日曜日の午後スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | 今日 母親がかってきた 赤くて大きなブラインドは 午後の日射しをさえぎって 部屋中を赤くぬりつぶした 誰もそんなこと望んでるわけじゃないのに… 赤い 赤い 流れる血より赤い となりの部屋でねむっている 父親をおこしにいくけれど 雨戸が全部しまっていて どこにいるのかもわからない ぼくのかわりに誰かがおこせばいいのに… くらい くらい 夜のヤミよりくらい ぼくらはいつか気付いてしまう キズつけあってこわれてしまう 何もない 日曜日の午後 それはぼくの思い過ごし わるいことばかり思いつく いつもの 日曜日の午後 ほんのささいな問題で ふさぎこむのはもう沢山だ いつかは消えてしまうこと しぬまでついてまわること いつもカバンがおもくて うでがしびれてしまう… とおい とおい 見えないくらとおい ぼくらはいつか気付いてしまう キズつけあってこわれてしまう 何もない 日曜日の午後 それはぼくの思い過ごし わるいことばかり思いつく いつもの 日曜日の午後 |
ストーリースガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | Uh baby No no… とりあえずそーゆーふうに笑っているのは どうしたらいいかさえ もうわかっていないから ねえ こんな適当な 生臭いキスに どんなやさしさを感じればいいの Uh… 想像していたよりも 実はずっとはやく ぼくたちの空気はひどくサビついて つないでいたつもりの 心の糸は もうほどけないくらい からまってちぎれそう 君の中で ぼくの中で かわらないものを ひとつずつ…ひとつだけ ぼくは夜明けを待っていて 君は孤独を抱いていて ぼくたちは出会い 二人で夜をこえた 安全と冒険で君はどっちへ行く? 退屈と充実で君はどっちをとる? そんなにかんたんに えらべるくらいなら なんの迷いもなく 幸せになれるか… 君がぼくに ぼくが君に 求めてきたものを ひとつずつ…ひとつだけ そしてぼくらは立っている 同じ世界に立っている かわっていく心 かわらない願い Hey hey! 君がぼくに ぼくが君に 求めてきたものを ひとつずつ…ひとつだけ そしてぼくらは立っている 同じ世界に立っている かわっていく 心かわらない願い まだ見ぬ明日へ 今その先のストーリーへ どこまでもつづく ぼくたちは進む Uh… fu baby Tulu tutu… No no no no hey Nana nana… Tulu tutu… Nana nana tulutu tulutu na hey! mm… |
愛についてスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | ただひとつ 木枯しにこごえる日には かじかんだ手を 温めてほしい なにひとつ 確かに見えなくても おびえる事は 何もないから ぼくらが もう少し 愛についてうまく 話せる時がきたら くらしていこう すばらしく すばらしく 毎日が過ぎて 悲しみに出会う時は 涙を流そう 夜がきて あたたかいスープを飲もう 明日も きっと また寒いから Oh baby ぼくは君に 話しかけてる あの日のように いつものように ぼくらが もう少し 愛についてうまく 話せる時がきたら くらしていこう すばらしく すばらしく 毎日が過ぎて 悲しみに出会う時は 涙を流そう |
ひとりごとスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | 東向きのマドの カーテンが風におよいだ 部屋の中の空気は あいかわらずじっとしている 今日はうまくねむれなくて 君の声を思いだした ぼくは君の前で せいいっぱい虚勢をはった 君はただ少しだけ うなずいてそっぽをむいた ふんづけたスニーカーと デタラメなビートにのって “ぼくはいつでもそばにいるよ”おざなりなことをいっている “明日からぼくはちゃんとするよ”何ひとつできやしないのに しないのに… うまくいくと思って いつも悲しみが残った 気付かないフリをして とりあえず前だけむいた 大きすぎるジーンズと くたびれたプライドをはいて “あと少しがんばってみるよ”どうもなんないと思うけど “きっと明日いいことあるよ”ほんとうにあったらいいけど いいけど… “ぼくはいつでもそばにいるよ”おざなりなことをいっている “明日からぼくはちゃんとするよ”何ひとつできやしないのに しないのに… |
たいくつ/ゆううつスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | ねむっている間に そっと ぬるい空気がまいおりてきて その一週間 雨がつづいた うっとおしくて ずっと部屋にいた 舌の短い女がキスしてきて ますます ゆううつになった 誕生日も 雨がふった バースデイ ケーキを つくってきた女の ストッキングにドロがはねて 虫がわいているみたいになった ぼくは体を求めるふりをして すぐ脱がせて やぶいてすてた 明日の朝なら空は かわいているのでしょうか 風に抱かれてぼくは 青空をとべるでしょうか 今日 新しい女がぼくに“退屈だ”って せがんできて ふたりで透明のカサを買った 塩化ビニールのニオイがした 昔どこかで 何度もかいだニオイ 新しいだけのニオイ 空からおちた水は どこへいくのでしょうか 緑の森の下で かくれているのでしょうか 明日の朝なら空は かわいているのでしょうか 風に抱かれてぼくは 青空をとべるでしょうか 夏の夜空に星は かがやいてみえるでしょうか 星をあつめてぼくは 自由にとべるでしょうか |
