俺のうた辛い時には 拳(こぶし)をにぎり 天を睨(にら)んで 生きてきた 神戸で生まれて 霧笛をきいて 負けず嫌いの虫が鳴く 鉄の玉子を 毎日磨け 金(きん)に見えたら ご恩を返す 情けは大阪 育った所 人の痛みがわかる街 夢の東京で ぼうふら役者 いつかは蚊になり刺してやる 男で生まれて 男で生きて 男で死んで いきたいものだ | 杉良太郎 | 杉良太郎 | 杉良太郎 | 丸山雅仁 | 辛い時には 拳(こぶし)をにぎり 天を睨(にら)んで 生きてきた 神戸で生まれて 霧笛をきいて 負けず嫌いの虫が鳴く 鉄の玉子を 毎日磨け 金(きん)に見えたら ご恩を返す 情けは大阪 育った所 人の痛みがわかる街 夢の東京で ぼうふら役者 いつかは蚊になり刺してやる 男で生まれて 男で生きて 男で死んで いきたいものだ |
お袋の涙子供の頃 俺は淋しそな お袋の顔を見た 嵐がくると手を引いて あてのない道歩いてた なぜ泣くの どうしたの どうしたの お袋はカサカサした手で 小さな俺の手を強く握った ある朝、俺の旅立つ船を お袋はひとり見送った 見えなくなるまで 見えなくなるまで それから俺に何があったのか 苦労したのか 俺の流す 流す涙は お袋の涙 Hn…Hn…ありがとうお袋 Hn…Hn…ありがとうお袋 お袋は何を楽しみに 俺の行く道 見てゆくか いつの日か帰るから 帰るから 楽しみは何も要らない いつでもおまえには 夢で会えるから 氷の様な冷たい道を お袋は裸足で祈った あの子に倖せを あの子に倖せを それから俺に何があったのか 苦労したのか 俺の流す 流す涙は お袋の涙 やさしさがすべて そう 愛がすべて 想いやりがすべて 愛だけがすべて Hn…Hn…ありがとうお袋 Hn…Hn…ありがとうお袋 | 杉良太郎 | 杉良太郎 | 横山聖二郎 | 丸山雅仁 | 子供の頃 俺は淋しそな お袋の顔を見た 嵐がくると手を引いて あてのない道歩いてた なぜ泣くの どうしたの どうしたの お袋はカサカサした手で 小さな俺の手を強く握った ある朝、俺の旅立つ船を お袋はひとり見送った 見えなくなるまで 見えなくなるまで それから俺に何があったのか 苦労したのか 俺の流す 流す涙は お袋の涙 Hn…Hn…ありがとうお袋 Hn…Hn…ありがとうお袋 お袋は何を楽しみに 俺の行く道 見てゆくか いつの日か帰るから 帰るから 楽しみは何も要らない いつでもおまえには 夢で会えるから 氷の様な冷たい道を お袋は裸足で祈った あの子に倖せを あの子に倖せを それから俺に何があったのか 苦労したのか 俺の流す 流す涙は お袋の涙 やさしさがすべて そう 愛がすべて 想いやりがすべて 愛だけがすべて Hn…Hn…ありがとうお袋 Hn…Hn…ありがとうお袋 |
君は人のために死ねるか昨日ひとりの男が死んだ 戦って戦って ひっそり死んだ あいつは何の取り柄もない 素寒貧な若ものだった しかしあいつは知っていた熱い涙を 戦って死ぬことを どうして死んだのかとは 訊かない訊かない でもあいつの青春は 何処へ何処へ埋めてやればいい 君は人のために死ねるか 君は人のために死ねるか あいつの名はポリスマン 昔 人は戦さで死んだ 国のため戦って 黙って死んだ いま熱い血は何処にもない 泣くことさえ人は忘れた しかし世慣れたさゝやきや薄ら笑いで 倖せを守れるか 明日に男が死んで 消えても消えても 花も言葉もいらない 風が空を過ぎたら忘れてほしい 君は人のために死ねるか 君は人のために死ねるか そいつの名はポリスマン 許せない奴がいる 許せない事がある だから倒れても倒れても 立ち上る立ち上がる 俺の名前はポリスマン | 杉良太郎 | 杉良太郎 | 遠藤実 | | 昨日ひとりの男が死んだ 戦って戦って ひっそり死んだ あいつは何の取り柄もない 素寒貧な若ものだった しかしあいつは知っていた熱い涙を 戦って死ぬことを どうして死んだのかとは 訊かない訊かない でもあいつの青春は 何処へ何処へ埋めてやればいい 君は人のために死ねるか 君は人のために死ねるか あいつの名はポリスマン 昔 人は戦さで死んだ 国のため戦って 黙って死んだ いま熱い血は何処にもない 泣くことさえ人は忘れた しかし世慣れたさゝやきや薄ら笑いで 倖せを守れるか 明日に男が死んで 消えても消えても 花も言葉もいらない 風が空を過ぎたら忘れてほしい 君は人のために死ねるか 君は人のために死ねるか そいつの名はポリスマン 許せない奴がいる 許せない事がある だから倒れても倒れても 立ち上る立ち上がる 俺の名前はポリスマン |
すきま風人を愛して 人は心ひらき 傷ついて すきま風知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさにめぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢に心とられ つまずいて すきま風見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみにめぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせにめぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | 人を愛して 人は心ひらき 傷ついて すきま風知るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか やさしさにめぐりあえる その朝 おまえは 小鳥のように 胸に抱かれて 眠ればいい 夢を追いかけ 夢に心とられ つまずいて すきま風見るだろう いいさそれでも 生きてさえいれば いつか ほほえみにめぐりあえる その朝 おまえは 野菊のように 道のほとりに 咲いたらいい いいさそれでも 生きてさえいれば いつか しあわせにめぐりあえる その朝 おまえは すべてを忘れ 熱い涙を 流せばいい |
人生はバラード今、この幸せを 詩(うた)にして あなただけに そっと贈ります。 いつでも私は 少年のままで 素朴な人生の夢を見た さみしさこらえる 愛の日々 孤独の花が胸を打つ けれども あなたが あなたがいる 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード いつわりのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける くる日もくる日も あかりの消えた客席で 私のことを気づかって ささえてくれる 溢れる涙をのみこんで 拍手にかえてくれたとき 生きる力をかみしめる 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード さようならのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード さようならのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける あなたのために 歌いつづける あなたのために 歌いつづける | 杉良太郎 | 杉良太郎 | 堀内孝雄 | | 今、この幸せを 詩(うた)にして あなただけに そっと贈ります。 いつでも私は 少年のままで 素朴な人生の夢を見た さみしさこらえる 愛の日々 孤独の花が胸を打つ けれども あなたが あなたがいる 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード いつわりのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける くる日もくる日も あかりの消えた客席で 私のことを気づかって ささえてくれる 溢れる涙をのみこんで 拍手にかえてくれたとき 生きる力をかみしめる 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード さようならのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける 人生は美しいバラード 人生は素晴らしいバラード さようならのない この詩(うた)を 今日も明日も 歌いつづける あなたのために 歌いつづける あなたのために 歌いつづける |
江戸の黒豹乾いた街の 片隅で おまえは何を 探すのか 傷つき紅い 痛みに耐えて 炎のように 燃える眼は 男の怒りか 男の怒りか 江戸の黒豹 夜風の唄を 聞きながら おまえは何処に 帰るのか 孤独の影を みちずれにして 明日の夢を どこでみる 枯葉の枕か 枯葉の枕か 江戸の黒豹 東の空が 白む時 おまえは何を 叫ぶのか 名もない人の 小さな夢を 奪うやつなら 許せない 涙の熱さか 涙の熱さか 江戸の黒豹 江戸の黒豹 | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | 乾いた街の 片隅で おまえは何を 探すのか 傷つき紅い 痛みに耐えて 炎のように 燃える眼は 男の怒りか 男の怒りか 江戸の黒豹 夜風の唄を 聞きながら おまえは何処に 帰るのか 孤独の影を みちずれにして 明日の夢を どこでみる 枯葉の枕か 枯葉の枕か 江戸の黒豹 東の空が 白む時 おまえは何を 叫ぶのか 名もない人の 小さな夢を 奪うやつなら 許せない 涙の熱さか 涙の熱さか 江戸の黒豹 江戸の黒豹 |
