| 贄-nie-吉乃 | 吉乃 | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン、Naoki Itai | どうか終わらせてよ 何もかもを奪って 痛みを 孤独を 喰らって あの日のまま澱んでいた 暗い空虚な日々に差した光 泡沫の音 深い海の色 今も胸を抉る 付き纏う夏の匂い 忘れたくない それでもね どうか終わらせてよ何もかも奪って 痛みを 孤独を 喰らって 枯らせて 狂わしいほど美しい愛で 弱さを 絶望を 攫って 叶えてよ 眩い程 輝いていた 心は沈んだまま 息が止まる 思い出が今も胸を染める 届かないまま 隠してしまった願い 果たせないのなら約束だなんて嘘だ 思い出して 本当の君を 笑いかけて あの日のように 消えない声が 温度が 夕焼けが 潮騒が この心を繋ぎ止めている 全て終わらせるのはこの手なのでしょうか 望む明日を恨んだ 何もかも嘘でいいから 君よ叶え給え どうかこの身を裂いて その手で、その欲望で満たして 麗しき生の果てへと導いて 血肉も心も喰らって 叶えてよ もう少しだけ 待ってて 私は願う ただ、ただ、 |
| あしゅらしゅらユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 這って縋って嫌になって また懲りずに吐いてる 遊び足りんね 鳴いて歌って踊り舞って ほら囂しい程生きてみようぜ 去ってしまった今に泣いた んな無駄は捨て置き かつえる輪廻 解いて縛って砕け散った 夢も何もかも忘れ去るの 素寒貧な心の隙間に 不格好にあれもこれも並べて 摩天楼と化すまで積んだら 崩れ去るだけ いちにのさんで咲いて散る人生だ 今だって灰になる なら踊ろうぜ さあ腐ってしまう前に すべて喰らい尽くせ 阿修羅修羅 じっとしてる間に天国だ 現在も未来もほら過去になるんだ 待って こんなんじゃ足りないわ ならば奪い尽くせ 阿修羅修羅 待っていたって変わらないな 考えてるだけじゃ伝わらないな どうなったって構わないさ もう失うもんなどなにもない 生きる理由も生まれた意味も なんにもないけどそれでもいいか 酸いも甘いも永久も刹那も すべてを歌にしよう いちにのさんで全部忘れ去って 今をリセットなんてできやしないな さあ狂ってしまう前に 意の儘 攫えや 阿修羅修羅 もっと求めろ貪欲に 負け犬らしく吠えてみせようぜ どうしようもない運命に ほらふてぶてしく笑え いちにのさんで咲いて散る人生だ 今だって灰になる なら踊ろうぜ さあ腐ってしまう前に すべて喰らい尽くせ 阿修羅修羅 じっとしてる間に天国だ 現在も未来もほら過去になるんだ 待って こんなんじゃ足りないわ ならば奪い尽くせ 阿修羅修羅 ハイハイ 隨に舞いな今 らりぱっぱ 齷齪してないで ハイファイな今に曖昧な 盲愛の類はバイバイバイ ハイハイ 隨に舞いな今 らりぱっぱ フラフラになるまで ハイファイな今にありがちな もう哀の類はバイバイバイ |
| だれかの心臓になれたならユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 「こんな世界」と嘆くだれかの 生きる理由になれるでしょうか これは僕が いま君に贈る 最初で最期の愛の言葉だ 街も人も歪み出した 化け物だと気付いたんだ 欲動に巣食った愚かさも 全てがこの目に映る シアトリカルに手の上で誰も彼も踊らされる 生まれた意味だって知らぬまま 形骸化した夢は錆びついてしまった 「愛をください」 きっとだれもがそう願った 「愛をください」 そっと震えた手を取って 「愛をください」 心を抉る 醜いくらいに美しい愛を 「こんな世界」と嘆くだれかの 生きる理由になれるでしょうか いつか終わると気付いた日から 死へと秒を読む心臓だ ねえ このまま雨に溺れて 藍に融けたって構わないから どうか どうか またあの日のように 傘を差し出し笑ってみせてよ もしも夢が覚めなければ姿を変えずにいられた? 解けた指から消える温度 血を廻らせるのはだれの思い出? 雨に濡れた廃線 煤けた病棟 並んだ送電塔 夕暮れのバス停 止まったままの観覧車 机に咲く花 君の声も 何もかも最初から無かったみたい 死にたい僕は今日も息をして 生きたい君は明日を見失って なのに どうして悲しいのだろう いずれ死するのが人間だ 永遠なんてないけど 思い通りの日々じゃないけど 脆く弱い糸に繋がれた 次の夜明けがまた訪れる どんな世界も君がいるなら 生きていたいって思えたんだよ 僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ いつしか君がくれたように 僕も、 だれかの心臓になれたなら |
| ばけものぐるいユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン feat.GUMI | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | そう 狂った九夏の怪談 逢魔が時 ひぐらしが告ぐ 飼い馴らした傀儡が選ぶその目は誰? 「まあちゃんちゃらおかしな口承」 災禍の凶兆をご覧よ 夥しい蝶の死骸が参道に散らばっていた 掻い潜った市街の喧騒 境内から響いた嚮導 灯籠 石畳の階段 踏み入る少女 「もういいかい」「もういいかい」と問うが 鬼の声は聞こえず 静寂裂く鐘の音さえも届かない 「嗚呼、かしこみ かしこみ…」 手弱女の聲と火の音が籟籟と 「懸けまくも畏き大御神」 今 夜宴が始まる さあ華やいだ怪奇の世に 喰らって奪って掻き攪せ ようこそ ここは泥犂の街 狂い啼け化け物よ さあ散れ災禍 百鬼の群れ 蛙鳴蝉噪を蹴散らして 拝する愚民 眼を伏せて 心臓を抉り出した そう 狂った九夏の怪談 今日も一人 誰かが死んだ 半夏雨がザアザア降って幽霊塔が消える 空気中を漂うように泣きじゃくる声が聞こえた 訝るのも許さぬ幻想 突き落とせ 石造りの祭壇で襦袢の少女が目を覚ます 「かあさま、どうしてそんなにも泣いているの?」 悄然として立ち尽くす祭服姿の父と母 その四肢 双眸 髪 すべて 贄せよ ああ 一夜で散る花も 久遠を征く鬼の子も 死生有命の輪の中で等しく囚われる 冥い迷道でひたひたと重なり合った足音が 九夏の怪談を連れて忍び寄る さあ華やいだ怪奇の世に 喰らって奪って掻き攪せ ようこそ ここは泥犂の街 狂い啼け化け物よ さあ人間 赦しを乞え 糜爛 神罰 盈虧 濫觴 嗚呼、神を呪えどこんな人生は変わりゃしない ほら また目を背けて |
