意気地なしサザンクロス | サザンクロス | 高畠じゅん子 | 中川博之 | | あなたとならば 血のでるような 苦労も覚悟の 上でした わたしからあなたを とるのなら いっそ死ねといわれた 方がいい 別れるなんて 言わないで バカ! 馬鹿! あなたほんとに 意気地なし あなたのそばに いられるだけで ほかには何にも 欲しくない 置き去りにしないで 行かないで そうよ強い その手で その腕で つかまえていて 欲しいのに バカ! 馬鹿! あなたほんとに 意気地なし 片時も惜しまず つくすのよ そうよ陰に日向(ひなた)に なりながら 下僕(しもべ)となって 耐えるのに バカ! 馬鹿! あなたほんとに 意気地なし |
前橋ブルースサザンクロス | サザンクロス | 星野哲郎 | 中川博之 | | よく似た人だと いうだけで あげたくなるのよ 心まで 好いたふりして あげるから 惚れたふりして 踊ってね ああ…ここは前橋 なぜかこの唄 なぜかこの唄 前橋ブルース オリオン通りで みる夢は あなたとふたりの 1DK 夜のネオンが まぶしくて 涙ぐんでる 私なの ああ…ここは前橋 なぜかこの唄 なぜかこの唄 前橋ブルース 今夜もあなたに 逢えなくて 両毛線は 終電車 遠い汽笛の 淋しさを 酒でぬくめて 唄うのよ ああ…ここは前橋 なぜかこの唄 なぜかこの唄 前橋ブルース |
死にもの狂いサザンクロス | サザンクロス | 高畠じゅん子 | 中川博之 | | 可愛い女に なりたいばかりに 左と云われりゃ 左を向いたのよ 後生よあなた 本音を云って 手足になるわ いのちにも 予期せぬ悲しい 別れの言葉 死にもの狂いで 愛したの 死にもの狂いで つくしたの だけど後悔してません 今日までひたすら 生きてきたから ひとつの毛布に からだを寄せあい 寒さをしのいだ 季節もあったわね 駅までひとり 歩いて行くわ 見送らなくて 大丈夫 扉をしめたら 振り向かないわ 死にもの狂いで 愛したの 死にもの狂いで つくしたの だけど後悔してません あしたに望みを たくしたいから 死にもの狂いで 愛したの 死にもの狂いで つくしたの だけど後悔してません あしたに望みを たくしたいから |
母性本能サザンクロス | サザンクロス | 丹古晴巳 | 中川博之 | | どこかたよりない だけど憎めない 男らしくない だけど捨てられない 母性本能 母性本能 なぜうずく なぜさわぐ あゝ 罪なひと 子供みたいな 甘えん坊 だから憎めない だから 捨てられない あなた欲しくない だけど眠れない 溺れたくはない だけど逃げられない 女ですもの 女ですもの 酔いしれて みたいのよ あゝ 悪いひと やはりわたしも 意気地なし だから眠れない だから 逃げられない 母性本能 母性本能 なぜ燃やす なぜこがす あゝ 恐いひと 夢のつづきで しばるのね だからはなさない だから 捨てられない |
新潟ブルースサザンクロス | サザンクロス | 山岸一二三・補作詞:水沢圭吾 | 山岸英樹・中川博之 | | 思い出の夜は 霧が深かった 今日も霧がふる 万代橋よ 別れの前に 抱きしめた 小さな肩よ ああ ああ 新潟は新潟は 面影の街 しあわせの夜を 二人過したね いつかより添った 古町通り ほのかに白い 指先で 涙をふいた ああ ああ 想い出の想い出の 新潟の女 忘れられなくて ひとりさまよえば 青い灯がゆれる 新潟駅よ 愛したわけじゃ ないんだと 強がり云えば ああ ああ 新潟は新潟は 霧に更けゆく |
夜の甲府サザンクロス | サザンクロス | 広瀬義正 | 中川博之 | | 夜の甲府で はじめて逢って 恋のにがさを 知りました 女ごころの はかなさ弱さ 今日もあなたを 待つわたし こんな私に したのはあなた そんなあなたに したわたし それを承知で すべてを賭けた 恋に身を灼く 裏春日 恋の城跡 涙に暮れて 街の灯りも ぬれている どうせあなたは 他国の人よ 泣いて別れた 甲府駅 |
