怪獣 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | サカナクション | | 何度でも 何度でも叫ぶ この暗い夜の怪獣になっても ここに残しておきたいんだよ この秘密を だんだん食べる 赤と青の星々 未来から過去 順々に食べる 何十回も噛み潰し 溶けたなら飲もう 淡々と知る 知ればまた溢れ落ちる 昨日までの本当 順々と知る 何十螺旋の知恵の輪 解けるまで行こう 丘の上で星を見ると感じるこの寂しさも 朝焼けで手が染まる頃にはもう忘れてるんだ この世界は好都合に未完成 だから知りたいんだ でも怪獣みたいに遠く遠く叫んでも また消えてしまうんだ だからきっと 何度でも見る この暗い夜の空を 何千回も 君に話しておきたいんだよ この知識を 淡々と散る 散ればまた次の実 花びらは過去 単純に生きる 懐柔された土と木 ひそひそと咲こう 点と線の延長線上を辿るこの淋しさも 暗がりで目が慣れる頃にはもう忘れてるんだ この世界は好都合に未完成 僕は知りたいんだ だから怪獣みたいに遠くへ遠くへ叫んで ただ消えていくんだ でも この未来は好都合に光ってる だから進むんだ 今何光年も遠く 遠く 遠く叫んで また怪獣になるんだ |
アイデンティティ サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | アイデンティティがない 生まれない らららら アイデンティティがない 生まれない らららら 好きな服はなんですか?好きな本は?好きな食べ物は何? そう そんな物差しを持ち合わせてる僕は凡人だ 映し鏡 ショーウインドー 隣の人と自分を見比べる そう それが真っ当と思い込んで生きてた どうして 今になって 今になって そう僕は考えたんだろう? どうして まだ見えない 自分らしさってやつに 朝は来るのか? アイデンティティがない 生まれない らららら アイデンティティがない 生まれない らららら 風を待った女の子 濡れたシャツは今朝の雨のせいです そう 過去の出来事 あか抜けてない僕の思い出だ 取りこぼした十代の思い出とかを掘り起こして気づいた これが純粋な自分らしさと気づいた どうして 時が経って 時が経って そう僕は気がついたんだろう? どうして 見えなかった自分らしさってやつが 解りはじめた どうしても叫びたくて 叫びたくて 僕は泣いているんだよ どうしても気づきたくて 僕は泣いているんだよ |
『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | バッハの旋律を夜に聴いたせいです こんな心 バッハの旋律を夜に聴いたせいです こんな心 月に慣れた僕がなぜ 月に見とれたのはなぜ 歩き出そうとしてたのに 待ってくれって服を掴まれたようだ バッハの旋律を夜に聴いたせいです こんな心 バッハの旋律を夜に聴いたせいです こんな心 月に慣れた君がなぜ 月を見ていたのはなぜ 僕の左手に立ち 黙ってる君の顔を思い出したよ 気まぐれな君の色 部屋に吹くぬるいその色 壁が鳴り痺れるチェロ すぐに忘れてしまうだろう バッハの旋律をひとり聴いたせいです こんな心 バッハの旋律をひとり聴いたせいです こんな心 忘れかけてたのになぜ 忘れられないのはなぜ 歩き始めた二人 笑ってる君の顔を思い出したよ 気まぐれな君の色 部屋に吹くぬるいその色 壁が鳴り痺れるチェロ すぐに忘れてしまうだろう 気まぐれな君の色 部屋に吹くぬるいその色 壁が鳴り痺れるチェロ すぐに忘れてしまうだろう |
Aoi サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 青さ 思い出せば また見えた 新しい姿の行く末を 青さ 思い出せば また見えた 若いあの姿と海の音 嗚呼 深く青いという絶高の世代で 痛いほど本能で踊って 青さ 紙一重の危うさよ それは鮮やかさと 切り捨てた 嗚呼 深く青いという絶高の世代で 痛いほど本能で踊って 青いという劣等感 捨てて 痛いほど本能で踊って 君はその若さを抱えては いつか通り過ぎて変わるだろう 変わるだろう 探すだろう その色は 深い青 嗚呼 深く青いという絶高の世代で 痛いほど本能で踊って 青いという劣等感 捨てて 痛いほど本能で踊って |
