斉藤和義

自分だけが知ってるアレだよ。

 2019年2月20日に“斉藤和義”がニューシングル「アレ」をリリースします。タイトル曲は、水曜ドラマ『家売るオンナの逆襲』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。常に「私に売れない家はない!」と言い切る伝説の不動産屋(北川景子)が、斬新な手法&ハートフルな辛口トークで、ワケありな強者客たちに次々と家を売ってゆくこのドラマ。

 たとえば、もう愛も情も失いかけている老夫婦、人気ユーチューバー、ネットカフェに暮らすひと、それぞれの事情に適した絶妙な家をヒロインは紹介してゆくのです。ところで、わたしたちが“家を買う”理由とは一体、何だと思いますか? 実はそれこそが、斉藤和義が主題歌で描いている<アレ>のためなのではないでしょうか…。

夕暮れ電車に乗った ドアに背を向けて立った
ほぼ全員がスマホとにらめっこ
何か事件でもあった?
“いいね!”の数が気になった?
窓の外はまさにマジックアワー

僕はそれをカシャカシャカシャっと
ボケたら消してまた撮って
それよりもっと肉眼で胸に焼きツケヨ!
「アレ」/斉藤和義

 歌はこのように幕を開けます。電車に乗るときって、ドアに向き合う形で立つことが多いですよね。すると<ドアに背を向けて立った>主人公は、みんなの様子が見渡せます。目に入ってくるのは<ほぼ全員がスマホとにらめっこ>している光景。あのひとは、誰かの<事件>を全くの他人事で読んでいるのかもしれない。あのひとは、SNSで作り上げた自分への<“いいね!”の数>が気になって仕方ないのかもしれない。
 
 そんな想像をしているうちに、スマホしか見ていない人々から“人肌”を感じられずに、嫌気が差してきたのでしょう。そして目を背けるかのように、ドアのほうを振り向いてみると<窓の外はまさにマジックアワー>です。みんなは<スマホとにらめっこ>でこんな素敵な現実に気づけず、もったいないなぁ…と<僕>はスマホを取り出します。
 
 マジックアワーの景色を<カシャカシャカシャっと ボケたら消してまた撮って>…アレ? ここで<僕>はハッとします。これじゃ自分も同じじゃないか、と。結局は目の前の現実をスマホの画面越しに見ている。スマホとにらめっこしている。そうじゃなくて、大事なのは<肉眼で胸に>焼きつけて重ねる“実感”なのに…!と気づくのです。

タイムマシンは頭の中
過去へ行こうか 未来にしようか
引っ掻き傷は残せたかい
自分だけが知ってるアレだよ
皆さん今日もおつかれさん
大変だったような そうでもないような
頼りない自分に鞭打って ホントとウソ見極めて
グッドナイト
「アレ」/斉藤和義

 きっと頭の中の<タイムマシン>とは、積み重ねてきた“実感”によって作られているものなのだと思います。実感があるから<過去>を思い出せる。より良い<未来>も想像できる。では、何を実感しているのでしょうか。それがまさに<自分だけが知ってるアレ>の実感です。わたしたちは<アレ>をもっと実感したいから、家も購入するのです。

暗い夜道にお月様 小さな決意は胸の中
それが誰かと違ってても
「アレ」/斉藤和義

タイムマシンは頭の中
今夜は未来へ行くとしましょうか
引っ掻き傷は残せたかい
自分だけは誤魔化せないアレだよ
皆さん今日もオツオツおつかれ
勝ちだったような 負けだったような
頼りない自分に鞭打って 真っ暗闇にお月様
グッドナイト
「アレ」/斉藤和義

 自分だけが知ってる、自分だけは誤魔化せない、アレ。誰かと違ってても、小さな決意を捨てず実感したい、アレ。……その大切な<アレ>とは“本当の幸せ”ではないでしょうか。もっと大きく言えば“人生の充実”です。つまり、自分だけの本当の幸せ、人生の充実を実感するために<頼りない自分に鞭打って>生きてゆくのが人間だということ。
 
 家を買う側も、売る側も然り。幸せを実感したくて、人生の充実を実感したくて、住む場所を真剣に考えるのです。毎日<おつかれさん>を繰り返して、頑張るのです。そんな<アレ>のために必死に戦っているすべてのひとに<グッドナイト>=「良い明日を」「人生の最期が素敵なものでありますように」と、エールを送るのがこの歌。
 
 大変だったような、そうでもないような、勝ちだったような、負けだったような、今日を過ごしたあなた。<アレ>の実感はできましたか? <アレ>のための引っ掻き傷は残せましたか? 明日からのエネルギーチャージに是非、斉藤和義の「アレ」を聴いてみてください…!

◆紹介曲「アレ
作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

◆48th Single「アレ」
2019年2月20日リリース
初回限定盤 VICL-38500 ¥1,800+税
通常盤 VICL-38501 ¥1,200+税
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