円大 跋語なる“ミ” “ファ” 美肌辛い 飛び利売を問う柳眉 仏徒寝坊 受難バッハどう?タイプ? …廃忘… |
あおぞら椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 片付いた部屋が温かくて 曇り窓の外コントラスト 独りで居るのに慣れないまま ジャニスを聴いているセンチメンタル 此の世で一番輝いている人は努力しているって教えてくれたね ねえ 見ている? ほら 星が光っているのを 明日は心も空も素敵な青 堅苦しい言葉懐かしくて 貴方は小さなモンテスキュー 本当の自分に正直で飾らないあたしで良いのだって教えてくれたね ねえ 見ている? 此の 星が光っているのを 貴方の心の様な空を見ている ねえ 云える? いま 星が光っている理由(わけ) 貴方の心を映しているからだよ 明日は心も空も素敵な青 |
本能椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | どうして 歴史の上に 言葉が生まれたのか 太陽 酸素 海 風 もう充分だった筈でしょう 淋しいのはお互い様で 正しく舐め合う傷は誰も何も 咎められない 紐 解いて 生命に 擬う 気紛れを 許して 今更なんて思わずに急かしてよ もっと中迄入って あたしの衝動を 突き動かしてよ 全部どうでもいいと云っていたい様な月の灯 劣等感 カテゴライズ そういうの 忘れてみましょう 終わりにはどうせ独りだし 此の際虚の真実を押し通して絶えてゆくのが良い 鋭い其の目線が 好き 約束は 要らないわ 果たされないことなど 大嫌いなの ずっと繋がれて 居たいわ 朝が来ない窓辺を 求めているの |
同じ夜椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 飛交う人の批評に自己実現を図り戸惑うこれの根源に尋ねる行為を忘れ 此の日々が訪れた窓の外には誤魔化しの無い夏 描かれている 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 同じ空は明日を始めてしまう 例え君が此処に居なくても 彷徨う夢の天神に生温さを望み行交う人の大半に素早く注目をさせ 其の欲が満たされたあたしの眼にも果てることない夢 映されるのか 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても 吹き荒れる風に涙することも 幸せな君を只願うことも 泣き喚く海に立ち止まることも 触れられない君を只想うことも 同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても |
積木遊び椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | あなたはいつもそうやって丸い四角を選ぶ あたしも特に気にせず 三角をのせてしまう 嗚呼 しくじった しくじった まただわ YOU KNOW HOW MUCH I CARE IT. 嗚呼 やられたり やられたり ようやく 愛妻 某ジャクソン夫人 あなたはいつもそうやって長い間悩んで あたしを上手く丸める全くの積木くろうと 嗚呼 しくじった しくじった まただわ YOU KNOW HOW MUCH I LOVE IT. 嗚呼 くやしけり くやしけり ようやく 友好 傍若孫婦人 ののしるなんぢ飽かずやあらむ 輒(すなは)ち お相手つかまつりませう I REALLY REALLY DO |
シドと白昼夢椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 昔 描いた夢で あたしは別の人間で ジャニス・イアンを自らと思い込んでいた 現実には本物が居ると理解っていた 此処の所描く夢の あたしはあたしだから 欲望も何も区別がつかなくなっていた 現実でもほとんど不確かだ あなたの髪を切らなきゃ 真っ黒な其の眼があたしの眼に光を射てば呼吸が出来る いまは還らない影など全く厭だけれど あなたには殺されても良いわ 手錠をされたままであたしに跪いた 独り切りじゃ泣いてばかりになる為 誰かにそっと寄り掛かるのであろう あなたはあたしじゃなくちゃ 真っ白なほっぺたに透き通る小さな雨垂れを落としてしまう でも泣かないで 今すぐ鍵を開けてあげる あなたには全て許しちゃうわ |
