復讐My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ずっと忘れないでいるから はじめは 愛し合ったり いつでも 優しかったり あれこれ 嬉しかったり はじめに 戻りたい って浸ってる場合じゃない こっから復讐してなんぼ もう一回!そう言ったんだ! 紅一点 さあ もう一点だ! きっと必ず後悔さしてやる 春になったら殺っちゃうぞ! だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 待ちに待って殴っちゃうぞ! だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 神様だってそう言うさ 喪服に着替えて葬祭しよう 線香の匂いが香る さよなら 別れは 急に来たり 終わりは 悲しかったり あれから あの涙は 怒りや憎しみに さあ今こそ天罰を 今日も明日も明後日も来月も 背後に気をつけろよ 刺してやるから たった一回の一生を 傷付けられて黙ってられるかよ ほんの一瞬で気が付いた あの恋は本気だったんだ ずっとこのままじゃいられない 仏になって許してやる だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ 最後は水に流してやる だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ それでいいよ 仏様だってそう言うさ ドレスに着替えて晩餐しよう いつでも次の始まりは さよならから 何十回!何百回!何回だってもう一回! 何千回!何万回!何回だってもう一回だろ! |
裸My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 白黒つけるのは 何色の紙に書けばいい? 身の程を知るには 鏡を眺めていればいい? 表だけを 人として見せ合うのだろう その手紙は 表にしか書いてないだろう ただひとつになりたいのに どこまでもふたつで いくら愛や教養を見せ合っても 辿り着くのは裸だ 時間は全てを 洗い流してくれるけれど それに凝りもしないで 泥を塗り合う 傷付いても 傷付けられても 痛みを忘れて また愛求め彷徨う動物 離したくないだけなのに 握り潰してしまう それを 元に戻したいだけなのに 形を覚えていない あまりに不器用だ 疑ってしまうからこそ 信じる価値が上がってく 知らない国の音楽 身を切る賭博さえ 見ているだけでいいはずだったのになぜか僕は また素手で触れていた だから今、 僕は罰せられようとも 身を捕らわれようとも 例え十字架に吊るされようとも 息絶えるまで また それを探すから 今、 僕がするべきことが 忘れてゆくことならば 夜が明けたらそうするから 日が昇るまでは I'm in love |
天才っていいなMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 来週からまたパリ 超忙しいね ミラノ ロンドン 香港 和食とバイバイ 見えない所ばっかり 動物の刺青 気に入らないでも羨ましいらしい 楽しきゃいい 洒落てりゃいい 嫌なら引っ越した方がいい 格好いいがいい 可愛いがいい 直感で選んでいいがいい 妄想での武装を 早々と就職からの逃走を You are my soul!soul!と堂々と控訴中心の暴動を 甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにをしたっていいな 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな 悪口 噂話 その人生の憂さ晴らし いくらでも殴っていいよ どこも痛くないから 俺は作り 演り ヤリ 人となりが金になり 友と飯を食い 遊び 人生は素晴らしい 人を殺しちゃ駄目だよーなんてわかってるんだけど この灰皿で思いっ切り打ったらどうなっちゃうのかな? しちゃいけない と できない を同じポケットに入れてると ラスボスが倒せない 攻めちゃえばいい 逃げちゃえばいい 修行のフリでいいのに 真面目がいい 不真面目がいい 自分がいいならいいがいい 行動した方がいい 後悔は経験と言い換えていい 衝動抑えないでいい 肩書きは何度も書き直したっていい 甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにも痛くないや 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな |
微熱My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 顔がいいとか 頭いいとか 別にどっちでもいいけど 楽しかったとか 優しかったとか なんかムカつくな 初対面の人にはね だいたいみんな優しいよ それとさ まあ 一応ね そいつの名前を教えてよ それでも君が笑うなら それでいいような気もする だけどさ君は平気なの? 背中の弓矢痛くないの? 友達だからとかもういいから 怒っても 惚れても 君の思い通り お金持ちとか 自慢話とか そんなのに乗っかるなよ なんでもできる そつなくこなす そんなにいいかな? 押しても突っ込んでもダメなら 一度引いて試してみるよ 「僕のさ大切さに気づいた?」 なんて言う勇気持ってないけど いつかさ君が泣いてたら その時はそっとそばにいる まじでさ俺は本気だよ 冗談なんかじゃない タクシーの中、 繋いできたあの手はなんなの? 間違いだとしても まだ忘れられないから それでも君と笑ってたら これでいいような気もする だけどさ君は天使だよ そんな笑顔で話さないで 鈍感だからとかもういいから 怒っても 惚れても ずっと微熱 |
惜春My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 味のないフライを砕いたまま 薄い茶を交わしていた 夏日報道に金魚は浮いていた 周りはセックスやドラッグたちとよく遊んでいた 大人になったような気がしていた 僕らは笑ったって 写真に残したって いつかはどこかへ忘れてしまうんだ 虫の様に坂に溜まっていた 肺に愛を濾していた 週末になるとみんな踊っていた 彼女は既読と約束を一々欲しがった 駅でするキスの味を覚えていた 僕らはいつだって 自らを愛していて 本当はほとんどもうどうでもよかったんだ 僕はついにもうやめてしまったんだ 本当にもう面倒くさくなった YouTubeかなんか流したまんま 目を瞑っていた そしてそのまま眠ってしまっていた 白い布を羽織っていた 不思議な感じだった 周りに続いて沖へ歩いていた 急に爆音で木琴が鳴って呼吸を失った ソファで目覚めた ふとみると君からの着信だった 僕らはいつだって 勘違いばっかで 幸せはいつだってそのおかげだったんだ 追い風を追い抜いてゆくように 思い通り遠い方に行こう あの雲切り裂く大胆なイメージで 思い出しても辛くないように 荷物で重たくないように 僕らはいつも わざと置いていて 忘れてしまうんだ だから忘れる為に先を急ぐんだ |
次回予告My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 眠れずに眺めてた あのテレビ 僕らはいつまでも忘れられないまま 日曜のままの身体の朝 起き抜けの肌 熱めのシャワー 身の残ったバナナの皮 スヌーズ機能のままのアラーム 雑な歯磨き 塵紙がない 戸締りの鍵 木々の真緑 休みは七分の二 なのに 遊びたい 休みたいの二分の二の日々 新聞もニュースも他人事の様に流れ踊ってる 今起こる戦争 暴動と喧騒 それより週末はなにしよう 自分自身の熱愛期待してる 浮気はしないししないでね 若さ故の薄暗さより 大人方の明るさの方が違和感だ 将来の夢や生活の為 ぶつけた痣や計画の仇 先の話より昔の話ばっかりになった でもずっと 眠れずに眺めてた あのテレビ 僕らはいつまでも忘れられないまま 奪い取られてた でもいつか 僕もきっと気付かずに奪い取ったんだろう 失くなったことばかり ずっと思い馳せないでいて 続きは これから 冬になる度 校庭に積もる雪 長電話がより近付けていく距離 本当の気持ちだって 機械越し電波に話すほど 僕らは今に頼ってる 心の奥にある鍵の付いたおもちゃ箱 勇者の剣 お城の積み木 ピース足りないパズルの続き etc. いつか無くなる日が来るよ いつか忘れる日が来るよ でもそれはきっと大切な誰かにあげる日なんだ 僕ら年老いても この街は変わり続けていくだろう 僕らも変われたら だけどその僕が変わるチャンスは何度あるんだろう? 失敗しないなんて 後悔しないなんて いくら望んだってあり得ないって これからも何度だって 失くしていくけれど 僕らの続きはいつだって今日だ |