飛翔肩にそっと置く手にも おまえは震えてた 傷ついた小鳥は 誰に射たれたのか つらいだけが人生と みつめかえす無垢な眼が おれの心はだかにして なにもなにも言えなかったぜ 生きる日々のみちのりに みんなどこか傷ついて つばさ抱いてはるかな空 ひとり憧れるだけ 痛む胸を寄せあって 傷はいつかいやせても 折れたつばさ 砕けた夢 誰がはばたかすのか 愛を信じ高く飛べ つばさひろげ太陽へ 燃えるいのち果てない夢 それが人生なのさ 愛を信じ高く飛べ つばさひろげ太陽へ 燃えるいのち果てない夢 それが人生なのさ | 杉良太郎 | 保富康午 | 浜圭介 | | 肩にそっと置く手にも おまえは震えてた 傷ついた小鳥は 誰に射たれたのか つらいだけが人生と みつめかえす無垢な眼が おれの心はだかにして なにもなにも言えなかったぜ 生きる日々のみちのりに みんなどこか傷ついて つばさ抱いてはるかな空 ひとり憧れるだけ 痛む胸を寄せあって 傷はいつかいやせても 折れたつばさ 砕けた夢 誰がはばたかすのか 愛を信じ高く飛べ つばさひろげ太陽へ 燃えるいのち果てない夢 それが人生なのさ 愛を信じ高く飛べ つばさひろげ太陽へ 燃えるいのち果てない夢 それが人生なのさ |
ぬくもりもう誰も愛さない もう何も信じない 心を固く閉じたまま ひとり闇におびえて おまえはふるえてた 想い出はつくらない 幸せも望まない 人生なんて退屈と どこか寒い目をして おまえはつぶやいた 冷えきったおまえの青春ごと 抱きこんでやりたい この手の中に さよならのない愛を とぎれないこの歌を おまえのもとに届けよう 胸に秘めた おまえの 涙と引き換えに 冷えきったおまえの青春ごと 抱きこんでやりたい この手の中に | 杉良太郎 | 橘由記 | 堀内孝雄 | | もう誰も愛さない もう何も信じない 心を固く閉じたまま ひとり闇におびえて おまえはふるえてた 想い出はつくらない 幸せも望まない 人生なんて退屈と どこか寒い目をして おまえはつぶやいた 冷えきったおまえの青春ごと 抱きこんでやりたい この手の中に さよならのない愛を とぎれないこの歌を おまえのもとに届けよう 胸に秘めた おまえの 涙と引き換えに 冷えきったおまえの青春ごと 抱きこんでやりたい この手の中に |
花の下にて人は誰でも 一人で生まれ 揺れ惑いして うごめくままに いずれ一人で 土へと還る 願はくば 花の下(もと)にて 春死なん その如月(きさらぎ)の 望月の頃 いくばくなりと 夢を果たして なお見続ける 夢の途上で 終わる命を 善しとしようか 旅に病んで 夢は枯野をかけめぐる 孤独の旅の 終幕なれば 人は誰でも 欲深いもの 最期の欲を 許されるなら 君の両手に 抱かれながら 願はくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃 | 杉良太郎 | 小椋佳 | 小椋佳 | 桜庭伸幸 | 人は誰でも 一人で生まれ 揺れ惑いして うごめくままに いずれ一人で 土へと還る 願はくば 花の下(もと)にて 春死なん その如月(きさらぎ)の 望月の頃 いくばくなりと 夢を果たして なお見続ける 夢の途上で 終わる命を 善しとしようか 旅に病んで 夢は枯野をかけめぐる 孤独の旅の 終幕なれば 人は誰でも 欲深いもの 最期の欲を 許されるなら 君の両手に 抱かれながら 願はくば 花の下にて 春死なん その如月の 望月の頃 |
港町 涙町 別れ町港町 別れ町 未練に けむる町 明日は離れて 行く男 今日を限りに 飲む女 残してく 残されてゆく みんなこの町 なみだ町 港町 別れ町 涙に ぬれる町 夜霧に消えて 行く男 汽笛のかげに 泣く女 捨ててゆく 捨てられてゆく それもこの町 なみだ町 | 杉良太郎 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 竜崎孝路 | 港町 別れ町 未練に けむる町 明日は離れて 行く男 今日を限りに 飲む女 残してく 残されてゆく みんなこの町 なみだ町 港町 別れ町 涙に ぬれる町 夜霧に消えて 行く男 汽笛のかげに 泣く女 捨ててゆく 捨てられてゆく それもこの町 なみだ町 |
おもいでの神戸この坂下りたら 海から風が吹く 神戸 元町 ここへ俺を呼ぶ もの言わぬ 過去がある 男の胸には 今もこの俺 迎えてくれるのか 坂の町 海の町 おもいでの神戸 昨日は遠くて あの日が近くなる 酒で忘れて 酒で苦しむよ 面影を 掠(かす)めてく 桜の花にも こころ痛める 「許してくれるかい…」 うしろ影 細い肩 おもいでの神戸 こんなに眠りを 貪(むさぼ)り尽くすのは 神戸 須磨浦 いつの頃だろう 港には 今日も又 入船出船の 俺もここから も一度出直せる 坂の町 海の町 おもいでの神戸 | 杉良太郎 | 坂口照幸 | 弦哲也 | 前田俊明 | この坂下りたら 海から風が吹く 神戸 元町 ここへ俺を呼ぶ もの言わぬ 過去がある 男の胸には 今もこの俺 迎えてくれるのか 坂の町 海の町 おもいでの神戸 昨日は遠くて あの日が近くなる 酒で忘れて 酒で苦しむよ 面影を 掠(かす)めてく 桜の花にも こころ痛める 「許してくれるかい…」 うしろ影 細い肩 おもいでの神戸 こんなに眠りを 貪(むさぼ)り尽くすのは 神戸 須磨浦 いつの頃だろう 港には 今日も又 入船出船の 俺もここから も一度出直せる 坂の町 海の町 おもいでの神戸 |
望郷の唄まだ明け染めぬ 山河に向かい ただひとり手を振って 別れの挨拶をした 山の端のもみの木よ 今は廃屋の峠の茶屋よ 夜明け待つ 鳥達よ 鳥達よ もう二度と逢うことはないけれど 情あるならば 母の行末 見守って欲しい ああ男二十歳の 門出に想う 愛惜と夢 ふるさとを捨てて 得たのは何か この胸に訊いたとて 答えが出るはずもない さんざめく巷の灯よ どこへ走るのか夜汽車の汽笛よ ものいわぬ 星達よ 星達よ 一杯の火の酒に酔い痴れて おのれ見失い 望み忘れたこの我を嘲え ああ三十路過ぎてから 涙で知った人生の味 冬には野辺の緑も失せる 歳月に抗えず ものみな老いて行くのか 他国を知らぬまま 母は身罷り 御無沙汰 お詫びの便りとて 届かない 届かない つらくても帰ろうか もう一度 今日を生きること そして明日を考えてみたい ああつのる里ごころ 托して唄う望郷の唄 | 杉良太郎 | もず唱平 | 藤原蔵人 | | まだ明け染めぬ 山河に向かい ただひとり手を振って 別れの挨拶をした 山の端のもみの木よ 今は廃屋の峠の茶屋よ 夜明け待つ 鳥達よ 鳥達よ もう二度と逢うことはないけれど 情あるならば 母の行末 見守って欲しい ああ男二十歳の 門出に想う 愛惜と夢 ふるさとを捨てて 得たのは何か この胸に訊いたとて 答えが出るはずもない さんざめく巷の灯よ どこへ走るのか夜汽車の汽笛よ ものいわぬ 星達よ 星達よ 一杯の火の酒に酔い痴れて おのれ見失い 望み忘れたこの我を嘲え ああ三十路過ぎてから 涙で知った人生の味 冬には野辺の緑も失せる 歳月に抗えず ものみな老いて行くのか 他国を知らぬまま 母は身罷り 御無沙汰 お詫びの便りとて 届かない 届かない つらくても帰ろうか もう一度 今日を生きること そして明日を考えてみたい ああつのる里ごころ 托して唄う望郷の唄 |
いいってことよ若気(わかげ)のいたりで 勇み足 心ならずも 傷つけた 二十才(はたち)の頃の 純情に あいつの親父(おやじ)が こう言った 「いいってことよ…」 たったひと言 身にしみた まっすぐばかりじゃ 歩けない 人が生きてく 道の上 それでも真実(まこと) 一本に 通してゆきたい 馬鹿もいる 「いいってことよ…」 そっと自分に 言いきかす 些細なことから 根にもって こだわるやつは 愚の骨頂 はみだしつっぱる 若い衆 始末が自分で つけられりゃ 「いいってことよ…」 時代(とき)と因果は 回りもの 「いいってことよ…」 | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | 前田俊明 | 若気(わかげ)のいたりで 勇み足 心ならずも 傷つけた 二十才(はたち)の頃の 純情に あいつの親父(おやじ)が こう言った 「いいってことよ…」 たったひと言 身にしみた まっすぐばかりじゃ 歩けない 人が生きてく 道の上 それでも真実(まこと) 一本に 通してゆきたい 馬鹿もいる 「いいってことよ…」 そっと自分に 言いきかす 些細なことから 根にもって こだわるやつは 愚の骨頂 はみだしつっぱる 若い衆 始末が自分で つけられりゃ 「いいってことよ…」 時代(とき)と因果は 回りもの 「いいってことよ…」 |