茜さす 帰路照らされど…椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 何時もの交差点で彼は頬にキスする また約束も無く今日が海の彼方に沈む ヘッドフォンを耳に充(あ)てる アイルランドの少女が歌う 夕暮れには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 振り返る通りを渡るひとに見蕩(みと)れる また約束も無く彼がビルの彼方に消える ヘッドフォンを耳に充てる ファズの利いたベースが走る 夕焼けには切な過ぎる 涙を誘い出しているの? 今の二人には確かなものなど何も無い 偶(たま)には怖がらず明日を迎えてみたいのに I PLACE THE HEADPHONES ON MY EARS AND LISTEN SOMEONE SINGS A SONG. I FEEL SO BLUE NOW DARLIN' PROMISE ME PLEASE TELL ME SOMETHING WORDS TO SOOTHE I DON'T WANNA CRY |
モルヒネ椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 家にはひとりで帰ります あたしには鳥が4羽ついてるので 家には納豆が有ります あたしにはグリコゲンがあるし 驚きなのは地下鉄のレール 素敵な貴方をたたえます あたしにはとりえなんて無いですので 素敵な赤色のボトムス あたしには少し似合わないし 驚きなのは空色のカーテン あたしの脳のなかで麻薬物質は とめどなくとめどなく排出されゆき あたしはひたすら、だ液を吐き捨てる 密やかな密やかな行為に専念していました あたしの頬が赤く染まりゆく中で 高らかな高らかな貴方の声を聞き あたしはひたすら目をつぶって昔の 密やかな密やかな夢を見続け あたしの脳のなかで麻薬物質は とめどなくとめどなく排出されゆき あたしはひたすら、だ液を吐き捨てる 密やかな密やかな行為に専念していました |
警告椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 朝の訪れを微塵も感じない夜 闇がこの先の日本を考えるのか TVも溜息も時計を滅多に止めない 何がこれ程迄に虚しさを呼ぶのだ? あなたの部屋の留守番電話が近頃まめに働いているの 何故か少しも気にならないのよ 伸ばした髪も意味ないから 言葉で穴を埋めても 満たされる筈など無い 日の出を待ち切れぬまま 鋏を探し出す あなたは全てをあたしが切っちゃっても効かない… 夏に見たのは実在しない人だった 寒くなる迄知らないで愛してしまった 今頃になってから「全部演じていた」なんて 受話器越しに泣かれたってこっちが泣きそう あなたがあたしだけ呼んで居ても幾ら素敵に気を引いていても 時は既に遅過ぎるのよ 答える努力もしないから 此の海を又訪れ 思い出そうと歩く 波を止めることよりは た易いと感じるのに あたしの気持ちは何処に行ったって戻らない… 「嘘はつき つかれるもの」あなたはそう笑うが 間抜けなあたしをはじめ 不可能な人種も居る 上手く前に進めずに不器用に倒れるなら 起き上がる道具ひとつ 持たないで死んで行くわ 殺意だけ仕舞ったら あたしは最後のいま 「機械の様に余り馬鹿にしないで」って云いたい… |
正しい街椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね 不愉快な笑みを向け長い沈黙の後態度を更に悪くしたら 冷たいアスファルトに額を擦らせて期待はずれのあたしを攻めた 君が周りを無くした あたしはそれを無視した さよならを告げたあの日の唇が一年後 どういう気持ちでいまあたしにキスをしてくれたのかな 短い嘘を繋げ赤いものに替えて疎外されゆく本音を伏せた 足らない言葉よりも近い距離を好み理解出来ていた様に思うが 君に涙を教えた あたしはそれも無視した 可愛いひとなら捨てる程いるなんて云うくせに どうして未だに君の横には誰一人居ないのかな 何て大それたことを夢見てしまったんだろう あんな傲慢な類の愛を押し付けたり 都会では冬の匂いも正しくもない 百道浜も君も室見川もない もう我が儘など云えないことは分かっているから 明日の空港に最後でも来てなんてとても云えない 忠告は全ていま罰として現実になった あの日飛び出した此の街と君が正しかったのにね |
丸の内サディスティック椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 報酬は入社後並行線で 東京は愛せど何も無い リッケン620頂戴 19万も持って居ない 御茶の水 マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ 毎晩絶頂に達して居るだけ ラット1つを商売道具にしているさ そしたらベンジーが肺に映ってトリップ 最近は銀座で警官ごっこ 国境は越えても盛者必衰(じょうしゃひっすい) 領収書を書いて頂戴 税理士なんて就いて居ない 後楽園 将来僧に成って結婚して欲しい 毎晩寝具で遊戯するだけ ピザ屋の彼女になってみたい そしたらベンジー、あたしをグレッチで殴(ぶ)って 青 噛んで熟(い)って頂戴 終電で帰るってば 池袋 |
