想像力cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | システムが今僕らの目の前に コーヒーの色が黒く淀んでいた 科学に脳は侵されて、歪む声が消えなくなる 造反しよう きっとそれは映画のようにドラマティック 嘘をつこう いつもそれで事実は変わる ひとつ先へ! 朝がやってくる 僕は逃げ惑った 少女の革命を笑う街の声 夜が消えちまう 僕は立ち止まった 少女の革命を笑う奴らなんて 3秒後、視界から消せ ショウビズの広告を破いてしまえ 娼婦の見る夢はとても綺麗だった こんな時も愛の唄は嗚咽を漏らす君のそばに 想像しよう いつかそれで歴史は変わる ふたつ先へ! 朝がやってくる 僕は逃げ惑った 少女の革命を笑う街の声 夜が消えちまう 僕は立ち止まった 少女の革命を笑う奴らなんて いつでも好きなときに撃っていいよ 安全装置はもう切ってあるから もう今なら言えるでしょ |
西南西の虹cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | どれだけ揺すっても、溶けない水と油。永遠の未完成。 生まれるこの気持ちを、言葉だけでは説明できない。 雨に打たれていた。 俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。 その地図を捨てちまえ。 濡れた袖を絞り、速度は落とさぬまま、 泥だらけの靴と、かき消されていく足音。 それでも、手を取らぬ俺たち。 ただ、同じ方角を目指している。 雨に打たれていた。 俺たちは襟を立て、間に合わなくても進むだけ。走るだけ。 雨が上がったら、俺たちは悲しみと、風を追い越して、 あの虹を追いかけていく。西南西へ。 |
制裁は僕に下るcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 深夜の人々たち 勧善懲悪を好み 開いたドアの向こう 潜在意識が映る 肯定が真相を飲み込んで、脆弱な静寂が支配している 制裁は僕に下る 気付いたら理想は遠い しょうがないさ 鉄の匂いが消えないようにのたうち回る 進化は止まらないまま 単身工場を目指す 開いた空の向こう 科学者の白衣 否定が真相を吐き出して、明確な計画を期待している 制裁は僕に下る 暗いから視えやしない 心配ないさ 鉄のグライダー 見えないように二階にあがる 天才は真相を産み出せる 被験者は真実を知らないまま |
世紀の発見cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 悲劇の始まりを告げるアラーム。 ほら吹き男はひや汗をかいて。 「このまま世界を、未来の変化を知られないまま変えてしまえばいい!」 天才的な発明を思いついた。 どのぐらい待てばいい? バラバラと音を立て、崩れていく方程式とレポート。 痺れてきたその脚。セメントで固めちまえ。 いい香りがしてきた、上手くいきそう。 今だ、蜃気楼になれ。僕は全てを汚したい。 …世紀の発見なんかは必要あるのかい?それって食えるの? 今から迎えに行くから待ってて。 何処に飛べば君に会える? そうだ、航海士になろう。僕は何にも乱さない。 科学の発展なんかは必要ないのさ。歳を取っても。 このまま世界を、「昨日の変化も分からないまま変えてしまえばいい!」 なんてばかげた発想だ。 |
souvenircinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 長い通りを抜け 四つ角を左へ そこは小麦が揺れる 若いぼくらの世界 失うものなどないのさ 鈍色の記憶が今朝の空気と混じる 「どうしたいの?」と言ったきみは小さく笑い ヴィクトルの小説に栞を刺す 泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ せつない夜空には朝焼けを 7月14日 人波が街を行く この国の王様は誰が決めたんだろう 顔も知らないのに 裸足になったバージニア 種火はいつもここにある 未来は確かにぼくらを知ってる 当たり前だったことは当たり前じゃなくなるよ 例えばきみに白い翼が生えてもぼくは笑ったりしないからさ 泡になったスーベニア いつかきっと飛べるさ 二十歳になったバージニア 種火はずっとここにある ぼくらはいつまでも朝焼けを待つ |
super throwcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 哲学者がドアを叩く。細い声帯を震わせ、「死んだら始まるよ。」 訳の分からない服を着て訳の分からない言葉で僕らの有限性を問う。 正方形のこの部屋。褐色の救命道具。無重力のまま真っ暗闇さ。 さかさま重なる様。いかさま、数かぞえる。 哲学者はドアを閉める。長い首を捻りながら、「死んだら始まるの?」 質疑応答の中、目は虚ろ。終わりを見てしまった開かずの間。 さかさま重なる様。いかさま、数かぞえる。もう誰の五体も満足じゃない。 科学が想像を超えていく。 |
skeletoncinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 僕たちはうまくやれる。僅かな正体を隠したまま、 ついに身体は無くなった。新しい言葉を探しだすために。 きみが居なくなった。変わる街の様相。 代わりはいくらでも、明日になればきっと。 今日はもう、人工呼吸器を外したままで針が落ちるのを観よう。 そしてイギリス映画の結末みたいな眼をするのもよそう。 声が届いたふりをしないで。愛がわかったなんて言わないで。 |
実験室cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 痛みを感じない身体が欲しいな。 この器の中をいつか空っぽにしてみたい。 抜かれた血液を混ぜ合わせたら、リトマス試験紙が虹色に変わっていった。 ここは実験室で、仮の名前で僕らは呼ばれるのさ。 誰かの角膜の白いもやの中。この器の中にいらないものばかり見せる。 重ねた調査書に火をつけたい。全てをフラットに戻せるような気にさせる。 ここは実験室で、仮の言葉で僕らは繋がるのさ。 明日雨が降ったら、少しだけ前に進めるかもしれない。 さあ、いまから確かめに行こうか。忘れてしまった結末を。 この目でこの手でこの耳で、無くしてしまった名前を。 |
sea saidcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 海の匂いがして2人は目を覚ます 窓を開けては耳を澄ませる 汽車は北へ向かう 気づけば左手に雪解けの感触 狭いトンネルを抜けたのならそこは新世界 長い冬を超えて夢を見せておくれ 眠たい目をこすっては 身を寄せた 海は僕の中に静かに語りかけた 「次の場所まであとどのぐらい?」 線路が続くよ 君は黄昏てうつむいた 愚かと言われてもいい 今はもう帰れない旅の半ば 長い冬を超えて夢を見せておくれ 冷たい手を重ね 神様こんな僕らを許してよ 北の向こう側へ そこには何がある 奴は知っている シー・セッド・アバウト・ユー |
