Nothing's Carved In Stone ライブレポート
Nothing's Carved In Stone
『Rigid Clocks Tour ーワンマンー』
2010年01月30日@SHIBUYA-AX
撮影:Rui Hashimoto(SOUNDSHOOTER) Yoshika Horita/取材:石田博嗣
2010.01.20
眩いフラッシュライトの中、掻き鳴らされるギターリフが嘶きのように場内を駆け抜けていく。オープニングナンバー「Around The Clock」のイントロダクションが響いただけでフロアに熱気が立ち込め、拳が突き上げられるのはもちろん、早くも観客の頭上を転がるクラウドサーフが発生している。ライヴを想定して作られたストレートなナンバーであり、昨年暮れに発表されたばかりのシングル曲だけに、開演の瞬間を待ちわびていた者のテンションを爆発させるのは容易なことだった。そして、「Words That Bind Us」へ。そのサウンドはドラマチックに展開していき、各パートが織りなすアンサンブルに耳が奪われてしまう。この曲に限ったことではないが、歌っているのはヴォーカルだけではないのだ。その後もダイナミックなバンドグルーブで興奮状態にある客席を盛り上げると、「November 15th 」や「Hand In Hand」ではステージ後方に細胞分裂や高速道路を滑走する映像を写し出し、楽曲のイメージを視覚からも伝える。そして、中盤に入ったところで村松 拓(Vo&Gu)が“新曲やります!”と宣言。ウェットなメロディーが乾いたギター音に押し出されるナンバーに、観客はすぐさま順応し、加速度的に熱気を上昇させていく。ライヴは「Diachronic」からラストスパートがかけられるとスリリングな「Isolation」でクライマックスを迎え、アンコールでもメロディーが立った新曲がプレイされた。オーラスは再び「Around The Clock」。当然のごとく、フラッシュライトの中、最後に大爆発が引き起こる。バンドが始まって1年ほどというだけに、新曲で新たなる広がりを見せていたNCIS。まだまだ成長過程にある彼らから目が離せない。
曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。
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