ここでキスして。椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | I'll never be able to give up on you So never say good bye and kiss me once again あたしは絶対あなたの前じゃ さめざめ泣いたりしないでしょ これはつまり常に自分が アナーキーなあなたに似合う為 現代のシド・ヴィシャスに 手錠かけられるのは只あたしだけ 行かないでね 何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして 違う制服の女子高生を 眼で追っているの 知ってるのよ 斜め後ろ頭ら辺に痛い程視線感じないかしら そりゃ あたしは綺麗とか美人な タイプではないけれどこっち向いて 行かないでね どんな時もあたしの思想を見抜いてよ あなたの長い睫毛も其の華奢で大きな手も 全部大好きなの 何処にだってあなた程のひとなんて居ないよ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして 行かないでね 何処にだってあたしと一緒じゃなきゃ厭よ あなたしか見て無いのよ 今すぐに此処でキスして ねぇ I feel so nice 'cause you are with me now It is certain Ilove you so much baby I'll never be able to give up on you So never say good bye and kiss me once again |
歌舞伎町の女王椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 蝉の声を聞く度に 目に浮かぶ九十九里浜 皺々の祖母の手を離れ 独りで訪れた歓楽街 ママは此処の女王様 生き写しの様なあたし 誰しもが手を伸べて 子供ながらに魅せられた歓楽街 十五に成ったあたしを 置いて女王は消えた 毎週金曜日に来ていた男と暮らすのだろう 「一度栄えし者でも必ずや衰えゆく」 その意味を知る時を迎え足を踏み入れたは歓楽街 消えて行った女を憎めど夏は今 女王と云う肩書きを誇らしげに掲げる 女に成ったあたしが売るのは自分だけで 同情を欲した時に全てを失うだろう JR新宿駅の東口を出たら 其処はあたしの庭 大遊戯場歌舞伎町 今夜からは此の町で娘のあたしが女王 |
幸福論椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 亀田誠治 | 本当のしあわせを 探したときに 愛し愛されたいと考えるようになりました そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで 時の流れと空の色に 何も望みはしない様に 素顔で泣いて笑う君にエナジイを燃やすだけなのです 本当のしあわせは目に映らずに 案外傍にあって気付かずにいたのですが かじかむ指の求めるものが見慣れたその手だったと知って あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを 守る為なら少し位する苦労もいとわないのです 時の流れと空の色に 何も望みはしない様に 素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に あたしは君のメロディーやその 哲学や言葉 全てを守り通します 君が其処に生きているという真実だけで幸福なのです |
映日紅の花椎名林檎 | 椎名林檎 | 椎名林檎 | 浮雲 | | 「もしもし そろそろ逢ひたいな」 庭には 花菱草(はなびしそう) 何時何時(いついつ) 出やる 後ろの正面 振り返つて 振り返つて 彼(あ)の子は未(ま)だだよと 「もしもし お変わり無いですか」 庭には夏が帰(き)さう 何時何時 出やる 後ろの正面 待ち望むで 待ち望むで 彼の子にまう良いかいと 鳥渡(ちょつと)仰(あお)いで 戸惑(とまど)ひは太陽を隠す雲 置いて行かないで 空は金と朱色 互ひ違ひ 実の無い花は 枯れても永遠に愛(め)でらるる無実の罪 蕾に成つて魅せてくれ さあ 今日と明日を結べ 急度(きっと)祈つて 恥ぢらひが陶酔に負ける風 付いて来ないで 我は綿の混紡(こんぼう) 互ひ違ひ 花の咲かない実は 朽(く)ち永遠に忘らるる 無骨な罰 貳(ふた)ツに割つて召し上がれ さあ 今日も明日も 御覧 実の無い花が 枯れゆき永遠の名を貰(もら)ふよ 膨らむでゆく 衣纏(まと)ひし此(こ)の子は誰? 妙に甘く鮮やかな実 嗚呼(ああ) 哀しみ携(たずさ)えし子よ 眠れ |