リンゴ・ジューススガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | カバンの中を見せてくれよ ぼくだけにそっと見せてくれよ リンゴ畑に続く道で 二人きりの時見せてくれよ 邪魔しない 大丈夫だよ 何も心配ない こんな小さなフルーツ切るナイフ 今時だれも脅せないよ 君の言う話がマジメなら 皮を剥ぐような本物がいい でもきっと 大丈夫だよ 君に必要ない Please Make It Baby そのナイフで リンゴジュースをつくろう Please Make It Baby 君のナイフで リンゴジュースをつくろう それをふりかざすのは あまりにもノーフューチャーだ 誰かがまた君のことで 噂話をしてるみたいだ ほんとのことかどうか君が その耳で確かめたらいい でもきっと それだけだよ 何もできやしない Please Make It Baby そのナイフで リンゴジュースをつくろう Please Make It Baby 君のナイフで リンゴジュースをつくろう ぼくらのこと今でも そんなにも許せないかい |
Happy Birthdayスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | うまく話ができなくて 本当は すまないと思ってる しばらく 悩んでもみたけど そのうち 疲れて眠ってる 週末のこの街の空気は 人いきれでむせかえり 深くため息をついたら 街頭スピーカーに 消された それらしい言葉を ならべても 伝わることなど はじめからない にぎやかな この街の空に おもいきり はりあげた声は ぼくに 優しくしてくれた あの人への Happy Birthday 何か小さなトラブルで 人だかりにのみこまれ 誰かの つまらないジョークに ほんの少しだけ笑った いつか この街のどこかで 君と偶然出会っても 何を話したらいいのか いまでも よくわからない ひとつずつ こわれてゆく世界で 流した涙に なんの意味がある にぎやかな この街の空に おもいきり はりあげた声は どこか遠くの街にいる あの人への Happy Birthday Uh… にぎやかな この街の空に おもいきり はりあげた声は ぼくに 優しくしてくれた あの人への Happy Birthday |
このところ ちょっとスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | しばらくごぶさたしていますが いかがお過ごしでしょうか あいにくぼくも忙しくて 休みもほとんどなくて みんなでたまには集まって いつもの店にいって そのあとカラオケ・ボックスで かわらずあの曲ですか (Sunday, Monday) 毎日はどーですか (Tuesday, Wednesday) おかわりはないですか ラララ…このところちょっと連絡もないし やな予感がするんだ… 手紙にかくのも何ですが ずっと前かした2万円 本当にいつでもいいんですが 忘れているかと思って (Thursday, Friday) 最近はどーですか (Saturday, Everyday) 書留でもけっこうです ラララ…このところちょっと電話もこないし ぼくのこと まさか (Sunday, Monday) ごきげんはどーですか (Tuesday, Wednesday) お返事をまっています ラララ…このところちょっと 返事もこないし もしかしてぼくだけ… ラララ…このところちょっと やな予感がするんだ… |
バクダン・ジュース(生タイプ)スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | 今さっきまでキッチンで くすぶっていた問題は この強力なPoisonで 洗い流してしまった 最近ぼくらのいくつかの問題は こんなふうに解決してしまう 今朝ちょっとまだ玄関に においだけ残っていて 部屋中汚染しないように ひとビン全て使ってきた 最近どこでも 比較的かんたんに 手に入るそうだし…。 バクダン・ジュース とかしてよ ぼくのまわりの 全ての不都合を バクダン・ジュース このままじゃもっとくさってくよ…。 最近ぼくらのいくつかの問題は こんなふうに解決してしまう バクダン・ジュース つまらない 日々のタメ息を 今すぐつぶしてよ バクダン・ジュース このままじゃもっとふえてくよ…。 バクダン・ジュース とかしてよ ぼくのまわりの 全ての不都合を バクダン・ジュース このままじゃもっとくさってくよ…。 |
お別れにむけてスガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | スガシカオ | | 夕焼けの空地で 泣いているのは 遠い日のぼくの 記憶 “一人にしないでね”大声で君を呼ぶ あれからぼくらは 時をかさねて 君だけ不自由を 背負う “たまには会おうよ”電話ではいったけど 新しい世界は どんなふうに 君をむかえたかな そこから ぼくが見えるかな うわついた奴らの 正義のせいで たいした別れもできず “なまいきでごめんね”大人になりきれなくて 家族の間じゃ そんな話題も 今は口にさえしない “あのことはもういいよ”よくないと思うけど 君はどう…? やさしく笑えるの… ぼくにはできないから そこから 上手にしかってよ 新しい世界は どんなふうに 君をむかえたかな そこから ぼくが見えるかな 10月のかわいた空気の中で ぼくらの思い出はとまる “お別れにむけて…” |