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真心ブラザーズ ライヴレポート

【真心ブラザーズ ライヴレポート】『HOLD BACK THE TEARS』 2019年2月10日 at 中野サンプラザ

2019年02月10日@中野サンプラザ

撮影:柴田恵理/取材:フジジュン

2019.02.18

2月10日、真心ブラザーズが中野サンプラザにて全国ツアー『HOLD BACK THE TEARS』の最終公演を開催した。昨年9月にリリースしたアルバム『INNER VOICE』収録の新曲に懐かしい曲も交えた全22曲を披露。至極の名曲たちをMB's編成の華やかな演奏で聴かせながら、ふたりで足並み揃えて迎える新しい夜明けも想像させる、期待にも満ちた素晴らしい夜となった。

ステージに飾られた“MB”のロゴが光り、MB'sのメンバーがゆっくり登場。桜井秀俊(Vo&Gu)のカウントで始まった心地良い演奏をバックにYO-KING(Vo&Gu)が登場し、「サマーヌード」でライヴがスタート。毎年恒例となっている、真心ブラザーズの中野サンプラザ公演。ホーン隊やコーラスを含む、大所帯のMB'sを従えたふたりの勇姿を観ると、真心ブラザーズにはこのステージがよく似合うと改めて思う。“1年振りのMB's~~!”とYO-KINGが叫ぶと、“MB's、ヴィンテージ感も磨きが掛かって素晴らしい演奏ですね!”と笑顔を見せる桜井。MCでは互いの衣装を褒めたりイジったりと、相変わらずの仲の良さでファンを喜ばせる。

昨年リリースしたアルバムを掲げたツアーの最終日ということもあり、ツアーで鍛え上げたアルバム収録の新曲たちもたっぷり交えたセットで楽しませたこの日。桜井がヴォーカルをとったロックンロールナンバー「Z」では、MB'sと顔を見合わせながら演奏を思い切り楽しみ、痛快な演奏で観客の体を揺らす。アコギを背負って《情熱を衝動にかえて 夢の声をたどってゆこう いつでも 笑いながら》と「情熱と衝動」を歌ったあと、“おかげさまで、真心30周年です。30周年にかこつけて面白いことをしていこうと思います”と意気込みを語ったYO-KING。“30年前の問題作中の問題作です”と披露した「悪口」を桜井がハンドマイクで歌い、欽ちゃんジャンプをキメるとYO-KINGが大爆笑したりと《いつでも笑いながら》(「情熱と衝動」)の変わらぬ姿勢で仲良く楽しくロックンロールしているふたりが本当に微笑ましく、羨ましい。

“これからも僕らが楽しく音楽できるように祈念してください”と打ち上げた「どか~ん」やYO-KINGが伸びやかな歌声を聴かせた「突風」、桜井がギターを掻き鳴らして熱演を観せた「消えない絵」など、フルバンドならではの壮大さや力強さ、賑やかさでクライマックスを生むと、ラストは「新しい夜明け」で美しくフィニッシュ。

アンコールでは「空にまいあがれ」を披露し、4月から始まる弾き語りツアー『真心道中歌栗毛2019』への期待を煽るように、デビュー曲である「うみ」を弾き語りで演奏。ギターと歌声を重ねるふたりに変わらぬ魅力を感じつつ、30年の重みと説得力も感じた。

撮影:柴田恵理/取材:フジジュン

真心ブラザーズ

マゴコロブラザーズ:1989年、早稲田大学の音楽サークルに所属していた桜井秀俊が先輩のYO-KINGを誘い結成。同年、シングル「うみ」でメジャーデビューを果たす。2014 年には25周年を迎え、徳間ジャパンコミュニケーションズへ移籍。同時に真心ブラザーズのレーベルとして“Do Thing Recordings”を立ち上げた。

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