わるふざけスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 悲しみのようだ、おかしいな 傘を閉じてもまだ拭えない おお、言葉よりももっと遠くへ! ふざけてるわけじゃないけど このまま黙っていたいよ 灯りのない町の隅々に 舌打ちのようなメロディが 僕の身体にしみてくんだぜ いつまで黙っているんだ 古い本の下敷きになった 舌打ちのようなメロディは 実はとっくに病んでるんだぜ 反射するようだ、まずいな 傘を閉じたらもう戻れない おお、誰よりももっと遠くへ ふざけてるわけじゃないんだけれどもね |
トワイライトスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 私の影はどこまで伸びる? いくつも迂回路を指でなぞる 来た道を戻るだけじゃ ああ さみしすぎて 今 風が強く吹いた 誰かの声が響いた 君の部屋のカーテンも 今 揺れているのだろうか もう違う景色か それでも夕暮れは私たちを等しく染めない グラウンドの照明塔は そこから見えるかな 川沿いの桜並木を 振り返ってなんになる! また 風が強く吹いた 君とここにいないだなんて! |
それぞれの悪路スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | ガランとしたバスに乗って 冬枯れを抱えて くたびれたシート くたびれた君の声のことを想う 過ぎてゆく時間と 折り合いがつかなくて 頭の中ではオンボロ飛行機が往く 何処へ急ぐ? ああ この窓から 君の街が見えたらいいのに ああ きっと違う道だってあったな 雲の切れ目 見つけたいのに それぞれの景色 それぞれの悪路を行く 何を惑う? ああ! 通信も燃料も切れそうだ 疲れ切った僕の飛行士といつか会えるかな ああ 全て捨てて 君のそばで眠りたいのに ああ 僕の知らない夜を待ってる 君のそばで眠りたいのに |
返信スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 上手く話せなくて 隠してた事が暴れだす 春のようだ 凍りついた迷いが 消えてく 上手く眠れないや あの頃のその先へ 穏やかな夜を待って 飛び越えていくのさ ここから また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ 少し知りたくなって 薄くちぎれてゆく 邪推をなだめる夜 この先は夢オチのまえぶれ また ひとつずつ こぼれ落ちてく 心も 言葉も 置き去りのままで 傷だって遠く描き出してく 答えが 続きが 見たいよ |
おばけのピアノスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 錆びたギターもならなくなるとさみしい チケットはもうない 錆びた時間も油を注したくらいでは 帰ってこないわ ここからは じゃあね わたしの出番 古いカーディガン羽織って 暗い森も照らしてあげる おばけのピアノ すてきなピアノ どこにいたってわすれないよ おばけのピアノ かわいいピアノ ただじっとまってる 眠りのなかじゃ街の地図だってあやしい 気づいたらもうない 飾った夜のため開け放つ暗い窓 もどってこれるね ここからは全部 ぼくの責任 暗い言い訳を纏って 冷たい檻を照らしておくれ おばけのピアノ すてきなピアノ どこにいたってわすれないよ おばけのピアノ かわいいピアノ ただじっとまってる 君の声が だんだん重くなっていく いつもそうだろ もう羽根をたたまなきゃね どんなギターもならなくなれば寂しい あの頃はもうない |
すみかスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | さらさらな紙のうえ まとまらない想いに 指を這わせたら 寄り添う幻から あの日が漏れる 変わってしまうだなんて 僕には荷が重いな 後悔の束を 抱えて歩けば また街が歪むよ たどるんだ 確かめて 星屑のすみか 照らせよ 君の声が まだ溶けない 道さえ僕のため 十字を切った 不安も不在も ポケットに隠せたら すぐ朝になる たどれたら 確かならば 少しは近づけそうかな 僕の声に とてもよく似ている 拙い文字が積み上がる さらさらな紙のうえ |
あの娘が暮らす街(まであとどれくらい?)Kaede | Kaede | 澤部渡 | 澤部渡 | | 光がまたひとつ遠くへ 重なり 連なり また頬を照らす 私の夜は大切にしたい思い出詰めて ほらバスは揺れる ひとりじゃ不安だけど それでも逃げ出したい 今は言葉にできなくとも 時間が答えてくれる かもね おやすみ ごめんね 私はこれからを思うといま 気分がいいんです あの娘が暮らす街まであとどれくらい? |