新世界cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 行け 僕を放て 細いその目 開けたら新世界だ その時を待っている 夢の完成系 そのディテールはまだ心の奥のほうにあって 重い引き出しは開かずのままくだらない大人になっちまった ことばが逃げていく 赤い闇を追ったから 握ったものをこぼしたって いくつも答えをサルベージして 行け 僕を放て 腫れたその目 開けたら新世界だ 余計な意地を捨て 窓の外へ これから何が変わる? まだ遅くないだろう? 空白を塗りつぶすイメージを 退屈にはさよならさ きっとさよならさ 行け 僕を放て 細いその目 開けたら新世界だ 時計が2時を告げ 窓の外へ これから何が起きる? 「寄り添って ただよりそって 掴まえて いまつかまえて 連れ出して ほらつれだして ここから遠くへつれだして」 その時を待っていて! |
白い砂漠のマーチcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 記憶に無い小屋に少し残るにおい、嗅いでいた。 声を潜め隠れよう、闇の中へ。 傘が無い。外にはまだ出られぬまま。 母さんはもう僕の事を覚えていない、なんて考えていた。 道化師の様に笑っていたい。贖罪の床に、ランタンの火が落ちた。 夢なら醒めないで、干渉をやめないで。 もう元には戻れないって、鐘がきこえる。 赤い衣装、濡れたままで火の輪をくぐる。 少年は、もう家には帰らないと、嫌いだと考えていた。毎日の様に。 冷え込んでいた3月みたいに、簡単に手がふれた。 夢なら醒めないで、足あとは消さないで。 もうここには戻れないって、鐘は教える。 白い砂漠をサーカスはひたすら進み、 きみは象にまたがって細胞の数を数えていた。 ああ、夢なら醒めないで、干渉をやめないで。 もう元には戻らないって、鐘が聞こえるはずさ。 ああ、長い夢は醒める。僕たちは透けていく。 「またいつか遊ぼうね」って。 鐘が聞こえる。 |
shiranai hitocinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | やあ 聴こえるかい ここにはもう僕らだけ 白い息 重なって消えるなら この心燃やしていけ 大きな手と身体を震わせるその仕草 懐かしく新しい感覚だ 奇麗だな いざ打ち放ったワーニングガン 最短距離には意味がない さあ 何一つ変わらないこの場所で始めよう あの時の叙情がもう奪われてしまっても この耳を刺したワーニングベル 導かれるまま明日へ さよなら |
小説家cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 故郷には雪がちらついていると聞いた。 僕はと言えばまだ暗い部屋の中。 筆を止める、は迷いか否か。いつかの幻のせいか。 情けないとも分かっちゃいるが、 身体は眠ったまま動かない。動きたい、動けない。 最終形を無くしたストーリー。 そんなものが見たい奴は当然いないな。 故郷に積もった雪はすぐ溶けたらしい。 僕はと言えばもう覚悟をきめて、捨てること、残すことを考えていた。 最終形を望んだ向こうにかなしみが残ってもしょうがないな。 完成形を目指したストーリー。 拾い集めた原稿と汚れたこの手で。 最終形を無くしたストーリー。 そんなものが見たい奴は当然いないな。 完成形をめざしたストーリー。 雪がほんの少し積もる街の話。 |
シャドウcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 揺れたあなたの影が消えてしまう前に、 この燃えるような想いのままに走り出したら、また会えるかな? 先の見えないこの道を登りきったら何があるのか。 あなたは多分そこに居るだろう。僕が手の届かない、知らない場所。 伝えたい事は単純で。でも結局口に出せずに。 間違い探しを続けてきた僕は置いてけぼりだ。 同じ空気を吸っていたはずなのに僕ら、まるで違うね。 スローモーションに包まれたようにひとり思い出す。 触れたはずのあなたが遠く霞んでいく。 それでもあなたに胸を張れるように歌ってるんだよ、今も。 先の見えないこの道の先の景色を見てみたいよ。 あなたは僕が辿り着いてもその先に居るのだろうけど。 無駄と思える事も全て繋がっていた。 いつかそうやって思えるように今は只、足を進めるだけ。 揺れたあなたの影がぼんやり見えてきても この燃えるような想いのままに走り続ける。 揺れたあなたの影がはっきり見えてくるまで この燃えるような想いのままに走り続けよう。 僕が探してるものはきっとそこにあるだろう。 あなたのようには歌えないかもしれないけれど、 まだやれるよ。 また会えるよ。 |
シンメトリズムcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 気使って追いすがって タガが外れた どんな声で僕呼んだ?「お前が嫌い」と 体が痺れるような感覚で 気狂った不適合者 どこにいますかって探す 君は僕が誰だか知らない 君は昨日人を殺した リズムが鳴るよ 落として笑え 傷の舐め合い 止めにしないか ロウとハイがぶつかりあって ベクトルがずれてしまうよ ヘッドフォンが爆音過ぎて 君のこと思い出せないよ |
sitar of bizarrecinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | ねえ その三文芝居をもうやめにしたくなる様な 新しい遊びをさ 僕らで見つけよう 息を呑むような 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう 例えばさ 人の無い明治通りを抜け 夜の終わりを見届けて服を燃やすとか 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう ぎらぎらと目を光らせ奴らは群れる それを見た君はただけらけらと笑った 鳴らせ シタール すり減る日々を終わりにしたら 探せ ビザール ブルーとブルーの合間をぬっていこう |
the ghostcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 3階の寝室で生きる秘宝を探してる。 身体の無い僕じゃもう触れる事もできないけど。 きみは天使みたいだなあ。僕に似なくて良かったな。 闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。 本当は今すぐでもきみと話したい。 窓際の白い壁や柱に付けた傷跡に沢山の喜びや悲しみが染み付いている。 それは当たり前の風景。だけど尊いんだな。 朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。 一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。 きみの小さなその目で見つめるものを一緒に見てみたかったけれど。 いつかはきみと一緒のお墓に入りたいな。 闇が消えるまで眠るきみを見ていたい。 本当は今すぐでもきみと話したい。 朝に踊り場で遊ぶきみを見ていたい。 一眼のカメラを持ち、フィルムに収めたい。 本当だよ! |
salvage mecinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 音の無い静かな公園で、僕は少し考え事をしている。 家に帰る道を急がないのは、夜が来ることを恐れた人。 珍しく晴れた梅雨の空だ。 青色のブランコに座って晩御飯を待っているのは、子供の手を握る人。 花壇には大きなあじさいと、その合間、縫って生える雑草。 うつむいたまま煙草を吸う人。紛れもない僕のこと。 日が落ちる。 映画みたいに輝いた夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。 許すこと、許すべきでないこと。焦ること、焦らなくていいこと。 その全てはどうでもいいこと。早く捨ててしまおうか。 顔を上げる。 映画みたいに輝いた夕焼けが目に染みたって、夕焼けに責められたって、 夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。 点と線と面が産まれていく。それはとても綺麗で素敵だね。 日が落ちる。 映画みたいに輝いた夕焼けに身を任せて。 顔を上げる。 映画みたいに輝いた夕焼けが目に染みたって、夕焼けに責められたって、 夕焼けに身を任せて、このまま溶けてしまいたいよ。 |
さらば楽園よcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 熊谷昭・cinema staff・野村陽一郎 | 神様 もしあなたが僕たちを憂うなら 幼く 終わりの無い夢を醒まして 何度だって交差する水平線と星の屑 別れは僕らに公平さ もしも想いが残るなら燃やし尽くそう あのスコールを越えたのなら僕らはひとつになれる 壊れそうな白い方舟 次の時代へと進む 記憶のなかできみが笑った さらば楽園よ 神様 もしも海が僕たちの涙なら 焼きつく罪の残像 洗い流して 何度だって問いかける きみと僕は何が違う? 結末はいつも不公平さ 重なった時を抱きしめてどこまで行ける 夕暮れ 色づく街のざわめきと共に始めよう 言葉が溢れてきて胸が詰まるよ あの光に触れたのなら僕らはひとつになれる あのスコールを越えたのなら僕らはひとつになれる 壊れそうな白い方舟 次の時代へと進む 記憶のなかできみが笑った さらば楽園よ |
さよなら、メルツcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 目隠しをされたまま、どこに行くのかと訪ねようと返事はない。 目隠しを外されて、その重い口を割って言った。 この世の終わりと。白い笑みを浮かべ。 そこには何もなかった、闇以外は。 もう僕は二度と嘘をつけない。舌を抜かれちまったこの喉では。 もう僕は二度とたどり着けない。あなたのもとへは。 彼は言った。過去などいらない。形がないのにどうしてさ? 罪を重ねた僕は、その先に夢をみる。 そこには何もなかった気がしていた。 闇に慣れた目でいま見つめよう。 もう僕は二度と海に行けない。きつく縛られちゃったこの脚では。 もう僕は二度とたどり着けない。あなたのもとへは。 僕らの最後の言葉。 「おはよう、そしてさよなら、かもめよ。また会えるといいね」 |
somehowcinema staff | cinema staff | 飯田瑞規 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | 街灯の明かり 長く伸びた影は 1つずつ数を減らして 肩を丸めて歩き続けた 海の底を進むみたいだ 慌ただしい日々に 置いてけぼりにされて 少しずつ嘘を重ねた。 明日が来るのを待っていたのは 幼いままの僕だった。 歩道橋の上で 曇りがちなその顔で 過ぎていく季節を眺めていた。 華やかな街の片隅で 今静かに終わりを告げた。 忘れたくないな 全てはここから始まろうとしてる。 ひとごみの中に 紛れてしまえば 楽になれるのだろうけど、 それでも僕ら歩き続けた 背を向けてしまわぬように 臆病になり過ぎて 立ち止まるのはやめようよ 遠回りをしても構わないよ。 鮮やかな街の片隅で、今そっと手を差し伸べた。 「生まれ変われるといいね。」 あなたの居ないこの街でも また逢えるような気がしてさ。 行き場のない言葉も 抱えて行けたら。 答えなんてなくとも 踏み出す理由はあって 昨日までの僕らに さよならを言わなくちゃいけないな。いけないな。 今何て言えるかな? 晴れ間が広がってくような こんな気持ちを何て表せられるかな? 華やかな街の片隅で もう一度笑えるように。 「生まれ変われるといいね。」 あなたの居ないこの街でも まだやれるような気がしてさ。 忘れたくないな 全てはここから始まろうとしてる。 |
錆のテーマcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 窓が開いてその隙間風、君の身体は吹き飛ばされて。 嫌な予感は当たるもの。目の前にあるすべてが渦の中。 雨の匂いがセメントのようだ。 例の呪文も効果など無く、中央棟には灰だらけ。 既に両手は錆びていた。井戸の底みたいで、さむいさむい! もう今じゃ君は、鉄の身体を震わせながらギターを弾いている。 僕が替わりにオイルを差すよ。汚れたかったら、君をやめなければいい。 この廃工場には住所が無い…つまり場所は無く、存在も無い。 迷い込んだら始まりだ。既に背中は溶けていた。 窯の中みたいで、あついあつい! もう今じゃ君は、鉄の身体を震わせたまま歌を歌っている。 僕が替わりにギターを弾くよ。 汚れたかったら、君をやめなければいい。 |
サイクルcinema staff | cinema staff | 飯田瑞規 | cinema staff | | 渇いた喉に絡む 煙でむせかえる 薄暗い駐車場で 朝を感じてる 一歩引いて眺めるような そんな大人でもないのに うねりだすんだ 横になるんだ そんなところかな 鉄の匂いで脈をうつ 場所を変えては また通り過ぎていくだけのことだから 尋ねられても同じ事で 決まった台詞を返すだけ すがりつくのさ 僕の為にさ そんなところかな 二日前の とか 一切信用の 余地なし 息が止まりそうで 不安なんだよ 繋がることはない 期待なんだよ |
compasscinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 誰がこの方位磁針を壊したんだろう。 僕はもうどこに行けばいいんだろう。 迷わずにあなたのところへ辿り着くことができるだろうか? 汚いものばかり吸い込んで。 あの月が満ちる頃きっときみは普通じゃいられない。 そんな哀しい作り話を気にしてしまう僕らはとても切ないね。 飢えてる事に飢えていた僕はからっぽのまま時間だけ経って。 似ているね。まどろみのようさ。聴こえるよ、新しい産声が。 美しいものばかり吐き出した。 タブレットが未来を閉ざして、さあ初まりの日が近い。 こんな奇麗な空なのにな。僕には何もしてあげられない。 きみはあの地図を広げて言ったんだ。 「足りないものだらけなの」 きみが壊した/方位磁針が/ふらふら揺れて/僕を指した/ 生きているのと/死んでいるのの/狭間で僕ら/闇に誘われて/夜に追われて/ 道を見失う。 そんな哀しい作り話を気にした僕らは切ないね。 こんな奇麗な空なのにな。僕には何もしてあげられない。 きみはあの地図を破いて言ったんだ。 「行きましょう、朝の方向へ」 |
孤独のルールcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 国道沿いの小さな部屋できみは暮らしていた。 車の音で寝られないのと夜更かしを重ねて。 大人らしく髪を染めたのに気づかない?と僕を責めたね。 僕らはあの日々を忘れてしまうだろう。 それでもこうしてなんとかなってる。 街が変われば人も変わって季節も変わるもの。 孤独のルールを学んだきみはもうあの部屋にいない。 僕らはこれからも迷ってしまうだろう。 それでもいつかは笑い合えるように。 国道沿いの小さな部屋は駐車場になってた。 |
cockpitcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | トーチライトが送り火みたいに輝く。 大量の狂った端末たちのお出ましさ。 シートベルトに染みついた僕らのイエス、オア、ノー。 それはすぐエンジンの音にかき消されるのだった。 今宵は生きてるふりで、あいつを起こしてみたい。 何かの間違いだったと信じ込ませて欲しい。 ヴァーラインはいつでも僕らに優しい。 それはすぐエンジンの音を塗り替えていくのだ。 今宵はかぼちゃの馬車を探しに行くのもいいね。 密かな欲望を背に操縦棹を握る。 誰も聞こえない声で、誰も分からないようにして、1、2、3、4。 「我ら、賽は投げられた!」眠り姫、よだれを垂らしていた。 いま行くからね! |
GATEcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 2月を過ぎた東京にいる 呼吸をすれば目の前塞がる 忘れた頃に見つかる青空 ふとした隙も排気ガスで隠れるのさ 信号が赤を指す うずくまって吐き出すことばの中 勘違いの成れの果ては きみとのさよならでした 彼女はさらわれていった 瞬きしている間に 気にしないで 気にしないで 明後日には忘れるさ 刺されども 刺されども まだ突き刺さることば |
great escapeアルカラ | アルカラ | 三島想平 | cinema staff | アルカラ | 例えば俺が俺じゃないとして お前はお前だと言いきれるのか? 砂の器を壊して こぼれた心を拾って集められるか? 誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった 時が止まったみたいだ さあ目を覚ませ 深い闇を俺は抜け出した 疾風みたいに逃げ出した 生きた屍みたいだった俺達は壁の外へ 例えば世界に光が無いとして お前はお前を見つけられるか? スローモーションで映った景色のピースを数えて繋げられるか? 誰かの泣き声が地響きに変わった ゼロから始めよう さらば最後の夜 長い夢を俺は抜け出した 赤い身体で逃げ出した 飢えた獣みたいだった俺達の目 嵐の彼方へ踏み込み 手を伸ばし 刺さった刃をおもいきり抜いて言った 「俺はお前だ」 深い闇を俺は抜け出した 疾風みたいに逃げ出した 生きた屍みたいだった俺達は壁の外へ また会おうぜ 地図にない場所で |
great escape cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 亀田誠治・cinema staff | 例えば俺が俺じゃないとして、お前はお前だと言いきれるのか? 砂の器を壊して、こぼれた心を拾って集められるか? 誰かの呼ぶ声が耳鳴りに変わった。 時が止まったみたいだ。さあ、目を覚ませ。 深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。 例えば世界に光が無いとして、お前はお前を見つけられるか? スローモーションで映った景色のピースを数えて繋げられるか? 誰かの泣き声が地響きに変わった。 ゼロから始めよう。さらば、最後の夜(よる)。 長い夢を俺は抜け出した。赤い身体で逃げ出した。 飢えた獣(けだもの)みたいだった、俺達の目。 嵐の彼方へ踏み込み、手を伸ばし、 刺さった刃(やいば)をおもいきり抜いて言った。「俺はお前だ」 深い闇を俺は抜け出した。疾風(はやて)みたいに逃げ出した。 生きた屍みたいだった俺達は、壁の外へ。 また会おうぜ、地図にない場所で。 |
crysis maniaccinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | 環八から南下、駒沢通りへ。急転直下で246まで。 環七を抜けて明治通りを北上。高速に乗ったらぼちぼち夜明け前。 渋滞なんて参っちゃうね…、危ない危ない、そこをどけ。 鳴らすぜサイレン、いつまでだって。 白黒の中に真っ赤な光。ひときわ目立つこのボディ。 辿り着く場所さえも知らぬまま、あなたを救うため闇の中突き抜ける。 覚悟を決めなよ、覚悟を決めたら、 keep on keep on keep on keep on keep on keep on!! leap on leap on leap on leap on leap on leap on!! ピーポーピーポーピーポーピーポー ピーポーピーポーピーポーピーポー!!!!z |
蜘蛛の巣cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 奴はもうとうに何処かに行ってしまった。 その上、寄りかかったこの絶望だ。 蜘蛛の巣に踏みこんで、くだらない想像を消せ。 |