ルーキー サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 消し忘れ 消し忘れたライト あとどれくらいで 朝が来るのか 悲しみ 悲しみと同じ 歩幅で歩いた夢を見てた 何気ない 何気ない部屋の 壁の傷を数えたりして 眠れない 眠れない夜を すり減らして爪を噛んでた 行かないで 見渡して 羽ばたいて 口ずさんで いつか 言わないで 思い出して 羽ばたいて 口ずさんで いつか 消し忘れ 消し忘れたライト 街は花びら さよならの風 悲しみ 悲しみと同じ 君の歩幅で歩きたいのに 行かないで 見渡して 羽ばたいて 口ずさんで いつか 言わないで 思い出して 羽ばたいて 口ずさんで いつか 行かないで 行かないで 言わないで 思い出して |
僕と花 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 僕の目 ひとつあげましょう だからあなたの目をください まだ見たことのない花 新しい季節を探してた 何にも言わない僕は花 通り過ぎる人にサヨナラ 何にも出来ないはずなのに 少しだけ遠くを見てた 積み木のように重ねておいた悩み 朝には忘れてしまうから すぐに 夜が手を伸ばしそっと引っ張って また何か言おうとしてるから つまりは僕の目は花 探してた 何にもいらないはずなのに 何気なく見た外の花 何にもいらないはずなのに ためらわずそれを摘み取り テーブルの上 重ねて置いた本に 名前も知らない花を挟んでた 夜が手を伸ばしそっと引っ張って また何か言おうとしてるから つまりは僕の目は花 探してた 僕が手をかざしたって振ったって 変わらないことばかりだから いつも僕は目を閉じて 逃げてた 夜が手を伸ばしそっと引っ張って 何度も言おうとしてた言葉は 歩き出した僕の言葉 それだった |
ユリイカ サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | いつも夕方の色 髪に馴染ませてた君を思い出した ここは東京 空を食うようにびっしりビルが湧く街 君が言うような 淋しさは感じないけど 思い出した ここは東京 それはそれで僕は生き急ぐな いつ終わるかな 風が吹く度 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 意味もないのに 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 壁が立つ度 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 意味もないのに 生き急ぐ 生き急ぐ なぜかドクダミと それを刈る母の背中を思い出した ここは東京 蔦が這うようにびっしり人が住む街 君が言うような 淋しさは感じないけど 思い出した ここは東京 それはそれで僕は生き急ぐな いつ終わるかな 風が吹く度 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 意味もないのに 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 壁が立つ度 生き急ぐ 生き急ぐ いつ終わるかな 意味もないのに 生き急ぐ 生き急ぐ 時が震える 月が消えてく 君が何か言おうとしても |
さよならはエモーション サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | そのまま 深夜のコンビニエンスストア 寄り道して 忘れたい自分に缶コーヒーを買った レシートは レシートは捨てた さよならはエモーション 僕は行く ずっと涙こらえ こらえ 忘れてたエモーション 僕は行く ずっと深い霧の 霧の向こうへ そのまま 両手を床について 僕は逆立ちした そのまま 昔の部屋を思い出した 君の事も さよならはエモーション 僕は行く ずっと涙こらえ こらえ 忘れてたエモーション 僕は行く ずっと深い霧の 霧の向こうへ さよなら 僕は夜を乗りこなす ずっと涙こらえ 忘れてたこと いつか見つけ出す ずっと深い霧を抜け AH ミル ヨルヲヌケ アスヲシル ヒカリヲヒカリヲヌケ |