| 御気ノ毒様ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | イタい芝居 子細らしい あたし能無し アイロニー 自愛 痴態 痛々しい 中身の無い 人でなし 餌に釣られ死んだ この底は屠所よろしく 猪口才な理想で他人を疎んでもなんにもなんないな どいつもこいつも要らない とか下衆な邪意に憑かれて ああ 地獄に堕ちるだけ なんて あらあらあら お気の毒ね それじゃ面白くなくなくない 唯唯唯 与太な人生 誰か手放しで肯定して ほらほらほら 唾棄して憎め 蛇蝎の如く嫌って忌んで 白々しく愛を謳う 果てしなくそれは幸福でしょうね 善も悪も 毒も薬も 仕分けられない 馬鹿な神様 「恙無い」は続かないわ 救えないわ お気の毒様 嫌い 嫌い 忌々しい 正しさなどないのに 悲哀 擬態 見ないふり そう お前のことだよ 切っても断っても消えない やれ情だの性が邪魔して もう喉元過ぎれば甘酸苦楽もぐっちゃぐちゃになって どうにもこうにもできない 屈まって耳を塞いで はー なんとも無様な生き様だ あらあらあら お気の毒ね それじゃ面白くなくなくない まだまだまだ 無駄な人生の道を這いずる 天国まで つらつらつら 駄文を綴る 夢だの愛だの どうだっていい 甚だしく悲壮な今を 生きるためアイを売ってる なんて あらあらあら お気の毒ね それじゃ面白くなくなくない 唯唯唯 与太な人生 誰か手放しで肯定して ほらほらほら 唾棄して憎め 蛇蝎の如く嫌って忌んで 白々しく愛を謳う 果てしなくそれは幸福でしょうね 善も悪も 毒も薬も 仕分けられない 馬鹿な神様 「恙無い」は続かないわ 救えないわ お気の毒様 |
| おどりゃんせ(retake)ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | さあ天国まで堕落しよう 鬼さんこちら ほら手の鳴る方へ とどのつまり 革命アジェンダ それじゃあ待った無しでこの指とまろうか ここは誰? 私はどこ? リマインド 心像 前世 迷い込む廃都 あれもこれも アンニュイな夜に 初期衝動 六感 音相 感情を鳴らせ どうすりゃここは満たされる? また吸って吐いて食って減って足りないや 行きはよいよい帰りはこわい なら果てるまで振り向かず進もうか 誰も彼も皆 おどりゃんせ さあ 舞台に上がって狂って舞って手を叩け 意のまま無我夢中に おどりゃんせ 嗚呼 嘆いていたって明日は待ってくれない ほらほら猫も杓子も おどりゃんせ もう しっちゃかめっちゃかてんてこまいで血を流せ 形振りかまわないで おどりゃんせ いま この世の終わりが訪れたってかまわない 好きも嫌いも 本当も嘘も その煩悩 本能 全部を声にして示せ あれやこれや ナンセンスなのさ 代償無い情を頂戴 有り余る程に どうにもできず陽は沈む もう何もないのなんて泣いてニヒリズム 生きる理由も生まれた意味も このすっからかんな頭じゃわかりゃしない 来世を夢見たって現在は現世 ただ 寝ていりゃ果報は来るって待ってくたばって 井の中の蛙は知らぬまま 底から這い上がって眼に映せ世界を このままいっそ逝く日まで おどりゃんせ さあ 命を奏でて 綾なす生と死を謳え 神様もこの際 おどりゃんせ いま いろはにほへとにちんとんしゃんで ダンスダンスダンスダンス 誰も彼も皆 おどりゃんせ さあ 舞台に上がって狂って舞って手を叩け 意のまま無我夢中に おどりゃんせ 嗚呼 嘆いていたって明日は待ってくれない ほらほら猫も杓子も おどりゃんせ もう しっちゃかめっちゃかてんてこまいで血を流せ 形振りかまわないで おどりゃんせ いま この世の終わりが訪れたってかまわない さあ わんつーさんしで新時代を おどりゃんせ |
| 傀儡マイムユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | くたばった豪奢な感情なんて まとめて有り体にお安い値で精々粗製濫造 気付けば脳を巡る愛憎さえ失くして まるでわたしは糸繰りの人形 夢から覚めた いや逃げたルーザーの憐憫 歯に衣着せない情操混在迷宮 眩んだペーソス 泥水を啜る日々 アブストラクトな絵空事 どうやらこのままそうして意のままに 狂わせられるだけで終わるみたい 根切り葉切り嘘を呑み込んで ほら息もできなくなるの 舞い踊る 傀儡ショウの檻で 狂想に溺れる人生だった 嗤えるわ 「もう、これでいいの」なんて吐いた 愚かなわたしの姿が映る 廻れるらりらら テグスに操られ 独りるらりらら 絡まり雁字搦めになるの ああ、壊れた命で瓦礫の街を歩く るらりらら 味気のない声で 揺られるらりらら 吐き出した嘘を暴いてよ ああ、地獄へと垂れたその糸は救いの手なのか この目に映るものどれもが偽物 捻くれた嘘に塗れた心情 次第に心は痛みさえ感じず まるでわたしは糸繰りの人形 ああだのこうだの思考したってなんにも答えは出ないって 今日も昨日も狼狽えていた 明日もどうせ変わらないね 来世があるなら今よりちょっと 良い思いをさせて頂戴 本当は知ってる そんな希望は迷妄だ わたしの心の裏側にある わたしも知り得ぬそれが視たいの 意図を手繰り寄せて 舞い踊る 傀儡ショウの檻で 虚構に招かれ喰らいあって落ちてゆく そう、これが運命だってことだ 吝嗇な神様を呪いながら 廻れるらりらら テグスに操られ 独りるらりらら 絡まり雁字搦めになるの ああ、壊れた命で瓦礫の街を歩く るらりらら この身が散るまでは だからるらりらら わたしはわたしを生きていこう ああ、這い上がるほどに落ちれば痛みは増す されど 底でくたばるよりはマシだ |
| カルディアユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 花詞は無垢と純と才能 んなことそりゃそれは言ってないが 人は何かしら意を問うの だから知りたい君の価値や美学を 一つだって解りゃしないわ 二つ無いものにも成れなくて 待って言わないで正解 ほら苦吟も無駄になるじゃない 嘘も虚像も嫌になるけど 種も仕掛けも無くちゃつまんなくない? ならばまだまだ 幻想夢想に空に成るまで行ってみようぜ 一切の才も咲かさないままなんて死同然 世界の解を明かしたい あなたが描く物語が愛に満ちると願うばかりだ なあ、ここを埋めるものは何か 何度殺しても蘇るカルディア? 合言葉は心の臓と愛憎 今もまだずっと悔いてるんだ 死を求めて息を止めた どこで間違えたと過去を呪うだけ 分からないかな 有象無象の駄駄羅遊びなあんたの思想じゃあ 足んないよ何も 底がない故に ならばまだまだ 幻想夢想に空に成るまで行ってみようぜ 一切の才も咲かさないままなんて死同然 本当はとうに失くして? あなたを書く言葉達は思うだけでは届かないな 今も刻む鼓動は慥か、 誰かの為にと願ったものじゃないか 生きる意味を響かせろカルディア |
| キャスティングミスユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ウォルピスカーター | ユリイ・カノン | | いつか見た グランギニョル 昏く薄汚れた小さな劇場で 滑稽に 務む様 憂さったい脚本 まばらな手拍子と ああ大衆芝居と大衆外人生 英雄願望と踊れ 只、代償次第と足元を見た 僕は“役”が欲しかった 台詞無い主役を生きるなら いっそマーダーサーカスで血の雨と ニヒリズムの喜劇をご覧あれ ほうら、お前が欲しがっていたものだ 下らない緞帳の幕間 じっとマーダーサーカスの道化師は 照らすスポット また一人殺した 俗な脚本だろう 笑え悪魔 いつか見た グランギニョル 生臭い血糊でてらてら笑う さも愉悦こそ ここにあり ああ揶揄する群衆 暗示に沈む君 ああ腐敗臭肴に売春婦ララバイ 啓蒙男爵は去んだ まだ太閤芝居と指矩を見た 僕は“藥”が欲しかった 肥大した自己の成れの果て おいでマーダーサーカスの井の中へ ニヒリズムの喜劇をご覧あれ そうだ 誰もがリングの上だ 場違いな笑顔とカーテンコール 一歩マーダーサーカスの道化師を 照らすスポット また一人殺した 空いた役を埋めろ 笑う悪魔 生の高利貸し 思考を払って 息を吸う事は只だから 生の高利貸し 思考を払って 楽になれ 生の高利貸し 思考を払って 息を吐く事は只ですか? 生の高利貸し 思考を払って 誰かの耳打ちで 台詞無い主役を生きるなら いっそマーダーサーカスで血の雨と ニヒリズムの喜劇をご覧あれ ほうら、お前が欲しがっていたものだ 場違いな笑顔とカーテンコール 一歩マーダーサーカスの道化師を 照らすスポット また一人殺した 空いた役を埋めろ 笑う悪魔 これでいいんだろう 笑え悪魔 |
| シアトリカル・ケースユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 煙る蒸気 軋む輪軸と 揺れる鉄の部屋で誑すその悲劇 排他 猜疑 劣等感 渦を巻いてその心をやがて冒して 罅ぜたバイラルに眩まされ 遮った思考がアワを食む 上擦った感情に魔が差して 縋って 奪って 狂って 歪んで 突き立てた愛と混ざり合う Neid 求める程のめる また壊れてく 真実の嘘を掬すペルソーナ 穢してもっと深く その声で 胡散な理想に為って 滑稽な怪異に為って 痛みさえも忘れて 擬いに狂っていたんだ 剥がれ落ちていたんだ 誰か僕を見つけてくれ 盲いた夜に幽かに差した その光に誘われてしまう 冷たい土を踏み越えてゆく 嗚呼、その先が暗晦とも知らず 惨憺な愛と荒んだ脳細胞 唾を呑めど この渇きは癒せない 情理 頽唐 ネクローシス 相反する気味に揺らぐ 君が融けていく 振れた天秤にかけられた 僻する思念が弥増した 蠱る心に身を委ね 嫌って 呪って 喰らって 歪んで 突き立てた愛と混ざり合う Neid 求める程のめる また壊れてく 現実も夢も運命も Nein 纏わりつく糸に踊らされ 愚鈍な妄想だった 仕組まれた罠 孤独が孤独を呼んで 世界を呪っていくんだ 爛れ落ちていくんだ 幸も愛も知らないまま そう尽きるまで |
| 少女地獄ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる 値札をつけた月並みな夢に転げ落ちゆく惨めな人 嘘など無いと嘘吐く なんで?なんて泣いても無駄って この街が捨てたモラリティの形など誰も忘れたんだ って歌う路上のシンガー 彼女はどんな顔してたっけ? 売り払った拙劣な自分 買い戻すことなんてできず ありふれたショーウインドウに 飾ったイミテーション 愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる どこかの誰かの華やぐ人生もなんにも羨ましくないわ 嘯くひょうろくを嗤え いっそ死んでしまいたいんだ 気忙しい野暮なソサエティに日和って喰まれて腹の中 足掻けど拗れるばかり もういい疾うに手遅れなんだ 汚れた鏡の向こう そこに立つのは誰かと問うてみたんだ ねえ嘘でいいから言って あたしが一番幸せなんだって 愛も哀も余さずちょうだい 厭くまで情に綴じ込めて I could die ほら悖る双眸 脳に咲いた少女地獄 I know 相も変わらず迷妄 あれこれ欠いて苛まれて 人間然としたその表情 もう一切 禍殃と焚べる 結んで 解いて 擦り切れて 血が滔々溢れ出した 怨んで 赦して うらぶれて 独り逡巡して罷って この地獄の向こうから あの日のあの子が手招くの ほら合図のチャイムが鳴る 「また明日」と手を振った |
| シンギラユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | 大喝采デイドリーム 客は待っていたってそう来ないや 怪人にキスしたって灰燼に帰す身分 代替でオーグメント 舌を打っていたって仕様がないや 冷然な高利徴収 run,run,run,run away もう首を括るか つって遺書を綴る今日 it's a dead end どうすれど不束 ハイヒールで綱を渡るアノマリー Sing it loud 踊れ舞えや らるらりら 蜜を吸って吐いてヘグって 天誅待っている 眩んでしまえや らるらりら 心を売って恨んでデグって 最終盤で神に祈ってんの 奇術も演者も使い古しの娯楽だけ 派手な衣装もショーも今や仕様もない 逃げ場ない 策もない ケチな手品じゃ誤魔化せない もう足りんな金貨 けれど死んじゃいない 戻るか進むか 誰かの傀儡か it's a dead end さあ夢か現か 追いかけて駆けて賭けて欠けていく 煩う程願えや らるらりら どうなったっていいや 逆らう王道 衒えや らるらりら 鳴り止まない万雷の喝采 巻き上げて Sing it loud 踊れ舞えや らるらりら 月を奪って唄って飾って 開演ベルを 鳴らしてしまえや らるらりら 先が生かDieか知らんが 最終回の幕は上がった どうか後悔のない カーテンコールが止まぬ人生を LaLa ララバイ ユリウス オーパス68を聴きながら まだ終わらない幻想 消えない感嘆の雨、雨 今宵もほら 開演の合図を |