切り札cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | さあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ! ぎらぎら燃えてる。醒めない夢でも見ているように。 身体が求める。強い奴が居る場所を。 クラクラ揺れてる。確かなものなどここには無いから ただただ求める。力の溢れる場所を。 次の戦いが僕を待ってる。 新しい日々の合図が聴こえる。 さあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ! その笑顔で世界を揺らせばその後は自分次第だよ。 ダラダラ続ける日々には少しも味気が無いから 身体を委ねろ。刺激的な混沌に。 ビリビリ痺れる。アドレナリンは放出しっぱなし。 ワクワクしている。これから起こるリアルに。 さあ今だ、大きく踏み込め。夜の中に置いていかれぬように。 その希望とシンクロしたなら、きっとすぐに光はあるよ。 果てなき旅路をただひたすらに進んで、 行くべき方向を見失いそうになっても、 運命なんて言葉は信じるな。 オーケー、君の思うままで。 過去の苦しみもどんな後悔も、新しい日々が受け入れてくれる! だから今だ、感情のままにその想いを解き放てよ。 その笑顔で世界を揺らせばその後は自分次第だよ さあ今だ、かざせよ切り札。この未来は君のものさ。 描き出せ、その物語を。君こそが主人公だろう? |
極夜cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 目を閉じれば全て闇の中 見えぬものに抗う術はない この悲しみ 怒りや焦燥も いつかは通り過ぎる現象 そっちはどうだい 寒くはないかい 心配しないで もうすぐ行くから ラストダンス 始めよう 月を溶かすビルの群れ 運命が鳴いてる 街をなぞる流線形 あまりにも早すぎた別れ歌 東の果ての極夜 強がることを覚えた僕らは なんだかとても切ないね 生きることは失うことだと 解っているはずなのに 今は ラストダンス 続けよう 世界の中心で 涙 乾いて 空に混ざる地平線 メビウスの帯 絡まった ここからじゃオーロラは見えない 新しい国はどうだい 孤独じゃないかい 心配しないで みんなで行くから ラストダンス 始めよう 月を溶かすビルの群れ 運命が鳴いてる 去りゆくユーフォリア あまりにも早すぎた別れ歌 東の果ての極夜 黒に染めて |
境界線cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | ついさっき迷い込んだ壁がないこの迷路。 誰かに追われてるのか、誰かを追っているのか。 その答えを知ったら消えてしまいそうな気がして。 「逃げろ、逃げろ、逃げろ。焦る、焦る、焦る。」 「逃ゲロ、逃ゲロ、逃ゲロ。焦ル、焦ル、焦ル。」 焦ってしまう。 僕に良く似た少年が向こう側に立っていた。 君はずっと前からここに居たのだろうか? ついさっき迷い込んだような気がしたこの迷路。 もしやずっと前からここに居たのか? 「変わる、変わる、変わる。違う、違う、違う。 変ワル、変ワル、変ワル。違ウ、違ウ、違ウ?」 全てここで始まり、全てがここで終わる。 つまり過去と未来の境界線など無いのだった。 |
君になりたいcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | パーティーは教室の隅で始まってる 水槽の音がミニマル・ミュージックのよう 先生に教えてもらったABC 真実さ、ペンが剣よりも強いってこと ぶどう糖の匂いを嗅ぐ それはちょっと刺激的だった 破壊される体内時計 いつまでも本の中に居たい 君になりたい あと少しだけ 計画を狂わせて! 君になりたい もう少しだけ 計画を狂わせて欲しい! 教科書に載っていなかったタイトルを僕以外みんな分かっているみたい 「大人のなり方」 グレーゾーンの匂いがする そこはちょっと踏み込めないんだ 理解できた気がしたよ 本の中は心地が良かった 君になりたい あと少しだけ 計画を狂わせて! 君になりたい もう少しだけ 計画を狂わせて欲しい! |
希望の残骸cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | 果てぬ荒野をただひたすら歩いていく。 今さら道は戻れない、やめられない。 旅の途中で出会った人、別れた人。 望み全てが叶う訳じゃなかったけど。 星になったあの人に届けるような言葉を。 黒く塗ったあの日を肯定する歌を歌うよ。 ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、 いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。 朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった 空にそっと絶望を浮かべるような表情で。 秒針と運命はせわしなく動いている。 「次の街では夜の方が短くって宴が終わる前の晩に祈る」とか そうやって知っていったかけがえの無い知識が 少しずつ未来の重い扉を開けていく。 ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。 知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて 完成したジェットコースター、またの名前は可能性。 まさに今イグニッション、僕だけの新世界へ。 大きく息を吸って、その目を瞑れば、 忘れる事すらも忘れてしまうぐらい素敵さ! 負け犬の遠吠えに聴こえるならそれでいい。 それでも自分自身を肯定する歌を歌うよ。 ハロー、グッバイ。僕のフューチャー、 いま雨が振って固まった地に足をつけたなら絡まった糸をほどくよ。 朝になったウエストコースト。ただ雨は止んで広がった 空にそっと絶望を浮かべるような表情で。 ハロー、グッドナイト、サッドフューチャー。 知らない内に落っことしたその希望の残骸をひとつひとつ集めて 完成したジェットコースター、またの名前は可能性。 このレールを滑る役の替わりなんていないってことに 今になって気づいたって、それはきっと遅くなんてない。 |
奇跡cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 細長い坂を駆けた。重ね着のコートを脱いで駆け抜けた。 夕暮れの帰り道で、独り言をつぶやいている。 君のいない街に初めての季節。 伝え損ねたこと、もう覚えていないや。 茜色に染まるから、今日も明日もその思い出も。 奇跡はいらない。荷物になっちまうでしょう。 気づいていた、僕のこころが 新しい何かを求めはじめていることを。 夜の匂いに変わったら、進む支度をはじめよう。 奇跡はいらない。踏み出せなくなるでしょう。 そういえば、君が泣くのを見たことなかったな。 そんなこと考えてたら、そりゃ日も暮れるよな。 よそ見してけつまずいても、今さらだ。振り向くことなかれ! 茜色に染まったら、次の言葉をみつけよう。 奇跡は起きない。理由がないからね。 茜色に染まるから、今日も明日もその思い出も。 奇跡はいらない。荷物になっちまうでしょう。 |