モノクロトウキョー サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | チチッと舌を鳴らして呼んだ野良猫 走り去りすぐ影の中に消えたんだ 午前5 時の都会は妙にゴミ臭い 空が少し湿って曇り始めました 東京 モノトーン 憧れ フルカラー そう 絡み合う電線を見上げ僕は ほらアクビをした そう からからに乾いてる心は 心は雨を待ってるんだ チッと舌を鳴らして寝転ぶ人 その隣を通り過ぎてく左ハンドル 午前5 時の都会は妙に罪深い 高層ビルが湿った壁に見えました 東京 モノトーン 憧れ フルカラー そう 並び立つビルボード見上げ僕は ほらアクビをした そう からからに乾いてる心は 心は何を待ってるんだ |
グッドバイ サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 探してた答えはない 此処には多分ないな だけど僕は敢えて歌うんだ わかるだろう? グッドバイ 世界から知ることもできない 不確かな未来へ舵を切る グッドバイ 世界には見ることもできない 不確かな果実の皮を剥く 欲しいものはひとつもない 辿ってた ストイックな線を だけど僕は君を待ってしまうだろう ここに立って すぐに変わってしまうだろう グッドバイ 世界から知ることもできない 不確かな未来へ舵を切る グッドバイ 世界には見ることもできない 不確かな果実の皮を剥く どうだろう 僕には見ることができないありふれた幸せいくつあるだろう どうだろう 僕らが知ることのできないありふれた別れもいくつあるだろう グッドバイ 世界から何を歌うんだろう |
エンドレス サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 誰かを笑う人の後ろにもそれを笑う人 それをまた笑う人 と悲しむ人 悲しくて泣く人の後ろにもそれを笑う人 それをまた笑う人 と悲しむ人 AH 耳を塞いでる僕がいる それなのになぜか声がする 見えない夜に色をつける デジャブしてるな AH 耳を塞いでる僕は歩く それなのになぜか声がする 見えない夜に色をつける声は誰だ 誰かを笑う人の後ろから僕は何を想う? それをまた笑う人 と終わらせる人 悲しくて泣く人の後ろから僕は何を想う? それをまた笑う人 と終わらせる人 AH 耳を塞いでる僕がいる それなのになぜか声がする 見えない夜に色をつける デジャヴしてるな AH 耳を塞いでる僕は歩く それなのになぜか声がする 見えない夜に色をつける声は誰だ 後ろから僕は何て言おう? 後ろから僕は何て言われよう? 見えない世界に色をつける声は誰だ AH この指で僕は僕を差す その度にきっと足がすくむ 見えない世界に色をつける声は僕だ |
セントレイ サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 汚れた机を僕は夜に片付けた 何かが変わるかな 背中を片手で掻いて軽く溜め息した そろそろ行こうかな 午前0時の狭間で 夜間飛行疲れの僕は宇宙 今煙の中を歩き続けて 淋しくなる夜を抜けて 千の最後までほら 手で数えたら 見えてきたんだ 繋がる世界 まだまだ知らないことがたくさんあるけどすぐに慣れるさ まだまだ言えないこともたくさんあるけど夜には言えるさ 歴史の道すがら 大人になれたら僕は宇宙 僕は行く 夜中を目で追い続けて 淋しくなる月を抜けて 千の最後までほら 手で数えたら 見えてきたんだ 見えてきたんだ 1000と0と線と点の裏 重なる世界 僕と君が繋がる世界 このままここに居て 何も変わらず 何も言わず さよなら世界 |