月の器スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 給水塔にのぼって 暗い街を見渡せば 背の低い建物が いつもよりよく見える 最終電車の灯り 川面に火を点し 乾いた空気の所為で 街灯に燃え移る ほら 僕の悪いところ全部を 見ていないふりをしたんだろ 見え透いた嘘や駆け引きは 君の手を離れて 大切にしてた大半を わすれてしまっていた ずっと ガラスの瓶の底で深い色が交わり まるで尖ったナイフのようだ 執拗に傷つける ほら 僕は間違ったまま 光をみつけるの 指先の鼓動に触れて 戻れないとわかる いくつか見える光源は 反射し続ける ずっと や ずっと |
波がたった三浦透子 | 三浦透子 | 澤部渡 | 澤部渡 | 澤部渡 | 波よりも高い心のうねりに 飛び込んでしまおう 景色も彩度も変えてみたくて たとえば世界中の手紙のすべてが 読まれたがってるわけではないならば 今 伝えなくちゃ、と 祈りのようにただ問うけど 回り道の先には 何があるでしょうか 取りこぼした気持ち 言わなかった言葉は 潮風にさらされ重くなったみたい 今 走り出せずに ここにいるのはさみしいけど 波のように寄せては返す迷いが 錆びつかないように扉を閉じる |
架空の帰り道スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 映画の中にひとり 迷い込んで 車を走らせる…… ことがあるとして 想像とは違って 一本道や 険しい道でさえ なかったけれど 振り返ったなら まだ行くべき場所があったはずじゃないか 道の向こう! 続くその道の向こうへ 余すことなく今を 焼きつけたい 今どきはフィルムじゃ ないんだろうけど あと少し走れ……ば カットの声がかかるかもしれない 道の向こう! 急がなくたっていい きっとここで シーンは変わる 架空の帰り道 |
高田馬場で乗り換えてDJ MARUKOME & スカート feat. tofubeats | DJ MARUKOME & スカート feat. tofubeats | 澤部渡 | 澤部渡 | | 人もまばらな 上りの電車で 遊びに行こう 高田馬場で乗り換えて 騒がしい街へ 流れてゆく 車窓の景色よ! 街は暮れて 窓に明かりが灯ってゆくのをみていた 誰かが くちずさむ 歌が靴を 鞄を 軽くするような いくつも踏切 環七を過ぎたら もうすぐ いつか この日のことを 思い出すような…… 人もまばらな上りの電車で 少しずつ 静かに心が走ってゆく 華やぐ街へ いちばん 好きな コートを羽織って いつもの通り 高田馬場で乗り換えれば 馴染みの発車メロディが 背中を押すんだ |
卒業するのは少しさみしいSOLEIL | SOLEIL | 澤部渡 | 澤部渡 | 岡田ユミ・SOLEIL | ああ 踊り場の姿見は私を映すばかりで いつか こんな時も なつかしくなるのね ああ 通い慣れた駅のホームを 急行の列車が スピードつけて 通り過ぎる 私だけの今を 誰もしらないけど 痛みはまるで みぞれのように甘く それは これからのわたしに贈る センチメント 細い腕で 抱きしめる この窓からの景色は 何十年経っても 変わらないでいてほしい なんて思うけれど 最後のチャイム響いて なにか変わるはずなんかないけど きっと姿見もみないで降りた 階段は未来へ 続いてる |
Neon Tetra(((さらうんど))) | (((さらうんど))) | 鴨田潤 | 澤部渡 | | 放課後のような街角を泳ぐ ネオンテトラだろぼくらは 四、五年前なら語れた希望も 背広の前では儚げさ にしても ねたましいほどに気にしないきみはまだ まっすぐ白いキャンバスに筆を走らせる 「芸術が人生にビジネスを迫ったら あなたはおりるべきよ」とそんなこというなんて 悲しいよ きみはぼくがまるで メフィストと契約したかのように 冗談交じりで責め立てるけど きみのその瞳 その口許に宿る 美しさの前じゃ 誰だってすべて ささげたくなるさ きみの才能が愛しい 舞いあがる風に色彩の宇宙ちりばめ続けるあなたの姿こそ芸術さ ぼくらは進むよ 法律にも詳しくなって ぼくらはまるで ギャンバスを抱えた ネオンテトラとパトロンのキャラバンさ 街角を泳いで ぼくらは進むよ |