よせばいいのにサザンクロス | サザンクロス | 三浦弘 | 三浦弘 | | 女に生まれて 来たけれど 女の幸福 まだ遠い せっかくつかんだ 愛なのに 私の外に いい愛人(ひと)いたなんて どうにもならない愛だと解っていても お嫁にゆきたい あなたと暮らしたい 馬鹿ネ 馬鹿ネ よせばいいのに ダメなダメな 本当にダメな いつまでたっても ダメなわたしネ 悩んでみたって ヤボだよと 他人は気軽に 言うけれど 余りに深い 愛だから 今すぐ忘れるの とっても無理なこと 一緒になれない人だと感じた時から あきらめきれずに メソメソ泣いている 馬鹿ネ 馬鹿ネ よせばいいのに ダメなダメな 本当にダメな いつまでたっても ダメなわたしネ 女に生まれて 来たけれど 女の幸福 いつ来るの やさしく抱かれた その日から あなたの妻に なれると思ったの あなたと別れて一人で暮してゆくなら このまま死にたい 私はいくじなし 馬鹿ネ 馬鹿ネ よせばいいのに ダメなダメな 本当にダメな いつまでたっても ダメなわたしネ |
もっと愛していたらサザンクロス | サザンクロス | 高畠じゅん子 | 中川博之 | | だしぬけに あなたは云った おれをダメに しないでくれと はれものに さわるようにいつも 大事に してたつもり これほどたのんでも 行って行ってしまうのね これほど信じても 夢で夢でおわるのね あなたを かりたてるものが わたしは 憎らしいわ もっともっと愛していたら もっと愛していたら 倖せを こわしてまでも 遠いとこへ 行きたいなんて ながすぎた恋は 恋じゃないの 中味はとうに 空ね これほど愛しても 行って行ってしまうのね これほどつくしても 夢で夢でおわるのね あなたを くぎづけにしたい 身体も 心さえも もっともっと愛していたら もっと愛していたら もっともっと愛していたら もっと愛していたら |
足手まといサザンクロス | サザンクロス | 高畠じゅん子 | 中川博之 | | 足手まといだから 別れて行きます ゆうべひとりきりで きめました あなたにだまって 旅立つことは 身をきるような 身をきるような おもいです わかってくださいますね あなたなら 足手まといだから 別れて行きます ふたり眠る夜は ないけれど あなたの未来に わたしがいては お荷物だから お荷物だから 行くのです わかってくださいますね あなたなら 足手まといだから 別れて行きます 数えきれぬ愛を ありがとう ボストン・バッグに 涙をつめて 静かにドアを 静かにドアを しめました わかってくださいますね あなたなら |
好きですサッポロサザンクロス | サザンクロス | 星野哲郎 | 中川博之 | | すきですサッポロ すきですあなた すきですサッポロ すきです誰よりも 雪の重さに 耐え抜いた 耐え抜いた ライラックの小枝に 花が咲くころ 爽やかな風と共に 訪れる 恋の気配にふりむけば みどりに映える 赤レンガ すきですサッポロ すきですあなた すきですサッポロ すきです誰よりも 蝶は生まれて くる前に くる前に スズランとの出逢いが 決まってるのね あなたとのめぐり逢いが 始まった ニレの木陰で しのびよる 靴音を待つ 時計台 すきですサッポロ すきですあなた すきですサッポロ すきです誰よりも すきですサッポロ すきですあなた すきですサッポロ すきです誰よりも しあわせをさがしましょう 泣かないで 狸小路も 薄野も ふたりの夢の ラブロード すきですサッポロ すきですあなた すきですサッポロ すきです誰よりも すきですサッポロ |