芝居My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | もしもこれが映画だとして今日はどんなシーンだろう ひとつも解決していないから 終わりはまだ先だろう 肝心な台詞を間違えて また人を傷つけたり 誰かの演技を真似てみて より自分が分かったり 急な即興で笑ってしまったり あの名優がこの世を去ったり 一秒一秒全てのシーンがもう 撮り直せない 幸せは思い出として古びていく 読み終えた台本や 着崩れした衣装たちが重なってる このまま 出番は続いていく 残った傷も汚れも恥じたりしないでいい 美談だけじゃきっと映画を愛せないから 悲しい台詞が増えたのは 嬉しい場面の前振りだろう 厳しい言葉が悔しいのは 本気になった証拠だろう 台本のどこを探してもない 君の名前はもう書いてない いくら拒んで逆らっても 次へページをめくらなきゃいけないから 何度も手に取る写真の君は 時間が経つたびに また綺麗になった たまには 今までを再生してみる 砂嵐で歪んだり何も映らなかったり きっとそれでいい このまま僕は僕で古びていく 若い頃の台詞を指でなぞっては 恥ずかしくなったりする 積み上げた作品が崩れること 人はそれを走馬灯と呼ぶらしいけど 今の僕が予告編になるような 長い映画を撮ることに決めたんだ |
舞台をおりてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 今日で二度と会うことがないとどこかでわかるからね 春の片隅に咲く 花が踏まれている 鉛空に浮かぶ 旗が破れている 誰がどうとかはいいから 一つはいつでも一つだよ 同じ場所にはいないけど同じ月を見た せめて今夜は昔の話はしたくなくて これからどうしていこう とか話して振り返らずに終ろう 今夜 この舞台をおりたら 恋人役を終えたら 二人は また次の劇場に向かい また 誰かと 愛し合う役をするから せめて今日だけ朝が来ないでと願ったなら ずっと 夜が続いてしまって 二人はまた眠ってしまうから わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 物語の最後はきっとハッピーエンドがいいから 幸せな役だけ 演じて行くわけにはいかない 二度と舞台をおりずにいられるような そんな恋をするまで |
虜 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 朝も昼も晩も今日も明日も来週再来週も 時間もお金もギターもお気に入りのこの帽子も 今世も来世もさ来来世も晴れも雨も曇りも 春夏秋冬国内外でもクリスマスもお正月も もう欲しいなら全部君にあげてもいい 君には僕の隣が似合う 僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ 君の最後にならせてよ 君の最後にさ 僕を君にあげる その代わりに 君の最後を頂戴 みんな最初を欲しがるけれど 僕はそんなのいらない いいんだその最初のおかげで 今の君がいるんでしょ いつか僕が有名になって 週刊誌かなんかに 撮られて 張られて 「どういう関係?」なんて聞かれてもすぐに答えるし 芸能人 デルモ 読モ その他諸々 お姉さんの誘いに乗らないし 幼虫食べるよ バンジー飛べるよ 馬にも足にも坊主にもなるよ 嵐の中で幸せを祈るよ 飲み過ぎない 自惚れない すぐ拗ねない よくない?よくなくなくない?愛しくなくなくない? ほら そう底なしに君のこと思っている でも君は僕の名前すら知らない 僕の最後になってくれないか 僕の最後になってくれよ 僕の最後にさ 僕の最後になればわかるだろう あいつはブームで終わりさ 僕の二番手にでもしとけばいい もうくれないならいっそ奪いたい 知りたいよりも知らせたい 物語の始まりはこれから 君の最高の |
怠惰でいいとも!My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | もういいです ほんとにいいです 勝ちとか負けとかどうでもいいです 雑魚でもいいです アホでもいいです 友達やめてもらってもいいです 薄情です 女々しいです 糞です 明日にはここから逃げるつもりです なんならこのまま終わりでいいですか? なんて言っても続くんです この曲も マイナスも ネガティブも ポジティブもう腐ってますもん 悪口も 陰口も 胡散臭さも 嘘も 冗談も 愛想笑いも もうさんざん もうたくさん あとは 助さん 格さん よろしくお願いちゃん あららら このまま ダメになっちゃっていいかな?(いいとも!) ありがとう 超怠惰 ダメになっちゃっていいんでしょ?(いいとも!) 酒なら飲みてー 誰かと飲みてー 満足したら帰ってもらいてー そのあと寝転んで 桃鉄 です ぼくなつ です ぼくなつツー です ツーウィークアキュビューコンタクト 目からそのままゴミ箱です そうしたら もう見えないです 動けないです やらない?ちがいます できないです 電話も出れない 外にも出れない 出られない の ら もつけられないです 悪いんです でも謝らないです その代わり もう生まれ変わっても 人にはならないです あららら このまま ダメになってしまうのかな?(そうとも!) 許して 超怠惰 ダメになってしまう僕を(いいとも!) 許しても 許されても 終われないはずだったのに(終われるさ) ありがとう 超怠惰 僕を楽にしてくれるのかい?(いいとも!) |
lighterMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 朝食の後 珈琲飲もうなんて 火ついた煙草を吸い 巡らせる歓談 テレビワイドショー 今年も咲いているベランダの花に気付かず 阿呆面のまま また火つける つまんなくはない でも面白くない 君の話を聞く 僕は笑顔だ そうなんだ 六万回聞いた 相槌を繰り返す 僕はアレクサだ 夢もベッドも一緒 安心安全ぱっぱっぱっ 右手が二本ないと 握手できないや 信頼と威圧を与えろファッション ポッケに忍ばせた青の箱にただ また火つける ほら そう 神様なんていないから 苦々しいのに吸うのさ ただ君の話が 少し楽しく聞こえた 仏様たちに話しても イエス様たちに話しても ほら 口を揃えて言う そうなんだって “人の成功に唾吐いていたい” 妬み 恨み 羨み を買っていたい ゴミはゴミでも燃えるゴミでいたいな 信じるものだけが報われるを 信じたものだけが報われるの Everything's gonna be all right. を胸に 理想を本当に 嘘を本当に 炎は火を重ねて書いているんだ つまりは始まりが また火つける ほら もう 神様だって疲れてた 参りや祈りに参ってたから 人の願いを ただパケにして売った 仏様たちも疲れてた イエス様たちも疲れてたから 声を揃えて叫ぶ 黙ってくれって 朝食の後には 珈琲を淹れてよ 安いのでいいから 君の手で淹れて欲しい 君の話が終わる前に この手の煙草が終わっても ほら また次の火つけるから |
愛の毒My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 期待しないくせに 期待してる みたいな顔すんじゃん 抱いてないのに 抱かれた みたいな顔で 何回でも僕は恋をする 害でも僕に憑依する 百害あって一利はない 君は毒 だけど 好き 二百害あっても触れていたい 早く 火をつけて |
ホームタウンMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | そう たしかに そうなんさ なにもない あるといえば母校と実家くらい? 真っ昼間もほんとに曇りばかり もう夜なのに灯りがない気がしない? 海 山 川 田んぼ 雪はあるけど スキーもしない 釣りもしない 今日も山麓線に掛かる 鳥 と この街でまだ夢を見てる まるこ しののめ わのき 辺りに 一杯 二杯 三杯 みたいにいっぱい 気付いたらニックスの記憶がないから 次の日 みあり にて反省会 ほんでたまには直江津にも顔を出して n の沼にお邪魔して 昼ごろ起きたら 上越家 おつかれした また遊びに行きたいな 愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる 友達が結婚したんだ まじおめでとう あの頃のまま あいつがパパママ ここは俺が出す から 箱でパンパースでも 買って じゃあね うるせーな 帰れ かっこつけない お前がかっこいい 違うよ かっこつかない だけだよ みんな相変わらず 変わらずに変わってく あいつは離婚? 超うけるね おかえり たまには君の部屋もやめたいけど リオンズ とか遠いんだもん 間違えて入室 SMルーム 壁も床も真っ赤っかなんだ 眠れないよね 0時迄か24時間の原信に寄って 発泡酒買って帰ろうよ 小さかった指輪も 別れの理由も もういいよね? 若かったってことで 愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる あの頃の放課後はいつもライブハウス 上越アース 集まる ただなんとなく 場所も出演者もお客さんも寝床も いつだって守ったのは k & y なんにもはないけど 遊び方はある 行くとこなんてないけど乗る ワゴンR その悩み 話題に 笑い話 まねき ダジュール 今日はどっちにする? バンドマン a.k.a. セーブオン店員の abc ただ心強かった 魚民も 笑笑も 奢ってもらってたけど 今思えば無理して払ってくれてたんだな 上越アースに教えてもらってたんだ 音や 人や 恩や 情や 縁や 酒や ズレや 金や 初めてや 繰り返しや こだわりや 変化を ここにいた時点で 運が良かったんだ 愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる 高田公園の観桜会 リージョンで成人式 超遅めの大宴会 ジャスコで撮ったプリクラ持ってくんなよ 蓮が咲く頃に酔いも覚める 花見の次は 花火 さらに 浴衣で綺麗な君がいた 今は弱い野球部も何十年か前に 一度甲子園に行ったんだってさ 収穫の秋 新米は美味いよ って なぜか母が自慢げに話し 薄味に不満げな父も箸を止めずに 黙ったまま食べ終えた 冬はもういい?