Moment SMAP | SMAP | 山口一郎 | 山口一郎 | 長岡成貢 | 握りしめてきた手を 僕は見てた 振り返るのはまだ 先でもいいけど 履き潰してきた靴を 並べては 歩き続けてきた距離を想った 時に悩み 時に憂い 時に寂しい自分に嘘もついてきたけれど この一瞬のための何千時間 強さって優しさ 今わかってきたよ この瞬間のためになぜ時間ついやしてきたのか 知りたいから すれ違う人の群れ 僕は見てた 振り返るのはほら あとにしよう 汚れてしまったシャツもそのままで 歩き続けるような強さが欲しい すぐに迷い すぐに嘆き すぐに疲れたふりして嘘もついてきたけれど この一瞬のための何千時間 壁は自分だった 今わかったこと この瞬間のために失ったことも多いけど 確かめたくて この一瞬のための何千時間 強さって優しさ 今わかったけど この瞬間のためになぜ時間ついやしてきたのか 今わかったよ この一瞬のためだけじゃないんだ 続きはまだあるんだ 探してたこと この先で見つけられるかな その一瞬のために歩き続ける この瞬間 |
目が明く藍色 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | 制服のほつれた糸 引きちぎって泣いた 変われない僕は目を閉じたまま また泣いた 藍色になりかけた空で 確かに君を感じて 制服の染みみたいな 嘘をついて泣いた 知りたいけど知りたくないこと知って 泣いた 藍色いや青い色した ずれて重なる光 探して 探して 光はライターの光 ユレテルユレテル つまりは単純な光 ユレテルユレテル ここで待ってるだけじゃ何も言えなくて すれ違っていく人も何も言わなくて 光はライターの光 ユレテルユレテル つまりは単純な光 ユレテルユレテル 立ち止まってるだけの僕らしさなんて すれ違っていく人は気づくはずもないんだ 光はライターの光 ユレテルユレテル つまりは単純な光 ユレテルユレテル この藍色の空 目に焼き付けて 次 目を開いたら目が藍色に メガアクアイイロ メガアクアイイロ メガアクアイイロ メガアカイイロ 制服はもう捨てた 僕は行く 行くんだ 悲しみの終着点は歓びへの執着さ 藍色の空が青になる その時がきたら いつか いつか 君の声を聴かせてよ ずっと 君の声を聴かせてよ ずっと ずっと 君の声を聴く 息をすって すって 君の声を聴かせて |
三日月サンセット サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 僕はシャツの袖で流した涙を拭いたんだ 空には夕暮れの月 赤い垂れ幕の下 もどかしく生きる日々の隙間を埋めた言葉は 頼りない君が僕に見せる弱さだった 下り坂を自転車こぐ いつも空回り 東から西 果てから果てまで通り過ぎて行け 夕日赤く染め 空には鳥 あたりまえの日没の中で 君は今 背中越しに何を言おうか考えてたんだろう 僕は三日月の影を親指で隠して 渇いた目の奥の方へ 押し込んだんだ 道なり進む二人引きずって歩く長い影 空には夕暮れの月 赤い垂れ幕の下 揺れる肩が奏でるリズム 歩く人の波 嘘から悩み 次から次へと繰り返すだろう 夕日赤く染め 空には鳥 あたりまえの日没の中で 君は今 背中越しに何を言おうか考えてたんだろう |
ナイトフィッシングイズグッド サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも 夢のような世界があるのなら 僕も変われるかな アスファルトに立つ僕と月の 間には何もないって知った Ah 去年と同じ服を着ていたら 去年と同じ僕がいた 後ろめたい嘘や悲しみで 汚れたシミもまだそのまま 何もない夜に 何かあるような気がして 君に電話してしまうんだ いつも いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも ゆらゆら揺れる水面の月 忍ぶ足音 気配がした 草を掻き分け 虫を払うかのように君を手招きする 目を細む鳥のように今 川底 舐めるように見る かの糸 たぐり寄せてしなる 跳ねる水の音がした ラララ きっと僕が踊り暮れる 夜の闇に隠れ潜む ラララ ずっと僕が待ち焦がれる恋のような素晴らしさよ いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に ビルの灯りがまるでディレイのように流れてた いつまでも この先でほら 僕を待ってるから行くべきだ 夢の続きは この夜が明け疲れ果てて眠るまで まだまだ |