スウィート・リグレットKaede | Kaede | 澤部渡 | 澤部渡 | | いくつも時が過ぎたけれど 秒針はなにを答えてくれたのか 抱えきれない思いがあるから ふたりをいつまでも 続けていたいけど 大切なものを少しずつ 手放してきたのかな 暗闇に目が慣れそうでも わたしはきっと大丈夫 形では足りない 祈りだと大袈裟 不確かなものをいつまでも ふたりは守ってきたのかな いくつも時が過ぎたけれど 手を取るようにわたしの指から すり抜けていった鼓動も影も ぜんぶ好きだよ ここがいつかここじゃなくなっても |
スウィッチスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風が吹いて 霧を裂いて モノクロのフィルムに撃たれて もてあそんだ 義理を欠いた いたずらに笑う道の先を 照らすような 月のカタパルト 忘れたいぜ 思い出すたび 色褪せていく (このまま) 明後日もきっと (まだ遠い) こんな調子なんてやだ! つれないねえ あれはなんだ ただの影か? もえかすになった日々を集め 泣いたんだ それも嘘さ 果ては陽に焼けた本のように |
トキメキ蟻地獄ぱいぱいでか美 | ぱいぱいでか美 | ぱいぱいでか美 | 澤部渡 | | ワクワクさせてよ 彼氏じゃ物足りない ワクワクしちゃうわ あなたの目を見てると 何だかぼんやり視界が あぁ 足元だってフラフラ よりかかって みる Uh そっと腰に手を回し 悪気ない顔 鼻筋はすべり台 ドキドキさせてよ 彼氏じゃ物足りない ドキドキしちゃうわ あなたの目を見てると ぐっと胸に抱き寄せて いたずら笑顔 トキメキは蟻地獄 |
花をもってスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 暗い雨が手のひらに そっと馴染んでいく 黒の中へ 襟の中へ なんでそういうこと言うの じっとしてもくすぶる想いは 箱の中へ? (…きっとぼくのことなんか忘れてしまう…) ちょっと距離はあるけれど このまま歩こうよ ああ いつだってこんなに寂しいの? ああ だれよりも 思って いるのに 暗い雨がそこらじゅう そっと手を引く 夜の中へ 声の中へ 暗い影が手のひらにそっと紛れ込む 花をもって 花をもって |
窓辺にてスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ほつれた糸をたぐって 空白を引き寄せる それなのになお まとまらない 空席に陽があたって 静かに揺れる午後を どうやりすごす 花はもうしおれて 枯れるのを待ってる 溶かしても 溶かしても 変わらないようだね 渦を覗き込むだけ 掴みかけた言葉も ほどけてゆく 花はもうしおれて 枯れるのを待ってる 追い越しても 追い越しても まぼろしのようで ぼくを待ってはくれない 花瓶の水は濁って 煙草の火も消えおちて 空白を迎えようにも ひとりじゃ抱きしめられない |
月光密造の夜スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 夜に舟を出そう 手ですくえば水面は騒ぐよ 足りない空にかかげて 変わっていくのが 怖くてさみしい 風が吹いたら 髪が揺れたら 静かな夜に 言葉がつかえて 暗闇の奥で 列車が走り出す ああ すぐ古くなるかな ここからまたひとつを重ねて 夜に舟を出せば あと少しで軌道は変わるよ 君に 見つからないよに 灯りをひとつ、ひとつと飾ろう |
この夜に向けスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 切り絵のような街だ 誰もいない 靴音もしない ひとかけの 静かな夜に座り 何度も 信号機が 瞬いても いとしい日々が 踊るように過ぎるだけ 弾かれてみて わかったことがあるんだ ちらばる白い紙 踏み越えてみたい 抱え込んだ不自由を ここで手放そうよ 昨日よりもいくらか 価値ある秘密さ 切り絵のような街だ 誰もいない 靴音もしない ひとかけの 静かな夜に座り いつか見た夢のその裏側から この夜に向け 今からでもどうぞ手を振ってよ |
サイダーの庭スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 足音が重なり始めてるが まだその続きをつかみきれない でもどうだろう 軽やかな気持ち ここから先が深い森ならば なにを隠せばさまになるのか でもどうかな 悲しみも大事な要素さ 受話器から溢れ落ちる誰もいない毎日 近づいては遠くなるあの夏のソーダよ! 守ってくれよ さあ 戻ろう 鏡の中で君を探してるんだ ヒントもなく もう時間だ 帰ろう 瞳の中でフィルムがまわりだしたら 焼きつけてほしいんだ とびっきりの憂鬱が彩る影の外で 氷が溶けてしまってあの夏のソーダが 薄まってゆくよ さあ 戻ろう 鏡の中の君を連れ出したいよ ヒントはどこ でも時間だ 帰ろう 瞳の中のフィルムが途切れそうなら 呼び出して ほしいんだ |