歌わないでいい? 大雪はもういい 寒いのももういい 電車動かない 公休はサンキュー 好きじゃないけど嫌いじゃない もしもここにいなかったらどうなってたかな 東京で謳歌か?テキーラいっちゃおうか? なんて似合わないのに それを似合うまでやって こういう暮らしを羨ましがってたかな 四度目の転校でここに来たんだ 野球道具しまって買った お年玉でギター My Hair is Bad 組んだ 北城のマックまで タイムマシン乗って行って 改名させたいよ… 坊主から長髪へ 高校から無職へ 上越から全国 インディーズからメジャー 夢も現実になれば ただの現実だ あの頃の憧れが いまの途中経過 ここで育ったんだから ここに拘ろう ここに住んでるんだから ここを育てよう 帰ってくる場所は もうここにあるから どこまででもいこう 愛している 愛されてる たまに愛していない でも愛してくれる ここにいる 誰かといる たまに一人でいる たまに君といる 愛した分だけ 愛してくれる 愛された分よりも 愛したい たまに愛していない なのに愛してくれる 上越 まだここで夢を見てる また旅に出る その荷物をまとめる ここから離れる 別れじゃなく 出発だ 勝手に上越(ここ)を背負って 挑戦したい 成長したい 見たい 見せたい ホームタウン 帰ってくる場所はもうここにあるから ありがとう ホームタウン |
観覧車My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 助手席の窓から一目覗いた 観覧車がきれいだった 今年最後の花火のようだった 「乗りたい」という君に頷く僕に 工事の看板の彼が 深く頭を下げていた 優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに それでも優しさばかり追っている 少し寒くなってきたね また長い冬がくるね 「きれいだったこの夜景も 朝が来れば違う顔だ 今の僕らと似ているように見えない? 観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」 とは言わずに抱き寄せてキスをした カラオケで上辺だけを見せ合った こういう場は苦手で誤魔化していた 知らない曲にタンバリンが鳴っていた 必要ないものにすら必要とされたかった僕は 必要のない相槌を打っていた 一人の部屋では針を突き刺して たまに傷口を開いてた 優しい悶絶 特別だったから 痛くないと分からなかった この傷が見えないように もっと近づいてきてよ この傷が見えるのなら そこだけを舐めてみてよ 「本当はもう気付いてるよ あなたは傷も痛みも知らない 悲劇を気取って教えて欲しいのよ このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」 窓に映る真逆の君が話す 僕らの花火が散って ふと振り返るともう 観覧車は真っ黒の鉄だった |
化粧 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | まだ 湿ってたバスタオルは 床に落ちたまま 乾かずに 冷たいまま ここで 二人が着ていた 寝巻きも 洗えずに くしゃくしゃに 残ったまま 口紅で書いた 赤い糸じゃ あなたのこと 縛れなくて あの子のこと まだ好きだってわかっているから ほら 早く愛してあげなよ 「今日は本当にありがとう でももう行かなきゃ。」 知らない車 指差して 「迎えに来てくれたの」なんて笑ったまま 人混みに逃げ込んだの 曲がり角で 泣き崩れて 悲しみだけ 街に溶けた 過ちと分かるのに過ちを繰り返すだけの ほら 早く迎えに来てよ 飲めないお酒を飲んだのも 疲れていないフリしたのも 一秒でも 隣にいたいだけだったの いつも優しく答えてくれたあなたなのに 諦め方は 教えてくれないのね 今ならまだ やめられると 思うときには もう遅くて 抱き締められたら 嘘でも暖かかったよ 今までありがとね 触れた唇 残した赤は あの子に会う前に落として 口紅が薄れた その瞬間にわかってたのは もっと素直になれたら よかったよ 素顔になれたら よかったよ |
浮気のとなりでMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 君の嘘 その服装 その言葉遣いも どっか見下してる表情も 怒り通り越し 涙目に浮かべたり 逆逆逆ギレも 慣れました 都合のいいだけのハートに はぁ となりながら嬉しいよー でも 黙々とどこの誰に返信しているの… ほら 目泳がしたままムキにならないでよ あれもあれも気になるけど 今日も 悪いことされて平気だったのはなんでだろう? 悪いことされて怒らなかったのは 本当は悪い人じゃないもん 「ごめんごめん ばっかりでごめん ってごめんってまた言っちゃってごめん…」 ってごめんなさい顔のお面していて 起こっちゃったことに 怒っちゃったりしないけど 本当は胸の奥の奥じゃ くそくそくそくそくそやろー あほーばかあの大嘘野郎ーあー これは 無関心 じゃなくて 器の広さ だよ? でも痛いの痛いのまとめて君に飛んでったとしても 包帯は巻いてあげるよ 今日も 優しくされて許してしまったのはなんでだろう? 優しくされてなあなあにしてしまったのは だって本当は優しい人なんだって ちゃんとわかっているからね 間違っているのは果たしてどっちなの? 今日で君の僕をやめて 僕は僕の僕に戻ろうかな 悪いことされて怒らなかったのは ずっと信じてたからじゃん で、悪い人だったんですか? |
青My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 風に飛ばされた帽子が落ちてる 夕立や雷 揺れた公園のブランコ 青に染まるまで 今年もきっと雨が洗い流してくれると たった二週間ほどのブルーを浴び続けたいようだ 部屋干しの体操着 二限は体育館でバスケ 放課後 廊下の傘がまた盗まれてる 歳を取る その前に ちゃんと残しておきたかった 青がわかるうちに 今年はずっと雨が泣いているかのようだ その涙を拭かずに浴びたまま 芽吹く日を待っていた 溢れた川 見に行こう 少年野球の試合 中止だろうし 電話を待ってた 土で建てたお城が水に沈む光景に 王様なんてもうとっくに国を出てた 今年もきっと夏がすべて乾かしてしまうの 始まりが何かの終わりならここで濡らしたいんだ 今年もきっと雨が洗い流してくれると 花になる その前に 僕らが水を浴びられるように 梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 無くしてしまう前に染み込ませたい その色が青なんだ |
君が海My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れない 八月の教室には もう誰もいなかった 吹奏楽たちと埃が 少し溢れた なんの訳もなく 寂しくて 水槽に浮かんでた 幸福も 不幸も まるで 泡みたいだ 母に似た癖毛の背中に 季節より先に 君のこと乗せてた あの海を待っていた ただ蝉が鳴いていた この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れないように 約束通り 電話した 午前0時過ぎ 花火だけ持って 砂時計は残りわずか 自販機の明かり 君と逃げ出した 青さが二人を締め付けて離さないような またただ夢を見ていた 団扇に穴を開けて覗いた 氷菓子を舐めた君が笑っていた ただ恋に落ちていた 頬に汗をかいていた 線香花火が落ち消えた後に 二人は黙って近付き 暗闇でまた口づけた 何度も襲ってきた 記憶が残っていた 想い出を校庭に埋めて 子供たちは皆大人になった 枯れた朝顔 魔法が解けるようだ 八月は眠るように目を閉じた 砂を止めたくて横にしていた 砂時計を元に戻しても 今は あの夏がもう来なくても いつまでもあの海が君 君が海 |