KARAKURI in the skywalkers(Re-Recording)cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | あー くだらない言葉だけを捨てていく あー ただ僕は 三番線からそれていく だんだん知っていくんだ 肝心なことは愛や夢や恋さ 大人には見えやしねーよ 君が泣いてた理由を僕は忘れた 世界が終わった理由を僕は忘れた 空を飛んでいたのは多分本当さ 「未来がみえた」って 排水溝探して 笑い顔で探して 泥だらけのスティングレイを 風が斜めに吹き出した夜に こんな映画とあおいパンクミュージック 空が落ちてきたのは多分そのせいだよ 整然とした朝に ミュージックフリークな僕は 殺風景にまみれ 左足を踏み込んでいく 君が泣いてた理由を僕は忘れた 世界が終わった理由を僕は忘れた 風が斜めに吹き出した夜に こんな映画とあおいパンクミュージック 空がからくりで 空がからまって 空が落ちてきたのは多分そのせいさ |
革命の翌日cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 思えば遠く歩いてきたもんだ。 冬の寒さも忘れてしまったな。 白昼堂々、戦車が道を行く。 それを横目に彼女は決意する。 「私は濃霧のように誰かに寄り添いながら、涙を拭ってやりたい」 あの街の灯、鳴り響く鐘の音、全てを抱きしめて。 泣き笑って、汚れた顔のまま確かに息をしている。 鳥かごの中、争いは続いている。 その光景は報道されぬまま。 彼女は、手を大きく広げたらそれが合図と言った。 火傷の跡を隠すそぶりも無く、シュプレヒコールの中を飛んだ。 あの街の灯、鳴り響く鐘の音、 全てを手にいれた。 泣き疲れて、汚れた顔のまま静かに目を閉じる。 事実がフィクションに勝る、革命の翌日。 |
返してcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 明日僕らはきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてしまおうか いま 見えたんだ 夜と朝のつなぎ目が ただ ひたすらに それだけ探し続けたら ほら 見えたんだ 開け放った窓の向こう 白々と 陽は登る まだ 分かるかな きらめく波の隙間には ふと 気づくんだ ふざけた顔のきみがいて すぐ 消えるんだ 夢と現実の半ばで ゆらゆらと 目が覚める 小さく生きるこの街には 武器やロジックはいらないのに 明日僕らはきっとふたりだけ せめて雨になって溶けるまで モルタルの壁に沿って大きな S.O.S.を描(えが)こうよ 行儀よく足を揃えた 兵隊達の落とした帽子を 被ったまま どこで泳ごうか いま 作るんだ 深く煮詰めた欲望と すぐ 混ぜるんだ こねくり回す渇望(かつぼう)で ほら 満たすんだ 開け放った窓の向こうに繋げて 暴かれたこころを 捕まえて さあ さあ さあ! 僕らはずっとひとりだけ せめて上のまぶたが落ちるまで 鼻の奥がツンとするような映画の話をしていたい きみは呼吸を整えて 長い髪を思い切り切ったら 見たことのない顔をした 明日はきっとふたりだけ せめて泡になって消えるまで 小説の山にそっと火をつけ たき火をして遊ぼうよ いっそ東の岬から 大人たちの冷めた目を盗んで 次の船で逃げてあの国まで行きたいな 「ゆるぎない いとしみを かわらない あの日々を またとない あいまいな ことばを 返して」 |
overgroundcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | あの日のままの僕なのに、月日が流れ、歳を取る。 どんな景色やどんな感触が僕を待つのだろう? 日差しが突き刺すようなある日に僕等は おぼつかない足下で街をさまよった。 これからも、面倒くさいことややりたくないことはきっとつきまとう。 不安だけはもう、確実に一生なにがあっても寄り添ってくる。 それでもたいていの事はいつかきれいさっぱり忘れちまうんだ。 そうやって日々の在処を探して少しずつ進むのだろう。 この足跡は今もなお深く刻まれ続けてる。 手を伸ばしたらきっと届くよ、きみの未来へと。 10年前の自分に会えるとしたらきみは何を言ってあげたい? 10年後の自分に会えるとしたら僕は何を聴きたいのだろう。 10年の間に何が変わっちまって何が変わってないんだろう。 そうやって日々の在処を探して少しずつ進むのだろう。 あの日のままじゃいられない。月日は流れ、戻らない。 どんな景色やどんな感触が僕を待ってる? この足跡はまだ続く。深く刻まれ続けるよ。 手を伸ばしたらきっと届くよ、次のステージへ。 歳をとった僕等はきっと凄く美しい。 歳をとった僕等はきっと凄く楽しいよ。 |
OCEANcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 熊谷昭・cinema staff・野村陽一郎 | 赤い靴を履いた聖者の行進 伸びた足跡が昨日に消えていく 自分の証明を探し続けてる 無茶な話だと笑いたければ笑え 名前の無い僕ら 汚れ無き挑戦者 最後の問題を解き明かすんだ オーシャン 海を目指せ この荒野の果ての方へ 終わりのある絶望なら希望と呼ぼうか オーシャン 海を鳴らせ 世界はいま僕のもんだ 天国ならその扉を開けたらすぐさ いざオーシャン 変わっていく景色を横目で見ていた あたたかい風で涙が乾いていく 運命が僕らを祝福しなくても 繰り返すことを恐れないでいたい 鳴り止まない鼓動 誇り高き応援歌 最高の瞬間を手に入れるんだ オーシャン 海を抱いて 未来と過去をひとつにして 終わりのない日々の中に取り残されるな オーシャン 海を笑え 答えはいま君のもんだ 物語の続きはほら 自分で書くんだ 通り雨に打たれて ずぶぬれのままで進む そんな今を讃えよう オーシャン 自己の証明 いま誓うぜ 名前の無い僕ら 汚れ無き挑戦者 最後の問題を解き明かすんだ オーシャン 海を目指せ この荒野の果ての方へ 終わりのある絶望なら希望と呼ぼうか オーシャン 海を鳴らせ 世界はいま君のもんだ 天国ならその扉を開けたらすぐさ 光のスピードで 今行くから オーシャン |
AMK HOLLIC(Re-Recording)cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 汚くて臭い湿った部屋で 続きを聴きたい曲があったよ 小さな灯りがともった部屋で 未来の話なんかしてみるんだ 「変身したんだ」カフカは言った ロックンロールさ 一気呵成に 最後はいつでも単純な結末で どうして大人になることが怖い? 煙草の煙が目に入ったよ 緑の中にサイボーグいたよ スケートボードが横転したよ 乱気流からきみ 産まれたよ ベースの音で安全確認 風に打たれたら満身創痍さ 最後はいつでも単純な結末で どうしてここから出ることが怖い? まぁ、ただ 終わりが見えたな テニスコートから聴こえた ミネラルウォーター飲んでる ソファがきしむ音で 目が覚める スネアが鳴ったら断然有利 情報処理した ベンチ座った 最後はいつでも単純な結末で どうして大人になることが怖い? 最後はいつでも単純な結末で どうしてここから出ることが怖い? |