風の想い―男のこころ―過去(むかし)をいえば 俺だって 他人(ひと)には話せぬ 傷がある おまえの泪の 一生ぶんを いまはだまって 抱いてやりたい ああ男ってやつは 惚れた女に そっとそっとそっといつでも 青い少年(こころ)を隠してる ゆるめにあわす 衿もとに 苦労と優しさ 見えかくれ おくれ毛撫でてる しぐさにさえも ふいに愛(いと)しさ こみあげてくる ああ男ってやつは 惚れた女に どこかどこかどこか強がる 弱いけものさひとすじの 互いに遠い まわり道 してきた女と こんな俺 探していたよと 眼だけで語る 会えば短い 会えなきゃ長い…… ああ男ってやつは 惚れた女に なぜかなぜかなぜかいえない 風の本音のひと言が | 杉良太郎 | 山口洋子 | 弦哲也 | | 過去(むかし)をいえば 俺だって 他人(ひと)には話せぬ 傷がある おまえの泪の 一生ぶんを いまはだまって 抱いてやりたい ああ男ってやつは 惚れた女に そっとそっとそっといつでも 青い少年(こころ)を隠してる ゆるめにあわす 衿もとに 苦労と優しさ 見えかくれ おくれ毛撫でてる しぐさにさえも ふいに愛(いと)しさ こみあげてくる ああ男ってやつは 惚れた女に どこかどこかどこか強がる 弱いけものさひとすじの 互いに遠い まわり道 してきた女と こんな俺 探していたよと 眼だけで語る 会えば短い 会えなきゃ長い…… ああ男ってやつは 惚れた女に なぜかなぜかなぜかいえない 風の本音のひと言が |
小さな倖せどこにでもあるような小さな倖せ さがして歩く旅人になろうよ 大きな倖せはいらない たまには涙もいいだろう だけどときには肩くんで 二人で歌でも歌おう なにも云わなくていい 心で小さな倖せをひろって 旅をつづけよう どこにでもあるような小さな倖せ ひろって二人の旅をつづけよう たとえば冬の夜道で お前の肩に降る雪 はらう冷たいこの手に 寄せる頬のぬくもり 通う心と心 暖かい倖せ 抱きしめて二人の旅をつづけよう お前には俺がいるように 俺にはお前がいてくれる ひとりの旅は淋しい そんな旅はむなしい 通う心と心 それだけで それだけで 倖せな二人の旅をつづけよう 旅をつづけよう | 杉良太郎 | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 竜崎孝路 | どこにでもあるような小さな倖せ さがして歩く旅人になろうよ 大きな倖せはいらない たまには涙もいいだろう だけどときには肩くんで 二人で歌でも歌おう なにも云わなくていい 心で小さな倖せをひろって 旅をつづけよう どこにでもあるような小さな倖せ ひろって二人の旅をつづけよう たとえば冬の夜道で お前の肩に降る雪 はらう冷たいこの手に 寄せる頬のぬくもり 通う心と心 暖かい倖せ 抱きしめて二人の旅をつづけよう お前には俺がいるように 俺にはお前がいてくれる ひとりの旅は淋しい そんな旅はむなしい 通う心と心 それだけで それだけで 倖せな二人の旅をつづけよう 旅をつづけよう |
港ふり向けば人生は海を行く船か 雨 嵐 波や風 限りなくあった その中で出会ったおまえは港 おだやかなやすらぎの愛の歌 いつの日も聴かせてくれた おれのおれの港さ 若さゆえ無茶をして傷ついた夜も 灯りつけ つつむよに待っていてくれた 子守歌きこえるおまえの胸で 泥のよに眠りつくおれだった 明日へのちからをくれた おれのおれの港さ いつの世も男は風の旅人 わがままな放浪(さすらい)も季節(とき)が過ぎ たどりつくところはおまえ おれのおれの港さ | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | 前田俊明 | ふり向けば人生は海を行く船か 雨 嵐 波や風 限りなくあった その中で出会ったおまえは港 おだやかなやすらぎの愛の歌 いつの日も聴かせてくれた おれのおれの港さ 若さゆえ無茶をして傷ついた夜も 灯りつけ つつむよに待っていてくれた 子守歌きこえるおまえの胸で 泥のよに眠りつくおれだった 明日へのちからをくれた おれのおれの港さ いつの世も男は風の旅人 わがままな放浪(さすらい)も季節(とき)が過ぎ たどりつくところはおまえ おれのおれの港さ |
愛の時間背中から抱きしめ行かないでと 耳もとで吐息を噛(か)んだ おまえの愛がうれしい 苦労かけるがそばにいてくれ 今はそれしか言えないけれど…… 泣かれりゃ心が弱くなる 今夜は泊まっていこうか 脱ぎ捨てた上着を愛(いと)おしげに ハンガーに掛けるおまえの つらさがわかる気がして 薬指から指輪はずせば 少女みたいに喜ぶおまえ…… 迷っているのは俺ひとり すべてを棄ててもいいのに この部屋は二人のお城だから くつろいでゆっくりしてと おまえがはしゃぐ夜更けは さしつさされつ昔話や 問わず語りの話になって…… しんみりするから帰れない 明日を信じてくれるか | 杉良太郎 | 岡田冨美子 | 浜圭介 | 竜崎孝路 | 背中から抱きしめ行かないでと 耳もとで吐息を噛(か)んだ おまえの愛がうれしい 苦労かけるがそばにいてくれ 今はそれしか言えないけれど…… 泣かれりゃ心が弱くなる 今夜は泊まっていこうか 脱ぎ捨てた上着を愛(いと)おしげに ハンガーに掛けるおまえの つらさがわかる気がして 薬指から指輪はずせば 少女みたいに喜ぶおまえ…… 迷っているのは俺ひとり すべてを棄ててもいいのに この部屋は二人のお城だから くつろいでゆっくりしてと おまえがはしゃぐ夜更けは さしつさされつ昔話や 問わず語りの話になって…… しんみりするから帰れない 明日を信じてくれるか |
友よ一献男の酒はほろ酔いが、 花は七分に咲くがいい ままにならぬが世の中さ そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をあげたまえ まず、一献 裏と表を見せて散る 人の生命のはかなさを 耐えて、夢中で、生きぬいて そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をあげたまえ まず、一献 嵐の中で、時はたつ 人は道草、曲り道 遠くへ、夢を駈けてみる そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をかわそう、わが友よ まず、一献 | 杉良太郎 | 井堀茂男 | 大沢みずほ | 桜庭伸幸 | 男の酒はほろ酔いが、 花は七分に咲くがいい ままにならぬが世の中さ そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をあげたまえ まず、一献 裏と表を見せて散る 人の生命のはかなさを 耐えて、夢中で、生きぬいて そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をあげたまえ まず、一献 嵐の中で、時はたつ 人は道草、曲り道 遠くへ、夢を駈けてみる そりゃ、やるしかないぜ! 君、盃をあげたまえ いざ、わが友よ 君、盃をかわそう、わが友よ まず、一献 |
哀愁よ酔えば夜風に昔が見える 忘れられないおまえが見える 男は女に夢を見て 女に夢を破られる…… ああ哀愁よ 哀愁よ今夜も 俺はひとりで生きている 過ぎた月日を一日でいい 取り戻せたらおまえと過ごす 若さがつくった思い出は 若さを抱いたままなのに…… ああ哀愁よ 哀愁よどうして 俺はおまえに帰れない 男は女に夢を見て 女に夢を破られる…… ああ哀愁よ 哀愁よ今夜も 俺はひとりで生きている | 杉良太郎 | 岡田冨美子 | 浜圭介 | 桜庭伸幸 | 酔えば夜風に昔が見える 忘れられないおまえが見える 男は女に夢を見て 女に夢を破られる…… ああ哀愁よ 哀愁よ今夜も 俺はひとりで生きている 過ぎた月日を一日でいい 取り戻せたらおまえと過ごす 若さがつくった思い出は 若さを抱いたままなのに…… ああ哀愁よ 哀愁よどうして 俺はおまえに帰れない 男は女に夢を見て 女に夢を破られる…… ああ哀愁よ 哀愁よ今夜も 俺はひとりで生きている |
風暦生きていたなら いつかは負ける そのときおまえが いないとつらい たった一言 この一言に 辿りつくまで 長かった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 いつも俺達 あぶない川を 流されかけては 超えてきた 苦労させたが おまえの他に 惚れた女は いなかった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 どこをどうして 歩いてきたか これからどうして 歩いてゆくか きっと答えは これからだろう 花の笑顔が あればいい 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 | 杉良太郎 | 坂口照幸 | 弦哲也 | 前田俊明 | 生きていたなら いつかは負ける そのときおまえが いないとつらい たった一言 この一言に 辿りつくまで 長かった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 いつも俺達 あぶない川を 流されかけては 超えてきた 苦労させたが おまえの他に 惚れた女は いなかった 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 どこをどうして 歩いてきたか これからどうして 歩いてゆくか きっと答えは これからだろう 花の笑顔が あればいい 俺とおまえの 俺とおまえの 風暦 |