予感 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | オリンピック中止のニュースすら 聞こえないくらい恋してた 開かない海の砂浜で 横顔に見惚れていた 彼氏がいたっていいから 内緒は綺麗になっていくから 叶いはしない でも構わない 居心地に甘えていた 君と笑っていた なぜか僕は少し切なくて これが夢なら覚めないでそう願っていた 電話を待っていた 僕からはかけない約束だ 恋人に飽きた日だけ愛されていた 和食 タイ料理 割高の商品 帰り遅くならないように 隣に居たくて ダメともわかってる ソーシャルディスタンスなんてことにしないで 助手席 僕に頷いてる 用意した 台詞も話せずに 人気のない路地で君が先に降りた じゃあねと別れた後 いつも僕は少し我慢してた 振り返れば辛いのも分かっていた 誕生日が迫っていた 君が彼に怪しまれないものを 探している自分が二番目と気付いていた 誰もいない体育館 卒業の合唱をしよう 花壇のフリージア摘んで胸に刺そう 去り際に君が言う 「またね。」すらも響いてしまうくらい 静かな今夜を過ごそう 「大事な話があるの。」とラインがきた時に すでに良い予感と悪い予感が揺れながら襲ってきた 「結婚するんだ。」って受話器越しで君が泣いていた 僕は「おめでとう。」としか言えなかった 本当は分かっていた 僕たちが結ばれないことも 君が話したいことも 終わり方も オリンピック中止のニュースすら 聞こえないくらい恋してた 開かない海の砂浜で 横顔に見惚れていた 渡せなかったプレゼントが まだ部屋に残っていた 僕は今もあの夢の中 君からの電話を待ってる |
グッド・バッド・バイMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 残りあと三分半だった もう二度と会えない気がしたんだ 数秒間を永遠に思うくらい バッグを揺らしたまま走っていた 一言目なんて言うかなんて 決めるどころか思いついてないが 君が帰る前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ 放課後、下駄箱の中に 手紙なんて入れられない 折れた踵直したスニーカー 掲示板に置き去りの折り紙 もう縁がない電話ボックスも 映画のセットのようだろう 鳥に強い追い風が吹くように 不意な恋に故意、覆い被すように 夕陽が綺麗と話す君を思い出した 二分経ったくらいか 汗ばんだシャツに気付いていた 駅まであと一分もないのに 君の後ろ姿、小さく見えてた 改札の奥、歩いて行った ついに踏切鳴り出してしまった 遮断機が閉まる前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ 中庭の蝶々や削れたチョーク 汚れた青い如雨露 自転車小屋の錆び 蛇口で溢れた水 はしゃいで自転車落ちそうになったこと あの日の二人の帰り道を一人走っていた 間違いに間違いがなくたって 答えなきゃ間違いもないように この問いにもう一度挑戦するなら今しかない 最後の数十秒間だ 夢中で階段駆け上がった 到着した車両に乗る君が 跨線橋からはっきり見えてた 発車のベルが鳴り響いた 扉が閉まる音と同時、やっと着いたホーム 車内の君と目が合っていた 窓越しに通りすぎる君が 僕の後ろ指差して何か言った 立ち止まったままで 僕は思わず振り返った そこにはあの日見たのと似た 綺麗な夕陽があった |
味方 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 本当のヒーローは意外と近くにいるんだ きっとこれからも僕は正義にも悪にもなれないけど 誰よりも君の味方だ たった一秒でも 長く笑えるように ありふれた日々の 味方でいられたなら なにも必要ない 瞬きの後に君がただ そばにいれば それでいい 僕の為だと世話焼きを 肌に気を 朝は早起きを やたらに「身体に悪いよ」と取り上げたり 「もう君が敵か味方かわからない」と 不満げな僕に満足げだ たった一瞬でも 心に触れられたら 逆に僕も守られてると知れたら 言葉は必要ない 誰になんと言われようとも そばにいた日々が真実だ 何度も観た映画も お気に入りの漫画も また同じシーンで 泣いてしまうけど もしも二人の話がさ 映画や漫画になってもさ もう誰も泣かない話にしよう 弱さを見せ合える人がいること それが二人の強さだ たった一秒でも 長く歳をとって 春からまた春になるまでを 繰り返して 今日はどうだったとか 明日はあれをしてみようとか それだけでいい 「最後は必ず正義が勝つ」って言うけど そんなの信じたりしたくないのは だって 僕は もう 悪になろうと 君の味方でいたいから 君が笑えば なにもいらない 君がいれば 僕は負けない la la la ..... |
子供になろうMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 格好つけてて いつだって大人やってます 家賃や税金もきっちりと納めています 自炊や掃除洗濯だってちゃんとしてると もう自分で自分に嘘ついているみたいなんです 本当はまだ子供のままなんです よくできたって撫でられて眠りたいです 本当は褒められたいだけです そんなにちゃんとしていないんです みんな勘違いしてるんです 遠慮していて 敬語で相槌打ってます 聞き上手とみんなが喜んでいます 家に着いて「ただいま」って漏らした後 ドッときてバッと倒れた…この疲れはなんなんだ! 本当は今逆らってしまいたいです でもそれじゃあ嫌われてしまいそうです 泣きそうになってしまうけれど 我慢する癖がついていて うまく泣けないです あの頃だったなら 迷わなかったことで 迷って 踏み出せなくなって 笑わせたいって思うよりも 笑われたくない方が勝ってしまう 大人になったのに小さくなってる でももしも子供に戻れば 本当に僕は幸せなのかな? 子供扱いが嫌だった 自分でやってみたかった 「大人ばっかズルいよ!」ずっとそう思っていた! 本当にまだ子供のままなら もっと自由に生きられるはずなんだ 子供みたいに素直でいよう 大人みたいに企んでみよう 子供のままの僕を喜ばすために大人を楽しもう! |
心はずっとMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 履きたいあれ 着てみたいあれ 残ってたカレー おろした2万円 腫れた扁桃腺 風邪みたい いくら勝ち取ったって思っていたって 譲ってあげるから 目で合図して みんな家族と 思えばいい 歯を洗い さらに皿洗い そして服洗い 身体まで洗い まだ使いたい ものだけを洗い 他はいらない なるべく 身軽でいたい 羽生えない gに逆らえない 高すぎると怖い のに 空を飛べるって 知らなかった 時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの! じきに顔にしわを いつか身に衰えを 顔も 身も 脳も どうも長くはないけど 心はずっとこのまま いつまでも僕のものだから ロボが壊れても パイロットは死なない 窓あけてよ もっと 顔みせてよ もっと 見た目は見た目で 君じゃないこと知ってる 君のものも僕の 僕のものも君の みんな家族と思えばいい 心はいつだってあるけど、身体はいつかは捨てるのさ! 僕らが思ってるよりも何回も… 乗り換えて過ごすのさ! 人の言うことが 聞けないのはばかだ 人の言うことしか聞けないのはいやだ 偶然と思っても いいけれど ほんとは… 時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの! 迷子になってすぐ泣いてしまわないで 心配なんてしないでいいよ なんで?って言われたって 「心はずっと、身体はいつか」を 理解さえすれば また会えるから すぐ会えるから |
白春夢 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | いつまでも続くみたいだった もう春と言われるならそうだった 触れないと消えてしまいそうだ deja vu をしゃぶるのにも疲れていた 空のトマト缶洗っていた 手料理と言われるならそうだった 水に薄まった赤色が この生活に似てると思っていたんだ 去年の今頃を思い出した 青春と言われるならそうだった 薄暗いクラブで流れていた 曲の名は一つも知らないでいた タクシー探した途中だった もう朝と言われるならそうだった 急に目が合ってしまったんだ 背の低い唇にキスしてしまった 夢の中は今日何曜日の何時なの? ずっと住み慣れた部屋の中なのに早く帰りたい 茶髪も髭も伸びきっていた 憂鬱と言われるならそうだった ステイホームでホームレスみたいだって 友達が指差して笑っていた 不思議と会ってるみたいだった リモートと言われるならそうだった 匂いのない花みたいだった でも偽物もないよりマシと思った 夢の中で今日も屋上に座って 今飛び降りたらこの夢から覚めるならそれも悪くない 楽しいことがないか 退屈そうに話してた あの時間が楽しかったって いま気がついてしまったよ 快晴ばかりが続いていた 平和と言われるのならそうだった 葉の擦れる音だけ響いていた 宅配のチャイムが目覚ましだった 都庁が真っ赤に染まっていた もう少しと言われてもそうなのか? 夜に薄まった赤色で トマトがまだあるって思い出した Stay alone so long… 今日からもう ないものを探すよりそばにあるものを大切にしたい 時間が戻らないように 昔に戻れないように もう元に戻るより 元より良いように 夢からまた夢へ 夢から覚めても まだ夢の中で見てた 白春夢 |
カモフラージュMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | そう 愛だったんだって気づいたんだ 直感で分かったんだ 僕のアンサーは優しさだけだった もっと遊んでいよう 来週は三人で海に行こう 今の若さが羨ましくなるまで 早朝の匂い 騒々しい報道のニュース 教会の上に光った銀色の十字架 川沿いに立った火ばしら ミファを失ったピアニカ 裏庭に落ちた稲妻 もう心が宇宙に気づいたんだ そうするとどうだろう 帽子が飛ばされた そう 天に昇っていこう いつだって叶うとイメージして 僕らのナンバーは“333”なんだ もっと繰り返そう 来年もあの初詣に行こう 昔の若さが微笑ましくなるまで 愛称に愛情が芽生えてくるまで 輝いていたいなら自由でいて 代償も迷走も必要なかったね 星に選ばれた 青春だったんだ いつだって終わって気がついた 思い出はあの頃の今だった 龍を宿していよう いつだって思い通りでいよう 本当はいつまでも そう 愛は感情じゃないと気づいたハートが 潤ってもう乾くことがないこと教えてくれたんだ もっと笑っていよう 来週も来年も再来年も 僕らはいま誓おう いくつになっても心は自由であることを |
歓声をさがしてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ベッドの上からもう動けなくなって テレビでは友達が笑っていたんだ DJ お願い さぁ僕の曲をかけて 悲しみをティッシュに包ませてくれ ファミレスでポエムばかり書いていたんだ ロックだ!フォークだ!スプーンだ!どうのこうのいいや 馬鹿みたいにただ僕は君のことが好きで 眠ってもいないのに夢見心地で 一週間丸ごと 学校休んで出かけて 探してみても見つからない 心の放送室 鍵は掛けないでね 全生徒が聴いていた 音楽でもいい 映画でもいい YouTubeでも お笑いでもいい アニメやゲーム 読書でもいい なんでもいい 好きならいい 大好きばかり 見つけに行きたい 今ドキドキできるものを手に取りたい DJ放送室 僕の曲をかけて みんなが帰っちゃう前に 渋谷原宿下北にも売っていないね なんでもあるなんて嘘だったんだ もう持ってるのにどこにあるのか わからなくなるから困っているんだろうな もう持っているのに足りないや 百光年先までスペースシャトルに乗って 探してみても見つからない 心の放送室 もう大音量 全僕に聴かしていた 仕事でもいい 恋愛でもいい 料理でもいい 洋服でもいい スポーツでも 絵を描いてもいい 配信でもいい なんでもいい 未来でもいい 思い出でもいい いつか それに 出会えたらいい 何歳でもいい どうでもいい もう夢でもいい なんでもいい もう人生なんて よくわからないし 少しでも 明るく楽しくいたいから なんにもみつからない それはそれでいいじゃん 理由はいらない DJ もういいや 僕の曲は僕が 歌うことにするから 大好きばっかり見つけに行きたい 大歓声や拍手が心の中で鳴って なぜか僕はただいまと漏らしてしまった DJ放送室 きっとこれでいいんだね |
花びらの中にMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 二十代の終わりは妙に静かだった 今までの思い出が輝いてみえた 振り返ってしまうと寂しくなるから 僕はもう先にいくよ 鍔が曲がったニューエラ 食べ散らかしたスナック菓子 夜のセブンイレブン 学生気分のアイフル 使い終わったクラッカー テキーラが残った身体 空になった瓶に挿した一輪の花 今が楽しければ 今は楽しければ どちらも愛していた 綺麗だった花火が いま散ってしまうようです 落ちてく花びらの中に 今夜僕を埋めよう 散らかった車の中で昼が来るまで 薄い毛布に包まっていた 先のみえない未来も怖くはなかったんだ いつか必ず沈む船で まだあの地図を描き続けてる 僕らは笑っていた 二十代の始まりあまりに幼かった 傷付けたことにも気が付かないくらい もし振り返ったら許せなくなるから 僕はもう先にいくよ 青かった夜明けが 朝になってしまうようです 若かった過ちの中に 今夜僕を埋めよう 逆らったとしたって 時は流れてくだろう 若かったといつか話すだろう 今の僕のことも さよなら 僕の二十代へ |
舌My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 「このまま君の舌を噛み切ったら 嘘をつけなくなるかな?」 キスしたままそう思ってた 目は閉じないままでいた 別れを誓い合ったその口で何度もキスをした 消えた続きがベッドだけにはあった 「またね。」と手を振った君が 窓から見えるまで 鍵は閉めなかった 昨日君が忘れていった金のピアスを 鏡の前で付けてみた 可笑しくて笑ったら耳元で揺れてた それがなぜか嬉しかった もしも君が嘘をつかなかったら きっと僕は傷付くから この先もずっとずるい人でいてね 誰か一人だけを愛せる人にならないでね 乾いたキスが好きな君のままでいてね おかえりと言うみたいに抱き寄せて 何度もキスをして幸せに泥を塗ろうよ 外から鍵をかけてもう「またね。」なんて言えないように 「このままこの舌、噛み切ってしまっていいでしょ? 僕のだって噛み切っていいよ、 初めてのお揃いにしようよ。」 あの日言った別れの言葉を もう二度と言い直せないように もう誰にも愛を誓えないように |
ギャグにしようぜMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | どうせなら 笑い話にしようぜ 笑ったりしないから 恥ずかしいくらいが いいんじゃない もうぜんぶさ ギャグにしようぜ なにをしても なにをみても なに食べても 楽しい!可笑しい!探していたいな つまらない や くだらない たまには良くないけど良くない? まぁ 退屈よりきっといいと思うな ばかばかしいものを買ったり見たときこそ いいな!いいね!って思っていたいな まじ真面目な話ばっかりじゃ疲れてしまうし ふふふ と へへへ が大事なんじゃん? 「そう、人生いつでもタイミング。」 頭や身体働かせたってタイムマシンに乗れやしない だったらもうずっとかわるがわる変わる自分と共に 今を好きでいられるといい どうせなら 小旅行に行こうよ 近場でもいいからさ そうまさに カニ食べ行こうだよ なにするかじゃない 誰といるかさ ふいに振り向いたときには 良くも悪くもオールオッケーになってほしいから 嫌な記憶の花が違う色に染まるまで 水をあげよう 「そう、時が解決してくれるって。」 頭から洗ったシャワー中に身体についた泡が流されるように いつかどうせまた忘れられるから今は解決しないでいい だからもういっそ 笑い話にしようよ 拍手して笑うから 隠しても 隠さなくても 無くなんないなら 勿体ないじゃん 笑い話にしようぜ きっと楽になるから 悲しさも 辛さも 苦しさも もうぜんぶさ ギャグにしようぜ |
リルフィン・リルフィンMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁・補作詞:ああこ | 椎木知仁 | | 女に厳しい女になりたくはない ずっとブスっとしてるとブスじゃない? もう下品に群れずに ブレずにフレッシュに 18時にディズニーシー ゴッドブレスミー 甘えたいなら自分に甘えたら? 心配は肌だけじゃない その心も機嫌も顔だよ 中身がなければ あほだもん ね スッピンで良いわけないけど言い訳にしない あの子もあの子も可愛くて好き 逆に透明感ありすぎて透明か?って思うわ デブでもブスでもないのに 「デブスですね。」としか言いようがないのと 育ちの違い?言葉遣い? いや言わなくても目でわかんだね リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて澄ましてたい 勝手に敵だと思われてたい あの子 知らない 誰? 誰? リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて離れてたい 椅子取りゲーム 意地悪に弾かれたい あの子 知らない 誰? 生きて腸まで届いた元カレの「重いんだよ。」 軽~いじゃなくてよかったよ じゃあ上っ面でふわふわな軽々なビッチと ちゃんと幸せになってね まだ気があると思ってるんならない 淋しがりの男に需要はない いい女風に終わったからね でもレコード割ったの私だよ 居酒屋でまだ生 ジム行ってるから大丈夫なんだって とりあえず生から ピル飲んでるから大丈夫なんだって 痛いけど鼻から イブAいってるから大丈夫なんだって 寂しいけど帰ったら 犬待ってるから大丈夫なんだってさ 粛々と 粛々と 淑女へ リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて澄ましてたい 勝手に敵だと思われてたい あの子 知らない 誰? 誰? リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて離れてたい 椅子取りゲーム 意地悪に弾かれたい いいよ だって 私を不幸にできるのは 私が好きな人だけで 愛嬌がないなら せめて凛々しくありたいのです |