| スーサイドパレヱド(retake)ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 這い出た先の泥黎中心街で 延命ばっかのそんなCRUDじゃあ 愛も買えないな 文明はデフォルメ化 宗教性に呑まれ 空を食らう幽霊塔から彼女は見ている ノイズ混じりの警報が啼きだす 戒厳令の夜に生命論は歪む Damsel In Distressはいない 「もういいかい?」 嗚呼―― 詠唱崩壊 劣等人間 「さよならだ」 スーサイドパレヱド 共鳴 宣教 絶唱 神を呪う 言葉になれ 笑ってくれよ全部夢だって 愛の亡い脳内の奥でblackout 奇っ怪な世界だ 狂乱 淵叢 濫觴 ライヒェの雑踏 通りゃんせ ルベル色の数を競って Mage故に夢見妄信SHOW 甲斐無い心臓を差し出し きみを救い出せるすべを手に入れても 嗚呼 こんな醜い姿を誰が愛してくれる? 斯かる愚民には 均したプロパガンダ 罰してばっかの偏執レッテル 「メセナはノータリンだ」 抱いた免罪符は くだらん空理空論 人体贋造 Suitの道化は夢を見るのか? 信仰心の乖離 覆うアクチュアリティ 賽はさながら透徹した眼で 罪悪のない救済のイド 最初で最期の幸福さえも捨てたんだ スーサイドパレヱド 生と死の乱聲 恐れを知らないその眼を射よう わかっていたんだ全部夢だって You're a liar 饒舌にスウィンドル 鬼面を被った少年は 自分の顔さえ忘れ 銃を向ける maliceに満ちた怪物になって 半狂乱叫喚の行進さ スーサイドパレヱド 共鳴 宣教 絶唱 神を呪う 言葉になれ 笑ってくれよ全部夢だって 愛の亡い脳内の奥でblackout スーサイドパレヱド 今日死んだっていいって いつだってそう思ってた きみに触れて 心が芽生えて 生きていたいと願ってしまったんだ 嗚呼、 それが悪夢の始まりだった |
| 対象xユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 例えば一つだけ願いが叶うのならば こんなちゃちな人生 今すぐに楽にしてほしい 纏わりつく歌が耳鳴りのように蝕む 「綺麗事ばかりじゃ生きていけない」と棄てたんだろう 間違いと知るには正解が少なすぎた 羅針が示すまま ふらふらと歩いて挫いて 不条理に刺されて 溢れ出す嘘が浸みて 「美しくありたい」だとか醜い感情が芽生えた 噤んだ言葉の意図を問えど 目を逸らす愚かな僕だ ねえ、教えて このまま生きていいの? 答えてよ 心さえ失くした灰と化した命だ もう愛してるとか大嫌いとかいらない 「昏い」「Cry」「喰らい」 藻掻くガラクタの戯れ言を聞いてくれ 生まれ落ちてからどうしてまだ泣いてる? 理想も夢も掃いて捨てろ もういいよ 何者にもなれないこんな僕を その目に映し 灼きつけて 所詮、人は愚陋 左見右見の風見鶏だ 隣の手に釣られ手を挙げる 群れなすマジョリティ 徒疎かな意志 同じように数えないで 「あいつらとは違う」なんて荒唐無稽な譫言 悉に斜陽へ落ちたここじゃあ くだらないやつだけ笑う なあ、そうだろ 正解なんて無いと気付いてる 心さえ失くした灰と化した命だ もう愛してるとか大嫌いとかいらない 「不快」「深い」「腐海」 指を咥えながらそこで見ていればいい 終わらない世界など決してないんだと知っている 消えない言葉がないことなら知っている 「泣いてなんてない」 救いのない嘘を誰かに否定してほしいんだよ 正しさも間違いもすべて受け入れ生きられるの? 不確かな『対象x』 今は縋るように歩くだけ また昨日と同じ今日を明日も生きて まあこんなもんだろう 僕は君になれない 生きる理由なんてないけれど 死ぬ理由もないだろう 心さえ失くした灰と化した命だ もう愛してるとか大嫌いとかいらない 「昏い」「Cry」「喰らい」 藻掻くガラクタの戯れ言を聞いてくれ 生まれ落ちてからどうしてまだ泣いてる? 理想も夢も掃いて捨てろ もういいよ 何者にもなれないこんな僕を その目に映し 灼きつけて 閉ざしても消えない歌を |
| ツクヨミステップユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 有耶無耶な夢は不意に覚めて 目眩く夜と 過去がコネクト あちらこちらへ 低徊 往来 また振り出しと 賽の目が笑うの 愚者は雨夜の月に祈って 徒花に実は生らぬと気付く 盲亀の浮木 浅慮を嘆く 万策尽きたリアリズム 救いなど待っていたって 既に身は絶え絶えだって 未練などもう一切ない どこにも行けない僕を誰か連れ去って ほら たったらったらったった 月読命の夜に STEP STEP 憧憬は裏の裏 待ってなんてらんないな 尽きるまで往く 情動も上々で ほら たったらったらったった 空蝉の世に TRIP TRIP 境界を駆け抜ける 舞ってもっと大仰な音を立て 足掻いてこうぜ最後まで 掌で踊る 神様が笑う 詩を詠めども声は霞んで 口を噤めば伝えられんな 走り続けりゃ壁に当たって 羽を閉じれば落ちるだけ 答えなどきっと無くって 今だけが本当だって 希望などもう一切ない なんにもできない僕を誰か連れ去って ほら たったらったらったった 月読命の夜に STEP STEP 憧憬は裏の裏 待ってなんてらんないな 尽きるまで往く 情動も上々で ほら たったらったらったった 空蝉の世に TRIP TRIP 境界を駆け抜ける 舞ってもっと大仰な音を立て 足掻いてこうぜ最後まで 掌で踊る 神様が笑う |