A.R.Dcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 赤い視界の中。痛い思いはもうしたくは無い。 再会果たした時はもうスタンスを変えちまっていた。消えていた。 どっかで覚えてる。意識の片隅で。 どっかに眠ってる。魂の片隅で。 さあ、苦い記憶は消した。何回だって恋に落ちたい。 大嫌いな奴の声は知らないふりで。 ヤバいことに気づいた。いったい全体どうしたいんだ。 全ては記録されていく。 赤い誓いを切った。期待だけはもうしたくは無い。聴いていない。 どっかで覚えてる。意識の片隅で。 どっかに眠ってる。魂の片隅で。 どっかで分かってる。イメージの片隅で。 因果律歪めてるレコードを---。 さあ、苦い記憶は消した。何回だって恋に落ちたい。 大嫌いな奴の声は知らないふりで。 ヤバいことに気づいた。いったい全体どうしたいんだ。 全ては記録されていく。 |
el golazocinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | クラブハウスはかつてないパニック 赤い悪魔は本当にやってきた 勝利の為にはマリーシアも辞せない まずは1からビルドアップなのだ 錨上げたら 旗を掲げなさい 重要なのはオフ・ザ・ボールだよ 声を出せ!! ああ クラシコ ライン際 踊るダイナモ やあ レジスタ 風ん中 君はどうしてそんな速いの? ファンタジスタ 夢ん中 君はどうしてそんな強いの? もうアディショナルタイム |
エゴcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | そうだよルーザー きみじゃないとして 誰がやるの これが最後なら 「だいたいのものは捨ててしまえる」 しょうがないさ 理由が無いのなら イメージの向こうが見えるはずはない 操縦桿(そうじゅうかん)に汗が滲んで そうだよラヴァー きみはどうしてる? 冷たいこの夜に「何が正しい」なんて 憂(うれ)う意味は無い だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだよ 「乞うなスヌーズを チャンスは2度とない どうせやるんだ 迷っちゃキリがない コールタールの匂いでやられても そうだよウィナー やるんだ」 罪のステージへ だけど もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト 選ぶことすらやめた時 僕ら誰かの身代わりで ガンメタの重い引き金に 指をかける だから もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べない もう飛べないから 次の光の先まで見せて 僕は ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウト ソー・サッド・アバウトなんて 言いたくもないことを言いたくなるんだ もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたい もう逃げたいのに 今もカルマは背負ったままだ なのに アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユー アイ・ミス・ユーだなんて 心底思うほど 僕らはエゴイスト |
エイプリルフールcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | 江口亮・cinema staff | 最初の夜が静かに明けて何か不思議と笑えてきたんだ。 似た者同士でいるってことがふたりを繋ぐ理由の全てだった。 快晴の表参道。ギターを担いだ少年の想像と違う未来。 誰かの聞き飽きた言い訳と。 急ぎ足で横に並ぶきみを見ていた。 それだけで多分良かった。 最初の日からどれくらい経つっけ。 何か変わった?ときみが言う度、すれ違うことが増えてしまった。 きっと大丈夫だと思っていたのに。 抽象的な映画がやるせない日々を加速させたり、減速させたり。 ぼくらは少し疲れちゃったから。 ただそれだけなのに。それでいいのに。 最後の夜が間近に迫って、何が見えるの?ときみは言うんだ。 記憶の中に閉じ込めていた沢山の嘘で胸が痛いよ。 もしもぼくの夢の中にきみが出たら少し照れてしまうけれど、伝えたいよ。 感謝と「ごめんね」を。 最後の夜が終わったとしたら、何が変わるの?ときみは言うんだ。 せつない歌が流れてぼくは何も言えないままでいたんだよ。 最後の夜が終わったとしても、きっと明日もすぐに過ぎるだろう。 |
海についてcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 日傘を差して、ぼくはもう一歩進み、歩く目的を探す。 方向性をデザインしていたんだ。いつか未来は今になるから。 今日が終わる頃、もうぼくは行かなきゃいけない。秘密の場所へ。 夏がくるときや夏が終わるときみたいな気持ちになっている。 日傘を閉じた。僕は座って涼み、歩幅を縮め。 今日が終わる頃、もう僕は行かなきゃいけない。秘密の場所へ。 思っていたより日差しが強くなってきて、日焼け止めを買った。 最初で最後に分かった。この川沿いは、あの海に繋がって路を別つんだ。 きみが選ぶのは、夢か孤独か理想か徒労か。実はどうだっていい。 今夜帰ったらぼくらは終わりで、迎えは来ないでしょう。 そうして行き詰まる。 話がしたいな。どこでいいから。欲をいうなら、海がみえる所で。 |
expcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 出来ることならば悩むのはそりゃ避けたいし、 昼間から絵画の中に入り込みたいんだよ。 それでも日々がまた気づけば押し寄せてきて 頭の中はまだまとまりきらないまま。 いっそこのまま全て投げ出して外に出かけたなら何かを見つけられるの? 探せ、そのタイトルを。欲しいものは多い方がいい。 燃やせ、このキャンバスを。今あなたはとても素敵さ! 憂鬱な夜が連綿と続いてるから 時には悶々と考えちゃうこともあるし。 いっそこのまま夢に飛び込んで 心を委ねたならその答えは出るかもね。 壊せ、こんなイーゼルは。かっこ悪いままじゃ嫌だし。 次の交差点で僕はどんな景色と出会う? 行き先も決めずに歩き出していいんだよ。 どうしたら跳べるかだって?そんなこと訳ない訳ない。 深呼吸をゆっくりしたら、北極星が視界から消えないように! 探せ、そのタイトルを。欲しいものは多い方がいい。 燃やせ、このキャンバスを。今、あなたはとても素敵。 行き先も決めずに歩き出した。 そのままのあなたが生きた芸術なんだよ。 |