仕事が終わったらMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ! 仕事あれこれ終わったら 昼からパジャマのまま企んで ばかかあほかみたいな顔で飲み出したいよね 夜は焼肉焼き鳥和洋食中華なんだっていいから 飲みに出たいんだ だからまだ頑張れそうだ 休みまであともう少しだ 頑張った後の一杯が 一番美味しいって分かってるから まだまだ まだまだ頑張れます まだ我慢できるのさ だから終わったら飲みに行きたいんだ 春、花見、夏、花火、屋台 秋、冬はなんだ?なんでもいいや 飲む理由は来るんじゃなくて作るものだから フェス、ビアガー、バーベ、いや、ベランダでもいいから 外で飲みたいよな よく頑張った!えらいな! 好きなもの頼んでいいな あれだけ頑張ったんなら 誰も文句はないんだから もう二度とお酒飲みたくないなって 心の底からマジで思うまで飲んでいたいんだ ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ! |
翠My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 髪を切るだけ またそれだけで きっと大丈夫だって思えた 街中の花が咲くみたいだ 何度でも傷付いた思い出をハサミで落とせば 鏡には主役が映っていた ドキドキしちゃった時はもう堂々としちゃえばいいや 案外、内心は人にバレていないから 楽に考える秘訣は考えないってことさ 知っちゃたらもう戻れないよ? 知らないに二度と戻れないよ? 無知は罪 いや 無知にも価値があるから 一番知っておくべきは正直な自分自身さ いつもよりたまにでいいや いつもあると慣れてっちゃうから 幸せに飽きないように不幸せも食べるのさ 許せないことを許せたとき 僕はやっと許された 悲しみに羽が生えて飛んだ 許せないを許したい 本当はそう思ってると気が付いた 誰よりも愛されたいのなら 誰かをまずは愛さなきゃな 人は鏡なら人は僕だ あぁなりたいになれなくたって なりたくないだけにはならないでいたい 鏡は嘘をつけない タイムマシンに乗れたって またやり直したって 結末はきっと変わらないから 旅立ちのリュックには マシンガンやナイフじゃなく 主役が映る手鏡を |
正直な話My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ねぇ 正直な話 僕の言うことは信じないで 洗濯機の中に二人の服があることを信じてね 毎晩ご飯を作ってる君をみていて ありがとうや美味しい以上の気持ちになった なんて言えばいいかわからない僕は ひとまずお皿を洗ったよね 言葉にならなくても一緒にいよう ありがとうとごめんがあったらいい ねぇ 正直な話 君の言うことも信じないよ 丁寧に畳んであったTシャツを信じてるよ なんにもない休みになにもしないで 昼頃「おはよう…」って起きてみたって 何を食べたって 何を観たって つまらないと思う日には なにも言わないでただずっといよう 今日日曜日だとかどうでもいいでしょ 二人ともさ いい大人でしょ それならなおさらそうじゃん 愛しているだとか大切だよだとか 言葉だけじゃ言葉だけだから 正直な話 僕のすることを信じてほしい 「やっぱこの人でよかった。」と 思えるようにするから ねぇ 本当はもう 君の言うことやすることで 本当に君でよかったって 僕はとっくに思っていた 一回しか言わないから ちゃんと聞かなくてもいいよ 本当に幸せにしたいなって思うよ ありがとう |
綾 My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 僕の前だけで 今夜だけ独身に戻る君を僕は責めなかった 時間が許すまで 恋人でいられる気がしてしまってたんだ 「もしも二人 もっと早くに 出会っていたら どうなっていたかな?」 そんな風に君が言うから答えたんだ 「今より幸せになってたんじゃない?」 真っ先にひらいた この花が散ることを わかっていながら まだ甘い夢を見てた それでも 今夜だけでも 隣にいられたら 僕はそれだけで幸せで君と笑ってた いつもはどんな顔をしているか どんな毎日を送ってるか知らなかった 薬指の指輪だけが 僕になにか教えてくれた 電話さえ許されなくて でも抑えられるとまた会いたくなった 今夜、元にあった場所に君を戻さないで このまま連れ去れたら 真っ二つにわれた道の真ん中に立って 「帰って欲しくない。」と言えずに手を握った 君は困った顔のまま 僕の肩に顔を付けた 二つの影がまた一つになった 東京駅前の深夜 陽が落ちた赤煉瓦 植物園のストーブ 初雪が降った朝 もしも二人もっと早くに出会ってたって 報われないってわかってた でも忘れたりできないなら いま時間を戻そう なんにもいらなかった 君がいてくれたら 一ヶ月に一度だけ甘い夢に触れた この恋が綺麗な秘密で終わるように ちゃんと終わらせるから この物語にハッピーエンドなんてないと わかってても これで最後と誓っても 何度だって破り捨てて また二人で迎えた日々を もうこれで本当に 最後にしてしまうね 今まで嬉しかったよ どこまでも優しい君が好きだったよ じゃあもう夢から醒めるね この音が止まったら そこで手を離すね さようなら |
サマー・イン・サマーMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | あれは 漫画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた 僕たちは自転車5台で カンカンだった太陽の下 早いよって声がして振り返った サマー・イン・サマー チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 彼女たっての希望 「次の日曜、あの漫画の実写を観に行こう。」 だから 夏、バスを待つ、暑い日だった 缶ジュースを揺らした 私服の君に緊張してしまった 日曜の映画館に着いて 二人が買ったのは 思い出だったんだね 夜空に星が見えた時 「あの光は何年も前から届いてる。」 って誰かが言ったあの時、ちゃんとわかった 今、ここで光れば 「綺麗だ。」と未来で言うだろう あれは 映画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた あの頃の5人は、レンタカーで 思い出は漫画みたいになった じゃあこれはあの日の実写だね いつかの 僕らは まだ チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 誰かたっての希望 「大人になっても、 また今日と同じこの5人でこの海に来ようよ。」 サマー・イン・サマー |
瞳にめざめてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 瞬きすら忘れてしまうくらい いつのまにか夢中になってたんだ 初めからそう決まってたみたいに まるで天使のように現れた君が僕の前で笑った そのときわかった きっとこれを待っていた 恋をしてた あのときに 僕は目が離せなくて 青い海より 光る星より 僕はただ君をみていたかった 君は僕をどう思ってるのか わかるようでわからないけど 戸惑った僕にまた無邪気に笑うから 気がつくと僕も君につられて笑ったんだ 喜んだ横顔を もう忘れられなくて きっと君より 他の誰より なんでだろう 僕が嬉しかった Wow. もう、きっと病気なんだ Wow. どこでなにしてても Wow. 目を閉じても浮かんでるんだ Wow. 君の笑う顔が 目の前に君がいると 言葉が出てこなくて 勇気がないんじゃない 言う気はあるけど だけど まだ 恋をしてた あのときから 走り出した 気持ちは 止まらない でも今は 恋のままで もう少しだけ このままで 君を見ていたいから 恋をしてる 今、君に |
悲劇のヒロインMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | わざと電話したんだよ きっと君は気まずいと思ってね 心配しなくてもすぐに帰るよ 私のものだけ取りに行くよ 出会ってからもうずっとこのマンション エレベーターでキスしたの懐かしいね あぁでもこうやってここにくるのも これで最後なんだね 笑顔でいようって決めてたのに なぜか涙が出てきて かっこわるいってわかってるよ でもインターホンが鳴らせないよ まだ好きだって言ったら馬鹿にするよね 笑っちゃうよね まだ好きだって言ったら頷かないよね 笑ってくれないよね もう何回、何十回、何百回 開いたドア開けなくなった いや、弱くない弱くない、私は弱くない 怖くない、焦らないで 冷静にみてたらヤバいね そういえばいっつもごめんね 今日は月が綺麗だ インターホンを鳴らした後 どんな顔してたらいいか 考えてもわからないから かっこつけるね 笑顔でいようって決めてたから 最後まで笑顔でいるね 君は私のものじゃないよ でも私は君のものだよ 「ここにはなにもなかった。」 そんな顔しないでよ 馬鹿にしないでよ 「こんなはずじゃなかった。」 ここにきてわかったよ ここにきたのは まだ好きだからだよ 「好きだからだよ。」 |