| 人間らしいユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | そう、人の形なれど 何にもなれないや厭厭 ざまあご覧遊ばせ どうだい 頽廃した今に泣いた理想論者 あーだこーだでシミュラクラ 生命の定理は曖昧だ てめえの情にも辟易で 救える脳など無い無い無い 尽いた謬錯な感情が ぐるぐるぐるぐる縒り合って 愛されたくて狂ったりなんかして それは―― 「人間らしい」なんて君が笑う 拝啓 愛を吐いて 死を抱いて ドクドクドクと脈打つ欲にトドメを刺すんだ 嗚呼 「人間らしく」なんてBye Bye Bye Lie 無い Eye であたしを抱いて カラカラカラに涸れ 空になる心を満たして 醜いその腹の内を抉って さあ引き摺り出せ どす黒くてドロドロな本性を見せてよ どうも、皆さんお疲れさん 今世はここまで また来世 ねえ、待って! それじゃあおかしくない? 人生がそれで決まっちゃうの? いっせーのーで脚が浮いて ゆらゆらゆらゆら宙ぶらりん 最低最高 こんな世界なんて さらば 「人間らしい」なんてあざけ嗤う 足んない愛を求めて浪浪 地獄にだって天国にだって どこにもソレは無い? あー馬鹿馬鹿しい 薄っぺらな生涯 もう死なないと治らない容態 毒 毒 毒と交じり混ざった 不幸せの味はいかが? 嗚呼 この世界は 要らないものがあまりに多すぎる ほら 何もかもを 棄ててしまおう それじゃあ、お先に 人間らしい在り方を問う 右に倣い 上っ面を飾る 見て呉れだけのお前のことが死ぬほど嫌いだ 嗚呼 爛々々と命が咲いて 天誅待って 杳として迷妄 はらはらはら落ちる花に憂いで それは―― 「人間らしい」なんて君が笑う 拝啓 愛を吐いて 死を抱いて ドクドクドクと脈打つ欲にトドメを刺すんだ 嗚呼 「人間らしく」なんてBye Bye Bye Lie 無い Eye であたしを抱いて カラカラカラに涸れ 空になる心を満たして 醜いその腹の内を抉って さあ引き摺り出せ どす黒くてドロドロな本性を見せてよ 眉目良いその面の皮を剥がして さあ曝け出して 有るが儘 生きる 君の姿は甚く人間らしい |
| ネクロポリスユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 何処かに落っことしたの 其れって何だったっけな 最初から何にも持ってない いつまで経っても解んない 如何してこんなんなんだろう まあ、だって違って生まれた ねえ、待って! それっておかしくない? 人生がそれで決まるの? この街が捨てた倫理の形など誰も忘れたんだ 息も脈も騙し騙しだ 蹲った僕はしどろもどろ 華やいで廃れて 芽吹いては枯れて 積み上げられた ネクロポリス 狂ってしまえよ 馬鹿になり舞えよ 意のまま踊れ マキャヴェリズム 間違った正しさの前にひれ伏して流されて どうだいその半生の現評価は 願望・理想 ちょっぴりでも叶ったかい まあまあ、まだ現状じゃあ不明瞭 大体こんなもんだって思ったら終わってんだ 華やいで廃れて 芽吹いては枯れて 積み上げられた ネクロポリス 狂ってしまえよ 馬鹿になり舞えよ 意のまま踊れ マキャヴェリズム 間違った正しさの前にひれ伏して流されて 嗚呼 また 見えた希望に手を伸ばす 誰かを蹴落として 欲しい物も 手に入れた途端 ガラクタと化した どれもこれも 華やいで廃れて 芽吹いては枯れて 積み上げられた ネクロポリス 狂ってしまえよ 馬鹿になり舞えよ 意のまま踊れ マキャヴェリズム 夢見て破れて 全て均されて 忘れて生きて 死にゆくだけ? 足掻いてみせろよ 笑えよ痴れ者 憚らずいけ ケセラリズム 望んで生まれたんじゃないさ 死に方は選ばせてよ それが正解じゃなくても |
| 花に雨を、君に歌をユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 夜明けに眠る日々はいつからだろう 窓の向こう 深い雨の音と混ざるリズム 傷も過ちも死も夢も今も この醜い人生も娯楽、と詩にしたんだ 五線譜の上に落とした日々も 書き留めた言葉すらも棄てたんだよ だけど違う こんな景色はまるで 色のない世界だ ほら花に雨を そして君に歌を どうか このまま命が終わるまで 何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って それで何かが変わる気がしたんだ 音楽で世界を救うなんて無理だけど 夢に、愛に、神様になにが救える? いつだって歌を灯せばそこに僕がいる そうだった ただそれだけで 僕は救われていたんだ 生きる残り時間とか 賞味期限とか 明日の予報 白紙の手紙も どうでもいいや ノートに書き殴る詞も いつもそうだ 正しいとか わかりゃしないまま 歌にしたんだ まどかな月の夜に奏でし言葉と 甲斐無い心臓の鼓動で踊ろう 人らしく生きて 然うしてくたばる それで満たされるの? ほら花に雨を そして君に歌を どうか このまま命が終わるまで 何度 生きてみたって 同じ道を辿って 僕はまだ見ぬ明日に夢見てしまうんだろう 自分を騙し大人になるなら一生僕は子供でいい でも時には歩みを止めて少し泣いてもいいかな ほら花に雨を そして君に歌を どうか このまま命が終わるまで 何度 傷を抉って 消えぬ過去を呪って それで何かが変わる気がしたんだ いま夜に明けを その心に愛を そうだ 人はそうして生きていくんだ 紡いだ言葉も 奏でる旋律も 何もかも伝えるには足りないよな 音楽で世界を救うなんて 馬鹿みたいな夢に夢見ていたのはどこのどいつだ 運命も明日も終わりも僕らは知らない もういっそ 壊れるくらい命を奏で唄う 花に雨を 君に歌を 褪せた夢に僕らの色をつけよう |
| ユエニユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 何を描いて唄っても滿たせない 故に夢見ちゃうのも仕方ないじゃない? 何年經っても變わらないものを 求め續け腐っていきゃいいさ! 粗末な濫作 見飽きたもう既に 似たような顏して見分けられないわ 無價値な問いだの不埒な解だとか 哀だの戀だのホントくだらないわ 生産性など無い程に 缺いた知能 馬鹿の物言い 飽いてしまった其の頃に 大抵臍を噛む 其れは愛や金でも滿たせない 故に謂う世迷い言 仕方ないじゃない? 彼奴も此奴も許せない ならばあたしが消えりゃ問題ない あんたの中身も視てみたい けれど見ぬ物淸しだとか云うじゃない? 明日に期待などしちゃいない なのにあたしは今もこうして歌ってんだ? どうせ死ぬんだし意味が無いんだよ こんな言葉も消えていく 不遇を託っても意味が無いんだよ ああ、醜い心を消して 曠古の伎倆、才能が慾しい なんて愚陋 夢幻 空中樓閣に等しい理想に縋っている なぜに何遍説いてもわからない? それに言うに事缺く 馬鹿みたいじゃない? 何者にも成り得ない者に 生きる理由をくれてやる こんな言葉じゃ救えない! 故に謂う世迷い言 仕方ないじゃない? 御爲倒しじゃ騙せない! 故にあたしは今もこうして歌ってる 夢の一つくらい持たせて呉れないか? |
| だれかの心臓になれたなら (ゆぺくん☆★ cover)ゆぺくん☆★ | ゆぺくん☆★ | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 「こんな世界」と嘆くだれかの 生きる理由になれるでしょうか これは僕が いま君に贈る 最初で最期の愛の言葉だ 街も人も歪み出した 化け物だと気付いたんだ 欲動に巣食った愚かさも 全てがこの目に映る シアトリカルに手の上で誰も彼も踊らされる 生まれた意味だって知らぬまま 形骸化した夢は錆びついてしまった 「愛をください」 きっとだれもがそう願った 「愛をください」 そっと震えた手を取って 「愛をください」 心を抉る 醜いくらいに美しい愛を 「こんな世界」と嘆くだれかの 生きる理由になれるでしょうか いつか終わると気付いた日から 死へと秒を読む心臓だ ねえ このまま雨に溺れて 藍に融けたって構わないから どうか どうか またあの日のように 傘を差し出し笑ってみせてよ もしも夢が覚めなければ姿を変えずにいられた? 解けた指から消える温度 血を廻らせるのはだれの思い出? 雨に濡れた廃線 煤けた病棟 並んだ送電塔 夕暮れのバス停 止まったままの観覧車 机に咲く花 君の声も 何もかも最初から無かったみたい 死にたい僕は今日も息をして 生きたい君は明日を見失って なのに どうして悲しいのだろう いずれ死するのが人間だ 永遠なんてないけど 思い通りの日々じゃないけど 脆く弱い糸に繋がれた 次の夜明けがまた訪れる どんな世界も君がいるなら 生きていたいって思えたんだよ 僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ いつしか君がくれたように 僕も、 だれかの心臓になれたなら |
| イフMORE MORE JUMP! | MORE MORE JUMP! | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | 月詠み | 生まれた意味も 死ねない理由も いつかは見つけられるかな 雨が降る予報の日に 傘を持たずに歩いていく 不確かに期待してる 当てもなく晴れを信じてる そうだった 何度だって焦がれた 「きっと」なんて願った 走れば月にも近づけるんだって 信じてる だって誰も明日を知らないでしょ 僕の人生の前にあるifとlie どこに至っても たらればを問う できりゃ後悔のない現実[リアル]に生きていたい なんて吐いて馬鹿みたい 終わらないストーリーなんて まあ詰まらない 「永遠」には来ない夜明けが見たい 君とこんな想いを 高鳴る思いを 幾つ感じていくだろう 気休めな言葉とか ありふれた希望めいた詩 なんでも消費される ひたすらに生きた証を形にさせてくれよ 美しい嘘も汚れた真実も これも人の在り方だと、全てを許せたら どうだろな いっそ最初からなら もっとずっと今を 愛だの夢だの満たせられるかもな でもその道に君はいないかもしれない 僕の人生の前にあるifとlie どこに至っても たらればを問う できりゃ後悔のない現実[リアル]に生きていたい なんて吐いて馬鹿みたい 僕の人生の前にあるifとlie どこにだってない 何かになりたい 道に正解はない でも間違いもない もう一つ生きれたら 歌じゃ人生も何もきっと救えない でも君の為に歌いたい 何回、何千回だって奏でど褪せない 夢をもっと歌いたい 生まれた意味も 死ねない理由も 未だにわからないけど この命に価値がないとしても 世界は美しいんだから 生きていこう |
| 名前のない感情町田ちま | 町田ちま | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | 兼松衆 | 人生の終わりに 何を思うかな 後悔か愛か それか覚めない夢か まだ見ぬ明日に 何を願うかな 確かな理想を ほら描いてよ 本当のことなんて悲しいだけだけど 嘘を吐く方がもっと辛いでしょ 正解を問う度 息を詰まらせた 追いつけないまま 脚は止まっていた 昨日よりも 今日よりも 明日を選んだなら どうかあなたの世界の絵に そっとわたしの色を乗せて 今日も数えきれない夢に ちょっと足が竦む 願うのなら望むのなら 共に夜明けを描きましょう 溢れ出した名前のない感情を 誰も止められやしない 純然な心で筆を走らせて どこにもないような何かを求めた いつからこうなったっけ 傍目を振らずに夢を見ていたでしょう? 言葉にするのはそりゃ簡単だけど 大人になるにはもう邪魔だ 溜息つき始めた こんな夜に あの日のわたしなら何を描く? 嗚呼 迷い続けたまま 心のまま 赴くまま 心象を どうかその手で描いてみて そっとあなたの色を乗せて どんなものでも今はほら もう白紙じゃない 願うのなら望むのなら 共に夜明けを描きましょう 未だ見えない答えのない人生も 何も恐れはしない あなたがいるのならば |