善し悪しの彼岸あれは善(よ)い これは悪いと 迷いもなしに 人は言う 何故と問われて 答えも知らず 底なし沼の 丸木船 胸突き上げる 想いの限り この身に宿る 力の限り 生きる証と 漕いでみようか 善し悪しの彼岸(かなた)の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう 愛は善し 恋は悪しと わけ知り顔の 人が言う 誰れ彼れなしに ひとつの命 道標なき 荒野原 出逢いの不思議 宝と抱いて 夢の誘(いざな)い たいまつにして 草踏み分けて 道拓こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう 友の善さ 敵の悪さに 和(なご)み争い 人惑う 運のよしあし まゝならぬもの 道理不条理 乱れ道 嵐 むら雲 覚悟を決めて 寄り添うものの 絆深めて 挑み心を 抱いて行こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう | 杉良太郎 | 小椋佳 | 小椋佳 | 桜庭伸幸 | あれは善(よ)い これは悪いと 迷いもなしに 人は言う 何故と問われて 答えも知らず 底なし沼の 丸木船 胸突き上げる 想いの限り この身に宿る 力の限り 生きる証と 漕いでみようか 善し悪しの彼岸(かなた)の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう 愛は善し 恋は悪しと わけ知り顔の 人が言う 誰れ彼れなしに ひとつの命 道標なき 荒野原 出逢いの不思議 宝と抱いて 夢の誘(いざな)い たいまつにして 草踏み分けて 道拓こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう 友の善さ 敵の悪さに 和(なご)み争い 人惑う 運のよしあし まゝならぬもの 道理不条理 乱れ道 嵐 むら雲 覚悟を決めて 寄り添うものの 絆深めて 挑み心を 抱いて行こうか 善し悪しの彼岸の 光見定めて 存分の花 咲かせに行こう |
人生くれないにどぶ川にも花は咲く 浮き草にも夢がある 今日が昨日のつゞきでも もう少し もう少し生きてみろよ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに はき溜にも春は来る 野良犬にも 宿がある ひとりぼっちの旅路でも 音(ね)を上げず 音を上げず歩むことだ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに 地の果てにも陽(ひ)は昇る 寒い夜(よる)にも星が出る 望み捨てるな暗くても 心には 心には灯(あかり)持てよ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに | 杉良太郎 | もず唱平 | 弦哲也 | | どぶ川にも花は咲く 浮き草にも夢がある 今日が昨日のつゞきでも もう少し もう少し生きてみろよ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに はき溜にも春は来る 野良犬にも 宿がある ひとりぼっちの旅路でも 音(ね)を上げず 音を上げず歩むことだ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに 地の果てにも陽(ひ)は昇る 寒い夜(よる)にも星が出る 望み捨てるな暗くても 心には 心には灯(あかり)持てよ そしていつの日か いつの日にか 燃やせ人生くれないに |
雨の物語泣いてすがるお前を 道端に残して 車のドアをしめる 俺の冷たさよ 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に どうにもなりはしない 二人のこの恋は 俺に幻滅すれば 別れやすかろうと そんな想いを込めて 冷たくしてみた バックミラーにうつる お前の細い影 それをふりきるように 走り出せるのか 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に 二人の想い出など 水に流してくれ ワイパーをつかっても 前が見えやしない 俺の心づもりを 涙が邪魔する 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に どうにもならないなら ならないままでいい 俺は車をおりて お前に手をのばし ふらふらと歩きだす 雨の物語 | 杉良太郎 | なかにし礼 | 浜圭介 | | 泣いてすがるお前を 道端に残して 車のドアをしめる 俺の冷たさよ 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に どうにもなりはしない 二人のこの恋は 俺に幻滅すれば 別れやすかろうと そんな想いを込めて 冷たくしてみた バックミラーにうつる お前の細い影 それをふりきるように 走り出せるのか 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に 二人の想い出など 水に流してくれ ワイパーをつかっても 前が見えやしない 俺の心づもりを 涙が邪魔する 雨よ降れ残酷に 雨よ降れ無情に どうにもならないなら ならないままでいい 俺は車をおりて お前に手をのばし ふらふらと歩きだす 雨の物語 |
めぐり逢いふたたびききわけのない子だね この俺を責めないで 俺だってお前とはなれて 生きるつもりはないんだよ 置き去りにしたくない 出来るなら いっそこの腕で お前を殺してしまいたい 花も実も結ばない 青春を生きたけど お前というきれいな心を 知っただけでも悔いはない 抱きあっている時に 世界中 音をたてながら 崩れてしまえばいいものを 泣きながら 語りあい さよならの朝が来た 美しいお前の裸を 見せておくれよもう一度 この次の人生も めぐり逢い そして愛しあい お前となりたい幸せに | 杉良太郎 | なかにし礼 | 浜圭介 | | ききわけのない子だね この俺を責めないで 俺だってお前とはなれて 生きるつもりはないんだよ 置き去りにしたくない 出来るなら いっそこの腕で お前を殺してしまいたい 花も実も結ばない 青春を生きたけど お前というきれいな心を 知っただけでも悔いはない 抱きあっている時に 世界中 音をたてながら 崩れてしまえばいいものを 泣きながら 語りあい さよならの朝が来た 美しいお前の裸を 見せておくれよもう一度 この次の人生も めぐり逢い そして愛しあい お前となりたい幸せに |
眠れ、俺の腕でおまえが傷ついたら 血の涙を流すのは俺 愛の目覚めをくれた あどけないその瞳よ 胸に抱けば ぬくもり 今まで感じたことのない想い… 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… 愛されてばかりいると 気づかないね 幸福には 壊れたグラスの破片 素足の心 踏まないでくれ ふるえるまつげ 見つめて 今より以上に 守ってやりたい 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… | 杉良太郎 | 三浦徳子 | 大田黒裕司 | | おまえが傷ついたら 血の涙を流すのは俺 愛の目覚めをくれた あどけないその瞳よ 胸に抱けば ぬくもり 今まで感じたことのない想い… 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… 愛されてばかりいると 気づかないね 幸福には 壊れたグラスの破片 素足の心 踏まないでくれ ふるえるまつげ 見つめて 今より以上に 守ってやりたい 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… 眠れ 眠れ 眠れ 眠れ 俺の腕で 眠れ 眠れ 眠れ 楽しい夢を見てくれ… |
駅あいつとも 別れた お前とも 別れる 数しれぬ 女の 背中に手を振った ああ 恋は 心の駅に つかの間 止まり 出てゆく 汽車なのか 思い出してと 言う女 忘れないさと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない 花のような ささやき 夢のような くちづけ 誰よりも お前を 真実 愛してた ああ 恋は 涙の声で 汽笛を 鳴らし 出てゆく 汽車なのか 死んでしまうと 言う女 強く生きろと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない ああ 恋は 心の駅に つかの間 止まり 出てゆく 汽車なのか 思い出してと 言う女 忘れないさと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない | 杉良太郎 | なかにし礼 | 弦哲也 | | あいつとも 別れた お前とも 別れる 数しれぬ 女の 背中に手を振った ああ 恋は 心の駅に つかの間 止まり 出てゆく 汽車なのか 思い出してと 言う女 忘れないさと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない 花のような ささやき 夢のような くちづけ 誰よりも お前を 真実 愛してた ああ 恋は 涙の声で 汽笛を 鳴らし 出てゆく 汽車なのか 死んでしまうと 言う女 強く生きろと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない ああ 恋は 心の駅に つかの間 止まり 出てゆく 汽車なのか 思い出してと 言う女 忘れないさと 言う男 汽車は出て行く あとには 何もない |