わたし祈ってますサザンクロス | サザンクロス | 五十嵐悟 | 五十嵐悟 | | わたし祈ってます 身体にじゅうぶん 注意をするのよ お酒もちょっぴり ひかえめにして あなたは男でしょ 強く生きなきゃだめなの 私の事など 心配しないで 幸せになってね 私祈ってます わたし祈ってます あなたはちっとも 悪くはないのよ 女の私がわがままでした あなたの側にいて 何もして上げられずに サヨナラするのは 哀しいものよ 幸せになってね 私祈ってます わたし祈ってます 時間が必ず解決するのよ どんなに苦しい出来事だって あなたは私より もっといい人見つけて いいわねお願い 泣いちゃ可笑(おか)しいわ 幸せになってね 私祈ってます |
別れても好きな人サザンクロス | サザンクロス | 佐々木勉 | 佐々木勉 | | 別れた人に会った 別れた渋谷で会った 別れたときと同じ 雨の夜だった 傘もささずに原宿 思い出語って赤坂 恋人同志に帰って グラスかたむけた やっぱり忘れられない 変わらぬやさしい言葉で 私をつつんでしまう だめよ弱いから 別れても好きな人 別れても好きな人 歩きたいのよ高輪(たかなわ) 灯りがゆれてるタワー おもいがけない一夜(ひとよ)の 恋のいたずらね ちょっぴり寂しい乃木坂 いつもの一ツ木通り ここでさよならするわ 雨の夜だから やっぱり忘れられない 変わらぬやさしい言葉で 私をつつんでしまう だめよ弱いから 別れても好きな人 別れても好きな人 |
三の宮ブルースサザンクロス | サザンクロス | 福本茂 | 福本茂 | | 三の宮 泣いて別れた 小雨に煙る舗道 元町 泣いて別れた 雨に濡れた舗道 ポートアイランドで 五時に待ち合わせたわ 船は出て行くけど あなたは来ない 三の宮 泣いて別れた 雨に濡れた舗道 三の宮 胸はずませて いつでも逢った地下の街 元町 明日を話した 二人だけのレストラン ポートターミナルに 汽笛が響いてる 楽しかった日々を 想い出させる 三の宮 海の香りが 涙さそう舗道 三の宮 傘もささずに 肩を濡らす裏通り 元町 二度と帰らぬ 過去がゆれるレンガ道 ポートタワーにも 灯りがともる頃 二人で乗るはずの 船が出て行くわ 三の宮 泣いてサヨナラ 雨に濡れた舗道 雨に濡れた舗道 |
生命のブルースサザンクロス | サザンクロス | 木村伸 | 中川博之 | | 好きよ好きなの 信じているの だからお願い すてないで あなたなしでは 生きてはゆけぬ 恋が女の いのちなの たとえこの身は うらぶれようと 好きなあなたの ためならば 死ねと云われりゃ 死んでもいいわ それがわたしの さだめなの あなた一人が 生甲斐(いきがい)なのに なんでわたしを 泣かせるの 離れたくない いついつまでも せめていのちの 果てるまで |
縁があったら逢いましょうサザンクロス | サザンクロス | 高畠じゅん子 | 中川博之 | | 恋に別れは つきものなのね それが大人の 恋なのね これであなたと おしまいなんて 今日で他人に なるなんて そんな感じが しないのよ 縁があったら 縁があったら また逢いましょう これが二人の 最後の夜ね だめよ悲しい 顔なんて 笑い話をしながら 飲んで 世間ばなしで おわりましょう いつもそうして いたじゃない 縁があったら 縁があったら また逢いましょう 恋に泣くのは おあいこなのね それが大人の 恋なのね もっと可愛い きれいなひとが きっとあなたに みつかるわ いいのわたしは 大丈夫 縁があったら 縁があったら また逢いましょう |
札幌の星の下でサザンクロス | サザンクロス | 星野哲郎 | 中川博之 | | あなたには 見えない星が アカシヤの 梢に点る 東京の 東京の 空は遠くて ただ私 恋に苦しむ ああ 北の町 札幌の 星の下で おもいでは 定山渓の 山に咲く 白いすずらん その白い その白い 花をあなたに もういちど 摘んで欲しいの ああ 北の町 札幌の 月の下で あなたには 昨日の女 でも私 あきらめないわ いつの日か いつの日か 千歳の空へ 帰りくる 愛を信じて ああ 北の町 札幌の 夜をひとり |