| 花喰みファントムシータ | ファントムシータ | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | Love me, Love my life Down, down, down Deep under To Wonderland? 目、目、目、しがらむ品定めと人目 まだ絡まった身体が腐るまで 粧して化かし合い 着飾り瞞し合い 見な厭味や僻みは痛み無し 切って貼って巻いて剥がれて 傷んで這っている 只々たらたら 駄駄羅な暮らしじゃ 満たせない 足りない Ye i'll be flower so, m-m-m-mimesis 綺麗な嘘で飾らせて I'll be flower so, m-m-m-mimesis 生きているって感じさせて Ye i'll be flower so, m-m-m-mimesis 美しく散りたい Love-hate Love me, Love my life 媚び売りの行動 売らん哉堂々と 反吐が出る程その目が憎い 「本心が欲しい?」「いや心痛は承知?」 作り物より綺麗な物は無い? ああ、許せない 許せない どれもこれも全部さぁ 許せない“許せないあたし”が ああ、見ないで 見つけて 理解されたいんじゃない 暴いて 暴いて 心の裏の裏も 可哀想じゃない 愛せる形とか理想が少し違うだけ 分かんないかなぁ 『あれより』じゃなくて 『あたしだけ』がいい Ye i'll be flower so, m-m-m-mimesis 綺麗な嘘で騙されて? I'll be flower so, m-m-m-mimesis 生きていいって感じさせて Ye i'll be flower so, m-m-m-mimesis 嘘で構わない なんて嘘だから! Love-hate Love me, Love my lie Down, down, down Deep under To Wonderland? Underground |
| カンターレニイカ(菱川花菜) | ニイカ(菱川花菜) | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン、廣澤優也 | 願いを込めて この胸を射止めて もっともっと求めて どこか余裕ない街のリズムに つられてちょっと狂っちゃって 苦しくなって吸って吐いたって目が眩む ねえ 色めく脳内 いつか出逢った 一目で全部わかったんだ 切ってもずっとリンクし合っている どうしたって愛と他意がこんがらがってさ でもね絶対的な感情だけはあなたを向いてんの あーさまよってやっとついた今日のあたしを 明日もきっと見つけ出してよ? 願いを込めて この胸を射止めて 望んだ未来をあげる 息を止めて いつの日か目覚めて 本当の嘘のこの世を 終わるまであなたと 存外な乱れた雨中 待っていたって警報級 一寸先が闇だって 大抵どうにかなるって 心を奪った日から夢中 ぐっと上がった心拍数 偶然なんかじゃなくって 運命だって言っていいの どうも間違いと解がとっ散らかってさ でもね見えるものが全部本当とか思っちゃいないでしょ ねえ 過去なんてなくたって何も変わらず 明日はやって来るものでしょ 今からが始まり 時間を止めて まだ夢を見させていて 息を止めてしまうほどに見惚れて もっともっと求めて 願いを込めて この胸を射止めて 望んだ未来をあげる 「愛を込めて」 なんて一人囀って 永遠はないけれど 今を生きていこう もしも目が覚めて全部が嘘でも ほらね 絶対的な感情だけはあなたを向いてんの 忘れないで 『今日』はもう二度とないことを 残りの人生の最初の日になる これからのことを |
| 不可視常闇トワ | 常闇トワ | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | 廣澤優也 | I beg you ねえ聞いて 本当の言葉を 生きている鼓動を 痛みながら ただ消えぬように まだ息をしたい理由があるの 幸せだけを選んでいたって 先は見えない 過ぎ去った今を仕方ないなんて消せればいいけど 嘘で宥められる夢じゃない I beg you ねえ聞いて 本当の言葉を 生きている鼓動を 闇に迷うのは 一つじゃない道があるから 駆けて求めて また傷が増えて 全て捨て去れば痛みなどない でも立ち尽くすだけじゃ見られない 明日があるの 満ち足りた日とか、いつか訪れると思っていた 誰も同じと 一人言い訳しては目を逸らした 喉に閊えた言葉 呑み込んでしまった 本当のことも隠したら嘘だ 声を殺した 心を粧した 継ぎ接ぎの姿 生きていると言えるだろうか だから 裏の裏に気付いてよ 得れば失って 恐れては絶えて 枯れてしまうけど 転ばぬより 傷が増えても 前に進んだんじゃない? I beg you ねえ聞いて 本当の言葉を 生きている鼓動を どうかどうか その目に映して また夢を見よう 私も怖いけど 君がいれば、 |
| 空ノ空ときのそら | ときのそら | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | 月詠み・廣澤優也(HANO) | 粧した言の葉で 誤魔化せる傷ならもう癒えている 有り体に心まで 響かせる何かを探している 酸素を奪い合う群衆と 洋灰の地を這う 空の空に落ちて 処世の才に餓えた僕を咲ってくれよ 闇い闇に落ちて 無い未来に嘆いた君に何を贈ろう? この心臓だって僕の意思で動いちゃいない 変えられるだなんて大層な期待しない 「答えはない」のが答えなのはわかる だのに今も求めるのは何故? 高層ビル 排気ガス 渋滞 交差する人と欲望 貧相なストーリー 淘汰 もういっそ梃入れしよう 構想とは違うが 下んないハッピーエンドよりマシか ああでもなくてこうでもなくて って段々狂ってきている あー、少しだけ黙っていて 空の空に落ちて 本当の解に気付けないままに 生きてやしないか? 夢の夢に落ちて 劣等故に抗う無象だ もがく程溺れるのに 本心じゃ希望は捨てちゃいない でも現実って怪物が視てる 見せてしまえば一斉に囲まれて 気付きゃもう胃袋の中 空の空に落ちて 処世の才に餓えた僕を咲ってくれよ 歌を歌って take me down 解を疑って 迷いながらでいい 転がって行こうか もういい 全部ウソってネタばらしの札を出せ これすらもうきっと誰かの手の上だ 嘘じゃないだなんて嘘を吐いたことも 美しいと思えるんだ 空の空を埋めるなら |