ともす灯 やどす灯スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 指の隙間からこぼれ出すあの日のこと ためらうだけの口元には色を引こう 戻れないように 喉にしずめて 身体は不安を今も馴染ませ続けている 悲しまぬように でもきっともう忘れてるよ 在る日の亡霊 夜風はどうしてこんなにも寂しい 君が言うから 影を捕まえても 外では雨 雨は手のひらにいっぱい 君が歌うから もうはぐれないように 指の隙間からこぼれ出すあの日の音 |
しるしをたどるスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 時間ばかりが 過ぎてしまった 私の手には なにか残ったかな 急ぐ理由なんてなかったのに どうして立ち止まらなかったのだろう 何も持たずに 今日が暮れてしまうのか 空いた すきまは埋まりそうもないけど 名前もない 通りを歩こう ひとつひとつしるしをつけて たどってみる なにも持たずに 今日が暮れそう 頭の中 地図を広げて どこへ行こう |
背を撃つ風スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 長い道で 振り返ることさえ 出来ずにいて 何を探し 何を見つけ出して 何を記せたなら 私は私になれたのかな 手に負えないほど 強い風を 頬に 受け 今は進めと言うのか 思い込みと 言い訳のボートが 沈んでいく 足りないものも 失くしたものも 全部 いつか 忘れてしまうのならば 君の手の中で きしみをあげる 悪い予感たち 塗りつぶせたら 手に負えないほど 強い風も 頬に 背に 受け私は 進めるのか |
千のないスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 風向きはいいかな 明日はどうだ おもいからさめてくれ くだもののように腐った月だ たのむからさめてくれ 眠れなくて まちに雨が!染まってゆく ああ 誘う言葉 すべて撫で付けて 「叫んでくれ」「うたってくれよ」 ああ 多分 これは変わってゆく おお 過ぎた時間 確信にするんだ 「遊んでくれ」「引き止めてくれ」よお |
Aを弾けスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 何が足りない? 話せば話すだけ 全てを間違ってきた ような気がする のだけれど きっと 私は 今でも君のこと 許せてはいないんだ 呪いのように 巡る いつだって 準備をしておけ Aと言われたら Aを弾くだけ だ ためらわないように 何が足りない? 逆らってみようよ どんな夜でも夜は夜だよ! Aを今弾け |
ゴウスツスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | 灯りは絹のように伸びて くだらない悲しみが映るよ あの夏のフィードバック重ねて モノローグの森を抜けてしゃがみ込む 数えない 「覚えてなんかいないよ。忘れた、君と話したことなんて」 面影をたどる雨だれ ガラスの向こうに君はいるかな さあ、行こうぜ ここから重い絵の具でかさねて 思い出すのは、寂しいだろ 踊りながら交わす、白いシーツの群れ 散らばるほしくず あつめて 向こうでは君に逢える、気がする(よ) もう 行こうぜ ここまで甘い砂糖で飾って あの幻 ほら 観てごらん 踊りながら笑う幽霊の群れだ 追いかけて行けば たどり着けるさ |
期待と予感スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | もうすぐ 幕はあがり 退屈も不安も 意味のあるものになる 全てが 上手く行くように 期待しているよ 少し大袈裟かな? たとえばあと少しだけ 踏み出せたのなら 悪い予感なんて 飛び越えて 物語は きっと動き出す いつか振り返ったとき 僕のそばにあるのが たとえ悲しい歌であったっていい 物語の 果てを見よう この遠方から その遠方へと 昨日まで知らなかった感情を投げたいよ もうすぐ 幕があがる 指折り数えて この日を待っていたんだ 全てが 上手く行くように 期待していてよ 少し大袈裟でも |
君はきっとずっと知らないスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 二人の物語に 触れたような気がして 君の名前 声に出して 目が覚めた 私のこの気持ちは この世界のどこにも 置き場なんてないのかな わかっていたけどかなしい 私は今夜 君が見てる夢だって 書き換えてしまいたいのに 今更 自信もなくて いったりきたりして 結末を急ぐけれど 何も変わらない! 君の名前を あと何回 あと何回 繰り返す 過ぎた日々を 立ち止まって 何度だって 確かめるよ いくつも静かな夜を 越え たどり着く終点 君はきっとずっと知らない 私だけが忘れないことを |
さかさまとガラクタスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート・村上基 | さぁ かさまの まち から 穏やかな声が 夜が いま 腕をつかんで さぁ まようばかり だろう つまりこれからは 窓を閉じ 風を嫌えば 灯せば尊し 暗がりにはさよならを 輝ける不安で 押しつぶされそうなんだ かずをかぞえ ほしをかぞえつづければ ほら 水路に絵の具がとけてゆく たばねたままに してた 黄緑や青が 藍が いま 袖をつかんで さあ かさまの まち では ぼくだけの声も 夜も ただのガラクタのようじゃないか |
私が夢からさめたらスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | ふたりは 諦めてる 緩やかなカーブで 坂道で いくつも いくつもの 見送った日々が ふたりを責めるけど ノートを繰る 手が止まる これまでを これからを 束にしようと もがくけど 鍵をかけるのも かんたんじゃないのか 私が夢からさめたら 私が夢からさめたなら |
片目の仔猫僕とジョルジュ | 僕とジョルジュ | 姫乃たま | 澤部渡 | | 片目の仔猫のように あなたと暮らした 大事にされるほどに 涙が流れた 好きだったのは 嘘じゃないわ 嘘はよくついたけれど 愛されることで いっぱいだった 気まぐれが憎い あなたがいなくなって ただの野良猫よ 好きだったのは 嘘じゃないわ 嘘はよくついたけれど あなたのこと 半分も見えてなかった 気まぐれが憎い あなたがいなくなって ただの野良猫よ |
地下鉄の揺れるリズムで feat. 村上基(在日ファンク)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | 村上基 | 地下鉄の揺れるリズムで テンポで 「アステアみたいにステップ」が踏めたらいいのに! 街は変わっていってしまったけれど 今の僕を 見てくれる君がいるんだ 少しはマシだろう ああ それでも ここは居場所がなくて 路線図を見あげてる ああ 僕らは きっとふざけてるうちに 進むのも 振り返るのも 怖くなってしまったんだ いつからか 諦めてしまってた 自分に気がつくだろう これ以上 悲しくならないために でたらめで 構わないさ テキトーに歌い飛ばそう 地下鉄の揺れるリズムで ムードで 「アステアみたいにステップ」を踏む日は来るのさ! いつの日かこの街で |
粗悪な月あかりスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 悲しいけど もうこれ以上 悲しい話はしたくない バタンと閉じた 扉からは 糸のように灯りがのびるだけ 逃げ出せたなら 今でもここでもない場所がいい 気づけよ 足りないことは 枷になりうるのか? もう余白はない 塗り潰しても 変わることは 期待しないよ 君も僕も (大人に)なれないまま スピードだけがあがってしまう バタンと閉じた扉から ありもしない未来が手紙のような顔で 手を伸ばしても 振り払う勇気はあるかな? 時間をかけて 台無しにするにはどうすればいい? 僕らは ここにいるのを 選んだはずだった 諦めではない 照らしてくれ 粗悪で脆い 月あかり |
波のない夏 feat. adieuスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 思い出すのは花束の匂い それはいつかの冬の日にも似て 私は変われないままここに座り 静かに今日が終わるのを待ってた 揺れる心 抱き止めようとしてみるけれど どうやらこのまま夏は過ぎそうだ 君がこれから 風を待ったりしなくて済むように 今 私はひとり 君に届かないとしても さみしく合図を出す 今 私はひとり 波さえも起こらない ここから始まる 思い出すのは花束の匂い 私はそれをどこに飾ろうか |
十月(いちおう捨てるけどとっておく)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | | 君には懐かしい十月になるかな? いつか忘れても 大切なことは 時間が過ぎてから 気づいたりするのかもね 頭の中に 留まる景色も いつのまにか 染まってゆきそう なくしても おとしても わすれてもいないよ 君には懐かしい十月になるかな? 思い出すたびに さみしくなったり たのしくなるような 十月に足を止めてみる |
