時よ止まれ、何ひとつ変わってはならないのさ…。

 今年も残り僅かとなってきましたが、ついに『SMAP×SMAP』の放送も残されているのは12月19日と、12月26日の最終回のみ。尚、12月12日の放送ではビストロ&コラボライブの両方のゲストとして“レディー・ガガ”が登場。彼女は番組の最後に「もうすぐ終わると伺いました。この番組最後の海外ゲストとして呼んでいただけてとても光栄です。どうもありがとうございました。皆さんに会えなくなるのは寂しいです。別の機会にまた会いましょう」とコメント。そのときの5人の複雑な表情、笑顔がまた切なく、なんだか解散直前の今になってもまだ、本当にSMAPは終わるの…?という気持ちでいっぱいです。
 
 また、12月26日のスマスマ最終回にSMAPを生出演させるべく交渉中だそうですが、実現する可能性は低い模様…。よって“ビストロ”のゲストは12月19日に登場するタモリさんがラストになりそう。5人と親交の深いタモリさんがSMAPと過ごす時間を、しっかりじっくり見届けたいですね…!そして注目のコラボライブ『S-LIVE』のコーナーにはなんと“椎名林檎”が初出演!椎名林檎はこれまでSMAPに「真夏の脱獄者」や「華麗なる逆襲」といった楽曲を提供しました。

ほんの少しの間何も話さないで
言葉が二人を捕らえて縛るから
ずらかろうぜ!脱出しようぜ!
さあ最高の夏へばっくれようよ
Get ready, Get set, Go
Bye Bye...
「真夏の脱獄者」/SMAP

まあ本当は敵など居ないさ
そう脱いでしまえばおなじ
ああ皆がみんな開戦前夜に
震えたいんだ

結果ばっか気にしていちゃ
つまんないし 面倒臭いぜ
ご覧案外世間は小っちゃい
都合がいいじゃない…

毎度あり!もっと危ない力で
びりびりさしてダイナマイト
導火線 捜し出そうか
この俺の野性を試して
どこまでも無防備だよ
未開拓な世界つくろう
「華麗なる逆襲」/SMAP

 Twitter上では、ファンの方からこのどちらかを歌ってほしいという声もたくさん。とくに12月21日に発売されるSMAPの3枚組ベストアルバム『SMAP 25 YEARS』の“DISC3”ラストも飾る「華麗なる逆襲」の歌詞は、<さあ本当の敵はだれだっけ そうかんがえても判らない>、<じゃあ相手を忌み嫌う前に そう愛するやりかたがいい>、<まあ本当は敵など居ないさ>、<どんな逆境だって たのしんでしまえ>など、どこかこれまでの彼らに対する様々な報道を一蹴するようなエネルギーを感じますよね…!
 
 ただ、歌唱されるのは椎名林檎の「青春の瞬き」という楽曲です。SMAPファンの方は、ご存じない方も多いのではないでしょうか。この歌は、椎名林檎が2011年に“栗山千明”に提供し、セルフカバーもした楽曲。さらに、2012年に椎名林檎率いる大人気バンド“東京事変”が、惜しまれつつも解散する際にラストライブで歌われた曲でもあるため、非常に今のSMAPと重なる部分があるのです…。

美しさと正しさが等しくあると
疑わないで居られるのは若さ故なんだ
子供みたいに疲れを忘れて寄り掛り合えば
僕らはたった独りでいるよりも有りの侭になる
時よ止まれ 何ひとつ変わってはならないのさ
今正に僕ら目指していた場所へ辿り着いたんだ

新しさと確かさを等しくもとめ
生命をほんの少しだけ前借りしたんだ
大人になって恥じらい覚えて寄り掛り合えば
僕らはきっと互いの重さを疎ましく思うだろう
いつも何故か 気付いた時にはもう跡形も無い
伸ばす手の先で消え失せる物程欲しくなるんだ
「青春の瞬き」/椎名林檎

 決して長い楽曲ではなく、これで全歌詞です。<子供みたいに疲れを忘れて寄り掛り合えば 僕らはたった独りでいるよりも有りの侭になる>、<大人になって恥じらい覚えて寄り掛り合えば 僕らはきっと互いの重さを疎ましく思うだろう>、相反するどちらのフレーズも今の5人の姿に感じられませんか…? <いつも何故か 気付いた時にはもう跡形も無い>…歌詞を読むだけでも涙が出てきそうですが、<時よ止まれ 何ひとつ変わってはならないのさ>…これが今、多くの方々が思っていることである気がします。

 12月19日分の放送予告で歌唱シーンの一部が流れてから、歌ネットでは急激に「青春の瞬き」の歌詞アクセス数が上昇。リアルタイムランキングでは長時間1位をキープし、デイリーランキングでも圏外から8位へ登場しました。ステージは、和装の椎名林檎を中心にSMAPがフォーメーションを組み、歌とダンスによるコラボレーションを繰り広げるそうです。ビストロと同じく、一挙一動一音も逃さぬよう、目と耳と心にSMAP×椎名林檎のライブを焼き付けましょう!