Salley

あなたのことを大切にするセカイは必ずある。

 2019年3月26日に“Salley”が最新EP『Sunrise and Sunset』をリリースしました。ボーカル・うららと、ギター・上口浩平の二人からなるSalleyという個性をしっかりとのせた今作。全体を通して【前に進むこと】をテーマに今までよりも強いメッセージが描かれており、デビュー5周年の集大成とこれからも進んでいく彼らを感じられる一枚です。

 そんな二人は来たる2019年9月7日に“Salleyふたりワンマン『S・A・L・L・E・Y』を開催決定!最新作の収録曲もじっくり味わえるスペシャルなステージとなることでしょう。さて、今日のうたコラムではそのSalley・うららさんが歌詞エッセイを執筆!3週に渡って、記事をお届けいたします。まず第1回ではEP『Sunrise and Sunset』収録曲「セカイ」についての想いを綴っていただきました。ぜひ、ご堪能くださいませ…!

~「セカイ」歌詞エッセイ~

 「100%悪人」なんて人はなかなかいない。少なくとも私が出会った人の中にはいないと思う。誰にだっていいところはあるし、悪いところもある。これは、「だからみんなと仲良くしよう」という意味じゃない。その逆で、「あの人だっていいところもあるんだからさ」という諭し文句に対する、文句だ。

 傷ついた。嫌な思いをした。だからここを離れたい。そういう場面で必ず「でもいい時もあったんだから」「○○してもらったんだから」ということを言う人が現れる。ひどくなると、「恩知らず」「根性無し」「自分勝手」などと罵られることもある。でもそれって関係ないはず。良いことと悪いことは天秤にかかっていない、別の話のはず。

 例えば、「生活費を払ってくれている、普段は優しいけど、酔うと罵ってくる相手」がいるとしてね、「もう罵られるの嫌だから離れたい!」と伝えたとしよう。そこで「生活費払ってやったし、あれもこれもしてやっただろう!」と言われたら、なんとなく「確かに……」と思ってしまうかもしれない。
 
 でも、その生活費や優しさは「罵られることへの対価」としてもらっていたわけじゃないんだから、関係なくない? 「生活費と通常時の優しさをあげます。ただし酔ったときは罵らせるのが条件です。」という契約だったのなら、わかるんだけど。

それでも、そんなに冷静にいつも考えられるわけじゃないし、優しい人ほど、「でもいいところもあるし……」「楽しい時間もあるし……」とか考えてしまうし、真面目な人ほど、「逃げてはいけない」と思ってしまうし。

でも、言いたい。

今、見つかってなくても、あなたのことを大切にするセカイは必ずある。それを見つけるためには、胸を張って、自分の好きなものを選ぶ。「でも誰々に○○してもらってるし…」という他人主体の選び方じゃなくて、「自分はこれがいい!」「自分はこれが好き!」という自分主体の選び方をしたらいい。

<胸をはれ 胸をはれたら 世界が変わりだすの>

 最近、とあるタレントさんの「Twitterやめます」というブログを読んだ。Twitterの良いところ、恩恵、ほとんどの素敵なフォロワーの方の存在を認めたうえで、それでもTwitterから受けるストレスを自分の心の為になくす選択をされたそう。あっぱれ、と思った。

 あなたの受ける心の痛みは、何かの対価になるものじゃない。そこにはちゃんと別の対価が発生しているから別で考えて大丈夫なんです。

 それでも「あの人(またはコミュニティ)にもいいところもあるんだからさ」と言われたら、「そうですね。でも、悪いところがあるんですよね。だから仕方ないです。」とバッサリ言っちゃいましょ。

<Salley・うらら>

◆紹介曲「セカイ
作詞:うらら
作曲:上口浩平

◆最新EP『Sunrise and Sunset』
2019年3月26日発売
<収録曲>
1 サンライズ・アンド・サンセット
2 セカイ
3 憂鬱ロマンティック
4 プレイヤー
5 淋しがりやのLADY
6 証 -あかし-
7 emerge
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