なんてったって春 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 今年始めの春の雷がサヨナラ告げた 風 風 きっと吹くな 君はスカートの裾を気にしながら駅に消えた 風 風 きっと吹くな 明日は雨予報 立ち尽くしてただけの僕の傘 杖のように固まった 南南西から鳴く風 なぜか流れた涙 なんてったって春だ 南南西から鳴く風 なぜか流れた涙が 多分 春か 今年二度目の春の雷で早歩きした 雨 雨 きっと降るな 歩き慣れた道 横目で見た赤いツツジの花 おもむろに揺れたんだ 南南西から鳴く風 なぜか流れた涙 なんてったって春だ 南南西から鳴く風 なぜか流れた涙が 多分 春だ だんだん君は大人になっていった 流れた涙 なんてったって春だ だんだん僕も大人になっていった 流れた涙は多分 春だ |
表参道26時 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | つまりは心と心 絡み合って切れた 二人は 所々ほつれてる服みたいだ 気づいてる 気づいてる 気づいてる二人 気づいてる 気づいてる 気づいてる 気づいているのさ 気づいてる 気づいてる つまりは心と心で引っ張った故に切れた となりでそれに気がついたあの子が黙った 気づいてる 気づいてる 気づいてる二人 気づいてる 気づいてる 気づいてる 気づいているのさ 気づいてる 気づいてる つまらない夜に 話し始めたのはなぜ 意味もないのに 左手で書いた名前 苦笑いして 握りしめた手には汗 表参道の26時が過ぎてく つまりは心と心の隙間に風が吹いた 二人は 所々それを指で塞いだ 気づいてる 気づいてる 気づいてる二人 気づいてる 気づいてる 気づいてる 気づいているのさ 気づいてる 気づいてる つまらない夜に 話し始めたのはなぜ グラスで濡れた テーブルを指で拭いた 苦笑いして 握りしめた手には汗 表参道の26時が過ぎてく |
ボイル サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 遠くに 遠くに投げ捨てた夜の言葉よ 遠くに 遠くに忘れていた夜の長さよ テーブルに並ぶメニュー 僕は悲しみだけ選び取り 口の中 詰め込んだ テーブルに並ぶメニュー ひとりに慣れたはずなのに まだ探してる 遠くに 遠くに投げ捨てた夜の言葉よ 遠くに 遠くに忘れていた夜の長さよ 荒れてる心と 手を繋いで書き続ける 能率の次 論理 忘れた心で書く 終わらないと焦りが出る 広い沖の船の上で眠る僕の心 漂う霧みたいな不安を 黒い鉛筆かペンでノートに自由に書く 情景描写 嘘の意味や不安になりそうな夜の音 いきなり告げられる深い別れとか泣いてるだけの君 言葉で今繋げるから 遠くに 遠くに置き忘れた夜の言葉よ 正直 正直 諦めきれないんだ言葉を 朝に書けて ライズしたんだ 今ライズしたんだ 意味が跳ねて ライズしたんだ 日々ライズしたんだ 日々が |
ドキュメント サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 今までの僕の話は全部嘘さ この先も全部ウソさ 何か言って何か聴いて僕は生きてる このままでいいのかな? 疲れてる夜は一人で 僕 眠るんだ だけどすぐに目が覚め 飲みかけの水を全部飲んでしまった なのに残った乾き ずっと前の君の思い出は どこか昔の自分を見るようで この世界は僕のもの どこからか話してる声がするよ すぐに何かに負けて涙流す 君と僕は似てるな 愛の歌 歌ってもいいかなって思い始めてる 愛の歌 歌ってもいいかなって思い始めてる |
M サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 夕焼けが急いだ 砂浜で風に揺れてる黒髪 あの子は一人っ子 いつもひとりで遊んだ 夕焼けが急いだ 砂浜で休む はぐれたカモメ この子も一人っ子 いつもひとりで飛んでいた 夕焼けは止まった 砂浜で赤い一人と一羽は 何かを言ったんだ 同じ言葉を想った 浜辺 人の夢 浜辺 鳥の夢 いつか忘れられたとして 行かないで 淋しい日暮れに涙 行かないで 淡い空 見ながら涙 行かないで 悲しい日暮れに涙 行かないで 淡い夢の終わりが見たいから 夕焼けは気づいた 五時の鐘を聴きあたりを見渡す あの子は消えた いつも通りに消えた 夕焼けは気づいた 五時の鐘を聴きあたりを見渡す カモメも消えた いつも通りに消えた 浜辺 人の夢 浜辺 鳥の夢 浮かぶ 船の上 見える 砂の上 消えた 五時の鐘 人と鳥の影 いつか忘れられたとして 行かないで 淋しい日暮れに涙 行かないで 淡い空 見ながら涙 行かないで 悲しい日暮れに涙 行かないで 淡い夢の終わりが見たいから |
アルデバラン サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | じっと 僕は待つの 汚れたアルデバラン しっぽ振って今日も現れるだろう 人 人 人 また人 通りすぎる街で きっと 何千回も鳴いたはずだろう じっと 僕は待つの 汚れたアルデバラン しっぽ振って夜に現れるだろう 人 人 人 また人 通りすぎる街で きっと 何千回も泣いたはずだろう 明ける 明ける 猫の物語 僕は見ていた 明ける 明ける この物語 忘れた頃には じっと 僕は待つの 悲しみアルデバラン しっぽ立てて今日も鳴いているのか 人 人 人 また人 通りすぎる街で きっと 何千回も歌われただろう 明ける 明ける 猫の物語 僕は見ていた 明ける 明ける この物語 忘れた頃には |
朝の歌 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | あとどれくらい僕は深く潜れるだろう 何気なく見た窓の外はまだ夜 あとどれくらい僕は深く潜れるだろう 眠りの中で迷うように泳ぐ ほら 朝が星や月を食べてく 今 夜がそれに気がつく 表と裏 表と裏 面白くない朝日が染み込む あとどれくらい君と深く話せるだろう 消し忘れてたテレビの中には海 あとどれくらい君と深く話せるだろう 床に寝転び背泳ぎをしてた ほら 朝が海や空を食べてく 今 君がそれに気がつく 表と裏 表と裏 隣り合ってた表と裏 僕らは朝に船を浮かべる いつか そういつかそれで旅する 表と裏 表と裏 隣り合ってた水面と空 表と裏 表と裏 面白そうに朝日を眺める飛び魚になる |
陽炎 -movie version- サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 夢を見てた 花火のようにすぐ消えた 忘れていた 忘れかけていただけか 夕日落ちるまでの間 しゃがみこんだような街 はしゃぎすぎて無くした 赤い空を僕は待った 一気に鳴く鳥 遠い紅 いつになく煽る紅 いつになく泣いてるようだ陽炎 陽炎 一気に泣くわ 夜はこない いつになく煽る紅 いつになく泣いてるようだ陽炎 陽炎 街は静か 花火のように空が鳴った 逃げ遅れた 逃げられなかっただけか 夕日落ちるまでの間 次の海下る雨の理由を 探し続けてる 赤い空を僕は待った 一気に鳴く鳥 遠い紅 いつになく煽る紅 いつになく泣いてるようだ陽炎 陽炎 一気に泣くわ 夜はこない いつになく煽る紅 いつになく泣いてるようだ陽炎 陽炎 |
シーラカンスと僕 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | 眠れずにテレビをつけたら 夜に見たニュースと同じで 淋しくなったんだ 空が海 見上げた雲は泡 深海魚な僕はあくびをして どこかへ どこかへ行こうとする 泳いで 泳いで 青い目とウロコで うろうろする僕はシーラカンス どこかへ走り出しそう さよならする深い夜から 灰色のビルはまるで珊瑚礁 息切れしてシャローを目指し泳ぐ 静かに 静かに 青い目とウロコで うろうろする僕はシーラカンス どこかへ走り出しそう さよならする深い夜から 曖昧な若さを 無理に丸め ゴミだとした どうか僕が僕のままあり続けられますように |