花一輪苦労をさせたね 泣かせたね 見てはだめよと 荒れた手を 袂でかくし ほほえむお前 俺のよわさを 許してくれよ さすらい求めて いた夢は こんな近くに あったのに 孤独で生きる 寒さに耐えて 俺を今日まで 待ってたお前 離しはしないよ これからは 花は一輪 お前だけ 小指を噛んで うなずきかえす 俺の人生 お前にやろう | 杉良太郎 | 松井由利夫 | 遠藤実 | | 苦労をさせたね 泣かせたね 見てはだめよと 荒れた手を 袂でかくし ほほえむお前 俺のよわさを 許してくれよ さすらい求めて いた夢は こんな近くに あったのに 孤独で生きる 寒さに耐えて 俺を今日まで 待ってたお前 離しはしないよ これからは 花は一輪 お前だけ 小指を噛んで うなずきかえす 俺の人生 お前にやろう |
雪の宿軽い寝息の 横顔に 窓から差しこむ 雪あかり うすい氷を 踏むような 暮しに耐えて 生きてきた おまえに何をやればいい せめて今夜は やすらかな 夢でも見てくれ 雪の宿 あしたあしたと 春を待つ 雪割り草に 似たような おまえに 何をやればいい なにか求めて さぐるよに からめたつめたい 白い指 長い苦労の クセからか 涙で枕 濡らしてる おまえに 何をやればいい | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | 軽い寝息の 横顔に 窓から差しこむ 雪あかり うすい氷を 踏むような 暮しに耐えて 生きてきた おまえに何をやればいい せめて今夜は やすらかな 夢でも見てくれ 雪の宿 あしたあしたと 春を待つ 雪割り草に 似たような おまえに 何をやればいい なにか求めて さぐるよに からめたつめたい 白い指 長い苦労の クセからか 涙で枕 濡らしてる おまえに 何をやればいい |
愛と泪運命に負けたわと 泪の置き手紙 おまえは いまごろ どうしてるだろう 昔の話が じゃまになったら 忘れたけれど つまらない 男よ 男だと 話してくれよ (セリフ)はじめて「おまえ」って呼んだ時 あいつはうれしそうな顔をしたっけ いまでは夢の中でしか逢えなくなったけど やっぱりおれが惚れたおんなは あいつひとりさ もうすぐおまえの 好きな花の季節 せめても その花 飾っておくさ 思い出ほしくて さみしかったら 旅から帰る気軽さで この部屋に この部屋に 戻って来いよ かくれて泣いていた おまえの細い肩 いまなら この手に 抱きしめてやれる 心の傷に 世間の風が 冷たい時は 遠慮なく この胸で泣くがいい 迎えに行くよ | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | 運命に負けたわと 泪の置き手紙 おまえは いまごろ どうしてるだろう 昔の話が じゃまになったら 忘れたけれど つまらない 男よ 男だと 話してくれよ (セリフ)はじめて「おまえ」って呼んだ時 あいつはうれしそうな顔をしたっけ いまでは夢の中でしか逢えなくなったけど やっぱりおれが惚れたおんなは あいつひとりさ もうすぐおまえの 好きな花の季節 せめても その花 飾っておくさ 思い出ほしくて さみしかったら 旅から帰る気軽さで この部屋に この部屋に 戻って来いよ かくれて泣いていた おまえの細い肩 いまなら この手に 抱きしめてやれる 心の傷に 世間の風が 冷たい時は 遠慮なく この胸で泣くがいい 迎えに行くよ |
流離 さすらい俄か雨のようにカラッ風のように 人生は何も語らずに通り過ぎて行くのか 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 掌の中に残るものはなくっても 人を愛したか男として生きたのか お前の問いにオレは胸を張りたい 人は人と出合い夢を結びながら 倖せにいつも背かれて空を仰ぎ見るのか 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 喜びを分ける女はいなくても 共に悲しみを分ける女はあったのか お前の問いにオレは胸を張りたい 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 病葉と違うはずだ もう一度風に立ち向かう心意気を持たぬのか お前の問いにオレは胸を張りたい | 杉良太郎 | もず唱平 | 弦哲也 | | 俄か雨のようにカラッ風のように 人生は何も語らずに通り過ぎて行くのか 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 掌の中に残るものはなくっても 人を愛したか男として生きたのか お前の問いにオレは胸を張りたい 人は人と出合い夢を結びながら 倖せにいつも背かれて空を仰ぎ見るのか 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 喜びを分ける女はいなくても 共に悲しみを分ける女はあったのか お前の問いにオレは胸を張りたい 流離うこの身なぜ染める 茜雲(あかねぐも) 病葉と違うはずだ もう一度風に立ち向かう心意気を持たぬのか お前の問いにオレは胸を張りたい |
きずなあなたがいのちと 帰る背中に 泣きながら しがみつく いとしいおまえ 苦労をかけると 心でわびて 肩よせくぐった 縄のれん 熱めの酒が 熱めの酒がしみてくる 世間の噂が こころにささる つらさにも なれたわと 言ってたおまえ わずかの酒にも ほほそめながら はなやぐおまえを みていると すさんだおれが すさんだおれが洗われる あなたのともした 愛の灯りを 生きがいに 暮らすわと けなげなおまえ 男の涙は 見せないけれど おまえのこころにゃ 負けたよと 絆の糸を 絆の糸をかたく抱く | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | あなたがいのちと 帰る背中に 泣きながら しがみつく いとしいおまえ 苦労をかけると 心でわびて 肩よせくぐった 縄のれん 熱めの酒が 熱めの酒がしみてくる 世間の噂が こころにささる つらさにも なれたわと 言ってたおまえ わずかの酒にも ほほそめながら はなやぐおまえを みていると すさんだおれが すさんだおれが洗われる あなたのともした 愛の灯りを 生きがいに 暮らすわと けなげなおまえ 男の涙は 見せないけれど おまえのこころにゃ 負けたよと 絆の糸を 絆の糸をかたく抱く |
つめたい指おまえの指のつめたさに ふれてかなしいめぐり逢い おれがこんなにしたんだね すまないすまない女の身には どんなにながい冬だったろう ちいさくなった肩をだき 雨をかばって 歩くみち 泣いているのかうなだれて どうしたどうしたふるえる肩が そむいた愛をせめてるようだ 化粧なおす 手かがみに かえる笑顔はいつのこと おれがこんどは待つばんだ いいのさいいのさ憎さもきえて しんからおれを許せる日まで | 杉良太郎 | 黒木望 | 遠藤実 | | おまえの指のつめたさに ふれてかなしいめぐり逢い おれがこんなにしたんだね すまないすまない女の身には どんなにながい冬だったろう ちいさくなった肩をだき 雨をかばって 歩くみち 泣いているのかうなだれて どうしたどうしたふるえる肩が そむいた愛をせめてるようだ 化粧なおす 手かがみに かえる笑顔はいつのこと おれがこんどは待つばんだ いいのさいいのさ憎さもきえて しんからおれを許せる日まで |
道標何を信じて 生きればいいと 問わず語りの夜もある この裏切りの うずまく中で オレの心は 錆びてゆく 人は誰でも 弱い罪人 責める事など 出来ないさ 生きてるうちは 皆 迷い人 どんな夢見て 何処へ行く… 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 涙が似合う 年でもないと 胸の痛みを 突き放す 辛いことだけ 忘れてしまえ オレのいつもの 口癖さ 人は誰でも 寒い旅人 時をさすらう 流れ者 生きてるうちは 皆 迷い人 どんな夢見て 何処へ行く… 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 | 杉良太郎 | 結城燎 | 猪俣公章 | | 何を信じて 生きればいいと 問わず語りの夜もある この裏切りの うずまく中で オレの心は 錆びてゆく 人は誰でも 弱い罪人 責める事など 出来ないさ 生きてるうちは 皆 迷い人 どんな夢見て 何処へ行く… 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 涙が似合う 年でもないと 胸の痛みを 突き放す 辛いことだけ 忘れてしまえ オレのいつもの 口癖さ 人は誰でも 寒い旅人 時をさすらう 流れ者 生きてるうちは 皆 迷い人 どんな夢見て 何処へ行く… 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 明日という日が オレの道標 明日という名の 道標 |