| スーサイドパレヱドTOUYU | TOUYU | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 這い出た先の泥黎中心街で 延命ばっかのそんなCRUDじゃあ 愛も買えないな 文明はデフォルメ化 宗教性に呑まれ 空を食らう幽霊塔から彼女は見ている ノイズ混じりの警報が啼きだす 戒厳令の夜に生命論は歪む Damsel In Distressはいない 「もういいかい?」 嗚呼―― 詠唱崩壊 劣等人間 「さよならだ」 スーサイドパレヱド 共鳴 宣教 絶唱 神を呪う 言葉になれ 笑ってくれよ全部夢だって 愛の亡い脳内の奥でblackout 奇っ怪な世界だ 狂乱 淵叢 濫觴 ライヒェの雑踏 通りゃんせ ルベル色の数を競って Mege故に夢見妄信SHOW 甲斐無い心臓を差し出し きみを救い出せるすべを手に入れても 嗚呼 こんな醜い姿を誰が愛してくれる? 斯かる愚民には 均したプロパガンダ 罰してばっかの偏執レッテル 「メセナはノータリンだ」 抱いた免罪符は くだらん空理空論 人体贋造 Suitの道化は夢を見るのか? 信仰心の乖離 覆うアクチュアリティ 賽はさながら透徹した眼で 罪悪のない救済のイド 最初で最期の幸福さえも捨てたんだ スーサイドパレヱド 生と死の乱聲 恐れを知らないその眼を射よう わかっていたんだ全部夢だって You're a liar 饒舌にスウィンドル 鬼面を被った少年は 自分の顔さえ忘れ 銃を向ける maliceに満ちた怪物になって 半狂乱叫喚の行進さ スーサイドパレヱド 共鳴 宣教 絶唱 神を呪う 言葉になれ 笑ってくれよ全部夢だって 愛の亡い脳内の奥でblackout スーサイドパレヱド 今日死んだっていいって いつだってそう思ってた きみに触れて 心が芽生えて 生きていたいと願ってしまったんだ 嗚呼、 それが悪夢の始まりだった |
| 秋うらら月詠み | 月詠み | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン、廣澤優也 | 色めいて秋うらら 別れが近づいて 花やいで晴れ霰(あられ) まだ僅か繋がるその葉に触れて 落ちて 秋の夜長 月の下 独り 誰かのことを考えた 見上げた ひび割れた空 ぽつり 枝の隙から頬に触れた 取るに足らない そう何気ない日々のどこかで 近づいた終わりが見えて 心は形を変えて いつだって何かが足りないの ねえ この手を取って連れ去ってみてよ 色めいて秋うらら 憶(おも)うまま募り紅色に染み凩(こがらし)が攫(さら)う どうか叶うなら 褪せぬまま 繋いだまま離れずいられたら 色めいて秋うらら 枯れる花はらり 仕方ないって言って でもね、悲しいな どうせ散るのなら 望むまま 描いたまま 醜くも生きよう 冬の気配を帯びた風吹いて 少し君が遠く見える 進むのを躊躇うのは 今が変わることを恐れるから ほら別れの時が近づくほど 色づいて美しくなるものよ 昨日も今日も明日も全部 いつか来たる終わりを彩る 皆老いて枯れるから それでもね 怖いや また置いてかれるなら 今すぐに迎えに来て空風(からかぜ)よ 色めいて秋うらら 憶(おも)うまま募り紅色に染み凩(こがらし)が攫う 冱(さ)えて枯れる葉が散ることも 世界の一部だと思えるの 花やいで春うらら 生きてまた見たい 明日より遠い 届かない距離 どうせ散るのなら 今だけはまだ美しくなくていい 生きたい |
| アメイセンソウ月詠み | 月詠み | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | ぱらっぱ ぱらっぱ ぱらっぱ ぱらっぱ 夙に捨てた花めく絵空事 散々な過去と褪せた未来ごと 手癖のコード 詩を書く B5 ノート 夢も希望も嘘だらけだ もう曖昧な予測じゃなくて確かな答えを頂戴な 晴れそうな兆しに期待して馬鹿を見るのが世の常だ 明日も レイニーレイニー 止まないで 泣いてなんてない だとか嘘を、傘を差し隠した レイニーレイニー 翳りの無い未来に夢見ては 不意の雨が falling もういいわ 曇って晴れて また降り出す雨 街に群れた花達に紛れた 私だけは咲かせないままで 頬に触れた冷たさを拭えず濡れない場所を探してる もう迷妄な夢想じゃなくて確かな現実を見なさいな 荒れそうな兆しに思案して しとど打たれた上に降る さめざめと 明日も レイニーレイニー 止まないで 泣いてなんてない だとか嘘を、傘を差し隠した レイニーレイニー 翳りの無い未来に夢見ては 不意の雨が falling もういいわ ああ 気付いてた わかってた 神様なんかいない なあ詰ってくれよ最低って 醜くたって咲いていいって どうすりゃ心は晴れる? レイニーレイニー 止まないで 泣いてなんてない だとか嘘を、傘を差し隠した レイニーレイニー いつも晴れに憂い 逃げ出せずに 何も出来ずに 明日も レイニーレイニー 溶けていって自由に宙に舞いたいとか 無意味なイメージ 懲り懲りだ レイニーレイニー 掻き消して maybe 例に無い空と雨上がりの七色で 悔んで逃げて また降り出す雨 今は晴れないで |
生きるよすが 月詠み | 月詠み | ユリイ・カノン | ユリイ・カノン | | 夜の藍に咲いて満ちていけ 生きるよすが 傷も嘘も痛みも詩になれ 夢を、愛を書いて何を救えますか 憂う空を染める光になれ この世にありふれた幸福の形 それじゃ空いた穴は埋められない 嘘つきなんだ僕は 生きているだとか この機械みたいな心でさ 出来ない 解らない 変わらない 言葉達は無価値な音色と化す 満たされない 叶わない こんな歌じゃ ああ だれの心も照らせない 夜の哀を裂いて薙いでいけ 生きるよすが 間違いも答えも今日も未来も詩になれ 奏でたこの声が いま聴こえますか 愚かな僕の馬鹿げた叫びを どうか こんな命に 明日を生きる理由をくれよ どうか 僕を見つけて 慥かに在る真昼の月を 言葉を飲み込んだ喉が疼いた 胸に痞える これは何か 心を呑み込んだ闇を仰いだ 差した茜に 手を伸ばす 全てがそりゃ報われるものじゃない 時間も金も無駄になるかもな いつかは過去に消えていく それでも僕が歌うのはここに生まれたから 正しいだけじゃ救えないものもある 泣かないことが強さだってんなら 僕は弱いままでいい 夜の哀を裂いて薙いでいけ 生きるよすが 間違いも答えも今日も未来も詩になれ わからない 才も人生もわかるものか 嘘だらけでも それでも、 生きろ 愛も何も無くたって明ける夜だ 生まれた理由なんて後付けだっていい 死にゆく様を それを美と呼ぶな 散る為に咲く花なんて無いだろ 醜い程に美しいものを 欠けた心を埋めてくれよ どんな歌で どんな言葉で 昏い夜のよすがになれる? 神様に願うのは ただ一つだけ |