仮面の街 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | つまらないのに僕は笑って 慣れた手つきで身振り手振りさ さよならで振った手のひらを降ろさず次の誰かと握手 矛盾だらけの街は夕暮れ 満員電車を追いかけ飛ぶ鳥 仮面被ったスノッブばかり 僕は眠りたいんだ 笑って 笑って 笑ってたのにな 笑って 笑って 笑ってたのに泣いていたんだ 傷がついたらそれでさよなら 売れ残ったりんごになるだけ トゲがある手で触らないでと言いたげな人の手にトゲ 矛盾だらけの街は夕暮れ 満員電車の遅延にも慣れ 仮面被ったスノッブばかり 僕はもう死んだんだ 笑って 笑って 笑ってたのにな 笑って 笑って 笑ってたのに泣いていたんだ 意味もないのに僕は笑って 慣れた手つきで君を触ったよ 汚れてないのになぜか手を洗いたくなってしまったんだ 笑って 笑って 笑ってたのにな 笑って 笑って 笑ってたのに泣いていたんだ |
蓮の花 サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | 花降る 花降る水辺 花散る 花散る風で そう 今朝逃がした あの小さい蜘蛛 どうしてるだろう ah 終わらないな 疲れる夜が待ってる せめて 静かに君を妄想したいのに 花降る 花降る水辺 花散る 花散る風で そう 夢を見た あの小さい蜘蛛 君みたいだった ah 蜘蛛の糸 花揺る蓮まで垂れ下がって 苦しむ僕を引っ張り上げてよ 花降る 花降る水辺 花散る 花散る風で あらゆる あらゆる技で 花びら 花びら咲かそう |
mellow サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 絵になるよう 絵になるような夜 絵になるよう 絵になるような君 絵になるよう 絵になるような夜 探したよ 夜の音 手の鳴るほう 手の鳴るほうへ行く 手 繋がったまま 君は踊る 手の鳴るほう 手の鳴るほうへ行く 手 繋がったまま 踊る君は流星 手の鳴るほう 手の鳴るほうへ行く 手の鳴るほう 手の鳴るほうを見る 手の鳴るほう 手の鳴るほうへ行く 探したよ 夜の音 絵になるよう 絵になるような夜 手 繋がったまま 君は踊る 絵になるよう 絵になるような夜 手は離せないから クラップ鳴って踊る 土曜のダンスホールは まるでスローモーションだった まるで君は夜の海月 |
白波トップウォーター サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | サカナクション | 悲しい夜の中で蹲って泣いてたろ 街の灯りが眩しくて 眩しくて 通り過ぎて行く人が 立ち止まってる僕を見て 何も知らないくせに笑うんだ 笑うんだ スパンコールな波際で浮かび続けるんだフローター 上の空で漂う 誘惑 罠全てがぐるぐる回り続けてるんだ 悲しい夜が明ける 押さえてた僕の儚い想いは水際 曇りガラスの先はいつも悲しいんだ スパンコールな波際で浮かび続けるんだフローター 上の空で漂う 誘惑 罠全てがぐるぐる回り続けてるんだ 悲しい夜が明ける 浮かび続けるんだフローター ぐるぐる回り続けてるんだ |
Klee サカナクション | サカナクション | 山口一郎 | 山口一郎 | | 読めない本 積み重ねて 一人書くんだ 詩を 詩を アンニュイ それのせいにして アンニュイ 僕は無理をして 知らない誰かが笑って 僕に指を差す 人 ああ言うこう言う人の群れ ああ言うこう言うようになって 修正 書いて 改訂 眠れずに だからクレーの絵を見て 落ち込むのは 僕が擦れたから 擦れたからか 見えないもの 描きたくて 僕は言葉を使う 使う アンニュイ それを糧にして アンニュイ それで生きてみて 修正 書いて 改訂 眠れずに だからクレーの絵を見て 落ち込むのは 僕が擦れたから 擦れたからか だから綺麗でなくていい 僕らしさ見つけたら それが全て 全ての始まりです 始まりです 始まりです |