飲もうぜかなしい男の寂しい歌が 聞こえて来るよな 街灯かり 全てを捨ててこそ 浮かぶ瀬もあると 見上げた空に雨が降る 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 眠れぬ夜には 窓少し開けて アイツの名前を呼んでみる 星空よ返してよ あの日あの時を 流れる涙 嘘じゃない 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 飲むだけ飲んで 泣くだけ泣いて 涙が枯れたその後で 静かに目を閉じた 男の優しさが 少しづつ やって来る 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 夜が明けるまで… | 杉良太郎 | 津村泰彦 | 津村泰彦 | | かなしい男の寂しい歌が 聞こえて来るよな 街灯かり 全てを捨ててこそ 浮かぶ瀬もあると 見上げた空に雨が降る 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 眠れぬ夜には 窓少し開けて アイツの名前を呼んでみる 星空よ返してよ あの日あの時を 流れる涙 嘘じゃない 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 飲むだけ飲んで 泣くだけ泣いて 涙が枯れたその後で 静かに目を閉じた 男の優しさが 少しづつ やって来る 男はいつでもつらいものだから 思い出グラス抱きしめて 熱い想いをとかすのさ 飲もうぜ今夜も 夜が明けるまで… 夜が明けるまで… |
良太郎節さても満座の皆様へ ようこそおいで下さいました 高い所で恐縮ですが 杉良節にのせまして ひとこと挨拶申し上げます 港・神戸の産声で 波と汽笛が 子守歌 末は船乗り 夢みたが 歌にひかれて この世界 だけど世の中 甘くない 花の咲かない 毎日で 目指すスターは ハァ ゆめの夢 いつか芝居と二本道 これも習ったわけじゃない 一匹狼 行く道は 汗と意地とで 体当り からだ傷つけ 身につけた 歌と芝居は この命 男一匹 かけた道 ならば死ぬのも 生きるのも 奈落の上の この舞台 つっぱり野郎と言われても つっぱらなければ 生きられない 雨の振る日も ハァ 晴れた日も 皆さんあっての 良太郎 ともに心を 結び合い 一緒に手拍子 打ちながら 今日も楽しく 過ごしましょう どうぞ よろしく 頼みます | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | さても満座の皆様へ ようこそおいで下さいました 高い所で恐縮ですが 杉良節にのせまして ひとこと挨拶申し上げます 港・神戸の産声で 波と汽笛が 子守歌 末は船乗り 夢みたが 歌にひかれて この世界 だけど世の中 甘くない 花の咲かない 毎日で 目指すスターは ハァ ゆめの夢 いつか芝居と二本道 これも習ったわけじゃない 一匹狼 行く道は 汗と意地とで 体当り からだ傷つけ 身につけた 歌と芝居は この命 男一匹 かけた道 ならば死ぬのも 生きるのも 奈落の上の この舞台 つっぱり野郎と言われても つっぱらなければ 生きられない 雨の振る日も ハァ 晴れた日も 皆さんあっての 良太郎 ともに心を 結び合い 一緒に手拍子 打ちながら 今日も楽しく 過ごしましょう どうぞ よろしく 頼みます |
涙の河夕日の街にたたずむ女よ 枯葉に吹かれ哀しくゆれる 涙の河を渡ってきたのか 愛する人と別れて来たのか コートの衿に思い出隠し 指輪のあとにくちびる寄せた 言葉を掛けてあげたいけれど 他人には言えぬつらさが見える 涙の河を渡って来たのか これから何処へ帰って行くのか 本当の愛も終われば夢さ 傷つきながら誰もが生きる 涙の河を渡ってきたのか 愛する人と別れて来たのか コートの衿に思い出隠し 指輪のあとにくちびる寄せた | 杉良太郎 | 岡田冨美子 | チン・コン・ソン | | 夕日の街にたたずむ女よ 枯葉に吹かれ哀しくゆれる 涙の河を渡ってきたのか 愛する人と別れて来たのか コートの衿に思い出隠し 指輪のあとにくちびる寄せた 言葉を掛けてあげたいけれど 他人には言えぬつらさが見える 涙の河を渡って来たのか これから何処へ帰って行くのか 本当の愛も終われば夢さ 傷つきながら誰もが生きる 涙の河を渡ってきたのか 愛する人と別れて来たのか コートの衿に思い出隠し 指輪のあとにくちびる寄せた |
人の心は限りなく冬には春を待つように 男も女もいま何かを待っている しあわせなのか夢なのか 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか 涙がすぐに渇くのは 死ぬほど愛するあの情熱捨てたから 次から次とめぐり逢う 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか 情けが古い言葉なら 男も女もただ別れてゆくばかり 人とは何かもう一度 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか | 杉良太郎 | 松本昭二 | 杉良太郎 | | 冬には春を待つように 男も女もいま何かを待っている しあわせなのか夢なのか 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか 涙がすぐに渇くのは 死ぬほど愛するあの情熱捨てたから 次から次とめぐり逢う 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか 情けが古い言葉なら 男も女もただ別れてゆくばかり 人とは何かもう一度 人の心は限りなく たった一人を永遠に 何故 何故愛せないのか |
永遠の愛これが 倖せと 気付くまでは 幾度 過ち 泣かせ続けた ああ これから 素直な気持ち ずっと抱きしめ 忘れないだろう… 愛はやすらぎと 知った時から 今 ありがとう…素直に言える いつも微笑んで 俺を見つめ そっと守護ってくれる 恋人 ああ このまま いついつまでも 二人寄り添い 夢の彼方へ… 愛は永遠と 知った時から 今 ありがとう… 素直に言える ああ このまま いついつまでも 二人寄り添い 夢の彼方へ… 愛は永遠と 知った時から 今 ありがとう… 素直に言える | 杉良太郎 | 横山聖仁郎 | 横山聖仁郎 | | これが 倖せと 気付くまでは 幾度 過ち 泣かせ続けた ああ これから 素直な気持ち ずっと抱きしめ 忘れないだろう… 愛はやすらぎと 知った時から 今 ありがとう…素直に言える いつも微笑んで 俺を見つめ そっと守護ってくれる 恋人 ああ このまま いついつまでも 二人寄り添い 夢の彼方へ… 愛は永遠と 知った時から 今 ありがとう… 素直に言える ああ このまま いついつまでも 二人寄り添い 夢の彼方へ… 愛は永遠と 知った時から 今 ありがとう… 素直に言える |
心くばり秋には枯葉が舗道に ハラハラこぼれ落ちて 一日黄色く輝き 三日たてば色褪せ 永遠を信じた恋でも いつかそうなる 小枝を離れるつらい季節がきっと来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね 日ぐれの虹ほど大きく きれいにきらめくが 吐息をつく間に儚く 夜の空にまぎれる 消える筈ないしあわせ 強く抱いても 不幸に泣きたい寒い季節がやって来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね この世の光を集めて まぶしいバラでさえ ふち目をそらした間に 一つ二つ散るもの 終わりないよな夢だと 思いたくても 笑顔をくもらす暗い季節がそっと来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね | 杉良太郎 | 阿久悠 | 彩木雅夫 | | 秋には枯葉が舗道に ハラハラこぼれ落ちて 一日黄色く輝き 三日たてば色褪せ 永遠を信じた恋でも いつかそうなる 小枝を離れるつらい季節がきっと来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね 日ぐれの虹ほど大きく きれいにきらめくが 吐息をつく間に儚く 夜の空にまぎれる 消える筈ないしあわせ 強く抱いても 不幸に泣きたい寒い季節がやって来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね この世の光を集めて まぶしいバラでさえ ふち目をそらした間に 一つ二つ散るもの 終わりないよな夢だと 思いたくても 笑顔をくもらす暗い季節がそっと来る それでも ふたりは 信じて 愛して 生きたいね |
冬牡丹むかしの女に今も詫びたい 男のせつなさくすぶる夜更け 夢を持たせて引きずるなんて 許されないこと 男には 遅咲きの 冬牡丹(ふゆぼたん) あのひとは今しあわせか 垣根があれば越えて逢いたい 今なら少しは 力になれる 白いうなじもやつれた肩も 長い苦労の 裏がえし 遅咲きの 冬牡丹(ふゆ ぼたん) あのひとは今しあわせか ひゅるひゅるひゅると胸で鳴るのか 男の吐息は木枯らし模様 いつでもお帰りあの日のように 俺なら 一生(いっしょう)ここにいる 遅咲きの 冬牡丹(ふゆぼたん) あのひとは今しあわせか | 杉良太郎 | 坂口照幸 | 弦哲也 | | むかしの女に今も詫びたい 男のせつなさくすぶる夜更け 夢を持たせて引きずるなんて 許されないこと 男には 遅咲きの 冬牡丹(ふゆぼたん) あのひとは今しあわせか 垣根があれば越えて逢いたい 今なら少しは 力になれる 白いうなじもやつれた肩も 長い苦労の 裏がえし 遅咲きの 冬牡丹(ふゆ ぼたん) あのひとは今しあわせか ひゅるひゅるひゅると胸で鳴るのか 男の吐息は木枯らし模様 いつでもお帰りあの日のように 俺なら 一生(いっしょう)ここにいる 遅咲きの 冬牡丹(ふゆぼたん) あのひとは今しあわせか |