自由とヒステリーMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 君がいなくなって気がついた 君がいなくなって僕は自由だ はじめからこうすりゃ良かったって 口に出していた 君がいなくなった部屋の中 君が置いてったものをみていた 思い出す度に腹立ってんだ あの日もそう バカにしないでよって君はまた 当たり前みたいに泣き出した 勝手に出てく君を止めなかった 月曜から金土日 毎日、楽しいから もう帰ってこないでね もしも出会う前に戻れるなら 僕ら、出会わせないで 二人が過ごした小さな部屋の窓辺には 君と育てた観葉植物 君がいなくなった日から 前よりも元気になったんだ 記憶がまた蘇る 君がなにかを投げつける 僕の耳をかすめて化粧水が姿見鏡にぶつかる 割れた破片、あの時に確かに見た、君の顔 こっちを見てなぜか笑ってたよね? 突然君から電話きた 今から行くって切られた どうせ来ると僕はわかってたよ 数分後、君が部屋の前で泣いてるのが ドア越しでもわかってた 君がインターホンを押すまでは 僕はただ黙ってた 君からの電話に出たのも 今からこのドアを開けるのも 君のためじゃない 僕は僕の自由を今夜勝ち取るためだ でも ドアを開くその先には 泣きながら笑ってる君がいて そのまま僕に抱きついて一言 「ただいま。」って言ったんだ ずっと抱きついて離れないまま 僕の話なんて聞かないまま 僕を試してるみたいに言った 「好きだからだよ。」 |
太陽My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 始まりを待ってる、行き先は知ってる 空はコバルトブルー、風のアンサンブル 泥だらけのグラウンド、聴こえたブラスバンド 今日も今日に想いを繋いだ 菜の花揺れてる、鳥たちが飛んでく 名前入りエナメル、履き慣れた白いシューズ 汗と喜怒哀楽を、熱くなったアスファルト 幸も不幸も想いを繋いだ 正々堂々いこう、この先へ 今日、 太陽よりももっと 熱くなっていたいと思った そうだ、 いつか今日を思い出すような気がした 今までで一番暖かい春になる 昇り沈んでゆく陽は繰り返し 青い空を刺すように、赤い春が咲った さぁ、踏み出そうぜ 一歩踏み出すのが怖い時もある あの日の涙をいまも覚えてる でも振り返っても無駄だったことなど 一つだってなかっただろう さぁ、胸を張って臨もう、この先へ 今日、 太陽よりもきっと 輝いて光っているんだ 大丈夫、 どうなろうと最後は笑っていようよ 太陽よりももっと 高く飛んでいる気がするんだ そうだ、 いつか今日も思い出になってしまうよ だから後悔のないよう 走りたいように走れ、今日も 今までで一番暖かい春になれ 熱くなれ 燃えろ太陽 |
思い出をかけぬけてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad・河野圭 | 君と出会ったあの時はまだ知らなかった こんなに君のことを好きになるなんてね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった アルバムにも入りきらないよ 溢れる笑顔で君といる 思い出をかけぬけて 君がどんな人かなんて最初は知らなかったけど いつのまに君は僕よりも僕を知ってる人になった 引き出しの奥に入っていた 僕も忘れてた本当の僕を 君が見つけてくれた 時間が経っても忘れないから 君のとなりで笑ったこと あの空までかけあがるような 溢れる季節を君とみたね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった あの日振り返って僕に言ったのは きっとさよならじゃないよね 思い出をかけぬけて 今「大好きなもの」や「大事にしてるもの」が そうじゃなくなってしまう そんな日が来るのは それは君が今よりも素敵な なにかに出会うから 君が君に出会うから 今年もまた少し大人になる 一人じゃないって気づけたのは 僕に笑ってくれた君のおかげだ なにがあっても なにもなくても 時間が戻ることはないから 君が言ったのはさよならじゃなくて きっと約束だったんだ 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった 大丈夫、ずっと想っているから 新しいドアをあけて進もう 思い出をかけぬけて 思い出の向こう側でまた会う約束だ |
時代My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | やっぱり人生に字幕はないんだ まぁまぁ夢は叶っている気がする あれだけどこにもなかったお金も 悠々と暮らせるぐらいはあるね やっぱいつかは結婚するのかな また機嫌か悪事で台無しにすんのか? 誰でもなく僕は僕のために 誰かを幸せにできるのかな たゆく揺れて浮かぶ、景色の中 時代とともに流れて生きる 逆らい、流され、繰り返すけど どうか、どうか、流れ着いた場所で 無くしたものばかり思い出さないように だってどうせ戻らない時のいいなりだ もう新しい友達は要らない 怒るくらいなら無視している ある程度諦めてるからこそ まじで諦められないことがわかんだよね 本当にここに来たかったのかな? 勢いで乗った電車降りれなくて 知らない街まで来たみたいに 勝手に着いちゃった場所な気もしていて なんかかっこつけて言えないよな ララララ もう終わったなんていつ始まったんだよ 灯りを消したときにこそ光を見ろ これからも、この先も 決めなきゃ決められちゃうんだ 人のせいにも、自分のせいにもしない 誰とも比べない、でも誰にだって負けない 人生に字幕がないからこそ試されるはずだ その言葉をここで どう訳すか 大袈裟なことや目立った話は トロフィーかなんかにして飾っておいて 時代とともに今が変わる その中でいつまでも変わらず大事なのは 飾らない言葉や、飾らない気持ちを ずっと忘れないでいるってことだ 時代に愛されなくても日々を愛したいから |
猫の耳My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 曇りばかりの地元に雪が降ってた 町全てが灰色になって静かだ 明日起きられたらラーメンでも行こう できない約束した薄明の朝の路上 だだっ広い駐車場に溢れた車 膝掛けかけたまま待ってた君の姿 ストーブのそばで眠る猫の耳に 用水路のように流れ込む記憶の葉々 ほら、幾幾も 走馬灯のように溶けて消えてく 望遠鏡覗いてみてた 深々と降り積もる雪の群れに添い 幽霊になっても何度もここに来ようと思うよ 風になるまで 車でよく流していたアルバム あの暗い曲がなぜか胸に残ってる ほら、頻々と 走馬灯のように清く消えてく 白夜行の中でいつも夢や文句を語ったあの人も 幽霊になっても何度もここに来てると思うよ 雪に紛れて |
星に願いをMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | いつも眺めていた 古びていく硬い形を あの星を線で繋いでは占ったせいか いつのまにか煙草もやめた なんか多様性の運びだ わかんない、 だけどなんか変わりたくないな I don't wanna change my life Nothing's going to change my love 優しくあれるならいいじゃんね ずっとこのまま 最近なんかわかんないね 他人の事ならいいじゃんね ほっといて、ほっといて、ほっといて Don't let me down 2020年代は 「負けないで次はこうしよう」 とかどうとかこうとか言うつもりもないから いいよ、欲しいのならあげるよ なんか多様性がまじなら いや、ファッションでもいいか 好きにしたらいいよ I don't wanna waste my time Nothing's going to change my heart それが好きならいいじゃんね ずっとそのまま 愛してる愛してる言ったって 他と比べなきゃ無理じゃんね あれよりも、あれよりも 僕はこれがいいんだってね なにもない金曜日 君から来た着信に僕の胸が躍った 明日のことはわからないけど とにかく今日会おう I don't wanna change my life Nothing's going to change my love 関係ない、関係ないね ずっとこのまま Don't count on me to be around. I also need to be alone. 気分屋だから期待しないでいて I don't wanna change my life Nothing's going to change my love できるなら真っ直ぐありたいね ずっとこのまま 最近なんかわかんないね でもさ、わかんなくてもよくね ほっといて、ほっといて、ほっといて Don't let me down 老いて尚、悩んでいて ほっといて Don't let me down |