TAXIDRIVER小戸川(花江夏樹) | 小戸川(花江夏樹) | 澤部渡 | 澤部渡 | 佐藤優介 | 人気のない 夜の街道 アンダーパスを くぐる こんな車 さっさと 乗り捨てて 一通だらけの路地で 君に会えるか タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー 近づこうが 遠ざかろうが 今夜月は 見えない 街灯を追うように 思い巡らす 違った未来なんて必要だったか? タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー タクシー・ドライバー 声がする 気がする いつかの俺か あの日の君か このまま 少しでも 眠れたら |
トキメキ蟻地獄ぱいぱいでか美withメガエレファンツ | ぱいぱいでか美withメガエレファンツ | でか美 | 澤部渡 | | ワクワクさせてよ 彼氏じゃ物足りない ワクワクしちゃうわ あなたの目を見てると 何だかぼんやり視界が あぁ 足元だってフラフラ よりかかって みる Uh そっと腰に手を回し 悪気ない顔 鼻筋はすべり台 ドキドキさせてよ 彼氏じゃ物足りない ドキドキしちゃうわ あなたの手を見てると ぐっと胸に抱き寄せて いたずら笑顔 トキメキは蟻地獄 |
火をともせスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 君がいなくても 季節はうつろう 何が私を変えるだろう 風がそっと 街を染めて 思い出す! 今までのことのすべてを 君に似た おしまいに手を引かれ 思い出せ! 日毎夜毎つのるかなしさの意味 枯れた日めくりに 足をとられて この古い呪文の 効果はいつまでもつ? 色は落ちて 塗装も割れているけれど まだ動く! 火をともせ! 動かなくなった心が もう一度 君と共にあるように 思い出せ! 日毎夜毎つのるかなしさの意味 君がいなくても |
ブランクスペース feat. SPECIAL OTHERSスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | SPECIAL OTHERS | 木々がしげり、荒れて、ひと気がない 出口のような入り口に化かされ 覗くスプーンに映り込んだ 木が揺れています ぼろぼろの歩道橋 過ぎたあたり 形を変え 今もそこにあります プラスチックのスプーンに 森が透けています そちらはもう雨は止んでますか? 歩道橋の向こう側には 私はいないけれど 錆びついた遊具じゃとても 誰かを運ぶこともできない 毎日違う 最悪が私の 窓を叩く どあを 肩を叩く |
君に会いに行こう feat. 井上花月(Laura day romance)スカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | もう少し 遠回りしよう 昔より この季節が好きになった にぎやかな 大通りを避け 帰り道 急ぎすぎないように 歩く 交差点で 立ち止まってみると 高架を電車が過ぎていくのが 見える 君に会いに行こう 今すぐ あの街まで くだらないことや とりとめもないこと 明日には忘れそうなこと 話しに 君に会いに行こう 今すぐ あの街へ 君に会いに行こう 今すぐ あの街まで |
トゥー・ドゥリフターズスカート | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 遠くにある鉄塔が今日は少し 怖いものに見えている いつかのように胸にあいた穴には 何を押し込めばいい? 目を覚ませ! オールはもう捨てろ 投げ出せばすべてうまくいくよ ただ漂っているだけの私じゃ 君の手もほどけない 君は気づいているし私もわかってしまった ただ気まずい夜 昔、着衣泳が得意だと言ってたから 君はきっと溺れるようなことはない もうやめて 帰り道探そう 目を覚ませ! ハナからオールはない 遠くにある鉄塔が今日は少し 怖いものに見えてこないか? |
スペシャル スカート  | スカート | 澤部渡 | 澤部渡 | スカート | 今日もまたバスに乗れてしまったんだ スペシャルな予感は思い違いだった! 頭から煙が噴き出る手前なんだ エラー 吐いておしまいになる前に 鮮やかに叩き潰して 面白い音が出れば もうそれでオーケー 多分こうでもしないと言えなかった ごめん 約束守れなかったね 漫画なら上出来な最終回 新聞の記事なら お手上げのバッドエンド 今日もまたバスに乗れてしまったんだ スペシャルな予感は思い違いだった そのうちなんとも思わなくなるって またね 元気で行こう ではさよなら |