旅路誰が呼ぶのか誘うのか 時雨ふるわせ鳴る汽笛 二度と帰らぬ人を乗せ 夜汽車は走る このまゝじゃお互いに傷つけあうだけ 駄目になる まだ今なら憎まず 好きで別れられると オレに泣いたおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ そんな女なのさ 通りすがりの縁日で 買った小ちゃな髪飾り どこのどなたの土産やら 暮れゆく秋よ 目を閉じてサヨナラと 呟くやつれた後影(うしろかげ) なぜ話してくれない一人泣いたその訳 オレが惚れたおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ 馬鹿な女なのさ 家路探して泥濘に 足をとられた野良猫を 可哀相ねと抱き上げた やさしい女よ 切なさがこみ上げる 幸せ求めちゃ悪いのか あなたとなら地獄へいつおちてもいいわと オレにいったおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ 罪な女なのさ | 杉良太郎 | もず唱平 | 彩本雅夫 | | 誰が呼ぶのか誘うのか 時雨ふるわせ鳴る汽笛 二度と帰らぬ人を乗せ 夜汽車は走る このまゝじゃお互いに傷つけあうだけ 駄目になる まだ今なら憎まず 好きで別れられると オレに泣いたおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ そんな女なのさ 通りすがりの縁日で 買った小ちゃな髪飾り どこのどなたの土産やら 暮れゆく秋よ 目を閉じてサヨナラと 呟くやつれた後影(うしろかげ) なぜ話してくれない一人泣いたその訳 オレが惚れたおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ 馬鹿な女なのさ 家路探して泥濘に 足をとられた野良猫を 可哀相ねと抱き上げた やさしい女よ 切なさがこみ上げる 幸せ求めちゃ悪いのか あなたとなら地獄へいつおちてもいいわと オレにいったおまえ あゝおもいで旅路の途中下車のひとコマ 罪な女なのさ |
北の女白い氷柱(つらら)で 死ぬことも できるといった 一途(いちず)なおまえ うらみながらも 襟巻きに 俺をつつんで くれるやつ ああ北の女の 情(なさ)けがしみる 燃えてなおさら 白い肌 ひと夜(よ)で帰る わかれをとめた いのち重ねた やどの灯(ひ)が 雪に吹かれて 凍る町 ああ北の女を 忘れはしない 遅い列車を 待ちながら 後から来いと 手紙をわたす そっとうなずく 横顔に むせび泣くよな 雪嵐 ああ北の女よ かわいいやつよ | 杉良太郎 | 池田充男 | 伊藤雪彦 | | 白い氷柱(つらら)で 死ぬことも できるといった 一途(いちず)なおまえ うらみながらも 襟巻きに 俺をつつんで くれるやつ ああ北の女の 情(なさ)けがしみる 燃えてなおさら 白い肌 ひと夜(よ)で帰る わかれをとめた いのち重ねた やどの灯(ひ)が 雪に吹かれて 凍る町 ああ北の女を 忘れはしない 遅い列車を 待ちながら 後から来いと 手紙をわたす そっとうなずく 横顔に むせび泣くよな 雪嵐 ああ北の女よ かわいいやつよ |
夢の中まで肩のうすさと ほつれ毛に おまえの苦労 のぞいたような 港の酒場 やっと会えたのさ 泣くだけ泣けよ 今日からは 今日んらは 夢の中まで おれと一緒だぜ ふたり暮らした あの頃は 気づかなかった おまえのよさに 馬鹿だぜ おれも 霧につつまれて 歩いて行こう わかるさ わかるさ 夢の中まで おれが離さない 爪の先まで 白くして しがみついてる いとしいおまえ 泣けるぜ おれも 抱けばふるえてる かぼそい肩に 幸せを 幸せを 夢の中まで おれがくれてやる | 杉良太郎 | いではく | 遠藤実 | | 肩のうすさと ほつれ毛に おまえの苦労 のぞいたような 港の酒場 やっと会えたのさ 泣くだけ泣けよ 今日からは 今日んらは 夢の中まで おれと一緒だぜ ふたり暮らした あの頃は 気づかなかった おまえのよさに 馬鹿だぜ おれも 霧につつまれて 歩いて行こう わかるさ わかるさ 夢の中まで おれが離さない 爪の先まで 白くして しがみついてる いとしいおまえ 泣けるぜ おれも 抱けばふるえてる かぼそい肩に 幸せを 幸せを 夢の中まで おれがくれてやる |
燃えよ剣人は斬れても 空ゆく雲と 時の流れは 斬れはせぬ 万々承知の 武蔵野育ち あつい血汐に 燃えよ剣! 暴れ刀と 笑はば笑え 胸に咲かせる 花もある 口には出さぬが 男の道を 今宵濡らすは 恋の雨 風の吹きよで 勤王佐幕 変る時勢に 用はない 賭けてみろみろ 侍ならば 夢は天下に 燃えよ剣! | 杉良太郎 | 関沢新一 | 市川昭介 | | 人は斬れても 空ゆく雲と 時の流れは 斬れはせぬ 万々承知の 武蔵野育ち あつい血汐に 燃えよ剣! 暴れ刀と 笑はば笑え 胸に咲かせる 花もある 口には出さぬが 男の道を 今宵濡らすは 恋の雨 風の吹きよで 勤王佐幕 変る時勢に 用はない 賭けてみろみろ 侍ならば 夢は天下に 燃えよ剣! |
一心太助「やい やい やい やい 無理が通って道理が引っ込むような そんなべら棒な世の中があってたまるけえ。 こらえて こらえて 一心太助、ぎりぎりこらえてもう我慢ができねぇ…… お天道さまも泣いてるぜ」 悪い魚は眼を見りゃわかる 雑魚(ざこ)がチョロ チョロ のさばりすぎる てんびん一本からだをはって 買った喧嘩も人のため ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 一心太助 男だぜ 胸のすくよな啖呵も何故か おんな相手じゃ歯切れが悪い てんびん一本かついで逃げろ 腕と度胸じゃ負けないけれど ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 惚れたはれたは 弱いのさ 誰に習った訳でもないが いつか憶えた魚河岸剣法 てんびん一本正義も一つ 散るかお江戸の花吹雪 ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 一心太助の 晴れ姿 | 杉良太郎 | 吉岡オサム | 市川昭介 | | 「やい やい やい やい 無理が通って道理が引っ込むような そんなべら棒な世の中があってたまるけえ。 こらえて こらえて 一心太助、ぎりぎりこらえてもう我慢ができねぇ…… お天道さまも泣いてるぜ」 悪い魚は眼を見りゃわかる 雑魚(ざこ)がチョロ チョロ のさばりすぎる てんびん一本からだをはって 買った喧嘩も人のため ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 一心太助 男だぜ 胸のすくよな啖呵も何故か おんな相手じゃ歯切れが悪い てんびん一本かついで逃げろ 腕と度胸じゃ負けないけれど ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 惚れたはれたは 弱いのさ 誰に習った訳でもないが いつか憶えた魚河岸剣法 てんびん一本正義も一つ 散るかお江戸の花吹雪 ア コリャ ア ナンダイ ア コリャ ア ナンダイ 一心太助の 晴れ姿 |
三度笠「泣くのは やめておくんなさいよ 泣くのが嫌さに笑って すごすはぐれの異三郎 他人(ひと)が泣くのを見るのも 辛うござんす」 人の浮世に 背中を向けて やくざ三年 さんど笠 馴れたつもりの 草鞋の紐も 今じゃ一里で ゆるみがち どこでどうして 狂ったのやら 俺の行く道 明日の道 一度狂えば 行く先ァ一つ 末はからすの 餌(えさ)になる ドスで斬れない 情けの糸が からむ男の 意地を斬る 野暮な奴だと 仰言(おっしゃ)いますが 野暮もたまには 夢を見る | 杉良太郎 | 藤田まさと | 遠藤実 | | 「泣くのは やめておくんなさいよ 泣くのが嫌さに笑って すごすはぐれの異三郎 他人(ひと)が泣くのを見るのも 辛うござんす」 人の浮世に 背中を向けて やくざ三年 さんど笠 馴れたつもりの 草鞋の紐も 今じゃ一里で ゆるみがち どこでどうして 狂ったのやら 俺の行く道 明日の道 一度狂えば 行く先ァ一つ 末はからすの 餌(えさ)になる ドスで斬れない 情けの糸が からむ男の 意地を斬る 野暮な奴だと 仰言(おっしゃ)いますが 野暮もたまには 夢を見る |
異三郎のバラード胸にくいこむ 夜の風 あの娘の涙で ぬれている 見せてやりたい この笑顔 見せてやれない やくざな姿 今日もあてない 旅をゆく 情け知らずの 異三郎 人のしあわせ まぶしくて 泣くのいやさに 空を見た 流れ流れて 行く先は 西か東か さいころまかせ どこで散るやら はてるやら 闇に消えてく 異三郎 義理という字に 身をはって かけた命に 明日はない おじけづいたら 敗けだから 度胸ひとすじ 長脇差(ながどす)まかせ ひえた心で 人を斬る ひとりぼっちの 異三郎 | 杉良太郎 | 神坂薫 | 今井茉至 | | 胸にくいこむ 夜の風 あの娘の涙で ぬれている 見せてやりたい この笑顔 見せてやれない やくざな姿 今日もあてない 旅をゆく 情け知らずの 異三郎 人のしあわせ まぶしくて 泣くのいやさに 空を見た 流れ流れて 行く先は 西か東か さいころまかせ どこで散るやら はてるやら 闇に消えてく 異三郎 義理という字に 身をはって かけた命に 明日はない おじけづいたら 敗けだから 度胸ひとすじ 長脇差(ながどす)まかせ ひえた心で 人を斬る ひとりぼっちの 異三郎 |