ぶっこむ.comMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | なぁおいその手で触んな ブンブン like a ハエのさばんな お前中途半端なら端から 関わんな、叩かれちゃうよ ほどほどにしないとね もうボコボコにするからね ほらコロコロのギャグ漫画でも お前よりスベってるのいないぞ なぁ、冗談きついよ? 聞いてんのけ? ぶぶぶっこむ 話してたって埒があかねー 続編観たくない版のハガレン 半端な態度のままなら 容赦なく師匠からパンパンやな まじ超悪りぃ意味でお疲れ 前世、虫かな?人、初めて? 潰すね、フルスイングで でも許してね、このウインクで なぁなぁ 躊躇のないNO NO or NO or NO or NO or NOです ぶぶぶっこむ ドド.com da da ぶぶぶっこむ ドド.com da da (let's go.let's go.let's go go go!) じゃあね、またね、bye 脳を賭してNOと言え さぁ、大do or 大die ロックオンでNOと言え 痛いの、痛いの、飛んでけ、bye bye back to s 99 lie lie www da support by ぶっこむ.com カクレンジャーより dangerな忍者がいつも視てるよ woo この眼で視ないと信じないです でも敵に回すの危ないすね 我がない子にもhave a nice day そんなウェブサイトにしたいです なぁ v.u.c.c.o.m.u. v.u.c.c.o.m.u. www da support by ぶっこむ.com yes! ぶぶぶっこむ ドド.com da da ぶぶぶっこむ ドド.com da da (let's go.let's go.let's go go go!) じゃあね、またね、bye 脳を賭してNOと言え さぁ、大do or 大die ロックオンでNOと言え youの、痛いの、飛んでけ、bye bye back to s 99 lie lie www da support by ぶっこむ.com |
ペガサスMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | きらきらッ 大雷々バチバチだ プラチナ飛来してひらいて綺麗じゃん 悲しくても泣いてないしな ありえないくらい 淡いトワイライト見たくない ひたすら振り切って、追いつけないくらい tonight... 今夜このまま ずっとこのままでいい 誰も僕らに触れられないから 後ろに乗せた君が 「スピードあげて」と言ったから すぐペガサス叩いたんだ 泣いてなんてない このままいこう、夜が明けるまで ぎらぎらッ 来年なんかわかんない 正論ばっかだるくてきもいな めんどくてもやるしかないのな 忘れたいよ、でも僕は忘れないよ だから連れてって、もっと遠くまで tonight... この夜が明けたらまた悲しくなるかな 君の手は冷たかったな alright... 白馬の背に乗って |
結婚しようよMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 一生一緒にいようなんて 大袈裟になっちゃうし 変なラブソングみたいなジョークに聞こえて どうせ笑うだろうな だけどちゃんと言わないときっと怒るしな 真面目に言ったら意外と…いや似合わないかな でもそろそろ 待たせてる気もする あのとき 君と出会ってからきっといつか そうなる気がしていたんだよ 「そうじゃない今も幸せだよ」 そんな言い訳してきたけど もしもちゃんと伝えたら 笑ってくれますか? 「もう今日は家には帰りたくないな…」 って思う日もある どうせなんか言ってくるんだ 正しくて面白くないことをさ あいつだいたい何様なんだよ それから 全部わかってるみたいな顔してムカつくよな でもやっぱり 君が正しいけど 真面目すぎる君といるせいで 僕もちょっとちゃんとしてきた このままいったら僕はきっと 面白くない男になるよ それでもちゃんと隣で 笑ってくれますか? どんな喧嘩しても どんな機嫌でも おかえりといってらっしゃいを 笑顔で言える君をみたとき 僕はやっぱりそう思ったんだ 僕と出会ってからどうですか 僕は君の前だけでしか あんな姿にはなれないよ だからそばにいなきゃダメだ 愛してるなんて似合わないけど 必要なら本気で言うよ 目指した先に何もなくても 「何もないね」って笑い合って これから先も一緒に生きていきたい 今君に言うとすれば 結婚しようよ |
あかりMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 大丈夫 ちゃんと今日も戦ってる 今週もいつも通り、先週と同じように 「あぁ、たまには 休み取ってどっか行こうかな」 そう思えるならまだ大丈夫かな 青にしかならない、止まった信号機 進むしかないはずないよね きっと自分しか知らない この疲れた心を抱えたままでも 明日も飛べるように 傷ついた翼広げ眠る、安らかに 大丈夫 きっとちゃんとうまくいってる 楽しいことだってあるし 悪い人ばっかじゃないし 「きっと恵まれてる 頑張んなきゃ」 そう思えるのにどうしてだろう 黄色い信号にほっとしたりする 止まる理由をくれる気がして 最近 疲れが取れない でも休んでなんかいられないから まだ負けたくない 立ち向かっていたい ほんの少しの弱音だけで 消えてしまいそうな灯りを守ってた もう少しだけ強がらせてよ 大丈夫、そんなに弱くないからみていてよ 自分らしくいたい たまには重たい鎧を脱ぎ捨て 全部忘れたい そんな日が来るまで 街は動いて 日差しに雑踏が舞ってる 人が眠っている間も夢は続いてる ちゃんとうまくいくよ、きっと だから最後まで戦わせてよ この翼で |
鳩かもめMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 駅から遠いアパートだった 蛸の公園が近くにあった 部屋のソファにはぬいぐるみが座ってた 今時カレンダーなんて貼って 数字に丸や書き込みがあった そんなアナログさも君の素敵なとこだった ベランダでずっとずっと前に 「ほらね、晴れると見えるの」ってさ 指より小さい富士山を見た もう嫌だ ここにある思い出 全部綺麗すぎて嫌だ もうこんな関係のまんま 君といれない 君が昨日の話をして 僕がその人の肩を持った 妬む気持ちなんて正直1mmもなかった ちゃんと幸せになってねって お互い本気で思ってたって 他からみてたら、笑い話だよね 国道をずっとずっと奥に 木々の住宅街を超えた先 指より小さい君が手を振った 中途半端 これ以上続けたって 誰も幸せになんない もうこんな関係のまんま 君といれない 今よりもずっとずっと前に 飲みながら話したの覚えてるよ 「幸せになるから、幸せになって」 その幸せって なんでここにはなかったんだろう? そうだね やっぱり鳩かもめだ もうさよなら もらった思い出 全部美しくて好きだ でもこんな関係のまんま ここにいれない 鳩は分かってたんだ 海じゃ飛べない |
一母八花My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 部屋を片付ける度、君のマメさを知る 埃と日差しが柔らかく床に絵を描いていた 洗濯物を干す度、君の丁寧さを知る 皺になったシャツが溜息ついてる 一人でいる間に回る掛け時計 僕の駄目さを知る 一か八か なにか変わるまで 君がいなくてもやることやらなくちゃな 庭に咲くダリア、赤く揺れた 母の様に僕をみていた 前髪を切る度、君の不器用さを知る 「子供みたい」って 僕の髪触って笑ったの思い出した あーあ また誰かのことを傷つける度 君の懐の深さを思い知るんだよ その度、その度、止まる掛け時計 また未熟さを知る 一か八か 今すぐ部屋を飛び出して まだ間に合うなら 何か言えるのなら ごめんねよりも伝えたいのは ありがとうだった いや、ごめんね、なんかね そばにいて 当たり前になってて 僕は勘違いしていたんだ 庭に咲くダリア、色褪せても 何度も、何度も 思うのは、母の様な花の名 |
愛着 My Hair is Bad  | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad・亀田誠治 | 君はまだ誰かの 顔や匂いや態度を きっと僕に重ねてた 気がついてしまうくらい 君は誰かの思い出を着たままだったね 君がよく通ってた 行きつけの店では 今は僕と向き合ってた いつも頼むという おすすめのメニューに 誰かとの思い出が映ってた 今はまだ 愛着が脱げなくたって すぐに破けなくたって 僕にとって 君は君だ 曖昧に剥がすと痛くて 余計に傷痕になって 赤く残ってしまうから 今は 脱がなくていいから 僕を羽織ってよ その上から 私はまだ誰かの 顔や匂いや態度をあなたに重ねてしまった 仕方がないくらい 日々の暮らしに 思い出が散らばってた 長い髪を切っても 貰ったもの捨てても 変な癖が残ったまま消えなかった きっと気付かれてた でも気付かないフリで いつも笑ってくれてた 今はまだ 思い出が消えなくたって すぐ塗りつぶせなくたって 私にとって あなただけだ 破けば散らかってしまって 余計に目についてしまって 長く残ってしまうから もしも あなたが嫌じゃなきゃ 二人を描くよ この上から 偶然、その人に会ったとしても 気持ちが揺らがずにいれるように あの頃よりずっと今の私は 幸せだって思えるように 今まで誰かと作ってきたその思い出と 僕を比べて ねぇ、僕に任せて 「想像できちゃうことって 実現できるらしい」って 昔友達が言ってた それならこの先はきっと いつまでもこの先もずっと これからは 二人で 愛着が脱げないように すぐに破れないように ずっと大事にできるように 例えば悲しみが飛んで 染みになって残ってたって 何度だって洗えばいいから 幸せ、不幸せを分けないで 二人で羽織ろう もしも このまま時が進むなら 僕が君の 愛着になるから |