into the greencinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 夏の残像は消えないままで、私の鼓動の音だけがこの部屋に響き渡る。 蝉の鳴く音、朝顔の匂い。私はあなたの幻影を未だに探していた。 時報が15時を告げ、37℃の街に逃げ場を求めた私は蜃気楼。 名前を呼んでくれ。それ以外は何ひとついらない。 答えは無くした。今、あなたは緑色の中。 夏の残像に気をとられていた。 あなたの鼓動の音は、もう聞こえることはないでしょう。 風のゆくえにその身を任せてしまいたくなり、震える身体の中身は何も無い。 涙は堪えた。私は美しい夢を見てる。 さよならは言わないで。さあ緑色の中に行くよ。 過去と未来をつなぐ、その境目の私。 おはよう、絶望。緑色の中へ。 名前を呼んでくれ。それ以外は何ひとついらない。 答えは無くした。今、ふたりは緑色の中。 |
いらないものcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 電車の音。淀んだこの空の下。狭すぎて逃げる場所を探した。 因果の渦に巻き込まれた僕らは明け方の街の中に紛れた。 方法論・その正義・勘違い・偽善者・その過程。全部いらない。 行かないで、旅人よ。約束の時間はまだだよ。 今ならもう分かるでしょう、始まりは終わりだということを。 進化論・その理解・間違い・独裁者・その答え。全部いらない。 泣かないで、旅人よ。踏みしめたその足を上げて。 今ならもう分かるでしょう、終わりから始まるってことを。 「いずれ僕らはどうなるのかな」 理解したって得はしないのに、僕らはそれでも知ろうとすることを 何処のどいつが責められるんだろう? |
いたちごっこcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 背の高い男が積み木を積んでは倒して、未来の行方を占う。 酒を飲んで飯を食いながら吐き出した。 よそ見してそのままで僕らはいたんだ。 どうしてこの眼は輝きを失った? ギリギリで僕は生かされていた。 啓蒙思想の果ての果ての果て。 このまま明かりを消してしまいたい。 その眼で色のない風景をどうしたい? ぎりぎりで僕は生かされていた。 いたちごっこはもううんざりです。 消えろ、俺の目の前から。早く、消えろ! |
unsungcinema staff | cinema staff | 飯田瑞規 | cinema staff | | 微かな音を立てて 病室の窓を四月の風が叩いた 歳を重ねては 譲れない事や 手離せなくなる事もあるでしょうと 屋上から破り捨てたカルテは 今もまだ宙を舞っている 朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように 冷たい指先で秒針に触れる 少しずつ戻していく 我が子を持てば 残したいものや 聞かせてあげたい歌があるのだと 膝を抱えて 季節は変わっても また此処で始めよう 確かに君は誰かに愛されているよ 痛みだけを取り除こうか 朝がやってくる前に 書き換えてしまいたいな 白衣を着た彼らも 嘆いてばかりはいられない 君がもう何一つ 恐れずにいられるように 大丈夫だよ |
あのスポットライトを私達だけのものにしてcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 君は甘い匂いにつられてやって来た。 覚えたての言葉で挨拶を交わす。 東の空では、宵に月が満ちる。 純白のドレスには沢山の返り血。 響き渡る拍手とカーテンコール。今も。 傀儡の指揮者は宵の月に問うた。 その美しさの謎を解明する為に。 台本を燃やし尽くした灰を被って、嘲笑は歓声に変わっていく。 寄り添った二人は宵の月に誓う。 「あのスポットライトは、私達だけのもの!」 |
青写真cinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | 飛ばした飛行船。 僕らは最後の旅に出た。 大きなアカシアの向こう側まで行けたらいいな。 何があるんだろうか。 終わらない白昼夢。いつまでも続く逃避行。 きみは目を伏せた。 朝へたどり着いたら2人は1人ずつになる。 僕が笑ってあげるよ、きみのその青写真を。 日照りが丘に2人は腰を下ろした。 あの遠い街の明かりをきみは見つめて微笑んだ。 夢は夢のまま。 朝へたどり着いたら2人は1人ずつになる。 誰も邪魔はできない小さな幸せのなかで 僕らは背を向けて歩くよ。 その手には青写真を。 |
AIMAI VISIONcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | cinema staff | ハロー? ぼく今ただ 青い青いきみ 見てる 0から7まですべて OK D.I. E.Q. マスター、分かってよ 今日が始まりの日なんだって 妄想フォエヴァー きっと 続いていくもんなんだろ 限界 とうに超えていて かきたてるのさ オーディエンスが いいなぁ 曖昧だったぼくのビジョンが 鮮明にそう センメイに 君が見えるぜ 鮮明に さ togetherだ I wanna be your steady!! オーケイ 654321 君のイマジン アイアンなスチールゲイジ 空気を燃やすでしょう そうだったらいいなって こうだったらいいなってね 僕は 毎晩そういう感じなんだ 鮮明に そう センメイに 君が見えるぜ 鮮明に さ Togetherだ アイワナビーユアステディ 以上!! オーケイ |
I SAY NOcinema staff | cinema staff | 三島想平 | cinema staff | | 振り返る事なく歩く裏通り すれ違うひとの影帽子 避けた 黒い服を着て 背筋伸ばして あの滲む夕焼け 燃える風 I SAY NO 海の無い街に響くレクイエム 色褪せた写真はもう捨ててしまおう ノイズの波が街を壊し また世界は繰り返していく そう 太陽が焦がしていった想いは歌に 風景が語っていた答えは胸に 僕らみんないつか死んでひとつになるだろう なあ 悲しくなんかないよな ゆりかごで笑うきみの光 このまま来世まで踊ろう 手をとって 母の温もりを知らぬこどもたち 涙 眼に溜めていずこへ帰るの もう誰もいない 言葉 いらない 遥か彼方で鐘が鳴った 僕ら さだめに遊ばれて 何度も同じ夢を観た それでも明日を抱きしめていたい 淀みの中でゼロに還っても 太陽が焦がしていった想いは歌に 風景が語っていた答えは胸に 僕らみんないつか死んでひとつになるから 悲しくなんかないよな ゆりかごで笑うきみの光 このまま来世まで踊ろう I SAY NO I SAY NO 愛 性 脳 哀 正 異能 アイセイ |