さむらい追分渡り鳥どこへ 流れて行った 俺もひとりの 侍やくざ 寄るな 寄るな 虫のいどころ 悪いぞ 斬られて 死ぬなよ 追いかけた夢に 押されて沈み いつか手じゃくの 酒にも愁い やるか やるか 月も見てない 夜だぜ 斬られて 死ぬなよ 故郷(ふるさと)が浮ぶ 夕焼け空に 親もめいどが 両の手合わす 寄るな 寄るな 風が騒げば 花も散る 斬られて 死ぬなよ | 杉良太郎 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 渡り鳥どこへ 流れて行った 俺もひとりの 侍やくざ 寄るな 寄るな 虫のいどころ 悪いぞ 斬られて 死ぬなよ 追いかけた夢に 押されて沈み いつか手じゃくの 酒にも愁い やるか やるか 月も見てない 夜だぜ 斬られて 死ぬなよ 故郷(ふるさと)が浮ぶ 夕焼け空に 親もめいどが 両の手合わす 寄るな 寄るな 風が騒げば 花も散る 斬られて 死ぬなよ |
役者花に埋もれた 化粧前にて 目張り引く背は 炎の如く 鏡の顔に返す台詞(せりふ)も 「一世一代今日こそは」 凌(しの)ぎを削る舞台裏 板に馴染んだ この身体 今日もまた 今日もまた 熱いこころの血が騒ぐ 血飛沫(ちしぶき)上げて 大立ち回り 赤く舞い散る 紙の吹雪よ ざんばら髪が 裾が乱れて 息も絶え絶え 仁王立ち 斬って斬られて どこまでも 男にとっちゃ命懸(いのちが)け 死に花は死に花は 舞台の上で咲かせたい | 杉良太郎 | 結城燎 | 猪俣公章 | | 花に埋もれた 化粧前にて 目張り引く背は 炎の如く 鏡の顔に返す台詞(せりふ)も 「一世一代今日こそは」 凌(しの)ぎを削る舞台裏 板に馴染んだ この身体 今日もまた 今日もまた 熱いこころの血が騒ぐ 血飛沫(ちしぶき)上げて 大立ち回り 赤く舞い散る 紙の吹雪よ ざんばら髪が 裾が乱れて 息も絶え絶え 仁王立ち 斬って斬られて どこまでも 男にとっちゃ命懸(いのちが)け 死に花は死に花は 舞台の上で咲かせたい |
弥太郎仁義親のある奴あ 外れておくれ 子持ち鴉(がらす)も どいてくれ 残った奴だけ ついてきな などと弥太郎 あとふり向けば 十三(とさ)の湊(みなと)は 十三(とさ)の湊(みなと)は 砂ばかり 北へゆくほど 情けは濃(こ)い 寒い天気の 故(せい)なのさ 弱虫やひとりで 生きられぬ 軒先(こみせ)寄せ合う 津軽の村に 人の温かみの 人の温かみの 三昧が鳴る わざと笠など 旅籠(はたご)に忘れ 宿場女の 気をひいて お千代という娘(こ)を 知らないか 風の弥太郎 さがして歩く 遠いあの日の 遠いあの日の 越後獅子 | 杉良太郎 | 星野哲郎 | 船村徹 | | 親のある奴あ 外れておくれ 子持ち鴉(がらす)も どいてくれ 残った奴だけ ついてきな などと弥太郎 あとふり向けば 十三(とさ)の湊(みなと)は 十三(とさ)の湊(みなと)は 砂ばかり 北へゆくほど 情けは濃(こ)い 寒い天気の 故(せい)なのさ 弱虫やひとりで 生きられぬ 軒先(こみせ)寄せ合う 津軽の村に 人の温かみの 人の温かみの 三昧が鳴る わざと笠など 旅籠(はたご)に忘れ 宿場女の 気をひいて お千代という娘(こ)を 知らないか 風の弥太郎 さがして歩く 遠いあの日の 遠いあの日の 越後獅子 |
男ざかり山の麓で 頂見上げ 夢を背負って 歩き始めた 霧にさまよい 石につまずき やがて自分の 道を見つける それが男の それが男の 人生独り立ち 急な坂道 駆け登るよな 若さ任せの 生きざまだった 雨に打たれて 風に吹かれて 谷へ落ちるか 峠を越すか それが男の それが男の 人生の別れ道 山の麓を 遥か見降ろし 曲がりくねった 足跡を見る 空を遮り 雲を突き抜け 燃えて尽きない 命の炎 今じゃ男も 今じゃ男も 人生真っ盛り | 杉良太郎 | 橘由記 | 猪俣公章 | | 山の麓で 頂見上げ 夢を背負って 歩き始めた 霧にさまよい 石につまずき やがて自分の 道を見つける それが男の それが男の 人生独り立ち 急な坂道 駆け登るよな 若さ任せの 生きざまだった 雨に打たれて 風に吹かれて 谷へ落ちるか 峠を越すか それが男の それが男の 人生の別れ道 山の麓を 遥か見降ろし 曲がりくねった 足跡を見る 空を遮り 雲を突き抜け 燃えて尽きない 命の炎 今じゃ男も 今じゃ男も 人生真っ盛り |
かえっておいでさがさないで欲しいと 手紙を残して 雨にふりしきる夜から おまえはいない 白いエプロン 新妻らしく 朝は優しい くちづけで めざめたあの日に 泣けてくる あやまちは せめないよ 帰っておいで…… せまい部屋もいまでは 淋しい広い 肩を抱きよせた写真のおまえは笑ってる 貧しさに負け あの店にゆき 強いお酒に 傷ついた おまえをもう一度 許したい あやまちは せめないよ 帰っておいで…… 白いエプロン 新妻らしく 朝は優しい くちづけで めざめたあの日に 泣けてくる あやまちは せめないよ 帰っておいで…… | 杉良太郎 | 遠藤実 | 遠藤実 | | さがさないで欲しいと 手紙を残して 雨にふりしきる夜から おまえはいない 白いエプロン 新妻らしく 朝は優しい くちづけで めざめたあの日に 泣けてくる あやまちは せめないよ 帰っておいで…… せまい部屋もいまでは 淋しい広い 肩を抱きよせた写真のおまえは笑ってる 貧しさに負け あの店にゆき 強いお酒に 傷ついた おまえをもう一度 許したい あやまちは せめないよ 帰っておいで…… 白いエプロン 新妻らしく 朝は優しい くちづけで めざめたあの日に 泣けてくる あやまちは せめないよ 帰っておいで…… |
忘れよう(ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) あいつと結婚したいなら 俺に遠慮はいらないぜ おまえの愛は終わったと いまは悲しい嘘をつく せつないぜ…… (ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) 酒場の暮らしが つらいのと うぶなおまえは 泣いていた 他人のように 思えずに 陰でかばって きた俺さ いつだって…… (ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) あいつとふたりで しあわせに なっておくれよ これからは おまえのことを 愛してた それは言うまい 男なら 忘れよう…… | 杉良太郎 | 稲葉爽秋 | 遠藤実 | | (ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) あいつと結婚したいなら 俺に遠慮はいらないぜ おまえの愛は終わったと いまは悲しい嘘をつく せつないぜ…… (ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) 酒場の暮らしが つらいのと うぶなおまえは 泣いていた 他人のように 思えずに 陰でかばって きた俺さ いつだって…… (ごめんなさいあなた お別れね うらまないでね) あいつとふたりで しあわせに なっておくれよ これからは おまえのことを 愛してた それは言うまい 男なら 忘れよう…… |
ハートの詩が聴こえるか人恋しさに凍える夜は とびきり甘いバラードがいい おまえのいない冷たい部屋で ひとりつまびく壊れたピアノ 裸足で夢を追いかけて飛ぶ そんなおまえを愛した俺さ もしも明日にはぐれたら 俺はいつでもここにいる… おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか 愛と孤独が背中合わせに 俺の心をうずまいてゆく おまえがくれた優しい日々は 鮮やかすぎてなおつらい 光の中を大地を蹴って 駆け抜けて行くおまえがみえる もしもつまづき倒れたら 俺はいつでもここにいる… おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか | 杉良太郎 | 橘由記 | 堀内孝雄 | | 人恋しさに凍える夜は とびきり甘いバラードがいい おまえのいない冷たい部屋で ひとりつまびく壊れたピアノ 裸足で夢を追いかけて飛ぶ そんなおまえを愛した俺さ もしも明日にはぐれたら 俺はいつでもここにいる… おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか 愛と孤独が背中合わせに 俺の心をうずまいてゆく おまえがくれた優しい日々は 鮮やかすぎてなおつらい 光の中を大地を蹴って 駆け抜けて行くおまえがみえる もしもつまづき倒れたら 俺はいつでもここにいる… おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか おまえに寄せるこの詩が ハートの詩が聴こえるか |